JPH09251653A - 二軸アクチュエータ - Google Patents

二軸アクチュエータ

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Publication number
JPH09251653A
JPH09251653A JP8462696A JP8462696A JPH09251653A JP H09251653 A JPH09251653 A JP H09251653A JP 8462696 A JP8462696 A JP 8462696A JP 8462696 A JP8462696 A JP 8462696A JP H09251653 A JPH09251653 A JP H09251653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
lens holder
biaxial actuator
coil
magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8462696A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Mimori
幸治 三森
Takamichi Tomiyama
孝道 冨山
Keiichi Shibata
圭一 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立時に必要な位置調整を正確に行うことが
できる二軸アクチュエータを提供すること。 【解決手段】 対物レンズを支持するレンズホルダー1
1と、このレンズホルダーを固定部に対してトラッキン
グ方向及びフォーカシング方向に移動可能に支持する支
持部材13と、前記固定部が固定される第1のプレート
21と、この第1のプレートと光学ベースとの間に配さ
れる第2のプレート25と、コイルが巻回されたコイル
ボビンとマグネット及びマグネットヨークとからなる電
磁駆動手段とを備え、前記レンズホルダーと第1のプレ
ートの何れか一方に前記コイルボビン12が装着され、
他方にマグネット及びマグネットヨーク31が設けられ
ており、且つ前記第1のプレートと第2のプレートとの
間に充填剤が充填される構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の情
報記録媒体の信号を記録及び/又は再生するために使用
される光学ピックアップの対物レンズを二軸方向に移動
させる二軸アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク等の情報記録媒体,例
えばいわゆるコンパクトディスク(CD)や光磁気ディ
スクに対する情報信号の再生もしくは記録は、光学ピッ
クアップを使用して行なわれる。この光学ピックアップ
は、光源としての半導体レーザ,対物レンズ,光学系及
び光検出器とを含んでいる。
【0003】光学ピックアップにおいて、半導体レーザ
から出射された光ビームは、光学系を介して対物レンズ
によって光ディスクの記録面上に集光される。光ディス
クからの戻り光ビームは、光学系により半導体レーザか
ら出射された光ビームと分離されて、光検出器に導かれ
る。半導体レーザから出射された光ビームは、光ディス
クの反り等に起因して発生する光ディスクの面方向と直
交する方向の光ディスクの変位に追従して、光ディスク
の記録面上で合焦されるように、対物レンズの光軸方向
の位置が調整される(フォーカシング制御)。同時に、
半導体レーザから出射された光ビームの光ディスク上の
スポットの位置が光ディスクの偏心や光ディスク上に形
成されたトラックの蛇行に追従するように、対物レンズ
の光軸と直交する方向の位置が調整される(トラッキン
グ制御)。
【0004】この半導体レーザから出射された光ビーム
の合焦位置及び光ディスクの記録面上のスポット位置の
調整は、対物レンズを対物レンズの光軸方向の位置及び
光軸と直交する方向の位置を調整することによって行な
われる。対物レンズの位置調整には、電磁駆動型のアク
チュエータが使用される。このアクチュエータは、対物
レンズアクチュエータまたは二軸アクチュエータとい
い、対物レンズが取り付けられたボビンと、複数の弾性
支持部材と、駆動力を発生する駆動部とを含んでいる。
ボビンは、固定部に対して複数の弾性支持部材によっ
て、対物レンズの光軸方向の位置、すなわちフォーカス
位置と、対物レンズの光軸と直交する方向の位置、すな
わちトラッキング位置が調整可能に支持されている。以
下、この二軸アクチュエータの一例を図3にて説明す
る。
【0005】図3において、二軸アクチュエータ1は、
対物レンズ5が先端に取り付けられたレンズホルダー2
と、このレンズホルダー2に対して、接着等により取り
