JPH09244227A - 平版印刷版の製造方法 - Google Patents

平版印刷版の製造方法

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JPH09244227A
JPH09244227A JP5624796A JP5624796A JPH09244227A JP H09244227 A JPH09244227 A JP H09244227A JP 5624796 A JP5624796 A JP 5624796A JP 5624796 A JP5624796 A JP 5624796A JP H09244227 A JPH09244227 A JP H09244227A
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acid
group
printing plate
phosphate
weight
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JP5624796A
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Hisashi Hotta
久 堀田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像時において、非画像部の白色化及び陽極
酸化皮膜の溶解が防止され、放置汚れが軽減され、かつ
優れた耐刷性を発揮する平版印刷版を得る。 【解決手段】 陽極酸化し、リン酸塩及び無機フッ素化
合物を含む水溶液で処理したアルミニウム支持体にポジ
型感光性組成物よりなる感光層を設けた感光性平版印刷
版を、糖類、オキシム類、フェノール類及びフッ素化ア
ルコール類から選ばれる少なくとも1種の化合物を0.0
1モル/リットル以上含有し且つアルカリ剤を含有する
現像液で現像することを特徴とする平版印刷版の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平版印刷版の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、広く使用されている感光性平
版印刷版は、支持体としての微細な粗面化処理を行な
い、場合によってはアルカリエッチングによる表面清浄
化を施した後、該アルミニウム板上に陽極酸化皮膜を設
けて、その上に感光層を設けたものである。例えば、o
−キノンジアジド化合物は紫外線露光によりカルボン酸
に変化することが知られており、従って、これをアルカ
リ水溶液で現像すると当該感光層の露光部のみが除去さ
れて支持体表面が露出する。アルミニウム支持体の表面
は親水性なので現像で支持体の表面が露出された部分
(非画像部)は水を保持して油性インキを反発する。一
方、現像によって感光層の除去されなかった領域(画像
部)は、親油性なので水を反発し、インキを受け付け
る。かかるポジ型感光性平版印刷版の現像液として使用
されるアルカリ水溶液は、種々のものが知られている
が、最も一般的に用いられているのは珪酸ナトリウム、
珪酸カリウム等の珪酸塩水溶液である。
【0003】しかし、上記の珪酸塩を主成分とする現像
液においては、SiO2 濃度を高めると現像安定性は高
まるが、SiO2 に起因する固形物が析出し易く、自動
現機のノズルの目詰まりや、固着物による装置の汚れが
水洗で溶解しにくいなどの問題を生じてしまうことが知
られており、現像安定性に欠けることも知られている。
また、現像液の廃液処理のさいに、中和処理を行おうと
するとSiO2 に起因する液のゲル化が起こってしまい
配管系が詰まるなどの不都合を生じ易い。これらの不都
合を回避できる現像液として、現像安定化剤として、糖
類、オキシム類、フェノール類、及びフッ素化アルコー
ル類から選ばれる少なくとも1種の化合物を0.01モル
/リットル以上含有し、かつアルカリ剤を含有する現像
液、すなわち珪酸塩フリーの現像液が考えられるが、ポ
ジ型感光性平版印刷版を現像しようとすると現像時に非
画像部が白色化するという問題点がある。また、陽極酸
化皮膜の溶解に伴い、陽極酸化皮膜の孔径が拡大し、そ
こへインキが入り込み、印刷機上で版を放置すること
で、そのインキがさらにとれにくくなるという問題点が
ある。このような汚れを放置汚れと称している。従来か
ら支持体の陽極酸化皮膜への種々の処理が提案されてい
る。現像時の溶解防止能があるといわれている水蒸気処
理は、非画像部の白色化を防止することができるが、放
置汚れの問題点は解消できなかった。一方、陽極酸化皮
膜へのシリケート処理により、非画像部の白色化、放置
汚れの問題は解決できるが、耐刷力が劣化するという欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、現像時における陽極酸化皮膜の溶解が防止され、ま
た非画像部が白色化することなく、カスの発生や放置汚
れが軽減あるいは解消され、且つ優れた耐刷力を発揮す
る平版印刷版を製造する方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、陽極酸化皮膜を有す
るアルミニウム支持体を、リン酸塩及び無機フッ素化合
物を含む水溶液で処理し、この支持体を用いて感光性平
版印刷版を作成し、糖類、オキシム類、フェノール類及
びフッ素化アルコール類から選ばれる少なくとも1種の
化合物を0.01モル/リットル以上含有し且つアルカリ
剤を含有する現像液で現像することにより、現像時に非
画像部が白色化することなく、陽極酸化皮膜が溶解が防
止され、かつ優れた耐刷力を発揮する平版印刷版が得ら
れることを見出し、本発明を完成させるに至った。従っ
て本発明は、陽極酸化し、リン酸塩及び無機フッ素化合
物を含む水溶液で処理したアルミニウム支持体にポジ型
感光性組成物よりなる感光層を設けた感光性平版印刷版
を、糖類、オキシム類、フェノール類及びフッ素化アル
コール類から選ばれる少なくとも1種の化合物を0.01
モル/リットル以上含有し且つアルカリ剤を含有する現
像液で現像することを特徴とする平版印刷版の製造方法
に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の平版印刷版につい
て詳しく説明する。また感光性平版印刷版をPS版とも
称す。 [支持体] <アルミニウム板及びその陽極酸化処理>本発明におい
て用いられるアルミニウム板は、純アルミニウムまたは
アルミニウムを主成分とし微量の異原子を含むアルミニ
ウム合金等の板状体である。この異原子には、ケイ素、
鉄、マンガン、銅、マグネシウム、クロム、亜鉛、ビス
マス、ニッケル、チタン等がある。合金組成としては、
10重量%以下の異原子含有率のものである。本発明に
好適なアルミニウムは、純アルミニウムであるが、完全
に純粋なアルミニウムは、精錬技術上製造が困難である
ため、できるだけ異原子を含まないものがよい。また、
上述した程度の異原子含有率のアルミニウム合金であれ
ば、本発明に使用し得る素材という事ができる。このよ
うに本発明に使用されるアルミニウム板は、その組成が
特に限定されるものではなく、従来公知、公用の素材の
ものを適宜利用することができる。好ましい素材として
は、JIS A 1050、同1100、同1200、
同3003、同3103、同3005材が含まれる。本
発明において用いられるアルミニウム板の厚さは、約0.
