JPH09231353A - カラー画像処理システム - Google Patents

カラー画像処理システム

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JPH09231353A
JPH09231353A JP8036627A JP3662796A JPH09231353A JP H09231353 A JPH09231353 A JP H09231353A JP 8036627 A JP8036627 A JP 8036627A JP 3662796 A JP3662796 A JP 3662796A JP H09231353 A JPH09231353 A JP H09231353A
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JP
Japan
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output
environment
input
profile
color
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Pending
Application number
JP8036627A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sawada
崇行 澤田
Tadanobu Kamiyama
忠信 神山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8036627A priority Critical patent/JPH09231353A/ja
Publication of JPH09231353A publication Critical patent/JPH09231353A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色再現に対するこれらの阻害要因に対応でき
るデバイスインディペンデントカラーの実現方法と色再
現方法を提供すること。 【解決手段】 入力環境判定手段と入力環境補正手段と
入力環境プロファイル格納部を入力環境要因毎に備え、
入力環境判定手段から出力される環境判定情報に応じ
て、入力環境プロファイル格納部から所定の入力環境プ
ロファイルデータが選択的に出力されて入力環境補正手
段に供給され、入力環境補正手段において、供給された
入力環境プロファイルを参照することにより、入力環境
の影響によって歪んだ色データを補正することを特徴と
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば、入力機器と
してのカラ−スキャナで読み取った出力機器としてのデ
ィスプレイ、カラ−プリンタに出力する場合の画像処理
を行なうカラ−画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像処理システムは、一般に主と
して入力機器、処理部、記憶部、出力機器から構成され
る。入力機器としては、カラースキャナ、ビデオカメ
ラ、ディジタルスチルカメラなどが、出力機器として
は、ディスプレイ、カラープリンタなどがそれぞれ用い
られる。また、処理部ではカラー画像の各種処理、解析
などが行われる。
【0003】カラー画像を扱う場合の問題点として、色
再現が忠実に行われないという点が従来からあった。例
えば、ディスプレイに表示した色と印刷した色とが異な
っていたり、印刷した色同士でもプリンタが異なると色
が異なったりということが起こっていた。これは、入出
力機器(デバイス)毎に特性が異なるために起きる現象
である。入力機器の特性としてはセンサーの分光感度な
どがあり、出力機器の特性には、ある色データに対応す
るインクの量などといったパラメータがある。
【0004】このような色再現の問題を解決するために
は、次の2点が実現される必要がある。 (1)同一の環境で同一の被写体の画像を入力した場
合、入力機器が異なっても同一の色データが得られる。 (2)同一の環境で同一の色データを出力した場合、出
力機器が異なっても同一の色が再現される(色差が許容
範囲内に収まる)。
【0005】(1)は入力機器毎の特性の相違を吸収
し、人間の視覚特性に基づいた色表現に変換することに
よって実現される。この様子を図7に示す。ある色光α
が入力機器Aに入力されると、機器Aから得られる色デ
ータは機器A固有の特性によって歪みを受けた色データ
[RαA ,GαA ,BαA ]となる。
【0006】同様に、入力機器を機器Bに置き換えると
機器B固有の特性によって歪みを受けた色データ[Rα
B ,GαB ,BαB ]が得られる。これら双方の色デー
タは環境と被写体が同一であるにも関わらず値が異なっ
ており、人間の視覚特性に基づく本来の色データ[R
α,Gα,Bα]または[Xα,Yα,Zα]を得る必
要がある。ここで、[Rα,Gα,Bα]はCIE・R
GB表色系における色光αの三刺激値であり、[Xα,
Yα,Zα]はCIE・XYZ表色系における色光αの
三刺激値である。これらは、デバイスの特性に依存しな
