JP2001036762A - 色修正定義作成方法および色修正定義作成装置 - Google Patents

色修正定義作成方法および色修正定義作成装置

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JP2001036762A
JP2001036762A JP11207302A JP20730299A JP2001036762A JP 2001036762 A JP2001036762 A JP 2001036762A JP 11207302 A JP11207302 A JP 11207302A JP 20730299 A JP20730299 A JP 20730299A JP 2001036762 A JP2001036762 A JP 2001036762A
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JP11207302A
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English (en)
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Akihito Okubo
彰人 大久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータやメーカのノウハウによる色修正
を再現する色修正定義を作成する。 【解決手段】 色修正前の色の座標値Lab(RV)が
特定領域内の座標値であるか否かを判定し、特定領域内
の座標値であるとの判定結果を得た場合には、推定を経
て抽出したノウハウ50が表す色修正後の色の座標値L
ab(印刷)に代えて記憶色の座標値を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の色修正を定
義する色修正定義を作成する色修正定義作成方法および
色修正定義作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷や写真などの分野では、画像が記録
されているリバーサルフィルムの画像を印刷用紙や印画
紙に写して印刷物や写真を作成する際に、オペレータが
色修正を施すことにより人間の見た目に好ましい色合い
を持つ高品質な画像を印刷物や写真として作成すること
がしばしば行われている。
【0003】このような高品質な画像は、従来は、印刷
物や写真を作成するシステムが特定され、そのシステム
のオペレータの経験に基づいてシステムが最適化される
ことによって作成されている。
【0004】例えば、印刷の場合には、リバーサルフィ
ルムの画像がスキャナで読みとられ、スキャナからの画
像データが修正され、修正された画像データに従って画
像が印刷用紙に印刷インキで印刷されることによって好
ましい色合いを持つ画像が作成されている。このとき、
スキャナからの画像データを修正するための修正パラメ
ータは、スキャナオペレータの経験によるノウハウに基
づいて、印刷用紙や印刷インキ等も含むシステム全体の
性質が考慮されつつ最適化されている。つまり、リバー
サルフィルムの画像から好ましい色合いを持つ画像を作
る絵作りのノウハウはスキャナオペレータが持っている
こととなる。ここで、スキャナオペレータが、あるフィ
ルムとある印刷インク等との組み合わせに対して修正パ
ラメータを最適化することにより好ましい色合いを持つ
画像を得たとしても、フィルムや印刷インク等が別のフ
ィルムや別の印刷インク等に換わるとその修正パラメー
タは不適切となり、再び修正パラメータを最適化する必
要がある。
【0005】また、写真の場合には、ラボシステムにリ
バーサルフィルムが装填され、装填されたリバーサルフ
ィルムに露光用の調整された光が照射されることにより
色合いが修正された画像が得られ、得られた画像が印画
紙に焼き付けられることによって好ましい色合いを持つ
画像が作成される。このとき、露光用の光のR光G光B
光のバランスや露光時間等は、ラボシステムのオペレー
タやラボシステムの自動調整機構によって、フィルムや
光源や印画紙等を含むシステム全体の性質が考慮されつ
つ最適化されている。また、フィルムの種類と印画紙の
種類との組み合わせも、好ましい色合いの画像が得られ
るような最適な組み合わせが選択されている。つまり、
好ましい色合いの画像を作る絵作りのノウハウはラボシ
ステムのオペレータやラボシステムのメーカやフィルム
メーカなどが持っていることとなる。ここでも、あるフ
ィルムとある印画紙との組み合わせについて露光時間等
を最適化したとしても、例えば、新たに開発されたフィ
ルム等を用いると、フィルムと印画紙との組み合わせや
露光時間等は不適切となり、再び露光時間等を最適化す
る必要がある。
【0006】このように、印刷の場合および写真の場合
双方において、新製品の開発などによりフィルム等が換