付けられたコイルボビン3とを有している。この場合、
レンズホルダー2は上部2Uと下部2Lに分けて作ら
れ、組立の段階で上部2Uと下部2Lとを例えば接着剤
等により、固定するようになっている。
【0006】上記レンズホルダー2は、一端がこのレン
ズホルダー2の両側に、また他端が固定部4に対して固
定された二対の弾性支持部材3によって、固定部4に対
して垂直な二方向、即ち符号Trkで示すトラッキング
方向及び、符号Fcsで示すフォーカシング方向に移動
可能に支持されている。尚、固定部4も上部4Uと下部
4Lに分けて作られ、組立の段階で上部4Uと下部4L
とを固定するようになっている。
【0007】また、上記コイルボビン3は、レンズホル
ダー2の開口部2bに挿入固定される。このコイルボビ
ン3は、上下方向に貫通する開口部3aを備えていると
共に、この開口部3aを包囲するように巻回されたフォ
ーカシング用コイル3bと、このフォーカシング用コイ
ル3bの前側にて、左右二ヶ所に設けられたトラッキン
グ用コイル3c,3cを備えている。
【0008】固定部4は、プレート6に固定され、この
プレート6は他のプレート7に取付けられる。このプレ
ート7は、移送手段としての光学ベース8に固定される
ようになっていて、二軸アクチュエータ1は、光学ベー
ス8により光ディスクの目標トラック付近まで送られる
ようになっている。
【0009】また、プレート7は透磁性の金属材料で構
成されており、その先端付近には一対のヨーク7a,7
bが対向するように起立して設けられている。ヨーク7
bの内側にはマグネット7cが固着され、このヨーク7
bとマグネット7cは上記コイルボビン3の開口部3a
に差し込まれるようになっている。そして、各コイル3
b,3cに通電することにより、各コイル3b,3cに
発生する磁束が、ヨーク7b及びそれに取り付けられた
マグネット7cによる磁束と相互に作用するようになっ
ている。この場合、トラッキング用コイル3cは、それ
ぞれ内側の垂直に延びる部分を流れる電流が、フレミン
グの左手の法則に基づいて、レンズホルダー3をトラッ
キング方向Trkに移動させる力を発生させることにな
る。従って、トラッキング用コイル3cの内側の垂直に
延びる部分のみが有効部分となり、このトラッキング用
コイル3cの水平に延びる部分及び外側の垂直に延びる
部分は、トラッキングに寄与せず、無効部分となってい
る。
【0010】このように構成された二軸アクチュエータ
1によれば、外部から、各コイルに駆動電流が供給され
ることにより、各コイルに発生する磁束が、ヨーク7b
及びマグネット7cによる磁束と相互に作用して、この
コイルボビン3が、トラッキング方向Trk及びフォー
カシング方向Fcsに対して移動される。かくして、レ
ンズホルダー2に取り付けられた対物レンズ5が、フォ
ーカシング方向及びトラッキング方向に対して適宜に移
動されるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、二軸アクチュ
エータ1の組立に際しては、レンズホルダー2の上側2
Uと下側2Lとを固定して可動側を構成し、このレンズ
ホルダー2にコイルボビン3と対物レンズ5を固定す
る。一方、固定部4は、同様にして上側4Uと下側4L
とを固定することで、可動側と固定側とでなる二軸アク
チュエータの本体を組み立てる。そして、固定部4をプ
レート6に対して固着する。
【0012】これに対して、プレート7は光学ベース8
に固定され、上記プレート6とプレート7とを固定する
際に、プレート7の垂直壁部7d,7eとプレート6の
垂直壁部6a,6bとの間に充填剤を充填して、図3の
矢印X−Yの各方向の位置調整及び矢印Q−Rの各方向
のスキュー調整を行うことで、対物レンズ5の光軸の調
整を行っている。
【0013】しかしながら、二軸アクチュエータ1の本
体を組立た後、プレート6とプレート7との間で上記位
置調整を行うと、プレート7にヨーク7a,7bが設け
られていることから、コイルボビン3の開口部3a内壁
とヨーク7a,7bとが干渉を生じる。このため、図3
の二軸アクチュエータでは、適切なX−Y方向の位置調
整及びスキュー調整が困難であるという問題があった。
【0014】本発明は、以上の点に鑑み、組立時に必要
な位置調整を正確に行うことができる二軸アクチュエー
タを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、対物レンズを保持するレンズホルダーと、このレ
ンズホルダーを固定部に対してトラッキング方向及びフ
ォーカシング方向に移動可能に支持する支持部材と、前
記固定部が固定される第1のプレートと、この第1のプ
レートと光学ベースとの間に配される第2のプレート
と、トラッキング用コイル及びフォーカシング用コイル
