JPH09245491A - オーディオファイル装置 - Google Patents

オーディオファイル装置

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Publication number
JPH09245491A
JPH09245491A JP5122796A JP5122796A JPH09245491A JP H09245491 A JPH09245491 A JP H09245491A JP 5122796 A JP5122796 A JP 5122796A JP 5122796 A JP5122796 A JP 5122796A JP H09245491 A JPH09245491 A JP H09245491A
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JP
Japan
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erase
blocks
erasion
flash memory
block
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JP5122796A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuwano
尚 桑野
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ素子の消去時間を短縮してディジタル
音声信号の記録時間を短縮する。 【解決手段】 フラッシュメモリ1の各チップ11〜1
nの同一位置のブロックに対しては連続するアドレスが
順次付与されている。メモリ消去・書込み制御部2の消
去要求処理部21は外部からの消去要求を基に消去要求
・消去実行中フラグ25の設定を行う。消去起動処理部
22は消去要求・消去実行中フラグ25の設定内容を基
に消去すべきチップ11〜1nのブロックに対する消去
コマンドを連続するアドレス順にほぼ同時に発行する。
消去終了処理部23はフラッシュメモリ1からの消去終
了割り込みを基に消去要求・消去実行中フラグ25の設
定を行う。書込み処理部24は消去要求・消去実行中フ
ラグ25の設定内容を基に外部から書込み要求されたチ
ップ11〜1nのブロックに対して書込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーディオファイル
装置に関し、特に音声データ等の大量のデータをフラッ
シュメモリに記録するオーディオファイル装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオーディオファイル装置
においては、主にテレビやラジオ等の放送局で番組やC
M(コマーシャル)等の音声素材を記録し、その記録し
た内容を放送するために用いられている。
【0003】すなわち、このオーディオファイル装置
は、アナログ信号をA/D(アナログ/ディジタル)変
換でディジタル音声信号に変換してハードディスクや光
ディスク、及び半導体メモリ等の記録媒体に記録し、こ
の記録媒体に記録された音声素材をD/A(ディジタル
/アナログ)変換でアナログ音声信号に変換して音声を
再生する装置等に用いられている。
【0004】上記のオーディオファイル装置において
は、ディジタル音声信号の記録媒体としてフラッシュメ
モリを使用したものがある。フラッシュメモリは電気的
に消去可能な不揮発性メモリであり、メモリ空間である
消去単位で複数に分割された構造となっている。以下、
この消去単位で分割された部分をブロックとする。
【0005】通常、同一のフラッシュメモリ内で消去で
きるブロックは1カ所だけである。フラッシュメモリに
ディジタル音声信号を記録する際にはブロックを予め消
去した後に、そのディジタル音声信号の書込み動作を行
わなければならない。そのため、フラッシュメモリの記
録時間は消去時間と記録時間との和となる。
【0006】メモリにアドレスを割り付ける際には、同
一メモリ内に連続して割り付けるのが一般的である。こ
の方法でフラッシュメモリにアドレスを割り付けると、
同一フラッシュメモリのブロックが連続したアドレス割
り付けとなる。
【0007】すなわち、図6に示すように、チップ1内
のブロック1,2,3,4,5,……,a−3,a−
2,a−1,aに夫々アドレス「1」,「2」,
「3」,「4」,「5」,……,「a−3」,「a−
2」,「a−1」,「a」が割り付けられる。
