JPH09237312A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

光学的文字読取装置

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Publication number
JPH09237312A
JPH09237312A JP8042845A JP4284596A JPH09237312A JP H09237312 A JPH09237312 A JP H09237312A JP 8042845 A JP8042845 A JP 8042845A JP 4284596 A JP4284596 A JP 4284596A JP H09237312 A JPH09237312 A JP H09237312A
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JP
Japan
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bar code
character
barcode
reading
image
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Application number
JP8042845A
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English (en)
Inventor
Daisuke Nakada
大介 中田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH09237312A publication Critical patent/JPH09237312A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードの印刷状態や汚れ、スキャナの性
能等による画像の乱れに影響を受け難くく、確実かつ効
率的なバーコードの読取りを可能とする。 【解決手段】 文字の他にバーコード及びバーコード対
応文字が印刷された帳票のイメージがスキャナ2により
検出され、シートバッファ3に格納される。バーコード
読取部5はバーコード及びバーコード対応文字を包含す
るように予め設定された印刷範囲情報に基づいて帳票1
0に印刷されたバーコード及びバーコード対応文字の位
置情報を求め、この位置情報に基づいてバーコードのイ
メージ上にバーコード全体に亘って複数の走査線を設定
する。読取部5は1つの走査線を走査してバーコードの
読取りを行う。その読取りが誤りの場合は、読取部5は
未走査の他の走査線を走査してバーコードの読取りを行
う。バーコードの読取りが全て誤りの場合は、文字認識
部7によりバーコード対応文字の認識を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的文字読取装
置(OCR)に関し、より詳しくは、帳票上に印刷され
たバーコードの読取機能を備えた光学的文字読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードを読み取る際、バーコードの
黒い部分(バー)と白い部分(スペース)の横幅が重要
な要素であり、この横幅を正確に求めることが、バーコ
ードの正しい読み取りにつながる。
【0003】ところが、バーコードの印刷状態や汚れ、
スキャナの性能等により、スキャナから得られた帳票の
イメージにかすれやにじみ等の画像の乱れが生ずる場合
がある。この画像の乱れがバーコードの走査線上にある
と、正確にその横幅を求めることができず、読取りエラ
ーとなる。
【0004】一方、帳票の高い処理効率が要求されてい
ることから、従来のOCRは、バーコードを読み取る場
合に、フォーマットコントロール情報(FC情報)で読
取り範囲を中央の狭い範囲に定めておき、読取回数(例
えば3回)も固定とし、一回の読取りエラーだけで直ぐ
にイメージデータを棄却せずに再度、別の位置を走査し
て読取りを行い、読取りエラーとなったら、また別の位
置を走査し、設定された読取回数に達しても正しい読取
りができない場合にイメージデータを棄却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
OCRでは、設定された読取り範囲にだけ画像の乱れが
ある場合は、他の部分に画像の乱れがない場合でも読取
りエラーとなっていた。これでは、バーコードのイメー
ジを有効に使っているとはいえない。
【0006】また、帳票毎にバーコードの印刷位置が若
干ずれている場合もバーコードの読取りができない場合
