JP4157070B2 - 防振用弾性ブッシュ - Google Patents

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本発明は防振用弾性ブッシュに係り、特に、外筒と内筒との間に弾性体を設け、外筒を一方の部材に取り付け、内筒を他方の部材に取り付けることで、それぞれの部材を弾性体を介して連結する防振用弾性ブッシュに関する。
車両のなかには、内燃機関および変速機からなるパワーユニット、あるいはサスペンション部材をサブフレームに取り付け、このサブフレームを車体に取り付けることで、パワーユニット、あるいはサスペンション部材を車体に取り付けるタイプのものがある。
このタイプの車両は、パワーユニットの振動や、サスペンション部材の振動を減衰させて車体に伝えるために、サブフレームを防振性を備えた取付部材で取り付ける。
この取付部材として、外筒と内筒との間にゴム状弾性体を備えた防振用弾性ブッシュが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−97629号公報(図5)
図20は従来の基本構成を説明する図である。
防振用弾性ブッシュ300によれば、外筒301と内筒302との間にゴム状弾性体303を備え、外筒301をサブフレーム304の取付孔305に圧入し、内筒302内にボルト306を差し込み、ナット307で内筒302を固定することで、内筒302を車体フレーム308に取り付ける。
これにより、防振用弾性ブッシュ300を介してサブフレーム304を車体フレーム308に取り付ける。
よって、サブフレーム304に振動が発生して、外筒301に、力F5が軸線309に対して直交する方向に矢印の如くかかると、外筒301および内筒302間のゴム状弾性体303に圧縮力が作用する。
これにより、ゴム状弾性体303が圧縮して振動を吸収し、内筒302に伝わる振動を減衰する。車体フレーム308に取り付けた内筒302の振動を減衰することで、車体フレーム308に伝わる振動を減衰する。
加えて、ゴム状弾性体に中間板を埋設したゴム状弾性体303に圧縮力が作用した場合、ゴム状弾性体303のばね定数を比較的大きく確保できる。よって、サブフレーム304の変位量を抑えて、サブフレーム304に発生する振動を良好に減衰する。
しかし、防振用弾性ブッシュ300によれば、外筒301および内筒302は、それぞれ周壁を軸線309に平行に形成し、これらの周壁にゴム状弾性体303を設けた。
このため、サブフレーム304に振動が発生して、外筒301に、力F6が軸線309の方向にがかかると、ゴム状弾性体303に剪断力が作用する。
ゴム状弾性体303に剪断力が作用した場合には、圧縮力が作用した場合と比較して、ゴム状弾性体303のばね定数を比較的大きく確保することは難しい。
よって、サブフレーム304の変位量を抑え難く、サブフレーム304に発生する振動を良好に減衰することは難しい。
この対策として、ゴム状弾性体303の下端部に突起303aを形成し、この突起303aをストッパ金具311に当接させる。
これにより、外筒301に、力F6が軸線309の方向にがかかった場合のゴム状弾性体303のばね定数を比較的大きく確保する。
よって、サブフレーム304の変位量を抑えて、サブフレーム304に発生する振動を良好に減衰する。
ここで、外筒301に、力F6が軸線309の方向にがかかった場合を考慮して、ゴム状弾性体303のばね定数を好ましい状態に設定するためには、ゴム状弾性体303の突起303aにストッパ金具311を当接させた際の押圧力を好適に調整する必要がある。
ストッパ金具311による突起303aへの押圧力を調整するために、内筒302とストッパ金具311との間にスペーサ312を配置する。
しかし、防振用弾性ブッシュ300を取り付ける際に生じる、組付け公差などを考慮すると、一定の厚さのスペーサ312では、突起303aへの押圧力を好適に調整することは難しい。
このため、防振用弾性ブッシュ300を取り付ける際に、ストッパ金具312による突起303aへの押圧力を好適に確保するように、スペーサ312の厚さを選択する必要があり、そのことが防振用弾性ブッシュ300の取付け作業の簡素化を図る妨げになっていた。
本発明は、防振効果を確保し、かつ取付け作業の簡素化を図ることができる防振用弾性ブッシュを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、外筒の内側に内筒を組み込むとともに、外筒と内筒との間に弾性体を設け、外筒を一方の部材に取り付け、内筒を他方の部材に取り付けることで、それぞれの部材を弾性体を介して連結する防振用弾性ブッシュにおいて、前記内筒の外周に、軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部を設けるとともに、前記外筒の内周に、軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部を設け、前記内筒大径部および外筒小径部を対向させ、内筒大径部と外筒小径部との間に前記弾性体を設けた防振用弾性ブッシュであって、前記少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部を、前記内筒の端部に向けて径が徐々に大きくなるように傾斜した内筒傾斜面で谷形に形成し、前記少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部を、前記内筒傾斜面に対向し、かつ、前記外筒の端部に向けて径が徐々に大きくなるように傾斜した外筒傾斜面で山形に形成し、前記内筒傾斜面と前記外筒傾斜面との間の間隔が前記防振用弾性ブッシュの端部に向けて徐々に大きくなるように前記内筒傾斜面および前記外筒傾斜面の傾斜角を異ならせ、前記内筒傾斜面および前記外筒傾斜面の間に前記弾性体を設け、前記谷形に形成した内筒大径部の最も小径の部位、および前記山形に形成した外筒小径部の最も小径の部位において、前記外筒、前記内筒および前記弾性体を、軸線方向に直交させて分割し、前記外筒の内周のうち前記軸線方向の中央に、前記山形に形成した外筒小径部を設け、前記外筒の内周のうち前記外筒小径部を除いた端部を、前記軸線方向に対して平行に形成したことを特徴とする。
内筒に、軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部を設けるとともに、外筒に、軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部を設け、内筒大径部と内筒小径部とを互いに対向させた。そして、内筒大径部と内筒小径部との間に弾性体を設けた。
よって、例えば外筒が軸線方向に振動した場合でも、内筒大径部と内筒小径部との間に設けた弾性体に圧縮力をかけて、弾性体の軸線方向のばね定数を比較的大きく確保する。
これにより、外筒の変位量を抑えて、外筒に発生する振動を良好に減衰することができる。
さらに、この防振用弾性ブッシュによれば、内筒大径部と内筒小径部とを互いに対向させることで、防振用弾性ブッシュの内部に、弾性体の軸線方向のばね定数を比較的大きく確保する手段を組み込むことができる。
