JPH09246799A - 実装機の部品認識装置 - Google Patents

実装機の部品認識装置

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JPH09246799A
JPH09246799A JP8050624A JP5062496A JPH09246799A JP H09246799 A JPH09246799 A JP H09246799A JP 8050624 A JP8050624 A JP 8050624A JP 5062496 A JP5062496 A JP 5062496A JP H09246799 A JPH09246799 A JP H09246799A
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JP
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component
light beam
unit
distance sensor
head unit
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Application number
JP8050624A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Fujita
宏昭 藤田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の吸着位置と部品の良否を単一設備で認
識することにより実装機の構成を簡略化する。 【解決手段】 ヘッドユニット5に部品吸着用のノズル
部材20をX軸方向に並列に設け、このヘッドユニット
5によって、部品供給部4からプリント基板3に同時に
複数の部品を移送して実装するようにした。ヘッドユニ
ット5には、レーザ距離センサ33をY軸方向に複数並
設したレーザユニット25を搭載するとともに、このレ
ーザユニット25をヘッドユニット5に対してX軸方向
に移動させるようにし、これによりノズル部材20に吸
着された部品表面との距離を距離センサ33により平面
的に検出するようにした。また、実装機の制御装置に、
距離センサ33により検出された距離データの変化に基
づいて部品の形状的特徴部分を抽出して部品位置の認識
及び部品の良否認識を行うデータ処理部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動可能なヘッドユニ
ットに装備されたノズル部材によりIC等の電子部品を
吸着してプリント基板上の所定位置に実装する実装機に
おいて、特に、ノズル部材に吸着された部品の認識を行
う実装機の部品認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、部品吸着用のノズル部材を備えた
ヘッドユニットによりIC等の電子部品を部品供給部か
ら吸着し、位置決めされているプリント基板上に移送し
てプリント基板の所定の位置に実装するようにした実装
機が知られている。
【0003】この種の実装機では、部品の吸着位置等に
ある程度のバラツキがあるため、このバラツキに応じて
実装位置を補正することが必要である。また、リードを
有する部品等であれば、リード折れ等が生じた不良部品
を選別して不良部品の実装を未然に防止する必要もあ
る。
【0004】そのため、一般的なこの種の実装機では、
実装機の基台上にCCDカメラを固定的に設け、部品吸
着後、ヘッドユニットをCCDカメラ上方に配置して吸
着部品を撮像し、これにより部品の吸着位置を認識して
実装時の補正量を求めたり、不良部品の選別を行うよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、CCDカメラ
によりリード折れ等を認識するには、例えば、CCDカ
メラに、リード1本1本を正確に認識するための高い解
像度が要求されたり、あるいは部品に応じた精密な照明
が必要となり、現実には全ての部品についてリード折れ
等の不良を検出することは困難である。また、CCDカ
メラによる部品認識は、部品を平面的に撮像するためリ
ード浮きの原因となる上下方向のリードの歪み等を正確
に検出することも難しい。
【0006】そのため、レーザ光をリードに照射し、そ
の投影の検知に基づいてリード折れ等の部品不良を検出
するような設備を別途設け、上記のような画像の認識だ
けでは検出が難しいリード折れ等の部品不良を検出する
ことも考えられている。
【0007】しかし、これでは部品認識のための2種類
の設備が必要であるため省スペース化の点で問題があ
り、これを解決する必要がある。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、部品の吸着位置と部品の良否を単一設