【0008】次のチップ2内のブロック1,2,3,
4,5,……,a−3,a−2,a−1,aには「a+
1」,「a+2」,「a+3」,「a+4」,「a+
5」,……,「2a−3」,「2a−2」,「2a−
1」,「2a」が割り付けられる。
【0009】さらに、チップ(n−1)内のブロック
1,2,3,4,5,……,a−3,a−2,a−1,
aには「(n−2)a+1」,「(n−2)a+2」,
「(n−2)a+3」,「(n−2)a+4」,「(n
−2)a+5」,……,「(n−1)a−3」,「(n
−1)a−2」,「(n−1)a−1」,「(n−1)
a」が割り付けられる。
【0010】さらにまた、チップn内のブロック1,
2,3,4,5,……,a−3,a−2,a−1,aに
は「(n−1)a+1」,「(n−1)a+2」,
「(n−1)a+3」,「(n−1)a+4」,「(n
−1)a+5」,……,「na−3」,「na−2」,
「na−1」,「na」が割り付けられる。
【0011】フラッシュメモリはその内容を消去する
際、同一フラッシュメモリ内の1つのブロックしか消去
することができないため、1個のフラッシュメモリ全て
のブロックの消去を行う場合、1個のフラッシュメモリ
に含まれるブロックの数と1ブロックを消去するのに必
要な時間とを乗じた時間が必要となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のオーデ
ィオファイル装置では、記録媒体としてフラッシュメモ
リを使用したものの場合、フラッシュメモリのメモリ空
間を複数のブロックに分割した構造となっており、この
フラッシュメモリにディジタル音声信号を記録する際に
ブロックを予め消去した後に、そのディジタル音声信号
の書込み動作を行わなければならないため、フラッシュ
メモリの記録時間としては消去時間と記録時間とを加算
した時間が必要となる。
【0013】また、その消去時間としては1個のフラッ
シュメモリに含まれるブロックの数と1ブロックを消去
するのに必要な時間とを乗じた時間が必要となるので、
フラッシュメモリにディジタル音声信号を記録するのに
多大な時間が必要となる。
【0014】特公平1−57438号公報にはEEPR
OM(電気的に消去可能なプログラマブル固定メモリ)
において消去信号を全ての列または行に連結し、1回の
操作でメモリ素子の1列全体または1行全体を消去する
技術が開示されている。
【0015】しかしながら、列または行消去では夫々の
列または行の消去が終わるまで次の列または行の消去が
できないため、消去時間が列消去でも行消去でも同じで
あり、消去時間を短縮することはできない。
【0016】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、メモリ素子の消去時間を短縮してディジタル音声
信号の記録時間を短縮することができるオーディオファ
イル装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるオーディオ
ファイル装置は、ディジタル音声信号を記憶するオーデ
ィオファイル装置であって、各々電気的に消去可能でか
つ複数のブロックからなる複数の不揮発性メモリ素子
と、前記複数の不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブ
ロックを略同時に消去する手段とを備えている。
【0018】本発明による他のオーディオファイル装置
は、ディジタル音声信号を記憶するオーディオファイル
装置であって、各々電気的に消去可能でかつ複数のブロ
ックからなる複数の不揮発性メモリ素子と、前記複数の
不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブロックに対して
順次付与された連続するアドレス順にその内容を略同時
に消去する手段とを備えている。
【0019】本発明による別のオーディオファイル装置
は、ディジタル音声信号を記憶するオーディオファイル
装置であって、各々電気的に消去可能でかつ複数のブロ
ックからなる複数の不揮発性メモリ素子と、前記複数の
ブロックに対応して設けられかつ対応するブロックに対
する消去要求を保持する消去要求フラグと、前記複数の
ブロックに対応して設けられかつ対応するブロックにお
ける消去実行中を示す情報を保持する消去実行中フラグ
と、前記複数の不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブ
ロックに対して順次付与された連続するアドレス順に前
記消去要求を略同時に発生する手段と、前記消去要求フ