い色データであることからデバイスディペンデントカラ
ーと呼ばれる。以後、本明細書ではCIE・XYZ表色
系を用いるものとして記述する。
【0007】さて、色光αに対する機器固有の色データ
から[Xα,Yα,Zα]を求めるには、機器の特性を
記述したデータが必要である。機器の特性を記述したデ
ータはデバイスプロファイルと呼ばれる。例えば、機器
Aを用いた場合には[RαA,GαA ,BαA ]から
[Xα,Yα,Zα]を求めることになり、機器Aのデ
バイスプロファイル(プロファイルAと呼ぶことにす
る)を使用することになる。
【0008】(2)は、(1)で得られた色データ[X
α,Yα,Zα]から色光αを再現することである。こ
の様子を図7に示す。例えば、プリンタCを用いて印刷
を行う場合、[Xα,Yα,Zα]をプリンタCが色光
αを再現するためのデータ[CαC ,MαC ,YαC ,
KαC ]に変換する必要がある。同様に、プリンタDを
用いる場合は[CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]に変
換する必要がある。変換に際してはプリンタC用のプロ
ファイルCまたはプリンタD用のプロファイルDがそれ
ぞれ用いられる。
【0009】このように、システム内部では色データを
デバイスインディペンデントカラーで取り扱い、入出力
の際に、機器固有の特性を記述したデバイスプロファイ
ルを介して機器固有の色データとの変換を行うことによ
り、一貫した色の取り扱いと良好な色再現を実現しよう
とする方法が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によれば、デ
バイスの相違(型の違い)を原因とする色再現の悪化は
ある程度防ぐことが可能である。しかし、デバイスの相
違以外にも、撮影環境すなわち照明光源の分光分布、カ
ラースキャナで読みとる写真原稿のプリント品質や経時
変化、印刷用紙の紙質などの要因によって色データが大
きく影響を受け、入力時にデバイスインディペンデント
カラーを正しく求められなかったり、出力時の色再現性
が悪化するという問題がある。
【0011】また、デバイス自身についても特性の経時
変化や同一型番同士の個体差が大きく影響する場合があ
り、これも型番毎のデバイスプロファイルだけでは吸収
することはできない。本発明の目的は、色再現に対する
これらの阻害要因に対応できるデバイスインディペンデ
ントカラーの実現方法と色再現方法を提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わるカラ−
画像処理システムは、入力環境判定手段と入力環境補正
手段と入力環境プロファイル格納部を入力環境要因毎に
備え、入力環境判定手段から出力される環境判定情報に
応じて、入力環境プロファイル格納部から所定の入力環
境プロファイルデータが選択的に出力されて入力環境補
正手段に供給され、入力環境補正手段において、供給さ
れた入力環境プロファイルを参照することにより、入力
環境の影響によって歪んだ色データを補正することを特
徴とする。
【0013】請求項2に係わるカラ−画像処理システム
は、出力環境判定手段と出力環境補正手段と出力環境プ
ロファイル格納部を出力環境要因毎に備え、出力環境判
定手段から出力される環境判定情報に応じて、出力環境
プロファイル格納部から所定の出力環境プロファイルデ
ータが選択的に出力されて出力環境補正手段に供給さ
れ、出力環境補正手段において、供給された出力環境プ
ロファイルを参照することにより、出力環境の影響によ
って歪んだ色データを補正することを特徴とする。
【0014】請求項3に係わるカラ−画像処理システム
は、入力環境補正手段が、入力された色データAに対
し、入力環境プロファイル格納部から供給される数値デ
ータを成分に持つ変換マトリクスMを用いて B=MA
なる演算を行い、その演算結果Bを出力することを特徴
とする。
【0015】請求項4に係わるカラ−画像処理システム
は、上記入力環境プロファイル格納部が、直接撮影時の
照明光源の分光特性に応じた数値データを、変換マトリ
クスの成分として入力環境補正手段に供給することを特
徴とする。
【0016】請求項5に係わる請求項1記載の入力環境
プロファイル格納部が、間接撮影時の読み取り原稿の色
の特性に応じた数値データを、変換マトリクスの成分と
して入力環境補正手段に供給することを特徴とする。
【0017】請求項6に係わるカラ−画像処理システム
は、請求項2記載の出力環境補正手段が、入力された色
データAに対し、出力環境プロファイル格納部から供給
される数値データを成分に持つ変換マトリクスMを用い
て B=MA なる演算を行い、その演算結果Bを出力することを特徴
とする。
【0018】請求項7に係わるカラ−画像処理システム
は、請求項2記載の出力環境プロファイル格納部が、デ
ィスプレイ出力時の照明光源の分光特性に応じた数値デ
ータを、変換マトリクスの成分として出力環境補正手段
に供給することを特徴とする。
【0019】請求項8に係わるカラ−画像処理システム
は、請求項2記載の出力環境プロファイル格納部が、プ
リンタ出力時のインクの特性に応じた数値データを、変