備で認識することにより実装機の構成を簡略化すること
ができる実装機の部品認識装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる実装機の
部品認識装置は、部品吸着用のノズル部材を有し、部品
供給側と部品装着側とにわたって移動可能なヘッドユニ
ットを備えた実装機において、光線の照射部及び受光部
を有し、部品での反射光の受光に基づき部品との距離を
検出する光線式距離センサと、上記ノズル部材に吸着さ
れた部品と上記光線式距離センサとを対応させて部品全
体を検出するように吸着部品と光線式距離センサを相対
的に移動させる駆動手段と、上記光線式距離センサによ
り検出される距離データに基づいて吸着部品の認識を行
う部品認識手段とを備えてなるものである(請求項
1)。
【0010】この装置によれば、光線式距離センサによ
り検出される部品表面までの距離の変化に基づいて部品
の輪郭等が検知され、この輪郭等から部品吸着位置が認
識される。また、リードに対応する部分の距離データの
不揃いに基づいてリードの折れ等の良否が認識される。
つまり、部品形状の特徴部分の多くはこのように距離変
化に基づいて検知することができるため、光線式距離セ
ンサにより部品を平面的に検出するだけで、部品の吸着
位置の認識及び部品の良否の認識といった部品に対する
2種類の認識を精度良く行うことが可能となる。
【0011】特に、上記の装置において、複数の光線式
距離センサを平面上で一軸方向に並設し、吸着部品と光
線式距離センサを平面上で上記一軸方向と直交する方向
に相対的に移動させるように駆動手段を構成したり(請
求項2)、あるいは照射光を平面上で一軸方向に走査さ
せる走査手段を光線式距離センサに設け、吸着部品と光
線式距離センサを平面上で上記一軸方向と直交する方向
に相対的に移動させるように駆動手段を構成するように
すれば(請求項3)、部品表面全体に対する距離を効率
良く検出することが可能となる。
【0012】また、ヘッドユニットに光線式距離センサ
を設け、ヘッドユニットに対して光線式距離センサを移
動させるように駆動手段を構成するようにすれば(請求
項4)、部品吸着後、プリント基板側への移動中に部品
認識を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る部品認識装置の一例
について図面に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2は、本発明に係る部品認識装
置が搭載される実装機の構造を示している。同図に示す
ように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用の
コンベア2が配置され、プリント基板3がこのコンベア
2上を搬送されて所定の装着作業位置で停止されるよう
になっている。
【0015】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は、多数列のテー
プフィーダ4aを備えており、各テープフィーダ4aは
それぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の電子部
品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから
導出されるようにするとともに、テープ繰り出し端には
ラチェット式の送り機構を具備し、後述のヘッドユニッ
ト5により部品がピックアップされるにつれてテープが
間欠的に繰り出されるようになっている。
【0016】上記基台1の上方には、部品装着用のヘッ
ドユニット5が装備され、このヘッドユニット5がX軸
方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面上で
X軸と直交する方向)に移動することができるようにな
っている。
【0017】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0018】また、上記Y軸サーボモータ9及びX軸サ
ーボモータ15には、それぞれロータリエンコーダから
なる位置検出装置10,16が設けられており、これに
よって上記ヘッドユニット5の移動位置検出がなされる
ようになっている。
【0019】上記ヘッドユニット5には、部品吸着用の
ノズル部材20が設けられ、図2に示すように本実施形
態ではX軸方向に8つのノズル部材20が並べて設けら
れている。各ノズル部材20は、それぞれ、ヘッドユニ
ット5のフレームに対して昇降(Z軸方向の移動)及び
ノズル中心軸(R軸)回りの回転が可能とされて、図外
のサーボモータ等の駆動手段により作動されるようにな
っている。
