JPH09245580A - ポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装置 - Google Patents
ポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装置Info
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- JPH09245580A JPH09245580A JP8057458A JP5745896A JPH09245580A JP H09245580 A JPH09245580 A JP H09245580A JP 8057458 A JP8057458 A JP 8057458A JP 5745896 A JP5745896 A JP 5745896A JP H09245580 A JPH09245580 A JP H09245580A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーソナルコンピュータ等の情報処理機器に
用いられるポインティングデバイスに関し、力の方向お
よび力の大きさを検出して位置入力できる安価で操作性
に優れたコンパクトなポインティングデバイスおよびこ
れを用いた入力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 円周上の少なくとも２箇所で切り離され
た抵抗電極１９、２０を配した下フィルム１５と、この
抵抗電極１９、２０と所定の間隔をあけて対向する共通
電極２１を配した上フィルム１４からなり、フィルムの
裏面から円周上の所定の位置を押して接触させて入力す
る構成としたものであり、操作する力の方向および大き
さを検出して位置入力することができる。
用いられるポインティングデバイスに関し、力の方向お
よび力の大きさを検出して位置入力できる安価で操作性
に優れたコンパクトなポインティングデバイスおよびこ
れを用いた入力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 円周上の少なくとも２箇所で切り離され
た抵抗電極１９、２０を配した下フィルム１５と、この
抵抗電極１９、２０と所定の間隔をあけて対向する共通
電極２１を配した上フィルム１４からなり、フィルムの
裏面から円周上の所定の位置を押して接触させて入力す
る構成としたものであり、操作する力の方向および大き
さを検出して位置入力することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータ、ワードプロセッサ等の情報処理機器および家庭用
ゲーム機器等に組み込まれて位置入力を行う際に使用さ
れるポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装
置に関するものである。
ータ、ワードプロセッサ等の情報処理機器および家庭用
ゲーム機器等に組み込まれて位置入力を行う際に使用さ
れるポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来のポインティングデバイスの
要部である歪ゲージを示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は
正面図、（ｃ）は等価回路図である。
要部である歪ゲージを示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は
正面図、（ｃ）は等価回路図である。
【０００３】同図において、１は棒状の操作体であり、
２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂは操作体１の４面に各々貼り付
けられた歪ゲージである。
２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂは操作体１の４面に各々貼り付
けられた歪ゲージである。
【０００４】この４つの歪ゲージ２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３
Ｂは、図８（ｃ）に示すようにＸ軸方向の歪ゲージ２
Ａ、２Ｂが直列に、Ｙ軸方向の歪ゲージ３Ａ、３Ｂが直
列にそれぞれ接続されている。
Ｂは、図８（ｃ）に示すようにＸ軸方向の歪ゲージ２
Ａ、２Ｂが直列に、Ｙ軸方向の歪ゲージ３Ａ、３Ｂが直
列にそれぞれ接続されている。
【０００５】次に、この歪ゲージを要部とするポインテ
ィングデバイスの動作について説明すると、操作体１に
加えられた力はＸ軸、Ｙ軸方向にそれぞれ操作体１を歪
ませ、歪ゲージ２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂはこの歪によっ
て抵抗値が変化するので電圧Ｖｘ、Ｖｙを測定すること
によって、加えられた力の方向はＸ軸、Ｙ軸の変化量の
合成で、また力の大きさはＸ軸、Ｙ軸の変化量の絶対値
で検出することができ、この方向と大きさに基づいて位