換マトリクスの成分として出力環境補正手段に供給する
ことを特徴とする。
【0020】請求項9に係わるカラ−画像処理システム
は、請求項2記載の出力環境プロファイル格納部が、プ
リンタ出力時の印刷用紙の特性に応じた数値データを、
変換マトリクスの成分として出力環境補正手段に供給す
ることを特徴とする。
【0021】請求項10に係わるカラ−画像処理システ
ムは、入力機器から出力されるデータとメイン画像処理
部に供給されるデータとを用いて、入力機器の個体差に
よる特性のばらつきと経時変化を補正するためのマトリ
クスデータを演算により抽出し、入力環境プロファイル
格納部に供給する入力プロファイル生成手段を具備する
ことを特徴とする。
【0022】請求項11に係わるカラ−画像処理システ
ムは、メイン画像処理部から出力されるデータまたはそ
の処理結果と、出力機器に供給されるデータとを用い
て、出力機器の個体差による特性のばらつきと経時変化
を補正するためのマトリクスデータを演算により抽出
し、出力環境プロファイル格納部に供給する出力プロフ
ァイル生成手段を具備することを特徴とする。
【0023】請求項12に係わるカラ−画像処理システ
ムは、請求項1あるいは2記載の画像処理システムは、
環境判定情報に応じた適切な環境プロファイルデータが
環境プロファイル格納部に存在しない(未知である)場
合に、判定された環境条件に近く、かつ環境プロファイ
ル格納部に存在する環境プロファイルデータを用いて、
前記未知の環境プロファイルデータを補間または推定す
るプロファイル補間・推定手段を具備することを特徴と
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施の形態に係わるカラ−画像処理システムについ
て説明する。図1において、11は入力機器である。こ
の入力機器11で撮影されたカラ−画像デ−タは入力環
境補正部12に入力される。この入力環境補正部12で
はプロファイル補間・推定部13から出力される入力環
境プロファイルに基づいてカラ−画像デ−タが入力環境
に応じて補正される。
【0025】そして、入力環境補正部12から出力され
る補正されたカラ−画像デ−タは入力カラ−変換部14
に入力される。この入力カラ−変換部14は、入力デバ
イスプロファイル格納部15に格納されている入力デバ
イスプロフィイルを参照して、カラ−画像デ−タを、デ
バイスインデペンデントカラ−に変換した後に、メイン
画像処理部16に供給する。メイン画像処理部ではデバ
イスインディペンデントカラーで表現されている画像デ
ータに対して編集、解析等の各種処理が行われる。
【0026】ところで、17は対象物の既知のデバイス
インディペンデントカラ−デ−タを記憶しているメモリ
である。このメモリ17から出力される既知のデバイス
インデペンデントカラ−デ−タは入力プロファイル生成
部18に入力される。この入力プロファイル生成部18
は上記既知のデバイスインデペンデントカラ−デ−タと
上記入力機器11から出力されるカラ−画像デ−タとに
基づいて入力環境プロファイルを生成して入力環境プロ
ファイル格納部20に格納すると共に、入力デバイスプ
ロファイルを入力デバイスプロファイル格納部15に格
納する。
【0027】また、19は入力環境の判定を行う入力環
境判定部である。この入力環境判定部19から出力され
る環境判定情報は、プロファイル補間・推定部13に出
力される。このプロファイル補間・推定部13は、環境
判定情報に応じて入力環境プロファイル格納部20から
入力環境プロファイルデ−タを選択的に読み出し、これ
を変換が行われる入力環境補正部12に転送する。
【0028】メイン画像処理部16はデバイスインディ
ペンデントカラ−で表現されている画像デ−タに対して
編集、解析等の各種処理が行われる。そして、メイン画
像処理部16から出力されるデバイスインディペンデン
トカラ−は出力カラ−変換部21、出力プロファイル生
成部22に出力される。
【0029】この出力カラ−変換部21において、出力
デバイスプロファイル格納部23に格納されている出力
デバイスプロファイルよりデバイスインデペンデントカ
ラ−が画像デ−タに変換される。
【0030】メイン画像処理部16から出力されるデバ
イスインデペンデントカラ−は出力プロファイル生成部
22に出力される。また、出力カラ−変換部21から出
力されるカラ−画像デ−タは出力プロファイル生成部2
2及び出力環境補正部24に出力される。
【0031】また、25は出力環境判定部である。この
出力環境判定部25は、各種センサ情報及び手動操作を
入力し、環境判定情報をプロファイル補間・推定部26
に出力する。プロファイル補間・推定部26は、環境判
定情報に応じて出力環境プロファイル格納部27から出
力環境プロファイルデ−タを選択的に読み出し、これを
変換が行われる出力環境補正部24に転送する。変換の
方法としては、マトリクスを用いた線形変換やテ−ブル
参照・補間などを用いることができる。
【0032】この出力環境補正部24には、外部調整入
力信号が入力されている。そして、この出力環境補正部
24から出力されるカラ−画像デ−タは出力プロファイ
ル生成部22及び出力機器28に送られる。そして、出
