JPH09232522A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09232522A
JPH09232522A JP5820596A JP5820596A JPH09232522A JP H09232522 A JPH09232522 A JP H09232522A JP 5820596 A JP5820596 A JP 5820596A JP 5820596 A JP5820596 A JP 5820596A JP H09232522 A JPH09232522 A JP H09232522A
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effect transistor
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JP5820596A
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Inventor
Yoichi Ejiri
洋一 江尻
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FETを可変抵抗素子として利用するとき
に、FETのソース・ドレイン間のバイアス電圧に影響
されずに、ゲートバイアス電圧の下でほぼ一定の抵抗値
が得られる半導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 JFET10のソース・ドレイン間に抵
抗素子20(抵抗値R2)を接続する。JFET10が
オン状態のときは、ソース・ドレイン間のチャネル抵抗
値は低い値R1 を示し、ソース・ドレイン間の合成抵抗
値Rは(R1 ×R2 )/(R1 +R2 )で、一定であ
る。JFET10がオフ状態のときは、ソース・ドレイ
ン間のチャネル抵抗値はR2 に比べて十分高くなるた
め、ソース・ドレイン間の合成抵抗値RはほぼR2 に等
しく、実質的に一定である。従って、ソース・ドレイン
間のバイアス電圧によらず、JFET10のオン・オフ
状態に対してそれぞれ一定の抵抗値を示す可変抵抗素子
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電界効果トランジス
タを利用して可変抵抗素子を構成した半導体装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、可変抵抗素子として電界効果
トランジスタ(Field Effect Transistor:以下、FET
という。)を利用する方法が知られている。この方法
は、FETのゲートに印加するバイアス電圧を変化させ
ることでソースとドレインとの間のチャネル抵抗値を変
化させ、これを可変抵抗素子として利用しようとするも
のである。この場合、チャネル抵抗値は、ゲートのバイ
アス電圧のほか、ソースとドレインとの間のバイアス電
圧によっても変動する。これは、一般にFETでは、飽
和領域以外において、ゲートにバイアス電圧を印加した
状態でソース・ドレイン間のバイアス電圧を変化させる
とチャネル抵抗値が変化することによる。特に、チャネ
ル抵抗値が高い状態では、ソース・ドレイン間のバイア
ス電圧の変化に伴うチャネル抵抗値の変動は大きくな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図11は一般なFET
を表し、図12はこのFETを可変抵抗素子として用い
た場合の素子特性を表すものである。図12において、
横軸はFETのソース・ドレイン(S−D)間バイアス
電圧を示し、縦軸はチャネル抵抗値Rをそれぞれ示して
いる。
【0004】図12に示したように、ゲートバイアス電
圧を印加していない状態(VG =0V)では、ソース・
ドレイン間のバイアス電圧の変動に対するチャネル抵抗
値の変動は少なく、例えばソース・ドレイン間のバイア
ス電圧が0.2V〜1.2V程度の範囲では、チャネル
抵抗値はほぼ一定である。ところが、ゲートバイアス電
圧として例えば1V(VG =1V)を印加し、ソース・
ドレイン間のチャネル抵抗値が上昇した状態では、ソー
ス・ドレイン間のバイアス電圧の変化に伴ってチャネル
抵抗値は大きく変動してしまい、抵抗素子としての用を
なさない。
【0005】このようなソース・ドレイン間のバイアス
電圧の変動に伴うチャネル抵抗値の変動は、入力信号の
波形に対する出力信号波形の歪みとなって現れる。そし
て、この出力波形の歪みは、光通信をはじめ多くの分野
において問題となる。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、FETを可変抵抗素子として利用す
る場合において、FETのソース・ドレイン間バイアス
電圧の変動に影響されずに、印加されたあるゲートバイ
アス電圧の下ではほぼ一定の抵抗値が得られ、入力信号
波形に対し歪みの少ない出力信号波形を得ることができ
る半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、ゲートに印加されるバイアス電圧に応じてソースと
ドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する電界効果ト
ランジスタと、電界効果トランジスタのオン時における
ソースとドレインとの間のチャネル抵抗値より高い抵抗
値を有し、電界効果トランジスタのソースとドレインと
の間に接続された抵抗素子とを備えている。
【0008】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、ゲートに印加されるバイアス電圧に応じてソースと
ドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する電界効果ト
ランジスタと、電界効果トランジスタのオン時における
ソースとドレインとの間のチャネル抵抗値より高い抵抗
値を有し、電界効果トランジスタのソースとドレインと
の間に接続された抵抗素子とを備えた半導体装置の製造
方法であって、前記ソースおよびドレインの取り出し電
極となる層と前記抵抗素子となる層とを同一工程で形成
するように構成したものである。
【0009】本発明に係る他の半導体装置の製造方法
は、ゲートに印加されるバイアス電圧に応じてソースと
ドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する電界効果ト
ランジスタと、電界効果トランジスタのオン時における
ソースとドレインとの間のチャネル抵抗値より高い抵抗
値を有し、電界効果トランジスタのソースとドレインと
の間に接続された抵抗素子とを備えた半導体装置の製造
方法であって、ゲートの取り出し電極となる層と前記抵
抗素子となる層とを同一工程で形成するように構成した
ものである。
【0010】本発明の半導体装置では、電界効果トラン
ジスタのオン時においては、抵抗素子の抵抗値と電界効
果トランジスタのチャネル抵抗値との並列接続による合
成抵抗値(ほぼ一定値)が可変抵抗素子としての抵抗値
となり、電界効果トランジスタのオフ時においては、抵
抗素子の抵抗値(ほぼ一定値)が可変抵抗素子としての
抵抗値となる。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法では、抵抗
素子となる層はソース・ドレイン取り出し電極を形成す
る工程において同時に形成される。また、他の半導体装
置の製造方法では、抵抗素子となる層はゲート取り出し
電極を形成する工程において同時に形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施の形態に係る半導体
装置の回路構成を表すものである。この半導体装置は、
例えば接合型電界効果トランジスタ(JFET)10
と、このJFET10のソース(S)とドレイン(D)
との間に並列接続された固定抵抗値の抵抗素子20とを
備えている。抵抗素子20は、後述するように、例えば
多結晶シリコン膜によって形成される。
【0014】ここで、JFET10のオン時におけるソ
ース・ドレイン間のチャネル抵抗値をR1 、抵抗素子2
0の抵抗値をR2 とする。R1 およびR2 はそれぞれ一
定値であり、次の(1)式を満たすものとする。 R2 >R1 ……(1)
【0015】次に、図2を参照して、以上のような構成
の半導体装置の作用を説明する。なお、この図で横軸は
FETのソース・ドレイン(S−D)間のバイアス電圧
を示し、縦軸はJFET10のソース・ドレイン間のチ
ャネル抵抗値と抵抗素子20の抵抗値との合成抵抗値R
を示している。
【0016】まず、ゲートにバイアス電圧を印加してい
ないとき(VG =0V)には、JFET10はオン状態
となり、そのときのソース・ドレイン間のチャネル抵抗
値R1 は低い値を示す。このとき、ソース端子11とド
レイン端子12との間の合成抵抗値Rは次の(2)式で
表される。 R=(R1 ×R2 )/(R1 +R2 ) ……(2) この(2)式から明らかなように、R1 およびR2 は共
に一定値であるから合成抵抗値Rも一定となり、図2に
示したようになる。
【0017】一方、ゲートにバイアス電圧を印加したと
き(VG >VP )には、JFET10はオフ状態とな
り、そのソース・ドレイン間のチャネル抵抗値は抵抗素
子20の抵抗値R2 に比べて十分高い値R1 ′を示す。
但し、VP はピンチオフ電圧、すなわちドレイン電圧を
高くしてゲート電圧との差がドレイン近傍で小さくなる
とドレイン近傍でチャネルが消えるが、そのときのドレ
イン電圧である。このとき、ソース端子11とドレイン
端子12との間の合成抵抗値Rは、次の(3)式で表さ
れる。 R=(R1 ′×R2 )/(R1 ′+R2 ) =R2 /(1+R2 /R1 ′) ≒R2 ……(3) この(3)式から明らかなように、抵抗素子20の抵抗
値R2 は一定値であるから合成抵抗値Rも一定となり、
図2に示したようになる。
【0018】すなわち、JFET10のチャネル抵抗値
が高い場合であっても、低い場合であっても、合成抵抗
値Rは、ソース・ドレイン間のバイアス電圧の変動にか
かわらず殆ど変動しない。従って、ソース・ドレイン間
のバイアス電圧の変動によらず、ゲート電圧に応じた実
質的に一定の抵抗値を有する可変抵抗素子を構成するこ
とが可能となる。
【0019】図3(a),(b)は図1に示した半導体