1mm〜0.6mm程度である。アルミニウム板を粗面化
処理するに先立ち、表面の圧延油を除去するための、例
えば界面活性剤またはアルカリ性水溶液で処理する脱脂
処理が必要に応じて行われる。
【0007】アルミニウム板の表面を粗面化処理する方
法としては、機械的に粗面化する方法、電気化学的に表
面を溶解粗面化する方法および化学的に表面を選択溶解
させる方法がある。機械的方法としては、ボール研磨
法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研磨法などと
称せられる公知の方法を用いることが出来る。また、電
気化学的な粗面化法としては塩酸または硝酸電解液中で
交流または直流により行う方法がある。また、特開昭5
4−63902号公報に開示されているように両者を組
み合わせた方法も利用することができる。このように粗
面化されたアルミニウム板は、必要に応じてアルカリエ
ッチング処理及び中和処理された後、表面の保水性や耐
摩耗性を高めるために陽極酸化処理が施される。アルミ
ニウム板の陽極酸化処理に用いられる電解質としては多
孔質酸化皮膜を形成するものならばいかなるものでも使
用することができ、一般には硫酸、リン酸、蓚酸、クロ
ム酸あるいはそれらの混酸が用いられる。それらの電解
質の濃度は電解質の種類によって適宜決められる。
【0008】陽極酸化の処理条件は用いる電解質により
種々変わるので一概に特定し得ないが、一般的には電解
質の濃度が1〜80%溶液、液温は5〜70℃、電流密
度5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解時間10
秒〜5分の範囲にあれば適当である。陽極酸化皮膜の量
は1.0g/m2以上が好適であるが、より好ましくは2.0
〜6.0g/m2の範囲である。陽極酸化皮膜が1.0g/m2
未満であると耐刷性が不十分であったり、平版印刷版の
非画像部に傷が付き易くなって、印刷時に傷の部分にイ
ンキが付着するいわゆる「傷汚れ」が生じ易くなる。
尚、このような陽極酸化処理は平板印刷版の支持体の印
刷に用いる面に施されるが、電気力線の裏回りにより、
裏面にも0.01〜3g/m2の陽極酸化皮膜が形成される
のが一般的である。
【0009】<リン酸塩及び無機フッ素化合物を含む水
溶液による処理>本発明の平版印刷版の製造方法におい
ては、上記のごとき処理を施したアルミニウム板の陽極
酸化皮膜に、リン酸塩及び無機フッ素化合物を含む水溶
液で処理が施されていることに特徴がある。上記水溶液
による処理が施されていない場合、露光された感光層が
現像によって除去された非画像部では白色化が起こり、
また、現像液で溶解された陽極酸化皮膜が現像液中に蓄
積されて、カス、ヘドロとなって自動現像機の洗浄性を
悪くしたり、スプレーの目詰まりを起こすなどというの
不都合が生じるとともに、陽極酸化皮膜の孔径が拡大
し、印刷時にインキがとれにくくなることから放置汚れ
がすすむ。一方、陽極酸化皮膜にリン酸塩及び無機フッ
素化合物を含む水溶液による処理がなされていると、現
像液に対する陽極酸化皮膜の溶解が激減し、非画像部に
おける白色化が軽減し、上記不都合点が解消される。
【0010】上記水溶液による処理は、陽極酸化皮膜を
これらの水溶液と接触させて処理する。本発明で使用す
るリン酸塩としては、アルカリ金属及びアルカリ土類金
属といった金属のリン酸塩が挙げられる。具体的には、
リン酸亜鉛、リン酸アルミニウム、リン酸アンモニウ
ム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニ
ウム、リン酸一アンモニウム、リン酸一カリウム、リン
酸一ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二
カリウム、リン酸カルシウム、リン酸水素アンモニウム
ナトリウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸水素マ
グネシウム、リン酸マグネシウム、リン酸第一鉄、リン
酸第二鉄、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ナトリウ
ム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸鉛、リン酸二アン
モニウム、リン酸二水素カルシウム、リン酸リチウム、
リンタングステン酸、リンタングステン酸アンモニウ
ム、リン酸タングステン酸ナトリウム、リンモリブデン
酸アンモニウム、リンモリブデン酸ナトリウムが挙げら
れる。また、亜リン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナト
リウム、ピロリン酸ナトリウムを挙げることができる。
好ましくはリン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナト
リウム、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二カリウム
を用いることができる。
【0011】また本発明で使用する無機フッ素化合物と
しては金属フッ化物が好適である。具体的には、フッ化
ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化カルシウム、フッ
化マグネシウム、ヘキサフルオロジルコニウムナトリウ
ム、ヘキサフルオロジルコニウムカリウム、ヘキサフル
オロチタン酸ナトリウム、ヘキサフルオロチタン酸カリ
ウム、ヘキサフルオロジルコニウム水素酸、ヘキサフル
オロチタン水素酸、ヘキサフルオロジルコニウムアンモ
ニウム、ヘキサフルオロチタン酸アンモニウム、ヘキサ
フルオロケイ酸、フッ化ニッケル、フッ化鉄、フッ化リ
ン酸、フッ化リン酸アンモニウムなどが挙げられる。本
発明において、水溶液中、リン酸塩及び無機フッ素化合
物はそれぞれ、1種または2種以上を含有させてもよ
い。
【0012】上記水溶液中におけるリン酸塩の濃度は、
10g/リットル〜1000g/リットルが適当であ
り、好ましくは50g/リットル〜200g/リットル
である。また無機フッ素化合物の濃度は0.1g/リット
ル〜10g/リットルが適当であり、好ましくは0.5g
/リットル〜2g/リットルである。25℃でのpHが
2〜6、好ましくはpHが3〜5のこれらの水溶液に、
30℃以上で100℃未満の温度で、好ましくは60〜
90℃で、2秒〜5分、好ましくは5秒〜30秒接触さ
せる。接触させる方法は、浸漬でもスプレーによる吹き
付けでも、いかなる方法によってもかまわない。以上の
ような、リン酸塩及び無機フッ素化合物を含む水溶液に
よる処理を施したあと、感光層との密着性をアップさせ
るために特開平5−278362号公報に開示されてい
る酸性水溶液処理と親水性下塗りを行うことや、特開平
4−282637号公報又は特願平6−108678号
明細書に開示されている有機層を設けることが好まし
い。
【0013】<バックコート>支持体の裏面には、必要
に応じてバックコートが設けられる。かかるバックコー
トとしては、特開平5−45885号公報記載の有機高
分子化合物および特開平6−35174号公報記載の有
機または無機金属化合物を加水分解および重縮合させて
得られる金属酸化物からなる被覆層が好ましく用いられ
る。これらの被覆層のうち、Si(OCH3)4 、Si
(OC2 5)4 、Si(OC 3 7)4 、Si(OC4
9)4 などの珪素のアルコキシ化合物が安価で入手し易
く、それから得られる金属酸化物の被覆層が耐現像性に
優れており特に好ましい。
【0014】以下、本発明の平版印刷版に製造に用いら
れる感光層、その成分、現像処理等について説明する。 [感光層]上記のようにして得られた支持体上に、公知の
ポジ型感光性組成物よりなる感光層を設けて、感光性平
版印刷版を得る。感光層の組成物としては、露光の前後
で現像液に対する溶解性又は膨潤性が変化するものであ
ればいずれも使用できる。以下、その代表的なものにつ
いて説明する。 <o−キノンジアジド化合物>ポジ型感光性組成物の感
光性化合物としては、o−キノンジアジド化合物が挙げ
られ、その代表としてo−ナフトキノンジアジド化合物
が挙げられる。o−ナフトキノンジアジド化合物として
は、特公昭43−28403号公報に記載されている
1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロライドとピ
ロガロール−アセトン樹脂とのエステルであるものが好
ましい。その他の好適なオルトキノンジアジド化合物と
しては、米国特許第3,046,120 号および同第3,188,210
号明細書中に記載されている1,2−ジアゾナフトキノ
ン−5−スルホン酸クロリドとフェノール−ホルムアル
デヒド樹脂とのエステルがあり、特開平2−96163
号公報、特開平2−96165号公報、特開平2−96
761号公報に記載されている1,2−ジアゾナフトキ
ノン−4−スルホン酸クロリドとフェノール−ホルムア
ルデヒド樹脂とのエステルがある。その他の有用なo−
ナフトキノンジアジド化合物としては、数多くの特許に
報告され、知られているものが挙げられる。たとえば、
特開昭47−5303号、同48−63802号、同4