置入力をするように構成されたものである。
ィングデバイスの動作について説明すると、操作体１に
加えられた力はＸ軸、Ｙ軸方向にそれぞれ操作体１を歪
ませ、歪ゲージ２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂはこの歪によっ
て抵抗値が変化するので電圧Ｖｘ、Ｖｙを測定すること
によって、加えられた力の方向はＸ軸、Ｙ軸の変化量の
合成で、また力の大きさはＸ軸、Ｙ軸の変化量の絶対値
で検出することができ、この方向と大きさに基づいて位
置入力をするように構成されたものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成のポインティングデバイスにおいては、歪ゲージ
２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂを用いるため高価となり、ま
た、実操作感覚が得られない等の操作フィーリングの不
満やコンパクト化ができないという課題があった。
の構成のポインティングデバイスにおいては、歪ゲージ
２Ａ、２Ｂ、３Ａ、３Ｂを用いるため高価となり、ま
た、実操作感覚が得られない等の操作フィーリングの不
満やコンパクト化ができないという課題があった。
【０００７】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、力の方向および力の大きさを検出して位置
入力でき、安価で操作性に優れたコンパクトなポインテ
ィングデバイスおよびこれを用いた入力装置を提供する
ことを目的とするものである。
ものであり、力の方向および力の大きさを検出して位置
入力でき、安価で操作性に優れたコンパクトなポインテ
ィングデバイスおよびこれを用いた入力装置を提供する
ことを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、円周上の少なくとも２箇所で切り離された
抵抗電極を配した下フィルムと、この抵抗電極とスペー
サを介して所定の間隔をあけて対向する共通電極を配し
た上フィルムからなり、上記両フィルムのいずれかの裏
面から円周上の所定の位置を押してそれぞれの電極を接
触させることにより入力する構成としたものである。
に本発明は、円周上の少なくとも２箇所で切り離された
抵抗電極を配した下フィルムと、この抵抗電極とスペー
サを介して所定の間隔をあけて対向する共通電極を配し
た上フィルムからなり、上記両フィルムのいずれかの裏
面から円周上の所定の位置を押してそれぞれの電極を接
触させることにより入力する構成としたものである。
【０００９】この本発明により、力の方向および力の大
きさを検出して位置入力することができる安価でコンパ
クトなポインティングデバイスおよびこれを用いた入力
装置を提供することができる。
きさを検出して位置入力することができる安価でコンパ
クトなポインティングデバイスおよびこれを用いた入力
装置を提供することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、円周上の少なくとも２箇所で切り離された抵抗電極
を配した下フィルムと、この抵抗電極とスペーサを介し
て所定の間隔をあけて対向する共通電極を配した上フィ
ルムと、上記両フィルムのいずれかの裏面側から円周上
の抵抗電極または共通電極を押圧する円形突部を有する
押圧板からなる構成としたものであり、力の方向および
力の大きさを検出して位置入力できる安価でコンパクト
なポインティングデバイスを提供できるという作用を有
する。
は、円周上の少なくとも２箇所で切り離された抵抗電極
を配した下フィルムと、この抵抗電極とスペーサを介し
て所定の間隔をあけて対向する共通電極を配した上フィ
ルムと、上記両フィルムのいずれかの裏面側から円周上
の抵抗電極または共通電極を押圧する円形突部を有する
押圧板からなる構成としたものであり、力の方向および
力の大きさを検出して位置入力できる安価でコンパクト
なポインティングデバイスを提供できるという作用を有
する。
【００１１】請求項２に記載の発明は、請求項１記載の
発明において、押圧板に設けた円形突部の内側裏面を押
圧するための操作レバーを設けた構成としたものであ
り、力の方向および力の大きさを検出して位置入力でき
る操作性に優れたコンパクトなポインティングデバイス
を提供できるという作用を有する。
発明において、押圧板に設けた円形突部の内側裏面を押
圧するための操作レバーを設けた構成としたものであ
り、力の方向および力の大きさを検出して位置入力でき
る操作性に優れたコンパクトなポインティングデバイス
を提供できるという作用を有する。
【００１２】請求項３に記載の発明は、請求項１または
２記載の発明において、下フィルムまたは上フィルムの
うち裏面を押圧しない側のフィルムに代えて、抵抗電極
または共通電極を配した硬質の印刷配線板を用いた構成
としたものであり、下フィルムまたは上フィルムのうち
裏面を押圧されない側のフィルムには補強用の硬い基板
が不要となり、ポインティングデバイスの構成部品を少
なくできて、より安価でコンパクトなポインティングデ