力機器28から例えば印字出力される。
【0033】次に、上記のように構成された本発明の第
1実施の形態の動作について説明する。まず、カメラで
画像を入力する場合について図2を参照して説明する。
カメラ(機器Aとする)によってカラー画像を入力する
場合、色光βに対応する色データ[RβA,GβA,B
βA]はカメラの特性によって歪みを受けているため、
デバイスプロファイルAを参照して視覚特性に基づく色
データ(デバイスインディペンデントカラー)に変換し
なければならない。
【0034】しかし、実際には[RβA,GβA,Bβ
A]は撮影環境すなわち光源の影響を受けたデータとな
っており、デバイスの特性に対する補正だけでは不十分
である。そこで、本発明では図2において次に説明する
処理を行うことによって光源による外乱に対する補正を
行う。
【0035】いま、標準の光の下で色光αを反射する被
写体αを考える。システムは色光αの色データを[X
α,Yα,Zα]として内部に取り込み、どの出力機器
からでも色光αを再現できることが望ましい。
【0036】もし、被写体αに標準の光とは異なる光が
照射されると被写体αからは色光αとは異なる色光βが
反射されてシステムに入力され、カメラからの出力とし
て[RβA,GβA,BβA]が得られる。
【0037】そこで、本システムでは入力環境補正部に
おいて入力環境プロファイルを参照して[RβA,Gβ
A,BβA]を[RαA,GαA,BαA]に変換す
る。この場合の入力環境プロファイルは、使用された光
源の分光分布に基づく変換パラメータによって構成され
る。
【0038】入力環境判定部19は撮影条件に関する情
報(この場合は光源の特性)を直接または間接的に得
て、入力環境プロファイル格納部20から適切なプロフ
ァイル情報を選択するための環境判定情報を出力する。
この環境判定情報は、プロファイル補間・推定部13に
供給される。プロファイル補間・推定部13は環境判定
情報に応じて入力環境プロファイル格納部20から入力
環境プロファイルデータを選択的に読み出し、これを変
換が行われる入力環境補正部12に転送する。変換の方
法としては、マトリクスを用いた線形変換やテーブル参
照・補間などを用いることができる。
【0039】ここで、線形変換を行う場合は、入力環境
プロファイルは変換マトリクスで表される。この変換マ
トリクスをMEIとすると、入力環境補正部12では次式
で表されるマトリクスの掛け算が行われる。数1
【0040】
【数1】 (MEIは3×3の変換マトリクス) また、テーブル参照・補間を行う場合は、入力環境プロ
ファイルは[RβA,GβA,BβA]から[RαA,
GαA,BαA]への既知の対応表であり、入力環境補
正部12では未知の入力に対してテーブル補間によって
対応を求める処理が行われる。
【0041】このようにして求められた[RαA,Gα
A,BαA]は入力カラー変換部14においてデバイス
プロファイルAを参照してデバイスインディペンデント
カラー[Xα,Yα,Zα]に変換され、メイン画像処
理部16へ供給される。
【0042】以下、このメイン画像処理部16におい
て、各種画像処理が行われる。次に、スキャナで画像入
力する場合について図3のフロ−チャ−トを参照して説
明する。スキャナ機器Bによってカラー画像を入力する
場合、取り込んだ画像の色データはスキャナの特性の影
響を受ける。ただし、スキャナによる画像取り込みで
は、外光を遮断した状態で内蔵光源を使用するので、光
源の分光分布を外乱としてではなくスキャナBの特性に
含めて扱うことが可能である。
【0043】したがって、スキャナの総合特性を示すデ
バイスプロファイルBが変換マトリクスMB で表される
とすると、標準の光の下で色光αを反射するカラー原稿
を入力した場合、次の変換式によってデバイスインディ
ペンデントカラーが得られる。数2
【0044】
【数2】 (MB は3×3の変換マトリクス) ここで、認証用顔画像データベースを作成する目的で、
人物を電子スチルカメラで撮影する代わりに既存のカラ
ー証明写真をスキャナで取り込む場合を考える。(前者
を直接撮影、後者を間接撮影と呼ぶことにする。) 間接撮影では、人物αの画像データを得るためには、人
物αを撮影した写真が必要となる。ここに、人物αを写
した複数の写真β、γ、δがあるとすると、これらは一
般に写真の撮影条件、プリント時の諸条件やプリントし
てからの経時変化などの違いによって互いに色が異なっ
ている。また、3つの写真の色は人物αを標準の光の下
で見た色とも異なっている。すなわち、人物αを撮影し
た3つの写真β、γ、δをスキャナBで読み取って得ら
れる色(簡単のため、代表点の色で説明する)は、それ
ぞれ[RβB ,GβB ,BβB ]、[RγB ,GγB ,
BγB ]、[RδB ,GδB ,BδB ]となる。
【0045】原稿の色を得るのであれば、それはスキャ
ナプロファイルBを用いた上記変換式によって可能であ
る。しかし、このような用途においては、いずれの写真
を原稿に用いても、原稿の色ではなく人物αの色が得ら
れることが望ましい。
【0046】そこで、本発明ではこれら3通りの色デー
タを、入力環境補正部12において、原稿毎のプロファ