8−63803号、同48−96575号、同49−3
8701号、同48−13354号、特公昭37−18
015号、同41−11222号、同45−9610
号、同49−17481号公報、米国特許第2,797,213
号、同第3,454,400 号、同第3,544,323 号、同第3,573,
917 号、同第3,674,495 号、同第3,785,825 号、英国特
許第1,227,602 号、同第1,251,345 号、同第1,267,005
号、同第1,329,888号、同第1,330,932 号、ドイツ特許
第854,890 号などの各明細書中に記載されているものを
あげることができる。
【0015】その他のo−ナフトキノンジアジド化合物
としては、分子量1,000以下のポリヒドロキシ化合物
と1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロリドとの
反応により得られる化合物が挙げられる。このような化
合物の具体例は、特開昭51−139402号、同58
−150948号、同58−203434号、同59−
165053号、同60−121445号、同60−1
34235号、同60−163043号、同61−11
8744号、同62−10645号、同62−1064
6号、同62−153950号、同62−178562
号、同64−76047号、米国特許第3,102,809 号、
同第3,126,281 号、同第3,130,047 号、同第3,148,983
号、同第3,184,310 号、同第3,188,210 号、同第4,639,
406 号などの各公報または明細書に記載されているもの
を挙げることができる。
【0016】とりわけ好ましいo−ナフトキノンジアジ
ド化合物として、重量平均分子量2,000以上の、ポ
リヒドロキシ化合物のo−キノンジアジドスルホン酸エ
ステルが挙げられる。該ポリヒドロキシ化合物としては
ピロガロール・アセトン樹脂、フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒド樹脂、ヒドロ
キシスチレン樹脂およびハロゲン化ヒドロキシスチレン
樹脂などが挙げられる。o−ナフトキノンジアジド化合
物の分子量が2,000以上の場合は、その分子量が
2,000以下の場合と比較して、より良好な画像強度
が得られる。
【0017】これらのo−ナフトキノンジアジド化合物
を合成する際は、ポリヒドロキシ化合物のヒドロキシル
基に対して1,2−ジアゾナフトキノンスルホン酸クロ
リドを0.2〜1.2当量反応させることが好ましく、0.3
〜1.0当量反応させることがさらに好ましい。1,2−
ジアゾナフトキノンスルホン酸クロリドとしては、1,
2−ジアゾナフトキノン−5−スルホン酸クロリドまた
は1,2−ジアゾナフトキノン−4−スルホン酸クロリ
ドを用いることができる。また得られるo−ナフトキノ
ンジアジド化合物は、1,2−ジアゾナフトキノンスル
ホン酸エステル基の位置及び導入量の種々異なるものの
混合物となるが、ヒドロキシル基がすべて1,2−ジア
ゾナフトキノンスルホン酸エステルで転換された化合物
がこの混合物中に占める割合(完全にエステル化された
化合物の含有率)は5モル%以上であることが好まし
く、さらに好ましくは20〜99モル%である。本発明
の感光性組成物中に占めるこれらのo−キノンジアジド
化合物の量は10〜50重量%が適当であり、より好ま
しくは15〜40重量%である。上述の分子量2,00
0以上のo−ナフトキノンジアジド化合物と、分子量
2,000未満のo−ナフトキノンジアジド化合物を併
用することもできる。この場合、後者のo−キノンジア
ジド化合物の割合は、全o−キノンジアジド化合物に対
して50重量%以下であることが好ましく、更に好まし
くは30重量%以下である。
【0018】<高分子バインダー>o−キノンジアジド
化合物は単独でも感光層を構成するが、アルカリ水に可
溶な樹脂を結合剤(バインダー)としてこの種の樹脂と
共に使用することが好ましい。このようなアルカリ水に
可溶性の樹脂としては、この性質を有するノボラック樹
脂があり、たとえばフェノールホルムアルデヒド樹脂、
m−クレゾールホルムアルデヒド樹脂、p−クレゾール
ホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾールホルムアルデヒ
ド樹脂、m−/p−混合クレゾールホルムアルデヒド樹
脂、フェノール/クレゾール(m−,p−,o−又はm
−/p−,m−/o−混合のいずれでもよい)混合ホル
ムアルデヒド樹脂などのクレゾールホルムアルデヒド樹
脂などが挙げられる。その他、レゾール型のフェノール
樹脂類も好適に用いられ、フェノール/クレゾール(m
−,p−,o−又はm−/p−,m−/o−混合のいず
れでもよい)混合ホルムアルデヒド樹脂が、好ましく、
特に特開昭61−217034号公報に記載されている
フェノール樹脂類が好ましい。
【0019】また、フェノール変性キシレン樹脂、ポリ
ヒドロキシスチレン、ポリハロゲン化ヒドロキシスチレ
ン、特開昭51−34711号公報に開示されているよ
うなフェノール性水酸基を含有するアクリル系樹脂、特
開平2−866号に記載のスルホンアミド基を有するア
クリル系樹脂や、ウレタン系の樹脂、等種々のアルカリ
可溶性の高分子化合物も用いることができる。これらの
アルカリ可溶性高分子化合物は、重量平均分子量が50
0〜20,000で数平均分子量が200〜60,000の
ものが好ましい。かかるアルカリ可溶性の高分子化合物
は1種類あるいは2種類以上を組合せて使用してもよ
く、一般的には全組成物の80重量%以下の添加量で用
いられる。更に、米国特許第4,123,279 号明細書に記載
されているように、t−ブチルフェノールホルムアルデ
ヒド樹脂、オクチルフェノールホルムアルデヒド樹脂の
ような、炭素数3〜8のアルキル基を置換基として有す
るフェノールとホルムアルデヒドとの縮合物を併用する
ことは画像の感脂性を向上させる上で好ましい。
【0020】本発明の平版印刷版の製造方法において、
支持体に設ける感光層の高分子バインダーとして特に好
ましいものに、1分子中に芳香族基を3つ以上有する成
分の含有量が90重量%以上で、且つ重量平均分子量が
10,000以上のノボラック型フェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂がある。以下、本明細書中では高分子バイ
ンダーにおける上記の1分子中に芳香族基を3つ以上有
する成分を3核体以上の成分と称する。ここで、重量平
均分子量はゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)のポリスチレン換算値をもって定義される。
かかるフェノール・ホルムアルデヒド樹脂は、フェノー
ルとホルムアルデヒドもしくはパラホルムアルデヒド等
のアルデヒド類とを酸性触媒を用いて縮合することによ
り合成される。特に本発明に用いられる重量平均分子量
が10,000以上のフェノール・ホルムアルデヒド樹
脂を得るには、フェノール1モルに対して0.7〜0.9モ
ルのアルデヒド類を用いることが好ましい。アルデヒド
類が0.7モル以下では十分な分子量が得られず、また0.
9モルを越えるとゲル化物が生成し易くなり好ましくな
い。縮合反応に用いる酸性触媒としては塩酸、硫酸、蟻
酸、酢酸および蓚酸等を使用することができ、中でも蓚
酸が好ましい。
【0021】かくして得られたフェノール・ホルムアル
デヒド樹脂が2核体以下の成分を10重量%以上含む場
合は低分子量成分を、例えば分別沈澱、分別溶解、カラ
ムクロマトグラフィー等の方法により除去し2核体以下
の成分を10重量%以下にする必要がある。2核体以下
の成分を10重量%以上含むフェノール・ホルムアルデ
ヒド樹脂は溶解性が高く、耐薬品性の点で劣り、また、
重量平均分子量10,000未満のフェノール・ホルム
アルデヒド樹脂は耐刷力(耐薬品性)で劣る。また、従
来のポジ型感光性平版印刷版のバインダーに用いられて
きたクレゾール・ホルムアルデヒド樹脂ではpH12.5
以下の現像液では現像できない。このように、1分子中
に芳香族基を3つ以上有する成分の含有量が90重量%
以上で、且つ重量平均分子量が10,000以上のノボ
ラック型フェノール・ホルムアルデヒド樹脂を使用する
ことにより、比較的低いpHの現像液で現像が可能であ
り、かつ十分な耐刷力(耐薬品性)を付与することが可
能である。感光性組成物全量中に占める分子量10,0
00以上の該フェノール・ホルムアルデヒド樹脂の量は
30〜90重量%であり、より好ましくは40〜70重
量%である。
【0022】感光性組成物には場合により、上記ノボラ
ック型フェノール・ホルムアルデヒド樹脂以外のアルカ
リ可溶性樹脂を併用することができる。かかるアルカリ
可溶性樹脂として、とりわけ、比較的低いpHの現像液
を使用する場合には、pH12.5のアルカリ水に可溶で
[ここで、pH12.5のアルカリ水に可溶な樹脂とは、
水酸化ナトリウム0.11モルおよび塩化カリウム0.4モ
ルを水に溶解して1リットルにした水溶液(pH12.5
のアルカリ水溶液)1リットルを準備し、これに30.0
gの樹脂を加え撹拌し、30分間で溶解するような樹脂
を言う]、且つ重量平均分子量が10,000〜10
