JPH09241283A - 新規オキシアザホスホリジン誘導体 - Google Patents
新規オキシアザホスホリジン誘導体Info
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- JPH09241283A JPH09241283A JP8088196A JP8088196A JPH09241283A JP H09241283 A JPH09241283 A JP H09241283A JP 8088196 A JP8088196 A JP 8088196A JP 8088196 A JP8088196 A JP 8088196A JP H09241283 A JPH09241283 A JP H09241283A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】除草活性を有するオキシアザホスホリジン化合
物を提供する。 【解決手段】式〔I〕で表されるオキシアザホスホリジ
ン化合物。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立
して、水素原子、置換基を有していてもよいC1-6 アル
キル基、置換基を有していてもよいアラルキル基または
置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)
物を提供する。 【解決手段】式〔I〕で表されるオキシアザホスホリジ
ン化合物。 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立
して、水素原子、置換基を有していてもよいC1-6 アル
キル基、置換基を有していてもよいアラルキル基または
置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オキシアザホスホ
リジン環を構成するリン原子にアミノ酸エステル類がア
ミノ基の窒素原子で結合したオキシアザホスホリジン骨
格を有するリン化合物、およびその製造方法に関する。
リジン環を構成するリン原子にアミノ酸エステル類がア
ミノ基の窒素原子で結合したオキシアザホスホリジン骨
格を有するリン化合物、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】環内に、O−P−N結合を有する化合物
として、例えば、現在もっともよく使用されているアル
キル化タイプの抗ガン剤の一つである、式〔IV〕に示
されるシクロホスファミドが知られている。
として、例えば、現在もっともよく使用されているアル
キル化タイプの抗ガン剤の一つである、式〔IV〕に示
されるシクロホスファミドが知られている。
【0003】
【化5】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このシクロ
ホスファミドが有するO−P−N結合を有するオキシア
ザホスホリン骨格に着目し、シクロホスファミドのビス
クロロエチル基に代わる官能基を導入することによっ
て、除草活性を有するオキシアザホスホリジン化合物、
およびその製造法を提供するものである。
ホスファミドが有するO−P−N結合を有するオキシア
ザホスホリン骨格に着目し、シクロホスファミドのビス
クロロエチル基に代わる官能基を導入することによっ
て、除草活性を有するオキシアザホスホリジン化合物、
およびその製造法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、本発明を詳細に説
明する。本発明は、式〔I〕
明する。本発明は、式〔I〕
【0006】
【化6】
【0007】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1-6 ア
ルキル基、置換基を有していても良いアラルキル基また
は置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)で表
されるオキシアザホスホリジン化合物、および、上記式
〔II〕
それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1-6 ア
ルキル基、置換基を有していても良いアラルキル基また
は置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)で表
されるオキシアザホスホリジン化合物、および、上記式
〔II〕
【0008】
【化7】
【0009】(式中、R1 、R2 は前記と同じ意味を表
す。)で表される、塩基の存在下に、式〔III〕
す。)で表される、塩基の存在下に、式〔III〕
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R3 およびR4 は前記と同じ意味
を表す。)で表されるアミノ酸エステル類を反応させる
ことを特徴とする、上記式〔I〕
を表す。)で表されるアミノ酸エステル類を反応させる
ことを特徴とする、上記式〔I〕
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、
それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1-6 ア
ルキル基、置換基を有していても良いアラルキル基また
は置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)で表
されるオキシアザホスホリジン化合物の製造方法であ
る。
それぞれ独立して、置換基を有していても良いC1-6 ア
ルキル基、置換基を有していても良いアラルキル基また
は置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)で表
されるオキシアザホスホリジン化合物の製造方法であ
る。
【0014】式〔I〕において、置換基R1 、R2 、R
3 およびR4 としては、それぞれ独立して、水素原子、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基などの直
鎖もしくは分枝のC1-6 アルキル基、ベンゼン環の任意
の位置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチ
ル等のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニト
ロ基などで置換されていてもよいベンジル基、任意のベ
ンゼン環の位置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原