わると好ましい色合いを持つ画像を作るために最適化を
やり直さなければならないという問題がある。
【0007】さらに、近年におけるデジタル技術の進歩
に伴って、異なる業界やメディアの間で画像のやり取り
を行うことが増加しつつある。例えば、印刷物を配布す
ることに替えて、印刷物の画像をインターネットのホー
ムページ等に載せる場合には、印刷物の画像が、それま
で印刷業界にはあまり関係がなかったテレビ画像に変換
されることとなる。また、例えば、過程のビデオで撮影
した画像のワンショットをパーソナルコンピュータのプ
リンタや写真印画紙に出力することも行われ始めてい
る。このような画像のやり取りが行われた場合に、画像
が渡された先で、上述したような好ましい色合いを持つ
高品質な画像が得られることが望ましいが、従来は、上
述したようなノウハウは、印刷業界や写真業界といった
各業界内だけで活用することができ、別の業界でノウハ
ウを活かすことができないという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した問題点を解決
するためにラボシステムや印刷システムから色修正のノ
ウハウを抽出する方法として、ノウハウが存在するシス
テムに一連の単色パッチからなるカラーチャートを読み
込ませ、あるいは一連の色を表す一連のパッチデータか
らなるデジタルチャートデータを入力し、カラーチャー
トやデジタルチャートデータがノウハウに基づいて修正
された後のカラーチャートやデジタルチャートデータを
取得して、色修正前後の色の対応関係を抽出する方法が
考えられる。そして、このような方法で実際にノウハウ
を抽出する場合には、上述したようなカラーチャートの
パッチ数やデジタルチャートデータを構成するパッチデ
ータの数は、ある程度の数に限定することが必要であ
る。このため、カラーチャートに含まれていない色につ
いて、色修正のノウハウを補間等によって推定する必要
がある。
【0009】しかし、一般に、オペレータやメーカのノ
ウハウによる色修正は、非常に多くの修正パラメータに
基づいた複雑な修正であり、そのため、特に色覚的に微
妙な彩りの画像については、推定されたノウハウによる
色修正では好ましい色合いへの色修正を再現できないこ
とが予想される。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、オペレータや
メーカのノウハウによる色修正を再現する色修正定義を
作成することができる色修正定義作成方法および色修正
定義作成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の色修正定義作成方法は、原画像と、その原画像に色
修正が施されてなる修正画像との間における色修正の前
後それぞれの色に相当する、色空間上の座標値相互の対
応を定義する色修正定義を作成する色修正定義作成方法
において、原画像の色に相当する色空間の原座標値と修
正画像の色に相当する色空間の修正座標値とを取得する
取得過程と、取得過程で取得された原座標値あるいは修
正座標値の一方について、原座標値あるいは修正座標値
が色空間上の特定領域内の座標値であるか否かを判定す
る判定過程と、判定過程で判定対象の原座標値あるいは
修正座標値が特定領域内の座標値であると判定された場
合には、取得過程で取得された原座標値と所定の座標値
とを対応付け、判定過程で判定対象の原座標値あるいは
修正座標値が特定領域外の座標値であると判定された場
合には、前記過程で取得された原座標値と取得過程で取
得された修正座標値とを対応付ける対応付け過程とを含
むことを特徴とする。
【0012】本発明の色修正定義作成方法は、上記特定
領域が、色空間上の肌色領域であってもよく、あるい
は、上記特定領域が、色空間上の無彩色領域であっても
よい。
【0013】色空間上の、肌色領域や無彩色領域に代表
されるような特定領域については、「美しい」肌色や
「純粋な」無彩色に代表されるような好ましい色への色
修正のノウハウをカラーチャートを用いて抽出すること
が困難である。しかし、一方で、好ましい色に相当する
座標値は、経験や理論などによって知られている。
【0014】本発明の色修正定義作成方法では、上述し
た特定領域内の座標値については、その座標値と、好ま
しい色に相当する所定の座標値とを対応付ける。これに
より、好ましい色への色修正を再現する色修正定義を作
成することができる。
【0015】本発明の色修正定義作成方法は、上記対応
付け過程が、原座標値と所定の座標値とを対応付けるに
当たり、予め定められた座標値を所定の座標値として用
いるものであってもよく、例えば、肌色領域について
は、記憶している「美しい」肌色の座標値を所定の座標
値として用いるとよい。
【0016】また、本発明の色修正定義作成方法は、上
記対応付け過程が、原座標値と所定の座標値とを対応付
けるに当たり、取得過程で取得された修正座標値を所定