0,000であり、以下に示す(1)〜(4)のアルカ
リ可溶性基含有モノマーから選ばれる少なくとも一つ以
上を重合成分として有する皮膜形成性樹脂が好ましい。
【0023】(1)N−(4−ヒドロキシフェニル)ア
クリルアミドまたはN−(4−ヒドロキシフェニル)メ
タクリルアミド、o−、m−またはp−ヒドロキシスチ
レン、o−またはm−ブロモ−p−ヒドロキシスチレ
ン、o−またはm−クロル−p−ヒドロキシスチレン、
o−、m−またはp−ヒドロキシフェニルアクリレート
またはメタクリレート等の芳香族水酸基を有するアクリ
ルアミド類、メタクリルアミド類、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類およびヒドロキシスチレン
類、(2)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸およびそのハーフエステル、イタコン酸、
無水イタコン酸およびそのハーフエステルなどの不飽和
カルボン酸、
【0024】(3)N−(o−アミノスルホニルフェニ
ル)アクリルアミド、N−(m−アミノスルホニルフェ
ニル)アクリルアミド、N−(p−アミノスルホニルフ
ェニル)アクリルアミド、N−〔1−(3−アミノスル
ホニル)ナフチル〕アクリルアミド、N−(2−アミノ
スルホニルエチル)アクリルアミドなどのアクリルアミ
ド類、N−(o−アミノスルホニルフェニル)メタクリ
ルアミド、N−(m−アミノスルホニルフェニル)メタ
クリルアミド、N−(p−アミノスルホニルフェニル)
メタクリルアミド、N−〔1−(3−アミノスルホニ
ル)ナフチル〕メタクリルアミド、N−(2−アミノス
ルホニルエチル)メタクリルアミドなどのメタクリルア
ミド類、また、o−アミノスルホニルフェニルアクリレ
ート、m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p
−アミノスルホニルフェニルアクリレート、1−(3−
アミノスルホニルフェニルナフチル)アクリレートなど
のアクリル酸エステル類などの不飽和スルホンアミド、
o−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、m−ア
ミノスルホニルフェニルメタクリレート、p−アミノス
ルホニルフェニルメタクリレート、1−(3−アミノス
ルホニルフェニルナフチル)メタクリレートなどのメタ
クリル酸エステル類などの不飽和スルホンアミド、
(4)トシルアクリルアミドのように置換基があっても
よいフェニルスルホニルアクリルアミド、およびトシル
メタクリルアミドのような置換基があってもよいフェニ
ルスルホニルメタクリルアミド。
【0025】更に、これらのアルカリ可溶性基含有モノ
マーの他に以下に記す(5)〜(14)のモノマーを共
重合した皮膜形成性樹脂が好適に用いられる。(5)脂
肪族水酸基を有するアクリル酸エステル類およびメタク
リル酸エステル類、例えば、2−ヒドロキシエチルアク
リレートまたは2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
(6)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸オクチル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジ
ル、アクリル酸−2−クロロエチル、アクリル酸4−ヒ
ドロキシブチル、グリシジルアクリレート、N−ジメチ
ルアミノエチルアクリレートなどの(置換)アクリル酸
エステル、(7)メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル
酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸−2
−クロロエチル、メタクリル酸4−ヒドロキシブチル、
グリシジルメタクリレート、N−ジメチルアミノエチル
メタクリレートなどの(置換)メタクリル酸エステル、
【0026】(8)アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−エチ
ルメタクリルアミド、N−ヘキシルアクリルアミド、N
−ヘキシルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアク
リルアミド、N−シクロヘキシルメタクリルアミド、N
−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエ
チルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N
−フェニルメタクリルアミド、N−ベンジルアクリルア
ミド、N−ベンジルメタクリルアミド、N−ニトロフェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルメタクリルア
ミド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミドおよび
N−エチル−N−フェニルメタクリルアミドなどのアク
リルアミドもしくはメタクリルアミド、(9)エチルビ
ニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテ
ル、ブチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、
フェニルビニルエーテルなどのビニルエーテル類、
【0027】(10)ビニルアセテート、ビニルクロロ
アセテート、ビニルブチレート、安息香酸ビニルなどの
ビニルエステル類、(11)スチレン、α−メチルスチ
レン、メチルスチレン、クロロメチルスチレンなどのス
チレン類、(12)メチルビニルケトン、エチルビニル
ケトン、プロピルビニルケトン、フェニルビニルケトン
などのビニルケトン類、(13)エチレン、プロピレ
ン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレンなどのオレ
フィン類、(14)N−ビニルピロリドン、N−ビニル
カルバゾール、4−ビニルピリジン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなど。このようなアルカリ可溶
性の皮膜形成性樹脂は1種類あるいは2種類以上を組み
合わせて用いることができ、全感光性組成物の1〜50
重量%の添加量で用いられる。また、上記共重合体の他
に、ポリビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂およびエポキシ樹脂等も用いられる。
【0028】<感脂化剤>更に、米国特許第4,12
3,279号明細書に記載されているように、t−ブチ
ルフェノールホルムアルデヒド樹脂、オクチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキ
ル基を置換基として有するフェノールとホルムアルデヒ
ドとの縮合物を併用することは画像の感脂性を向上させ
る上で好ましい。
【0029】<現像促進剤>感光性組成物中には、感度
を高めるために環状酸無水物類、フェノール類、有機酸
類を添加することが好ましい。環状酸無水物としては米
国特許4,115,128号明細書に記載されている無
水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
無水フタル酸、3,6−エンドオキシ−Δ4 −テトラヒ
ドロ無水フタル酸、テトラクロル無水フタル酸、無水マ
レイン酸、クロル無水マレイン酸、α−フェニル無水マ
レイン酸、無水コハク酸、無水ピロメリット酸などが使
用できる。フェノール類としては、ビスフェノールA、
p−ニトロフェノール、p−エトキシフェノール、2,
4,4’−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,3,4
−トリヒドロキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシベン
ゾフェノン、4,4’,4”−トリヒドロキシ−トリフ
ェニルメタン、4,4’,3”,4”−テトラヒドロキ
シ−3,5,3’,5’−テトラメチルトリフェニルメ
タンなどが挙げられる。
【0030】更に、有機酸類としては、特開昭60−8
8942号公報、特開平2−96755号公報などに記
載されている、スルホン酸類、スルフィン酸類、アルキ
ル硫酸類、ホスホン酸類、リン酸エステル類およびカル
ボン酸類などがあり、具体的には、p−トルエンスルホ
ン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
フィン酸、エチル硫酸、フェニルホスホン酸、フェニル
ホスフィン酸、リン酸フェニル、リン酸ジフェニル、安
息香酸、イソフタル酸、アジピン酸、p−トルイル酸、
3,4−ジメトキシ安息香酸、フタル酸、テレフタル
酸、1,4−シクロヘキセン−2,2−ジカルボン酸、
エルカ酸、ラウリン酸、n−ウンデカン酸、アスコルビ
ン酸などが挙げられる。上記の環状酸無水物類、フェノ
ール類および有機酸類の感光性組成物中に占める割合
は、0.05〜15重量%が好ましく、より好ましくは0.