【0020】さらに、上記ヘッドユニット5には、上記
各ノズル部材20に吸着された部品を認識するためのレ
ーザユニット25が設けられ、このレーザユニット25
がX軸方向に移動可能に装備されている。
【0021】すなわち、図2及び図3に示すように、上
記ヘッドユニット5の下端部には、X軸方向に延びる一
対のレール26と、プーリ29,30及びタイミングベ
ルト31からなるベルト伝動機構を介してサーボモータ
28により回転駆動されるボールねじ軸27とが配設さ
れ、上記レール26にレーザユニット25が装着される
とともに、レーザユニット25に設けられたナット部分
(図示せず)が上記ボールねじ軸27に螺合している。
そして、サーボモータ28の作動によりボールねじ軸2
7が回転してレーザユニット25がレール26に沿って
X軸方向に定速度で移動するようになっている。
【0022】上記レーザユニット25には、上記ノズル
部材20の下方に臨むセンシング部32が設けられてお
り、このセンシング部32の上面及び下面にそれぞれ部
品との距離を検出するための複数の距離センサ33がY
軸方向に並べて設けられている。
【0023】上記距離センサ33は、レーザの照射部と
受光部とを備えた三角測量方式のレーザ距離センサであ
って、上記のようにY軸方向に複数並設されることによ
って部品との距離をY軸方向に一次元的に検出し得るよ
うになっている。
【0024】そして、実装時には、ヘッドユニット5の
各ノズル部材20によって部品が吸着された後、距離セ
ンサ33の配列方向(すなわちY軸方向;主走査方向)
と直交する方向(すなわちX軸方向;副走査方向)にレ
ーザユニット25が移動させられることによって、上記
センシング部32の上面の各距離センサ33により、各
ノズル部材20に吸着された部品の主走査方向の距離デ
ータが副走査方向に順次検出されるようになっていると
ともに、実装後は、実装部品に対してレーザユニット2
5がX軸方向に移動させられることにより、センシング
部32の下面の各距離センサ33により、実装部品の主
走査方向の距離データが副走査方向に順次検出されるよ
うになっている。
【0025】以上のように構成された実装機は、図示を
省略しているがマイクロコンピュータを構成要素とする
制御装置を備えており、上記Y軸及びX軸サーボモータ
9,15、ヘッドユニット5のノズル部材20、レーザ
ユニット25に対するサーボモータ及びレーザユニット
25の各距離センサ33等はすべてこの制御装置に電気
的に接続されて統括制御されるようになっている。
【0026】上記制御装置には部品認識のためのデータ
処理部(部品認識手段)が設けられており、上記レーザ
ユニット25の各距離センサ33からの距離データがこ
のデータ処理部に入力されるようになっている。
【0027】そして、このデータ処理部において、上記
のように主走査方向及び副走査方向に検出された距離デ
ータの変化に基づいて部品の形状的特徴部分が抽出さ
れ、これにより部品の認識が行われるとともに、その認
識結果と、例えば予め記憶されている当該部品の適正な
認識データとの比較が行われる。そして、対象がノズル
部材20に吸着されている部品の場合にはその良否判定
や、ノズル部材20に対する部品の吸着ずれ量等が演算
され、また、対象が実装後の部品の場合には、目標位置
に対する実装ずれ量等が演算されるようになっている。
【0028】このような処理において、データ処理部で
は、例えば、距離データの値が一定値以上に大きくなる
部分を部品の輪郭として抽出し、この輪郭に基づいて部
品の吸着位置、あるいは実装位置を求めて上記ずれ量を
演算するようになっている。また、リードを有する部品
であればリードに対応する部分の距離データの不揃、あ
るいは距離データの欠落に基づいてリードの歪みやリー
ド折れ等を検知して部品の良否判定を行うようになって
いる。
【0029】そして、上記制御装置は、上記データ処理
部において上記吸着ずれ量が演算された場合には、この
ずれ量から補正量を演算し、この補正量を加味した位置
に部品を実装するように各駆動部を制御するとともに、
部品が不良であると判定された場合には、当該部品を廃
棄して、新たな部品を吸着するように各駆動部を制御す
るようになっている。また、実装後の部品について、実
装ずれ量が許容範囲外となるような場合には、図外の報
知手段を作動させるようになっている。
【0030】次に、以上のように構成された実装機の実
装動作について図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0031】上記実装機による実装動作が開始される
と、上記ヘッドユニット5が部品供給部4に移動させら
れ、各ノズル部材20により部品が吸着される(ステッ
プS1)。この際、レーザユニット25はヘッドユニッ
ト端部の待機位置に保持されており、レーザユニット2