子、メチル等のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ
基、ニトロ基などで置換されていてもよいフェネチル基
などのアラルキル基、ベンゼン環の任意の位置にフッ
素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチル等のアルキ
ル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニトロ基などで置
換されていてもよいベンジル基、任意のベンゼン環の位
置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチル等
のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニトロ基
などで置換されていてもよいフェニル基等を例示するこ
とができる。
3 およびR4 としては、それぞれ独立して、水素原子、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル基などの直
鎖もしくは分枝のC1-6 アルキル基、ベンゼン環の任意
の位置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチ
ル等のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニト
ロ基などで置換されていてもよいベンジル基、任意のベ
ンゼン環の位置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原
子、メチル等のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ
基、ニトロ基などで置換されていてもよいフェネチル基
などのアラルキル基、ベンゼン環の任意の位置にフッ
素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチル等のアルキ
ル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニトロ基などで置
換されていてもよいベンジル基、任意のベンゼン環の位
置にフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチル等
のアルキル基、メトキシなどのアルコキシ基、ニトロ基
などで置換されていてもよいフェニル基等を例示するこ
とができる。
【0015】また、置換基を有していてもよいC1-4 ア
ルキル基の置換基としては、水酸基、アルコキシ基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基、ア
ミド基などを例示することができる。より具体的な置換
基を有していてもよいC1-4アルキル基として、メチ
ル、イソプロピル、イソブチル、カルボキシメチル、ア
ミノカルボニルメチル、2−アミノカルボニルエチル、
4−アミノ−n−ブチル、メルカプトチオ、2−メルカ
プトエチル、フェニル、ベンジル、ヒドロキシメチル、
1−ヒドロキシエチル基等を挙げることができる。
ルキル基の置換基としては、水酸基、アルコキシ基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アミノ基、ア
ミド基などを例示することができる。より具体的な置換
基を有していてもよいC1-4アルキル基として、メチ
ル、イソプロピル、イソブチル、カルボキシメチル、ア
ミノカルボニルメチル、2−アミノカルボニルエチル、
4−アミノ−n−ブチル、メルカプトチオ、2−メルカ
プトエチル、フェニル、ベンジル、ヒドロキシメチル、
1−ヒドロキシエチル基等を挙げることができる。
【0016】式〔III〕に表されるアミノ酸エステル
誘導体としては、グリシン、L−アラニン、L−ロイシ
ン、L−イソロイシン、L−セリン、L−トレオニン、
L−システイン、L−メチオニン、L−プロリン、L−
アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ヒスチジン、
L−リジン、L−オルチニン、L−アルギニン、L−フ
ェニルアラニン、L−チロシン、L−トリプトファンな
どのエステルを例示することが出来る。
誘導体としては、グリシン、L−アラニン、L−ロイシ
ン、L−イソロイシン、L−セリン、L−トレオニン、
L−システイン、L−メチオニン、L−プロリン、L−
アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ヒスチジン、
L−リジン、L−オルチニン、L−アルギニン、L−フ
ェニルアラニン、L−チロシン、L−トリプトファンな
どのエステルを例示することが出来る。
【0017】また、アミノ酸エステルのエステルとして
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどの直
鎖もしくは分枝のアルキルエステルや、ベンジルなどの
アラルキルエステルなどを例示することができる。
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどの直
鎖もしくは分枝のアルキルエステルや、ベンジルなどの
アラルキルエステルなどを例示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明化合物は以下のようにして
製造することができる。
製造することができる。
【0019】(1)アミノ酸エステルの合成
【0020】
【化10】
【0021】すなわち、原料となるアミノ酸エステル
〔III〕は、α−アミノ酸に塩化チオニル、p−トル
エンスルホン酸などの酸触媒の存在下に、アルコールを
反応させることにより得ることができる。アミノ酸エス
テルは、塩酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの塩の
形で得られ、通常、塩の形そのままで使用される。な
お、光学活性アミノ酸を出発原料とすれば、光学活性ア
ミノ酸エステルを得ることができる。
〔III〕は、α−アミノ酸に塩化チオニル、p−トル
エンスルホン酸などの酸触媒の存在下に、アルコールを
反応させることにより得ることができる。アミノ酸エス
テルは、塩酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの塩の
形で得られ、通常、塩の形そのままで使用される。な
お、光学活性アミノ酸を出発原料とすれば、光学活性ア