が巻回されたコイルボビンとマグネット及びマグネット
ヨークとからなる電磁駆動手段とを備え、前記レンズホ
ルダーと第1のプレートの何れか一方に前記コイルボビ
ンが装着され、他方にマグネット及びマグネットヨーク
が設けられており、且つ前記第1のプレートと第2のプ
レートとの間に充填剤が充填されることにより、レンズ
ホルダーの位置調整が行われる構造とした、二軸アクチ
ュエータにより、達成される。
【0016】上記構成によれば、第1のプレートと第2
のプレートの間に充填剤を充填して第1のプレートを動
かすことで、レンズホルダーに装着される対物レンズの
光軸を調整することができる。この場合、電磁駆動手段
を構成するヨークが、例えば第1のプレートに設けられ
ていれば、コイルボビンはレンズホルダーに固定されて
いるので、第1のプレートと第2のプレートとの間で位
置調整しても、ヨークとコイルボビンの相対的位置関係
は変化しない。同様に、例えばコイルボビンが第1のプ
レート側がに設けられていれば、ヨークはレンズホルダ
ーに設けられているので、この場合にも、第1のプレー
トと第2のプレートとの間で位置調整を行っても、ヨー
クとコイルボビンの相対的位置関係は変化しない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する
旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものでは
ない。
【0018】図1は本発明による二軸アクチュエータの
一実施形態の構成を示している。図において、二軸アク
チュエータ10は、レンズホルダー11,コイルボビン
12,支持部材としての複数の弾性支持部材13a,1
3b,13c,13d,固定部14,ヨーク31を含ん
でいる。上記レンズホルダー11は、図1に示すよう
に、水平な分割ラインによって、上部11U及び下部1
1Lに分割されており、接着剤によって互いに接着され
ている。さらに、上記レンズホルダー11には、図1に
示すように、コイルボビンが取り付けられる開口部11
aが形成されていると共に、対物レンズが取り付けられ
る凹部11bが形成されている。この凹部11bの底面
には、半導体レーザから出射された光ビームまたは光デ
ィスクの記録面からの戻り光ビームが通過する貫通孔が
形成されている。レンズホルダー11の凹部11bに
は、対物レンズ11cが、接着等により取り付けられ
る。
【0019】さらに、上記レンズホルダー11は、弾性
支持部材13a,13b,13c,13dによって、フ
ォーカシング方向Fcs及びトラッキング方向Trk方
向に移動可能に支持されている。
【0020】第1のプレートは二軸アクチュエータのベ
ース部であり、透磁性材料で形成され、この第1のプレ
ート21の対物レンズ側の端部は上方に向かって折り曲
げられて、互いに対向するように垂直に延びる一対のヨ
ーク31が設けられている。向かい合うヨーク34,3
5の一方のヨーク35の内側には、マグネット32が固
定されている。また、第1のプレート21の側面には、
4箇所において起立して設けられた垂直壁部22,2
2,22,22が設けられている。この4つの垂直壁部
22,22,22,22はプレス加工等により、第2の
プレート21と一体に形成されている。
【0021】コイルボビン12には、ヨーク31及びそ
の内ヨーク35の内側面に取り付けられたマグネット3
2から成る磁気回路が挿入される開口部12aが形成さ
れていると共に、フォーカシング用コイル12b及びト
ラッキング用コイル12cが備えられている。フォーカ
シング用コイル12bは、コイルボビン12対物レンズ
11cの光軸と平行な軸に沿って巻回されている。ま
た、トラッキング用コイル12cは、楕円状または矩形
状にコイルを巻回することによって形成され、フォーカ
シング用コイル12bの一つの側面に取り付けられてい
る。コイルボビン12は、フォーカシング用コイル12
b及びトラッキング用コイル12cが取り付けられた状
態で、レンズホルダー11に形成された開口部12aに
取り付けられている。
【0022】支持部材としての弾性支持部材13a,1
3b,13c,13dは、例えば導通性があり、しかも
バネ性があるものが好ましく、例えばリン青銅やベリリ
ウム銅,チタン銅,スズ−ニッケル合金,ステンレス等
の材質が用いられる。これらにより、本実施形態では、
薄い板金によって、例えば板バネサスペンションとして
形成され、レンズホルダー11と固定部14との間に互
いに平行になるように固定されている。これにより、上
記弾性支持部材13a,13b,13c,13dは、図
示しない外部の電流供給手段からの駆動電流を、コイル
ボビン12に巻回されたフォーカシング用コイル12b
及びトラッキング用コイル12cに対して供給するよう
に構成してもよい。
【0023】レンズホルダー11と固定部14が4本の