のアルゴリズムで補正して補正座標値を生成し、生成し
た補正座標値を所定の座標値として用いるものであって
もよく、例えば、無彩色領域については、修正座標値の
彩度成分を「0」に補正した補正座標値を所定の座標値
として用いるとよい。
【0017】また、本発明の色修正定義作成方法は、上
記対応付け過程が、原座標値と所定の座標値とを対応付
けるに当たり、その原座標値そのものを所定の座標値と
して用いるものであってもよく、例えば、カタログ写真
の商品の色については、原稿に写っている商品の色に相
当する原座標値そのものを所定の座標値として用いると
よい。
【0018】さらに、本発明の色修正定義作成方法は、
上記取得過程が、原画像と修正画像との間における色修
正の前後それぞれの色に相当する、色空間上の座標値相
互の対応を定義する初期色修正定義を入手し、その初期
色修正定義から原座標値と修正座標値とを取得するもの
であってもよい。
【0019】これによって、他の色修正定義作成方法に
よって一旦作成された色修正定義を補正することができ
る。
【0020】さらにまた、本発明の色修正定義作成方法
は、上記取得過程が、原座標値と修正座標値との組を、
実際に行われた色修正の前後における実際の色に相当す
るものとして所定数取得するものであり、取得過程で取
得された組を用いて1つ以上の組を推定する推定過程を
含み、上記判定過程が、推定過程で推定された組につい
ても、その組の原座標値あるいは修正座標値の一方につ
いて、原座標値あるいは修正座標値が色空間上の特定領
域内の座標値であるか否かを判定するものであって、上
記対応付け過程が、取得過程で取得された各組について
その各組の原座標値と修正座標値とを相互に対応付ける
ものであるとともに、推定過程で推定された座標値の組
について、判定過程で判定対象の原座標値あるいは修正
座標値が特定領域内の座標値であると判定された場合に
は、推定過程で推定された原座標値と所定の座標値とを
対応付け、判定過程で判定対象の原座標値あるいは修正
座標値が特定領域外の座標値であると判定された場合に
は、推定過程で推定された原座標値と該推定過程で推定
された修正座標値とを対応付けるものであってもよく、
あるいは、上記取得過程が、原座標値と修正座標値との
組を、実際に行われた色修正の前後における実際の色に
相当するものとして所定数取得するものであり、取得過
程で取得された組を用いて1つ以上の組を推定する推定
過程を含み、上記判定過程が、推定過程で推定された組
についても、その組の原座標値あるいは修正座標値の一
方について、原座標値あるいは修正座標値が色空間上の
特定領域内の座標値であるか否かを判定するものであっ
て、上記対応付け過程が、推定過程で推定された座標値
の組について、判定過程で判定対象の原座標値あるいは
修正座標値が特定領域内の座標値であると判定された場
合には、推定過程で推定された原座標値と所定の座標値
とを対応付け、判定過程で判定対象の原座標値あるいは
修正座標値が特定領域外の座標値であると判定された場
合には、推定過程で推定された原座標値と推定過程で推
定された修正座標値とを対応付けるものであるととも
に、取得過程で取得された座標値の組については、判定
過程で判定対象の原座標値あるいは修正座標値が特定領
域内の座標値であると判定され、かつ、その組の座標値
を用いて推定された組についても判定過程で判定対象の
原座標値あるいは修正座標値が特定領域内の座標値であ
ると判定された場合に、取得過程で取得された原座標値
と所定の座標値とを対応させるものであってもよい。
【0021】上述したような実際の色に相当する原座標
値と修正座標値との組は、上述したオペレータ等が有す
るノウハウを忠実に表している。このため、そのような
原座標値と修正座標値との組が表す色修正については、
なるべく補正しない方がよい。
【0022】上記目的を達成する本発明の色修正定義作
成装置は、原画像と、その原画像に色修正が施されてな
る修正画像との間における色修正の前後それぞれの色に
相当する、色空間上の座標値相互の対応を定義する色修
正定義を作成する色修正定義作成装置において、原画像
の色に相当する色空間の原座標値と修正画像の色に相当
する色空間の修正座標値とを取得する取得手段と、取得
手段で取得された原座標値あるいは修正座標値の一方に
ついて、原座標値あるいは修正座標値が色空間上の特定
領域内の座標値であるか否かを判定する判定手段と、判
定手段で判定対象の原座標値あるいは修正座標値が特定
領域内の座標値であると判定された場合には、取得手段
で取得された原座標値と所定の座標値とを対応付け、判
定手段で判定対象の原座標値あるいは修正座標値が特定
領域外の座標値であると判定された場合には、取得手段
で取得された原座標値と取得手段で取得された修正座標
値とを対応付ける対応付け手段とを含むことを特徴とす
る。
【0023】なお、本発明色修正定義作成装置について