ミノ酸エステルを得ることができる。
【0022】(2)化合物〔II〕の製造
【0023】
【化11】
【0024】(式中、R1 、R2 は前記と同じ意味を表
す。) すなわち、α−アミノ酸から誘導されるアミノアルコー
ル〔V〕に、塩基の存在下にオキシ塩化リンを反応させ
るものである。この反応は、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジメトキシエタンなどの不活性溶媒中、通常、ア
ミノアルコール1.0モルに対し、0.5モル〜5モル
当量の塩基、及び0.5モル〜3モル当量のオキシ塩化
リンを作用させることにより行われる。反応は、─10
℃から200℃の温度範囲で円滑に進行する。
す。) すなわち、α−アミノ酸から誘導されるアミノアルコー
ル〔V〕に、塩基の存在下にオキシ塩化リンを反応させ
るものである。この反応は、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジメトキシエタンなどの不活性溶媒中、通常、ア
ミノアルコール1.0モルに対し、0.5モル〜5モル
当量の塩基、及び0.5モル〜3モル当量のオキシ塩化
リンを作用させることにより行われる。反応は、─10
℃から200℃の温度範囲で円滑に進行する。
【0025】反応に用いられる塩基としては、トリエチ
ルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなどの3級アミ
ン、ピペリジンなどの2級アミン、ピリジンなどの芳香
族アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウム−t−ブトキシドなどの金属アルコキシ
ド、水素化ナトリウムなどの水素化物、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの炭酸塩、炭酸水素ナトリウムな
どの炭酸水素塩等を例示することができる。
ルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなどの3級アミ
ン、ピペリジンなどの2級アミン、ピリジンなどの芳香
族アミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウム−t−ブトキシドなどの金属アルコキシ
ド、水素化ナトリウムなどの水素化物、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムなどの炭酸塩、炭酸水素ナトリウムな
どの炭酸水素塩等を例示することができる。
【0026】(3)化合物〔I〕の製造 化合物〔I〕は、アミノ酸エステル〔III〕と、化合
物〔II〕とを反応させることにより得ることができ
る。反応式を以下に示す。
物〔II〕とを反応させることにより得ることができ
る。反応式を以下に示す。
【0027】
【化12】
【0028】すなわち、THF、ジメトキシエタン、ク
ロロホルム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、ベンゼン、トルエン、エタノール等の不活性溶媒
中、アミノ酸エステル1モルに対し、0.5モル〜5モ
ルモル当量の塩基の存在下に、0.5モル〜3.0モル
当量の化合物〔II〕を反応させることにより行われ
る。反応に用いられる塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミン、ピリジン、ピペリジ
ンなどの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなど
のアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラート、カリウム t−ブトキシド
などのアルカリ金属アルコキシドなどをあげることがで
きるが、アミノ酸エステルが塩(塩酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩等)の場合には、さらに1モル当量の塩基
が必要である。反応は、−10℃から200℃の範囲で
円滑に進行する。反応生成物の構造は、NMR、IR、
MASSスペクトル等により決定した。
ロロホルム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、ベンゼン、トルエン、エタノール等の不活性溶媒
中、アミノ酸エステル1モルに対し、0.5モル〜5モ
ルモル当量の塩基の存在下に、0.5モル〜3.0モル
当量の化合物〔II〕を反応させることにより行われ
る。反応に用いられる塩基としては、トリエチルアミ
ン、ジエチルイソプロピルアミン、ピリジン、ピペリジ
ンなどの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなど
のアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラート、カリウム t−ブトキシド
などのアルカリ金属アルコキシドなどをあげることがで
きるが、アミノ酸エステルが塩(塩酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩等)の場合には、さらに1モル当量の塩基
が必要である。反応は、−10℃から200℃の範囲で
円滑に進行する。反応生成物の構造は、NMR、IR、
MASSスペクトル等により決定した。
【0029】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
【0030】(合成例1)L−フェニルアラニンメチル
エステル塩酸塩の合成
エステル塩酸塩の合成
【0031】メタノール 30mlを−10℃に冷却
し、攪拌しながら塩化チオニル11.0mlを滴下し
た。15分攪拌したのち、L−フェニルアラニン7.0
0g(42.5mmol)を加え、室温で15時間攪拌
した。反応物から溶媒を減圧留去して、9.04gの目
的物を得た。収率 定量的 m.p.155−160℃1 H−NMR(D2 O,δ ppm):3.39(d,
2H,J=6.5Hz)、3.94(s,3H)、4.
50(t,1H,J=6.5Hz)、7.2−7.8
(m,5H)
し、攪拌しながら塩化チオニル11.0mlを滴下し
た。15分攪拌したのち、L−フェニルアラニン7.0
0g(42.5mmol)を加え、室温で15時間攪拌
した。反応物から溶媒を減圧留去して、9.04gの目
的物を得た。収率 定量的 m.p.155−160℃1 H−NMR(D2 O,δ ppm):3.39(d,
2H,J=6.5Hz)、3.94(s,3H)、4.
