JPH09241998A - 板紙とそれを使用した敷物 - Google Patents
板紙とそれを使用した敷物Info
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- JPH09241998A JPH09241998A JP7944996A JP7944996A JPH09241998A JP H09241998 A JPH09241998 A JP H09241998A JP 7944996 A JP7944996 A JP 7944996A JP 7944996 A JP7944996 A JP 7944996A JP H09241998 A JPH09241998 A JP H09241998A
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- Japan
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- bamboo powder
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- paperboard
- paper board
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸水性及び消臭性に富み、しかも使用後は容
易に焼却できる紙製品で便所の敷物等として有用なもの
を提供する。 【解決手段】 板紙を、パルプ１００重量部に対して、
粒径0.２〜２mmの竹粉末１０〜８０重量部を混合含有す
るものとした。この板紙を便所の敷物に使用すると、竹
粉末の吸水及び保水性と消臭性により、常に便所を新鮮
な状態に保つことができる。
易に焼却できる紙製品で便所の敷物等として有用なもの
を提供する。 【解決手段】 板紙を、パルプ１００重量部に対して、
粒径0.２〜２mmの竹粉末１０〜８０重量部を混合含有す
るものとした。この板紙を便所の敷物に使用すると、竹
粉末の吸水及び保水性と消臭性により、常に便所を新鮮
な状態に保つことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、竹粉末を使用した
板紙とその用途に関する。
板紙とその用途に関する。
【０００２】
【従来の技術】竹粉末は、馬場の路面に敷設するなどし
て広く使用されるようになってきたが、まだ、その用途
には、限界があった。別途、列車の便所等において、便
器周囲が尿で濡れているため、不愉快な思いをすること
が多々あった。そこで、便器周囲に敷物を敷くことが考
えられるが、吸水性がよく、しかも消臭性のある敷物は
得にくく、また、廃棄物処理の問題もあった。
て広く使用されるようになってきたが、まだ、その用途
には、限界があった。別途、列車の便所等において、便
器周囲が尿で濡れているため、不愉快な思いをすること
が多々あった。そこで、便器周囲に敷物を敷くことが考
えられるが、吸水性がよく、しかも消臭性のある敷物は
得にくく、また、廃棄物処理の問題もあった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、吸水性及び
消臭性に富み、しかも使用後は容易に焼却できる紙製品
とそれを使用した敷物を提供することを課題とする。
消臭性に富み、しかも使用後は容易に焼却できる紙製品
とそれを使用した敷物を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、竹粉末を使
用することで、上記課題を解決した。即ち、本発明の紙
製品は、パルプ１００重量部に対して、粒径0.２〜２mm
の竹粉末１０〜８０重量部を混合含有する板紙であり、
該板紙は、竹粉末の吸水性及び消臭性により、便所の敷
物等として非常に効果的に使用できるものとなる。
用することで、上記課題を解決した。即ち、本発明の紙
製品は、パルプ１００重量部に対して、粒径0.２〜２mm
の竹粉末１０〜８０重量部を混合含有する板紙であり、
該板紙は、竹粉末の吸水性及び消臭性により、便所の敷
物等として非常に効果的に使用できるものとなる。
【０００５】パルプとしては、砕木パルプ、未晒パル
プ、故紙、かすパルプ、わらパルプ等がいずれも使用で
き、竹粉末は、鋸引きしたものであっても、粉砕機で粉
砕したものであってもよいが、特願平６−２７５７６９
号明細書に記載されるような方法で製造したものが、粒
径が均一で、扱い易い。なお、竹の種類は、特に限定さ
れるものではなく、もうそうちく、まだけ、はちく、く
ろたけ等がいずれも使用できる。竹粉末の粒径は、0.２
〜２mm程度でよいが、保水性及び取扱い易さ等の点から
0.３〜1.２mm程度、特に0.５〜１mm程度であるのが好ま
しい。
プ、故紙、かすパルプ、わらパルプ等がいずれも使用で
き、竹粉末は、鋸引きしたものであっても、粉砕機で粉
砕したものであってもよいが、特願平６−２７５７６９
号明細書に記載されるような方法で製造したものが、粒
径が均一で、扱い易い。なお、竹の種類は、特に限定さ
れるものではなく、もうそうちく、まだけ、はちく、く
ろたけ等がいずれも使用できる。竹粉末の粒径は、0.２
〜２mm程度でよいが、保水性及び取扱い易さ等の点から
0.３〜1.２mm程度、特に0.５〜１mm程度であるのが好ま
しい。
【０００６】これらを使用した板紙は、通常の板紙又は
厚紙の製法で製造すればよく、一枚漉、漉合わせ、張合
わせのいずれによって製造されてもよい。
厚紙の製法で製造すればよく、一枚漉、漉合わせ、張合
わせのいずれによって製造されてもよい。
【０００７】なお、パルプと竹粉末は通常、全体に混合
抄紙されるが、漉合わせや張合わせの場合、部分的に竹
粉末が使用されてもよい。
抄紙されるが、漉合わせや張合わせの場合、部分的に竹
粉末が使用されてもよい。
【０００８】パルプに対する竹粉末の量が、１０重量％
未満では、水に濡れた際の板紙の保形性に問題があり、
また、消臭性も乏しくなる。逆に８０重量％を越える
と、板紙の製造性及び価格面で問題が生ずる。パルプに
対する竹粉末の量は、２０重量％〜７０重量％程度、特
に３０〜６０重量％であるのが特に好ましい。
未満では、水に濡れた際の板紙の保形性に問題があり、
また、消臭性も乏しくなる。逆に８０重量％を越える
と、板紙の製造性及び価格面で問題が生ずる。パルプに
対する竹粉末の量は、２０重量％〜７０重量％程度、特
に３０〜６０重量％であるのが特に好ましい。
【０００９】かかる板紙は、便器の周囲に敷く、便所用
敷物として、特に有効に使用できるものであるが、この
場合、所定形状に裁断又は成形した板紙がそのまま使用
されてもよいが、表面に直接着色印刷したり、表面又は
裏面に保護層を設けてもよい。
敷物として、特に有効に使用できるものであるが、この
場合、所定形状に裁断又は成形した板紙がそのまま使用
されてもよいが、表面に直接着色印刷したり、表面又は
裏面に保護層を設けてもよい。
【００１０】例えば、裏面に疎水性のフィルム層を設
け、敷物が湿っても、裏面に尿等の水分が透過しないよ
うにしてもよく、また、該フィルム層上に紙おしめ等に