バイスを提供できるという作用を有する。
２記載の発明において、下フィルムまたは上フィルムの
うち裏面を押圧しない側のフィルムに代えて、抵抗電極
または共通電極を配した硬質の印刷配線板を用いた構成
としたものであり、下フィルムまたは上フィルムのうち
裏面を押圧されない側のフィルムには補強用の硬い基板
が不要となり、ポインティングデバイスの構成部品を少
なくできて、より安価でコンパクトなポインティングデ
バイスを提供できるという作用を有する。
【００１３】請求項４に記載の発明は、請求項２もくし
は３記載の発明において、複数の入力キーを有し、この
入力キーに隣接してこの入力キーと同じかまたは若干高
く設定した操作レバーを有するポインティングデバイス
を用いた入力装置としたものであり、力の方向および力
の大きさを検出して位置入力できる安価で操作性に優れ
たコンパクトな入力装置を提供できるという作用を有す
る。
は３記載の発明において、複数の入力キーを有し、この
入力キーに隣接してこの入力キーと同じかまたは若干高
く設定した操作レバーを有するポインティングデバイス
を用いた入力装置としたものであり、力の方向および力
の大きさを検出して位置入力できる安価で操作性に優れ
たコンパクトな入力装置を提供できるという作用を有す
る。
【００１４】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図７を用いて説明する。 （実施の形態１）図１（ａ）は同実施の形態によるポイ
ンティングデバイスの平面図、同（ｂ）は断面図、図２
は同ポインティングデバイスの構成部品を示す分解斜視
図、図３は押圧板の底面斜視図、図４は動作状態を示す
断面図、図５は動作を説明する接点部の拡大断面図、図
６は同平面図である。
〜図７を用いて説明する。 （実施の形態１）図１（ａ）は同実施の形態によるポイ
ンティングデバイスの平面図、同（ｂ）は断面図、図２
は同ポインティングデバイスの構成部品を示す分解斜視
図、図３は押圧板の底面斜視図、図４は動作状態を示す
断面図、図５は動作を説明する接点部の拡大断面図、図
６は同平面図である。
【００１５】同図に示すように本発明のポインティング
デバイスは、上ケース１１の上方に操作レバー１２の操
作部１２Ａが突出するように挿入され、この上ケース１
１の下面の開口部１１Ａ内には操作レバー１２の円形の
押圧部１２Ｂの下方に押圧板１３を介して上フィルム１
４、下フィルム１５で形成された接点部１６が配置さ
れ、下ケース１７により蓋をされネジ１８にて固定され
るものである。
デバイスは、上ケース１１の上方に操作レバー１２の操
作部１２Ａが突出するように挿入され、この上ケース１
１の下面の開口部１１Ａ内には操作レバー１２の円形の
押圧部１２Ｂの下方に押圧板１３を介して上フィルム１
４、下フィルム１５で形成された接点部１６が配置さ
れ、下ケース１７により蓋をされネジ１８にて固定され
るものである。
【００１６】上フィルム１４、下フィルム１５で形成さ
れた接点部１６は、円周上の少なくとも２箇所で切り離
された２個の独立した抵抗電極１９、２０を印刷形成し
た下フィルム１５と、上記抵抗電極１９、２０に対向す
る円形の共通電極２１を印刷形成した上フィルム１４
を、下フィルム１５と上フィルム１４の上記抵抗電極１
９、２０と共通電極２１間に所定の間隔をあけるための
中央に穴２２Ａのあるスペーサ２２を介して接着して形
成されている。
れた接点部１６は、円周上の少なくとも２箇所で切り離
された２個の独立した抵抗電極１９、２０を印刷形成し
た下フィルム１５と、上記抵抗電極１９、２０に対向す
る円形の共通電極２１を印刷形成した上フィルム１４
を、下フィルム１５と上フィルム１４の上記抵抗電極１
９、２０と共通電極２１間に所定の間隔をあけるための
中央に穴２２Ａのあるスペーサ２２を介して接着して形
成されている。
【００１７】押圧板１３は下面に上記接点部１６の上方
を押圧する円周上の突部１３Ａを有するとともに、上面
には回転止めおよび係止部を兼ねた２個の突起部１３Ｂ
が形成されている。また、上ケース１１にはこの突起部
１３Ｂに対応する箇所に２個の穴部１１Ｂが設けられ、
上ケース１１の中央の穴１１Ｃに操作レバー１２が挿入
された状態において、揺動可能に係止されている。
を押圧する円周上の突部１３Ａを有するとともに、上面
には回転止めおよび係止部を兼ねた２個の突起部１３Ｂ
が形成されている。また、上ケース１１にはこの突起部
１３Ｂに対応する箇所に２個の穴部１１Ｂが設けられ、
上ケース１１の中央の穴１１Ｃに操作レバー１２が挿入
された状態において、揺動可能に係止されている。
【００１８】また、押圧板１３の下面中央には軸１３Ｃ
が形成され、上フィルム１４、下フィルム１５および下
ケース１７の対応する箇所に形成された穴１４Ａ、１５
Ａ、１７Ａに嵌合されている。
が形成され、上フィルム１４、下フィルム１５および下
ケース１７の対応する箇所に形成された穴１４Ａ、１５
Ａ、１７Ａに嵌合されている。
【００１９】操作レバー１２は上記押圧板１３下面の円