があるという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、バーコードの印刷状態や汚れ、スキャ
ナの性能等による画像の乱れに影響を受け難くく、確実
かつ効率的なバーコードの読取りを可能とする光学的文
字読取装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、文字及びバーコードが印刷された帳票から
前記文字及びバーコードを読み取る光学的文字読取装置
において、前記帳票のイメージを検出する検出手段と、
この検出手段が検出した帳票のイメージを記憶する記憶
手段と、前記帳票に印刷されるバーコードを包含するよ
うに予め設定された印刷範囲情報に基づいて前記記憶手
段が記憶するイメージから前記帳票に印刷されたバーコ
ードの位置情報を求め、この位置情報に基づいて前記記
憶手段が記憶するバーコードのイメージ上にバーコード
全体に亘って複数の走査線を設定する設定手段と、この
設定手段により設定された複数の走査線のうち1つの走
査線を走査して前記バーコードの読取り及びその正誤判
定を行い、バーコード読取結果として出力するバーコー
ド読取手段と、前記バーコード読取結果によりバーコー
ドの読取りが誤りの場合は、未走査の他の走査線を走査
してバーコードの読取りを行うよう前記バーコード読取
手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、文字とバーコード及びそ
の意味を示すバーコード対応文字が印刷された帳票から
前記文字及びバーコードを読み取る光学的文字読取装置
において、前記帳票のイメージを検出する検出手段と、
この検出手段が検出した帳票のイメージを基にバーコー
ドの読取り及びその正誤判定を行い、バーコード読取結
果として出力するバーコード読取手段と、前記検出手段
が検出したイメージを基に文字を認識する文字認識手段
と、前記バーコード読取結果によりバーコードの読取り
が困難と判断した場合は、前記バーコード対応文字の認
識を行うよう前記文字認識手段を制御する制御手段とを
有することを特徴とする。
【0010】また、本発明は、文字とバーコード及びそ
の意味を示すバーコード対応文字が印刷された帳票から
前記文字及びバーコードを読み取る光学的文字読取装置
において、前記帳票のイメージを検出する検出手段と、
この検出手段が検出した帳票のイメージを記憶する記憶
手段と、前記帳票に印刷されるバーコード及びバーコー
ド対応文字を包含するように予め設定された印刷範囲情
報に基づいて前記記憶手段が記憶するイメージから前記
帳票に印刷されたバーコード及びバーコード対応文字の
位置情報を求め、この位置情報に基づいて前記記憶手段
が記憶するバーコードのイメージ上にバーコード全体に
亘って複数の走査線を設定する設定手段と、この設定手
段により設定された複数の走査線のうち1つの走査線を
走査して前記バーコードの読取り及びその正誤判定を行
い、バーコード読取結果として出力するバーコード読取
手段と、前記記憶手段が記憶する帳票のイメージを基に
文字を認識する文字認識手段と、前記バーコード読取結
果によりバーコードの読取りが誤りの場合は、未走査の
他の走査線を走査してバーコードの読取りを行うよう前
記バーコード読取手段を制御するとともに、前記設定さ
れた複数の走査線に対するバーコードの読取りが全て誤
りの場合は、前記設定手段が求めたバーコード対応文字
の位置情報に基づいて前記バーコード対応文字の認識を
行うよう前記文字認識手段を制御する制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】上記構成の本発明によれば、帳票に印刷さ
れるバーコードを包含するように予め印刷範囲を設定す
ることにより、例えば印刷範囲のイメージの射影を検出
することで、バーコードの位置情報を求めることがで
き、バーコードの印刷位置が若干ずれても、バーコード
の読取りが可能となる。バーコード全体に亘って複数の
走査線を設定することにより、バーコードのイメージの
一部に画像の乱れがあっても、画像の乱れのない他の部
分からバーコード読取手段により正しくバーコードを読
み取ることができる。さらに、バーコードのイメージか
らはバーコードの読取りが困難な場合は、バーコードの
意味を示すバーコード対応文字を文字認識手段により読
み取ることで、バーコードに対応した文字コードを得る
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態例を示す光学的
文字読取装置のブロック図である。
【0014】本光学的文字読取装置1は、帳票10のイ
メージを検出するスキャナ2と、検出された帳票10の
イメージを格納するシートバッファ3と、シートバッフ
ァ3に格納されたイメージを基にバーコード辞書部4に
格納されたバーコード辞書を用いてバーコードを読み取