50(t,1H,J=6.5Hz)、7.2−7.8
(m,5H)
【0032】(2)(S)−2−アミノ−3−フェニル
−1−プロパノールの合成
−1−プロパノールの合成
【0033】
【化13】
【0034】上記で得たL−フェニルアラニンメチルエ
ステル塩酸塩の9.99g(41.8mmol)の75
%エタノール水溶液60mlに、水素化ホウ素ナトリウ
ム6.06g(0.16mol)を冷却しながら加え、
6時間還流した。反応物からエタノールを減圧留去し、
残った水溶液を酢酸エチル80mlで抽出し、有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を減圧留去して4.6
3gの(S)−2−アミノ−3−フェニル−1−プロパ
ノールを得た。収率73.5%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.01
(bs,3H)、2.4−2.8(m,2H)、2.8
−3.3(m,1H)、3.3−3.7(m,2H)、
7.0−7.6(m,5H)
ステル塩酸塩の9.99g(41.8mmol)の75
%エタノール水溶液60mlに、水素化ホウ素ナトリウ
ム6.06g(0.16mol)を冷却しながら加え、
6時間還流した。反応物からエタノールを減圧留去し、
残った水溶液を酢酸エチル80mlで抽出し、有機層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を減圧留去して4.6
3gの(S)−2−アミノ−3−フェニル−1−プロパ
ノールを得た。収率73.5%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.01
(bs,3H)、2.4−2.8(m,2H)、2.8
−3.3(m,1H)、3.3−3.7(m,2H)、
7.0−7.6(m,5H)
【0035】(3)(S)−2−ベンジルアミノ−3−
フェニル−1−プロパノールの合成
フェニル−1−プロパノールの合成
【0036】
【化14】
【0037】上記で得た(S)−2−アミノ−3−フェ
ニル−1−プロパノールの4.28g(28.34mm
ol)のメタノール 30ml溶液中に、ベンズアルデ
ヒド2.88ml(28,3mmol)を加え、2時間
還流し、さらに室温で1日攪拌した。反応終了後、溶媒
を減圧留去したのち、残渣を再びメタノールに溶解し、
氷冷しながら水素化ホウ素ナトリウム1.07g(2
8.3mmol)を加え3時間還流した。反応液を冷却
後、反応液に水を加えクロロホルム50mlで3回抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去し、6.54gの(S)−2−ベンジルアミノ−
3−フェニル−1−プロパノールを得た。収率 95.
8%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.41
(bs,2H)、2.6−3.0(m,3H,J=1
1.0Hz,4.4Hz)、3.50(dd,1H,J
=11.0Hz,4.4Hz)、3.64(s,2
H)、6.7−7.3(m,5H)
ニル−1−プロパノールの4.28g(28.34mm
ol)のメタノール 30ml溶液中に、ベンズアルデ
ヒド2.88ml(28,3mmol)を加え、2時間
還流し、さらに室温で1日攪拌した。反応終了後、溶媒
を減圧留去したのち、残渣を再びメタノールに溶解し、
氷冷しながら水素化ホウ素ナトリウム1.07g(2
8.3mmol)を加え3時間還流した。反応液を冷却
後、反応液に水を加えクロロホルム50mlで3回抽出
し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧留去し、6.54gの(S)−2−ベンジルアミノ−
3−フェニル−1−プロパノールを得た。収率 95.
8%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.41
(bs,2H)、2.6−3.0(m,3H,J=1
1.0Hz,4.4Hz)、3.50(dd,1H,J
=11.0Hz,4.4Hz)、3.64(s,2
H)、6.7−7.3(m,5H)
【0038】(4)(4S)−3,4−ジベンジル−2
−クロロ−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2
−オキシドの合成
−クロロ−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2
−オキシドの合成
【0039】
【化15】
【0040】上記で得られた(S)−2−ベンジルアミ
ノ−3−フェニル−1−プロパノール 4.96g(2
0.6mmol)とトリエチルアミン 6.0ml(4
3.1mmol)のTHF30ml溶液に、オキシ塩化
リン 2.0ml(21.5mmmol)のTHF30
ml溶液を0℃で滴下した。室温にて1日攪拌したの
ち、生じた塩を櫓別し、櫓液から低沸点物を減圧留去し
た。残渣を酢酸エチルにより再結晶して、4.50gの
目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ
−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2−オキシ
ドを得た。収率68.0%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.65
(dd,1H,J=9.5Hz,13.3Hz)、3.
16(dd,1H,J=5.2Hz,13,3Hz)、
3.3−3.8(m,1H)、3.8−4.3(m,3
H)、4.56(dd,1H,J=9.8Hz,14.
9Hz)、6.9−7.5(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):37.39
(Jpc=2.0Hz)、46.24(Jpc=6.7H
z)、55.98(Jpc=16.7Hz)、67.7
8、127−13631 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):24.21
1 IR(cm-1):1223(P=O)、1005(P−
O−C)
ノ−3−フェニル−1−プロパノール 4.96g(2
0.6mmol)とトリエチルアミン 6.0ml(4
3.1mmol)のTHF30ml溶液に、オキシ塩化
リン 2.0ml(21.5mmmol)のTHF30
ml溶液を0℃で滴下した。室温にて1日攪拌したの
ち、生じた塩を櫓別し、櫓液から低沸点物を減圧留去し
た。残渣を酢酸エチルにより再結晶して、4.50gの
目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ
−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2−オキシ
ドを得た。収率68.0%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.65
(dd,1H,J=9.5Hz,13.3Hz)、3.
16(dd,1H,J=5.2Hz,13,3Hz)、
3.3−3.8(m,1H)、3.8−4.3(m,3
H)、4.56(dd,1H,J=9.8Hz,14.