装置の具体的な素子構造を表すものである。ここで、図
(b)は主要層の平面構成を表し、図(a)は図(b)
におけるA−A′線に沿った断面構成を表している。
【0020】これらの図に示したように、p型のシリコ
ン基板31上には、エピタキシャル成長法により形成さ
れたn型の単結晶シリコン半導体層32が形成されてい
る。JFET10(図1)が形成されるべき領域におけ
るシリコン基板31と単結晶シリコン半導体層32の境
界部近傍には、高濃度のn型不純物を含むn+ 埋め込み
領域33が選択的に形成されている。JFET10の形
成領域から離れた所定の領域には、図3(b)に示した
ように、n+ 埋め込み領域33にまで達するn+ 型の電
極取り出し領域51が選択的に形成されている。
【0021】単結晶シリコン半導体層32の表面近傍に
は、JFET10が形成されるべき領域を除き、選択酸
化法(LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法)に
よる厚いシリコン酸化膜からなる素子分離領域34−
1,34−2が形成されている。さらにこれらの素子分
離領域34−1,34−2の下側には、高濃度のp型不
純物を含むp+ 領域35−1,35−2がそれぞれシリ
コン基板31に達するように形成されている。
【0022】JFET10が形成されるべき領域の単結
晶シリコン半導体層32の表面近傍には、JFET10
のソース,ドレイン領域となるp+ 拡散領域36−1,
36−2と、これらのp+ 拡散領域36−1,36−2
によって挟まれる形で配置されたp型のチャネル領域3
7と、このチャネル領域37の中央部表面近傍に配置さ
れたn型のゲート領域38とが形成されている。チャネ
ル領域37とn+ 埋め込み領域33との間にはn型不純
物領域40によって接続されている。このn型不純物領
域40はJFET10のバックゲートとなるものであ
り、その存在によってJFET10の特性向上(例え
ば、チャネルの閉じ方が良好となる等)および特性安定
化を図ることができる。
【0023】JFET10が形成されるべき領域を除く
素子分離領域34−1,34−2上には、シリコン酸化
膜等からなる絶縁層39が形成され、さらに、JFET
10が形成されるべき領域および絶縁層39の上にはp
型不純物を含む多結晶シリコン層41−1〜41−3が
選択的に形成されている。このうち、多結晶シリコン層
41−1,41−2は、各一端部がp+ 拡散領域36−
1,36−2に接続されると共に各他端部は絶縁層39
上に延びており、それぞれ、JFET10のソース取り
出し電極およびドレイン取り出し電極となる。また、多
結晶シリコン層41−3は、その全体が絶縁層39上に
形成されており、抵抗素子20(図1)として機能する
ようになっている。
【0024】以上の素子構造を覆って全面にシリコン酸
化膜等からなる絶縁層42が形成されている。そして、
絶縁層39および絶縁層42を貫通して単結晶シリコン
半導体層32の表面に達する開口43が形成され、その
内側面にシリコン酸化膜等の絶縁膜からなるサイドウォ
ール(側壁)44が形成されている。チャネル領域37
は開口43によって画定される領域に形成されており、
ゲート領域38はサイドウォール44によって画定され
る領域に形成されている。
【0025】ゲート領域38上からJFET10が形成
される領域の絶縁層42上にかけては、第2層目の多結
晶シリコン層46が選択的に形成されている。この多結
晶シリコン層46はゲート領域38に接続されており、
ゲート取り出し電極として機能するものである。
【0026】絶縁層42には、それぞれ多結晶シリコン
層41−1,41−2に達するコンタクトホール48−
1,48−2と、多結晶シリコン層41−3に達するコ
ンタクトホール48−3,48−4と、n+ 型の電極取
り出し領域51に達するコンタクトホール48−5とが
形成されている。そして、絶縁層42および多結晶シリ
コン層46上には、アルミニウム(Al)等からなる金
属配線層49−1〜49−4が形成され、所定の形状に
パターニングされている。
【0027】このうち、金属配線層49−1は、コンタ
クトホール48−1,48−4を介して、多結晶シリコ
ン層41−1(JFET10のソース)と多結晶シリコ
ン層41−3(抵抗素子20)の一端部とを接続すると
共に、図示しない信号源あるいは電源等に接続され、ま
た、金属配線層49−2は、コンタクトホール48−
2,48−3を介して、多結晶シリコン層41−2(J
FET10のドレイン)と多結晶シリコン層41−3
(抵抗素子20)の他端部とを接続すると共に接地ある
いは電源等に接続されている。すなわち、抵抗素子20
はJFET10のソース・ドレイン間に並列接続されて
いる。また、図3(b)に示したように、金属配線層4
9−3はコンタクトホール48−5を介してn+ 型の電
極取り出し領域51に接続されている。金属配線層49
−4はゲート取り出し電極としての多結晶シリコン層4
6に接続されている。
【0028】次に、図4,図5および先の図3(a)を
参照して、以上のような構成の半導体装置の製造方法を
説明する。
【0029】図4(a)は、p型のシリコン基板31上
にn型の単結晶シリコン半導体層32を形成すると共
