JPH04155546A - マルチボリュームファイル処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 計算機における、マルチボリュームファイルの記憶領域
割当処理に関し、 一連の記憶媒体（ボリュームンの中に空き記憶領域の無
いボリュームがあっても、正常に記憶領域の割当処理を
継続できるマルチボリュームファイル処理方法を目的と
し、 指定の順序を有する複数個の記憶媒体の空き記憶領域か
ら、該順序に従って所要の大きさの記憶領域を順次割り
当てて、指定の大きさを満足する複数の分割された該記
憶領域からなるマルチボリュームファイルを生成する計
算機の処理において、該順序に従って該記憶領域を割り
当てるべき該記憶媒体に空き記憶領域が無い場合には、
当該記憶媒体のファイル管理情報に、記憶領域の割当の
無い当該ファイルの情報を設定することにより、該マル
チボリュームファイルへの当該記憶媒体の記憶領域割当
を完了したものとするように構成する。

Ｃ産業上の利用分野〕 本発明は、計算機における、マルチボリュームファイル
の記憶領域割当処理のための、マルチボリュームファイ
ル処理方法に関する。

〔従来の技術〕

第２図は計算機の構成例を示すブロック図であり、計算
機において、磁気ディスク記憶装置等の外部記憶製置を
構成する個別の記憶媒体のボリューム１にファイルを生
成する場合に、記憶領域を複数のボリューム１から割り
当てて１つのファイルに構成する、いわゆるマルチボリ
ュームファイルはよく知られている。

各ボリューム１には、ボリュームを識別するたメノホリ
ューム通番２が設定されており、マルチボリュームファ
イルの構成情報には、複数のボリューム通番の並びが指
定されて、そのファイルは指定のボリューム通番のボリ
ュームに割り当てる記憶領域を、指定の順序に並べて構
成するように制御される。

そこで計算機のファイル管理部３は、マルチボリューム
ファイルのボリューム通番の並びを指定されてデータを
書き出す場合に、ある指定のボリューム１に取った記憶
領域４でデータを書き出す領域が不足し、そのボリュー
ムに空き領域が無いと、ボリューム通番の並びで次の順
位に指定されているボリューム通番のボリューム１にア
クセスする。

そのボリュームの領域管理情報５を読んで、空き記憶領
域から必要な大きさの領域を、このファイルに割り当て
るように領域管理情報を設定し、必要なそのファイルの
情報をファイル管理情報６に設定し、割り当てた領域に
データを書き出す。

このようにして記憶領域が必要になれば、順次次順位の
ボリュームについて以上のような処理を進める。

ここで、新たに記憶領域を割り当てようとしたボリュー
ムｌに空き記憶領域が無かった場合には、指定のボリュ
ームに空き領域が無いので、処理を続行できない異常状
態として扱い、そのマルチボリュームファイルへの書出
しを行っていたジョブを異常終了させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記のように、指定されているボリュームに、たまたま
空き記憶領域が無いと、ジョブが異常終了するので、改
めてジョブを再実行させなければならない。

本発明は、一連の記憶媒体（ボリューム）の中に空き記
憶Ｎ域の無いボリュームがあっても、正常に記憶領域の
割当処理を継続できるマルチボリュームファイル処理方
法を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は、本発明の構成を示す処理の流れ図である。

図はマルチボリュームファイル処理方法であって、指定
の順序を有する複数個の記憶媒体の空き記憶領域から、
該順序に従って所要の大きさの記憶領域を順次割り当て
て、指定の大きさを満足する複数の分割された該記憶領
域からなるマルチボリュームファイルを生成する計算機
の処理（処理ステップ１０〜１６）において、該順序に
従って該記憶領域を割り当てるべき該記憶媒体に空き記
憶領域が無い場合には（処理ステップ１１）、当該記憶
媒体のファイル管理情報に、記憶領域の割当の無い当該
ファイルの情報を設定することにより、該マルチボリュ
ームファイルへの当該記憶媒体の記憶領域割当を完了し
たものとする（処理ステップ１７）。

６作　用〕 本発明の処理方法により、マルチボリュームファイルの
書出しをしようとして、空き領域の無いボリュームにつ
いては、マルチボリュームファイルがそのボリュームに
記憶領域を持たず（ダミーの領域のみを持ち）ファイル
は存在するようにファイル管理情報を設定して、次順位
のボリュームに進むので、ジョブは正常に処理を継続で
きる。そのマルチボリュームファイルへのアクセス制御
では、ボリュームのファイル管理情報により、当該ファ
イルの割当領域があるか識別し、領域が無い場合にはデ
ータへのアクセス実行をスキップして、次順位のボリュ
ームにアクセスするように処理する。