よって、通常の防振用弾性ブッシュを部材に組み込む際に必要とされていた、弾性体の突起に対する押圧力をスペーサで調整する必要はない。
これにより、防振用弾性ブッシュの取付け作業を簡素化することができる。
また、外筒、内筒および弾性体を、軸線方向に直交させて分割する構成にした。よって、例えば防振用弾性ブッシュを軸線方向に直交させて2分割することで、分割したうちの、一方の防振用弾性ブッシュのばね定数と、他方の防振用弾性ブッシュのばね定数とを異ならせることが可能になる。
これにより、振動体の振動条件に合わせて、一方の防振用弾性ブッシュのばね定数と、他方の防振用弾性ブッシュのばね定数とを好適に組み合わせることが可能になり、防振用弾性ブッシュの減衰効果をより一層高めることができる。
請求項2は、外筒を軸線方向に分割した複数の分割体で構成し、軸線から外筒小径部までの最小距離を、軸線から内筒大径部までの最大距離より小さくしたことを特徴とする。
軸線から外筒小径部までの最小距離を、軸線から内筒大径部までの最大距離より小さくすることで、外筒小径部の傾斜を大きく確保する。
よって、例えば外筒が軸線方向に振動した場合に、弾性体のうち、内筒大径部と内筒小径部との間に設けた部位のばね定数、すなわち弾性体の軸線方向のばね定数をより大きく確保することができる。
ここで、軸線から外筒小径部までの最小距離を、軸線から内筒大径部までの最大距離より大きくすると、外筒の内部に内筒を組み込む際に、外筒小径部に内筒大径部が当たり、外筒の内部に内筒を組み込むことは難しい。
そこで、外筒を軸線方向に分割し、これらの分割体を内筒の周囲に配置して一体化することにした。
これにより、軸線から外筒小径部までの最小距離を、軸線から内筒大径部までの最大距離より大きくしても、外筒の内部に内筒を組み込むことができる。
請求項1に係る発明では、内筒の内筒大径部と外筒の外筒小径部とを互いに対向させて、弾性体の軸線方向のばね定数を比較的大きく確保することで、振動を良好に減衰することが可能になり、防振効果を確保できるという利点がある。
また、弾性体の軸線方向のばね定数を確保する手段を、防振用弾性ブッシュの内部に組み込むことで、防振用弾性ブッシュの取付け作業の簡素化を図ることができるという利点がある。
さらに、防振用弾性ブッシュを軸線方向に直交させて分割し、分割した防振用弾性ブッシュのばね定数を異ならせることで、ばね定数を振動に合わせて良好に設定し、防振用弾性ブッシュの減衰効果をより一層高めることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、外筒を軸線方向に分割し、かつ外筒小径部の傾斜を大きく確保することで、弾性体の軸線方向のばね定数をより大きく確保することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。
図1は本発明に係る第1実施の形態の防振用弾性ブッシュを備えた車体前部構造を示す斜視図である。
車両10は車体の前部を構成する車体前部構造20を備える。この車体前部構造20は、車体前後方向に延びた左右のフロントサイドフレーム(他方の部材)21,21と、フロントサイドフレーム21,21の車幅方向外側で、かつ上方で車体前後に延びた左右のアッパフレーム22,22と、フロントサイドフレーム21,21とアッパフレーム22,22との間に掛け渡した左右のフロントダンパハウジング23,23と、左右のフロントサイドフレーム21,21の前部並びに左右のアッパフレーム22,22の前部に結合したフロントバルクヘッド24とを備える。
フロントバルクヘッド24は、左右のフロントサイドフレーム21,21の前部下方で車幅方向に延びたロアクロスメンバ25と、ロアクロスメンバ25の両端部から上方へ延びた左右のサイドステー26,26と、これらのサイドステー26,26の上端に結合すべく車幅方向に延びたアッパクロスメンバ27とを備える。
アッパクロスメンバ27の左右両端部から、左右の延長部28,28を斜め後方へ延ばし、延長部28,28の端部を左右のアッパフレーム22,22に連結する。
フロントサイドフレーム21,21の後端から、左右のフロアフレーム(他方の部材)31,31をそれぞれ車体後方に向けて延ばす。
そして、左右のフロントサイドフレーム21,21のそれぞれの前部と、左右のフロアフレーム31,31とに、一方の部材としてのフロントサブフレーム(以下、「サブフレーム」という)41の前後左右の端部(すなわち、4箇所の端部)を、本発明に係る防振用弾性ブッシュ40…(…は複数を示す。以下同じ。)を介してそれぞれ吊り下げる。
サブフレーム41は、右半部に横置きエンジン43を取り付けるとともに、左半部にトランスミッション44を取り付けたものである。トランスミッション44は、出力側から後方にプロペラシャフト(図示せず)を延ばして動力を伝達する。
なお、エンジン43とトランスミッション44とは一体に連結することで、エンジン/トランスミッションユニット45を構成する。
サブフレーム41の左右の前端部には、左右のステー構造80,81を備える。
左フロントダンパハウジング23には、左フロントサスペンション46のフロントクッション47を備える。
同様に、右フロントダンパハウジング23には、右フロントサスペンション46(図示せず)のフロントクッション47(図示せず)を備える。
図2は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを備えたサブフレームを示す斜視図である。
サブフレーム41は、金属材料製品、例えばアルミニウム製品又はアルミニウム合金製品(以下、総称して「アルミニウム合金製品」と言う。)である。
このサブフレーム41は、平面視略井桁状を呈し、車体の前後方向に延びる左右の縦メンバ61,61と、これらの縦メンバ61,61の前端間に掛け渡すべく車体の左右方向に延びる前部横メンバ62と、左右の縦メンバ61,61の後端間に掛け渡すべく車体の左右方向に延びる後部横メンバ63と、左右の縦メンバ61,61の前端部に前部横メンバ62の左右端部を連結する左右の連結部材64,64とを備え、左右の縦メンバ61,61の後端部に後部横メンバ63の左右端部を連結したものである。
左右の縦メンバ61,61は、例えば筒状の押出し材(押出し成形品)からなる角パイプを、部分的に凹凸形状に形成した成形品のサイドメンバである。
前部横メンバ62は、例えば筒状の押出し材(押出し成形品)からなる丸パイプのクロスメンバである。
左右の連結部材64,64は、平面視略L字状を呈するダイカスト製品であって、車体取付部64aを一体に備え、この車体取付部64aに、上下方向に貫通した嵌合孔64b(左側の嵌合孔64bのみを図3に示す)を備える。嵌合孔64b,64bに、防振用弾性ブッシュ40,40をそれぞれ圧入する。
左右の連結部材64,64に縦メンバ61,61および前部横メンバ62を差し込んで、それぞれの部材61,61,62を一体的に接合する。
後部横メンバ63は、平面視略H字状のダイカスト製品からなるクロスメンバである。具体的には、後部横メンバ63は、梁部66を上方へ凸となる湾曲状に形成し、左右端に車体の前後方向に延びる左右の副縦メンバ71,71をそれぞれ一体に形成したものである。