1〜5重量%である。
【0031】<現像安定剤>また、感光性組成物中に
は、現像条件に対する処理の安定性(いわゆる現像ラチ
チュード)を広げるため、特開昭62−251740号
公報や特開平4−68355号公報に記載されているよ
うな非イオン界面活性剤、特開昭59−121044号
公報、特開平4−13149号公報に記載されているよ
うな両性界面活性剤を添加することができる。非イオン
界面活性剤の具体例としては、ソルビタントリステアレ
ート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタントリオ
レート、ステアリン酸モノグリセリド、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテルなどが挙げられる。両性界面活性剤
の具体例としては、アルキルジ(アミノエチル)グリシ
ン、アルキルポリアミノエチルグリシン塩酸塩、2−ア
ルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリニウムベタインやN−テトラデシル−N,N
−ベタイン型(例えば、商品名アモーゲンK、第一工業
(株)製)およびアルキルイミダゾリン系(例えば、商
品名レボン15、三洋化成(株)製)などが挙げられ
る。上記非イオン界面活性剤および両性界面活性剤の感
光性組成物中に占める割合は、0.05〜15重量%が好
ましく、より好ましくは0.1〜5重量%である。
【0032】<焼き出し剤と染料>感光性組成物中に
は、露光後直ちに可視像を得るための焼き出し剤や、画
像着色剤としての染料や顔料を加えることができる。焼
き出し剤としては、露光によって酸を放出する化合物
(光酸放出剤)と塩を形成し得る有機染料の組合せを代
表として挙げることができる。具体的には、特開昭50
−36209号、同53−8128号の各公報に記載さ
れているo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハ
ロゲニドと塩形成性有機染料の組合せや、特開昭53−
36223号、同54−74728号、同60−362
6号、同61−143748号、同61−151644
号および同63−58440号の各公報に記載されてい
るトリハロメチル化合物と塩形成性有機染料の組合せを
挙げることができる。かかるトリハロメチル化合物とし
ては、オキサゾール系化合物とトリアジン系化合物とが
あり、どちらも経時安定性に優れ、明瞭な焼き出し画像
を与える。
【0033】画像の着色剤としては、前述の塩形成性有
機染料以外に他の染料も用いることができる。塩形成性
有機染料も含めて、好適な染料として油溶性染料と塩基
性染料を挙げることができる。具体的には、オイルイエ
ロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク
#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS、
オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブ
ラックBS、オイルブラックT−505(以上、オリエ
ント化学工業(株)製)、ビクトリアピュアブルー、ク
リスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイ
オレット(CI42535)、エチルバイオレット、ロ
ーダミンB(CI145170B)、マラカイトグリー
ン(CI42000)、メチレンブルー(CI5201
5)などを挙げることができる。また、特開昭62−2
93247号公報に記載されている染料は特に好まし
い。
【0034】<塗布溶剤>感光性組成物は、上記各成分
を溶解する溶媒に溶かして支持体のアルミニウム板上に
塗布される。ここで使用される溶媒としては、特開昭6
1−95463号公報に記載されているような有機溶剤
が単独あるいは混合して用いられる。本発明の感光性組
成物は、2〜50重量%の固形分濃度で溶解、分散さ
れ、支持体上に塗布・乾燥される。<塗布量>支持体上
に塗設される感光性組成物の層(感光層)の塗布量は用
途により異なるが、一般的には、乾燥後の重量にして0.
3〜4.0g/m2 が好ましい。塗布量が小さくなるにつ
れて画像を得るための露光量は小さくて済むが、膜強度
は低下する。塗布量が大きくなるにつれ、露光量を必要
とするが感光膜は強くなり、例えば、印刷版として用い
た場合、印刷可能枚数の高い(高耐刷の)印刷版が得ら
れる。
【0035】<塗布面質の向上>本発明における感光性
組成物中には、塗布面質を向上するための界面活性剤、
例えば、特開昭62−170950号公報に記載されて
いるようなフッ素系界面活性剤を添加することができ
る。好ましい添加量は、全感光性組成物の0.001〜1.
0重量%であり、更に好ましくは0.005〜0.5重量%
である。 <マット層>上記のようにして設けられた感光層の表面
には、真空焼き枠を用いた密着露光の際の真空引きの時
間を短縮し、且つ焼きボケを防ぐため、マット層を設け
ることが好ましい。具体的には、特開昭50−1258
05号、特公昭57−6582号、同61−28986
号の各公報に記載されているようなマット層を設ける方
法、特公昭62−62337号公報に記載されているよ
うな固体粉末を熱融着させる方法などが挙げられる。
【0036】[現像処理]かくして得られたPS版は透
明原画を通してカーボンアーク灯、水銀灯、メタルハラ
イドランプ、キセノンランプ、タングステンランプなど
を光源とする活性光線により露光された後、現像処理さ
れる。 <現像液>本発明に用いられる現像液は現像安定化剤を
含有する。用いられる安定剤は、特に1×10-13 〜1
×10-11 の酸解離定数を持つ化合物であり、これを
0.01モル/リットル以上、特に0.03〜1モル/リ
ットル添加することにより、現像処理されるPS版の感
度を安定に得ることができる。なおここでいう酸解離定
数は第1のもの第2のもの第3のもの等いずれかが1×
10-13 〜1×10-11 にある化合物であることを意味
する。添加量が0.01モル/リットル未満では現像安
定化効果は不十分となり、1モル/リットルを超える
と、感光層の溶解性を悪化させる場合があるため好まし
くない。本発明において現像安定化剤として好ましく用
いられるものは、糖類(特に下記一般式(I)または
(II)で表されるもの)、オキシム類(特に下記一般式
(III) で表されるもの)、フェノール類(特に下記一般
式(IV)で表されるもの)またはフッ素化アルコール類
(特に下記一般式(V)で表されるもの)である。一般
式(I)または(II)で表される糖類とは次に示すもの
である。
【0037】
【化1】
【0038】X1 、X2 、X3 は、各々、水素原子、水
酸基、アミノ基、ハロゲン原子、アシロキシ基、アルコ
キシ基、アシルアミノ基又はホスホリルオキシ基を表
す。R1 、R2 は、各々、水素原子、アルキル基(例え
ばメチル基)、置換アルキル基(例えばヒドロキシメチ
ル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、アセトキシメチ
ル基、ベンゾイルオキシメチル基、メトキシメチル、ベ
ンジルオキシメチルなど)または、カルボキシル基を表
す。Yは水素原子、アシル基、アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基またはアルキル基を表す。さらにX
1 、X2 、X3 、R1 、R2 、ならびにYで表現される
置換基が水酸基もしくは水酸基含有基の場合、いずれか
二つの水酸基間のエーテル結合形成により、または更に
アセトンやベンズアルデヒドなどのカルボニル化合物を
加えてアセタール化により、5員または6員環を形成し
ても良い。一般式(I)または(II)のYが、更に他の
(I)または(II)のX1 、X2、X3 、R1 、R2
らびにYで表現される水酸基と(n−1)個のグルコキ
シド結合を形成することにより、完成されるn個の
(I)または(II)のユニットからなる小糖類を形成し
ても良い。ここでnは2から6までの整数を表す。
1 、X2 、X3 として好ましいのは水素原子または水
酸基で、更に好ましくは水酸基である。R1 、R2 とし
て好ましいものは、水素原子、ヒドロキシメチル基、
1,2−ジヒドロキシエチル基またはカルボキシル基
で、更に好ましくは水素原子、ヒドロキシメチル基また
は1,2−ジヒドロキシエチル基である。Yとして好ま
しいものは水素原子である。
【0039】一般式(I)または(II)で表される糖類
の具体例としては次の化合物を挙げることが出来る。 I−1 D−エリセロース(D−Erythrose)* I−2 D−スレオース(D−Threose)* I−3 D−アラビノース(D−Arabinose) I−4 D−リボース(D−Ribose) I−5 D−キシロース(D−Xylose) I−6 D−エリスロ−ペンテュロース(D−Eryth
ro-Pentulose)* I−7 D−アルロース(D−Allose) I−8 D−ガラクトース(D−Galactose) I−9 D−グルコース(D−Glucose) I−10 D−マンノース(D−Mannose) I−11 D−タロース(D−Talose) I−12 β−D−フラクトース(β−D−Fructose) I−13 α−L−ソルボース(α−L−Sorbose) I−14 6−デオキシ−D−グルコース(6−deoxy
−D−Glucose) I−15 D−グリセロ−D−ガラクト−へプトース
(D−glycero-D-galacto-Heptose) I−16 α−D−アルロ−ヘプチュロース(α−D−
allo-Heptulose) I−17 β−D−アルトロ−3−へプチュロース(β
−D−altro-3-Heptulose ) I−18 サツカロース(Sucrose) I−19 ラクトース(Lactose) I−20 D−マルトース(D−Maltose) I−21 ソルマルトース(Isomaltose ) I−22 イヌロビオース(Inulobiose)* I−23 ヒアルビオウロン(Hyalbiouronic acid) I−24 マルトトリオース(Maltotriose)