るバーコード読取部5と、シートバッファ3に格納され
たイメージを基に文字辞書部6に格納された文字辞書を
用いて文字を認識する文字認識部7と、フォーマットコ
ントロール情報(以下「FC情報」という。)が格納さ
れたFC情報格納部8と、本装置1各部を制御する制御
部9とを有して構成されている。
【0015】次に、上記各部の詳細を説明する。
【0016】スキャナ2は、帳票10に光を照射する光
源と、帳票10からの光を受けて電気信号に変換する光
電変換器と、この光電変換器の出力を2値のイメージに
変換する2値化回路とを備え、帳票10を走査して帳票
10全体の2値のイメージを出力するものである。
【0017】FC情報格納部8には、図2に示すよう
に、帳票サイズ,読取フィールドの位置情報,読取フィ
ールド内の文字種(数字,カタカナ,平仮名,漢字等)
等の他に、バーコード及びそのバーコードの意味を示す
文字列(以下「バーコード対応文字」という。)を読み
取るのに必要な情報、すなわち帳票10に印刷されるバ
ーコード及びバーコード対応文字を包含するように設定
された印刷範囲情報(ラインスタートLS,ラインエン
ドLE,マスクスタートMS,マスクエンドME)、コ
ード39,JAN8,JAN13等のバーコードの種
類、バーコード対応文字の文字種(例えば数字,英字,
記号等)等が帳票10の形式毎にFC情報として格納さ
れている。
【0018】バーコード辞書部4には、図3に示すよう
に、文字と01パターンとの対応表がバーコードの種類
毎に格納されている。
【0019】バーコード読取部5は、制御部9から送ら
れたFC情報のうち印刷範囲情報に基づいてシートバッ
ファ3が記憶するイメージから帳票10に印刷されたバ
ーコード及びバーコード対応文字の位置情報を求め、こ
の位置情報に基づいてシートバッファ3が記憶するバー
コード11のイメージ上に、図5に示すように、バーコ
ード11全体に亘って複数の走査線53を設定するもの
である。また、このバーコード読取部5は、設定した複
数の走査線53のうち1つの走査線53を走査してバー
コードの読取り及びその正誤判定を後述するように行
い、バーコード読取結果として出力するようになってい
る。
【0020】ここで、バーコード読取部5によるバーコ
ード11及びバーコード対応文字12の位置情報を求め
る方法について図4を参照して説明する。同図に示すよ
うに、シードバッファ3に格納された帳票10のイメー
ジのうち印刷範囲50のイメージについてラインスター
トLSとラインエンドLEとの間で横方向の射影ヒスト
グラム51を検出し、マスクスタートMSとマスクエン
ドMEとの間で縦方向の射影ヒストグラム52を検出す
る。これらの射影51、52を基に位置情報としてバー
コード11の上端位置L1 、下端位置L2 、左端位置M
1 、右端位置M2 及びバーコード対応文字12の下端位
置L3 を求め、バーコード11の高さH(L2 −L1
を求める。
【0021】次に、バーコード読取部5による走査線5
3の設定について説明する。バーコード読取部5は、バ
ーコード11の上端位置L1 より1ドット下の走査線5
3を最初に走査する位置として設定し、この走査線53
より一定ドットずつ下方向へ下端位置L2 に至る直前ま
で複数の走査線53を設定する。
【0022】次に、バーコード読取部5によるバーコー
ドの読取りの正誤判定について説明する。バーコード1
1自体には、バーコード11が正しく読み取れたか否か
をチェックするためのバーコード11の種類に応じた正
誤判定機能(セルフチェック機能)を備えている。例え
ば、JAN13の場合は、バー(黒)及びスペース
(白)を一組とした場合に7組のうち3本は太いバー又
はスペースであるというチェック機能を備えている。バ
ーコード読取部5は、FC情報で指定されたバーコード
の種類に対応する正誤判定を行うようになっている。こ
の正誤判定は、例えば、バーコード読取部5内のROM
からバーコードの種類に対応する正誤判定プログラムを
読み出し、それを実行することで実現される。
【0023】また、バーコード読取部5は、上記正誤判
定でバーコードの読取りが正しいと判定した場合は、バ
ーコード辞書部4に格納されている、バーコードの種類
に対応する対応表を参照して文字コードを検索しバーコ
ード読取結果として出力し、読取りエラ−(読取りが誤
り)であった場合は、リジェクトコードをバーコード読
取結果として出力するようになっている。
【0024】文字認識部7は、シートバッファ3が記憶
する帳票10のイメージから文字パターンを切り出し、
その文字パターンと文字辞書部6に格納された文字辞書
とを照合して文字を認識するものである。また、文字認
識部7は、バーコード読取部5による走査線53に対す
るバーコードの読取りが全て読取りエラーの場合は、制