左右の副縦メンバ71,71は、後部に上下方向に貫通した嵌合孔72,72を有する。嵌合孔72,72に、防振用弾性ブッシュ40,40をそれぞれ圧入する。
このように、左右の連結部材64,64の嵌合孔64b,64bに、防振用弾性ブッシュ40,40をそれぞれ圧入した状態で、防振用弾性ブッシュ40,40にボルト74,74を差し込む。差し込んだボルト74,74を左右のフロントサイドフレーム21,21(図1参照)の前端部に取り付ける。
さらに、左右の副縦メンバ71,71の嵌合孔72,72に、防振用弾性ブッシュ40,40をそれぞれ圧入した状態で、防振用弾性ブッシュ40,40にボルト74,74を差し込む。差し込んだボルト74,74を左右のフロアフレーム31,31(図1参照)に取り付ける。
これにより、図1に示す左右のフロントサイドフレーム21,21のそれぞれの前部と、左右のフロアフレーム31,31とに、サブフレーム41を、4個の防振用弾性ブッシュ40…を介して吊り下げる。
サブフレーム41の左側の連結部材64およびロアクロスメンバ25の左端部25aに亘って、左ステー構造80のステー82を連結するとともに、サブフレーム41の右側の連結部材64およびロアクロスメンバ25の右端部25bに亘って、右ステー構造81のステー82を連結する。
すなわち、左側の連結部材64の嵌合孔64bに防振用弾性ブッシュ40を圧入し、防振用弾性ブッシュ40の下端にステー82の基端部83を配置する。
基端部83の取付孔83a(図3参照)および防振用弾性ブッシュ40の貫通孔40aにボルト74を差し込む。
ボルト74の先端部を貫通孔40aから上方に突出させ、突出したボルト74の先端部を左フロントサイドフレーム21(図1参照)の前端部にねじ結合する。
これにより、サブフレーム41の左側の連結部材64に、ステー82の基端部83を防振用弾性ブッシュ40を介して連結する。
左側のステー82の先端部84を、ロアクロスメンバ25の左端部25aにボルト85,85およびナット86,86で取り付ける。
同様に、右側の連結部材64の嵌合孔64b(図示せず)に防振用弾性ブッシュ40を圧入し、防振用弾性ブッシュ40の下端にステー82の基端部83を配置する。
基端部83の取付孔83a(図示せず)および防振用弾性ブッシュ40の貫通孔40aにボルト74を差し込む。
ボルト74の先端部を貫通孔40aから上方に突出させ、突出したボルト74の先端部を右フロントサイドフレーム21(図1参照)の前端部にねじ結合する。
これにより、サブフレーム41の右側の連結部材64に、ステー82の基端部83を防振用弾性ブッシュ40を介して連結する。
右側のステー82の先端部84を、ロアクロスメンバ25の右端部25bにボルト85,85およびナット86,86で取り付ける。
以下、サブフレーム41の左側の連結部材64に取り付けた防振用弾性ブッシュ40を代表例に選択し、選択した防振用弾性ブッシュ40の構成を図3〜図11に基づいて詳しく説明する。
図3は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。
防振用弾性ブッシュ40は、上下の弾性ブッシュ87,88からなる。上弾性ブッシュ87は、上外筒(外筒)91(図6参照)の内部に上内筒(内筒)92を配置し、上外筒91と上内筒92との間に上弾性体(弾性体)93を設けた防振構造の部材である。
上弾性体93は、一例としてゴム製の弾性変形可能な部材である。
下弾性ブッシュ88は、下外筒(外筒)94(図6参照)の内部に下内筒(内筒)95を配置し、下外筒94と下内筒95との間に下弾性体(弾性体)96を設けた防振構造の部材である。
下弾性体96は、一例としてゴム製の弾性変形可能な部材である。
上弾性ブッシュ87の上外筒91を、左側の連結部材64の嵌合孔64bに上方から圧入し、下弾性ブッシュ88の下外筒94を、左側の連結部材64の嵌合孔64bに下方から圧入する。
下弾性ブッシュ88の下内筒95の下端部にステー82の基端部83を当接し、基端部83の取付孔83aからボルト74を差し込む。
取付孔83aから突出したボルト74を上下の内筒92,95のそれぞれの貫通孔92a,95aに差し込む。
貫通孔92a,95aからボルト74のねじ部74aを突出させ、突出したねじ部74aを左フロントサイドフレーム21(図1参照)の前端部にねじ結合する。
これにより、左フロントサイドフレーム21の前端部にサブフレーム41の左側の連結部材64を連結する。
なお、貫通孔92a,95aは、防振用弾性ブッシュ40の貫通孔40a(図2参照)を構成する。
ステー構造80のステー82は、サブフレーム41の左側の連結部材64に基端部83を設け、基端部83からロアクロスメンバ25の左端部25aに向けて前方内側に延ばし、このステー82の先端部84をロアクロスメンバ25の左端部25aに連結した補強用の部材である。
このステー82は、その裏面に、溶接などでロッド98を取り付け、先端部84に一対の取付孔99,99を備える。ロッド98は、前端部をフック部101として用い、その他の部位をガード部102として用いる。
ステー82の取付孔99,99を、ロアクロスメンバ25の左端部25bの取付孔103,103に合わせ、それぞれの取付孔99…,103…にボルト85,85を差し込み、取付孔103,103から突出したボルト85,85の先端部にナット86,86をねじ結合する。
これにより、ロアクロスメンバ25の左端部25bにステー82の先端部84を取り付ける(図2も参照)。
フック部101は、タイダウン用あるいは牽引用の係止具を掛けるための部材である。
フック101およびガード部102は、その下端部をサブフレーム41の下方まで延ばすことで、縁石などの障害物にサブフレーム41が当たる前に、段階的に障害物に当たることにより、サブフレーム41をガードするとともに、運転者に障害物の存在を音や衝撃によって知らせる部材である。
図4は図2の4−4線断面図である。
サブフレーム41の一部を構成する連結部材64の嵌合孔64bに、上方から上弾性ブッシュ87を圧入するとともに、下方から下弾性ブッシュ88を圧入する。
下弾性ブッシュ88の下内筒95の下端部95bにステー82の基端部83を当て、基端部83の取付孔83aからボルト74を差し込む。
取付孔83aから突出したボルト74を、下内筒95の貫通孔95aおよび上内筒92の貫通孔92aに差し込む。
上内筒92の貫通孔92aから突出したボルト74のねじ部74aを左フロントサイドフレーム21の前端部(図1も参照)にねじ結合することで、左フロントサイドフレーム21の前端部にサブフレーム41の連結部材64を連結する。
図5は図4の5−5線断面図である。
上弾性ブッシュ87の上内筒92は、上部105を楕円に形成し、下部106(図6も参照)を円に形成した部材である。
上部105の楕円は、長軸107の長さがD1、短軸108の長さがD2であり、下部106の内径はd1である。
上内筒92内にはボルト74が差し込まれている。上内筒92の外周109に上弾性体93の内周111を設けるとともに、上外筒91の内周113(図6も参照)に上弾性体93の外周112を設け、さらに上弾性体93で上外筒91の全面を覆う。
