JPH09249429A - 光学ガラス - Google Patents
光学ガラスInfo
- Publication number
- JPH09249429A JPH09249429A JP8055135A JP5513596A JPH09249429A JP H09249429 A JPH09249429 A JP H09249429A JP 8055135 A JP8055135 A JP 8055135A JP 5513596 A JP5513596 A JP 5513596A JP H09249429 A JPH09249429 A JP H09249429A
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- JP
- Japan
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- glass
- optical glass
- chemical durability
- bao
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/062—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
- C03C3/064—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron
- C03C3/068—Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing boron containing rare earths
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 化学的耐久性、及び成形性ともに満たす光学
ガラスを得る。 【解決手段】 重量比（ｗｔ％）で ＳｉＯ2 １９ 〜 ３３ ｗｔ％ Ｂ2Ｏ3 ２２ 〜 ３２ ｗｔ％ ＢａＯ ２９ 〜 ４０ ｗｔ％ Ａｌ2Ｏ3 ５ 〜 １１ ｗｔ％ Ｌａ2Ｏ3 ８ 〜 ２１ ｗｔ％ Ｎａ2Ｏ＋Ｋ2Ｏ ０ 〜 ３ ｗｔ％ Ａｓ2Ｏ3 ０ 〜 １ ｗｔ％ の組成を有し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４お
よびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光
学恒数を持つ光学ガラスを提供する。
ガラスを得る。 【解決手段】 重量比（ｗｔ％）で ＳｉＯ2 １９ 〜 ３３ ｗｔ％ Ｂ2Ｏ3 ２２ 〜 ３２ ｗｔ％ ＢａＯ ２９ 〜 ４０ ｗｔ％ Ａｌ2Ｏ3 ５ 〜 １１ ｗｔ％ Ｌａ2Ｏ3 ８ 〜 ２１ ｗｔ％ Ｎａ2Ｏ＋Ｋ2Ｏ ０ 〜 ３ ｗｔ％ Ａｓ2Ｏ3 ０ 〜 １ ｗｔ％ の組成を有し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４お
よびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光
学恒数を持つ光学ガラスを提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3
−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3−ＢａＯ系の組成を有し、屈折率
（ｎｄ）が１．５９〜１．６４およびアッベ数（νｄ）
が５７．５〜６１．０の範囲の光学恒数を持つ光学ガラ
スに関する。
−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3−ＢａＯ系の組成を有し、屈折率
（ｎｄ）が１．５９〜１．６４およびアッベ数（νｄ）
が５７．５〜６１．０の範囲の光学恒数を持つ光学ガラ
スに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から屈折率（ｎｄ）が１．５９〜
１．６４およびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０
の範囲の光学恒数を持つ光学ガラスは種々知られてお
り、例えばＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−Ａｌ2Ｏ3−ＢａＯ系のガ
ラスは従来から広く製造されている。ただし、この系の
光学ガラスは多量のＢａＯを含むために、化学的耐久性
が非常に悪い。
１．６４およびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０
の範囲の光学恒数を持つ光学ガラスは種々知られてお
り、例えばＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−Ａｌ2Ｏ3−ＢａＯ系のガ
ラスは従来から広く製造されている。ただし、この系の
光学ガラスは多量のＢａＯを含むために、化学的耐久性
が非常に悪い。
【０００３】化学的耐久性を高めた光学ガラスとして
は、アメリカ特許３，２４８，２３８号明細書に、Ｓｉ
Ｏ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−Ｌａ2Ｏ3系の光学ガラスが開示
されている。また、特開昭５５−８０７３６号公報に、
ＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−ＣａＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ
3系の光学ガラスが開示されている。
は、アメリカ特許３，２４８，２３８号明細書に、Ｓｉ
Ｏ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−Ｌａ2Ｏ3系の光学ガラスが開示
されている。また、特開昭５５−８０７３６号公報に、
ＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−ＣａＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ
3系の光学ガラスが開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の光学ガラスは、
例えばＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−Ｌａ2Ｏ3系の光学ガ
ラスは従来の光学ガラスと比較して化学的耐久性が向上
しているものの、十分とはいえない。また、ＳｉＯ2−
Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−ＣａＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3系の光学
ガラスは、従来の光学ガラスと比較して成形性が劣ると
いう問題点があった。本発明の目的は、上記従来のガラ
スにみられる諸欠点を解消し、化学的耐久性が高く、成
形性の良い光学ガラスを提供することにある。
例えばＳｉＯ2−Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−Ｌａ2Ｏ3系の光学ガ
ラスは従来の光学ガラスと比較して化学的耐久性が向上
しているものの、十分とはいえない。また、ＳｉＯ2−
Ｂ2Ｏ3−ＢａＯ−ＣａＯ−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3系の光学
ガラスは、従来の光学ガラスと比較して成形性が劣ると
いう問題点があった。本発明の目的は、上記従来のガラ
スにみられる諸欠点を解消し、化学的耐久性が高く、成
形性の良い光学ガラスを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究を重ねた結果、ＳｉＯ2、Ｂ2Ｏ
3、ＢａＯ、Ａｌ2Ｏ3、Ｌａ2Ｏ3を必須成分とする光学
ガラス組成が、所定の組成範囲内において所望の光学恒
数を持ち、さらに化学的耐久性が高く、成形性の良い光
学ガラスが得られることを見いだし、本発明を成すに至
った。すなわち、本発明は重量比（ｗｔ％）で ＳｉＯ2 １９ 〜 ３３ ｗｔ％ Ｂ2Ｏ3 ２２ 〜 ３２ ｗｔ％ ＢａＯ ２９ 〜 ４０ ｗｔ％ Ａｌ2Ｏ3 ５ 〜 １１ ｗｔ％ Ｌａ2Ｏ3 ８ 〜 ２１ ｗｔ％ Ｎａ2Ｏ＋Ｋ2Ｏ ０ 〜 ３ ｗｔ％ Ａｓ2Ｏ3 ０ 〜 １ ｗｔ％ の組成を有し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４お
よびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光
学恒数を持つ光学ガラスを提供する。
達成するために鋭意研究を重ねた結果、ＳｉＯ2、Ｂ2Ｏ
3、ＢａＯ、Ａｌ2Ｏ3、Ｌａ2Ｏ3を必須成分とする光学
ガラス組成が、所定の組成範囲内において所望の光学恒
数を持ち、さらに化学的耐久性が高く、成形性の良い光
学ガラスが得られることを見いだし、本発明を成すに至
った。すなわち、本発明は重量比（ｗｔ％）で ＳｉＯ2 １９ 〜 ３３ ｗｔ％ Ｂ2Ｏ3 ２２ 〜 ３２ ｗｔ％ ＢａＯ ２９ 〜 ４０ ｗｔ％ Ａｌ2Ｏ3 ５ 〜 １１ ｗｔ％ Ｌａ2Ｏ3 ８ 〜 ２１ ｗｔ％ Ｎａ2Ｏ＋Ｋ2Ｏ ０ 〜 ３ ｗｔ％ Ａｓ2Ｏ3 ０ 〜 １ ｗｔ％ の組成を有し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４お
よびアッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光
学恒数を持つ光学ガラスを提供する。
【０００６】
【発明の実施の形態】上記組成範囲は、実験化学的に見
いだされたものであり、組成範囲限定の理由を以下に示
す。ＳｉＯ2成分は、ガラスを形成させるのに必須な成
分であるが、その量が１９ｗｔ％以下であると、ガラス
の化学的耐久性が悪化し、また３３ｗｔ％を超えると、
ガラスの溶融性が悪化する。
いだされたものであり、組成範囲限定の理由を以下に示
す。ＳｉＯ2成分は、ガラスを形成させるのに必須な成
分であるが、その量が１９ｗｔ％以下であると、ガラス
の化学的耐久性が悪化し、また３３ｗｔ％を超えると、
ガラスの溶融性が悪化する。
【０００７】Ｂ2Ｏ3成分は、ガラスの溶融性および安定
性の向上のため必須な成分であるが、その量が２２ｗｔ
％以下であると、ガラスの失透性が高まり、また３２ｗ
ｔ％を超えると、ガラスの化学的耐久性が悪化する。Ｂ
ａＯ成分は、ガラスの失透傾向を防止するために有効な
成分であるが、２９ｗｔ％以下であると、ガラスの失透
性が高まり、４０ｗｔ％を超えると、ガラスの化学的耐
久性が悪化する。
性の向上のため必須な成分であるが、その量が２２ｗｔ
％以下であると、ガラスの失透性が高まり、また３２ｗ
ｔ％を超えると、ガラスの化学的耐久性が悪化する。Ｂ
ａＯ成分は、ガラスの失透傾向を防止するために有効な
成分であるが、２９ｗｔ％以下であると、ガラスの失透
性が高まり、４０ｗｔ％を超えると、ガラスの化学的耐
久性が悪化する。
【０００８】Ａｌ2Ｏ3成分は、ガラスの化学的耐久性を
向上させるために必須の成分であるが、その量が５ｗｔ
％以下であると、ガラスの化学的耐久性が悪化し、１１
ｗｔ％を超えると、ガラスの溶融性が悪化する。Ｌａ2
Ｏ3成分は、化学的耐久性を向上させるのに有効な成分
であるが、その量が ８ｗｔ％以下であると化学的耐久
性が悪化し、２１ｗｔ％を超えると溶融性が悪化する。
向上させるために必須の成分であるが、その量が５ｗｔ
％以下であると、ガラスの化学的耐久性が悪化し、１１
ｗｔ％を超えると、ガラスの溶融性が悪化する。Ｌａ2
Ｏ3成分は、化学的耐久性を向上させるのに有効な成分
であるが、その量が ８ｗｔ％以下であると化学的耐久
性が悪化し、２１ｗｔ％を超えると溶融性が悪化する。
【０００９】Ｎａ2Ｏ、Ｋ2Ｏ成分は、ガラスの溶融性を
向上し、失透傾向と着色の抑制に有効であるが、その量
が３ｗｔ％を超えると、化学的耐久性が悪化する。Ａｓ
2Ｏ3成分は、脱泡促進剤として有効であるが、その量は
１ｗｔ％で十分である。なお、ＣａＯ成分は、化学的耐
久性を向上させるのに有効であるが、成形性が低下する
ので、好ましくない。
向上し、失透傾向と着色の抑制に有効であるが、その量
が３ｗｔ％を超えると、化学的耐久性が悪化する。Ａｓ