5がノズル部材20による部品吸着動作の邪魔にならな
いようになっている。
【0032】部品の吸着が完了すると、当該部品を実装
すべくヘッドユニット5がプリント基板3側へと移動さ
せられるとともに、この移動中にレーザユニット25が
待機位置からヘッドユニット5の他端側に向かって移動
させられ、この移動に伴いレーザユニット25のセンシ
ング部32上面の各距離センサ33によってノズル部材
20に吸着された各部品の主走査方向の距離データが副
走査方向に順次検出されて各部品の認識が行われる(ス
テップS2〜S4)。
【0033】そして、吸着されている全ての部品が良品
であるか否かが判断され、良品であると判断された場合
には、部品中心位置や回転角等が演算され、さらにその
結果に基づいて実装時の補正量が演算される(ステップ
S5、S6)。
【0034】一方、ステップS5において、いずれかの
部品が不良品であると判断された場合には、例えば、不
良部品に対するステップS6以降の処理を禁止して当該
実装動作完了後に不良部品を廃棄するとともに、次回以
降の実装動作において当該部品を再度実装させるための
プログラム上の処理(エラー処理)が行われてステップ
S6に移行される(ステップS16)。
【0035】そして、最初の部品を実装すべき補正量を
加味した位置にヘッドユニット5が位置決めされた後、
ノズル部材20が作動され、最初の部品がプリント基板
3上に実装される(ステップS7,S8)。このとき
も、レーザユニット25はヘッドユニット端部の待機位
置に保持され、レーザユニット25がノズル部材20に
よる実装動作の邪魔にならないようになっている。
【0036】最初の部品が実装されると、当該実装部品
の検査、すなわち当該部品が目標位置に適切に実装され
ているかを確認するための処理を行うか否かが判断され
る(ステップS9)。この場合、例えば高い実装精度が
要求される部品については、上記の検査を行うようにす
る。
【0037】ここで、実装部品の検査を行わない場合に
は、ステップS14に移行され、ヘッドユニット5に吸
着されている全ての部品の実装が完了したか否かが判断
され、全ての部品の実装が完了していない場合には、ス
テップS7に移行されてヘッドユニット5に吸着されて
いる次の部品を実装するための処理が行われる。
【0038】一方、ステップS9において実装部品の検
査を行うと判断された場合には、ヘッドユニット5が部
品実装位置に停止させられた状態で上記レーザユニット
25が待機位置からヘッドユニット5の他端側に向かっ
て移動させられ、このレーザユニット25の移動中にセ
ンシング部32下面の各距離センサ33によってプリン
ト基板3に実装された部品の主走査方向の距離データが
副走査方向に順次検出されて実装部品の認識が行われる
(ステップS10,S11)。
【0039】そして、この部品認識に基づいてステップ
S6の処理と同様に部品中心位置や回転角が求められ、
目標位置に対する部品中心位置や回転角のずれ量が演算
され、このずれ量が所定の許容値の範囲内にあるか否か
が判断される(ステップS12,S13)。
【0040】ここで、目標位置に対する部品中心位置や
回転角のずれ量が許容範囲内にある場合には、適切な実
装が行われたとしてステップS14に移行され、ヘッド
ユニット5に吸着されている全ての部品の実装が完了し
たか否かが判断される。一方、ステップS13におい
て、上記ずれ量が所定の許容値の範囲内にないと判断さ
れた場合には、実装が適切に行われていないとして、例
えば、オペレータに異常が報知される等のエラー処理
(ステップS15)が行われ、その後ステップS14に
移行される。
【0041】そして、ステップS14において全ての部
品の実装が完了している場合には、ステップS1にリタ
ーンされて次の実装動作に移行すべくヘッドユニット5
が部品供給部4へと移動させられる。
【0042】このように上記実施形態の実装機によれ
ば、ヘッドユニット5に搭載されたレーザユニット25
による部品の検出だけで、実装時の吸着部品の位置認識
及び部品の良否の認識という部品に対する2種類の認識
が行われる。そのため、CCDカメラによる部品撮像及
びレーザ光による投影検知に基づいてこれらの認識を行
っていた従来のこの種の装置に比べると実装機の構成を
簡略化することができ、これにより実装機の省スペース
化を図ることができる。特に、CCDカメラによる部品
撮像の設備では、カメラ以外に照明装置等の周辺設備が
必要となるが、上記実装機によればこのような照明装置
等の周辺設備が不要であり、これによっても省スペース
化が促進される。
【0043】また、上記実装機では、レーザユニット2
5がヘッドユニット5に搭載され、部品供給部4からプ
リント基板3へのヘッドユニット5の移動中に部品認識
のための処理が行われるため、従来の装置のように、部