に、FET形成領域におけるシリコン基板31と単結晶
シリコン半導体層32との境界部近傍にn+ 埋め込み領
域33を選択的に形成し、JFET形成領域を除く領域
に素子分離領域34−1,34−2を形成し、さらにこ
れらの素子分離領域34−1,34−2の下側にシリコ
ン基板31に達するようにして高濃度のp型不純物を含
むp+ 領域35−1,35−2を形成した状態を表して
いる。一方、図4(a)には図示しないがJFET10
の形成領域から離れた所定の領域には、n+ 埋め込み領
域33にまで達するn+ 型の電極取り出し領域51(図
3(b)参照)が選択的に形成されている。ここまでは
公知の方法であるので、その具体的説明は省略し、以下
の工程について詳細に説明する。
【0030】すなわち、同図(a)に示したように、例
えば熱酸化法によりJFET形成領域を除く領域に絶縁
層(シリコン酸化膜)39を選択的に形成する。次に、
例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により全
面にp型不純物を含む多結晶シリコン層を形成したの
ち、これをパターニングして、JFET10のソース
(ドレイン)取り出し電極となる多結晶シリコン層41
−1(41−2)と抵抗素子20となる多結晶シリコン
層41−3とを形成する。その際、不純物濃度やパター
ンの縦横比率等を選択することにより、多結晶シリコン
層41−3に任意の抵抗値を与えることが可能である。
なお、多結晶シリコン層41−1(41−2)と多結晶
シリコン層41−3の不純物濃度は必ずしも同一である
必要はなく、必要に応じて異ならせるようにしてもよ
い。但し、この場合には不純物導入工程は2段階とな
る。
【0031】次に、同図(b)に示したように、全面に
シリコン酸化膜等からなる絶縁層42を形成したのち、
JFET形成領域の中央部(チャネル領域37となる領
域)に、絶縁層42および多結晶シリコン層41−1
(41−2)を貫通して単結晶シリコン半導体層32に
達する開口43を形成する。この開口43の形成は例え
ば、まず、絶縁層42をドライエッチングにより選択的
にエッチングして窓を設けたのち、この窓を通じて多結
晶シリコン層41−1(41−2)を選択的にエッチン
グすることで行う。この場合の多結晶シリコン層41−
1(41−2)のエッチングは、例えばKOH(水酸化
カリウム)溶液あるいはAPW液(エチレンジアミンと
ピロカテコールとH2 Oとの混合溶液)を用いたウェッ
トエッチングによって行う。なお、開口43は、絶縁層
42をドライエッチングにより選択的にエッチングして
窓を設けたのち、これに用いた同じレジストマスクを利
用してRIE(反応性イオンエッチング)法によって多
結晶シリコン層41−1(41−2)をエッチングする
ことによって形成するようにしてもよい。
【0032】次に、図5(a)に示したように、開口4
3を通じてBF2 + (フッ化ボロン)またはB+ (ボロ
ン)等のp型不純物を単結晶シリコン半導体層32の表
面近傍にイオン注入する。このときのBF2 + の打ち込
みエネルギーは例えば150keV、ドーズ量は例えば
1.5×1012/cm2 とする。B+ の場合は、打ち込
みエネルギーは例えば60keV、ドーズ量は1.5×
1012/cm2 とする。さらに、P(リン),As(砒
素)あるいはSb(アンチモン)等のn型不純物を単結
晶シリコン半導体層32の深部(n+ 埋め込み領域33
とチャネル領域37との間の領域)にイオン注入する。
但し、バックゲートとしてのn型不純物領域40を設け
ない場合は、このn型不純物のイオン注入は行わない。
【0033】次に、同じく図5(a)に示したように、
熱処理を行うことにより、イオン注入したp型不純物を
活性化してp型のチャネル領域37を形成する。このと
き、同時に、多結晶シリコン層41−1,41−2中の
p型不純物が単結晶シリコン半導体層32中に熱拡散し
て、ソース,ドレインとなるp+ 拡散領域36−1,3
6−2が形成されると共に、バックゲート形成のために
イオン注入したn型不純物が活性化されてn+ 埋め込み
領域33とチャネル領域37との間を接続するn型不純
物領域40が形成される。
【0034】次に、同図(b)に示したように、例えば
CVD法により全面にシリコン酸化膜等からなる絶縁膜
を形成した後、これをRIE(Reactive Ion Etching)
等の異方性エッチング法によって除去し、開口43の内
側面にサイドウォール44を形成する。続いて、Asま
たはP等のn型不純物を含む第2層目の多結晶シリコン
層46を全面に形成し、あるいは不純物を含まない多結
晶シリコン層を形成した後、これにAsまたはP等のn
型不純物をイオン注入し、これを熱処理することによ
り、多結晶シリコン層46中のn型不純物をチャネル領
域37中に熱拡散させて、n型のゲート領域38を形成
する。
【0035】次に、前述の図3(a)に示したように、
JFET形成領域以外の多結晶シリコン層46を除去す
るようにパターニングを行い、さらに、絶縁層42を貫
通して多結晶シリコン層41−1,41−2に達するコ
ンタクトホール48−1,48−2と、多結晶シリコン
層41−3に達するコンタクトホール48−3,48−