周上の突部１３Ａの内側にあたる上面を、力の加えられ
た方向に押圧するように、上ケース１１の中央の穴１１
Ｃに揺動可能に保持されている。
周上の突部１３Ａの内側にあたる上面を、力の加えられ
た方向に押圧するように、上ケース１１の中央の穴１１
Ｃに揺動可能に保持されている。
【００２０】さらに、下フィルム１５の抵抗電極１９、
２０には、それぞれの両端部からの引き出し線２３、２
４、２５、２６が印刷形成されるとともに、上フィルム
１４の共通電極２１にも、任意の位置からの引き出し線
２７が印刷形成されている。
２０には、それぞれの両端部からの引き出し線２３、２
４、２５、２６が印刷形成されるとともに、上フィルム
１４の共通電極２１にも、任意の位置からの引き出し線
２７が印刷形成されている。
【００２１】以上のように構成されるポインティングデ
バイスの動作について図４〜図６を用いて説明する。
バイスの動作について図４〜図６を用いて説明する。
【００２２】操作レバー１２を力Ｆで倒すと、押圧板１
３の円周上の突部１３Ａの押した位置に対応する方向に
力が加わり、その力は下面の接点部１６を導通させる。
３の円周上の突部１３Ａの押した位置に対応する方向に
力が加わり、その力は下面の接点部１６を導通させる。
【００２３】そして、操作する力Ｆの大きさにより共通
電極２１と抵抗電極１９、２０の接触面積が変わるの
で、共通電極２１の引き出し線２７と抵抗電極１９、２
０の引き出し線２３、２４および２５、２６との間の抵
抗を測定することによって抵抗電極１９、２０の抵抗値
変化を測定することができ、どの方向にどのような力が
加えられたかという「力の方向」と「力の大きさ」を検
出することができるので、この方向と力の大きさに基づ
いて位置入力をすることができる。
電極２１と抵抗電極１９、２０の接触面積が変わるの
で、共通電極２１の引き出し線２７と抵抗電極１９、２
０の引き出し線２３、２４および２５、２６との間の抵
抗を測定することによって抵抗電極１９、２０の抵抗値
変化を測定することができ、どの方向にどのような力が
加えられたかという「力の方向」と「力の大きさ」を検
出することができるので、この方向と力の大きさに基づ
いて位置入力をすることができる。
【００２４】図５（ａ）のように弱い力Ｆａで操作レバ
ー１２を操作した場合、共通電極２１は抵抗電極１９と
小さい接触面積で接触する。このとき抵抗電極１９の抵
抗値をＲａ、引き出し線２４と引き出し線２７の間の測
定抵抗値をＲｂ、引き出し線２３と引き出し線２７の間
の測定抵抗値をＲｃとした場合、弱い力Ｆａの押し力の
大きさはＲａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ）で表すことができ、この
力の大きさに基づいて位置入力をすることができる。
ー１２を操作した場合、共通電極２１は抵抗電極１９と
小さい接触面積で接触する。このとき抵抗電極１９の抵
抗値をＲａ、引き出し線２４と引き出し線２７の間の測
定抵抗値をＲｂ、引き出し線２３と引き出し線２７の間
の測定抵抗値をＲｃとした場合、弱い力Ｆａの押し力の
大きさはＲａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ）で表すことができ、この
力の大きさに基づいて位置入力をすることができる。
【００２５】また、操作レバー１２を操作している方向
は、図６に示すように抵抗電極１９、２０を角度１８０
°にそれぞれ分割した場合、引き出し線２４の位置を角
度０°とすると、押し方向は１８０°×（（Ｒｂ＋
（（Ｒａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ））／２））／Ｒａ）で表すこ
とができ、この方向に基づいて位置入力をすることがで
きる。
は、図６に示すように抵抗電極１９、２０を角度１８０
°にそれぞれ分割した場合、引き出し線２４の位置を角
度０°とすると、押し方向は１８０°×（（Ｒｂ＋
（（Ｒａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ））／２））／Ｒａ）で表すこ
とができ、この方向に基づいて位置入力をすることがで
きる。
【００２６】また、図５（ｂ）のように強い力Ｆｂで操
作レバー１２を操作した場合、共通電極２１と抵抗電極
１９の接触面積は図５（ａ）に比べ、大きい接触面積で
接触する。このとき抵抗電極１９の抵抗値をＲａ、引き
出し線２４と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｄ、
引き出し線２３と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲ
ｅとした場合、強い力Ｆｂで押した押し力はＲａ−（Ｒ
ｄ＋Ｒｅ）＞Ｒａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ）で表すことができ、
この力の大きさに基づいて位置入力をすることができ
る。
作レバー１２を操作した場合、共通電極２１と抵抗電極
１９の接触面積は図５（ａ）に比べ、大きい接触面積で