品吸着後、CCDカメラによる部品撮像を行うべく基台
上に固定されたCCDカメラ上方に部品を配置する必要
がない。そのため、ヘッドユニット5を部品供給部4か
らプリント基板3へ最短経路で移動させながら部品の認
識を行うことが可能であり、これにより従来装置に比べ
て効果的に実装効率を高めることができる。
【0044】さらに、上記実装機では、レーザユニット
25にセンシング部32が設けられ、センシング部32
の上面及び下面にそれぞれ距離センサ33が配設される
ことによりノズル部材20に吸着されている部品のみな
らずプリント基板3に実装された部品をも認識できるよ
うに構成されているため、実装精度をより高めることが
できるという利点もある。すなわち、実装された部品を
認識することにより、可動部等の経時劣化等に起因する
作動誤差を検知することができるため、このような作動
誤差を検知し、これを上記ステップS6で求められる補
正量の演算時に加味することにより継続的に実装精度を
確保することが可能となる。
【0045】ところで、このような作用効果も、上記レ
ーザユニット25に距離センサ33が配列され、レーザ
ユニット25の移動に伴い検出される部品表面までの距
離の変化に基づいて部品認識が行われることにより達成
される。このような距離変化による部品認識によれば、
上述のように部品表面との距離が一定値以上に大きくな
る部分を部品の輪郭として抽出し、この輪郭に基づいて
部品の吸着位置を求めることができ、また、リードを有
する部品であればリードに対応する部分の距離の不揃、
あるいは欠落に基づいてリードの歪み、あるいはリード
折れ等を検知して部品の良否を認識することができる。
つまり、部品の形状的特徴部分の多くはこのように距離
変化に表れ、この距離変化に基づいて検知することがで
きるため、上記実装機によれば、レーザユニット25に
よる部品の平面的な検出のみによって部品の認識を行い
ながらも、部品の吸着位置の認識及び部品の良否の認識
といった部品に対する2種類の認識を精度良く行うこと
ができる。
【0046】なお、上記実装機は、本発明に係る部品認
識装置の一例が適用された実装機の一実施例であって、
その具体的な構造は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
適宜変更可能である。例えば、上記実装機では、ヘッド
ユニット5にレーザユニット25が搭載され、このレー
ザユニット25がヘッドユニット5に対して移動させら
れることによってノズル部材20に吸着された部品表面
までの距離を検出するようになっているが、強度等の理
由からヘッドユニット5にレーザユニット25を設ける
ことが難しい場合には、上記ヘッドユニット支持部材1
1にレーザユニット25を移動可能に設けるようにして
もよい。また、ヘッドユニット5やヘッドユニット支持
部材11にレーザユニット移動のための機構を設けるこ
とが難しいような場合には、図5に示すように、実装機
の基台1上に、Y軸方向に距離センサ33を配列したレ
ーザユニット35を固定的に配設し、部品吸着後のヘッ
ドユニット5をこのレーザユニット35の上方において
X軸方向に移動させることにより部品表面までの距離を
検出するようにしてもよい。
【0047】また、上記実装機では、レーザユニット2
5にセンシング部32が設けられ、このセンシング部3
2の上面及び下面にそれぞれ距離センサ33が配列さ
れ、上面及び下面の距離センサ33により吸着部品及び
実装部品までの距離がそれぞれ検出されるようになって
いるが、例えば、図6に示すように、レーザユニット2
5の本体に対してセンシング部32を水平軸周りに回転
可能に設け、上面(あるいは下面)にのみ距離センサ3
3を配列するようにしてもよい。この場合には、距離セ
ンサ33が上向きとなるようにセンシング部32を保持
した状態でノズル部材20に吸着された部品の検出を行
う一方、実装後は、センシング部32を回転させて距離
センサ33を下方に向けて実装部品を検出することがで
きる。そのため、吸着部品及び実装部品に対する距離の
検出に際し、距離センサ33を共用できるという利点が
ある。
【0048】さらに、上記実装機では、多数の距離セン
サ33をY軸方向に配列したレーザユニット25をX軸
方向に移動させることにより部品全体に対する距離を検
出するようになっているが、例えば、レーザユニット2
5に距離センサ33を1つだけ設け、レーザユニット2
5の移動に伴い、照射されるレーザ光をポリゴンミラー
等の走査手段を用いてY軸方向に走査させることにより
部品全体に対する距離を検出するようにしてもよい。こ
のような構成によれば単一の距離センサ33により部品
全体に対する距離を検出することができ、レーザユニッ