4と、n+ 型の電極取り出し領域51に達するコンタク
トホール48−5とを形成する。
【0036】次に、これらのコンタクトホール48−1
〜48−5を覆うようにして、Al(アルミニウム)、
Al−SiまたはAl−Si−Cuからなる金属配線層
を形成し、これをパターニングして、金属配線層49−
1〜49−4を形成する。このとき金属配線層49−1
は、コンタクトホール48−1,48−4によって多結
晶シリコン層41−1(JFET10のソース)と多結
晶シリコン層41−3(抵抗素子20)の一端部との間
を接続すると共にこれらを図示しない信号源あるいは電
源等に接続するようにパターニングする。また、金属配
線層49−2は、コンタクトホール48−2,48−3
によって多結晶シリコン層41−2(JFET10のド
レイン)と多結晶シリコン層41−3(抵抗素子20)
の他端部との間を接続すると共にこれらを図示しない接
地あるいは電源等に接続するようにパターニングする。
これにより、抵抗素子20はJFET10のソース・ド
レイン間に並列接続される。金属配線層49−3は、コ
ンタクトホール48−5によってn+ 型の電極取り出し
領域51と図示しない電源との間を接続するようにパタ
ーニングし、金属配線層49−4は、多結晶シリコン層
46と図示しない電源との間を接続するようにパターニ
ングする。そして、以上の構造を覆うようにして図示し
ない保護膜(パッシベーション膜)等を形成する。
【0037】以上により、ソース領域(p+ 拡散領域3
6−1),ドレイン領域(p+ 拡散領域36−2)およ
びゲート領域38からなるJFET10と、1層目の多
結晶シリコン層41−3からなる抵抗素子20とが形成
され、pチャネルJFETと抵抗素子とを並列接続して
なる可変抵抗素子としての半導体装置が得られる。
【0038】次に、本発明の他の実施の形態に係る半導
体装置について説明する。
【0039】図6(a),(b)は、本発明の他の実施
の形態に係る半導体装置の素子構造を表すものである。
ここで、同図(b)は主要層の平面構成を表し、図
(a)は図(b)におけるA−A′線に沿った断面構成
を表している。なお、この図で、上記実施の形態(図
3)と同一構成要素には同一符号を付して適宜その説明
は省略する。
【0040】上記の実施の形態(図3〜図5)は、JF
ET10のソース・ドレイン間に並列接続する抵抗素子
20を第1層目の多結晶シリコン層(すなわち、ソース
・ドレイン取り出し電極(多結晶シリコン層41−1,
41−2)と同一工程で形成した多結晶シリコン層41
−3)によって構成したものであるが、これに対して、
本実施の形態は、かかる抵抗素子20を第2層目の多結
晶シリコン層(すなわち、ゲート取り出し電極用として
形成した多結晶シリコン層)で構成するものである。
【0041】すなわち、本実施の形態の半導体装置で
は、図6(a),(b)に示したように第1層目の多結
晶シリコン層としては、JFET10のソース、ドレイ
ン取り出し電極となる多結晶シリコン層41−1,41
−2のみが形成されている一方、第2層目の多結晶シリ
コン層としては、ゲート取り出し電極となる多結晶シリ
コン層46−1のほか、絶縁層42上に多結晶シリコン
層46−2が形成されており、この多結晶シリコン層4
6−2を抵抗素子20として利用するようにしている。
【0042】絶縁層42およびその上に形成された多結
晶シリコン層46−1,46−2は、絶縁層60によっ
て覆われている。そして、ソース取り出し電極である多
結晶シリコン層41−1と金属配線層49−1との間、
およびドレイン取り出し電極である多結晶シリコン層4
1−2と金属配線層49−2との間は、絶縁層42,6
0を貫通して形成されたコンタクトホール148−1,
148−2によって接続され、多結晶シリコン層46−
2と金属配線層49−2,49−1との間は、絶縁層6
0を貫通して形成されたコンタクトホール148−3,
148−4によって接続されている。また、図6(b)
に示したように、n+ 型の電極取り出し領域51と金属
配線層49−3との間は、絶縁層42,60を貫通して
形成されたコンタクトホール148−5によって接続さ
れている。さらに、ゲート取り出し電極である多結晶シ
リコン層46−1と金属配線層49−4との間は、絶縁
層60を貫通して形成されたコンタクトホール148−
6によって接続されている。その他の構成は、図3と同
様である。
【0043】次に、図7ないし図9を参照して、以上の
ような構成の半導体装置の製造方法を説明する。
【0044】本製造方法のうち、p型のシリコン基板3
1上への単結晶シリコン半導体層32の形成、素子分離
領域34−1,34−2、p+ 領域35−1,35−2
の形成、およびn+ 型の電極取り出し領域51の形成工
程については、上記実施の形態と同様である。
【0045】本実施の形態では、これらの工程の後、図
7(a)に示したように、JFET形成領域を除く領域
に絶縁層39を選択的に形成した後、例えばCVD法に
より全面にp型不純物を含む多結晶シリコン層を形成
し、これをパターニングしてJFET10のソース(ド
レイン)取り出し電極となる多結晶シリコン層41−1
(41−2)を形成する。