【0040】
【化2】
【0041】*を付した化合物は、一般式(II)に属す
るものである。これらの化合物は、大部分市販されてお
り容易に入手可能である。市販されていないものは、
(1)「大有機化学第3巻、脂肪族化合物II」小竹無二
雄監修、朝倉書店、1957年発行または、(2)「Th
e Carbonhydrates, Chemistry and Biochemistry」 2nd
Ed IA (1972)、および IIA(1970)、W.Pibg
man およびD.Horton監修、Academic Pressを参照すれば
容易に合成できる。一般式(III)で表されるオキシム類
は次のものである。
【0042】
【化3】
【0043】R3 、R4 は水素原子、アルキル基(置換
基を有してもよい)、アリール基(置換基を有してもよ
い)、アシル基または複素環を表す。R3 とR4 が互い
に結合して5または6員の環(特にシクロアルキル環)
を形成してもよい。アルキル基としては、炭素数1〜1
8のもので直鎖、分岐およびシクロアルキル基を含む。
置換基としては例えばヒドロキシ基、カルボキシル基、
アルコキシ基、ハロゲン原子、スルホ基、スルファモイ
ル基、カルバモイル基、スルホニルアミノ基、アシルア
ミノ基、シアノ基、または、アシロキシ基などがあげら
れる。アリール基としては例えばフェニル基、ナフチル
基であり、置換基としては例えばアルキル基の置換基と
してあげたものがあげられる。複素環としては例えばチ
アゾール、オキサゾール、イミダゾール、トリアゾー
ル、テトラゾール、チアジアゾール、オキサジアゾー
ル、テトラヒドロフラン、モルホリン、ピリジン、ピペ
リジン、ベンゾチアゾール、ベンゾオキサゾール、また
はベンズイミダゾールなどがあげられる。一般式(III)
で示される、化合物の具体例としては次のものがある。
【0044】
【化4】
【0045】
【化5】
【0046】これらの化合物は市販品として、または
「Organic Functional Group Preparations 第3巻」Pa
ge 365 Ed. by S.R.Sandler and W.Karo, Academic Pre
ss(1972)に記載されている方法で合成することにより容
易に入手できる。次に一般式(IV)のフェノール類につ
いて説明する。
【0047】
【化6】
【0048】ここでR5 、R6 、R7 、R8 は同じかま
たは異なっていて水素原子、アミノ基、カルボン酸基、
スルホン酸基、炭素数1〜4のアルキル基(置換基を有
していてもよい)、アルコキシ基(置換基を有していて
もよい)を表す。置換基としては、一般式(III )のR
3 およびR4 のアルキル基またはアリール基の置換基と
同様のものがあげられる。一般式(IV)で示される化合
物の具体例としては次のものがある。
【0049】
【化7】
【0050】これらの化合物の多くは市販されており、
他の化合物も公知で容易に合成できる。次に一般式
(V)のフッ素化アルコールについて説明する。
【0051】
【化8】
【0052】式中、Rは水素原子、置換または無置換の
アルキル基、置換または無置換のシクロアルキル基、置
換または無置換のアリール基を表し、nは1または2を
表し、Jはnが1の場合には水素原子、フッ素原子、置
換または無置換のアルキル基、置換または無置換のシク
ロアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換ま
たは無置換のアラルキル基を表し、nが2の場合には置
換または無置換のアルキレン基、置換または無置換のシ
クロアルキレン基、置換または無置換のアリーレン基、
置換または無置換のアラルキレン基を表わす。一般式
(V)で表される化合物のうち好ましいものにおいて
は、Rは水素原子またはフッ素置換アルキルを表し、n
は1または2を表し、Jはnが1の場合には水素原子、
フッ素原子置換のアルキル基を表し、nが2の場合には
フッ素置換アルキレン基を表す。これら好ましい化合物
のうち、炭素原子数が水酸基、カルボン酸基、スルホン
酸基などの親水性基1個あたり6個以下であるものが処
理液に対して充分な溶解度を有する点で好ましい。一般
式(V)で表される化合物の具体例を次に示す。
【0053】
【化9】
【0054】これらの化合物の多くは市販されており、
他の化合物も公知で容易に合成できる。一般式(I)〜
(V)の化合物の中でも、好ましいものは一般式(I)
または(II)の糖類、一般式(IV)のフェノール類であ
り、さらに好ましくは一般式(IV)のフェノール類のう
ちフェノール性水酸基以外の解離基(例えば、カルボン
酸基、スルホン酸基等)を1種以上有するフェノール類
であり、最も優れた効果を有するものは一般式(IV)の
フェノール類のカルボン酸基、スルホン酸基両者を有す
るスルホサリチル酸、及びカルボン酸基を有するサリチ
ル酸である。本発明においてアルカリ現像液および/ま
たは補充液に以上の現像安定化剤を添加する場合、酸性
物質は種々のアルカリ化合物と予め反応させた塩の形で
添加してもよい。以上の現像液、補充液いずれの場合に
おいても、そのpH値としては11.5〜13.5が好まし
く、より好ましくは現像液でpH12.0〜13.2、補充
液でpH12.5〜13.5である。pH値が11.5未満の
場合、現像性は著しく悪化してしまうのに対し、pHが
13.5を超えるとPS版のアルミニウム支持体や自動現
像機部品などに対する腐食性が著しくなってしまうため
好ましくない。
【0055】本発明に用いられる現像液および補充液に
は珪酸アルカリ金属塩以外のアルカリ剤を使用すること
ができる。その例として、第3リン酸ナトリウム、同カ
リウム、同アンモニウム、第二リン酸ナトリウム、同カ
リウム、同アンモニウム、炭酸ナトリウム、同カリウ
ム、同アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、同カリウ
ム、同アンモウム、ほう酸ナトリウム、同カリウム、同
アンモニウム、水酸化ナトリウム、同アンモニウム、同
カリウムおよび同リチウムなどの無機アルカリ剤が挙げ
られる。また、モノメチルアミン、ジメチルアミン、ト
リメチルアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、
トリエチルアミン、モノイソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、トリイソプロピルアミン、n−ブチルア
ミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジ
イソプロパノールアミン、エチレンイミン、エチレンジ
アミン、ピリジン、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
プロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラブチルアン
モニウムヒドロキシド、などの有機アルカリ剤も用いら
れる。これらのアルカリ剤は二種以上を組み合わせて併
用できる。
【0056】<界面活性剤>現像液および補充液には、
現像性の促進や現像カスの分散および印刷版画像部の親
インキ性を高める目的で必要に応じて種々界面活性剤や
有機溶剤を添加できる。好ましい界面活性剤としては、
アニオン系、カチオン系、ノニオン系および両性界面活
性剤が挙げられる。界面活性剤の好ましい例としては、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレ
ンポリスチリルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、グリセリ
ン脂肪酸部分エステル類、ソルビタン脂肪酸部分エステ
ル類、ペンタエリスリトール脂肪酸部分エステル類、プ
ロピレングリコールモノ脂肪酸エステル類、しょ糖脂肪
酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸部分エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸部分エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エ
ステル類、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル類、ポリ
オキシエチレン化ひまし油類、ポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸部分エステル類、脂肪酸ジエタノールアミ
ド類、N,N−ビス−2−ヒドロキシアルキルアミン
類、ポリオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノー
ルアミン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキシド
などの非イオン性界面活性剤、脂肪酸塩類、アビエチン
酸塩類、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩類、アルカン
スルホン酸塩類、ジアルキルスルホ琥珀酸エステル塩
類、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩類、分岐鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレンスル
ホン酸塩類、アルキルフェノキシポリオキシエチレンプ
ロピルスルホン酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルス
ルホフェニルエーテル塩類、
【0057】N−メチル−N−オレイルタウリンナトリ
ウム塩、N−アルキルスルホ琥珀酸モノアミド二ナトリ
ウム塩、石油スルホン酸塩類、硫酸化牛脂油、脂肪酸ア
ルキルエステルの硫酸エステル塩類、アルキル硫酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩類、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩類、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エス