は、ここではその基本形態のみを示すのにとどめるが、
これは単に重複を避けるためであり、本発明の色修正定
義作成装置には、上記の基本形態の色修正定義作成装置
のみではなく、前述した色修正定義作成方法の各形態に
対応する各種の形態の色修正定義作成装置が含まれる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0025】図1は、本発明の色修正定義作成方法の実
施形態を適用する前提となる色修正方法を示す図であ
る。
【0026】この色修正方法は、スキャナ10のオペレ
ータが有する絵作りのノウハウを抽出し、その抽出した
ノウハウを用いて色修正を行う方法である。
【0027】この色修正方法では、先ず、スキャナ10
によって、「RVフィルムA」という種類のリバーサル
フィルム20に写っている一般画像21とカラーチャー
ト22がスキャンされ、スキャナ10からRGBデータ
が出力される。そして、スキャナ10のオペレータは、
リバーサルフィルム20に写っている一般画像21の色
合いに基づいて、経験で得たノウハウによりRGBデー
タを操作し、好ましい色合いに相当する印刷網%CMY
Kを生成する。このとき、カラーチャート22を構成す
る各パッチ22aに対応するRGBデータもノウハウに
より操作され、各パッチ22aに対応する印刷網%CM
YKが生成される。そして、各パッチ22aに対応する
印刷網%CMYKを取得する。
【0028】画像の色を表すRGBデータがノウハウで
操作されて生成された印刷網%CMYKが印刷機30に
入力されて印刷されることにより、印刷物31上には、
一般画像21が好ましい色合いに色修正された画像が印
刷される。
【0029】次に、リバーサルフィルム20に写ってい
るカラーチャート22を構成している各パッチ22aの
色を測色してCIELAB値L***を得る。このC
IELAB値L***のことを以下では単にLabと
略記する。また、このCIELAB値L***は、C
IELAB色空間の座標値に相当する。
【0030】その後、カラーチャート22を構成するパ
ッチ22a毎に得た座標値Lab(RV)と印刷網%C
MYKとの組に基づいて、リバーサルフィルム20上の
色に相当する座標値Lab(RV)を印刷網%CMYK
に変換するノウハウ40を得る。このノウハウ40は、
スキャナ10のオペレータによる絵作りのノウハウが抽
出されたものに相当するが、印刷条件に依存する形のノ
ウハウである。そこで、リバーサルフィルム20上の色
に相当する座標値Lab(RV)を印刷網%CMYKに
変換するノウハウ40と、印刷網%CMYKを印画物上
の画像の色に相当する座標値Lab(印刷)に変換する
印刷デバイス特性変換41とを結合し、これにより、リ
バーサルフィルム20上の色に相当する座標値Lab
(RV)を印刷物上の色に相当する座標値Lab(印
刷)に変換する、印刷条件に依存しない形のノウハウ5
0を得る。ここで、印刷デバイス特性変換41は、印刷
網%を、例えば10%きざみで0%,10%,20%,
・・・,100%といったように変化させて印刷機30
に入力し、各印刷網%に応じた色を印刷物31上に印刷
し、印刷物31上の色を測色することによって得ること
ができる。
【0031】ところで、印刷条件に依存しない形で得た
ノウハウ50は、リバーサルフィルム20の色再現域内
の座標値Lab(RV)を、印刷機30の色再現域内の
座標値Lab(印刷)に変換するものである。このた
め、このノウハウ50を用いて、例えばデジタルスチー
ルカメラで撮影された画像やCRTディスプレイ上で作
成された画像などの色修正を行うと、CRTディスプレ
イ等の色再現域と、リバーサルフィルム20等の色再現
域とが相違することに起因して、色修正のノウハウが再
現されないなどという不都合が生じる可能性がある。
【0032】そこで、ここでは、画像の色の印象が保持
された状態で、ある色再現域(ガマット)内の座標値を
他の色再現域(ガマット)内の座標値に変換するガマッ
トマッピング変換をノウハウ50と結合することによっ
て、色再現域の相違に起因する不都合を回避する。この
ガマットマッピング変換は、可逆な変換であるととも
に、2つの色再現域の全体を相互に対応づける変換であ
る。また、このガマットマッピング変換は、LUT形式
のガマット変換定義によって定義することができる。
【0033】上述したように印刷条件に依存しない形で
得たノウハウ50は、標準の色再現域PCS内の座標値
Lab(PCS)をリバーサルフィルムの色再現域内の
座標値Lab(RV)に変換するガマットマッピング変
換51、および印刷の色再現域内の座標値Lab(印
刷)を標準の色再現域PCS内の座標値Lab(PC
S)に変換するガマットマッピング変換52と結合す
る。これによって、標準の色再現域PCS内で色修正前
の座標値を色修正後の座標値に変換する色修正変換を表
す、リバーサルフィルム20や印刷機30の色再現域に