【0046】次に、同図(b)に示したように、全面に
シリコン酸化膜等からなる絶縁層42を形成したのち、
JFET形成領域の中央部(チャネル領域37となる領
域)に、絶縁層42および多結晶シリコン層41−1
(41−2)を貫通して単結晶シリコン半導体層32に
達する開口43を形成する。この開口43の形成は、上
記実施の形態(図4(b))で説明したと同様の方法で
行う。
【0047】次に、図8(a)に示したように、開口4
3を通じてBF2 + またはB+ 等のp型不純物を単結晶
シリコン半導体層32の表面近傍にイオン注入する。こ
のときのイオン注入条件は、上記実施の形態(図5
(a))で説明したと同様である。バックゲートとして
のn型不純物領域40を設ける場合は、さらに、P,A
sあるいはSb等のn型不純物を単結晶シリコン半導体
層32の深部(n+ 埋め込み領域33とチャネル領域3
7との間の領域)にイオン注入する。
【0048】続いて、同じく図8(a)に示したように
熱処理を行うことにより、イオン注入したp型不純物を
活性化してp型のチャネル領域37を形成すると同時
に、多結晶シリコン層41−1,41−2中のp型不純
物を単結晶シリコン半導体層32中に熱拡散させてソー
ス,ドレインとなるp+ 拡散領域36−1,36−2を
形成する。また、バックゲート形成のためにイオン注入
したn型不純物が活性化されてn+ 埋め込み領域33と
チャネル領域37との間を接続するn型不純物領域40
が形成される。
【0049】次に、同図(b)に示したように、上記実
施の形態(図5)で説明したと同様にして、開口43の
内側面にサイドウォール44を形成した後、Asまたは
P等のn型不純物を含む第2層目の多結晶シリコン層4
6を全面に形成し、あるいは不純物を含まない多結晶シ
リコン層を形成した後、これにAsまたはP等のn型不
純物をイオン注入し、これを熱処理することにより多結
晶シリコン層46中のn型不純物をチャネル領域37中
に熱拡散させて、n型のゲート領域38を形成する。
【0050】次に、図9(a)に示したように、JFE
T形成領域におけるゲート取り出し電極となる多結晶シ
リコン層46−1と、絶縁層42上における抵抗素子2
0となる多結晶シリコン層46−2とを残すように多結
晶シリコン層46をパターニングする。その際、多結晶
シリコン層46−2の不純物濃度やパターンの縦横比率
等を選択することにより、多結晶シリコン層46−2に
任意の抵抗値を与えることが可能である。なお、多結晶
シリコン層46−1と多結晶シリコン層46−2の不純
物濃度は必ずしも同一である必要はなく、必要に応じて
異ならせるようにしてもよい。但し、その場合には不純
物導入工程は2段階となる。続いて、同図9(b)に示
したように、絶縁層42およびその上に形成された多結
晶シリコン層46−1,46−2上に、例えばCVD法
によりシリコン酸化膜からなる絶縁層60を形成する。
【0051】次に、前述の図6(a),(b)に示した
ように、絶縁層42,60を貫通して多結晶シリコン層
41−1,41−2に達するコンタクトホール148−
1,148−2と、絶縁層60を貫通して多結晶シリコ
ン層46−2に達するコンタクトホール148−3,1
48−4と、絶縁層42,60を貫通してn+ 型の電極
取り出し領域51に達するコンタクトホール148−5
とを形成する。
【0052】続いて、同図6(a),(b)に示したよ
うに、上記の各コンタクトホールを覆うようにして、A
l、Al−SiまたはAl−Si−Cuからなる金属配
線層を形成し、これをパターニングして、金属配線層4
9−1〜49−4を形成する。このとき、金属配線層4
9−1は、コンタクトホール148−1,148−4に
よって多結晶シリコン層41−1(JFET10のソー
ス)と多結晶シリコン層46−2(抵抗素子20)の一
端部との間を接続すると共にこれらを図示しない信号源
あるいは電源等に接続するようにパターニングし、ま
た、金属配線層49−2は、コンタクトホール148−
2,148−3によって多結晶シリコン層41−2(J
FET10のドレイン)と多結晶シリコン層46−2
(抵抗素子20)の他端部との間を接続すると共にこれ
らを図示しない接地あるいは電源等に接続するようにパ
ターニングする。これにより、抵抗素子20はJFET
10のソース・ドレイン間に並列接続される。金属配線
層49−3は、コンタクトホール148−5によってn
+ 型の電極取り出し領域51と図示しない電源との間を
接続するようにパターニングし、金属配線層49−4
は、多結晶シリコン層46と図示しない電源との間を接
続するようにパターニングする。そして、以上の構造を
覆うようにして図示しない保護膜(パッシベーション
膜)等を形成する。
【0053】以上により、ソース領域(p+ 拡散領域3
6−1)、ドレイン領域(p+ 拡散領域36−2)およ
びゲート領域38からなるJFET10と、2層目の多
結晶シリコン層46−2からなる抵抗素子20とが形成
され、pチャネルJFETと抵抗素子とを並列接続して
なる可変抵抗素子としての半導体装置が得られる。
【0054】なお、以上2つの実施の形態では、pチャ
ネル型JFETのソース・ドレイン間に並列接続される
抵抗素子20をp型不純物を含む多結晶シリコン抵抗素