9Hz)、6.9−7.5(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):37.39
(Jpc=2.0Hz)、46.24(Jpc=6.7H
z)、55.98(Jpc=16.7Hz)、67.7
8、127−13631 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):24.21
1 IR(cm-1):1223(P=O)、1005(P−
O−C)
【0041】(6)(4S)−3,4−ジベンジル−2
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−グリシンメチルエステルの合成
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−グリシンメチルエステルの合成
【0042】
【化16】
【0043】(4S)−3,4−ジベンジル−2−クロ
ロ−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2−オキ
シドの0.26g(0.81mmol)の乾燥THF1
0.0ml溶液に、トリエチルアミン0.33ml
(2.15mmol)を加えて、0.19g(1.52
mmol)のグリシンメチルエステル塩酸塩を加えた。
室温で2日間攪拌したのち、沈殿したトリエチルアミン
塩酸塩をろ別し、ろ液から溶媒を減圧留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸
エチル:n−ヘキサン=2:1)により精製して、0.
096gの(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ
−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−グリ
シンメチルエステルを得た。収率32.1%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.42
(dd,1H)、2.90(dd,1H)、3.1−
4.2(m,7H)、3.66(s,3H)、4.63
(dd,1H)、6.8−7.6(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):33.72
(Jpc=2.0Hz)、43.35、46.78(JPC
=6.8Hz)、52.67、56.56(Jpc=1
5.8Hz)、67.96、127−136、175.
3531 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.89
5
ロ−1,3,2−オキサジアザホスホリジン−2−オキ
シドの0.26g(0.81mmol)の乾燥THF1
0.0ml溶液に、トリエチルアミン0.33ml
(2.15mmol)を加えて、0.19g(1.52
mmol)のグリシンメチルエステル塩酸塩を加えた。
室温で2日間攪拌したのち、沈殿したトリエチルアミン
塩酸塩をろ別し、ろ液から溶媒を減圧留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸
エチル:n−ヘキサン=2:1)により精製して、0.
096gの(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ
−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−グリ
シンメチルエステルを得た。収率32.1%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.42
(dd,1H)、2.90(dd,1H)、3.1−
4.2(m,7H)、3.66(s,3H)、4.63
(dd,1H)、6.8−7.6(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):33.72
(Jpc=2.0Hz)、43.35、46.78(JPC
=6.8Hz)、52.67、56.56(Jpc=1
5.8Hz)、67.96、127−136、175.
3531 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.89
5
【0044】(7)(4S)−3,4−ジベンジル−2
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−(L−アラニンメチルエステル)の合成
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−(L−アラニンメチルエステル)の合成
【0045】
【化17】
【0046】0.19g(0.59mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.15
g(1.1mmol)のL−アラニンメチルエステル塩
酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、0.098
gの目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
(L−アラニンメチルエステル)を得た。収率42.4
%13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):20.70
(Jpc=6.7Hz)、38.48(Jpc=4.0H
z)、46.43(Jpc=6.0Hz)、50.30、
52.12、55.97(Jpc=14.7Hz)、6
7.75、126−139、174.52(Jpc=6.
0Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.92
4 IR(cm-1):3500(NH)、1740(NC=
O)、1219(P=O)、1068(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.15
g(1.1mmol)のL−アラニンメチルエステル塩
酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、0.098
gの目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
(L−アラニンメチルエステル)を得た。収率42.4
%13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):20.70
(Jpc=6.7Hz)、38.48(Jpc=4.0H
z)、46.43(Jpc=6.0Hz)、50.30、
52.12、55.97(Jpc=14.7Hz)、6
7.75、126−139、174.52(Jpc=6.
0Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.92
4 IR(cm-1):3500(NH)、1740(NC=
O)、1219(P=O)、1068(P−O−C)
【0047】(8)(4S)−3,4−ジベンジル−2
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−(L−フェニルアラニンメチルエステル)の合成
−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−
N−(L−フェニルアラニンメチルエステル)の合成
【0048】
【化18】
【0049】0.25g(0.77mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.31
g(1.4mmol)のL−フェニルアラニンメチルエ
ステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、
0.15gの目的とする(4S)−3,4−ジベンジル
−2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−
2−N−(L−フェニルアラニンメチルエステル)を得
た。収率 42.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.0−
2.5(m,2H)、2.7−3.1(m,3H)、
3.2−4.3(m,6H)、3.58(,3H)、
6.7−7.5(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.60
(Jpc=4.0Hz)、40.45、40.72、4
6.78(Jpc=6.8Hz)、52.21、56.1
4(Jpc=15.8Hz)、67.93、126−13
6、183.3631 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.43
9 IR(cm-1):3500(NH)、1738(NC=
O)、1219(P=O)、1014(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.31
g(1.4mmol)のL−フェニルアラニンメチルエ
ステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、
0.15gの目的とする(4S)−3,4−ジベンジル
−2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−
2−N−(L−フェニルアラニンメチルエステル)を得
た。収率 42.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.0−
2.5(m,2H)、2.7−3.1(m,3H)、
3.2−4.3(m,6H)、3.58(,3H)、
6.7−7.5(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.60
(Jpc=4.0Hz)、40.45、40.72、4
6.78(Jpc=6.8Hz)、52.21、56.1
4(Jpc=15.8Hz)、67.93、126−13
6、183.3631 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.43
9 IR(cm-1):3500(NH)、1738(NC=
O)、1219(P=O)、1014(P−O−C)
【0050】(10)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−ロイシンメチルエステル)の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−ロイシンメチルエステル)の合成
【0051】
【化19】
【0052】0.22g(0.33mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.11
g(0.62mmol)のL−ロイシンメチルエステル
塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的とす
る(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−ロイ
シンメチルエステル)を0.14g得た。収率 48.