イルデータを参照し、標準の光の下で人物αを見たとき
の色がそのまま現れている仮想的な写真αを読み取って
得られる色データ[RαB ,GαB αB ]に変換す
る。その後、入力カラー変換部14においてデバイスプ
ロファイルBを参照して、デバイスインディペンデント
カラー[Xα,Yα,Zα]に変換する(図3)。
【0047】入力環境判定部19は撮影条件に関する情
報(この場合は写真原稿の特性)を直接または間接的に
得て、入力環境プロファイル格納部20から適切なプロ
ファイル情報を選択するための環境判定情報を出力す
る。
【0048】この環境判定情報は、プロファイル補間・
推定部13に供給される。プロファイル補間・推定部1
3は環境判定情報に応じて入力環境プロファイル格納部
20から入力環境プロファイルデータを選択的に読み出
し、これを変換が行われる入力環境補正部12a〜12
cに転送する。ここでは、写真原稿β、γ、δのプリン
トあるいは劣化の特性に応じて、原稿プロファイルβ、
γ、δがそれぞれ選択されている。
【0049】そして、[RαB,GαB,BαB]は入
力カラ−変換部14において、デバイスプロファイルB
を参照してデバイスインディペンデントカラ−[Xα,
Yα,Zα]に変換され、メイン画像処理部16へ供給
される。以下、このメイン画像処理部16において、各
種画像処理が行われる。
【0050】次に、ディスプレイC上に画像出力する場
合の動作について図4を参照して説明する。システム内
部の色データ[Xα,Yα,Zα]を元にディスプレイ
(機器Cとする)で色光αを再現する場合、ディスプレ
イの置かれている環境を考慮する必要がある。
【0051】暗室内にディスプレイCを置き、ディスプ
レイCの発光だけで色光αを再現する場合は、出力カラ
ー変換部19においてデバイスプロファイルCを参照し
て[Xα,Yα,Zα]から色光αを発するための色デ
ータ[RαC ,GαC ,BαC ]への変換を行えばよ
い。
【0052】しかし、ある光源βによって照明が施され
ている環境でディスプレイを見る場合に色光αを再現す
るには、ディスプレイは色光αとは異なる色光を発しな
ければならない。これを色光βとすると、ディスプレイ
には色データ[RβC ,GβC ,BβC ]を供給する必
要がある。
【0053】そこで、本発明では出力環境補正部24に
おいて環境プロファイルβを参照して[RαC ,GαC
,BαC ]を[RβC ,GβC ,BβC ]に変換する
(図4)。
【0054】出力環境判定部25はディスプレイの観測
条件に関する情報(この場合は照明光の特性)を直接ま
たは間接的に得て、出力環境プロファイル格納部27か
ら適切なプロファイル情報を選択するための環境判定情
報を出力する。
【0055】この環境判定情報は、プロファイル補間・
推定部26に供給される。プロファイル補間・推定部2
6は環境判定情報に応じて出力環境プロファイル格納部
27から出力環境プロファイルデータを選択的に読み出
し、これを変換が行われる出力環境補正部24に転送す
る。
【0056】ここで、赤みがかった照明光の下で観測す
る場合の出力環境プロファイルデータをA、青みがかっ
た照明光の下で観測する場合の出力環境プロファイルデ
ータをBとし、AとBは既に出力環境プロファイル格納
部24に存在するものとすると、紫がかった照明光の下
で観測する場合の出力環境プロファイルデータCが未知
の時は、プロファイル補間・推定部26はプロファイル
格納部27からAとBを読み出し、次のような補間・推
定関数 C=f(A,B) によってプロファイルCを算出し、出力環境補正部24
に供給する。すなわち、問題となっているプロファイル
データが既知のプロファイルデータから推測可能な場合
には、プロファイル補間・推定部26は格納部から読み
出したプロファイルデータを転送する代わりに、演算に
よって適切なプロファイルデータを生成する。この機能
はディスプレイの場合に限らず、全ての入出力環境要因
に対応するプロファイルについて当てはまる。
【0057】次に、プリンタに画像出力する場合につい
て図5のフロ−チャ−トを参照して説明する。まず、シ
ステム内部の色データ[Xα,Yα,Zα]を元にプリ
ンタ(機器Dとする)で色光αを再現する場合を考えて
みる。これは、プリンタDによる印刷物が標準の光の下
で色光αを反射することである。
【0058】もし、1種類の定められたインクのみを用
いて、1種類の定められた用紙のみに印刷するのであれ
ば、この定められたインクおよび用紙の特性を含めたプ
リンタDのデバイスプロファイルを参照して[Xα,Y
α,Zα]から[CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]へ
の変換を行えばよい。
【0059】しかし、一般には特性の異なる複数の種類
のインクや用紙を使うことになるし、1種類しか使わな
い場合でも、特にインクなどでは経時変化が起こった場
合は実質的に異なるインクを用いたのと同様になるた
め、色再現性を悪化させることになる。
【0060】そこで、本発明では色再現性を良好に保つ
ために、インクの特性と用紙の特性に基づいて色データ
を補正する。以下、図5に沿って色データの処理の流れ