弾性支持部材13a,13b,13c,13dにより連
結された状態で、第1のプレート21に対して、上記固
定部14が取り付けられる。この固定部14の第1のプ
レートへの取付けは、固定部14に設けたボスを第1の
プレート21の穴21aに挿入し、接着剤等にて固定す
ることにより、行われる。ここで、第1のプレート21
には、上述のようにヨーク31がプレス加工等により一
体成形されており、内ヨーク35の内側面には、マグネ
ット32が取り付けられている。これにより、一対のヨ
ーク31とマグネット32により、磁気回路が構成され
ている。
【0024】そして、上述のように、固定部14が第1
のプレート21に取り付けられると、マグネット32と
対向ヨーク34との間のギャップ内に、コイルボビン1
2に取り付けられたフォーカシング用コイル12b及び
トラッキング用コイル12cが挿入される。同時に、内
ヨーク35及びマグネット32が、コイルボビン12の
開口部12a内に挿入されることになる。
【0025】一方、第2のプレート25は、例えば図1
に示されているように、枠状の金属板体でなっている。
この第2のプレート25の4隅の領域には、例えばプレ
ス加工等により、4つの垂直壁部26,26,26,2
6が形成されている。この第2のプレート25は、光学
ベース28に対してビス等により固定されるようになっ
ている。さらに、図2に示すように、第2のプレート2
5の垂直壁部26,26の幅方向の間隔は、第1のプレ
ート21の垂直壁部22,22の幅方向の間隔より広く
形成されている。これにより、後述するように充填剤を
使った固定位置の調整を行うことができるようになって
いる。
【0026】光学ベース28は、図示しない光ディスク
の径方向に沿って設けられるガイド軸41,42の軸方
向に沿って移動するようになっている。これにより、こ
の光学ベース28に設けられた図示しない光源や光検出
器等の光学ピックアップを構成する光学系とともに、光
学ベース28に固定される二軸アクチュエータ10を光
ディスクの径方向に沿って、例えば目標トラック付近ま
で送るようになっている。
【0027】本実施形態による二軸アクチュエータ10
は、以上のように構成されており、コイルボビン12に
巻回されたフォーカシング用コイル12b及びトラッキ
ング用コイル12cに対して、フォーカスサーボ信号及
びトラッキングサーボ信号に基づく電流が、それぞれ供
給される。これにより、磁気回路の直流磁界とフォーカ
シング用コイル12b及びトラッキング用コイル12c
から生ずる交番磁界とによって、レンズホルダー11即
ち対物レンズ11cをフォーカス方向Fcs及びトラッ
キング方向Trkに微動させる。
【0028】ここで、図1の二軸アクチュエータ10で
は、レンズホルダー11等の可動部と、固定部14とを
組立て、この固定部14を第1のプレート21に固定す
る。このように二軸アクチュエータ10を組み立てた
後、以下のようにして、対物レンズ11cの光軸の位置
調整を行う。
【0029】図2は、図1の二軸アクチュエータ10を
図の右側,即ち固定部14側から見た状態の概略図であ
る。図において、第2のプレート25の垂直壁26,2
6の内側に充填剤として、例えば半田を載せる。次い
で、その上から第1のプレート21を固定した二軸アク
チュエータ10を載置し、半田45が粘性を有している
間に、二軸アクチュエータ10の第1のプレート21を
移動させる。
【0030】具体的には、図示しない立ち上げミラー等
から、図1において対物レンズ11cの中心に向かって
光軸が合うように、X及びYの方向に位置調整を行う。
さらに、対物レンズ11cの光軸が倒れないように、矢
印Qで示すラジアルスキューと、矢印Rで示すタンジェ
ンシャルスキューの方向に位置調整を行う。このような
位置調整を行った後、そのまま所定時間保持することに
より、半田が固化すれば、二軸アクチュエータ10は、
第1のプレート21及び第2のプレート25を介して、
光学ベース28上に位置調整されて固定される。
【0031】したがって、この二軸アクチュエータ10
では、第1のプレート21に設けられたヨーク31がこ
の第1のプレート21に設けられているから、可動部及
び固定部14を組み立て、この固定部14に対して第1
のプレート21を固定する時点で、ヨーク31は、レン
ズホルダー11の開口部11a及びコイルボビン12の
開口部12a内に挿入されている。そして、上記位置調
整作業に関し、図1のXおよびY方向の調整と、タンジ
ェンシャルスキュー及びラジアルスキューの調整を一度
に行う。このような調整作業の際には、第1のプレート
21が移動されることで、ヨーク31とコイルボビン1
2やレンズホルダー11の相対位置は変化しない。
【0032】したがって、二軸アクチュエータ10の組