も依存しない形のノウハウ60を得ることができる。そ
して、得たノウハウ60に相当する、色修正変換前後の
座標値の組の集合からなるルックアップテーブル(Lo
ok Up Table:LUT)60を作成し、コン
ピュータシステム70に組み込む。このLUT60は、
本発明にいう色修正定義の一例であり、スキャナ10の
オペレータのノウハウが、リバーサルフィルム20や印
刷機30の発色特性や色再現域に依存しない形で抽出さ
れたものに相当する。本発明にいう色修正定義は、ノウ
ハウに相当する変換を定義するものであればその形式を
問うものではなく、LUTの他、例えば関数式や行列で
あってもよい。以下では、LUTの形式でノウハウが抽
出されるものとして説明する。
【0034】LUT60をコンピュータシステム70に
組み込んだ後、例えばリバーサルフィルムや反射プリン
ト(例えば写真)等といった入力メディアに写っている
画像がスキャナ81によって読み取られて得られた入力
メディアデータや、デジタルスチールカメラ82によっ
て撮影された画像の色を表す入力メディアデータや、C
RTディスプレイ83上で作成編集された画像の色を表
す入力メディアデータ等がコンピュータシステムに入力
される。ここで、入力メディアデータの形式としてはC
MYデータやRGBデータなどが考えられるが、ここで
はRGBデータが入力されるものとする。
【0035】その後、先ず、入力されたRGBデータに
対応する入力デバイス81,82,83に応じた、入力
メディア上の画像の色と入力デバイス用のRGBデータ
との関係を表す入力特性に基づいた入力メディア特性変
換定義61によって定義される、そのRGBデータを、
入力メディア上の画像の色に相当するCIELAB色空
間の座標値Lab(Input)に変換する入力メディ
ア特性変換を行う。そして、ガマット変換定義62によ
って定義される、入力デバイス81,82,83の色再
現域内の座標値Lab(Input)を標準の色再現域
PCS内の座標値Lab(PCS)に変換するガマット
マッピング変換を行う。
【0036】次に、上述したLUT60が表す色修正変
換によって、標準の色再現域PCS内の座標値Lab
(PCS)を、その標準の色再現域PCS内の、好まし
い色合いに相当する座標値Lab(PCS)に変換す
る。
【0037】その後、ガマット変換定義63によって定
義される、標準の色再現域PCS内の座標値Lab(P
CS)を、例えば印画紙等といった出力メディア91に
画像を出力するディジタルプリンタ等といった出力デバ
イス90の色再現域内の座標値Lab(Output)
に変換するガマットマッピング変換を行う。そして、最
後に、ガマット変換定義63によって定義されるガマッ
トマッピング変換で得られた座標値Lab(Outpu
t)を、出力デバイス90用のRGBデータと出力デバ
イス90が出力メディア91上に出力する色との関係を
表す出力特性に基づいた出力メディア特性変換定義64
によって定義される出力メディア特性変換により、その
出力デバイス90用のRGBデータに変換して出力す
る。ここで、出力メディア91としては、印画紙の他
に、印刷物やCRTディスプレイやリバーサルフィルム
などが考えられる。
【0038】このようにして出力したRGBデータが出
力デバイス90に入力されると、出力メディア91上に
好ましい色合いの画像が作成されることとなる。そし
て、このような好ましい色合いの画像を得るための色修
正は、入力デバイス81,82,83の入力特性や出力
デバイス90の出力特性に依らずに再現されることとな
る。つまり、入力デバイスや出力デバイスに依存しない
汎用の色修正システムが実現できる。
【0039】ところで、リバーサルフィルム20上の色
に相当する座標値Lab(RV)を印刷網%CMYKに
変換するノウハウ40を抽出するに当たっては、上述し
たようにカラーチャート22を用いており、このカラー
チャート22を構成するパッチ22aの数としては、数
百程度が現実的な数である。これに対して、コンピュー
タシステム70に組み込んで色修正に用いるLUT60
を構成する、色修正変換前後の座標値からなる組の数と
しては、数万組程度が必要である。このため、ノウハウ
40を抽出する時点で、カラーチャート22に含まれて
いない色に対応する座標値Lab(RV)や印刷網%C
MYKを、パッチ22aの色に対応する座標値等から補
間によって推定して、ノウハウ40を抽出することや、
あるいは、コンピュータシステム70に組み込むLUT
60を作成する時点で、カラーチャート22に含まれて
いない色に対応する座標値の組を、パッチ22aの色修
正前後の色に対応する座標値の組を用いて補間によって
推定して、LUT60を作成することが必要である。以
下では、ノウハウ40を抽出する時点で推定を行うもの
として説明する。
【0040】ところで、オペレータのノウハウによる色