ト25の構成をより簡略化することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部品認識
装置は、部品との距離を検出する光線式距離センサによ
りノズル部材に吸着された部品との距離を部品全体につ
いて検出し、その距離の変化から部品の形状的特徴部分
を検知して部品の認識を行うようにしたので、実装時の
部品位置及び部品の良否という部品に対する2種類の認
識を光線式距離センサによる1種類の設備で認識するこ
とができる。そのため、CCDカメラによる部品撮像及
びレーザ光による投影検知に基づいてこれらの認識を行
っていた従来のこの種の装置に比べると簡素な構成で部
品を認識することが可能であり、実装機の簡略化を効果
的に図ることができる。
【0050】特に、上記の構成において、複数の光線式
距離センサを平面上で一軸方向に並設し、吸着部品と光
線式距離センサを平面上で上記一軸方向と直交する方向
に相対的に移動させるようにしたり、あるいは光線式距
離センサに照射光を平面上で一軸方向に走査させる走査
手段を設け、吸着部品と光線式距離センサを平面上で上
記一軸方向と直交する方向に相対的に移動させるように
すれば、吸着部品の表面全体に対する距離検出を効率良
く行うことができる。
【0051】また、ヘッドユニットに光線式距離センサ
を設け、ヘッドユニットに対して光線式距離センサを移
動させるようにすれば、部品吸着後、プリント基板側へ
の移動中に部品認識を行うことができ、実装効率を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品認識装置の一例が適用された
実装機の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】ヘッドユニットの構成を示す側面図である。
【図4】上記実装機による実装動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明に係る部品認識装置の別の例が適用され
た実装機を示す平面図である。
【図6】本発明に係る部品認識装置の別の例が適用され
た実装機のヘッドユニットを示す側面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 コンベア 3 プリント基板 4 部品供給部 5 ヘッドユニット 20 ノズル部材 25 レーザユニット 32 センシング部 33 距離センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品吸着用のノズル部材を有し、部品供
    給側と部品装着側とにわたって移動可能なヘッドユニッ
    トを備えた実装機において、光線の照射部及び受光部を
    有し、部品での反射光の受光に基づき部品との距離を検
    出する光線式距離センサと、上記ノズル部材に吸着され
    た部品と上記光線式距離センサとを対応させて部品全体
    を検出するように吸着部品と光線式距離センサを相対的
    に移動させる駆動手段と、上記光線式距離センサにより
    検出される距離データに基づいて吸着部品の認識を行う
    部品認識手段とを備えてなることを特徴とする実装機の
    部品認識装置。
  2. 【請求項2】 複数の光線式距離センサが平面上で一軸
    方向に並設され、上記駆動手段は、吸着部品と光線式距
    離センサを平面上で上記一軸方向と直交する方向に相対
    的に移動させるように構成されてなることを特徴とする
    請求項1記載の実装機の部品認識装置。
  3. 【請求項3】 上記光線式距離センサは、上記照射光を
    平面上で一軸方向に走査させる走査手段を有するもので
    あって、上記駆動手段は、吸着部品と光線式距離センサ
    を平面上で上記一軸方向と直交する方向に相対的に移動
    させるように構成されてなることを特徴とする請求項1
    記載の実装機の部品認識装置。
  4. 【請求項4】 上記光線式距離センサは、上記ヘッドユ
    ニットに設けられるものであって、上記駆動手段は、ヘ
    ッドユニットに対して光線式距離センサを移動させるよ
    うに構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載の実装機の部品認識装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7239399B2 (en) 2001-11-13 2007-07-03 Cyberoptics Corporation Pick and place machine with component placement inspection
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