〔実施例〕

第１図の処理の流れを詳細に説明すると、計算機はマル
チボリュームファイルを書き出すためのボリュームを指
定するボリューム通番の並びを受は取って処理を開始し
、処理ステップ１０で、先ず先頭のボリューム通番のボ
リュームを検索してアクセスする。

処理ステップ１１でボリュームの領域管理情報を読み、
空き記憶領域の有無を識別する。空き記憶領域がある場
合には、処理ステップ１２以下で通常のように記憶領域
を、例えば磁気ディスク記憶装置で定まるトラック単位
で割り当ててデータを書き出す。

即ち処理ステップ１２で必要なトラック数を決定し、領
域管理情報のその領域を割当済に更新することにより記
憶領域を割り当てる。必要なトラック数は、例えばマル
チボリュームファイルに必要な残りトラック数と、空き
領域トランク数とを見て、何れか値の小さな方によって
決定する。

領域がきまると、処理ステップ１３でファイル管理情報
を書出し、処理ステップ１４でデータを書き出して、そ
のボリュームについての処理を終わる。

ボリューム内に設定されるファイル管理情報には、概念
的に、ファイルを識別するファイル名と、割り当てた領
域の先頭トラックを指示するポインタと、トラック数と
、マルチボリュームファイル内のボリュームの順位を示
す情報を有する。

データの書出しを終わると、処理ステップ１５で更に領
域獲得が必要か識別して、必要でなければ処理を終了し
、必要であれば処理ステップ１６で次順位のボリューム
にアクセスし、処理ステップ１１の処理に戻る。

処理ステップ１１でボリュームの領域管理情報を読み、
空き記憶領域が無かった場合には、本発明により処理ス
テップ１７の処理を行う。処理ステップ１７では、処理
ステップ１３と同様のファイル管理情報をそのボリュー
ムに設定し、但し割当領域は無いので、例えば先頭トラ
ンクへのポインタは０１割当トラック数も０とする。そ
の後に、処理ステップ１６に進んで次順位のボリューム
にアクセスする。

以上の処理により、例えばファイル名Ａ、Ｂのマルチボ
リュームファイルを、ボリューム通番が■１、■２、■
３の３ボリユームに書き出す場合に、ボリューム■２に
空き領域が無かったとすると、第３図に説明的に示すよ
うなファイル管理情報が、各ボリュームに設定される。

なおこの例のマルチボリュームファイルの要求記憶領域
の長さは５０トラツクであったとする。

このファイルにアクセスする場合には、ファイル名によ
りファイル管理情報を検索し、ボリューム順位で正常な
順位を確認して、従来と同様にアクセスを処理すること
ができるが、その場合に例えばポインタを検査して、０
であればそのボリュームのデータへのアクセスは実行せ
ず次のボリュームへ進むようにする。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、計算機
における、マルチボリュームファイルの記憶領域割当処
理において、一連のボリュームの中に空き記憶領域の無
いボリュームがあっても、正常に記憶領域の割当処理を
継続できるので、ジョブの異常終了による再実行の発生
を避けることができ、システムの処理効率を改善すると
いう著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す処理の流れ図、第２図は計
算機の構成例を示すブロック図、第３図はファイル管理
情報を説明する図である。 図において、 １はボリューム、　　　　２はボリューム通番、３はフ
ァイル管理部、　　４は記憶領域、５は領域管理情報、
　　　６はファイル管理情報、１０〜１７は処理ステッ
プ 本発明の構成を示す処理の流れ図 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　指定の順序を有する複数個の記憶媒体の空き記憶領域
   から、該順序に従って所要の大きさの記憶領域を順次割
   り当てて、指定の大きさを満足する複数の分割された該
   記憶領域からなるマルチボリュームファイルを生成する
   （１０〜１６）計算機の処理において、 該順序に従って該記憶領域を割り当てるべき該記憶媒体
   に空き記憶領域が無い場合（１１）には、当該記憶媒体
   のファイル管理情報に、記憶領域の割当の無い当該ファ
   イルの情報を設定することにより、該マルチボリューム
   ファイルへの当該記憶媒体の記憶領域割当を完了したも
   のとする（１７）ことを特徴とするマルチボリュームフ
   ァイル処理方法。