使用される高吸水性樹脂層を設け、その上に本発明の板
紙で多い、吸水性に富んだ便所用敷物とすることもでき
る。なお、表面に設ける保護層は、板紙が消臭性や吸水
性を効果的に発揮できるように、通気及び透水性あるフ
ィルム、紙、不織布等であるのがよい。
け、敷物が湿っても、裏面に尿等の水分が透過しないよ
うにしてもよく、また、該フィルム層上に紙おしめ等に
使用される高吸水性樹脂層を設け、その上に本発明の板
紙で多い、吸水性に富んだ便所用敷物とすることもでき
る。なお、表面に設ける保護層は、板紙が消臭性や吸水
性を効果的に発揮できるように、通気及び透水性あるフ
ィルム、紙、不織布等であるのがよい。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施例に従って説
明する。 実施例１ 故紙パルプ１００重量部に対して、粒径0.３〜0.７mmの
竹粉末５０重量部を添加混合し、板紙抄造機で、坪量７
５０ｇ／m2の板紙に製造し、これを便所用敷物として便
器の周囲に敷いた。かかる敷物の使用では、尿が便器外
部に多少飛散しても、その尿及びアンモニア臭は共に容
易に敷物に吸収され、常に、外観よく、臭気なく、保た
れた。なお、敷物は、家庭では一週間に一度の交換でよ
く、容易に焼却処分できる。
明する。 実施例１ 故紙パルプ１００重量部に対して、粒径0.３〜0.７mmの
竹粉末５０重量部を添加混合し、板紙抄造機で、坪量７
５０ｇ／m2の板紙に製造し、これを便所用敷物として便
器の周囲に敷いた。かかる敷物の使用では、尿が便器外
部に多少飛散しても、その尿及びアンモニア臭は共に容
易に敷物に吸収され、常に、外観よく、臭気なく、保た
れた。なお、敷物は、家庭では一週間に一度の交換でよ
く、容易に焼却処分できる。
【００１２】実施例２ 実施例１の板紙の表面に、着色模様を印刷し、裏面に高
吸水性樹脂を介して防水性フィルムを貼着し、列車の便
所の敷物に使用した。頻繁に、乗客が便所を使用した
が、尿や手洗いの水の飛散により、敷物が酷く汚れるこ
となく、また、アンモニア臭もなく、便所内は新鮮に保
たれた。結果的に、１日に一度敷物を交換するだけで、
不快感なく、便所を安定して使用できた。
吸水性樹脂を介して防水性フィルムを貼着し、列車の便
所の敷物に使用した。頻繁に、乗客が便所を使用した
が、尿や手洗いの水の飛散により、敷物が酷く汚れるこ
となく、また、アンモニア臭もなく、便所内は新鮮に保
たれた。結果的に、１日に一度敷物を交換するだけで、
不快感なく、便所を安定して使用できた。
【００１３】
【発明の効果】本発明の板紙は、竹粉末の混入により、
吸水及び保水性よく保たれ、しかもアンモニア臭等の悪
臭を吸収するので、便所の敷物として非常に効果的に使
用できる。この敷物は、比較的安価に提供でき、しかも
汚れても、容易に焼却処分できるので、環境汚染の心配
もない。
吸水及び保水性よく保たれ、しかもアンモニア臭等の悪
臭を吸収するので、便所の敷物として非常に効果的に使
用できる。この敷物は、比較的安価に提供でき、しかも
汚れても、容易に焼却処分できるので、環境汚染の心配
もない。
Claims (2)
- 【請求項１】 パルプ１００重量部に対して、粒径0.２
〜２mmの竹粉末１０〜８０重量部を混合含有する板紙。 - 【請求項２】 パルプ１００重量部に対して、粒径0.２
〜２mmの竹粉末１０〜８０重量部を混合含有する板紙か
らなる便所用敷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7944996A JPH09241998A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 板紙とそれを使用した敷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7944996A JPH09241998A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 板紙とそれを使用した敷物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09241998A true JPH09241998A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13690200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7944996A Pending JPH09241998A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 板紙とそれを使用した敷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09241998A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7595428B2 (en) | 2000-11-22 | 2009-09-29 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent composition and method for production thereof, absorptive article and absorbing material |
| JP2014136851A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Motors Corp | 竹繊維シート |
| JP2014136852A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Motors Corp | 竹繊維シートの製造方法 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP7944996A patent/JPH09241998A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7595428B2 (en) | 2000-11-22 | 2009-09-29 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Water-absorbing agent composition and method for production thereof, absorptive article and absorbing material |
| JP2014136851A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Motors Corp | 竹繊維シート |
| JP2014136852A (ja) * | 2013-01-18 | 2014-07-28 | Mitsubishi Motors Corp | 竹繊維シートの製造方法 |
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