修正は、数十ないし数百に及ぶパラメータを用いた複雑
な色修正であるので、推定した座標値等を用いて抽出し
たノウハウ40に基づいて作成しコンピュータシステム
70に組み込んだLUT60は、オペレータのノウハウ
による色修正を十分に再現できない場合がある。例え
ば、肌色や無彩色(グレー)については、オペレータ
は、肌色の領域内の色であれば「美しい」肌色に修正
し、無彩色の領域内の色であれば無彩色が維持されるよ
うに画像に色修正を施しているはずであるが、肌色や無
彩色等は微妙な色合いであるので、色修正も微妙な修正
であり、コンピュータシステム70に組み込んだLUT
60では、オペレータのノウハウによる色修正を再現で
きない可能性が高い。
【0041】そこで、以下説明するように、本発明の色
修正定義作成方法を適用する。
【0042】図2は、本発明の色修正定義作成方法の第
1実施形態を示す図である。
【0043】この第1実施形態は、上述した色修正方法
中で、図1に示すLUT60を作成した過程に代えて適
用するものであり、色空間上の、人間が一般に肌色であ
ると認識する色の領域や、人間が一般に無彩色であると
認識する色の領域として経験的に知られている領域を特
定領域として設定し、その特定領域内においてノウハウ
を補正するものである。
【0044】この第1実施形態では、先ず、リバーサル
フィルム上の色に相当する座標値Lab(RV)を印刷
網%CMYKに変換するノウハウ40を、上述したよう
に座標値等を推定して抽出する。そして、抽出したノウ
ハウ40と、印刷網%CMYKを印画物上の画像の色に
相当する座標値Lab(印刷)に変換する印刷デバイス
特性変換41とを結合する。これにより、リバーサルフ
ィルム上の色に相当する座標値Lab(RV)を印刷物
上の色に相当する座標値Lab(印刷)に変換する、印
刷条件に依存しない形のノウハウ50を得る。このノウ
ハウ50は、色修正前の色に相当する、本発明にいう原
座標値の一例である座標値Lab(RV)と、色修正後
の色に相当する、本発明にいう修正座標値の一例である
座標値Lab(印刷)との組の集合からなるものとして
観念される。
【0045】次に、得たノウハウを構成する座標値の組
それぞれについて、色修正前の色の座標値Lab(R
V)が特定領域内の座標値であるか否かの判定100を
行う。本発明の色修正定義作成方法としては、この判定
100に代えて、色修正後の色の座標値Lab(印刷)
が特定領域内の座標値であるか否かの判定を行うことも
考えられるが、以下では、色修正前の色の座標値Lab
(RV)についての判定を行うものとして説明する。
【0046】その判定100で、座標値Lab(RV)
が特定領域内の座標値であるという判定結果を得た場合
には、その組の色修正後の色の座標値Lab(印刷)
を、「美しい」肌色や「純粋な」グレーなどという記憶
色に相当する座標値に変更する補正110を行う。ここ
で、「美しい」肌色に相当する座標値は、例えば、オペ
レータのノウハウに基づいて作成された好ましい色合い
の画像の色を測色することによって得ることができ、
「純粋な」無彩色に相当する座標値は、例えば理論的に
得ることができる。
【0047】一方、上述した判定100で、座標値La
b(RV)が特定領域外の座標値であるという判定結果
を得た場合には、座標値等の推定を経て得たノウハウ5
0を構成する座標値の組を維持する。
【0048】このように、推定を経て得たノウハウ50
を構成する座標値の組のうち座標値が特定領域内に存在
する組について、色修正後の色を表す座標値を、その組
の座標値Lab(印刷)から記憶色に相当する座標値に
変更することにより、推定を経て得たノウハウ50を、
オペレータ等のノウハウによる色修正を再現するノウハ
ウに補正することができる。
【0049】補正されたノウハウから、色修正変換を表
すLUTを作成する手順については、図1を参照して説
明した、抽出したノウハウからLUT60を作成する手
順と同じ手順であるので重複説明を省略する。
【0050】ところで、上述した判定100や補正11
0は、ノウハウ40,50を抽出する際に色修正前の色
の座標値Lab(RV)と色修正後の色の座標値Lab
(印刷)との組を得るたびに各組に対して実行してもよ
く、一旦LUTの形でノウハウ40,50を抽出した後
で、そのLUTを構成する座標値の組に対して実行して
もよく、あるいは図1に示す手順で、コンピュータシス
テム70に組み込む形のLUT60を一旦作成した後
で、そのLUT60から色修正前の色の座標値Lab
(RV)と色修正後の色の座標値Lab(印刷)との組
を導き、導いた各組に対して実行してもよい。
【0051】また、補正110では、記憶色に相当する
座標値として1つの座標値を用いてもよく、あるいは補
正前の座標値Lab(印刷)に応じた座標値を用いても
よい。以下では、記憶色に相当する座標値として、補正
前の座標値Lab(印刷)に応じた座標値を用いるもの