この上弾性体93は、上内筒92と上外筒91(図6も参照)との間に設けた部位で、略筒状体を形成し、上内筒92の短軸108の延長線上に開口115を備える。
また、上弾性体93は、上端部116の上外周116aに沿って半円孤状の上突条部117,117を、長軸107に対して対称になるように2個備える。
図6は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。
防振用弾性ブッシュ40は、その軸線118方向の略中央で、かつ軸線118方向に直交させて上下に分割した上下の弾性ブッシュ87,88からなる。
この防振用弾性ブッシュ40は、図3に示す連結部材64の嵌合孔64bに、上方から上弾性ブッシュ87を圧入するとともに、下方から下弾性ブッシュ88を圧入し、上下の弾性ブッシュ87,88を一体化した状態で使用する部材である。
上弾性ブッシュ87は、上外筒91の内側に上内筒92を組み込むとともに、上外筒91と上内筒92との間に上弾性体93を設け、上内筒92の外周109に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部」としての、軸線118に対して傾斜する上内筒傾斜面109aを設けるとともに、上外筒91の内周113に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部」としての軸線118に対して傾斜する上外筒傾斜面113aを設け、上外筒傾斜面113aに上内筒傾斜面109aを対向させ、上外筒傾斜面113aと上内筒傾斜面109aとの間に上弾性体93を設けたものである。
下弾性ブッシュ88は、下外筒94の内側に下内筒95を組み込むとともに、下外筒94と下内筒95との間に下弾性体96を設け、下内筒95の外周121に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部」としての、軸線118に対して傾斜する下内筒傾斜面121aを設けるとともに、下外筒94の内周122に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部」としての軸線118に対して傾斜する下外筒傾斜面122aを設け、下外筒傾斜面122aに下内筒傾斜面121aを対向させ、下外筒傾斜面122aと下内筒傾斜面121aとの間に下弾性体96を設けたものである。
このように、防振用弾性ブッシュ40を軸線118方向に直交させて2分割することで、上弾性ブッシュ87のばね定数と、下弾性ブッシュ88のばね定数とを異ならせることが可能になる。
なお、上弾性ブッシュ87のばね定数、および下弾性ブッシュ88のばね定数については、図11で詳しく説明する。
図7は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す内筒長軸方向の断面図である。
上弾性ブッシュ87の上内筒92は、上部105を楕円形に形成して上部105の長軸108(図6参照)をD1と大きく確保し、下部106を円形に形成して外径をD3と小さく抑えることで、上内筒92の外周109のうち、上部105と下部106との間に上内筒傾斜面109aを形成したものである。
すなわち、上部105の長軸107をD1と大きく確保することで、上内筒92の軸線118から上部105の外周109までの距離(D1/2)を大きく確保する。
また、下部106の外径をD3と小さく抑えることで、上内筒92の軸線118から下部106の外周109までの距離(D3/2)を小さく抑える。
ここで、D1を長軸方向の長さとすることで、外径D3に対して比較的大きく確保する。よって、上部105と下部106とを連結する上内筒傾斜面109aは、傾斜角θ1を大きく確保する。
上弾性ブッシュ87の上外筒91は、上部124に、外側へ向けて張り出した張出部125を備え、上部124を円形に形成して上部124の内径をd2と大きく確保し、下部126を楕円形に形成して下部126の短軸127(図10参照)をd3と小さく抑えることで、上外筒91の内周113のうち、上部124と下部126との間に上外筒傾斜面113aを形成したものである。
すなわち、上部124の内径をd2と比較的大きく確保することで、上外筒91の軸線118から上部124の内周までの距離(d2/2)を大きく確保する。
また、下部126の短軸127(図10参照)をd3と小さく確保することで、上外筒91の軸線118から下部126の内周までの距離(d3/2)を小さく抑える。
ここで、d3を短軸方向の長さとすることで、内径d2に対して比較的小さく確保する。よって、上部124と下部126とを連結する上外筒傾斜面113aは、傾斜角θ2を大きく確保する。
そして、内筒傾斜面109に上外筒傾斜面113aおよび上部124を対向させ、かつ上内筒92の下部106を上外筒91の下部126に対向させる。
上外筒傾斜面113aと上内筒傾斜面109aの下側部位との間に、上弾性体93を設けるとともに、上外筒91の上部124と上内筒傾斜面109aの上側部位との間に、上弾性体93を設ける。
下弾性ブッシュ88の下内筒95は、上弾性ブッシュ87の上内筒92と略上下対称に形成した部材である。すなわち、下内筒95と上内筒92とは、それぞれの内周形状が異なるだけで、その他の形状は上下対称である。
よって、下内筒95は、上内筒92と同様に、下部132を楕円形に形成して下部132の長軸をD1と大きく確保し、上部132を円形に形成して外径をD3と小さく抑えることで、下内筒95の外周121のうち、下部131と上部132との間に下内筒傾斜面121aを形成したものである。
すなわち、下部131の長軸をD1と大きく確保することで、下内筒95の軸線118から下部131の外周121までの距離(D1/2)を大きく確保する。
また、上部132の外径をD3と小さく抑えることで、下内筒95の軸線118から上部132の外周121までの距離(D3/2)を小さく抑える。
ここで、D1を長軸方向の長さとすることで、D3に対して比較的大きく確保する。よって、下部131と上部132とを連結する下内筒傾斜面121aは、傾斜角θ1を大きく確保する。
下弾性ブッシュ88の下外筒94は、上弾性ブッシュ87の上外筒91と上下対称に形成した部材である。
下弾性ブッシュ88の下外筒94は、下部134に外側へ向けて張り出した張出部135を備え、下部134を円形に形成して下部134の内径をd2と大きく確保し、上部136を楕円形に形成して上部136の短軸をd3と小さく抑えることで、下外筒94の内周122のうち、下部134と上部136との間に下外筒傾斜面122aを形成したものである。
すなわち、下部134の内径をd2と比較的大きく確保することで、下外筒94の軸線118から下部134の内周122までの距離(d2/2)を大きく確保する。
また、上部136の短軸をd3と小さく確保することで、下外筒94の軸線118から上部136の内周122までの距離(d3/2)を小さく抑える。
ここで、d3を短軸方向の長さとすることで、d2に対して比較的小さく確保する。よって、下部134と上部136とを連結する下外筒傾斜面122aは、傾斜角θ2を大きく確保する。