接触する。このとき抵抗電極１９の抵抗値をＲａ、引き
出し線２４と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｄ、
引き出し線２３と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲ
ｅとした場合、強い力Ｆｂで押した押し力はＲａ−（Ｒ
ｄ＋Ｒｅ）＞Ｒａ−（Ｒｂ＋Ｒｃ）で表すことができ、
この力の大きさに基づいて位置入力をすることができ
る。
【００２７】また、操作レバー１２を操作している方向
は、引き出し線２４の位置を角度０°とすると、押し方
向は１８０°×（（Ｒｄ＋（（Ｒａ−（Ｒｄ＋Ｒｅ））
／２））／Ｒａ）で表すことができ、この方向に基づい
て位置入力をすることができる。
は、引き出し線２４の位置を角度０°とすると、押し方
向は１８０°×（（Ｒｄ＋（（Ｒａ−（Ｒｄ＋Ｒｅ））
／２））／Ｒａ）で表すことができ、この方向に基づい
て位置入力をすることができる。
【００２８】次に、図５（ｃ）のように押圧板１３で共
通電極２１と抵抗電極１９、２０の引き出し線２３、２
５の両端部を同時に押した力Ｆｃの場合、抵抗電極１
９、２０の抵抗値をそれぞれＲａ、Ｒｆ、引き出し線２
４と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｇ、引き出し
線２６と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｈとした
場合、両端部を押した押し力Ｆｃは（Ｒａ−Ｒｇ）＋
（Ｒｆ−Ｒｈ）で表すことができ、この力の大きさに基
づいて位置入力をすることができる。
通電極２１と抵抗電極１９、２０の引き出し線２３、２
５の両端部を同時に押した力Ｆｃの場合、抵抗電極１
９、２０の抵抗値をそれぞれＲａ、Ｒｆ、引き出し線２
４と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｇ、引き出し
線２６と引き出し線２７の間の測定抵抗値をＲｈとした
場合、両端部を押した押し力Ｆｃは（Ｒａ−Ｒｇ）＋
（Ｒｆ−Ｒｈ）で表すことができ、この力の大きさに基
づいて位置入力をすることができる。
【００２９】また、操作レバー１２を操作している方向
は、引き出し線２４の位置を角度０°とすると、押し方
向は１８０°×（（Ｒｇ＋（（（Ｒａ−Ｒｇ）＋（Ｒｇ
−Ｒｈ））／２））／Ｒａ）で表すことができ、この方
向に基づいて位置入力をすることができる。
は、引き出し線２４の位置を角度０°とすると、押し方
向は１８０°×（（Ｒｇ＋（（（Ｒａ−Ｒｇ）＋（Ｒｇ
−Ｒｈ））／２））／Ｒａ）で表すことができ、この方
向に基づいて位置入力をすることができる。
【００３０】なお、本実施の形態において、下フィルム
１５は硬質の印刷配線板に置き換えることも可能であ
り、裏面の下ケース１７と共用することができ、位置入
力装置の構成部品を少なくできる。
１５は硬質の印刷配線板に置き換えることも可能であ
り、裏面の下ケース１７と共用することができ、位置入
力装置の構成部品を少なくできる。
【００３１】（実施の形態２）図７（ａ）は実施の形態
１のポインティングデバイスを用いた入力装置を示す平
面図、（ｂ）は同側面図である。この入力装置はパーソ
ナルコンピュータのキーボード等の複数の入力キーを有
する入力装置の中に実施の形態１のポインティングデバ
イスを搭載したものであり、操作レバー１２の高さを隣
接する周辺の入力キー２８と同じか若干高く設定して、
操作者の指の腹で極めて簡単に操作できるようにしたも
のである。
１のポインティングデバイスを用いた入力装置を示す平
面図、（ｂ）は同側面図である。この入力装置はパーソ
ナルコンピュータのキーボード等の複数の入力キーを有
する入力装置の中に実施の形態１のポインティングデバ
イスを搭載したものであり、操作レバー１２の高さを隣
接する周辺の入力キー２８と同じか若干高く設定して、
操作者の指の腹で極めて簡単に操作できるようにしたも
のである。
【００３２】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作レバ
ーによる力の方向および力の大きさを検出して位置入力
することができる安価で操作性に優れたコンパクトな薄
型で、かつ製造が容易であり、安価に生産できるポイン
ティングデバイスおよびこれを用いた入力装置を提供で
きるという効果を有するものである。
ーによる力の方向および力の大きさを検出して位置入力
することができる安価で操作性に優れたコンパクトな薄
型で、かつ製造が容易であり、安価に生産できるポイン
ティングデバイスおよびこれを用いた入力装置を提供で
きるという効果を有するものである。
【図１】（ａ）本発明の実施の形態１によるポインティ
ングデバイスを示す平面図 （ｂ）同断面図
ングデバイスを示す平面図 （ｂ）同断面図
【図２】同分解斜視図
【図３】押圧板の底面斜視図
【図４】動作状態を示す断面図
【図５】動作を説明する接点部の拡大断面図
【図６】同平面図
【図７】（ａ）本発明の実施の形態２によるポインティ