テル塩類、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテ
ル硫酸エステル塩類、アルキルリン酸エステル塩類、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル塩
類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン
酸エステル塩類、スチレン/無水マレイン酸共重合物の
部分鹸化物類、オレフィン/無水マレイン酸共重合物の
部分鹸化物類、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合
物類などのアニオン界面活性剤、アルキルアミン塩類、
テトラブチルアンモニウムブロミド等の第四級アンモニ
ウム塩類、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩類、ポ
リエチレンポリアミン誘導体などのカチオン性界面活性
剤、カルボキシベタイン類、アミノカルボン酸類、スル
ホベタイン類、アミノ硫酸エステル類、イミダゾリン類
などの両性界面活性剤が挙げられる。以上挙げた界面活
性剤の中でポリオキシエチレンとあるものは、ポリオキ
シメチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレ
ンなどのポリオキシアルキレンに読み替えることもで
き、それらの界面活性剤もまた包含される。
【0058】更に好ましい界面活性剤は分子内にパーフ
ルオロアルキル基を含有するフッ素系の界面活性剤であ
る。かかるフッ素系界面活性剤としては、パーフルオロ
アルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン
酸塩、パーフルオロアルキルリン酸エステルなどのアニ
オン型、パーフルオロアルキルベタインなどの両性型、
パーフルオロアルキルトリメチルアンモニウム塩などの
カチオン型およびパーフルオロアルキルアミンオキサイ
ド、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物、パ
ーフルオロアルキル基および親水性基含有オリゴマー、
パーフルオロアルキル基および親油性基含有オリゴマ
ー、パーフルオロアルキル基、親水性基および親油性基
含有オリゴマー、パーフルオロアルキル基および親油性
基含有ウレタンなどの非イオン型が挙げられる。上記の
界面活性剤は、単独もしくは2種以上を組み合わせて使
用することができ、現像液中に0.001〜10重量%、
より好ましくは0.01〜5重量%の範囲で添加される。
【0059】現像液および補充液には、さらにその他の
種々現像安定化剤を用いてもよい。それらの好ましい例
として、特開平6−282079号公報記載の糖アルコ
ールのポリエチレングリコール付加物、テトラブチルア
ンモニウムヒドロキシドなどのテトラアルキルアンモニ
ウム塩、テトラブチルホスホニウムブロマイドなどのホ
スホニウム塩およびジフェニルヨードニウムクロライド
などのヨードニウム塩が好ましい例として挙げられる。
更には、特開昭50−51324号公報記載のアニオン
界面活性剤または両性界面活性剤、また特開昭55−9
5946号公報記載の水溶性カチオニックポリマー、特
開昭56−142528号公報に記載されている水溶性
の両性高分子電解質がある。更に、特開昭59−842
41号公報のアルキレングリコールが付加された有機ホ
ウ素化合物、特開昭60−111246号公報記載のポ
リオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック重合
型の水溶性界面活性剤、特開昭60−129750号公
報のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンを置換
したアルキレンジアミン化合物、特開昭61−2155
54号公報記載の重量平均分子量300以上のポリエチ
レングリコール、特開昭63−175858号公報のカ
チオン性基を有する含フッ素界面活性剤、特開平2−3
9157号公報の酸またはアルコールに4モル以上のエ
チレンオキシドを付加して得られる水溶性エチレンオキ
シド付加化合物と、水溶性ポリアルキレン化合物などが
挙げられる。
【0060】<有機溶剤>現像液および現像補充液には
更に必要により有機溶剤が加えられる。かかる有機溶剤
としては、水に対する溶解度が約10重量%以下のもの
が適しており、好ましくは5重量%以下のものから選ば
れる。例えば、1−フェニルエタノール、2−フェニル
エタノール、3−フェニル−1−プロパノール、4−フ
ェニル−1−ブタノール、4−フェニル−2−ブタノー
ル、2−フェニル−1−ブタノール、2−フェノキシエ
タノール、2−ベンジルオキシエタノール、o−メトキ
シベンジルアルコール、m−メトキシベンジルアルコー
ル、p−メトキシベンジルアルコール、ベンジルアルコ
ール、シクロヘキサノール、2−メチルシクロヘキサノ
ール、3−メチルシクロヘキサノールおよび4−メチル
シクロヘキサノール、N−フェニルエタノールアミンお
よびN−フェニルジエタノールアミンなどを挙げること
ができる。有機溶剤の含有量は使用液の総重量に対して
0.1〜5重量%である。その使用量は界面活性剤の使用
量と密接な関係があり、有機溶剤の量が増すにつれ、界
面活性剤の量は増加させることが好ましい。これは界面
活性剤の量が少なく、有機溶剤の量を多く用いると有機
溶剤が完全に溶解せず、従って、良好な現像性の確保が
期待できなくなるからである。
【0061】<還元剤>現像液および補充液には更に還
元剤が加えられる。これは印刷版の汚れを防止するもの
であり、特に感光性ジアゾニウム塩化合物を含むネガ型
感光性平版印刷版を現像する際に有効である。好ましい
有機還元剤としては、チオサリチル酸、ハイドロキノ
ン、メトール、メトキシキノン、レゾルシン、2−メチ
ルレゾルシンなどのフェノール化合物、フェニレンジア
ミン、フェニルヒドラジンなどのアミン化合物が挙げら
れる。更に好ましい無機の還元剤としては、亜硫酸、亜
硫酸水素酸、亜リン酸、亜リン酸水素酸、亜リン酸二水
素酸、チオ硫酸および亜ジチオン酸などの無機酸のナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などを挙げるこ
とができる。これらの還元剤のうち汚れ防止効果が特に
優れているのは亜硫酸塩である。これらの還元剤は使用
時の現像液に対して好ましくは、0.05〜5重量%の範
囲で含有される。
【0062】<有機カルボン酸>現像液および補充液に
は更に有機カルボン酸を加えることもできる。好ましい
有機カルボン酸は炭素原子数6〜20の脂肪族カルボン
酸および芳香族カルボン酸である。脂肪族カルボン酸の
具体的な例としては、カプロン酸、エナンチル酸、カプ
リル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およ
びステアリン酸などがあり、特に好ましいのは炭素数8
〜12のアルカン酸である。また炭素鎖中に二重結合を
有する不飽和脂肪酸でも、枝分かれした炭素鎖のもので
もよい。芳香族カルボン酸としてはベンゼン環、ナフタ
レン環、アントラセン環などにカルボキシル基が置換さ
れた化合物で、具体的には、o−クロロ安息香酸、p−
クロロ安息香酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロ
キシ安息香酸、o−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香
酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロ
キシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、2,3
−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香
酸、没食子酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3−
ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナ
フトエ酸、1−ナフトエ酸、2−ナフトエ酸などがある
がヒドロキシナフトエ酸は特に有効である。上記脂肪族
および芳香族カルボン酸は水溶性を高めるためにナトリ
ウム塩やカリウム塩またはアンモニウム塩として用いる
のが好ましい。本発明で用いる現像液の有機カルボン酸
の含有量は格別な制限はないが、0.1重量%より低いと
効果が十分でなく、また10重量%以上ではそれ以上の
効果の改善が計れないばかりか、別の添加剤を併用する
時に溶解を妨げることがある。従って、好ましい添加量
は使用時の現像液に対して0.1〜10重量%であり、よ
りこのましくは0.5〜4重量%である。
【0063】<その他>現像液および補充液には、更に
必要に応じて、消泡剤および硬水軟化剤などを含有させ
ることもできる。硬水軟化剤としては例えば、ポリリン
酸およびそのナトリウム塩、カリウム塩およびアンモニ
ウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢
酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ニト
リロトリ酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサンテトラ
酢酸および1,3−ジアミノ−2−プロパノールテトラ
酢酸などのアミノポリカルボン酸およびそれらのナトリ
ウム塩、カリウム塩およびアンモニウム塩、アミノトリ
(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メ
チレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペンタ(メ
チレンホスホン酸)、トリエチレンテトラミンヘキサ
(メチレンホスホン酸)、ヒドロキシエチルエチレンジ
アミントリ(メチレンホスホン酸)および1−ヒドロキ