子で構成する場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、n型不純物を含む多結晶シリ
コン抵抗素子、あるいは単結晶中に不純物を拡散して得
られる拡散抵抗を利用して構成することも可能である。
【0055】また、図1に示した実施の形態では、1つ
のJFET10のソース・ドレイン間に抵抗素子20を
接続して可変抵抗素子を構成する場合について説明した
が、例えば図10に示したように、2つのJFET10
−1,JFET10−2のソース・ドレイン間を相互に
並列接続すると共に、このソース・ドレイン間に抵抗素
子20を並列接続して可変抵抗素子を構成することも可
能である。この場合、JFET10−1,JFET10
−2のオン時におけるソース・ドレイン間のチャネル抵
抗値をそれぞれR1 ,R2 とし、抵抗素子20の抵抗値
をR3 とすると、次のように4段階の可変抵抗値を実現
することができる。
【0056】すなわち、まず、JFET10−1,JF
ET10−2の双方をオン状態にしたときには、R1
2 およびR3 の並列接続状態となるから、その合成抵
抗値Rは次の(4)式で表される値となる。 R=(R1 ×R2 ×R3 )/(R1 ×R2 +R2 ×R3 +R3 ×R1 ) ……(4)
【0057】また、JFET10−1をオン状態,JF
ET10−2をオフ状態にしたときには、R1 とR3
並列接続状態となるから、その合成抵抗値Rは次の
(5)式で表される値となる。 R=(R1 ×R3 )/(R1 +R3 ) ……(5)
【0058】また、JFET10−1をオフ,JFET
10−2をオン状態にしたときには、R2 とR3 の並列
接続状態となるから、その合成抵抗値Rは次の(6)式
で表される値となる。 R=(R2 ×R3 )/(R2 +R3 ) ……(6)
【0059】さらに、JFET10−1,JFET10
−2の双方をオフ状態にしたときには、R3 のみの状態
にほぼ等しいから、その合成抵抗値Rは次の(7)式で
表される値となる。 R≒R3 ……(7)
【0060】同様にして、3つのJFETと1つの抵抗
素子とを並列接続すると、各JFETのオン・オフの組
合せから、23 =8段階の可変抵抗素子を実現すること
ができる。従って、一般に、n個のJFETと1つの抵
抗素子とを並列接続すると、2n 段階の可変抵抗素子を
実現することができる。
【0061】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、その均等の範囲で種々変形可能である。例えば、以
上の各実施の形態では、接合型電界効果トランジスタ
(JFET)を例として説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他のタイプの電界効果トランジ
スタ、例えば、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor) 型
やMES(Metal-Semiconductor) 型等を利用することも
可能である。但し、1つの半導体チップ上に本発明の可
変抵抗素子とバイポーラトランジスタとを混載する場合
には、多くの製造工程が重複しており全体としての製造
工程数を少なくできる点でJFETを利用するのが有利
である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
によれば、電界効果トランジスタのソースとドレインと
の間に電界効果トランジスタのオン時におけるソースと
ドレイン間のチャネル抵抗値より高い抵抗値を有する抵
抗素子を接続して可変抵抗素子を構成するようにしたの
で、電界効果トランジスタのオン時は、抵抗素子の抵抗
値と電界効果トランジスタのチャネル抵抗値との並列接
続による合成抵抗値が可変抵抗素子としての抵抗値とな
って一定の低抵抗値を示し、電界効果トランジスタのオ
フ時は、抵抗素子の抵抗値が可変抵抗素子としての抵抗
値となって一定の高抵抗値を示す。すなわち、この半導
体装置は、電界効果トランジスタのオン・オフ状態に応
じて、一定の低抵抗値または一定の高抵抗値を示すこと
となり、ソース・ドレイン間バイアス電圧への依存性が
ない。このため、各種の応用分野において、入力信号波
形に対する出力信号波形の歪みがなくなり、高品質の信
号処理等が可能となるという効果がある。
【0063】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ソース・ドレイン取り出し電極の形成工程におい
て同時に抵抗素子となる層を形成するようにし、また、
他の半導体装置の製造方法によれば、ゲート取り出し電
極の形成工程において同時に抵抗素子となる層を形成す
るようにしたので、新たな工程を追加することなく、あ
るいは最低限の工程追加のみで上記特性を有する可変抵
抗素子を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の回路
構成を表す回路図である。
【図2】図1に示した半導体装置の可変抵抗素子として
の特性を表す図である。
【図3】図1の半導体装置の素子構造を表す断面図およ
び平面図である。