を説明する。
【0061】まず、システム内部の色データ(デバイス
インディペンデントカラー)[Xα,Yα,Zα]は出
力カラー変換部においてデバイスプロファイルDを参照
して色データ[CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]に変
換される。これは上記のように、プリンタDによって規
定のインクと用紙を用いて印刷された物が、標準の光の
下で色光αを反射するための色データである。
【0062】次に、[CαD ,MαD ,YαD ,KαD
]に対して出力環境補正部において規定外のインクの
特性に基づく補正を行う。すなわち、規定外のインクβ
を用いる場合はインクプロファイルβを参照することに
よりSWS[CβD ,MβD ,YβD ,KβD ]を、規
定外のインクγを用いる場合はインクプロファイルγを
参照することにより[CγD ,MγD ,YγD ,KγD
]をそれぞれ補正データとして出力する。
【0063】さらに、出力環境補正部において規定外の
用紙の特性に基づく補正を行う。すなわち、インクβを
用いる場合で、規定外の用紙δに印刷する場合は[Cβ
D ,MβD ,YβD ,KβD ]に対して用紙プロファイ
ルδを参照することにより[CδβD ,MδβD ,Yδ
βD ,KδβD ]を、規定外の用紙εに印刷する場合は
用紙プロファイルεを参照することにより[CεβD ,
MεβD ,YεβD ,KεβD ]をそれぞれ補正データ
として出力する。同様に、インクγを用いる場合は[C
γD ,MγD ,YγD ,KγD ]に対して補正を行い、
用紙δに印刷するときは[CδγD ,MδγD ,Yδγ
D ,KδγD ]を、用紙εに印刷するときは[CεγD
,MεγD ,YεγD ,KεγD ]をそれぞれ補正デ
ータとして出力する。
【0064】このようにして、規定外のインクや用紙を
用いて標準の光の下で色再現性の良好な印刷結果を得る
ことができる。出力環境判定部25は印刷条件に関する
情報(インクの特性、紙の特性)を直接または間接的に
得て、出力環境プロファイル格納部27から適切なプロ
ファイル情報を選択するための環境判定情報を出力す
る。環境判定情報は、プロファイル補間・推定部26に
供給される。プロファイル補間・推定部26は環境判定
情報に応じて出力環境プロファイル格納部27から出力
環境プロファイルデータを選択的に読み出し、これを変
換が行われる出力環境補正部24に転送する。ここで
は、インクの特性に応じてプロファイルβまたはプロフ
ァイルγが、用紙の特性に応じてプロファイルδまたは
プロファイルεがそれぞれ選択されている。
【0065】次に、環境プロファイルの取得方法につい
て説明する。上記したように、入出力機器の特性に起因
する色データの歪みは入(出)力カラー変換部14(2
1)において、機器に対応するデバイスプロファイルを
参照して変換を行うことにより補正する。
【0066】一方、直接撮影時の光源、間接撮影時の原
稿の状態、ディスプレイ観測時の照明条件、およびプリ
ンタ出力時のインクや紙の特性といった環境要因による
色データの歪みに対しては、入(出)力環境補正部12
(24)において環境プロファイルを参照して補正す
る。環境プロファイルは変換マトリクスで表現される場
合と、対応テーブルで表現される場合とがあり得る。
【0067】変換マトリクスで表現される環境プロファ
イルが未知の場合、本発明では次のようにしてこれを求
める。ここでは、プリンタ出力における用紙プロファイ
ルを求める場合について説明する。条件として、インク
γおよび用紙δを使用するものとする。ただし、インク
プロファイルγは既知であり用紙プロファイルδは未知
であるとする。
【0068】もし、インクγと規定の用紙を用いるので
あれば[CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]に対して次
式の変換を行って[CγD ,MγD ,YγD ,KγD ]
を求め、プリンタDに供給すればよい。 数3
【0069】
【数3】
【0070】ただし、Mγは4×4の変換マトリクス しかし、規定の用紙の代わりに用紙δを用いる場合に
は、まず、[CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]から
[CδγD ,MδγD ,YδγD ,KδγD ]への変換
マトリクスを求める。すなわち、複数の色をサンプルと
して(すなわち、複数通りの色光αについて)、 [CαD ,MαD ,YαD ,KαD ]→[CδγD ,M
δγD ,YδγD ,KδγD ] の対応を求め、統計的手法によって次式を近似的に満足
する変換マトリクスMγδを求める。
【0071】
【数4】 数4 (Mγδは4×4の変換マトリクス) Mγδはプロファイルγとプロファイルδを合成したも
のであるが、インクを交換する場合に備えて、プロファ
イルδのみを表すマトリクスMδを求めておく必要があ
る。本発明では、次式によってマトリクスMδを求めて
いる。
【0072】
【数5】 これを変形すると、 Mγδ=MδMγ となる。逆に、インクプロファイルγが未知であり用紙
プロファイルδが既知であれば、