ラグ及び前記消去実行中フラグ各々の内容に応じて対応
するブロックへの書込みを連続して行う手段とを備えて
いる。
【0020】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0021】電気的に消去可能なフラッシュメモリを構
成するチップ各々を複数のブロックで構成し、同一位置
にあるブロックに対して連続するアドレスを割り付けて
おき、消去要求処理部及び消去起動処理部で複数のチッ
プ各々の同一位置のブロックの内容を略同時に消去す
る。
【0022】これによって、フラッシュメモリにおける
消去時間を短縮することが可能となり、ディジタル音声
信号の記録時間を短縮することが可能となる。
【0023】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。図において、本発明の一実施例によ
るオーディオファイル装置はフラッシュメモリ1と、メ
モリ消去・書込み制御部2とを含んで構成されている。
【0024】フラッシュメモリ1はチップ11〜1nか
ら構成されており、各チップ11〜1nは複数のブロッ
クから構成されている。各チップ11〜1nの同一位置
のブロックに対しては連続するアドレスが順次付与され
ている。
【0025】メモリ消去・書込み制御部2は消去要求処
理部21と、消去起動処理部22と、消去終了処理部2
3と、書込み処理部24と、消去要求・消去実行中フラ
グ25とから構成されている。
【0026】消去要求処理部21は外部からの消去要求
に基づいて消去すべきチップ11〜1nのブロックに対
応する消去要求・消去実行中フラグ25の設定を行う。
消去起動処理部22は消去要求・消去実行中フラグ25
の設定内容に基づいて消去すべきチップ11〜1nのブ
ロックに対する消去コマンドを連続するアドレス順に発
行する。
【0027】つまり、消去起動処理部22は消去すべき
チップ11〜1nのブロックに対する消去コマンドを1
つのブロックの内容の消去が終了するまで待つことなく
連続して発行するので、それらの消去コマンドをほぼ同
時に発行することとなる。
【0028】尚、消去起動処理部22は消去要求・消去
実行中フラグ25の設定内容を確認しながら対応する消
去コマンドを生成蓄積し、各チップ11〜1nに対する
消去コマンドを蓄積した後にそれらの消去コマンドを同
時にフラッシュメモリ1に出力するようにすることも可
能である。
【0029】消去終了処理部23はフラッシュメモリ1
からの消去終了割り込みに基づいて消去終了したチップ
11〜1nのブロックに対応する消去要求・消去実行中
フラグ25の設定を行う。
【0030】書込み処理部24は外部からの書込み要求
に基づいて書込むべきチップ11〜1nのブロックに対
応する消去要求・消去実行中フラグ25の設定内容を読
出し、その設定内容に基づいて書込むべきチップ11〜
1nのブロックに対して書込みを行う。消去要求・消去
実行中フラグ25には各チップ11〜1nの各ブロック
に対応する消去要求フラグ及び消去実行中フラグが予め
保持されている。
【0031】図2は図1のフラッシュメモリ1に対する
アドレス割り付けを示す図である。図において、フラッ
シュメモリ1のチップ11〜1nは夫々複数のブロック
からなり、同一位置のブロックに対しては連続するアド
レスが順次付与されている。
【0032】すなわち、チップ11〜1n各々のブロッ
ク1には夫々連続するアドレス「1」,「2」,……,
「n−1」,「n」が割り付けられ、チップ1〜n各々
のブロック2には夫々連続するアドレス「n+1」,
「n+2」,……,「2n−1」,「2n」が割り付け
られている。
【0033】同様に、チップ11〜1n各々のブロック
3には夫々連続するアドレス「2n+1」,「2n+
2」,……,「3n−1」,「3n」が割り付けられ、
チップ11〜1n各々のブロック4には夫々連続するア
ドレス「3n+1」,「3n+2」,……,「4n−
1」,「4n」が割り付けられ、チップ11〜1n各々
のブロック5には夫々連続するアドレス「4n+1」,
「4n+2」,……,「5n−1」,「5n」が割り付
けられている。
【0034】また、チップ11〜1n各々のブロック
(a−3)には夫々連続するアドレス「(a−4)n+
1」,「(a−4)2n+2」,……,「(a−3)n
−1」,「(a−3)n」が割り付けられ、チップ11
〜1n各々のブロック(a−2)には夫々連続するアド
レス「(a−3)n+1」,「(a−3)n+2」,…
…,「(a−2)n−1」,「(a−2)n」が割り付
けられている。