【図4】図3の半導体装置の製造方法における一工程を
表す断面図である。
【図5】図4に続く工程を表す断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る半導体装置の素
子構造を表す断面図および平面図である。
【図7】図6の半導体装置の製造方法における一工程を
表す断面図である。
【図8】図7に続く工程を表す断面図である。
【図9】図8に続く工程を表す断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態に係る半導体
装置の回路構成を表す回路図である。
【図11】一般的な電界効果トランジスタを表す図であ
る。
【図12】図11の電界効果トランジスタを用いて構成
した従来の可変抵抗素子の特性を表す図である。
【符号の説明】
10,10−1,10−2…JFET、20…抵抗素
子、31…シリコン基板、32…単結晶シリコン半導体
層、33…n+ 埋め込み領域、34−1,34−2…素
子分離領域、35−1,35−2…p+ 領域、36−1
…p+ 拡散領域(ソース領域)、36−2…p+ 拡散領
域(ドレイン領域)、37…チャネル領域、38…ゲー
ト領域、39,42,60…絶縁層、40…n型不純物
領域(バックゲート)、41−1…1層目多結晶シリコ
ン層(ソース取り出し電極)、41−2…1層目多結晶
シリコン層(ドレイン取り出し電極)、41−3…1層
目多結晶シリコン層(抵抗素子)、46,46−1…2
層目多結晶シリコン層(ゲート取り出し電極)、46−
2…2層目多結晶シリコン層(抵抗素子)、48−1〜
48−5…コンタクトホール、49−1〜49−4…金
属配線層、51…n+型の電極取り出し領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/808

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲートに印加されるバイアス電圧に応じ
    てソースとドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する
    電界効果トランジスタと、 前記電界効果トランジスタのオン時におけるソースとド
    レインとの間のチャネル抵抗値より高い抵抗値を有し、
    前記電界効果トランジスタのソースとドレインとの間に
    接続された抵抗素子とを備えたことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記電界効果トランジスタは接合型電界
    効果トランジスタであることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記電界効果トランジスタはMOS型電
    界効果トランジスタまたはMES型電界効果トランジス
    タであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗素子は多結晶シリコンを主成分
    として形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 ゲートに印加されるバイアス電圧に応じ
    てソースとドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する
    電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタの
    オン時におけるソースとドレインとの間のチャネル抵抗
    値より高い抵抗値を有し、前記電界効果トランジスタの
    ソースとドレインとの間に接続された抵抗素子とを備え
    た半導体装置の製造方法であって、 前記ソースおよびドレインの取り出し電極となる層と前
    記抵抗素子となる層とを同一工程で形成することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 ゲートに印加されるバイアス電圧に応じ
    てソースとドレインとの間のチャネル抵抗値が変化する
    電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタの
    オン時におけるソースとドレインとの間のチャネル抵抗
    値より高い抵抗値を有し、前記電界効果トランジスタの
    ソースとドレインとの間に接続された抵抗素子とを備え
    た半導体装置の製造方法であって、 前記ゲートの取り出し電極となる層と前記抵抗素子とな
    る層とを同一工程で形成することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電界効果トランジスタは接合型電界
    効果トランジスタであることを特徴とする請求項5記載
    の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記電界効果トランジスタは接合型電界
    効果トランジスタであることを特徴とする請求項6記載
    の半導体装置の製造方法。
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