御部9の制御により、バーコード読取部5が求めたバー
コード対応文字12の位置情報に基づいてバーコード対
応文字12の認識を次のように行うものである。
【0025】すなわち、文字認識部7は、バーコード読
取部5が求めたバーコード11の下端位置L2 とバーコ
ード対応文字12の下端位置L3 の中心位置をバーコー
ド対応文字12の読取り行位置と定め、その位置で行イ
メージを作成し、文字認識部7内の行バッファ70に記
憶する。行バッファ70には、バーコード対応文字12
の文字認識に邪魔になるバー13(13a,13b)が
上部に残っているため、文字認識部7は、このバー13
を除去した後、バーコード対応文字12の認識を行う。
【0026】ここでバー13の除去方法について説明す
る。文字認識部7は、横方向の射影ヒストグラム71を
検出し、縦方向の射影ヒストグラム72を検出する。縦
方向の射影ヒストグラム72を基にバーコード対応文字
12の文字間に延びている長いバー13aを除去する。
この長いバー13aは、縦方向の射影ヒストグラム72
で最も突出している値を示しているので容易に探し出す
ことができる。次に、横方向の射影ヒストグラム71を
基に行バッファ70内に上方から連続した黒ドットを検
索し、これを除去することにより、行バッファ70内に
バーコード対応文字12の文字列のみを残すことができ
る。また、ボイドやスポット等によりバー13が不連続
になっている列についても、バー13の除去が可能であ
り、バー13とバーコード対応文字12が繋がってしま
っても、バー13の除去が可能である。このような場合
は、左右のバー13を比較することにより、行バッファ
70内に上方から延びているバー13の長さを求めるこ
とができ、またバー13から離れている文字(図6の場
合は左端の文字「4」)よりバーコード対応文字12の
文字の高さを求めることができ、これらの値に基づい
て、文字の高さ分残るように行バッファ70の上方から
バー13を除去することにより、バーコード対応文字1
2の文字列のみを残すことができる。
【0027】また、バーコード対応文字12の認識は、
文字辞書部6に格納された文字辞書のうち、FC情報で
指定された文字種に対応する辞書を用いて認識を行う。
【0028】制御部9は、帳票10に記入された文字及
び帳票10に印刷されたバーコード11を読み取るよう
本装置1各部を制御するとともに、バーコード読取部5
からのバーコード読取結果によりバーコード11の読取
りがエラーの場合、すなわちバーコード読取部5からバ
ーコード読取結果としてリジェクトコードが出力された
場合は、未走査の他の走査線53を走査してバーコード
11の読取りを行うようバーコード読取部5を制御する
とともに、バーコード読取部5により設定された複数の
走査線53に対するバーコード11の読取りが全てエラ
ーの場合は、バーコード読取部5が求めたバーコード対
応文字の位置情報に基づいてバーコード対応文字の認識
を行うよう文字認識部7を制御するものである。
【0029】次に、本装置1の動作を図8のフローチャ
ートに従い、図7に示す帳票10を読み取る場合を例に
挙げ、バーコード11及びバーコード対応文字12の読
取り動作を主に説明する。図7に示す帳票10には、各
読取フィールドに「00190」、「東京ガス株式会
社」等の通常の文字が記入され、バーコード11及びバ
ーコード対応文字12が印刷されているとする。
【0030】まず、制御部9は、FC情報格納部8から
読取り対象の帳票10に対応するFC情報をスキャナ
2,バーコード読取部5及び文字認識部7に送り、読取
り処理を実行する。
【0031】スキャナ2が、制御部9の制御により、図
7の帳票10のイメージを検出すると、そのイメージが
シートバッファ3に格納される(S1)。
【0032】バーコード読取部5は、バーコード11の
位置情報を検出する(S2)。すなわち、バーコード読
取部5は、シードバッファ3に格納された帳票10のイ
メージのうち制御部9からのFC情報で指定された印刷
範囲50について横方向の射影ヒストグラム51及び縦
方向の射影ヒストグラム52を検出する。バーコード読
取部5は、これらの射影51、52を基にバーコード1
1の上端位置L1 、下端位置L2 、左端位置M1 、右端
位置M2 及びバーコード対応文字12の下端位置L3
求め、バーコード11の高さH(L2 −L1 )を求め
る。
【0033】続いてバーコード読取部5は、求めた位置
情報(位置L1 ,L2 ,L3 ,M1,M2 ,高さH)に
基づいて、シートバッファ3が記憶するバーコード11
のイメージ上に、図3に示すように、バーコード11全
体に亘って複数の走査線53を設定する(S3)。
【0034】次に、バーコード読取部5は、最上位置の
走査線53を走査してバーコードを読み取る(S4)。