【0035】さらに、チップ11〜1n各々のブロック
(a−1)には夫々連続するアドレス「(a−2)n+
1」,「(a−2)n+2」,……,「(a−1)n−
1」,「(a−1)n」が割り付けられ、チップ11〜
1n各々のブロックaには夫々連続するアドレス「(a
−1)n+1」,「(a−1)n+2」,……,「an
−1」,「an」が割り付けられている。
【0036】したがって、フラッシュメモリ1に対して
上記のアドレス順で連続してデータを書込む場合、チッ
プ11からチップ1nの同一ブロック、例えばブロック
1に対して略同時に消去を行うことが可能となるので、
チップ11のブロック1の消去が終了した時点でアドレ
ス「1」からアドレス「n」に対する連続したデータの
書込みが可能となる。
【0037】つまり、連続したアドレスにデータを書込
む場合、その書込みが書込むアドレス毎に異なるチップ
への書込みとなるので、その消去動作もチップ毎に行わ
れることとなる。この場合、各チップにおけるブロック
の消去時間は等しいので、チップ12のブロック1から
チップ1nのブロック1までの消去動作はチップ11の
ブロック1の内容の消去が終了した時点とほぼ同時に終
了することとなり、連続したデータを書込む際に書込む
べきブロック全ての終了を待つ必要がなくなる。
【0038】図3は図2のフラッシュメモリ1に対する
消去要求処理を示すフローチャートである。これら図1
〜図3を用いて本発明の一実施例によるフラッシュメモ
リ1に対する消去要求処理について説明する。
【0039】フラッシュメモリ1に対して消去要求処理
部21で消去要求を行う場合、消去要求処理部21はま
ず消去する必要のあるブロックのチップ番号nの初期値
(n=0)を入力してから(図3ステップS1)、ブロ
ック番号aの初期値(a=0)を入力する(図3ステッ
プS2)。
【0040】その後に、消去要求処理部21はチップ番
号nのブロック番号aの消去要求フラグを“1”にする
(図3ステップS3)。この場合、消去要求フラグは
“1”で消去要求有りを示し、“0”で消去要求無しを
示す。
【0041】これに続いて、消去要求処理部21はチッ
プ番号nのブロック番号aの消去実行中フラグを“0”
にする(図3ステップS4)。この場合、消去実行中フ
ラグは“0”で消去未実行を示し、“1”で消去実行中
を示す。
【0042】消去実行中フラグの設定が終了すると、消
去要求処理部21はチップ番号nが最終番号であるかど
うかを確認する(図3ステップS5)。消去要求処理部
21はチップ番号nが最終番号であることが確認される
と、チップ番号を初期値(n=0)に戻し(図3ステッ
プS7)、ブロック番号aが最終番号であるかどうかを
確認する(図3ステップS8)。
【0043】消去要求処理部21はチップ番号nが最終
番号であることが確認されなければ、そのチップ番号n
に1を加算し(n=n+1)(図3ステップS6)、チ
ップ番号nのブロック番号aに対する消去要求フラグ及
び消去実行中フラグの設定を行う(図3ステップS3,
S4)。つまり、消去要求処理部21は異なるチップの
同じブロックに対する消去要求フラグ及び消去実行中フ
ラグの設定をその同一ブロック全てに対して行う。
【0044】消去要求処理部21はブロック番号aが最
終番号であることが確認されると、処理を終了する。ま
た、消去要求処理部21はブロック番号aが最終番号で
あることが確認されなければ、ブロック番号aに1を加
算し(a=a+1)(図3ステップS9)、このブロッ
ク番号aに対する消去要求フラグ及び消去実行中フラグ
の設定を行う(図3ステップS3〜S6)。つまり、消
去要求処理部21は上記の消去要求フラグ及び消去実行
中フラグ各々の設定を消去する必要のあるブロック全て
に対して実行する。
【0045】図4は図2のフラッシュメモリ1に対する
消去起動処理を示すフローチャートである。これら図1
と図2と図4とを用いて本発明の一実施例によるフラッ
シュメモリ1に対する消去起動処理について説明する。
【0046】フラッシュメモリ1に対して消去起動処理
部22で消去起動を行う場合、消去起動処理部22はま
ず消去する必要のあるブロックのチップ番号nの初期値
(n=0)を入力してから(図4ステップS11)、ブ
ロック番号aの初期値(a=0)を入力する(図4ステ
ップS12)。
【0047】その後に、消去起動処理部22はチップ番
号nのブロック番号aの消去要求フラグが“1”で、消
去実行中フラグが“0”であるかを確認する(図4ステ
ップS13,S14)。これらの条件を満たすと、消去
起動処理部22はチップ番号nのブロック番号aの消去
