JPH09240090A - 印字装置、記録装置及びリボンカセット - Google Patents

印字装置、記録装置及びリボンカセット

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JPH09240090A
JPH09240090A JP8084748A JP8474896A JPH09240090A JP H09240090 A JPH09240090 A JP H09240090A JP 8084748 A JP8084748 A JP 8084748A JP 8474896 A JP8474896 A JP 8474896A JP H09240090 A JPH09240090 A JP H09240090A
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JP
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ribbon
cassette
ink ribbon
guide
ribbon cassette
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JP8084748A
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Hisafumi Yamamoto
尚史 山本
Mutsuo Fukuoka
睦生 福岡
Masaya Funamoto
正也 船本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Priority to US08/724,234 priority patent/US5842799A/en
Priority to US08/722,563 priority patent/US5707159A/en
Priority to US08/722,565 priority patent/US5820276A/en
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Priority to EP96307447A priority patent/EP0795415A1/en
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • B41J35/22Mechanisms permitting the selective use of a plurality of ink ribbons
    • B41J35/23Mechanisms permitting the selective use of a plurality of ink ribbons with two or more ribbon guides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J35/00Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
    • B41J35/20Ink-ribbon shifts, e.g. for exposing print, for case-shift adjustment, for rendering ink ribbon inoperative

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンのプラテン面が円筒面の場合、用紙
を送る媒体案内路が湾曲状になり、厚紙や封筒やカード
を曲げることなく印字できず、狭い幅の用紙に印字でき
ず、用紙の上端部と下端部とに印字不能領域が発生し、
印字済みの文字列や印字中の文字列が見にくく、作業能
率が低下する。 【解決手段】 傾斜した平面状のプラテン面を有するプ
ラテンと、そのプラテン面を含む平面に沿って用紙をス
トレートに搬送するように案内する媒体案内路であって
その上側に位置する透明で開閉可能なペーパガイドを含
む媒体案内路と、プラテンに対して用紙送り方向上流側
付近と下流側付近に位置する2組の駆動ローラ及び従動
ローラと、プラテン面に平行にインクリボンの直線部を
配置可能なリボンカセットと、インクリボンの直線部を
印字位置と非印字位置とに切換える機構と、リボンカセ
ットを下側かつ手前側へ移動させて装着する為の機構等
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置、記録装
置、これらに適用するリボンカセットに関し、特に、記
録媒体(用紙)を傾斜状の平面に沿ってストレートに搬
送するようにプラテンと媒体送り機構を改善し、それに
付随してリボンカセットに種々の改良を施したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、印字装置やタイプライタにおいて
は、例えば、特開昭63−285666号公報に記載さ
れている活字ホイール式の印字装置のように、円筒状の
プラテン面を有する半径約2〜3cmの円柱体状のプラ
テンが適用され、このプラテンとその外周側の複数の従
動ローラとキャリッジに設けた湾曲状のペーパーガイド
等で記録媒体を送る媒体送り機構が構成されている。記
録媒体はプラテンの背面側の下側から供給され、プラテ
ンの表面に沿ってUターン状に湾曲してからプラテンの
上方の背面側へ排出するように搬送される。
【0003】このように、記録媒体を送る媒体案内路
は、その供給路と搬出路とを共用することなく独立に形
成する関係上、プラテンの表面に沿って湾曲している。
また、印字ヘッドの位置から下側従動ローラまでの距離
および印字ヘッドの位置から上側従動ローラまでの距離
がかなり大きくなっている。尚、サーマルヘッドを備え
た印字装置や記録装置の場合、平面状の鉛直のプラテン
面を有するバー状のプラテンが適用されるが、この場合
にも、記録媒体の供給路と搬出路とを共用することなく
独立に形成する為に、記録媒体を送る媒体案内路は湾曲
状に構成される。
【0004】従来では、プラテンの正面のほぼ鉛直の部
分に印字ヘッドを対向させ、その鉛直部分と印字ヘッド
の間にインクリボンの印字に供する直線部を上方から装
着する為に、リボンカセットをキャリッジに上方から少
し揺動させつつ装着するように構成し、インクリボンの
直線部をほぼ鉛直姿勢に保持する。
【0005】ここで、印字済みの文字列が見えるように
する為に、リボンカセットをキャリッジのカセット受け
板に固定し、このリボンカセットとカセット受け板を上
下に揺動させて上側の非印字位置と下側の印字位置とに
切換える機構、あるいは、カセット受け板をキャリッジ
に固定的に設け、リボンカセットから導出されたインク
リボンの直線部のみを上下に平行移動させて非印字位置
と印字位置とに切換える機構が採用されている。
【0006】従来の印字装置やタイプライタでは、キャ
リッジの左端部にインクリボン以外のテープ(印字文字
消去用のコレクションテープや赤色テープ等)の供給ス
プールを設け、そのテープをインクリボン直線部の背面
側に沿って延ばし、キャリッジの右端部の巻取りスプー
ルで巻き取るように構成し、そのテープをインクリボン
と所定の位置関係を以て案内する為の案内機構がリボン
カセットとは独立に設けられ、このテープの直線部も修
正位置と非修正位置とに上下に位置切換えするように構
成してある。
【0007】従来のリボンカセットにおいては、リボン
供給スプールから延びたインクリボンを1つのテンショ
ンバネで張力増加方向へ付勢することによりインクリボ
ンに適当な張力を作用させてインクリボンの弛みを解消
するように構成してある。従来のインクを含浸させたフ
ァブリック型インクリボンは、カセット本体内の収容部
内に折り畳んだ状態に収容され、リボンカセット内の1
組の巻取り部材により巻き取るようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の印字装置やタイ
プライタのように、記録媒体を案内する媒体案内路を少
なくともプラテンの付近において湾曲状に構成するの
で、厚手の記録媒体(例えば、カード、封筒等)を曲げ
ずに印字できない。しかも、媒体案内路が上下方向に大
型化して印字装置やタイプライタが大型化する。また、
プラテンの付近において記録媒体が湾曲状になるので、
プラテンの付近における記録媒体の可視範囲が狭く、記
録媒体の広い範囲を視ることができず、印刷物の記入欄
に印字するような際に非常に不便である。
【0009】プラテンの表面の印字位置から上下両側の
従動ローラまでの距離も大きく、上下幅の狭い小型の記
録媒体を送ることができないので印字できない。また、
大きな記録媒体であっても記録媒体の上端部に印字しに
くく、記録媒体の下端部までは印字することができな
い。
【0010】一方、本願の実施例に記載のように、傾斜
した平面状のプラテン面を有するプラテンを適用し、そ
のプラテン面に対向する印字ヘッドを適用する場合に
は、リボンカセットのインクリボンの直線部も傾斜状に
配置する必要がある。この場合、リボンカセットを上下
方向に着脱する構造では、インクリボンの直線部と印字
ヘッドとが干渉するので、リボンカセットをキャリッジ
のカセット取付け面に着脱することができない。そこ
で、リボンカセットを前後方向への移動と上下方向への
移動を介して着脱する構造を採用した場合、リボンカセ
ットの巻取り用駆動ローラと、この駆動ローラを駆動す
るキャリッジ側駆動軸とを係脱自在に係合させることが
難しくなる。
【0011】前記のように、カセット受け板とリボンカ
セットとを上下に揺動させる機構を採用する場合には、
その揺動の為の構造が複雑化する。また、インクリボン
の直線部を上下に平行移動させる機構を採用する場合に
は、インクリボンの直線部の両端部を上下動させるので
その機構が複雑化する。そして、インクリボン以外のテ
ープを案内する案内機構をリボンカセットとは独立に構
成するため、その案内機構の構造が複雑化し、インクリ
ボンとテープとの干渉も発生しやすい。
【0012】従来のリボンカセットのように、1つのテ
ンションバネでインクリボンの弛みを吸収する構造で
は、弛み吸収代が比較的小さいので、インクリボンの位
置切換えによりインクリボンの弛み量が大きくなる場合
には、常時適当な張力を確保することが難しくなる。従
来のファブリック型インクリボンのリボンカセットにお
いては、インクリボンを収容する収容部の底部が平坦に
構成され、巻取り部材で巻き取ったインクリボンを収容
部に詰め込むように構成してあるが、巻き取って収容さ
れたインクリボンの移動が円滑でないため、巻取り負荷
が高くなり易く、巻き取り不良が発生し易くなるという
問題がある。
【0013】本発明の目的は、記録媒体を傾斜した平面
状のプラテン面を含む平面に沿ってストレートに搬送可
能にすること、記録媒体を曲げることなく厚い記録媒体
にも小型の記録媒体にも記録可能にすること、記録媒体
の広い範囲を見易くすること、記録媒体を案内する媒体
案内路を小型化し、印字装置や記録装置の小型化を図る
こと等である。
【0014】その他の目的は、インクリボンと印字ヘッ
ドとの干渉を避ける為にリボンカセットを上下移動と水
平移動を介してキャリッジに着脱可能にすること、イン
クリボンの直線部の位置切換えの機構を簡単化するこ
と、印字した文字列を見易くすること、インクリボンの
弛み吸収代を大きくしインクリボンの張力調整機能を改
善すること、インクリボン以外のテープを案内する機構
を簡単化すること、インクリボンと前記テープとの干渉
を解消すること、ファブリック型インクリボンの巻取り
負荷を低減し巻取り不良を改善すること、等である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の印字装置は、
傾斜した平面状のプラテン面を有するプラテンと、前記
プラテン面を含む平面に沿って記録媒体をストレートに
搬送する為に、プラテンに対して媒体送り方向上流付近
位置と下流付近位置とに設けられた2組の駆動ローラ及
び従動ローラとを備えたものである。記録媒体は、プラ
テンに対して媒体送り方向上流付近位置と下流付近位置
とに設けられた2組の駆動ローラ及び従動ローラによ
り、傾斜した平面状のプラテン面を含む平面に沿ってス
トレートに搬送される。
【0016】請求項2の印字装置は、請求項1の発明に
おいて、前記駆動ローラと従動ローラとで搬送される記
録媒体をその上面側から案内する透明なペーパガイドを
備えたものである。それ故透明なペーパガイドを通して
記録媒体の広い範囲を見ることができる。その他請求項
1と同様の作用を奏する。
【0017】請求項3の印字装置は、請求項2の発明に
おいて、前記従動ローラがペーパガイドに回転自在に取
付けられたものである。それ故、従動ローラを支持する
部材としてペーパガイドを兼用できる。
【0018】請求項4の印字装置は、請求項2の発明に
おいて、前記ペーパガイドのうちの記録媒体搬送方向と
直交する端部には、記録媒体を案内するテーパ部が形成
されたものである。それ故、テーパ部で記録媒体が案内
されるので、記録媒体の搬送が円滑になる。その他請求
項3と同様の作用を奏する。
【0019】請求項5の印字装置は、請求項2の発明に
おいて、前記ペーパガイドは、記録媒体を案内する閉位
置と、上方へ揺動させて開いた開位置とに手動操作にて
切換え可能に構成されたことを特徴とするものである。
それ故、ペーパガイドを開位置に切換えた状態で、記録
媒体をセットしたり、移動させたりすることができる。
その他請求項2と同様の作用を奏する。
【0020】請求項6の印字装置は、請求項5の発明に
おいて、前記ペーパガイドを閉位置に付勢するバネ部材
を設け、そのバネ部材によって記録媒体を見にくくなら
ないようにバネ部材を配置したものである。それ故、記
録媒体の広い範囲を見ることができるので、印字のレイ
アウト確認に便利で、作業能率が向上する。その他請求
項5と同様の作用を奏する。
【0021】請求項7の印字装置は、請求項1の発明に
おいて、前記プラテン面が水平面に対して約20〜70
度の後方上り傾斜状であることを特徴とするものであ
る。プラテン面つまり記録媒体の表面が、水平面に対し
て約20〜70度の後方上り傾斜状であるので、印字文
字列を見る時に見易くなる。特に、前記プラテン面を水
平面に対して約40度の後方上り傾斜状に設定するのが
望ましい。 その他請求項1と同様の作用を奏する。
尚、前方とは操作者から見て手前側であり、後方とは背
面側のことである。
【0022】請求項8の印字装置は、傾斜した平面状の
プラテン面を有するプラテンと、前記プラテン面を含む
平面に沿って記録媒体がストレートに搬送されるように
記録媒体を案内する媒体案内路であって、その下側に位
置するベース板と、このベース板の上側に媒体通過隙間
を空けて対向する透明なペーパガイドとを有する媒体案
内路と、この媒体案内路に沿って記録媒体を搬送する媒
体送り手段とを備えたものである。媒体案内路は、傾斜
した平面状のプラテン面を含む平面に沿って記録媒体が
ストレートに搬送されるように記録媒体を案内し、媒体
送り手段は、この媒体案内路に沿って記録媒体を搬送す
る。媒体案内路が下側のベース板と上側の透明なペーパ
ガイドとを備えるので、記録媒体を確実に案内でき、透
明なペーパガイドを通して記録媒体の上面の広い範囲が
見えるので、印字文字列の全体レイアウトを確認した
り、印刷物の記入欄に印字するような場合に便利であ
る。
【0023】請求項9の印字装置は、請求項8の発明に
おいて、前記媒体送り手段は、プラテンに対する媒体送
り方向上流付近位置と下流付近位置の少なくとも一方に
配設された1組の駆動ローラ及び従動ローラを有するこ
とを特徴とするものである。プラテンの上流付近位置に
駆動ローラ及び従動ローラを設ける場合には、記録媒体
の上端部から印字可能になり、プラテンの下流付近位置
に駆動ローラ及び従動ローラを設ける場合には、記録媒
体の下端部まで印字可能になる。その他請求項8と同様
の作用を奏する。
【0024】請求項10の印字装置は、請求項8の発明
において、前記媒体送り手段は、プラテンに対して媒体
送り方向上流付近位置と下流付近位置に配設された2組
の駆動ローラ及び従動ローラを有することを特徴とする
ものである。それ故、上下幅の狭い記録媒体に印字可能
になるし、印字媒体の上端部から下端部まで印字可能に
なる。その他請求項8と同様の作用を奏する。
【0025】請求項11の印字装置は、請求項9又は請
求項10の発明において、前記従動ローラがペーパガイ
ドに回転自在に取付けられたものである。それ故、従動
ローラを支持する部材としてペーパガイドを兼用でき
る。その他請求項9又は請求項10と同様の作用を奏す
る。
【0026】請求項12のリボンカセットは、インクリ
ボンと、このインクリボンを巻き取る為の巻取りスプー
ルと、この巻取りスプールを駆動する為の爪付き駆動ロ
ーラと、巻取りスプールを爪付き駆動ローラの方へ付勢
する弾性部材とを備えたリボンカセットにおいて、前記
リボンカセットのカセット本体に、リボンカセットが着
脱自在に取付けられるカセット取付け面に直交する方向
へのリボンカセットの移動を規制する規制部を設け、前
記リボンカセットをカセット取付け面に対しては装着又
は取り外す際に爪付き駆動ローラをカセット本体に対し
て相対移動可能に構成したものである。
【0027】弾性部材により巻取りスプールが爪付き駆
動ローラの方へ付勢され、爪付き駆動ローラで巻取りス
プールを駆動することでインクリボンが巻取りスプール
に巻き取られる。リボンカセットのカセット本体の規制
部により、カセット取付け面に直交する方向へのリボン
カセットの移動を規制して、リボンカセットをカセット
取付け面に強固に固定できる。ここで、前記印字装置や
タイプライタのように傾斜したプラテン面を設け、イン
クリボンの印字に供する直線部をプラテン面と平行に配
置する場合、カセット取付け面と直交する方向からリボ
ンカセットを着脱することはできず、カセット取付け面
と平行な方向への移動を介してリボンカセットを着脱す
ることになる。このように、リボンカセットをカセット
取付け面に対して装着又は取り外す際に爪付き駆動ロー
ラをカセット本体に対して相対移動可能に構成したの
で、爪付き駆動ローラをカセット本体に対して移動さ
せ、爪付き駆動ローラを駆動するキャリッジ側の駆動部
材と、爪付き駆動ローラとを係脱させることが可能にな
る。
【0028】請求項13のリボンカセットは、請求項1
2の発明において、前記リボンカセットをカセット取付
け面と平行方向へ移動させて着脱するように構成し、爪
付き駆動ローラの下端部をカセット本体に支持する支持
穴であってリボンカセット着脱方向へ長い支持穴を設け
たものである。このように、爪付き駆動ローラの下端部
をカセット本体に支持する支持穴がリボンカセット着脱
方向へ長い長穴であるので、爪付き駆動ローラは上端を
中心として着脱方向へ揺動可能であるので、請求項11
で説明したキャリッジ側の駆動部材と、爪付き駆動ロー
ラとを係脱させることが可能になる。その他請求項12
と同様の作用を奏する。
【0029】請求項14のリボンカセットは、請求項1
3の発明において、前記爪付き駆動ローラの下部に、そ
の爪付き駆動ローラを駆動する外部の駆動軸の上端部を
係合させる係合穴を設け、この係合穴の下端部を下方拡
大テーパ状に形成したものである。それ故、爪付き駆動
ローラの係合穴に駆動軸の上端部が係合し易くなる。そ
の他請求項13と同様の作用を奏する。
【0030】請求項15のリボンカセットは、インクリ
ボンと、このインクリボンを巻き取る為の巻取りスプー
ルと、この巻取りスプールを駆動する為の爪付き駆動ロ
ーラと、巻取りスプールを爪付き駆動ローラの方へ付勢
する弾性部材とを備えたリボンカセットにおいて、前記
リボンカセットのカセット本体に、リボンカセットが着
脱自在に取付けられるカセット取付け面に直交する方向
へのリボンカセットの移動を規制する規制部を設け、爪
付き駆動ローラにその軸方向に可動で外部から操作可能
な可動部材を設け、リボンカセットをカセット取付け面
から取り外す際に、爪付き駆動ローラを駆動する駆動軸
を可動部材を介して爪付き駆動ローラから外すように構
成したものである。尚、駆動軸はキャリッジ側に装備し
てある。
【0031】弾性部材により巻取りスプールが爪付き駆
動ローラの方へ付勢され、キャリッジ側に装備された駆
動軸で爪付き駆動ローラが駆動され、その爪付き駆動ロ
ーラで巻取りスプールを駆動することでインクリボンが
巻取りスプールに巻き取られる。リボンカセットのカセ
ット本体の規制部により、カセット取付け面に直交する
方向へのリボンカセットの移動を規制して、リボンカセ
ットをカセット取付け面に強固に固定できる。
【0032】ここで、前記印字装置やタイプライタのよ
うに傾斜した平面状のプラテン面を設け、インクリボン
の印字に供する直線部をプラテン面と平行に配置する場
合、カセット取付け面と直交する方向からリボンカセッ
トを着脱することはできず、カセット取付け面と平行な
方向への移動を介してリボンカセットを着脱することに
なる。そこで、前記駆動軸がキャリッジに対して上下動
可能であるとすると、リボンカセットをカセット取付け
面から取り外す際、可動部材を外部から操作して下方移
動させ、その可動部材で駆動軸を下方移動させること
で、駆動軸を爪付き駆動ローラから外してから、リボン
カセットをカセット取付け面から取り外すことができ
る。
【0033】請求項16のリボンカセットは、請求項1
5の発明において、前記爪付き駆動ローラの下部に駆動
軸の上端部を係合させる係合穴を設け、この係合穴の下
端部を下方拡大テーパ状に形成したものである。それ
故、請求項14と同様の作用が得られる。その他請求項
15と同様の作用を奏する。
【0034】請求項17の記録装置は、インクリボンを
収容したリボンカセットが着脱自在に装着されるキャリ
ッジと、キャリッジに設けられリボンカセットのリボン
巻取り用駆動ローラに外部から係合してインクリボンを
巻き取る駆動軸とを備えた記録装置において、前記リボ
ンカセットのカセット本体に、キャリッジのカセット取
付け面に直交する方向へのリボンカセットの移動を規制
する規制部を設け、前記駆動軸はリボンカセットを装着
又は取り外す際に軸方向に移動するように構成されたも
のである。
【0035】前記リボンカセットのカセット本体に設け
られた規制部が、カセット取付け面に直交する方向への
リボンカセットの移動を規制するので、リボンカセット
をカセット取付け面に強固に固定できる。キャリッジに
設けられた駆動軸はリボンカセットを装着又は取り外す
際に軸方向に移動するため、その移動を介して、駆動軸
とリボンカセット内の巻取りスプールとを係脱させるこ
とができる。
【0036】請求項18の記録装置は、請求項17の発
明において、前記駆動軸をリボンカセット側へ付勢する
バネ部材を設けたものである。それ故、リボンカセット
を装着する際に、バネ部材により付勢される駆動軸がリ
ボンカセット内の巻取りスプールに確実に係合し、リボ
ンカセットを取り外す際に駆動軸が巻取りスプールから
離脱し易くなる。その他請求項17と同様の作用を奏す
る。
【0037】請求項19のリボンカセットは、インクリ
ボンと、インクリボンを収容したカセット本体とを備え
たリボンカセットにおいて、印字の為にカセット本体外
へ導出されたインクリボンの直線部の両端部を案内する
リボン案内手段であって、インクリボンを印字に供する
印字位置と非印字位置とに亙って位置切換え可能なリボ
ン案内手段を設けたものである。リボン案内手段は、イ
ンクリボンを印字位置と非印字位置とに亙って位置切換
え可能に案内する。尚、前記のように傾斜した平面状の
プラテン面を持つプラテンを有する印字装置やタイプラ
イタに適用するリボンカセットの場合には、リボン案内
手段は、インクリボンを傾斜したプラテン面と平行方向
へ案内することになる。前記リボンカセットにリボン案
内手段を設けたので、インクリボンの位置切換えの為の
構成が簡単化する。
【0038】請求項20のリボンカセットは、請求項1
9の発明において、前記リボン案内手段は、インクリボ
ンの直線部の少なくとも一方の端部を保持して移動可能
なリボンガイドを備え、このリボンガイドの移動を介し
てインクリボンを印字位置と非印字位置とに切換えるよ
うに構成されたことを特徴とするものである。この場
合、リボンガイドを下方移動させてインクリボンの直線
部を水平にした非印字位置にし、リボンガイドを上方移
動させてインクリボンの直線部を傾斜状にした印字位置
にすることが望ましい。1つのリボンガイドを介してイ
ンクリボンの位置を切換えるので、リボン案内手段の構
成が簡単化する。その他請求項19と同様の作用を奏す
る。
【0039】請求項21のリボンカセットは、請求項2
0の発明において、前記インクリボンの直線部の少なく
とも一方の端部は、印字進行方向側の端部であることを
特徴とするものである。この場合、インクリボンの直線
部の印字進行方向側の端部をリボンガイドで保持して位
置切換えすることになるが、インクリボンの後側に隠れ
る印字文字の数が少なくなる。その他請求項20と同様
の作用を奏する。
【0040】請求項22のリボンカセットは、請求項2
1の発明において、前記印字位置においてインクリボン
の直線部が印字進行方向側が高い傾斜状に位置し、非印
字位置においてインクリボンの直線部が水平に位置する
ことを特徴とするものである。印字位置においてインク
リボンの直線部が印字進行方向側が高い傾斜状に位置す
るので、インクリボンの直線部の左半部は非印字位置の
近くに位置するから、印字中においても印字文字列を見
易くなる。その他請求項21と同様の作用を奏する。
【0041】請求項23のリボンカセットは、請求項2
2の発明において、前記非印字位置は、印字位置よりも
手前側かつ下側の位置であることを特徴とするものであ
る。それ故、前記の印字装置やタイプライタのように、
後方上がり傾斜状のプラテン面と平行にインクリボンの
直線部を配置する場合に、適用することができる。
【0042】請求項24のリボンカセットは、請求項2
2の発明において、前記非印字位置は、印字位置よりも
手前側又は下側の位置であることを特徴とするものであ
る。それ故、前記の印字装置やタイプライタのように、
後方上がり傾斜状のプラテン面と平行にインクリボンの
直線部を配置する場合に、適用することができる。
【0043】請求項25のリボンカセットは、請求項2
0乃至請求項22の何れか1項の発明において、前記リ
ボンガイドに手動操作でその位置を切換える為の操作部
を設けたものである。それ故、操作部を操作すること
で、インクリボンの直線部の一端部を保持するリボンガ
イドの位置を切換えてインクリボンの位置を切換えるこ
とができる。
【0044】請求項26のリボンカセットは、請求項2
5の発明において、前記リボンガイドを移動自在に支持
しリボンガイドの移動方向を規制するガイド支持規制部
をカセット本体に設けたものである。ガイド支持規制部
により、リボンガイドを移動自在に支持しリボンガイド
の移動方向を規制することで、インクリボンの移動方向
を正確に規制できる。その他請求項25と同様の作用を
奏する。
【0045】請求項27のリボンカセットは、インクリ
ボンを巻き付けたリボン供給スプールと、このリボン供
給スプールから延びたインクリボンを張力増加方向へ付
勢する第1弾性部材と、この第1弾性部材をインクリボ
ンの張力増加方向へ付勢する第2弾性部材とを備えたも
のである。第2弾性部材で第1弾性部材をインクリボン
の張力増加方向へ付勢するようにしたので、第1弾性部
材と第2弾性部材とでインクリボンの弛みを吸収して適
度な張力を付与することができる。特に、インクリボン
の印字位置と非印字位置とにわたる位置切換えに伴うイ
ンクリボンの弛みが大きくなる場合にも、その弛みを確
実に吸収できる。
【0046】請求項28のリボンカセットは、請求項2
7の発明において、前記第1弾性部材は、インクリボン
に係合した係合レバー部と、リボン供給スプールの軸部
を弾性的に挟持した湾曲部と、第2弾性部材に連結され
る連結レバー部とを一体形成してなるものである。それ
故、前記湾曲部の弾性挟持力によりリボン供給スプール
の回動を制限してインクリボンの繰り出しを制限できる
ため、第1弾性部材と第2弾性部材とでインクリボンの
張力を適度に調節できる。その他請求項27と同様の作
用を奏する。
【0047】請求項29のリボンカセットは、請求項2
8の発明において、前記第1弾性部材の湾曲部は、イン
クリボンの張力の増加に応じてリボン供給スプールの軸
部を挟持する弾性挟持力を弱めるように構成されている
ことを特徴とするものである。それ故、インクリボンの
張力の増大に応じて、第1弾性部材の湾曲部の弾性挟持
力が減少してインクリボンの繰り出しが促進され、イン
クリボンの張力が調節される。その他請求項28と同様
の作用を奏する。
【0048】請求項30のリボンカセットは、請求項2
7乃至請求項29の何れか1項の発明において、前記第
2弾性部材の最大伸び量を規制する規制部材を設けたも
のである。規制部材により第2弾性部材の最大伸び量を
規制することで、第2弾性部材とインクリボンとの干渉
を防止できる。特に、請求項28のように、第1弾性部
材が、係合レバー部と湾曲部と連結レバー部とを有する
場合には、インクリボンの張力が増大して規制部材が第
2弾性部材の最大伸び量を規制したとき、湾曲部の弾性
挟持力が減少し、インクリボンの繰り出しが促進され
る。その他請求項27乃至請求項29の何れか1項と同
様の作用を奏する。
【0049】請求項31のリボンカセットは、インクリ
ボンと、インクリボンを収容するカセット本体と、カセ
ット本体外へ導出されて印字に供されるインクリボンの
直線部を支持し案内する為の1対のリボン支持部とを備
えたリボンカセットにおいて、前記1対のリボン支持部
に、インクリボンの直線部を案内するリボン案内部を夫
々設け、前記1対のリボン支持部に、1対のリボン案内
部の外側に位置し且つインクリボンの直線部の外側近傍
にインクリボンと異なるテープ部材を直線状に配置でき
るようにテープ部材の直線部の両端部を案内する為の1
対のテープ案内部を設けたものである。尚、リボンカセ
ットをキャリッジに装着した状態において、傾斜したプ
ラテン面に沿ってインクリボンの直線部を傾斜状に配置
する場合には、1対のリボン案内部と1対のテープ案内
部は傾斜したプラテン面と平行に形成される。
【0050】1対のリボン支持部に設けられた1対のリ
ボン案内部がインクリボンの直線部の両端部を案内し、
1対のリボン支持部に設けられた1対のテープ案内部が
テープ部材の直線部の両端部を案内する。テープ案内部
をリボンカセットのリボン支持部に形成したので、テー
プ部材を案内する為の構成が簡単化し、インクリボンの
直線部とテープ部材の直線部とを所定の位置関係に保持
でき、インクリボンとテープ部材との干渉も生じない。
【0051】請求項32のリボンカセットは、請求項3
1の発明において、前記各リボン案内部は、対応するリ
ボン支持部に一体形成されたことを特徴とするものであ
る。それ故、リボン案内部の構成が簡単化し、コンパク
トになる。その他請求項31と同様の作用を奏する。
【0052】請求項33のリボンカセットは、請求項3
1の発明において、前記各テープ案内部は、対応するリ
ボン支持部に一体形成されたことを特徴とするものであ
る。それ故、テープ案内部の構成が簡単化し、コンパク
トになる。その他請求項31と同様の作用を奏する。
【0053】請求項34のリボンカセットは、請求項3
2又は請求項33の発明において、前記インクリボンの
一端側のリボン案内部は、インクリボンの一端部の位置
切換えを許容するようにインクリボンの幅方向に長く形
成されたことを特徴とするものである。それ故、インク
リボンの一端部をその幅方向に移動させて位置切換えす
ることができる。その他請求項32又は請求項33と同
様の作用を奏する。
【0054】請求項35のリボンカセットは、請求項3
4の発明において、前記インクリボンの一端側のリボン
案内部の外側のテープ案内部は、テープ部材の一端部の
位置切換えを許容するようにテープ幅方向に長く形成さ
れたことを特徴とするものである。それ故、テープ部材
の一端部をその幅方向に移動させて位置切換えすること
ができる。その他請求項34と同様の作用を奏する。
【0055】請求項36のリボンカセットは、インクを
含浸させたファブリックタイプのインクリボンと、イン
クリボンを折り畳んだ状態に収容する収容部を有するカ
セット本体と、インクリボンを巻き取って収容部に収容
させるリボン巻取り部材とを備えたリボンカセットにお
いて、前記収容部の底面をリボン巻取り部材の底面より
も低く形成したものである。それ故、リボン巻取り部材
で巻き取られたインクリボンは、収容部の内部の方へ移
動し易くなるから、巻取り負荷が低くなり、巻取り不良
が解消する。
【0056】請求項37のリボンカセットは、請求項3
6の発明において、前記収容部の底面が、リボン巻取り
部材の底面よりも少なくともインクリボンの幅だけ低い
ことを特徴とするものである。それ故、リボン巻取り部
材で巻き取られたインクリボンが円滑に収容部内へ移動
することになる。その他請求項39と同様の作用を奏す
る。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
電子タイプライタ、この電子タイプライタに適用するリ
ボンカセットについて図面を参照して説明する。尚、オ
ペレータ側から視たときの前後左右を前後左右として説
明する。
【0058】図1〜図3に示すように、電子タイプライ
タ1は、本体ケース2、この本体ケース2の前部の上面
部に設けられたキーボード3、プラテン4、キャリッジ
5、キャリッジ5に装備された諸機構(印字機構、キャ
リッジを移動駆動する機構、インクリボンを送るリボン
巻取り機構、インクリボンの位置を切換える機構、修正
用テープを巻き取る巻取り機構、修正用テープの位置を
切換える機構等)、記録媒体を案内する媒体案内機構
6、記録媒体を送る媒体搬送機構7、キャリッジ5を左
右方向に移動駆動するキャリッジ駆動機構、制御ユニッ
ト8、キャリッジ5に着脱自在に装着されるリボンカセ
ット9等を有する。
【0059】本体ケース2は、上部カバー10、下部カ
バー11、底カバー12、後部カバー13等で構成さ
れ、これらカバー10〜13は合成樹脂製である。本体
ケース2には、図示外の金属製の本体フレームも設けて
ある。キャリッジ5は、ガイド軸15とガイドバー16
とで左右方向に水平に移動自在に案内されている。キャ
リッジ駆動機構は、左右1対のワイヤ案内輪と、これら
ワイヤ案内輪を経由してキャリッジ5に連結されたワイ
ヤと、そのワイヤを駆動するパルスモータ等からなる一
般的な構成のものである。
【0060】図2、図3に示すように、硬質合成ゴム製
のプラテン4は、水平面に対して後方上りに約45度の
角度で傾斜した平面状のプラテン面17を有し、このプ
ラテン面17は媒体送り方向に小幅で左右方向に帯状に
延びている。プラテン4は略矩形断面の小型のバー状体
である。尚、プラテン面17の傾斜角は水平面に対して
20〜70度程度が望ましく、約40〜45度が最も望
ましい。前記プラテン4は、媒体案内機構6の用紙案内
路23の中段よりもやや上方の位置に配設されている。
【0061】媒体案内機構6は、傾斜した平面状のプラ
テン面17を含む平面に沿って記録媒体(以下、用紙と
いう)をストレートに搬送するように用紙を案内するも
のであり、この媒体案内機構6は、プラテン面17を含
む平面に沿った合成樹脂製のベース板20と、ベース板
20に上側から平行に対向する合成樹脂製の透明なペー
パガイド21,22と、ベース板20とペーパガイド2
1,22間に形成された用紙案内路23及び用紙案内路
23の下端に連なり下部カバー11と底カバー12間に
形成された用紙案内路24等を有する。
【0062】ベース板20の大部分の上面はプラテン面
17を含む平面と同一面に位置し、プラテン4はベース
板20に固定されている。下側の透明なペーパガイド2
1は、ベース板20の下部約1/2部分に対応する広幅
に形成され、このペーパガイド21の下端部は、左右1
対のピン25で本体フレームに回動自在に枢支され、ペ
ーパガイド21の下端部のバネ受け部26と下部カバー
11間に圧縮バネ27が装着され、圧縮バネ27により
ペーパガイド21はベース板20の方へ付勢されてい
る。ペーパガイド21の上端部の下面側には用紙Pを用
紙案内路23へ案内するテーパ面28が形成されてい
る。
【0063】上側の透明なペーパガイド22は、上下方
向に狭幅に形成され、その左右両端部から下方へ延びた
1対の腕部30が、夫々ピン31で本体フレームの側壁
部に回動自在に枢支され、これら1対の腕部30を付勢
する引張バネ32によりペーパガイド22はベース板2
0の方へ付勢されている。このペーパガイド22の下端
部の下面側には、用紙Pを用紙案内路23へ案内するテ
ーパ面33が形成されている。ペーパガイド21,22
は、用紙通過隙間をあけて、夫々ベース板20に接近さ
せた閉位置と、上方へ開いた開位置とに手動操作により
切換え自在であり、夫々閉位置の方へ付勢されている。
【0064】図2、図3に示すように、媒体搬送機構7
は、用紙Pを用紙案内路23又は用紙案内路23,24
に沿って上下両方向へ搬送するものである。用紙Pを給
紙する場合、上下方向に長い用紙Pは用紙案内路24の
入口34から供給してもよく、また、用紙案内路23の
上端から供給してもよい。また、上下幅の小さな用紙P
は用紙案内路23の上端から供給される。そして、セッ
トされた用紙Pに印字する際には用紙Pは上方へ搬送さ
れるのでこの印字の際の用紙搬送方向を基準として上流
側、下流側を定義しておく。
【0065】媒体搬送機構7は、プラテン4に対して上
流側付近に位置して左右方向に延びる駆動ローラ35
と、プラテン4に対して下流側付近に位置して左右方向
に延びる駆動ローラ36と、駆動ローラ35に上側から
当接する複数の従動ローラ37と、駆動ローラ36に上
側から当接する複数の従動ローラ38と、駆動ローラ3
5,36を駆動する駆動手段(電動モータとギヤ機構)
とを有する。駆動ローラ35,36の搬送面はプラテン
面17を含む平面と同一面をなし、駆動ローラ35,3
6は直径約1〜2cmの小径のもので、これら駆動ロー
ラ35,36の左右両端部は本体フレームに回転可能に
支持されている。尚、駆動ローラ35,36を手動操作
で駆動する為のノブ18も設けられている。
【0066】複数の従動ローラ37はペーパガイド21
の厚さよりも少し太い小径のもので、これら従動ローラ
37はペーパガイド21に回動自在に保持され、圧縮バ
ネ27の付勢力でペーパガイド21を介して駆動ローラ
35の方へ付勢されている。複数の従動ローラ38はペ
ーパガイド22の厚さよりも少し太い小径のもので、こ
れら従動ローラ38はペーパガイド22に回動自在に保
持され、引張バネ32の付勢力でペーパガイド22を介
して駆動ローラ36の方へ付勢されている。
【0067】キャリッジ5に搭載された一般的な構成の
印字機構は、キャリッジ5に着脱自在に装着される活字
ホイール40(ディジーホイール)と、活字ホイール4
0を正逆回転駆動するパルスモータと、活字ホイール4
0のうちの選択された活字を打撃する印字ハンマー4
1、印字ハンマー41を打撃駆動するソレノイドを有す
る。印字ハンマー41とそれに対応する選択された1つ
の活字とが印字ヘッドに相当する。但し、活字ホイール
40は、キャリッジ5の後端部に用紙案内路23とほぼ
平行に装備される関係上、特有の構成のものである。
【0068】この活字ホイール40の放射状の多数のス
ポーク42は、弾性変形可能に構成されて用紙案内路2
3とほぼ平行に配設され、各活字43はスポーク42の
先端部に印字ハンマー41側へ傾けた状態に一体形成さ
れ、印字の際スポーク42の弾性変形を介して活字がイ
ンクリボン110と用紙Pを挟んでプラテン面17に打
撃される。
【0069】以上のように、傾斜した平面状のプラテン
面17を有するプラテン4を設け、そのプラテン面17
を含む平面に沿って用紙Pを搬送するように案内する用
紙案内路23を設け、媒体搬送機構6により用紙Pをス
トレートに搬送するように構成し、ペーパガイド21,
22を用紙Pの厚さに応じて上下に揺動するように構成
したので、用紙Pに印字する際に用紙Pの表面の広い範
囲を見易く、作業能率が向上するうえ、厚い用紙(厚
紙、カード、封筒等)を曲げることなくそれらに印字で
きる。2組の駆動ローラ35,36及び従動ローラ3
7,38をプラテン4の上流側付近と下流側付近に配置
したので、上下幅の小さな用紙P(名刺、カード、小切
手、メモ用紙等)も確実に搬送できるためそれらにも印
字できるうえ、用紙Pの上端部から下端部まで印字する
ことができる。
【0070】更に、ペーパガイド21,22を透明な合
成樹脂材料で構成し、ペーパガイド21,22を通して
用紙Pの表面を見えるように構成したので、用紙Pの広
い範囲を見ることができ、用紙Pの表面の印字文字等の
レイアウトを確認し易く、印刷物の記入欄に印字するよ
うな場合に便利で作業能率が向上する。ペーパガイド2
1,22のテーパ面28,33で用紙Pを用紙案内路2
3の方へ案内できるので用紙Pの搬送が確実になる。ま
た、必要に応じて、ペーパガイド21,22を上方へ開
くことができるので用紙Pの位置を修正する場合等に便
利である。しかも、プラテン4も小型で、媒体搬送機構
7もコンパクトな構成であるので、タイプライタ1の格
段の小型化を図ることができる。
【0071】尚、用紙案内路23,24の上下幅は厚紙
を通過し得るだけの幅であり、また、必要に応じて、厚
紙や封筒を一層円滑に搬送できるように、用紙案内路2
3と用紙案内路24とが接続される湾曲部44の曲率半
径を一層大きく形成することも十分に可能であるので、
用紙Pを円滑に搬送でき、搬送抵抗も小さくなる。
【0072】後述するように、キャリッジ5に装着され
たリボンカセット9からプラテン面17の前側近傍に導
出されるインクリボン110の直線部111は、プラテ
ン面17に平行に配置され、図15に示すように、前側
(オペレータ側)から視た状態で、インクリボン110
の直線部111を水平姿勢の非印字位置(図15に実線
で図示)と、直線部111の右端部(印字進行側の端
部)を上昇させて直線部111を右側上がりに傾斜させ
た印字位置(図15に鎖線で図示)とに位置切換えする
為の機構と、リボンカセット9内のインクリボン110
を巻き取る為の機構について図4〜図6を参照して説明
する。尚、これらの機構は印字機構に含まれキャリッジ
5に設けられている。
【0073】図4〜図6に示すように、リボンリフト用
カム体50はキャリッジ5に回転自在に枢支され、この
カム体50には、右側面に開放されたカム溝51が形成
され、揺動リンク60はキャリッジ5に支点61を中心
に揺動自在に枢支され、揺動リンク60のピン62がカ
ム溝51に係合され、リボンスライダ65のピン66が
揺動リンク60のピン穴63に挿入されている。カム溝
51の図6における下端部分52は矢印d方向に向かっ
て徐々に浅くなり、段落ち線53の位置で段落ちしてい
る。リボンスライダ65の頂部のフック67がリボンカ
セット9の右端部のリボンガイド141の係合部141
a(図10参照)に着脱自在に係合される。リボンスラ
イダ65は、プラテン面17と平行でありキャリッジ5
側の案内部で矢印c方向へ昇降自在に案内されている。
【0074】揺動リンク60のピン62がカム溝51の
点54を含む最小径カム溝55にあるときには揺動リン
ク60が下方へ揺動してインクリボン110の直線部1
11が水平姿勢の非印字位置になる。揺動リンク60の
ピン62がカム溝50の点56を含む最大径カム溝57
にあるときには揺動リンク60が上方へ揺動してインク
リボン110の直線部111が右上り傾斜姿勢の印字位
置になる。カム体50は図示外のパルスモータでギヤ機
構を介して駆動され、このカム体50を矢印e方向に回
転させるとピン62が最大径カム溝57に沿って移動
し、カム体50を矢印d方向に回転させるとピン62が
最小径カム溝55に入り込む。それ故、パルスモータに
よりカム体50と揺動リンク60を介してリボンスライ
ダ65を昇降させて、インクリボン110の直線部11
1の位置を切換えることができる。
【0075】インクリボン110を巻き取る為の機構に
関して、前記パルスモータからの回転駆動力により、ギ
ヤ68とギヤ69と傘歯ギヤ70,71とギヤ72とを
介して巻取り用駆動ギヤ73(駆動軸)を矢印f方向へ
回転させてリボンカセット9内のインクリボン110が
巻き取られる。前記ギヤ類はキャリッジ5に夫々支持さ
れている。後述するようにリボンカセット9内の巻取り
用の爪付き駆動ロール138が駆動ギヤ73に係脱自在
に係合し、駆動ギヤ73で爪付き駆動ロール138が駆
動される(図10参照)。この駆動ギヤ73はその軸方
向へ所定小ストローク昇降自在であり、圧縮バネ74で
上方へ付勢されている。
【0076】次に、修正用テープ75(コレクションテ
ープ)を案内する案内機構77と、文字消去時に修正用
テープ75を巻き取る機構について、図7〜図9を参照
して説明する。これらの機構はキャリッジ5に装備され
ている。尚、修正用テープ75は、その表面の粘着層に
印字文字のインクを粘着させて剥離するように構成して
ある。修正用テープ75の直線部76は、用紙Pとイン
クリボン110の直線部111との間の空間に配置され
る。修正用テープ75は、図20に示す修正位置と、図
22に示す非修正位置とに切換え可能であり、修正用テ
ープ75の直線部76は、修正位置のとき右上りの傾斜
姿勢になり、非修正位置のとき水平姿勢になる。
【0077】修正用テープ75はテープ供給スプール7
8から供給され、キャリッジ5に固定的に形成された左
側の案内部81と、右側のテープスライダ82に形成さ
れた案内部83を経てテープ巻取りスプール85に巻き
取られる。テープ供給スプール78は、軸79に支持さ
れ且つ修正用テープ75に張力を付与する為にバネ80
で矢印g方向へ付勢されている。巻取りスプール85
は、軸86に支持されたスプール保持体87に係合さ
れ、スプール保持体87のラチェト歯88を送り爪部材
90の送り爪91で後方へ押すことにより、巻取りスプ
ール85が1文字分ずつのステップ送りにて矢印h方向
へ駆動される。
【0078】テープスライダ82は、キャリッジ5の案
内部に矢印i方向(プラテン面と平行方向)へ昇降自在
に案内され、テープリフト用カム体93はキャリッジ5
の壁部に回転自在に取付けられ、このカム体93には右
側面に開放されたカム溝94が形成されている。揺動リ
ンク100は、キャリッジ5にビス101で回動自在に
支持され、揺動リンク100のピン102がカム溝94
に係合され、テープスライダ82の軸部84が揺動リン
ク100の穴103に係合されている。
【0079】カム溝94は最小径カム溝95と最大径カ
ム溝96とを有し、最小径カム溝のうちの符号97の部
分は矢印m方向に徐々に浅くなり、段付き線98の位置
で段落ちしている。ピン102が最小径カム溝95にあ
るときには、揺動リンク100が矢印j方向へ揺動し、
テープスライダ82は下降し、修正用テープ75の直線
部76は非修正位置になる。また、ピン102が最大径
カム溝96にあるときには、揺動リンク100が矢印k
方向へ揺動し、テープスライダ82は上昇し、修正用テ
ープ75の直線部76は右上がりに傾斜した修正位置に
なる。
【0080】この修正用カム体93は、前記リボンリフ
ト用カム体50を駆動するパルスモータと同一のパルス
モータ又は異なるパルスモータで、図示外のギヤ機構を
介して回転駆動され、修正用テープ75を修正位置に切
換える際にはカム体93は矢印m方向へ所定角度駆動さ
れ、修正用テープ75を非修正位置に切換える際にはカ
ム体93は矢印n方向へ駆動され、修正用テープ75を
使用しない状態ではピン102が最小径カム溝95の点
99の位置に保持される。
【0081】前記修正用テープ75をステップ送りする
機構に関して、送り爪部材90の筒部92は揺動リンク
100の軸部104に回動可能に外嵌され、そのピン部
105はキャリッジ5の立壁部の傾斜穴106に昇降自
在に係合され、送り爪91はスプール保持体87のラチ
ェット歯88に昇降可能に係合されている。それ故、揺
動リンク100が矢印k方向へ揺動するとき、送り爪部
材90が上昇駆動され、送り爪91が傾斜穴106に沿
って上昇してラチェット歯88をステップ送りし、修正
用テープ75が巻取りスプール85側へステップ送りさ
れる。
【0082】次に、前記タイプライタ1に適用するリボ
ンカセットについて説明する。図10〜図12に示すよ
うに、リボンカセット9のカセット本体112は、下ケ
ース113と上ケース114と仕切り板115とを有
し、カセット本体112の後部には左右1対のリボン支
持部131,132が張り出している。インクリボン1
10を渦巻き状に巻付けたインクリボン体118は、仕
切り板115の上側に配設され、このインクリボン体1
18の筒穴119にコア軸120が固定的に内嵌され、
このコア軸120が支軸122に回転自在に外嵌され
る。尚、インクリボン体118とコア軸120とがイン
クリボン110の供給スプール117に相当する。
【0083】テンションバネ125(第1弾性部材)
は、供給スプール117から繰り出されたインクリボン
110に係合して張力を付与する係合レバー126と、
引張りバネ129(第2弾性部材)に連結される連結レ
バー127と、係合レバー126と連結レバー127を
連結する湾曲部128とを一体形成したものである。湾
曲部128はコア軸120に外嵌されてコア軸120を
弾性的に挟持している。供給スプール117から繰り出
されたインクリボン110は係合レバー126とガイド
輪107を経てリボン支持部132に至り、リボン支持
部131,132間に直線部111を形成し、リボン支
持部131から仕切り板115の下側へ導入され、ガイ
ド輪108で案内されて巻取りスプール133に巻取ら
れる。
【0084】使用済みのインクリボン110を巻き取る
巻取りスプール133は、円弧穴134,135に沿っ
て移動自在に支持され、巻取りスプール133は捩じり
バネ136の腕部137により爪付き駆動ローラ138
の方へ付勢され、爪付き駆動ローラ138の外周の複数
の爪139が巻取りスプール133に巻き付けられたイ
ンクリボン110の外周に噛み合っている。爪付き駆動
ローラ138をキャリッジ5側の駆動ギヤ73で駆動す
ることにより、爪付き駆動ローラ138で巻取りスプー
ル133を巻き取り駆動するように構成してある。
【0085】図12、図13に示すように、テンション
バネ125によりインクリボン110が張力増加方向へ
付勢され、引張りバネ129によりテンションバネ12
5が図上時計回り方向へ(張力増加方向)へ付勢され、
連結レバー127を係止して引張りバネ129の最大伸
び量を規制する規制部124がカセット本体112に形
成されている。通常の印字の際には、図12に示すよう
に、連結レバー127が規制部124で係止され、テン
ションバネ125の弾性力で適度な張力が付与される。
この状態で、何らかの原因で張力が増加すると、係合レ
バー126と連結レバー127間の開角が拡大するよう
に湾曲部128が弾性変形し、湾曲部128の径が増大
するため、湾曲部128に対して供給スプール117が
相対的に回動してインクリボン110を繰り出すので、
インクリボン110の張力が適度に調節される。
【0086】ここで、インクリボン110の直線部11
1が水平な非印字位置に切換えられると、インクリボン
110が弛んで張力が減少し、湾曲部128がその径が
減少するように弾性変形するため、湾曲部128に対し
て供給スプール117が固定され、図13に示すよう
に、引張りバネ129の弾性張力でテンションバネ12
5と供給スプール117とが張力増加方向へ付勢され
て、インクリボン110の張力が適度に調節される。こ
のように、テンションバネ125と引張りバネ129と
でインクリボン110の張力を適当な大きさに自動調節
するように構成したので、インクリボン110の位置切
換えによる弛み量が大きくなる場合にも、その弛み量を
確実に吸収し、インクリボン110の張力を適切な大き
さに維持することができる。
【0087】図10、図11、図14〜図19に示すよ
うに、左側のリボン支持部131の後端部にはインクリ
ボン110の直線部111の左端部をプラテン面17と
平行に案内するリボン案内部140がカセット本体11
2に一体形成されている。右側のリボン支持部132の
後端部には、リボンガイド141がプラテン面17と平
行方向へ昇降可能に装着され、このリボンガイド141
にはインクリボン110の直線部111の右端部をプラ
テン面17と平行に案内するリボン案内部142が形成
されている。つまり、インクリボン110の直線部11
1はプラテン面17と平行に位置し、その平行状態を保
持したまま印字位置と非印字位置とに亙って切換えられ
る。
【0088】リボンガイド141の左右の側面には1対
のピン143が突設され、それらのピン143をリボン
支持部132の傾斜したピン案内穴144(ガイド支持
規制部)に移動可能に嵌めることにより、リボンガイド
141の移動方向が規制されている。前記リボンガイド
141の頂部には、カセット本体112の外側へ突出し
て指で操作する為の操作部145が一体形成してある。
そして、リボンガイド141をリボンスライダ65で昇
降させることにより、インクリボン110の直線部11
1が非印字位置と印字位置とに切換えられる。
【0089】前方から視た図15に鎖線で示すように、
印字位置のとき、インクリボン110の直線部111が
印字進行側が高い傾斜姿勢となるので、印字済みの文字
列が見易くなる。尚、矢印pは印字ハンマー41に対応
する入力位置である。図15に実線で示すように、非印
字位置のとき、インクリボン110の直線部111が印
字文字列(例えば、A〜D)の下側に水平姿勢となるの
で、印字中の印字文字列の全部を視ることができる。
尚、図11、図14、図16はインクリボン110を印
字位置にした状態を示し、図17〜図19はインクリボ
ン110を非印字位置にした状態を示す。
【0090】図11、図17に示すように、修正用テー
プ75の直線部76をインクリボン110の直線部11
1の後側近傍位置にプラテン面17と平行に配置し且つ
案内する為、リボン支持部131,132には、1対の
リボン案内部140,142の外側に位置し且つリボン
案内部140,142に対して僅かに後方に位置する1
対のテープ案内部150,151が形成されている。図
20、図21は修正用テープ75の直線部76を修正位
置に切換えた状態を示し、図22、図23は修正用テー
プ75の直線部76を非修正位置に切換えた状態を示
す。
【0091】供給スプール78から延びる修正用テープ
75はキャリッジ5側に形成された案内部81を経て左
側のリボン支持部131のテープ案内部150に至り、
このテープ案内部150で修正用テープ75の直線部7
6の左端部が案内されて右側へ延び、その直線部76の
右端部が右側のテープ案内部151で案内されてテープ
スライダ82の案内部83へ至り、巻取りスプール85
に巻取られる。
【0092】図20に示すように、印字文字を消去する
際には、インクリボン110が非印字位置に保持され、
修正用テープ75が印字進行側が高い傾斜姿勢の修正位
置に切換えられ、その状態で文字消去が実行される。図
22に示すように、印字文字を消去しない場合には、修
正用テープ75が水平な非修正位置に保持される。この
ように、修正用テープ75を案内する1対のテープ案内
部150,151をリボンカセット9に形成したので、
修正用テープ75を案内する為の機構が簡単化し、部品
数も低減しコンパクトになる。
【0093】次に、リボンカセット9をキャリッジ5の
カセット取付け面14に着脱自在に装着して、キャリッ
ジ5側の駆動ギヤ73をリボンカセット9内の爪付き駆
動ローラ138に係合させる機構について説明する。こ
のタイプライタ1では、傾斜した平面状のプラテン面1
7を設け、インクリボン110の直線部111や修正用
テープ75の直線部76をそのプラテン面17と平行に
配置するため、リボンカセット9を装着する際に、それ
らの直線部111,76を活字ホイール40の後側に位
置させてから前方移動させる必要がある。
【0094】図24〜図26に示すように、キャリッジ
5のカセット取付け面14はほぼ水平であり、カセット
本体112の前端の下端部には、前方へ突出する1対の
規制部116が形成され、カセット本体112の左右両
側部の下端部には、側方へ突出する規制部153が夫々
形成されている。キャリッジ5のカセット取付け面14
には1対の規制部116を後方から係合させる1対の係
合部155が形成され、また、カセット取付け面14に
は左右1対の規制部153を後方から係合させる1対の
係合部156が形成されている。それ故、規制部15
5,156を係合部116,153に夫々係合させるこ
とで、リボンカセット110がカセット取付け面14か
ら浮上しないように強固に固定される。
【0095】リボンカセット9において、爪付き駆動ロ
ーラ138の上端部はカセット本体112の丸穴157
に支持され、爪付き駆動ローラ138の下端部はカセッ
ト本体112の前後方向に長く前方へ延びた長穴158
に移動自在に支持されている。爪付き駆動ローラ138
の下部には、キャリッジ5側の駆動ギヤ73の上端部が
回転力伝達可能に係合する係合穴159が形成され、こ
の係合穴159の下端部は下方拡大テーパ状に形成され
ている。前述のように駆動ギヤ73は、昇降自在に支持
され且つ圧縮バネ74で上方へ付勢され、駆動ギヤ73
の上部には係合軸部73aが一体形成され、係合軸部7
3aは上方程細いテーパ状に形成されている。
【0096】リボンカセット9をカセット取付け面14
に装着する際には、図25に示すように、リボンカセッ
ト9をカセット取付け面14に載せてカセット取付け面
14に沿って前方へ移動させ、規制部155,156を
係合部116,153に夫々係合させる。このとき、駆
動ギヤ73は最初図25に示す下降位置を保持し、リボ
ンカセット9が所定位置に固定されると、図26に示す
ように圧縮バネ74の弾性力で上昇し、係合軸部73a
が爪付き駆動ローラ138の係合穴159に係合する。
この状態で、駆動ギヤ73で爪付き駆動ローラ138を
回転駆動し、インクリボン110を巻き取ることができ
る。
【0097】リボンカセット9をカセット取付け面14
から取り外す際には、図27に示すように、リボンカセ
ット9をカセット取付け面14に沿って後方へ移動させ
ると、爪付き駆動ローラ138の下端部が長穴158内
で移動するので、規制部155,156を係合部11
6,153から外すことができ、その後リボンカセット
9を上方へ取り外すことができる。このように、駆動ギ
ヤ73を昇降可能にして圧縮バネ74で付勢し、リボン
カセット9内の爪付き駆動ローラ138をカセット本体
112に対して相対移動可能に構成したので、リボンカ
セット9の着脱が可能になり、駆動ギヤ73と爪付き駆
動ローラ138との係脱が可能になった。
【0098】次に、前記のリボンカセット9の変更形態
について説明する。 1〕図28〜図30に示すように、爪付き駆動ローラ1
60の上端側の部位において、カセット本体112の上
ケース114には凹部165が形成され、爪付き駆動ロ
ーラ160の中心穴161には可動部材166が軸方向
に可動に装着され、その操作部167が凹部165に突
出し、操作部167を指で下方へ押すとにより、爪付き
駆動ローラ160と駆動ギヤ73との係合を解除可能に
構成してある。尚、リボンカセット9Aのその他の構成
は前記リボンカセット9と同様であるので、同一構成要
素に同一符号を付して説明を省略する。
【0099】リボンカセット9Aをカセット取付け面1
4に着脱自在に装着する際には、図28に示すように、
前記実施形態と同様に装着する。このとき、駆動ギヤ7
3はカセット本体112で押されて下降位置になってい
るが、リボンカセット9Aが所期の位置に固定される
と、駆動ギヤ73は圧縮バネ74の弾性力で上昇してそ
の係合軸部73aが爪付き駆動ローラ160の係合穴1
62に係合する。図29は、リボンカセット9Aを装着
後の状態を示し、駆動ギヤ73により爪付き駆動ローラ
160が回転駆動され、インクリボン110が巻取られ
る。
【0100】リボンカセット9Aをカセット取付け面1
4から取り外す際には、図30に示すように、可動部材
166の操作部167を指で押すことで、可動部材16
6で駆動ギヤ73を下降させて爪付き駆動ローラ160
と駆動ギヤ73との係合を解除した状態で、リボンカセ
ット9Aをカセット取付け面14に沿って後方へ所定小
距離移動させ、規制部155,156を係合部116,
153から外せば、リボンカセット9Aを上方へ取り外
すことができる。このように、カセット本体112に凹
部165を形成し、爪付き駆動ローラ160に可動部材
166を装着するという簡単な構成により、駆動ギヤ7
3と爪付き駆動ローラ160との係合を解除することが
できる。
【0101】2〕図31、図32に示すように、このリ
ボンカセット9Bは、インクを含浸させたファブリック
タイプのインクリボン170を有するものであり、前記
タイプライタ1に適用する為のものである。このリボン
カセット9Bのカセット本体172には、ファブリック
タイプのインクリボン170を折り畳んだ状態で収容す
る収容部173と、インクリボン170を巻き取る為の
駆動側巻取り部材174及び駆動側巻取り部材174に
当接した従動側巻取り部材175と、従動側巻取り部材
175を駆動側巻取り部材174の方へ付勢する捩じり
バネ176とが設けられている。
【0102】前記収容部173の底面が巻取り部材17
4,175の底面よりも少なくともインクリボン170
の幅だけ低く形成され、収容部173の上面には仕切り
板177が設けられている。収容部173の右端後部の
出口178からリボン支持部132Aへ導出されたイン
クリボン170の直線部171が前記実施形態と同様に
リボン支持部131A,132A間に張架され、左側の
リボン支持部131Aへ導入されて、2つの巻取り部材
174,175で巻取られ、収容部173内へ押し込ま
れる。このとき、収容部173の底面が巻取り部材17
4,175の底面よりも少なくともインクリボン170
の幅だけ低く形成されているため、収容部173内へイ
ンクリボン170が流動し易く、巻取り負荷が低減さ
れ、巻取り不良が発生しなくなる。
【0103】3〕前記リボンカセット9をプラテン面1
7と平行方向へ位置切換えすることにより、インクリボ
ン110の直線部111の位置を印字位置と非印字位置
とに切換えるように構成してもよい。この場合、リボン
スライダ65が省略され、リボン案内部140,142
がリボン支持部131,132に一体的に形成される。
更に、リボンカセット9をカセット取付け面14に着脱
自在に固定する場合であっても、リボンスライダ65を
省略し、リボン案内部140,142をリボン支持部1
31,132に一体的に形成し、一方のリボン案内部1
42をインクリボン110の幅方向に長く形成し、その
リボン案内部142の付近においてインクリボン110
を昇降させて位置切換えするように構成してもよい。
【0104】4〕前記実施形態は、電子タイプライタに
本発明を適用した場合を例として説明したが、電子タイ
プライタ以外の印字装置、記録装置にも、本発明を同様
に適用可能であることは勿論である。
【0105】
【発明の効果】請求項1の印字装置では、傾斜した平面
状のプラテン面を有するプラテンと、前記プラテン面を
含む平面に沿って記録媒体をストレートに搬送する為
に、プラテンに対して媒体送り方向上流側付近と下流側
付近とに設けられた2組の駆動ローラ及び従動ローラと
を備えているので、記録媒体を曲げることなくストレー
トに搬送できるから、厚い記録媒体にも印字可能にな
り、上下幅の小さな記録媒体にも印字できるし、記録媒
体の上下両端部にも印字することができるようになる。
傾斜した平面状のプラテン面を有するプラテンを設ける
ので、プラテン付近の記録媒体が見易くなり、プラテン
を小型化できるため、記録媒体を案内する媒体案内路を
小型化し、印字装置の小型化を図ることができる。
【0106】請求項2の印字装置では、請求項1と同様
の効果を奏するが、駆動ローラと従動ローラとで搬送さ
れる記録媒体をその上面側から案内する透明なペーパガ
イドを備え、それ故透明なペーパガイドを通して記録媒
体の広い範囲を見ることができ、印字文字列の全体レイ
アウトを確認したり、印刷物の記入欄に印字する場合等
に使い易く、能率が向上する。
【0107】請求項3の印字装置では、請求項2と同様
の効果を奏するが、前記従動ローラがペーパガイドに回
転自在に取付けられたので、従動ローラを支持する部材
としてペーパガイドを兼用でき、部品数を節減できる。
請求項4の印字装置では、請求項2と同様の効果を奏す
るが、ペーパガイドのうちの記録媒体搬送方向と直交す
る端部には、記録媒体を案内するテーパ部が形成された
ので、テーパ部で記録媒体が案内されるので、記録媒体
の搬送が円滑になる。
【0108】請求項5の印字装置では、請求項2と同様
の効果を奏するが、ペーパガイドは、記録媒体を案内す
る閉位置と、上方へ揺動させて開いた開位置とに手動操
作にて切換え可能に構成されているのでペーパガイドを
開位置に切換えた状態で、記録媒体をセットしたり、移
動させたりすることができる。
【0109】請求項6の印字装置では、請求項5と同様
の効果を奏するが、ペーパガイドを閉位置に付勢するバ
ネ部材を設け、そのバネ部材によって記録媒体を見にく
くならないようにバネ部材を配置したので、記録媒体の
広い範囲を見ることができるので、印字のレイアウト確
認に便利で、作業能率が向上する。請求項7の印字装置
では、請求項1と同様の効果を奏するが、プラテン面が
水平面に対して約20〜70度の後方上り傾斜状である
ので、印字文字列を見る時に見易くなる。
【0110】請求項8の印字装置では、傾斜した平面状
のプラテン面を有するプラテンと、前記プラテン面を含
む平面に沿って記録媒体がストレートに搬送されるよう
に記録媒体を案内する媒体案内路であって、その下側に
位置するベース板と、このベース板の上側に媒体通過隙
間を空けて対向する透明なペーパガイドとを有する媒体
案内路と、媒体案内路に沿って記録媒体を搬送する媒体
送り手段とを備え、記録媒体を傾斜した平面状のプラテ
ン面を含む平面に沿って、記録媒体を曲げることなくス
トレートに案内して搬送できるから、厚い記録媒体にも
印字可能になる。また、傾斜した平面状のプラテン面を
有するプラテンと、媒体案内路の上側に位置する透明な
ペーパガイドを設けるので、透明なペーパガイドを通し
て記録媒体の上面の広い範囲が見えるので、印字文字列
の全体レイアウトを確認したり、印刷物の記入欄に印字
するような場合に便利であり、作業能率が向上する。し
かも、プラテンを小型化できるため、記録媒体を案内す
る案内路を小型化し、印字装置の小型化を図ることがで
きる。
【0111】請求項9の印字装置では、請求項8と同様
の効果を奏するが、媒体送り手段は、プラテンに対する
媒体送り方向上流付近位置と下流付近位置の少なくとも
一方に配設された1組の駆動ローラ及び従動ローラを有
するので、記録媒体の上端部から印字可能に構成した
り、及び/又は記録媒体の下端部まで印字可能に構成し
たりすることができる。請求項10の印字装置では、請
求項8と同様の効果を奏するが、媒体送り手段は、プラ
テンに対して媒体送り方向上流付近位置と下流付近位置
に配設された2組の駆動ローラ及び従動ローラを有する
ので、上下幅の狭い小型の記録媒体に印字可能になる
し、印字媒体の上端部から下端部まで印字可能になる。
【0112】請求項11の印字装置では、請求項9又は
請求項10と同様の効果を奏するが、従動ローラがペー
パガイドに回転自在に取付けられているため従動ローラ
を支持する部材としてペーパガイドを兼用でき、部品数
を節減できる。
【0113】請求項12のリボンカセットでは、リボン
カセットのカセット本体に、カセット取付け面に直交す
る方向へのリボンカセットの移動を規制する規制部を設
け、リボンカセットをカセット取付け面に対して装着又
は取り外す際に爪付き駆動ローラをカセット本体に対し
て相対移動可能に構成したので、規制部によりリボンカ
セットをカセット取付け面に強固に固定可能になるし、
また、リボンカセットをカセット取付け面に対して装着
又は取り外す際に、爪付き駆動ローラをカセット本体に
対して移動させて、爪付き駆動ローラを駆動するキャリ
ッジ側の駆動部材と、爪付き駆動ローラとを係脱させる
ことが可能になる。
【0114】請求項13のリボンカセットでは、請求項
12と同様の効果を奏するが、リボンカセットをカセッ
ト取付け面と平行方向へ移動させて着脱するように構成
し、爪付き駆動ローラの下端部をカセット本体に支持す
る支持穴であってリボンカセット着脱方向へ長い支持穴
を設けたので、爪付き駆動ローラは上端を中心として着
脱方向へ揺動可能であるので、キャリッジ側の駆動部材
と、爪付き駆動ローラとを係脱させることが可能にな
る。
【0115】請求項14のリボンカセットでは、請求項
13と同様の効果を奏するが、爪付き駆動ローラの下部
に、外部の駆動軸の上端部を係合させる係合穴を設け、
この係合穴の下端部を下方拡大テーパ状に形成したの
で、爪付き駆動ローラの係合穴に駆動軸の上端部が係合
し易くなる。
【0116】請求項15のリボンカセットでは、リボン
カセットのカセット本体に、リボンカセットが着脱自在
に取付けられるカセット取付け面に直交する方向へのリ
ボンカセットの移動を規制する規制部を設け、爪付き駆
動ローラにその軸方向に可動で外部から操作可能な可動
部材を設け、リボンカセットをカセット取付け面から取
り外す際に、爪付き駆動ローラを駆動する駆動軸を可動
部材を介して爪付き駆動ローラから外すように構成した
ので、リボンカセットのカセット本体の規制部により、
カセット取付け面に直交する方向へのリボンカセットの
移動を規制して、リボンカセットをカセット取付け面に
強固に固定できる。
【0117】ここで、このリボンカセットが適用される
印字装置や記録装置が、カセット取付け面と平行な方向
への移動を介してリボンカセットを着脱する構造であっ
ても、駆動軸がキャリッジに対して上下動可能であると
すると、リボンカセットをカセット取付け面から取り外
す際、可動部材を外部から操作して下方移動させ、その
可動部材で駆動軸を下方移動させることで、駆動軸を爪
付き駆動ローラから外してから、リボンカセットをカセ
ット取付け面から取り外すことができる。
【0118】請求項16のリボンカセットでは、請求項
15と同様の効果を奏するが、爪付き駆動ローラの下部
に駆動軸の上端部を係合させる係合穴を設け、この係合
穴の下端部を下方拡大テーパ状に形成したので、爪付き
駆動ローラの係合穴に駆動軸の上端部が係合し易くな
る。
【0119】請求項17の記録装置では、リボンカセッ
トのカセット本体に、キャリッジのカセット取付け面に
直交する方向へのリボンカセットの移動を規制する規制
部を設け、駆動軸はリボンカセットを装着又は取り外す
際に軸方向に移動するように構成されているので、リボ
ンカセットをカセット取付け面に強固に固定できる。ま
た、リボンカセットを装着又は取り外す際に駆動軸が軸
方向に移動するため、その移動を介して、駆動軸とリボ
ンカセット内の巻取りスプールとを係脱させることがで
きる。
【0120】請求項18の記録装置では、請求項17と
同様の効果を奏するが、駆動軸をリボンカセット側へ付
勢するバネ部材を設けたので、リボンカセットを装着す
る際に、バネ部材により付勢される駆動軸がリボンカセ
ット内の巻取りスプールに確実に係合し、リボンカセッ
トを取り外す際に駆動軸が巻取りスプールから離脱し易
くなる。
【0121】請求項19のリボンカセットでは、印字の
為にカセット本体外へ導出されたインクリボンの直線部
の両端部を案内するリボン案内手段であって、インクリ
ボンを印字に供する印字位置と非印字位置とに亙って位
置切換え可能なリボン案内手段を設けたので、インクリ
ボンの位置切換えの為の構成が簡単化する。請求項20
のリボンカセットでは、請求項19と同様の効果を奏す
るが、リボン案内手段は、インクリボンの直線部の一方
の端部を保持して移動可能なリボンガイドを備え、この
リボンガイドの移動を介してインクリボンを印字位置と
非印字位置とに切換えるように構成し、1つのリボンガ
イドを介してインクリボンの位置を切換えるのでリボン
案内手段の構成が簡単化する。
【0122】請求項21のリボンカセットでは、請求項
20と同様の効果を奏するが、インクリボンの直線部の
少なくとも一方の端部は、印字進行方向側の端部であ
り、インクリボンの直線部の印字進行方向側の端部をリ
ボンガイドで保持して位置切換えすることになるが、イ
ンクリボンの後側に隠れる印字文字の数が少なくなり、
作業能率が向上する。
【0123】請求項22のリボンカセットでは、請求項
21と同様の効果を奏するが、印字位置においてインク
リボンの直線部が印字進行方向側が高い傾斜状に位置
し、非印字位置においてインクリボンの直線部が水平に
位置するので、印字中においてもインクリボンの直線部
の左半部は非印字位置の近くに位置するから、印字中に
印字文字列が見易くなる。
【0124】請求項23のリボンカセットでは、請求項
22と同様の効果を奏するが、前記非印字位置は、印字
位置よりも手前側かつ下側の位置であるので、前記の印
字装置やタイプライタのように、後方上がり傾斜状のプ
ラテン面と平行にインクリボンの直線部を配置する場合
に、適用することができる。請求項24のリボンカセッ
トでは、請求項22と同様の効果を奏するが、前記非印
字位置は、印字位置よりも手前側又は下側の位置である
ので、前記の印字装置やタイプライタのように、後方上
がり傾斜状のプラテン面と平行にインクリボンの直線部
を配置する場合に、適用することができる。請求項25
のリボンカセットでは、請求項20乃至請求項22の何
れか1項と同様の効果を奏するが、リボンガイドに手動
操作でその位置を切換える為の操作部を設けたので、操
作部を操作することで、リボンガイドの位置を切換えて
インクリボンの位置を容易に切換えることができる。
【0125】請求項26のリボンカセットでは、請求項
25と同様の効果を奏するが、リボンガイドを移動自在
に支持しリボンガイドの移動方向を規制するガイド支持
規制部をカセット本体に設け、そのガイド支持規制部に
より、リボンガイドを移動自在に支持しリボンガイドの
移動方向を規制することで、インクリボンの移動方向を
正確に規制できる。
【0126】請求項27のリボンカセットでは、リボン
供給スプールと、リボン供給スプールから延びたインク
リボンを張力増加方向へ付勢する第1弾性部材と、第1
弾性部材をインクリボンの張力増加方向へ付勢する第2
弾性部材とを備えたので、第1弾性部材と第2弾性部材
とでインクリボンの弛みを吸収して適度な張力を付与す
ることができる。特に、インクリボンの印字位置と非印
字位置とにわたる位置切換えに伴うインクリボンの弛み
が大きくなる場合にも、その弛みを確実に吸収できる。
【0127】請求項28のリボンカセットでは、請求項
27と同様の効果を奏するが、第1弾性部材は、インク
リボンに係合した係合レバー部と、リボン供給スプール
の軸部を弾性的に挟持した湾曲部と、第2弾性部材に連
結される連結レバー部とを一体形成してなるので、湾曲
部の弾性挟持力によりリボン供給スプールの回動を制限
してインクリボンの繰り出しを制限できるため、第1弾
性部材と第2弾性部材とでインクリボンの張力を適度に
調節できる。
【0128】請求項29のリボンカセットでは、請求項
28と同様の効果を奏するが、第1弾性部材の湾曲部
は、インクリボンの張力の増加に応じてリボン供給スプ
ールの軸部を挟持する弾性挟持力を弱めるように構成さ
れているため、インクリボンの張力の増大に応じて、第
1弾性部材の湾曲部の弾性挟持力が減少してインクリボ
ンの繰り出しが促進され、インクリボンの張力が調節さ
れる。
【0129】請求項30のリボンカセットでは、請求項
27乃至請求項29の何れか1項と同様の効果を奏する
が、第2弾性部材の最大伸び量を規制する規制部材を設
け、第2弾性部材の最大伸び量を規制することで、第2
弾性部材とインクリボンとの干渉を防止できる。特に、
請求項28のように、第1弾性部材が、係合レバー部と
湾曲部と連結レバー部とを有する場合には、インクリボ
ンの張力が増大して規制部材が第2弾性部材の最大伸び
量を規制したとき、湾曲部の弾性挟持力が減少し、イン
クリボンの繰り出しが促進される。
【0130】請求項31のリボンカセットでは、リボン
カセットの1対のリボン支持部に、インクリボンの直線
部を案内するリボン案内部を夫々設け、1対のリボン支
持部に、1対のリボン案内部の外側に位置し且つインク
リボンの直線部の外側近傍にインクリボンと異なるテー
プ部材を直線状に配置できるようにテープ部材の直線部
の両端部を案内する為の1対のテープ案内部を設けたの
で、テープ部材を案内する為の構成が簡単化し、インク
リボンの直線部とテープ部材の直線部とを所定の位置関
係に保持でき、インクリボンとテープ部材との干渉も生
じない。
【0131】請求項32のリボンカセットでは、請求項
31と同様の効果を奏するが、前記各リボン案内部は対
応するリボン支持部に一体形成されたので、リボン案内
部の部材数も少なくなり構成が簡単化し、コンパクトに
なる。請求項33のリボンカセットでは、請求項31と
同様の効果を奏するが、各テープ案内部は、対応するリ
ボン支持部に一体形成されたので、テープ案内部の構成
が簡単化し、コンパクトになる。
【0132】請求項34のリボンカセットでは、請求項
32又は請求項33と同様の効果を奏するが、インクリ
ボンの一端側のリボン案内部は、インクリボンの一端部
の位置切換えを許容するようにインクリボンの幅方向に
長く形成されたので、インクリボンの一端部をその幅方
向に移動させて位置切換えすることができる。請求項3
5のリボンカセットでは、請求項34と同様の効果を奏
するが、前記インクリボンの一端側のリボン案内部の外
側のテープ案内部は、テープ部材の一端部の位置切換え
を許容するようにテープ幅方向に長く形成されたので、
テープ部材の一端部をその幅方向に移動させて位置切換
えすることができる。
【0133】請求項36のリボンカセットでは、収容部
の底面をリボン巻取り部材の底面よりも低く形成したの
で、リボン巻取り部材で巻き取られたファブリックタイ
プのインクリボンは、収容部の内部の方へ移動し易くな
るから、巻取り負荷が低くなり、巻取り不良が解消す
る。請求項37のリボンカセットでは、請求項36と同
様の効果を奏するが、収容部の底面が、リボン巻取り部
材の底面よりも少なくともインクリボンの幅だけ低いの
で、リボン巻取り部材で巻き取られたインクリボンが円
滑に収容部内へ移動することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るタイプライタの斜視図
である。
【図2】タイプライタの縦断側面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】インクリボンの位置切換え機構と巻取り機構の
要部分解斜視図である。
【図5】リボンリフト用カム体の斜視図である。
【図6】リボンリフト用カム体の側面図である。
【図7】修正用テープの案内機構と位置切換え機構と巻
取り機構の要部分解斜視図である。
【図8】テープリフト用カム体の斜視図である。
【図9】テープリフト用カム体の側面図である。
【図10】リボンカセットの分解斜視図である。
【図11】リボンカセットの斜視図である。
【図12】リボンカセットの一部切欠き平面図である。
【図13】リボンカセットの一部切欠き平面図である。
【図14】リボンカセットとカム体とリボンスライダの
側面図である。
【図15】インクリボンの直線部の位置切換えを説明す
る説明図である。
【図16】インクリボンを印字位置にしたリボンカセッ
トの背面図である。
【図17】リボンカセットの斜視図である。
【図18】リボンカセットとカム体とリボンスライダの
側面図である。
【図19】印字を非印字位置にしたリボンカセットの背
面図である。
【図20】キャリッジの背面図である。
【図21】キャリッジの右側面図である。
【図22】キャリッジの背面図である。
【図23】キャリッジの右側面図である。
【図24】リボンカセットの一部切欠き平面図である。
【図25】装着時におけるリボンカセットの一部切欠き
縦断側面図である。
【図26】装着状態におけるリボンカセットの一部切欠
き縦断側面図である。
【図27】取外し時におけるリボンカセットの一部切欠
き縦断側面図である。
【図28】変更例に係るリボンカセットの図25相当図
である。
【図29】図28のリボンカセットの図26相当図であ
る。
【図30】図28のリボンカセットの図27相当図であ
る。
【図31】別の変更例に係るリボンカセットの一部切欠
き平面図である。
【図32】図31のリボンカセットの要部縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
1 タイプライタ 4 プラテン 5 キャリッジ 9,9A,9B リボンカセット 14 カセット取付け面 17 プラテン面 20 ベース板 21,22 ペーパガイド 23 用紙案内路 28,33 テーパ部 27 圧縮バネ 32 引張りバネ 35,36 駆動ローラ 37,38 従動ローラ 73 駆動ギヤ 74 バネ部材 75 修正用テープ 76 直線部 110 インクリボン 111 直線部 112 カセット本体 116,153 規制部 124 規制部材 125 テンションバネ(第1弾性部材) 126 係合レバー部 127 連結レバー部 128 湾曲部 129 引張りバネ(第2弾性部材) 131,132 リボン支持部 133 巻取りスプール 138 爪付き駆動ローラ 136 弾性部材 140,142 リボン案内部 141 リボンガイド 144 ピン案内穴(ガイド支持規制部) 145 操作部 150,151 テープ案内部 158 支持穴 159 係合穴 166 可動部材 170 ファブリックタイプのインクリボン 172 カセット本体 173 収容部 174,175 リボン巻取り部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図15】
【図16】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図18】
【図19】
【図20】
【図17】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図28】
【図27】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜した平面状のプラテン面を有するプ
    ラテンと、 前記プラテン面を含む平面に沿って記録媒体をストレー
    トに搬送する為に、プラテンに対して媒体送り方向上流
    付近位置と下流付近位置とに設けられた2組の駆動ロー
    ラ及び従動ローラと、 を備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ローラと従動ローラとで搬送さ
    れる記録媒体をその上面側から案内する透明なペーパガ
    イドを備えたことを特徴とする請求項1に記載の印字装
    置。
  3. 【請求項3】 前記従動ローラがペーパガイドに回転自
    在に取付けられたことを特徴とする請求項2に記載の印
    字装置。
  4. 【請求項4】 前記ペーパガイドのうちの記録媒体搬送
    方向と直交する端部には、記録媒体を案内するテーパ部
    が形成されたことを特徴とする請求項2に記載の印字装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ペーパガイドは、記録媒体を案内す
    る閉位置と、上方へ揺動させて開いた開位置とに手動操
    作にて切換え可能に構成されたことを特徴とする請求項
    2に記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記ペーパガイドを閉位置に付勢するバ
    ネ部材を設け、そのバネ部材によって記録媒体を見にく
    くならないようにバネ部材を配置したことを特徴とする
    請求項5に記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 前記プラテン面が水平面に対して約20
    〜70度の後方上り傾斜状であることを特徴とする請求
    項1に記載の印字装置。
  8. 【請求項8】 傾斜した平面状のプラテン面を有するプ
    ラテンと、 前記プラテン面を含む平面に沿って記録媒体がストレー
    トに搬送されるように記録媒体を案内する媒体案内路で
    あって、その下側に位置するベース板と、このベース板
    の上側に媒体通過隙間を空けて対向する透明なペーパガ
    イドとを有する媒体案内路と、 前記媒体案内路に沿って記録媒体を搬送する媒体送り手
    段と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
  9. 【請求項9】 前記媒体送り手段は、プラテンに対する
    媒体送り方向上流付近位置と下流付近位置の少なくとも
    一方に配設された1組の駆動ローラ及び従動ローラを有
    することを特徴とする請求項8に記載の印字装置。
  10. 【請求項10】 前記媒体送り手段は、プラテンに対し
    て媒体送り方向上流付近位置と下流付近位置に配設され
    た2組の駆動ローラ及び従動ローラを有することを特徴
    とする請求項8に記載の印字装置。
  11. 【請求項11】 前記従動ローラがペーパガイドに回転
    自在に取付けられたことを特徴とする請求項9又は請求
    項10に記載の印字装置。
  12. 【請求項12】 インクリボンと、このインクリボンを
    巻き取る為の巻取りスプールと、この巻取りスプールを
    駆動する為の爪付き駆動ローラと、巻取りスプールを爪
    付き駆動ローラの方へ付勢する弾性部材とを備えたリボ
    ンカセットにおいて、 前記リボンカセットのカセット本体に、リボンカセット
    が着脱自在に取付けられるカセット取付け面に直交する
    方向へのリボンカセットの移動を規制する規制部を設
    け、前記リボンカセットをカセット取付け面に対しては
    装着又は取り外す際に爪付き駆動ローラをカセット本体
    に対して相対移動可能に構成したことを特徴とするリボ
    ンカセット。
  13. 【請求項13】 前記リボンカセットをカセット取付け
    面と平行方向へ移動させて着脱するように構成し、爪付
    き駆動ローラの下端部をカセット本体に支持する支持穴
    であってリボンカセット着脱方向へ長い支持穴を設けた
    ことを特徴とする請求項12に記載のリボンカセット。
  14. 【請求項14】 前記爪付き駆動ローラの下部に、その
    爪付き駆動ローラを駆動する外部の駆動軸の上端部を係
    合させる係合穴を設け、この係合穴の下端部を下方拡大
    テーパ状に形成したことを特徴とする請求項13に記載
    のリボンカセット。
  15. 【請求項15】 インクリボンと、このインクリボンを
    巻き取る為の巻取りスプールと、この巻取りスプールを
    駆動する為の爪付き駆動ローラと、巻取りスプールを爪
    付き駆動ローラの方へ付勢する弾性部材とを備えたリボ
    ンカセットにおいて、 前記リボンカセットのカセット本体に、リボンカセット
    が着脱自在に取付けられるカセット取付け面に直交する
    方向へのリボンカセットの移動を規制する規制部を設
    け、爪付き駆動ローラにその軸方向に可動で外部から操
    作可能な可動部材を設け、リボンカセットをカセット取
    付け面から取り外す際に、爪付き駆動ローラを駆動する
    駆動軸を可動部材を介して爪付き駆動ローラから外すよ
    うに構成したことを特徴とするリボンカセット。
  16. 【請求項16】 前記爪付き駆動ローラの下部に駆動軸
    の上端部を係合させる係合穴を設け、この係合穴の下端
    部を下方拡大テーパ状に形成したことを特徴とする請求
    項15に記載のリボンカセット。
  17. 【請求項17】 インクリボンを収容したリボンカセッ
    トが着脱自在に装着されるキャリッジと、キャリッジに
    設けられリボンカセットのリボン巻取り駆動ローラに外
    部から係合してインクリボンを巻き取る駆動軸とを備え
    た記録装置において、 前記リボンカセットのカセット本体に、キャリッジのカ
    セット取付け面に直交する方向へのリボンカセットの移
    動を規制する規制部を設け、前記駆動軸はリボンカセッ
    トを装着又は取り外す際に軸方向に移動するように構成
    されたことを特徴とする記録装置。
  18. 【請求項18】 前記駆動軸をリボンカセット側へ付勢
    するバネ部材を設けたことを特徴とする請求項17に記
    載の記録装置。
  19. 【請求項19】 インクリボンと、インクリボンを収容
    したカセット本体とを備えたリボンカセットにおいて、 印字の為にカセット本体外へ導出されたインクリボンの
    直線部の両端部を案内するリボン案内手段であって、イ
    ンクリボンを印字に供する印字位置と非印字位置とに亙
    って位置切換え可能なリボン案内手段を設けたことを特
    徴とするリボンカセット。
  20. 【請求項20】 前記リボン案内手段は、インクリボン
    の直線部の少なくとも一方の端部を保持して移動可能な
    リボンガイドを備え、このリボンガイドの移動を介して
    インクリボンを印字位置と非印字位置とに切換えるよう
    に構成されたことを特徴とする請求項19に記載のリボ
    ンカセット。
  21. 【請求項21】 前記インクリボンの直線部の少なくと
    も一方の端部は、印字の際の印字進行方向側の端部であ
    ることを特徴とする請求項20に記載のリボンカセッ
    ト。
  22. 【請求項22】 前記印字位置においてインクリボンの
    直線部が印字進行方向側が高い傾斜状に位置し、非印字
    位置においてインクリボンの直線部が水平に位置するこ
    とを特徴とする請求項21に記載のリボンカセット。
  23. 【請求項23】 前記非印字位置は、印字位置よりも手
    前側かつ下側の位置であることを特徴とする請求項22
    に記載のリボンカセット。
  24. 【請求項24】 前記非印字位置は、印字位置よりも手
    前側又は下側の位置であることを特徴とする請求項22
    に記載のリボンカセット。
  25. 【請求項25】 前記リボンガイドに手動操作でその位
    置を切換える為の操作部を設けたことを特徴とする請求
    項20乃至請求項22の何れか1項に記載のリボンカセ
    ット。
  26. 【請求項26】 前記リボンガイドを移動自在に支持し
    リボンガイドの移動方向を規制するガイド支持規制部を
    カセット本体に設けたことを特徴とする請求項25に記
    載のリボンカセット。
  27. 【請求項27】 インクリボンを巻き付けたリボン供給
    スプールと、このリボン供給スプールから延びたインク
    リボンを張力増加方向へ付勢する第1弾性部材と、この
    第1弾性部材をインクリボンの張力増加方向へ付勢する
    第2弾性部材とを備えたことを特徴とするリボンカセッ
    ト。
  28. 【請求項28】 前記第1弾性部材は、インクリボンに
    係合した係合レバー部と、リボン供給スプールの軸部を
    弾性的に挟持した湾曲部と、第2弾性部材に連結される
    連結レバー部とを一体形成してなることを特徴とする請
    求項27に記載のリボンカセット。
  29. 【請求項29】 前記第1弾性部材の湾曲部は、インク
    リボンの張力の増加に応じてリボン供給スプールの軸部
    を挟持する弾性挟持力を弱めるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項28に記載のリボンカセット。
  30. 【請求項30】 前記第2弾性部材の最大伸び量を規制
    する規制部材を設けたことを特徴とする請求項27乃至
    請求項29の何れか1項に記載のリボンカセット。
  31. 【請求項31】 インクリボンと、インクリボンを収容
    するカセット本体と、カセット本体外へ導出されて印字
    に供されるインクリボンの直線部を支持し案内する為の
    1対のリボン支持部とを備えたリボンカセットにおい
    て、 前記1対のリボン支持部に、インクリボンの直線部を案
    内するリボン案内部を夫々設け、 前記1対のリボン支持部に、1対のリボン案内部の外側
    に位置し且つインクリボンの直線部の外側近傍にインク
    リボンと異なるテープ部材を直線状に配置できるように
    テープ部材の直線部の両端部を案内する為の1対のテー
    プ案内部を設けたことを特徴とするリボンカセット。
  32. 【請求項32】 前記各リボン案内部は、対応するリボ
    ン支持部に一体形成されたことを特徴とする請求項31
    に記載のリボンカセット。
  33. 【請求項33】 前記各テープ案内部は、対応するリボ
    ン支持部に一体形成されたことを特徴とする請求項31
    に記載のリボンカセット。
  34. 【請求項34】 前記インクリボンの一端側のリボン案
    内部は、インクリボンの一端部の位置切換えを許容する
    ようにインクリボンの幅方向に長く形成されたことを特
    徴とする請求項32又は請求項33に記載のリボンカセ
    ット。
  35. 【請求項35】 前記インクリボンの一端側のリボン案
    内部の外側のテープ案内部は、テープ部材の一端部の位
    置切換えを許容するようにテープ幅方向に長く形成され
    たことを特徴とする請求項34に記載のリボンカセッ
    ト。
  36. 【請求項36】 インクを含浸させたファブリックタイ
    プのインクリボンと、インクリボンを折り畳んだ状態に
    収容する収容部を有するカセット本体と、インクリボン
    を巻き取って収容部に収容させるリボン巻取り部材とを
    備えたリボンカセットにおいて、 前記収容部の底面をリボン巻取り部材の底面よりも低く
    形成したことを特徴とするリボンカセット。
  37. 【請求項37】 前記収容部の底面が、リボン巻取り部
    材の底面よりも少なくともインクリボンの幅だけ低いこ
    とを特徴とする請求項36に記載のリボンカセット。
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