【0035】続いてバーコード読取部5は、FC情報で
指定されたバーコードの種類に対応した読取り正誤判定
を行う(S5)。バーコード読取部5は、読取りが正し
ければ、バーコード辞書を用いて文字コードを制御部9
に出力し(S6)、読取りエラーであれば、リジェクト
コードを制御部9に出力する。
【0036】リジェクトコードが制御部9に出力される
と、制御部9は、リジェクトとなった走査線53が下限
か否かを判断し(S7)、下限でなければ、制御部9
は、1つ下の走査線53を走査するようバーコード読取
部5を制御する。
【0037】設定された複数の走査線53に対するバー
コード11の読取りが全てエラーの場合は、文字認識部
7は、制御部9の制御により、バーコード対応文字12
の文字認識を行う(S8)。すなわち、文字認識部7
は、バーコード読取部5が求めたバーコード11の下端
位置L2 とバーコード対応文字12の下端位置L3 の中
心位置をバーコード対応文字12の読取り行位置と定
め、その位置で行イメージを作成し、行バッファ70に
記憶する。文字認識部7は、行バッファ70に残ってい
るバー13を除去し、行バッファ70内にバーコード対
応文字12の文字列のみを残す。文字認識部7は、バー
コード対応文字12の文字パターンと文字辞書部6内の
文字辞書と照合してバーコード対応文字12を認識す
る。
【0038】続いて文字認識部7は、バーコード対応文
字12が有するセルフチェック機能を用いて認識の正誤
判定を行う(S9)。認識が正しければ、文字認識部7
は、認識結果としてバーコード対応文字12の文字コー
ドを制御部9に出力する(S10)。認識が正しくなけ
れば、行バッファ70内のデータを棄却する(S1
1)。なお、バーコード対応文字12以外のFC情報で
読取対象として指定された文字については、バーコード
の読取りの前後又はこれに並行して文字認識部7により
読取りが行われる。
【0039】以上説明した本装置1によれば、帳票10
に印刷されるバーコード11を包含するように予め印刷
範囲50を設定しているので、印刷範囲50のイメージ
の射影を検出することで、バーコード11の位置情報を
求めることができ、バーコード11の印刷位置が若干ず
れても、バーコード11の読取りが可能となる。また、
バーコード11全体に亘って複数の走査線53を設定し
ているので、バーコード11のイメージの一部に画像の
乱れがあっても、画像の乱れのない他の部分からバーコ
ード11を正しく読み取ることができ、バーコード11
のイメージを有効に使うことができる。また、バーコー
ド11のイメージからはバーコード11の読取りが困難
な場合でも、バーコード対応文字12を認識すること
で、バーコード11に対応した文字コードを得ることが
できる。また、一回目の走査で読取りが正しければ、そ
れ以上走査を行わないので、効率的なバーコード11の
読取りを行うことができる。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態例に限定さ
れず、種々な形態が可能である。
【0041】例えば、上記実施の形態例では、バーコー
ドのイメージ上に設定した走査線に対する読取りが全て
エラーの場合に、バーコード対応文字を認識するように
したが、設定した走査線のうち一部(1回も含む)にエ
ラーが発生した場合に、バーコード対応文字を認識する
ようにしてもよい。
【0042】また、上記実施の形態例では、バーコード
対応文字がバーコードの下側に印刷されている場合につ
いて説明したが、バーコードの近傍、例えばバーコード
の左右、上側に印刷されている場合にも本発明は適用で
きる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、帳票に印
刷されるバーコードを包含するように予め設定された印
刷範囲情報に基づいてバーコードの位置情報を求めてい
るので、バーコードの印刷位置が若干ずれても、バーコ
ードの読取りが可能となる。また、バーコード全体に亘
って複数の走査線を設定することにより、バーコードの
イメージの一部に画像の乱れがあっても、画像の乱れの
ない他の部分から正しくバーコードを読み取ることがで
きる。また、一回目の走査で読取りが正しければ、それ
以上走査を行わないので、効率的なバーコードの読取り
を行うことができる。従って、バーコードの印刷状態や
汚れ、スキャナの性能等による画像の乱れに影響を受け
難くく、確実かつ効率的なバーコードの読取りが可能と
なる。
【0044】また、バーコードのイメージからはバーコ
ードの読取りが困難な場合でも、バーコード対応文字を
認識することで、バーコードに対応した文字コードを得
ることができるので、より確実なバーコードの読取りが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学的文字読取装置のブロック図