立に際して上記位置調整を行うときに、ヨーク31がコ
イルボビン12やレンズホルダー11と干渉することが
ない。このため、二軸アクチュエータ10では、XY方
向及びタンジェンシャルスキュー及びラジアルスキュー
の方向になんら制約無く位置調整でき、対物レンズ11
aの正確な光軸合わせを行うことができる。
【0033】尚、上述した実施形態においては、弾性支
持部材13a,13b,13c,13dは、それぞれレ
ンズホルダー11及び固定部14に対して、単に固定さ
れていると説明したが、レンズホルダー11及び固定部
14に対してインサート形成等により一体形成されてい
てもよいことは明らかである。また、レンズホルダーや
固定部は、上部及び下部に分割されているが、一体に形
成されていてもよいことは明らかである。
【0034】さらに、上述の実施形態の二軸アクチュエ
ータ10は、レンズホルダーが固定部に対して弾性支持
部材,特に板バネサスペンションにより支持されている
が、このようなタイプに限らず、レンズホルダーが、ト
ラッキング方向,及びフォーカシング方向に変位可能な
ヒンジ部を有する支持部材により支持されている二軸ア
クチュエータに本発明を適用することもできる。また、
第1のプレートと第2のプレートとの間に充填される充
填剤は、半田にかぎられない、これと同様に、位置調整
のさいに粘性を有していて第1のプレートと第2のプレ
ートとの間に充填でき、所定の位置調整後に固化される
ことができるものであれば、例えば接着剤等種々のもの
を用いることができる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、組
立時に必要な位置調整を正確に行うことができる二軸ア
クチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ピックアップ用二軸アクチュ
エータの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1の二軸アクチュエータの位置調整の様子を
示す説明図である。
【図3】従来の二軸アクチュエータの一例を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
10・・・二軸アクチュエータ、11・・・レンズホル
ダー、11a・・・開口部、11b・・・凹部、11c
・・・対物レンズ、12・・・コイルボビン、12a・
・・開口部、12b・・・フォーカシング用コイル、1
2c トラッキング用コイル、13a,13b,13
c,13d・・・弾性支持部材、14・・・固定部、2
1・・・第1のプレート、25・・・第2のプレート、
31・・・ヨーク、32・・・マグネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するレンズホルダー
    と、 このレンズホルダーを固定部に対してトラッキング方向
    及びフォーカシング方向に移動可能に支持する支持部材
    と、 前記固定部が固定される第1のプレートと、 この第1のプレートと光学ベースとの間に配される第2
    のプレートと、 トラッキング用コイル及びフォーカシング用コイルが巻
    回されたコイルボビンとマグネット及びマグネットヨー
    クとからなる電磁駆動手段とを備え、 前記レンズホルダーと第1のプレートの何れか一方に前
    記コイルボビンが装着され、他方にマグネット及びマグ
    ネットヨークが設けられており、 且つ前記第1のプレートと第2のプレートとの間に充填
    剤が充填されることにより、レンズホルダーの位置調整
    が行われる構造としたことを特徴とする二軸アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記レンズホルダーを
    前記固定部に対して弾性的に支持する弾性支持部材であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の二軸アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記充填剤が半田であることを特徴とす
    る請求項1に記載の二軸アクチュエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6988275B2 (en) * 2001-08-15 2006-01-17 Sony Corporation Biaxial actuator apparatus and a method for mounting and adjusting the biaxial actuator

Cited By (2)

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