そして、下内筒傾斜面121aに下外筒傾斜面122aおよび下部134を対向させ、かつ下内筒95の上部132を下外筒94の上部136に対向させる。
下内筒傾斜面121aの上側部位と下外筒傾斜面122aとの間に上弾性体93を設けるとともに、下外筒94の下部134と下内筒傾斜面121aの下側部位との間に上弾性体93を設ける。
図8は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す内筒短軸方向の断面図である。
上弾性ブッシュ87の上内筒92は、上部105を楕円形に形成することで短軸108(図6参照)の長さD2を、長軸107の長さD1(図6、図7参照)より小さく抑え、上内筒傾斜面109aの傾斜角θ1を、図7に示す傾斜角θ1より小さく抑えたものである。
上弾性ブッシュ87の上外筒91は、上部124から下端126まで内径d2と均一にしたものである。
上内筒92と上外筒91との間に下弾性体96を設け、下弾性体96に開口115(図5も参照)を形成する。
下弾性ブッシュ88の下内筒95は、下部131を楕円形に形成することで短軸の長さD2を、長軸の長さD1(図6、図7参照)より小さく抑え、下内筒傾斜面121aの傾斜角θ1を、図7に示す傾斜角θ1より小さく抑えたものである。
下弾性ブッシュ88の下外筒94は、下部134から上部136まで内径d2と均一にしたものである。
下内筒95と下外筒94との間に下弾性体96を設け、下弾性体96に、上弾性体93と同様に開口138を形成する。
図9(a)〜(c)は第1実施の形態に係る上弾性ブッシュを構成する各部材の斜視図であり、(a)は上内筒92を示し、(b)は上外筒91を示し、(c)は上弾性体93を示す。
(a)に示すように、上内筒92は、上部105を楕円形に形成して、下部106を円形に形成した部材である。
上部105は、長軸107の長さをD1、短軸108の長さをD2とした楕円形の筒状部位である。下部106は、外径がD3の円形の筒状部位である。
長軸107の長さD1、短軸108の長さD2、外径D3の関係は、D1>D2>D3である。
よって、上内筒92の外周109において、上部105と下部106との間に、上部105から下部106に向けて徐々に縮径する上内筒傾斜面109aを備える。
加えて、上内筒傾斜面109aの傾斜角θ1は、長軸108方向において最大になり、長軸108方向から短軸108方向に向けて徐々に小さくなり、短軸108方向において最小になる。
(b)に示すように、上外筒91は、上部124に外側へ向けて張り出した張出部125を備え、上部124の内周113を円形に形成して、下部126の内周113を楕円形に形成した部材である。
上部124は、内径がd2の円形であり、下部126は、長軸128の長さをd2、短軸127の長さをd3とした楕円形である。
内径d2、長軸128の長さd2、短軸127の長さd3の関係は、d2>d3である。
よって、上外筒91は、上部124と下部126との間に、上部124から下部126に向けて徐々に縮径する上外筒傾斜面113aを備える。
加えて、上外筒傾斜面113aの傾斜角θ2(図7参照)は、短軸127方向において最大になり、短軸127方向から長軸128方向に向けて徐々に小さくなり、長軸128方向において傾斜は0°になる。
(c)に示す上弾性体93は、内周111内に上内筒92((a)参照)を設け(図6〜図8参照)、外周141に沿って形成した断面略L形の空間部142内に上外筒91((b)参照)を設けた略筒状の弾性変形可能なゴム製部材である。
図10は第1実施の形態に係る上弾性ブッシュの一部を構成する内筒および外筒を示す平面図である。
上内筒92の長軸107と、上外筒91の短軸127とを合わせ、かつ上内筒92の短軸108と、上外筒91の長軸128とを合わせる。
上内筒92の長軸107と、上外筒91の短軸127とを合わせることで、図7に示すように、傾斜角θ1を大きく確保した上内筒傾斜面109aと、傾斜角θ2を大きく確保した上外筒傾斜面113aとを対向させる。
傾斜角θ1を大きく確保した上内筒傾斜面109aと、傾斜角θ2を大きく確保した上外筒傾斜面113aとの間に上弾性体93を設ける(図7参照)。
一方、上内筒92の短軸108と、上外筒91の長軸128とを合わせることで、図8に示すように、傾斜角θ1を小さく抑えた上内筒傾斜面109aと、傾斜角θ2を0°とした上外筒91の内周113とを対向させる。
傾斜角θ1を小さく抑えた上内筒傾斜面109aと、傾斜角θ2が0°の上外筒91の内周113との間に上弾性体93を設ける(図8参照)。
次に、第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュ40で振動を緩和する例を図11に基づいて説明する。
図11(a),(b)は第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュの作用を説明する図である。
(a)において、サブフレーム41から防振用弾性ブッシュ40に矢印F1の如く水平方向の振動がかかる。
防振用弾性ブッシュ40の上弾性ブッシュ87の上外筒91に振動が伝わり、上外筒91および上内筒92間の上弾性体93に圧縮力をかけ、弾性体を圧縮(弾性変形)する。
ここで、弾性体に圧縮力をかけることで、弾性体のばね定数を所望の大きさに確保する。
これにより、上外筒91の変位量を抑えて上外筒91、すなわちサブフレーム41に発生する振動を良好に減衰させることができる。
なお、防振用弾性ブッシュ40の下弾性ブッシュ88の下外筒94に振動が伝わった場合にも、上弾性ブッシュ87と同様に、下外筒94の変位量を抑えて下外筒94、すなわちサブフレーム41に発生する振動を良好に減衰させることができる。
(b)において、サブフレーム41から防振用弾性ブッシュ40に矢印F2の如く鉛直方向の振動がかかる。防振用弾性ブッシュ40の上弾性ブッシュ87の上外筒91に振動が伝わる。
ここで、上外筒91の上外筒傾斜面113aと上内筒92の上内筒傾斜面109aとを互いに対向させ、上外筒傾斜面113aと上内筒傾斜面109aとの間に上弾性体93を設けた。
これにより、上外筒91に矢印F2の如く鉛直の振動が伝わった場合でも、上外筒傾斜面113aと上内筒傾斜面109aとの間の上弾性体93に、上外筒傾斜面113aおよび上内筒傾斜面109aに直交する圧縮力を矢印F3の如くかけ、上弾性体93を圧縮(弾性変形)することができる。
同様に、防振用弾性ブッシュ40の下弾性ブッシュ88の下外筒94に、矢印F2の如く鉛直の振動が伝わった場合にも、下外筒傾斜面122aと下内筒傾斜面121aとの間の下弾性体96に、下外筒傾斜面122aおよび下内筒傾斜面121aに直交する圧縮力を矢印F4の如くかけ、下弾性体96を圧縮(弾性変形)することができる。
ここで、上弾性ブッシュ87の圧縮力F3と、下弾性ブッシュ88の圧縮力F4とは、上下対称の向きに作用する。
すなわち、サブフレーム41が上昇する方向に振動した際に、矢印F3の圧縮力で振動を減衰する。さらに、サブフレーム41が下降する方向に振動した際に、矢印F4の圧縮力で振動を減衰する。
よって、上外筒91に矢印F2の如く鉛直方向の振動が伝わった場合において、上弾性体93の軸線118方向のばね定数を比較的大きく確保するとともに、下弾性体96の軸線118方向のばね定数を比較的大きく確保する。