【0073】
【数6】 によって変換マトリクスMγを求める。
【0074】この方法は、マトリクスで表現される未知
の環境プロファイル全てに適用できる。デバイスの個人
差による特性のばらつきやデバイス特性の経時変化は、
入(出)力環境補正部において個体差プロファイルおよ
び経時変化の傾向に基づいた経時変化プロファイルを参
照して補正される。プロファイルの取得は、前述した手
法を用いて、入(出)力プロファイル生成部において行
う。
【0075】入力機器の経時変化プロファイルを求める
手順を説明する。簡単のため、個体差プロファイルは既
知の情報として環境プロファイルに包含されているもの
とする。いま、色光αを発する被写体を、経時変化のな
い状態の入力機器Aで撮影して得られる色デ−タを[R
αA,GαA,BαA]、デバイスインディペンデント
カラ−を[Xα,Yα,Zα]、環境プロファイルとデ
バイスプロファイルを合成した総合プロファイルを表す
マトリクスをMとすると、数7となる。
【0076】
【数7】 ただし、マトリクスNは経時変化プロファイルを表す。
一方、経時変化の起こった機器Aで撮影すると、数8と
なる。
【0077】
【数8】 となる。ただし、マトリクスNは経時変化プロファイル
を表す。
【0078】デバイスインディペンデントカラ−が既知
である数色の対象物についてデ−タの採集を行うと入力
プロファイル生成部には、入力機器から得られるデ−タ
[R′αA,G′αA,B′αA]と[Xα,Yα,Z
α]の組が数個得られるため、前述したように統計的手
法からMとNの合成プロファイルのマトリクスLが入力
プロファイル生成部において求められる。したがって、
マトリクスNも入力プロファイル生成部において求めら
れる。したがって、マトリクスNも入力プロファイル生
成部において次式の演算数9
【0079】
【数9】 によって求められる。
【0080】マトリクスNによる経時変化補正は、図1
において既存の入力環境補正部と入力環境プロファイル
格納部の対の前段に、新たな入力環境補正部と入力環境
プロファイル格納部の対を(ソフトウェア的あるいはハ
−ドウェア的に)増設し、この中で実現する。しかし、
既存の環境プロファイルを更新すると考えて、上式のマ
トリクスMがデバイスプロファイル、マトリクスNが更
新する環境プロファイルであるとして求めても良い。
【0081】同様にして、出力機器の経時変化プロファ
イルを求める手順を説明する。CMYKで色を表現する
プリンタDを用いた場合、[Xα,Yα,Zα]は [CαD,MαD,YαD,KαD]=f([Xα,Y
α,Zα]) によりCMYKデ−タに変換される。上式のf()はテ
−ブル補間などの変換手段を表す。いま、既知のマトリ
クスMβで表される環境要因のみ存在し、経時変化のな
い状態であれば、標準の光の下で色光αを反射する印刷
結果を得るためのプリンタ駆動デ−タは、数10
【0082】
【数10】 となる。一方、経時変化のある状態で同じ印刷結果を得
る場合は、数11
【0083】
【数11】 となる。ただし、マトリクスNは経時変化プロファイル
を表す。
【0084】数色の色をサンプルとして、[C′βD ,
M′βD ,Y′βD ,K′βD ]と[CαD ,MαD ,
YαD ,KαD ]の対応を求め、図1の出力プロファイ
ル生成部において上記入力機器の場合と同様、前述した
方法によってマトリクスNを求める。この場合、マトリ
クスNに対応する出力環境補正部と出力環境プロファイ
ル格納部の設置は、既存の補正部・格納部の後段とな
る。
【0085】なお、[C′βD ,M′βD ,Y′βD ,
K′βD ]の収集は、出力環境補正部において外部調整
信号を用いて出力機器を駆動する色デ−タを調整し、そ
の結果を出力プロファイル生成部に供給することによっ
て行う。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、色
再現に対するこれらの阻害要因に対応できるデバイスイ
ンディペンデントカラーの実現方法と色再現方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるシステム構
成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わるカメラAを
入力機器としたシステム構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わるスキャナB
を入力機器としたシステム構成を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係わるディスプレ
イに表示を行うシステム構成を示す図。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係わる印刷を行う
システム構成を示す図。
【図6】従来のシステム構成を示す図。
【図7】従来のシステム構成を示す図。
【符号の説明】
11…入力機器、12…入力環境補正部、13…プロフ
ァイル補間・推定部、14…入力カラ−変換部、15…
入力デバイスプロファル格納部、16…メイン画像処理
部、17…メモリ、18…入力プロファイル生成部、1