2Ｏ3成分は、脱泡促進剤として有効であるが、その量は
１ｗｔ％で十分である。なお、ＣａＯ成分は、化学的耐
久性を向上させるのに有効であるが、成形性が低下する
ので、好ましくない。
【００１０】
【実施例】本発明に係る光学ガラスは各成分の原料とし
て酸化物を使用するが、酸化物は各々相当する炭酸塩や
硝酸塩等を使用することができる。これら各成分の原料
を所望の割合に秤量し、十分に混合して調合原料とし
た。これを例えば１２００℃〜１４００℃の温度におい
て白金るつぼ内で溶解した。溶融ガラスを撹拌均質化
し、約５００℃に余熱された鉄製の金型に鋳込み、徐冷
後に屈折率（ｎｄ）、アッベ数（νｄ）の測定を行っ
た。
て酸化物を使用するが、酸化物は各々相当する炭酸塩や
硝酸塩等を使用することができる。これら各成分の原料
を所望の割合に秤量し、十分に混合して調合原料とし
た。これを例えば１２００℃〜１４００℃の温度におい
て白金るつぼ内で溶解した。溶融ガラスを撹拌均質化
し、約５００℃に余熱された鉄製の金型に鋳込み、徐冷
後に屈折率（ｎｄ）、アッベ数（νｄ）の測定を行っ
た。
【００１１】本発明に係る光学ガラスの実施例１〜１２
の組成（ｗｔ％）、屈折率（ｎｄ）、分散（νｄ）を表
１、及び表２に示した。
の組成（ｗｔ％）、屈折率（ｎｄ）、分散（νｄ）を表
１、及び表２に示した。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【表２】
【００１４】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ＳｉＯ2
−Ｂ2Ｏ3−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3−ＢａＯ系の組成を有
し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４およびアッベ
数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光学恒数を持
ち、化学的耐久性が高く、成形性の良い重クラウン光学
ガラスが提供される。
−Ｂ2Ｏ3−Ａｌ2Ｏ3−Ｌａ2Ｏ3−ＢａＯ系の組成を有
し、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４およびアッベ
数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光学恒数を持
ち、化学的耐久性が高く、成形性の良い重クラウン光学
ガラスが提供される。
Claims (5)
- 【請求項１】重量比（以下ｗｔ％）で、 ＳｉＯ2 １９ 〜 ３３ ｗｔ％ Ｂ2Ｏ3 ２２ 〜 ３２ ｗｔ％ ＢａＯ ２９ 〜 ４０ ｗｔ％ Ａｌ2Ｏ3 ５ 〜 １１ ｗｔ％ Ｌａ2Ｏ3 ８ 〜 ２１ ｗｔ％ Ｎａ2Ｏ＋Ｋ2Ｏ ０ 〜 ３ ｗｔ％ Ａｓ2Ｏ3 ０ 〜 １ ｗｔ％ よりなる重クラウン光学ガラス。
- 【請求項２】請求項１に記載の重クラウン光学ガラスに
おいて、屈折率（ｎｄ）が１．５９〜１．６４およびア
ッベ数（νｄ）が５７．５〜６１．０の範囲の光学恒数
を持つ重クラウン光学ガラス。 - 【請求項３】請求項１に記載の重クラウン光学ガラスに
おいて、ＳｉＯ2が重量比で２１〜３０ｗｔ％であるこ
とを特徴とする重クラウン光学ガラス。 - 【請求項４】請求項１に記載の重クラウン光学ガラスに
おいて、Ｂ2Ｏ3が重量比で２２〜２８ｗｔ％であること
を特徴とする重クラウン光学ガラス。 - 【請求項５】請求項１に記載の重クラウン光学ガラスに
おいて、ＢａＯが重量比で３０〜３６ｗｔ％であること
を特徴とする重クラウン光学ガラス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8055135A JPH09249429A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 光学ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8055135A JPH09249429A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 光学ガラス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249429A true JPH09249429A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=12990349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8055135A Pending JPH09249429A (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | 光学ガラス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09249429A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151288A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 日本電気硝子株式会社 | 高屈折率ガラス |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP8055135A patent/JPH09249429A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015151288A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 日本電気硝子株式会社 | 高屈折率ガラス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060214 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060530 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |