JP3769865B2 - 巻取り機構及びこれを用いたプリンタ - Google Patents

巻取り機構及びこれを用いたプリンタ Download PDF

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばジャーナル紙等の記録紙を巻取るための巻取り機構及びこれを用いたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、店舗等における売り上げや在庫の管理を目的として、販売価格や品名等が印字されたジャーナル紙を保存しておくことが広く行われており、そのための手段として、印字されたジャーナル紙を巻取り軸に巻取るように構成したプリンタが提案されている。
【0003】
この種のプリンタとしては、例えば、図9に示すようなものが知られている。
【0004】
図9に示すように、このプリンタ101は、キャッシュレジスタ等に組み込まれるドットインパクトプリンタで、図に示すように、リボンカセット102が着脱可能なプリンタ本体103と、プリンタ本体103の上部の後部寄りの位置に回動可能に支持されるクラムシェル可動部104と、プリンタ本体103の後方に設けられる巻取り機構105とから構成される。
【0005】
このプリンタにおいて、図示しない印字ヘッドによって印字されたジャーナル紙等の記録紙106は、図10又は図11に示す紙送り手段107によってクラムシェル可動部104の上方へ送り出され、印刷修正用の書き込み台108の平面部108aを通って巻取り機構105の巻取り軸109に巻取られるように構成されている。
【0006】
この巻取り軸109はプリンタ本体103の後方に固定された支持板110に回転自在の状態で片持ち支持され、その支持板110側の部分に円盤状の巻取りフランジ111が固定されている。また、巻取り軸109の支持板110側の先端部には駆動用の歯車112が固定されている。そして、巻取り軸109は、プリンタ本体103内の紙送り機構に連動する巻取りベルト113によって回転駆動される歯車群114と、巻取り軸109に固定された歯車112との噛み合いによって回転駆動されるようになっている。
【0007】
図10及び図11は、このプリンタ101に用いられる巻取り機構105による記録紙106の巻取り原理を示すものである。
【0008】
図10に示す従来例においては、紙送り手段107と巻取り軸109の巻き付き部分との距離が、記録紙106の紙幅全体で同一となるように構成されるとともに、巻取り力f1によって生ずる巻取り反力r1を紙幅方向の各部分に対して均一に働かせ、記録紙106に蛇行等が生じないように構成されている。
【0009】
一方、図11に示す従来例の場合、巻取り軸109を巻取りフランジ111のない側の端部の紙送り経路長が最も長くなるように傾け、巻取り軸109の巻取り力巻f2によって生ずる、巻取りフランジ111に向かう巻取り反力r2の分力r3を作用させることによって、記録紙106を巻取りフランジ111に押しつけるように構成されており(例えば、実公昭64−1313号公報参照)、かかる構成によれば、記録紙106の縁部を巻取りフランジ111にそろえて巻取ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の巻取り機構においては、次のような問題があった。すなわち、図10に示す従来例の場合、記録紙106の蛇行を防止するためには、紙送り部分における巻取り力N1を記録紙106の紙幅方向の各部分において等しくなるようにしなければならず、そのためには高度な部品精度と組立精度が必要であり、コストアップの原因となる。
【0011】
一方、図11に示す従来例の場合は、巻取り力f2が記録紙106の一方の紙幅方向端部に集中することから、書き込み台108の平面部108aの先端部において記録紙106の一方の端部に巻取り力N2が作用してその部分が引っ張られ、さらに反対側の部分106aが緩む結果、記録紙106が蛇行する場合がある。記録紙106が蛇行すると、ガイド部材116と接触して端部に折れ等が発生するという問題がある。
【0012】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、高度な部品精度と組立精度を必要とすることなく、簡単な構成で記録紙の安定した巻取りを行い得る巻取り機構及びこれを用いたプリンタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の巻取り機構は、
長尺の記録紙を順次その長手方向に送る紙送り手段と、
該紙送り手段によって送られる記録紙を巻取るための巻取り軸を有する巻取り手段と、
上記記録紙の紙幅方向の中央部の紙送り経路長が紙幅方向両端部の紙送り経路長より長くなるように上記記録紙の紙送りを規制する紙送り規制部材と、
を備えた巻取り機構において、
前記紙送り規制部材は、記録紙の紙幅方向中央部に対応する部分に当該記録紙面と交差する方向に突出する突起部を少なくとも1つ有し、
前記巻取り手段は、巻取り軸が片持ち支持されるとともに、該巻取り軸の一方の端部に巻取りフランジが設けられ、さらに、記録紙を巻取る際に該記録紙を前記巻取りフランジへ押圧する押圧手段を有し、
該押圧手段は、前記巻取り軸の巻取りフランジが設けられていない側の端部の紙送り経路長が、巻取りフランジが設けられている側の端部の紙送り経路長より長くなるように前記巻取り軸を傾斜させたものであることを特徴とする。
また、本発明のプリンタは、
装置本体に装着された記録紙に印刷を行う印刷手段と、
上記記載の巻取り機構と、
を有し、
上記印刷手段によって印刷された記録紙を上記巻取り機構によって巻取るように構成したことを特徴とする。
さらに、巻取り機構の紙送り規制部材は、前記印刷手段の紙送り方向下流側に設けられる印刷修正用の書き込み台を兼ねていることを特徴とする。
【0026】
請求項2記載の発明によれば、印刷済のジャーナル紙等の記録紙を蛇行を生じさせずに確実に巻取ることができ、しかも、高度な部品精度と組立精度は必要としないプリンタを得ることができる。
【0028】
請求項3記載の発明によれば、印刷後の記録紙に対して修正が可能なプリンタにおいて、部品点数を減らすことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る巻取り機構及びこれを用いたプリンタの実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明に係るプリンタの一実施の形態の全体構成を示す斜視図、図2は、図1のプリンタの平面図、図3は、図2のB方向矢視図(側面図)、図4は、図2のC−C線断面図、図5は、図1のプリンタの後部斜視図である。
【0031】
図1に示すように、本実施の形態のプリンタ1は、キャッシュレジスタ等に組み込まれるドットインパクトプリンタで、リボンカセット2が着脱可能なプリンタ本体3と、プリンタ本体3の上部の後部寄りの位置に回動可能に支持されるクラムシェル可動部4と、プリンタ本体3の後方に設けられる巻取り機構5とから構成される。
【0032】
プリンタ本体3には、印字ヘッド6を搭載するキャリッジを記録紙7、8の幅方向に往復移動させる図示しない印字機構と、印字ヘッド6による印字位置に記録紙7、8を送るための紙送り機構と、これらの印字機構や紙送り機構に共通の駆動源である駆動モータ9とが装備されている。
【0033】
一方、クラムシェル可動部4は、プラテン10と、紙送りローラ11及びこれに記録紙を圧接する紙押えローラ12からなる紙送り手段13と、紙送り手段13の上部に配設されレシート紙8を切断するためのオートカッタ機構14(図2参照)、樹脂で形成された上側紙ガイド15から構成され、この上側紙ガイド15をベースに他の構成要素が取り付けられている。
【0034】
ここで、上側紙ガイド15にはプリンタ本体3のフレーム3Aに配置された孔3aと係合する突起部(不図示)が形成されており、この突起部を孔に係合させてクラムシェル可動部の回動中心軸16を構成する。
【0035】
また、上側紙ガイド15には、プリンタ本体3に回動可能に装備された不図示の爪部と係合する不図示の係止部も形成されている。上記構成により、上側紙ガイド15は通常は爪部によって定位置に固定されており、上記爪部と係止部との係合を解除することによってプリンタ本体3による支持部である回動中心軸16を中心として回動される。
【0036】
図4及び図5に示すように、クラムシェル可動部4は、プリンタ本体3後部の給紙口17、18から印字位置に至る上側紙ガイド15と下側紙ガイド19で形成される紙経路20を露呈させるべくプリンタ本体3の後方上部の位置に回動可能に装備されたものである。図4において、実線はクラムシェル可動部4の閉じた状態を示し、仮想線(二点鎖線)はクラムシェル可動部4の開放状態を示している。
【0037】
図2に示すように、給紙口17、18は、クラムシェル可動部4の後部に左右に並んで配置される。
【0038】
給紙口17には、売上や在庫を管理するために店舗側に保存されるジャーナル紙等の記録紙7が供給される。図4に示すように、記録紙7は、プリンタ本体3の後方下部に配置され、その先端部が給紙口17から紙経路20を通って印字位置に到達するようになっている。そして、印字された記録紙7は、順次、排出口21からクラムシェル可動部4の上方に設けられた書き込み台22を通って、プリンタ本体3の後部に取り付けられている巻取り機構5の巻取り軸23に巻取られる。
【0039】
この巻取り軸23は、プリンタ本体3の後方に固定された支持板24に回転自在の状態で片持ち支持され、その支持板24側の部分に円盤状の巻取りフランジ25が固定されている。また、巻取り軸23の支持板24側の先端部には駆動用の歯車26が固定されている。そして、巻取り軸23は、プリンタ本体3内の紙送り手段13に連動する巻取りベルト27によって回転駆動される歯車群28と、巻取り軸23の先端部に固定された歯車26との噛み合いによって回転駆動されるようになっている。
【0040】
また、巻取り軸23は、その巻取りフランジ25が設けられていない側の端部の紙送り経路長が、巻取りフランジ25が設けられた側の端部の紙送り経路長より長くなるように傾斜されている。この場合、巻取り軸23の傾斜角は、図11に示す従来例の場合より小さい角度で十分である。
【0041】
一方、給紙口18には、顧客に渡すためのレシート紙等の記録紙8が供給される。この記録紙8は、記録紙7と同様の紙経路20を通って印字位置に到達し、印字された後は、クラムシェル可動部4の上面に設けたレシート排出口29から上方へ送り出される。
【0042】
なお、図4に示すように、記録紙8が給紙される給紙口18の下方には、店舗名等を押印するためのスタンプセット30が着脱可能に装着される。
【0043】
また、給紙口17、18には、記録紙7および記録紙8を繰り出すための繰り出しローラ31が装備されている。この繰り出しローラ31は、図4に示すように、クラムシェル可動部4の回動中心軸16よりも所定量だけ上昇した位置、すなわち、クラムシェル可動部4の後部の上端寄りの位置に配備されている。
【0044】
この繰り出しローラ31は、プリンタの作動中には常時回転しており、記録紙7および記録紙8の紙送りの際に、紙送りローラ11が発生する駆動力によって紙が緊張すると、繰り出しローラ31と紙との間に摩擦力が発生して、紙を搬送方向へ繰り出す。これにより、ロ−ル紙の慣性質量等に起因する紙送りの負荷を軽減することができるようになっている。
【0045】
また、繰り出しローラ31は、クラムシェル可動部4側にローラ軸駆動歯車32が配置されており、給紙口17、18を形成する上側紙ガイド15の一部15aに回転可能に取り付けられている。そして、ローラ軸駆動歯車32と噛合して繰り出しローラ31を回転させるための伝達歯車33が、プリンタ本体3側に、クラムシェル可動部4の回動中心軸16と同軸に支持されている。この構成により、クラムシェル可動部4側のローラ軸駆動歯車32とプリンタ本体3側の伝達歯車33とは、クラムシェル可動部4が開いたときでも、その噛み合い状態が外れることがない。
【0046】
一方、図2又は図5に示すように、クラムシェル可動部4内には、連続した記録紙8を切断するオートカッタ機構14と、オートカッタ機構14を駆動するカッタ駆動源34とが装備されている。オートカッタ機構14を駆動するカッタ駆動源34は、高トルク型のモータで、クラムシェル可動部4のカッターフレーム35に設けられるジャーナル印字修正用の書き込み台22の下に配置され、操作安全性を考慮してモータカバー36で覆われている。
【0047】
プリンタを水平に配置した場合に店員等のオペレータがレシート等の印字結果を容易に視認するためには、視線と直交するように記録紙7を搬送することが好ましいので、本実施の形態においては、金属板をプレス加工することによって書き込み台22の平面部22aが手前側に傾斜するように形成されており、その下側には空間が形成されている。本実施の形態の場合はカッタ駆動源34であるDCモータをその下側の空間を利用して配置したものである。また、書き込み台22はカッターフレーム35の一部を斜め加工して形成してもよい。
【0048】
一方、本実施の形態においては、書き込み台22の平面部22aの紙幅方向中央部に、記録紙の蛇行を防止するための突起部220が設けられている。本実施の形態の場合は、書き込み台22の平面部22aの紙送り方向両端部に、例えば板金加工により突起部220a、220bがそれぞれ一体的に形成される。
【0049】
図6は、本発明の原理を示すものである。
【0050】
なお、ここでは、理解を容易にするため、書き込み台22の平面部22aに突起部220が1つ設けられている場合を例にとって説明する。
【0051】
図6に示すように、本発明、特に上述の実施の形態においては、紙送り手段13と巻取り手段5との間に書き込み台22の平面部22aが位置するように構成される。この場合、上述したように、書き込み台22の平面部22aは手前側に傾斜されており、また、巻取り軸23は書き込み台22より下方に位置しているため、記録紙を巻取る際には、記録紙は書き込み台22の紙送り方向下流側において下方に折れ曲がって書き込み台22の平面部22aに密着する。
【0052】
一方、本実施の形態の場合、巻取り軸23は、巻取りフランジ25が設けられていない側の端部の紙送り経路長が、巻取りフランジ25が設けられている側の端部の紙送り経路長より長くなるように傾斜されていることから、書き込み台22の突起部220と、巻取り軸23の巻取りフランジ25が設けられていない側の端部とを結ぶ直線M上において記録紙が張られた状態になり、この直線Mに沿って巻取り力Fに対する巻取り反力R1が生ずる。
【0053】
その結果、巻取り軸23上において、記録紙に対し巻取りフランジ25に向う方向の巻取り反力R1の分力R2が作用するため、記録紙は巻取りフランジ25に対して押圧され、これにより巻取りフランジ25に沿わされつつ巻取られる。
【0054】
一方、本実施の形態の場合、書き込み台22に突起部220が設けられることにより紙幅方向中央部の紙送り経路長が紙幅方向両端部の紙送り経路長より長くなっていることから、書き込み台22の平面部22aにおいては、記録紙に対する巻取り力Tが紙幅方向の中央部に集中して紙送り方向に作用するため、記録紙に蛇行が生ずることはなく、安定した記録紙の紙送りが可能になる。その結果、本実施の形態によれば、記録紙の蛇行によって記録紙の端面が折れてしまうことはない。
【0055】
特に、図1に示す実施の形態のように、書き込み台22の平面部22aに複数の突起部220a、220bを設けるようにすれば、より確実に記録紙の蛇行を防止することができる。
【0056】
他方、本実施の形態の場合は、記録紙の紙幅方向の各部分について均一な力を作用させることを考慮しなくてもよいため、高度な部品精度及び組立精度は要求されない。したがって、本実施の形態によれば、部品単価及び組立費用の低下を図ることができる。
【0057】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0058】
例えば、書き込み台22の突起部220は、上述したものには限られず、種々の形状とすることができる。
【0059】
図7及び図8は、書き込み台22の突起部220の変形例を示すものであり、図7に示すように、書き込み台22の平面部22aの巻取り軸23側の端面を紙幅全体にわたって角状の山形に形成することによりその中央部に突起部220Aを設けることもできるし、図8に示すように、当該部分を円弧状に形成することによりその中央部に突起部220Bを設けることもできる。
【0060】
また、書き込み台22の突起部220は、種々の方法によって形成することができる。
【0061】
さらに、上述の突起部220を設ける位置については、必ずしも書き込み台22の平面部22aに限られず、同様の突起部を有する紙送り規制部材を別途設けることもできる。ただし、上述した実施の形態のように書き込み台22の平面部22aに突起部220を設けるようにすれば、部品点数を減らすことができる。
【0062】
なお、紙送り規制部材を書き込み台と別途設ける場合、記録紙の蛇行を確実に防止するためには、紙送り手段13と巻取り手段5の間であって、紙送り手段13の近傍に配置することが好ましい。
【0063】
一方、上述の実施の形態においては、巻取り機構5の巻取り軸23が片持ち支持されるタイプのものを例にとって説明したが、本発明はこれに限られず、巻取り軸が両端支持されるものについても適用することができる。ただし、上述の実施の形態のように巻取り手段の巻取り軸が片持ち支持される場合に最も効果を奏するものである。
【0064】
さらにまた、本発明はドットインパクトプリンタのみならず、例えば、サーマルプリンタ、インクジェットプリンタ等の種々のプリンタに適用しうるものである。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の巻取り機構によれば、蛇行が生ずることなく安定した記録紙の巻取りを行うことができるので、巻取りの際の端面の折れ等を確実に防止することができる。
【0066】
また、本発明の巻取り機構によれば、高度な部品精度と組立精度を必要とすることがないので、部品単価及び組立費用の低減を図ることができる。
【0067】
したがって、本発明によれば、巻取り品質が高く、かつ、安定した記録紙の巻取りが可能なプリンタを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの一実施の形態の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタの平面図である。
【図3】図2のB方向矢視図(側面図)である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図1のプリンタの後部斜視図である。
【図6】本発明の原理を示す説明図である。
【図7】突起部の他の例を示す説明図である。
【図8】突起部のさらに他の例を示す説明図である。
【図9】従来のプリンタの全体構成を示す斜視図である。
【図10】従来例に係る巻取り機構による記録紙の巻取り原理を示す説明図である。
【図11】他の従来例に係る巻取り機構による記録紙の巻取り原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 インクリボン
3 プリンタ本体
5 巻取り機構
6 印字ヘッド
7、8 記録紙
10 プラテン
11 紙送りローラ
12 紙押えローラ
13 紙送り手段
22 書き込み台
22 平面部
220(220a、220b) 突起部
23 巻取り軸
25 巻取りフランジ
F 巻取り力
S 直線
1 巻取り反力
2 巻取り反力の分力
T 巻取り力

Claims (3)

  1. 長尺の記録紙を順次その長手方向に送る紙送り手段と、
    該紙送り手段によって送られる記録紙を巻取るための巻取り軸を有する巻取り手段と、
    上記記録紙の紙幅方向の中央部の紙送り経路長が紙幅方向両端部の紙送り経路長より長くなるように上記記録紙の紙送りを規制する紙送り規制部材と、
    を備えた巻取り機構において、
    前記紙送り規制部材は、記録紙の紙幅方向中央部に対応する部分に当該記録紙面と交差する方向に突出する突起部を少なくとも1つ有し、
    前記巻取り手段は、巻取り軸が片持ち支持されるとともに、該巻取り軸の一方の端部に巻取りフランジが設けられ、さらに、記録紙を巻取る際に該記録紙を前記巻取りフランジへ押圧する押圧手段を有し、
    該押圧手段は、前記巻取り軸の巻取りフランジが設けられていない側の端部の紙送り経路長が、巻取りフランジが設けられている側の端部の紙送り経路長より長くなるように前記巻取り軸を傾斜させたものであることを特徴とする巻取り機構。
  2. 装置本体に装着された記録紙に印刷を行う印刷手段と、
    請求項1記載の巻取り機構と、
    を有し、
    上記印刷手段によって印刷された記録紙を上記巻取り機構によって巻取るように構成したことを特徴とするプリンタ。
  3. 巻取り機構の紙送り規制部材は、前記印刷手段の紙送り方向下流側に設けられる印刷修正用の書き込み台を兼ねていることを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
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