6% TLC:Rf=0.37(C)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.97
(d,6H,J=5.9Hz)、1.4−1.9(m,
3H)、2.65(dd,1H)、2.8−3.2
(m,2H)、3.3−3.6(m,1H)、3.70
(s,3H)、3.7−4.2(m,3H)、4.46
(dd,1H)、6.9−7.6(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.7
8、22.85、26.46、38.63(Jpc=4.
0Hz)、43.52(Jpc=6.7Hz)、46.4
2(Jpc=5.4Hz)、52.12、55.78(J
pc=14.7Hz)、67.87、126−137、1
74.8331 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.70
1 IR(cm-1):3400(NH)、1740(NC=
O)、1240(P=O)、1020(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.11
g(0.62mmol)のL−ロイシンメチルエステル
塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的とす
る(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−ロイ
シンメチルエステル)を0.14g得た。収率 48.
6% TLC:Rf=0.37(C)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.97
(d,6H,J=5.9Hz)、1.4−1.9(m,
3H)、2.65(dd,1H)、2.8−3.2
(m,2H)、3.3−3.6(m,1H)、3.70
(s,3H)、3.7−4.2(m,3H)、4.46
(dd,1H)、6.9−7.6(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.7
8、22.85、26.46、38.63(Jpc=4.
0Hz)、43.52(Jpc=6.7Hz)、46.4
2(Jpc=5.4Hz)、52.12、55.78(J
pc=14.7Hz)、67.87、126−137、1
74.8331 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.70
1 IR(cm-1):3400(NH)、1740(NC=
O)、1240(P=O)、1020(P−O−C)
【0053】(10)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(グリシンベンジルエステル)の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(グリシンベンジルエステル)の合成
【0054】
【化20】
【0055】0.36g(1.12mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.42
g(2.1mmol)のグリシンベンジルエステル塩酸
塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的とする
(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,3,
2−オキシアザホスホリジン−2−N−(グリシンベン
ジルエステル)を0.35g得た。収率 69.2% TLC:Rf=0.44(B)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.37
(dd,1H)、2.86(dd,1H)、3.02
(br,1H)、3.2−3.6(m,1H)、3.6
−4.1(m,5H)、4.36(dd,1H)、5.
12(s,2H)、6.8−7.6(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.72
(Jpc=4.0Hz)、43.44、46.56(Jpc
=5.4Hz)、56.14(Jpc=15.8Hz)、
67.15、67.87、127−136、170.7
731 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):27.18
6 IR(cm-1):3600(NH)、1735(NC=
O)、1220(P=O)、1010(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.42
g(2.1mmol)のグリシンベンジルエステル塩酸
塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的とする
(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,3,
2−オキシアザホスホリジン−2−N−(グリシンベン
ジルエステル)を0.35g得た。収率 69.2% TLC:Rf=0.44(B)1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.37
(dd,1H)、2.86(dd,1H)、3.02
(br,1H)、3.2−3.6(m,1H)、3.6
−4.1(m,5H)、4.36(dd,1H)、5.