コマンドを発行し(図4ステップS15)、消去実行中
フラグを“1”にする(図4ステップS16)。
【0048】続いて、消去起動処理部22はチップ番号
nが最終番号であるかどうかを確認する(図4ステップ
S17)。消去起動処理部22はチップ番号nが最終番
号であることが確認されると、チップ番号を初期値(n
=0)に戻し(図4ステップS19)、ブロック番号a
が最終番号であるかどうかを確認する(図4ステップS
20)。
【0049】消去起動処理部22はチップ番号nが最終
番号であることが確認されなければ、チップ番号nに1
を加算し(n=n+1)(図4ステップS18)、その
チップ番号nのブロック番号aに対する消去要求フラグ
及び消去実行中フラグの確認を行う(図4ステップS1
3,S14)。
【0050】消去起動処理部22はブロック番号aが最
終番号であることが確認されると、処理を終了する。ま
た、消去起動処理部22はブロック番号aが最終番号で
あることが確認されなければ、ブロック番号aに1を加
算し(a=a+1)(図4ステップS21)、そのブロ
ック番号aに対する消去要求フラグ及び消去実行中フラ
グの確認を行う(図4ステップS13,S14)。すな
わち、消去起動処理部22は上記の消去コマンドの発行
及び消去実行中フラグの設定を消去する必要のあるブロ
ック全てに対して実行する。
【0051】図5は図2のフラッシュメモリ1に対する
消去終了処理を示すフローチャートである。これら図1
と図2と図5とを用いて本発明の一実施例によるフラッ
シュメモリ1に対する消去終了処理について説明する。
【0052】フラッシュメモリ1から消去終了割り込み
が発生すると、消去終了処理部23はどのチップのどの
ブロックの内容の消去が終了したかをフラッシュメモリ
1からのステータスで読取る(図5ステップS31)。
【0053】消去終了処理部23は読取ったチップ番号
n及びブロック番号aの消去要求フラグを“0”、消去
実行中フラグを“0”とし(図5ステップS32,S3
3)、処理を終了する。
【0054】図6は図2のフラッシュメモリ1に対する
書込み処理を示すフローチャートである。これら図1と
図2と図6とを用いて本発明の一実施例によるフラッシ
ュメモリ1に対する書込み処理について説明する。
【0055】フラッシュメモリ1に対して書込み処理部
24で書込み処理を行う場合、書込み処理部24はまず
書込む必要のあるブロックのチップ番号nの初期値(n
=0)を入力してから(図6ステップS41)、ブロッ
ク番号aの初期値(a=0)を入力する(図6ステップ
S42)。
【0056】その後に、書込み処理部24はチップ番号
nのブロック番号aの消去要求フラグが“0”で、消去
実行中フラグが“0”であるかを確認する(図6ステッ
プS43,S44)。これらの条件を満たすと、書込み
処理部24はそのチップ番号nのブロック番号aに対す
る書込み処理を実行する(図6ステップS45)。
【0057】続いて、書込み処理部24はチップ番号n
が最終番号であるかどうかを確認する(図6ステップS
46)。書込み処理部24はチップ番号nが最終番号で
あることが確認されると、チップ番号を初期値(n=
0)に戻し(図6ステップS48)、ブロック番号aが
最終番号であるかどうかを確認する(図6ステップS4
9)。
【0058】書込み処理部24はチップ番号nが最終番
号であることが確認されなければ、チップ番号nに1を
加算し(n=n+1)(図6ステップS47)、そのチ
ップ番号nのブロック番号aに対する消去要求フラグ及
び消去実行中フラグの確認を行う(図6ステップS4
3,S44)。
【0059】書込み処理部24はブロック番号aが最終
番号であることが確認されると、処理を終了する。ま
た、書込み処理部24はブロック番号aが最終番号であ
ることが確認されなければ、ブロック番号aに1を加算
し(a=a+1)(図6ステップS50)、そのブロッ
ク番号aに対する消去要求フラグ及び消去実行中フラグ
の確認を行う(図6ステップS43,S44)。すなわ
ち、書込み処理部24は上記の書込み処理を書込む必要
のあるブロック全てに対して実行する。
【0060】このように、フラッシュメモリ1の各チッ
プ11〜1nの同一位置にあるブロックに連続するアド
レスを割り付け、消去要求処理部21及び消去起動処理
部22でこれら複数のチップ11〜1n各々の同一位置
のブロックの内容を略同時に消去することによって、フ
ラッシュメモリ1における消去時間を短縮してディジタ
ル音声信号の記録時間を短縮することができる。
【0061】すなわち、1ブロックを消去するのに必要