9…入力環境判定部、20…入力環境プロファイル格納
部、21…出力カラ−変換部、22…出力プロファイル
生成部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力環境判定手段と入力環境補正手段と
    入力環境プロファイル格納部を入力環境要因毎に備え、 入力環境判定手段から出力される環境判定情報に応じ
    て、入力環境プロファイル格納部から所定の入力環境プ
    ロファイルデータが選択的に出力されて入力環境補正手
    段に供給され、 入力環境補正手段において、供給された入力環境プロフ
    ァイルを参照することにより、入力環境の影響によって
    歪んだ色データを補正することを特徴とするカラー画像
    処理システム。
  2. 【請求項2】 出力環境判定手段と出力環境補正手段と
    出力環境プロファイル格納部を出力環境要因毎に備え、 出力環境判定手段から出力される環境判定情報に応じ
    て、出力環境プロファイル格納部から所定の出力環境プ
    ロファイルデータが選択的に出力されて出力環境補正手
    段に供給され、 出力環境補正手段において、供給された出力環境プロフ
    ァイルを参照することにより、出力環境の影響によって
    歪んだ色データを補正することを特徴とするカラー画像
    処理システム。
  3. 【請求項3】 入力環境補正手段が、入力された色デー
    タAに対し、入力環境プロファイル格納部から供給され
    る数値データを成分に持つ変換マトリクスMを用いて B=MA なる演算を行い、その演算結果Bを出力することを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像処理システム。
  4. 【請求項4】 上記入力環境プロファイル格納部が、直
    接撮影時の照明光源の分光特性に応じた数値データを、
    変換マトリクスの成分として入力環境補正手段に供給す
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記入力環境プロファイル格納部が、間
    接撮影時の読み取り原稿の色の特性に応じた数値データ
    を、変換マトリクスの成分として入力環境補正手段に供
    給することを特徴とする請求項1記載のカラー画像処理
    システム。
  6. 【請求項6】 上記出力環境補正手段が、入力された色
    データAに対し、出力環境プロファイル格納部から供給
    される数値データを成分に持つ変換マトリクスMを用い
    て B=MA なる演算を行い、その演算結果Bを出力することを特徴
    とする請求項2記載のカラー画像処理システム。
  7. 【請求項7】 上記出力環境プロファイル格納部が、デ
    ィスプレイ出力時の照明光源の分光特性に応じた数値デ
    ータを、変換マトリクスの成分として出力環境補正手段
    に供給することを特徴とする請求項2記載のカラー画像
    処理システム。
  8. 【請求項8】 上記出力環境プロファイル格納部が、プ
    リンタ出力時のインクの特性に応じた数値データを、変
    換マトリクスの成分として出力環境補正手段に供給する
    ことを特徴とする請求項2のカラー画像処理システム。
  9. 【請求項9】 上記出力環境プロファイル格納部が、プ
    リンタ出力時の印刷用紙の特性に応じた数値データを、
    変換マトリクスの成分として出力環境補正手段に供給す
    ることを特徴とする請求項2のカラー画像処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 入力機器から出力されるデータとメイ
    ン画像処理部に供給されるデータとを用いて、入力機器
    の個体差による特性のばらつきと経時変化を補正するた
    めのマトリクスデータを演算により抽出し、入力環境プ
    ロファイル格納部に供給する入力プロファイル生成手段
    を具備することを特徴とするカラー画像処理システム。
  11. 【請求項11】 メイン画像処理部から出力されるデー
    タまたはその処理結果と、出力機器に供給されるデータ
    とを用いて、出力機器の個体差による特性のばらつきと
    経時変化を補正するためのマトリクスデータを演算によ
    り抽出し、出力環境プロファイル格納部に供給する出力
    プロファイル生成手段を具備することを特徴とするカラ
    ー画像処理システム。
  12. 【請求項12】 環境判定情報に応じた適切な環境プロ
    ファイルデータが環境プロファイル格納部に存在しない
    (未知である)場合に、判定された環境条件に近く、か
    つ環境プロファイル格納部に存在する環境プロファイル
    データを用いて、前記未知の環境プロファイルデータを
    補間または推定するプロファイル補間・推定手段を具備
    することを特徴とする請求項1あるいは請求項2の記載
    のカラ−画像処理システム。
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