12(s,2H)、6.8−7.6(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.72
(Jpc=4.0Hz)、43.44、46.56(Jpc
=5.4Hz)、56.14(Jpc=15.8Hz)、
67.15、67.87、127−136、170.7
731 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):27.18
6 IR(cm-1):3600(NH)、1735(NC=
O)、1220(P=O)、1010(P−O−C)
【0056】(11)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−アラニンベンジルエステル)の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−アラニンベンジルエステル)の合成
【0057】
【化21】
【0058】0.84g(2.60mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、1.04
g(4.88mmol)のL−アラニンベンジルエステ
ル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的と
する(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−アラ
ニンベンジルエステル)を0.91g得た。収率 7
5.5%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):1.29
(d,3H,J=6.7Hz)、2.43(dd,1
H)、2.86(dd,1H)、2.97(bs,1
H)、3.39(ddd,1H)、3.74( )、
3.9−4.0(m,3H)、4.32(dd,1
H)、6.8−7.6(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):20.61
(Jpc=6.7Hz)、38.45(Jpc=4.2H
z)、43.44(Jpc=5.4Hz)、50.42、
55.93(Jpc=12.5Hz)、67.66、12
7−136、173.87(Jpc=5.3Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.34
2 IR(cm-1):3200(NH)、1743(NC=
O)、1221(P=O)、1023(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、1.04
g(4.88mmol)のL−アラニンベンジルエステ
ル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的と
する(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−アラ
ニンベンジルエステル)を0.91g得た。収率 7
5.5%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):1.29
(d,3H,J=6.7Hz)、2.43(dd,1
H)、2.86(dd,1H)、2.97(bs,1
H)、3.39(ddd,1H)、3.74( )、
3.9−4.0(m,3H)、4.32(dd,1
H)、6.8−7.6(m,15H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):20.61
(Jpc=6.7Hz)、38.45(Jpc=4.2H
z)、43.44(Jpc=5.4Hz)、50.42、
55.93(Jpc=12.5Hz)、67.66、12
7−136、173.87(Jpc=5.3Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.34
2 IR(cm-1):3200(NH)、1743(NC=
O)、1221(P=O)、1023(P−O−C)
【0059】(12)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−フェニルアラニンベンジルエステル)の合
成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−フェニルアラニンベンジルエステル)の合
成
【0060】
【化22】
【0061】0.20g(0.62mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.34
g(1.16mmol)のL−フェニルアラニンベンジ
ルエステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行
い、目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
(L−フェニルアラニンベンジルエステル)を0.18
g得た。収率 54.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.1−
2.5(m,2H)、2.6−3.3(m,2H)、
3.4−4.4(m,6H)、5.32(s,3H)、
6.6−7.6(m,15H)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.34
g(1.16mmol)のL−フェニルアラニンベンジ
ルエステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行
い、目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
(L−フェニルアラニンベンジルエステル)を0.18
g得た。収率 54.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.1−
2.5(m,2H)、2.6−3.3(m,2H)、
3.4−4.4(m,6H)、5.32(s,3H)、
6.6−7.6(m,15H)
【0062】(13)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−ロイシンベンジルエステル)の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−ロイシンベンジルエステル)の合成
【0063】
【化23】
【0064】0.25g(0.79mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.38
g(1.48mmol)のL−ロイシンベンジルエステ
ル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的と
する(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−ロイ
シンベンジルエステル)を0.25g得た。収率 6
2.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.83
(d,6H,J=5.7Hz)、1.3−1.8(m,
3H)、2.40(dd,1H)、2.84(m,2
H)、3.05(bs,1H)、3.2−3.5(m,
1H)、3.6−4.1(m,3H)、4.38(d
d,1H)、5.05(d,2H)、6.9−7.6
(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.5
1、24.19、27.44、38.27(Jpc=4.
3Hz)、43.44(Jpc=6.0Hz)、46.0
5(Jpc=6.0Hz)、55.52(Jpc=14.7
Hz)、53.22、67.48、126−136、1
73.87(Jpc=2.7Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.73
0 IR(cm-1):3600(NH)、1736(NC=
O)、1220(P=O)、1020(P−O−C)
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.38
g(1.48mmol)のL−ロイシンベンジルエステ
ル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、目的と
する(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ−1,
3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L−ロイ
シンベンジルエステル)を0.25g得た。収率 6
2.9%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.83
(d,6H,J=5.7Hz)、1.3−1.8(m,
3H)、2.40(dd,1H)、2.84(m,2
H)、3.05(bs,1H)、3.2−3.5(m,
1H)、3.6−4.1(m,3H)、4.38(d
d,1H)、5.05(d,2H)、6.9−7.6
(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.5
1、24.19、27.44、38.27(Jpc=4.
3Hz)、43.44(Jpc=6.0Hz)、46.0
5(Jpc=6.0Hz)、55.52(Jpc=14.7
Hz)、53.22、67.48、126−136、1
73.87(Jpc=2.7Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):25.73
0 IR(cm-1):3600(NH)、1736(NC=
O)、1220(P=O)、1020(P−O−C)
【0065】(14)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−アスパラギン酸ベンジルエステル)の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−(L−アスパラギン酸ベンジルエステル)の合成
【0066】
【化24】
【0067】0.20g(0.62mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.41
g(1.16mmol)のL−アスパラギン酸ベンジル
エステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、
目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ
−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L
−アスパラギン酸ベンジルエステル)を0.12g得
た。収率 35.7%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.0−
3.0(m,4H)、3.0−4.5(m,7H)、
4.7−5.3(m,4H)、6.7−7.8(m,2
0H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.21
(Jpc=4.3Hz)、38.68(Jpc=4.0H
z)、46.20(Jpc=6.0Hz)、51.06、
55.74(Jpc=15.4Hz)、66.65、6
7.39、67.66、126−137、170.4
4、171.82(Jpc=5.4Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.10
7
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.41
g(1.16mmol)のL−アスパラギン酸ベンジル
エステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行い、
目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オキソ
−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−(L
−アスパラギン酸ベンジルエステル)を0.12g得
た。収率 35.7%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):2.0−
3.0(m,4H)、3.0−4.5(m,7H)、
4.7−5.3(m,4H)、6.7−7.8(m,2
0H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):38.21
(Jpc=4.3Hz)、38.68(Jpc=4.0H
z)、46.20(Jpc=6.0Hz)、51.06、
55.74(Jpc=15.4Hz)、66.65、6
7.39、67.66、126−137、170.4
4、171.82(Jpc=5.4Hz)31 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):26.10
7
【0068】(15)(4S)−3,4−ジベンジル−
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−〔グリシル−(L−ロイシンメチルエステル)〕
の合成
2−オキソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2
−N−〔グリシル−(L−ロイシンメチルエステル)〕
の合成
【0069】
【化25】
【0070】0.51g(1.59mmol)の(4
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.38
g(1.60mmol)のグリシル−L−ロイシンメチ
ルエステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行
い、目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
〔グリシル−(L−ロイシンメチルエステル)〕を0.