とする。
【0052】以下、本発明の色修正定義作成方法の他の
実施形態について説明する。
【0053】図3は、本発明の色修正定義作成方法の第
2実施形態を示す図である。
【0054】上述した第1実施形態では、座標値Lab
(RV)が特定領域内の座標値である組について、色修
正後の色の座標値Lab(印刷)を記憶色に相当する座
標値に変更する補正に当たり、特定領域外での色修正を
考慮していない。このため、特定領域内外の境界で色修
正後の色が不連続になる可能性が高い。そこで、この第
2実施形態では、以下説明するように、特定領域内外の
境界での色の連続性を考慮している。
【0055】この第2実施形態では、先ず、第1実施形
態同様に、リバーサルフィルム上の色に相当する座標値
Lab(RV)を印刷網%CMYKに変換するノウハウ
40を、上述した推定を用いて抽出する。そして、抽出
したノウハウ40と、上述した印刷デバイス特性変換4
1とを結合することにより、上述したような、色修正前
の色に相当する座標値Lab(RV)と色修正後の色に
相当する座標値Lab(印刷)との組の集合として観念
される、印刷条件に依存しない形のノウハウ50を得
る。
【0056】次に、得たノウハウ50を構成する座標値
の組の、色修正前の色に相当する座標値Lab(RV)
と特定領域との相対位置を算出し、算出した相対位置に
応じた重みで、色修正後の色に相当する座標値Lab
(印刷)と記憶色に相当する座標値120との重み付け
平均130を行う。つまり、この重み付け平均130を
実行するに当たって、本発明にいう判定過程を踏む。そ
して、この重み付け平均130で得られた座標値を、色
修正後の色の座標値として用いる。ここで、重みとして
は、色修正前の色の座標値が特定領域外の座標値である
場合には、記憶色に相当する座標値120の割合が
「0」であり、色修正前の色の座標値が特定領域の中心
に近いほど記憶色に相当する座標値120の割合が
「1」に近いような重みを用いる。ここで、記憶色に相
当する座標値120の割合が「0」でないような重みを
用いて得た座標値は、本発明にいう補正座標値の一例で
ある。このような重みを用いた重み付け平均により、特
定領域内外の境界における、色修正後の色の連続性が保
証される。
【0057】その後LUTを作成する手順は、図1を参
照して説明した手順と同じ手順であるので重複説明を省
略する。
【0058】図4は、本発明の色修正定義作成方法の第
3実施形態を示す図である。
【0059】上述した第1実施形態では、色修正前後の
色に相当する座標値の組のうち、座標値が特定領域内に
存在する組について、色修正後の色に相当する座標値と
して記憶色に相当する座標値を用いる補正を行うのに対
して、この第3実施形態では、そのような組について、
色修正後の色に相当する座標値として色修正前の色に相
当する座標値Lab(RV)をそのまま用いる補正を行
うという点を除き、この第3実施形態は、上述した第1
実施形態と同様の色修正定義作成方法である。
【0060】この第3実施形態は、例えば、リバーサル
フィルムに写っている商品の色をそのままカタログ上に
再現したい場合等に効果的である。
【0061】図5は、本発明の色修正定義作成方法の第
4実施形態を示す図である。
【0062】この第4実施形態では、上述した第3実施
形態同様に、色修正前後の色に相当する座標値の組のう
ち、座標値が特定領域内に存在する組について、色修正
後の色に相当する座標値として色修正前の色に相当する
座標値Lab(RV)をそのまま用いる補正を行い、さ
らに、第2実施形態同様に、重み付け平均を用いること
により特定領域内外での色の連続性を考慮している。
【0063】次に、本発明の色修正定義作成方法の第5
実施形態について説明する。
【0064】上述したように、図1等に示すノウハウ4
0は、カラーチャート22のパッチ22a毎に色を測色
して得た座標値やパッチ22a毎にスキャナ10から出
力された印刷網%YMCKと、そのような座標値等を用
いた補間により推定した座標値等とを用いて抽出する。
このようにノウハウ40を抽出した場合、パッチ22a
の色を測定して得た座標値Lab(RV)と、パッチ2
2a毎の印刷網%YMCKに応じて印刷される色に相当
する座標値Lab(印刷)との組については、オペレー
タのノウハウによる色修正を再現すると考えてよい。そ
こで、第5実施形態では、図2を参照して説明した第1
実施形態同様に、座標値Lab(RV)と座標値Lab
(印刷)との組の集合として観念されるノウハウ50を
補正するが、そのノウハウ50を構成する組のうち、パ
ッチ22a毎に得た座標値の組については補正を回避す
る。
【0065】以下、第1実施形態と第5実施形態との相
違点について説明する。
【0066】図6は、第1実施形態と第5実施形態との
相違点を示す図である。
【0067】第5実施形態では、図2を参照して説明し