【図2】本発明に係るFC情報格納部に格納されるFC
情報を示す図
【図3】本発明に係るバーコード辞書部に格納されてい
る文字と01パターンの対応表を示す図
【図4】本発明に係るバーコード読取部の動作を説明す
るための図
【図5】本発明に係るバーコード読取部の動作を説明す
るための図
【図6】本発明に係る文字認識部の動作を説明するため
の図
【図7】バーコードが印刷された帳票の一例を示す図
【図8】本発明に係る光学的文字読取装置の動作を示す
フローチャート
【符号の説明】
1 光学的文字読取装置 2 スキャナ 3 シートバッファ 5 バーコード読取部 7 文字認識部 9 制御部 10 帳票 11 バーコード 12 バーコード対応文字 50 印刷範囲 53 走査線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字及びバーコードが印刷された帳票か
    ら前記文字及びバーコードを読み取る光学的文字読取装
    置において、 前記帳票のイメージを検出する検出手段と、 この検出手段が検出した帳票のイメージを記憶する記憶
    手段と、 前記帳票に印刷されるバーコードを包含するように予め
    設定された印刷範囲情報に基づいて前記記憶手段が記憶
    するイメージから前記帳票に印刷されたバーコードの位
    置情報を求め、この位置情報に基づいて前記記憶手段が
    記憶するバーコードのイメージ上にバーコード全体に亘
    って複数の走査線を設定する設定手段と、 この設定手
    段により設定された複数の走査線のうち1つの走査線を
    走査して前記バーコードの読取り及びその正誤判定を行
    い、バーコード読取結果として出力するバーコード読取
    手段と、 前記バーコード読取結果によりバーコードの読取りが誤
    りの場合は、未走査の他の走査線を走査してバーコード
    の読取りを行うよう前記バーコード読取手段を制御する
    制御手段と、 を有することを特徴とする光学的文字読取装置。
  2. 【請求項2】 文字とバーコード及びその意味を示すバ
    ーコード対応文字が印刷された帳票から前記文字及びバ
    ーコードを読み取る光学的文字読取装置において、 前記帳票のイメージを検出する検出手段と、 この検出手段が検出した帳票のイメージを基にバーコー
    ドの読取り及びその正誤判定を行い、バーコード読取結
    果として出力するバーコード読取手段と、 前記検出手段が検出したイメージを基に文字を認識する
    文字認識手段と、 前記バーコード読取結果によりバーコードの読取りが困
    難と判断した場合は、前記バーコード対応文字の認識を
    行うよう前記文字認識手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする光学的文字読取装置。
  3. 【請求項3】 文字とバーコード及びその意味を示すバ
    ーコード対応文字が印刷された帳票から前記文字及びバ
    ーコードを読み取る光学的文字読取装置において、 前記帳票のイメージを検出する検出手段と、 この検出手段が検出した帳票のイメージを記憶する記憶
    手段と、 前記帳票に印刷されるバーコード及びバーコード対応文
    字を包含するように予め設定された印刷範囲情報に基づ
    いて前記記憶手段が記憶するイメージから前記帳票に印
    刷されたバーコード及びバーコード対応文字の位置情報
    を求め、この位置情報に基づいて前記記憶手段が記憶す
    るバーコードのイメージ上にバーコード全体に亘って複
    数の走査線を設定する設定手段と、 この設定手段により設定された複数の走査線のうち1つ
    の走査線を走査して前記バーコードの読取り及びその正
    誤判定を行い、バーコード読取結果として出力するバー
    コード読取手段と、 前記記憶手段が記憶する帳票のイメージを基に文字を認
    識する文字認識手段と、 前記バーコード読取結果によ
    りバーコードの読取りが誤りの場合は、未走査の他の走
    査線を走査してバーコードの読取りを行うよう前記バー
    コード読取手段を制御するとともに、前記設定された複
    数の走査線に対するバーコードの読取りが全て誤りの場
    合は、前記設定手段が求めたバーコード対応文字の位置
    情報に基づいて前記バーコード対応文字の認識を行うよ
    う前記文字認識手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする光学的文字読取装置。
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