58g得た。収率 74.8%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.92
(d,6H,J=5.3Hz)、1.4−1.8(m,
3H)、2.51(dd,1H、J=9.5Hz、1
3.0Hz)、3.02(dd,1H、J=3.5H
z、9.5Hz)、3.3−4.8(m,10H)、
3.70(s,3H)、6.9−7.7(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.3
9、22.37、24.34、38.22(JPC=1.
0Hz)、40.36、44.69、45.76(JPC
=1.5Hz)、50.39、55.82(JPC=1
4.7Hz)、67.87、126−137、170.
46(JPC=4.7Hz)、172.7431 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):28.66
0
S)−3,4−ジベンジル−2−クロロ−1,3,2−
オキサジアザホスホリジン−2−オキシドと、0.38
g(1.60mmol)のグリシル−L−ロイシンメチ
ルエステル塩酸塩を用いて、(7)と同様の反応を行
い、目的とする(4S)−3,4−ジベンジル−2−オ
キソ−1,3,2−オキシアザホスホリジン−2−N−
〔グリシル−(L−ロイシンメチルエステル)〕を0.
58g得た。収率 74.8%1 H−NMR(CDCl3 ,δ ppm):0.92
(d,6H,J=5.3Hz)、1.4−1.8(m,
3H)、2.51(dd,1H、J=9.5Hz、1
3.0Hz)、3.02(dd,1H、J=3.5H
z、9.5Hz)、3.3−4.8(m,10H)、
3.70(s,3H)、6.9−7.7(m,10H)13 C−NMR(CDCl3 ,δ ppm):21.3
9、22.37、24.34、38.22(JPC=1.
0Hz)、40.36、44.69、45.76(JPC
=1.5Hz)、50.39、55.82(JPC=1
4.7Hz)、67.87、126−137、170.
46(JPC=4.7Hz)、172.7431 P−NMR(CDCl3 ,δ ppm):28.66
0
【0071】以上のようにして製造される本発明化合物
のいくらかの例を表1に示す。
のいくらかの例を表1に示す。
【0072】
【表101】
【0073】
【表102】
【0074】
【発明の効果】本発明化合物は除草活性を有する。ま
た、本発明の製造法によれば、N末端が保護されていな
い中性、酸性、アルカリ性の種々のアミノ酸や種々のペ
プチドのエステルとの反応が可能である。
た、本発明の製造法によれば、N末端が保護されていな
い中性、酸性、アルカリ性の種々のアミノ酸や種々のペ
プチドのエステルとの反応が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬尾 邦昭 静岡県駿東郡長泉町下土狩482−6
Claims (2)
- 【請求項1】式〔I〕 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立
して、水素原子、置換基を有していてもよいC1-6 アル
キル基、置換基を有していてもよいアラルキル基または
置換基を有していてもよいフェニル基を表す。)で表さ
れるオキシアザホスホリジン化合物。 - 【請求項2】式〔II〕 【化2】 (式中、R1 、R 2は前記と同じ意味を表す。)で表さ
れる化合物に、塩基の存在下、式〔III〕 【化3】 (式中、R3 およびR4 は前記と同じ意味を表す。)で
表されるアミノ酸エステル類を反応させることを特徴と
する、式〔I〕 【化4】 (式中、R1 、R 2、R3 およびR 4は前記と同じ意味
を表す。)で表されるオキシアザホスホリジン化合物の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8088196A JPH09241283A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 新規オキシアザホスホリジン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8088196A JPH09241283A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 新規オキシアザホスホリジン誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241283A true JPH09241283A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=13730694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8088196A Pending JPH09241283A (ja) | 1996-03-08 | 1996-03-08 | 新規オキシアザホスホリジン誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09241283A (ja) |
-
1996
- 1996-03-08 JP JP8088196A patent/JPH09241283A/ja active Pending
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