これにより、上外筒91の変位量を抑えて、上外筒91に発生する振動を良好に減衰することができる。
さらに、この防振用弾性ブッシュ40によれば、上弾性ブッシュ87の上内筒傾斜面109aと上外筒傾斜面113aとを互いに対向させることで、上弾性ブッシュ87の内部に、上弾性体93の軸線118方向のばね定数を比較的大きく確保する手段を組み込むことができる。
加えて、下弾性ブッシュ88の下内筒傾斜面121aと下外筒傾斜面122aとを互いに対向させることで、下弾性ブッシュ88の内部に、下弾性体96の軸線118方向のばね定数を比較的大きく確保する手段を組み込むことができる。
よって、従来技術で説明した、通常の防振用弾性ブッシュをサブフレームに組み込む際に必要とされていた、弾性体に対する押圧力をスペーサで調整する必要はない。これにより、防振用弾性ブッシュ40の取付け作業を簡素化することができる。
ここで、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40は、外筒、内筒および弾性体を、軸線118方向に直交させて分割した上下の弾性ブッシュ87,88で構成した。
このように、防振用弾性ブッシュ40を軸線118方向に直交させて2分割することで、上弾性ブッシュ87のばね定数と、下弾性ブッシュ88のばね定数とを異ならせることが可能になる。
これにより、振動体の振動条件に合わせて、上弾性ブッシュ87のばね定数と、下弾性ブッシュ88のばね定数とを好適に組み合わせることが可能になり、防振用弾性ブッシュ40の減衰効果をより一層高めることができる。
次に、第2〜第5実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを図12〜図19に基づいて説明する。なお、第2〜第5実施の形態の防振用弾性ブッシュにおいてに、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40と同一部材のものについては同一符号を付して説明を省略する。
第2実施の形態
図12(a),(b)は本発明に係る第2実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
防振用弾性ブッシュ170は、上下の弾性ブッシュ171,172からなる。上弾性ブッシュ171は、上外筒(外筒)173の内部に上内筒(内筒)174を配置し、上外筒173と上内筒174との間に上弾性体(弾性体)175を設けた防振構造の部材である。
上弾性体175は、一例としてゴム製の弾性変形可能な部材である。
下弾性ブッシュ172は、下外筒(外筒)177の内部に下内筒(内筒)178を配置し、下外筒177と下内筒178との間に下弾性体(弾性体)179を設けた防振構造の部材である。
下弾性体179は、一例としてゴム製の弾性変形可能な部材である。
上外筒173は、上部173aおよび下部173bをそれぞれ円筒形に形成し、上部173aの内周と下部173bの内周との間に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部」としての上外筒傾斜面181を形成する。
この上外筒傾斜面181は、傾斜角θ2を一定に保った状態で傾斜させた面で、この状態で上外筒173の全周に亘って形成したものである。
上内筒174は、上部174aおよび下部174bをそれぞれ円筒形に形成し、上部174aの内周と下部174bの内周との間に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部」としての、上内筒傾斜面182を形成する。
この上内筒傾斜面182は、傾斜角θ1を一定に保った状態で傾斜させ、この状態で上内筒174の全周に亘って形成した傾斜面である。
そして、上外筒傾斜面181と上内筒傾斜面182との間に上弾性体175を設ける。
なお、下弾性ブッシュ172は、下外筒177を上外筒173と同様に形成し、下内筒178を上内筒174と同様に形成したものである。
よって、下外筒177は、上外筒173と同様に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部」としての下外筒傾斜面183を備える。下外筒傾斜面183は、傾斜角θ2を一定に保った状態で、下外筒177の全周に亘って略円錐台状に形成したものである。
また、下内筒178は、上内筒174と同様に、「軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部」としての、下内筒傾斜面184を備える。下内筒傾斜面184は、傾斜角θ1を一定に保った状態で、下内筒178の全周に亘って略円錐台状に形成したものである。
第2実施の形態の防振用弾性ブッシュ170によれば、上弾性ブッシュ171に上外筒傾斜面181および上内筒傾斜面182を備え、下弾性ブッシュ172に下外筒傾斜面183および下内筒傾斜面184を備えることで、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施の形態の防振用弾性ブッシュ170によれば、下外筒傾斜面183および下内筒傾斜面184をそれぞれ略円錐状に形成することで、下外筒177と下内筒178とを組み付ける際に、下外筒177に対して下内筒178の組込み角度を決める必要がない。
よって、下外筒177に下内筒178を組み付ける作業が簡単になる。
第3実施の形態
図13は本発明に係る第3実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す断面図である。
防振用弾性ブッシュ190は、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40を構成する上下の弾性ブッシュ87,88を一体に形成したものである。
すなわち、防振用弾性ブッシュ190は、外筒191の内部に内筒192を配置し、外筒192と内筒192との間に弾性体193を設けた防振構造の部材である。
外筒191は、上下の外筒傾斜面113a,122aを備える。上下の外筒傾斜面113a,122aは、第1実施の形態で説明した傾斜面と同一であり、詳細の説明を省略する。
内筒192は、上下の内筒傾斜面109a,121aを備える。上下の内筒傾斜面109a,121aは、第1実施の形態で説明した傾斜面と同一であり、詳細の説明を省略する。
上内筒傾斜面109aは、上外筒傾斜面113aに対向する傾斜面である。上内筒傾斜面109aと上外筒傾斜面113aとの間に弾性体193を設ける。
下内筒傾斜面121aは、下外筒傾斜面122aに対向する傾斜面である。下内筒傾斜面121aと下外筒傾斜面122aとの間に弾性体193を設ける。
第3実施の形態の防振用弾性ブッシュ190によれば、上下の外筒傾斜面113a,122aおよび上下の内筒傾斜面109a,121aを備えることで、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40と同様の効果を得ることができる。
加えて、第3実施の形態の防振用弾性ブッシュ190によれば、部品点数を減らすことができる。