ングデバイスを用いた入力装置を示す平面図 （ｂ）同要部側面図
ングデバイスを用いた入力装置を示す平面図 （ｂ）同要部側面図
【図８】（ａ）従来のポインティングデバイスの要部の
歪ゲージの平面図 （ｂ）同正面図 （ｃ）同等価回路図
歪ゲージの平面図 （ｂ）同正面図 （ｃ）同等価回路図
１１ 上ケース １１Ａ 開口部 １１Ｂ 穴部 １１Ｃ 穴 １２ 操作レバー １２Ａ 操作部 １２Ｂ 押圧部 １３ 押圧板 １３Ａ 突部 １３Ｂ 突起部 １３Ｃ 軸 １４ 上フィルム １４Ａ、１５Ａ、１７Ａ 穴 １５ 下フィルム １６ 接点部 １７ 下ケース １８ ネジ １９、２０ 抵抗電極 ２１ 共通電極 ２２ スペーサ ２２Ａ 穴 ２３、２４、２５、２６、２７ 引き出し線 ２８ 入力キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 円周上の少なくとも２箇所で切り離され
た抵抗電極を配した下フィルムと、この抵抗電極とスペ
ーサを介して所定の間隔をあけて対向する共通電極を配
した上フィルムと、上記両フィルムのいずれかの裏面側
から円周上の抵抗電極または共通電極を押圧する円形突
部を有する押圧板からなるポインティングデバイス。 - 【請求項２】 押圧板に設けた円形突部の内側裏面を押
圧するための操作レバーを設けた請求項１記載のポイン
ティングデバイス。 - 【請求項３】 下フィルムまたは上フィルムのうち裏面
を押圧しない側のフィルムに代えて、抵抗電極または共
通電極を配した硬質の印刷配線板を用いた請求項１また
は２記載のポインティングデバイス。 - 【請求項４】 複数の入力キーを有し、この入力キーに
隣接してこの入力キーと同じかまたは若干高く設定した
操作レバーを有する請求項２もしくは３記載のポインテ
ィングデバイスを用いた入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8057458A JPH09245580A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8057458A JPH09245580A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245580A true JPH09245580A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13056238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8057458A Pending JPH09245580A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | ポインティングデバイスおよびこれを用いた入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09245580A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10164953B4 (de) * | 2000-08-03 | 2007-07-05 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Richtungseingabevorrichtung und elektrisches Gerät das diese umfasst |
| DE10194679B4 (de) * | 2000-10-05 | 2008-01-10 | Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. | Multidirektionales Eingabeelement |
| WO2020075377A1 (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 押圧式入力装置、及び押圧兼回転式入力装置 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8057458A patent/JPH09245580A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPWO2020075377A1 (ja) * | 2018-10-09 | 2021-09-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 押圧式入力装置、及び押圧兼回転式入力装置 |
| US11676783B2 (en) | 2018-10-09 | 2023-06-13 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Press-type input device and press-rotate-type input device |
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