な時間をtとすると、従来のオーディオファイル装置で
はn個のブロックを消去する時間t1が、 t1=t×n となる。つまり、1個のブロックが終了するまで次のブ
ロックの消去が待たされることとなるので、消去時間は
1ブロックを消去するのに必要な時間tに消去するブロ
ック数を乗じたものとなる。
【0062】これに対し、本発明の一実施例では、n個
のブロックを消去する時間t2が、n個のブロック各々
に対する消去コマンドの発行が連続して行われるので、
その発行時間をbとすると、 t2=t+b となる。この場合、本発明の一実施例では、n個のブロ
ックに対する消去が各チップ11〜1nに対する消去と
なり、n個のブロック各々に対する消去コマンドの発行
時間bはほとんど0に近いので、t2≒tとなる。すな
わち、本発明の一実施例によるブロックの消去時間は従
来の方法のほぼ1/nに短縮されることとなる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々電気的に消去可能でかつ複数のブロックからなる複数
の不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブロックの内容
を略同時に消去することによって、不揮発性メモリの内
容の消去時間を短縮してディジタル音声信号の記録時間
を短縮することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のフラッシュメモリに対するアドレス割り
付けを示す図である。
【図3】図2のフラッシュメモリに対する消去要求処理
を示すフローチャートである。
【図4】図2のフラッシュメモリに対する消去起動処理
を示すフローチャートである。
【図5】図2のフラッシュメモリに対する消去終了処理
を示すフローチャートである。
【図6】図2のフラッシュメモリに対する書込み処理を
示すフローチャートである。
【図7】従来例のフラッシュメモリに対するアドレス割
り付けを示す図である。
【符号の説明】
1 フラッシュメモリ 2 メモリ消去・書込み制御部 11〜1n チップ 21 消去要求処理部 22 消去起動処理部 23 消去終了処理部 24 書込み処理部 25 消去要求・消去実行中フラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル音声信号を記憶するオーディ
    オファイル装置であって、各々電気的に消去可能でかつ
    複数のブロックからなる複数の不揮発性メモリ素子と、
    前記複数の不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブロッ
    クを略同時に消去する手段とを有することを特徴とする
    オーディオファイル装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル音声信号を記憶するオーディ
    オファイル装置であって、各々電気的に消去可能でかつ
    複数のブロックからなる複数の不揮発性メモリ素子と、
    前記複数の不揮発性メモリ素子各々の同一位置のブロッ
    クに対して順次付与された連続するアドレス順にその内
    容を略同時に消去する手段とを有することを特徴とする
    オーディオファイル装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル音声信号を記憶するオーディ
    オファイル装置であって、各々電気的に消去可能でかつ
    複数のブロックからなる複数の不揮発性メモリ素子と、
    前記複数のブロックに対応して設けられかつ対応するブ
    ロックに対する消去要求を保持する消去要求フラグと、
    前記複数のブロックに対応して設けられかつ対応するブ
    ロックにおける消去実行中を示す情報を保持する消去実
    行中フラグと、前記複数の不揮発性メモリ素子各々の同
    一位置のブロックに対して順次付与された連続するアド
    レス順に前記消去要求を略同時に発生する手段と、前記
    消去要求フラグ及び前記消去実行中フラグ各々の内容に
    応じて対応するブロックへの書込みを連続して行う手段
    とを有することを特徴とするオーディオファイル装置。
JP5122796A 1996-03-08 1996-03-08 オーディオファイル装置 Pending JPH09245491A (ja)

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