第4実施の形態
図14(a),(b)は本発明に係る第4実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す断面図である。
防振用弾性ブッシュ200は、外筒201の短軸202の長さ(以下、「短軸長さ」という)をd4とし、かつ内筒192の長軸107の長さ(以下、「長軸長さ」という)をD1とし、軸線118から外筒傾斜面204までの最小距離(d4/2)を、軸線118から上内筒傾斜面109a,121aまでの最大距離(D1/2)より小さくしたものである。
この防振用弾性ブッシュ200は、前記内容の点で、第3実施の形態の防振用弾性ブッシュ190と異なるだけでその他の構成は防振用弾性ブッシュ190と同じである。
軸線118から外筒傾斜面204までの最小距離(d4/2)を、軸線118から上内筒傾斜面109a,121aまでの最大距離(D1/2)より小さくすることで、外筒201の外筒傾斜面204,204の傾斜角θ3を大きく確保する。
これにより、サブフレーム41に矢印F2の如く鉛直に振動がかかった場合に、弾性体193の圧縮力を増すことが可能になる。
よって、第4実施の形態の防振用弾性ブッシュ200によれば、第3実施の形態の防振用弾性ブッシュ190と同様の効果を得ることができる。
加えて、第4実施の形態の防振用弾性ブッシュ200によれば、外筒201の外筒傾斜面204,204の傾斜角θ3を大きく確保することで、防振用弾性ブッシュ200を多種の条件に適用させることが可能になり、用途の拡大を図ることができる。
しかし、第4実施の形態の防振用弾性ブッシュ200では、外筒201の短軸長さd4を、内筒192の長軸長さD1より小さくしたので、外筒201の一対の外筒傾斜面204が、内筒192の上内筒傾斜面109a,121aと平面視で距離S1だけ重なり合う。
このため、外筒201内に内筒192を配置させる際に、外筒201と内筒192とが干渉してしまう虞があり、外筒201内に内筒192を配置するための工夫が要求される。
以下、外筒201内に内筒192を配置させる第1の組付け例を図15に基づいて説明し、第2の組付け例を図16〜図18に基づいて説明する。
図15(a),(b)は第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第1組付け例を示す説明図である。
外筒201を軸線118方向に分割したして2個の分割体201a,201aとする。2個の分割体201a,201aを、内筒192の両側から矢印aの如く移動させて、それぞれの分割体201a,201aの分割面201b…を接合することで、外筒201内に内筒192を配置させる。
これにより、図14に示すように、外筒201の短軸長さd4を、内筒192の長軸長さD1より小さくしても、内筒192を外筒201内の組付け位置に配置することができる。
なお、第1組付け例では、外筒201を、2個の分割体201a,201aに分割した例について説明したが、外筒201を分割する個数は2個に限らないで、例えば3個などの複数個に分割することも可能である。
図16(a),(b)は第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第1説明図であり、外筒201の短軸202に内筒192の短軸108に合わせた状態を示す。
(a)において、外筒201の短軸202に内筒192の短軸108に合わせることで、外筒201と内筒192との間に隙間S2を確保する。
(b)において、外筒201の内部に向けて内筒192を矢印bの如く差し込む。外筒201と内筒192との間に隙間S2を確保することで、外筒201に当たらないように、内筒192を外筒201内に差し込むことができる。
図17(a),(b)は第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第2説明図であり、外筒201内に内筒192を差し込んだ状態を示す。
(a)において、外筒201内に内筒192が差し込まれる。この状態で、内筒192の内筒傾斜面109a,121aに、外筒201の外筒傾斜面204,204が対向する。
(b)において、内筒192を矢印cの如く回転する。すなわち、内筒192の長軸107が外筒201の短軸202に向けて回転する。
図18(a),(b)は第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第3説明図であり、外筒201内に内筒192を配置した状態を示す。
(a)において、内筒192の長軸107を外筒201の短軸202に合わせる。これにより、外筒201の短軸長さd4を、内筒192の長軸長さD1より小さくしても、内筒192を外筒201内の組付け位置に配置することができる。
(b)において、外筒201内に内筒192を配置した後、外筒201と内筒192との間に弾性体193を、例えばインジェクション成形で設ける。これにより、防振用弾性ブッシュ200を得る。
なお、図15で説明した第1組付け例や、図16〜図18で説明した第2の組付け例は、防振用弾性ブッシュ200を一体化した場合に適用するものである。
第1、第2実施の形態の防振用弾性ブッシュ40,170のように上下の弾性ブッシュで構成したものは、第1、第2の組付け例を適用しなくても組み付けることが可能である。
第5実施の形態
図19(a),(b)は本発明に係る第5実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。
防振用弾性ブッシュ210は、内筒211の外周212を略矩形状に形成し、内筒211の両側に配置した2個の分割体214,214を矢印dの如く移動し、それぞれの分割体214,214の分割面214a…を接合することで外筒213を形成し、外筒213内に内筒211を配置したものである。
外筒213と内筒211との間に弾性体(図示せず)を、例えばインジェクション成形で設ける。
この弾性体は、一例としてゴム製の弾性変形可能な部材である。
第5実施の形態の防振用弾性ブッシュ210によれば、第1実施の形態の防振用弾性ブッシュ40と同様の効果を得ることができる。
加えて、第5実施の形態の防振用弾性ブッシュ210によれば、内筒211の外周212を略矩形状に形成することで、防振用弾性ブッシュ210を多種の条件に適用させることが可能になり、用途の拡大を図ることができる。
防振用弾性ブッシュ210の防振用弾性ブッシュ210では、外筒213を、2個の分割体214,214に分割した例について説明したが、外筒23を分割する個数は2個に限らないで、例えば3個などの複数個に分割することも可能である。
なお、前記第1〜第5の実施の形態では、外筒をサブフレーム41に取り付け、内筒を左右のフロントサイドフレーム21,21に取り付けた例ついて説明したが、これに限らないで、その他の部材に取り付けても同様の発明の効果を得ることができる。
また、前記第1〜第5の実施の形態では、防振用弾性ブッシュ40,170,190,200,210に備えた内筒の外周中央を凹状に形成し、外筒の内周中央を凸状に形成したが、内筒の外周中央を凸状に形成し、外筒の内周中央を凹状に形成しても同様の効果を得ることができる。