シエタン−1,1−ジホスホン酸やそれらのナトリウム
塩、カリウム塩およびアンモニウム塩を挙げることがで
きる。
【0064】このような硬水軟化剤はそのキレート化力
と使用される硬水の硬度および硬水の量によって最適値
が変化するが、一般的な使用量を示せば、使用時の現像
液に0.01〜5重量%、より好ましくは0.01〜0.5重
量%の範囲である。この範囲より少ない添加量では所期
の目的が十分に達成されず、添加量がこの範囲より多い
場合は、色抜けなど、画像部への悪影響がでてくる。現
像液および補充液の残余の成分は水であるが、更に必要
に応じて当業界で知られた種々の添加剤を含有させるこ
とができる。現像液および補充液は使用時よりも水の含
有量を少なくした濃縮液としておき、使用時に水で希釈
するようにしておくことが運搬上有利である。この場合
の濃縮度は各成分が分離や析出を起こさない程度が適当
である。
【0065】[後処理]以上の現像液で現像処理された
PS版は水洗水、界面活性剤などを含有するリンス液、
アラビヤガムや澱粉誘導体等を主成分とするフィニッシ
ャーや保護ガム液で後処理が施される。PS版の後処理
にはこれらの処理を種々組み合わせて用いることができ
る。近年、製版・印刷業界では製版作業の合理化および
標準化のため、PS版用の自動現像機が広く用いられて
いる。この自動現像機は一般に現像部と後処理部で構成
されており、PS版を水平に搬送する装置と、各処理液
槽およびスプレー装置とからなり、露光済みのPS版を
水平に搬送しながら、ポンプで汲み上げた各処理液をス
プレーノズルから吹き付けて、現像および後処理するも
のである。また、最近は処理液が満たされた処理液槽中
に液中ガイドロールなどによってPS版を浸せき搬送さ
せて現像処理する方法や、現像後一定量の少量の水洗水
を版面に供給して水洗し、その廃水を現像液原液の希釈
水として再利用する方法も知られている。このような自
動処理においては、各処理液に処理量や稼動時間等に応
じてそれぞれの補充液を補充しながら処理することがで
きる。また、実質的に未使用の処理液で処理するいわゆ
る使い捨て処理方式も適用できる。このような処理によ
って得られた平版印刷版はオフセット印刷機にかけら
れ、多数枚の印刷に用いられる。
【0066】
【発明の効果】本発明の平版印刷版の製造方法により、
現像時における非画像部の白色化を防止でき、また現像
時における陽極酸化皮膜の溶解が防止され、よってカス
の発生や放置汚れを軽減し、且つ優れた耐刷力を発揮す
る平版印刷版を提供することができる。
【0067】
【実施例】以下実施例をもって本発明を詳細に説明す
る。 実施例 厚さ0.24mmのJIS A1050アルミニウム板の表
面をナイロンブラシと400メッシュのパミストンの水
懸濁液を用い砂目立てした後、よく水で洗浄した。10
%水酸化ナトリウムに70℃で60秒間浸漬してエッチ
ングした後、流水で水洗後20%HNO3 で中和洗浄、
水洗した。これをVA =12.7Vの条件下で正弦波の交
番波形電流を用いて1%硝酸水溶液中で160クーロン
/dm2 の陽極時電気量で電解粗面化処理を行った。その
表面粗さを測定したところ0.6μm (Ra表示)であっ
た。ひきつづいて30%のH2 SO4 水溶液中に浸漬し
55℃で2分間デスマットした後、20%H2 SO4
溶液中で電流密度14A/dm2 、陽極酸化皮膜量が2.5
g/m2相当になるように陽極酸化し、水洗して基板
[A]を作成した。次にこの基板[A]を、NaH2
4 を100g/リットル及びNaFを1g/リットル
の濃度で含む水溶液にて、70℃で30秒間浸漬処理し
た後、水洗乾燥して基板[B]を作成した。次に基板
[A]を、Na2 HPO4 を100g/リットル及びK
Fを1g/リットルの濃度で含む水溶液にて、70℃で
30秒間浸漬処理した後、水洗、乾燥して基板[C]を
作成した。次に基板[A]を100℃、1気圧において
飽和した蒸気チャンバーの中で10秒間、水蒸気封孔処
理して基板[D]を作成した。次に基板[A]をNa2
O・3SiO2 の3%水溶液に30℃で15秒間浸漬し
て、水洗、乾燥した後に、特開平4−282637号公
報に記載されている組成 [フェニルホスホン酸 0.1g、
1%H2 SO4 水溶液 12g 、メタノール 70g 、水 1
8g] を塗布して90℃、30秒間乾燥して基板[E]を
作成した。続いて各基板[A]〜[E]に下記感光液を
塗布して乾燥後の塗布重量が2.0g/m2となるように感
光層を設けた。
【0068】 感光液 1,2−ジアゾナフトキノン−5−スルホニルクロリドと ピロガロール−アセトン樹脂とのエステル化物 (重量平均分子量2,500) 45重量部 フェノールホルムアルデヒドノボラック樹脂 (重量平均分子量11,000、 3核体以上の成分の含有率95%) 80重量部 p−トルエンスルホニルメタクリルイミド(28モル%): アクリロニトリル(21モル%):エチルアクリレート(51モル%) 共重合体 20重量部 2−(p−メトキシフェニル)−4,6 −ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン 2重量部 オイルブルー#603 (オリエント化学工業(株)製) 1重量部 メガファック F−177 (大日本インキ化学工業(株)製フッ素系界面活性剤) 0.4重量部 メチルエチルケトン 1000重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 1000重量部
【0069】このようにして得られたPS版に原稿フィ
ルムを通して1mの距離から3kwのメタルハライドラ
ンプを用いて60秒間露光した。その後、下記現像液に
て浸漬型現像槽を有する市販の自動現像機PS−900
V(富士写真フイルム(株)製)で現像処理した。 現像液 サリチル酸 0.1モル/リットル サッカロース 0.1モル/リットル テトラブチルアンモニウムブロマイド 0.001モル/リットル NaOH (液pHを12.5に調整)
【0070】現像の際の非画像部の白色化の観察は以下
のように行った。現像後にベタ部と非画像部を富士写真
フイルム社製の消去液RP−1で消去、水洗した後、べ
タ消去部と非画像部の消去部を次のように目視評価し
た。 ○…ベタ部と非画像部の色の差がない。 ×…非画像部がベタ消去部より明らかに白い 放置汚れの観察は以下のように行った。SOR−M印刷
機にて、2000枚印刷後、印刷を停止し、40分間放
置する。その後、再度印刷機に取り付けて100枚印刷
した。その時の非画像部のインキの払われ方を観察し、
次のように評価した。 ○…インキの払われ方が速い ×…インキの払われ方が遅い また、耐刷性の比較のためには、常法に従って多数枚印
刷を行い5000枚印刷毎に、富士写真フイルム(株)
製プレートクリーナーCL−1で画像部を拭きながら印
刷を行い、印刷可能な枚数を測定し判定した。結果を下
記表1に示す。
【0071】
【表1】 ──────────────────────────────────── 現像による 陽極酸化 非画像部の 基板 皮膜 後処理 白色化 放置汚れ 耐刷力 ──────────────────────────────────── 実施例1 [B] あり NaH2PO4 100g/L ○ ○ 10万枚 NaF 1g/L 70℃ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〃 2 [C] あり Na2HPO4 100g/L ○ ○ 10万枚 KF 1g/L 70℃ ──────────────────────────────────── 比較例1 [A] あり なし × × 10万枚 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〃 2 [D] あり 水蒸気封孔処理 ○ × 10万枚 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 〃 3 [E] あり シリケート処理 ○ ○ 7万枚 ────────────────────────────────────
【0072】上記表に示される結果より明らかなよう
に、本発明の平版印刷版の製造方法によれば、現像時に
おいて、非画像部の白色化及び陽極酸化皮膜の溶解を防
止することができ、放置汚れが軽減され、かつ優れた耐
刷性を発揮する平版印刷版が得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極酸化し、リン酸塩及び無機フッ素化
    合物を含む水溶液で処理したアルミニウム支持体にポジ
    型感光性組成物よりなる感光層を設けた感光性平版印刷
    版を、糖類、オキシム類、フェノール類及びフッ素化ア
    ルコール類から選ばれる少なくとも1種の化合物を0.0
    1モル/リットル以上含有し且つアルカリ剤を含有する
    現像液で現像することを特徴とする平版印刷版の製造方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1251014A2 (en) 2001-04-20 2002-10-23 Fuji Photo Film Co., Ltd. Support for lithographic printing plate and presensitized plate
US6716569B2 (en) 2000-07-07 2004-04-06 Fuji Photo Film Co., Ltd. Preparation method for lithographic printing plate
JP2005096115A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷版原版および平版印刷方法
EP1625944A1 (en) 2004-08-13 2006-02-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of manufacturing lithographic printing plate support

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