さらに、前記実施の形態では、内筒の外周を楕円、円、略矩形状に形成した例について説明したが、内筒の外周は、これに限定するものではなく、防振用弾性ブッシュの用途に応じて適宜選択することが可能である。
さらに、外筒の内周の形状も、前記実施の形態で説明したものに限らないで、防振用弾性ブッシュの用途に応じて適宜選択することが可能である。
また、前記実施の形態では、「軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部」として、上内筒傾斜面109a,182、および下内筒傾斜面121a,184を例に説明したが、内筒大径部は傾斜面に限らないで、軸線118に対して直交する面で内筒大径部を形成することも可能である。
さらに、前記実施の形態では、「軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部」として、上外筒傾斜面113a,181、および下外筒傾斜面122a,183を例に説明したが、外筒小径部は傾斜面に限らないで、軸線118に対して直交する面で外筒小径部を形成することも可能である。
本発明は、外筒を一方の部材に取り付け、内筒を他方の部材に取り付けることで、各々の部材を弾性体を介して連結する防振用弾性ブッシュへの適用に好適である。
本発明に係る第1実施の形態の防振用弾性ブッシュを備えた車体前部構造を示す斜視図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを備えたサブフレームを示す斜視図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。 図2の4−4線断面図である。 図4の5−5線断面図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す内筒長軸方向の断面図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュを示す内筒短軸方向の断面図である。 第1実施の形態に係る上弾性ブッシュを構成する各部材の斜視図である。 第1実施の形態に係る上弾性ブッシュの一部を構成する内筒および外筒を示す平面図である。 第1実施の形態に係る防振用弾性ブッシュの作用を説明する図である。 本発明に係る第2実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す図である。 本発明に係る第3実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す断面図である。 本発明に係る第4実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す断面図である。 第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第1組付け例を示す説明図である。 第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第1説明図である。 第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第2説明図である。 第4実施の形態の外筒内に内筒を配置する第2組付け例を示す第3説明図である。 本発明に係る第5実施の形態の防振用弾性ブッシュを示す斜視図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両、20…車体前部構造、21…フロントサイドフレーム(他方の部材)、41…サブフレーム(一方の部材)、31…フロアフレーム(他方の部材)、40,170,190,200,210…防振用弾性ブッシュ、87,171…上弾性ブッシュ、88,172…下弾性ブッシュ、91,173…上外筒(外筒)、92,174…上内筒(内筒)、93,175…上弾性体(弾性体)、94,177…下外筒(外筒)、95,178…下内筒(内筒)、96,179…下弾性体(弾性体)、109…上内筒の外周、109a,182…上内筒傾斜面(軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部)、113…上外筒の内周、113a,181…上外筒傾斜面(軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部)、118…軸線、121…下内筒の外周、121a,184…下内筒傾斜面(軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部)、122…下外筒の内周、122a,183…下外筒傾斜面(軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部)、191,201、213…外筒、192,211…内筒、193…弾性体、201a,214…分割体、204…外筒傾斜面、D1/2…最大距離、d4/2…最小距離。

Claims (2)

  1. 外筒の内側に内筒を組み込むとともに、外筒と内筒との間に弾性体を設け、外筒を一方の部材に取り付け、内筒を他方の部材に取り付けることで、それぞれの部材を弾性体を介して連結する防振用弾性ブッシュにおいて、
    前記内筒の外周に、軸方向で、少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部を設けるとともに、前記外筒の内周に、軸方向で、少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部を設け、
    前記内筒大径部および外筒小径部を対向させ、内筒大径部と外筒小径部との間に前記弾性体を設けた防振用弾性ブッシュであって、
    前記少なくとも部分的に径の大きな内筒大径部を、前記内筒の端部に向けて径が徐々に大きくなるように傾斜した内筒傾斜面で谷形に形成し、
    前記少なくとも部分的に径の小さな外筒小径部を、前記内筒傾斜面に対向し、かつ、前記外筒の端部に向けて径が徐々に大きくなるように傾斜した外筒傾斜面で山形に形成し、
    前記内筒傾斜面と前記外筒傾斜面との間の間隔が前記防振用弾性ブッシュの端部に向けて徐々に大きくなるように前記内筒傾斜面および前記外筒傾斜面の傾斜角を異ならせ、
    前記内筒傾斜面および前記外筒傾斜面の間に前記弾性体を設け、
    前記谷形に形成した内筒大径部の最も小径の部位、および前記山形に形成した外筒小径部の最も小径の部位において、前記外筒、前記内筒および前記弾性体を、軸線方向に直交させて分割し
    前記外筒の内周のうち前記軸線方向の中央に、前記山形に形成した外筒小径部を設け、
    前記外筒の内周のうち前記外筒小径部を除いた端部を、前記軸線方向に対して平行に形成したことを特徴とする防振用弾性ブッシュ。
  2. 前記外筒を軸線方向に分割した複数の分割体で構成し、前記軸線から外筒小径部までの最小距離を、軸線から内筒大径部までの最大距離より小さくしたことを特徴とする請求項1記載の防振用弾性ブッシュ。
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