た第1実施形態における1つの判定100に代えて、図
6に示す2つの判定100,140を行う。即ち、第1
実施形態同様に、座標値が特定領域内の座標値であるか
否かの判定100を行い、さらに、特定領域内の座標値
であるという判定結果を得た場合には、その座標値が測
色等によって得られた座標値であるか否かの判定140
を行う。そして、これら2つの判定100,140によ
って、特定領域内の座標値であり、かつ、推定によって
得られた座標値であるという判定結果を得た場合にの
み、色修正後の色に相当する座標値として記憶色の座標
値を用いる。
【0068】次に、本発明の色修正定義作成方法の第6
実施形態について説明する。
【0069】上述したように、パッチの色の測定等によ
って得た座標値の組については、オペレータ等のノウハ
ウによる色修正を再現すると考えてよいが、そのような
組について、パッチ毎に得た座標値や印刷網%を用いた
補間による推定を経て得た座標値の組を補正をした場合
であっても補正を回避すると、色修正後の色に不連続が
生じる場合がある。そこで、第6実施形態では、そのよ
うな不連続が生じる可能性がある場合には、パッチの色
の測定等によって得た座標値の組についても補正を行
う。
【0070】図7は、第1実施形態と第6実施形態との
相違点を示す図である。
【0071】第5実施形態では、図2を参照して説明し
た第1実施形態における1つの判定100に代えて、図
7に示す3つの判定100,140,150を行う。即
ち、第6実施形態では、図6を参照して説明した第5実
施形態同様に、座標値が特定領域内の座標値であるか否
かの判定100と、座標値が測色等によって得られた座
標値であるか否かの判定140とを行い、さらに、測色
等によって得られた座標値であるとの判定結果を得た場
合には、その座標値を用いた補間により推定された座標
値が特定領域内の座標値であるか否かの判定150を行
う。そして、これら3つの判定100,140,150
によって、測色等によって得られた座標値と、その座標
値を用いた補間により推定された座標値との双方が特定
領域内の座標値であるという判定結果を得た場合には、
測色等によって得られた座標値の組についても、色修正
後の色に相当する座標値として記憶色の座標値を用い
る。
【0072】図8は、本発明の色修正定義作成装置の一
実施形態を示す図である。
【0073】この図8に示す色修正定義作成装置200
は、図1に示すリバーサルフィルム20に写っているカ
ラーチャート22を構成する各パッチ22aの色を測色
することによって得られた、色修正前の色の座標値を表
す色修正前測色データLab(RV)のデータ群と、印
刷物31上に印刷されたカラーチャートを構成する各パ
ッチの色を測色することによって得られた、色修正後の
色の座標値を表す色修正後測色データLab(印刷)の
データ群を取得する取得部210を備えている。また、
この色修正定義作成装置200は、色修正前測色データ
Lab(RV)が表す座標値が、上述した特定領域内の
座標であるか否かを判定する判定部220と、判定部に
よる判定の結果に応じて、取得部210で取得された色
修正前測色データLab(RV)と色修正後測色データ
Lab(印刷)とを対応付け、あるいは色修正前測色デ
ータLab(RV)と記憶色を表すデータとを対応付け
ることにより、色修正定義を作成する作成部230を備
えており、この作成部230は、本発明にいう対応付け
手段の一例である。
【0074】この色修正定義作成装置によって作成され
た色修正定義は、画像の色を変換する色変換装置300
の色修正部310に組み込まれる。色変換装置300の
画像入力部320に色修正前の画像が入力されると、入
力された画像に色修正部310で色修正が施され、画像
出力部330から色修正後の画像が出力される。
【0075】この色変換装置300は、例えば、図1に
示すコンピュータシステム70等によって構成されるも
のであり、画像入力部320には上述した入力メディア
特性変換定義61等が組み込まれ、画像出力部330に
は上述した出力メディア特性変換定義64等が組み込ま
れている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上述したオペレータ等のノウハウによる色修正を再現す
る色修正定義を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色修正定義作成方法の実施形態を適用
する前提となる色修正方法を示す図である。
【図2】本発明の色修正定義作成方法の第1実施形態を
示す図である。
【図3】本発明の色修正定義作成方法の第2実施形態を
示す図である。
【図4】本発明の色修正定義作成方法の第3実施形態を
示す図である。
【図5】本発明の色修正定義作成方法の第4実施形態を
示す図である。
【図6】本発明の色修正定義作成方法の第1実施形態と
第5実施形態との相違点を示す図である。
【図7】本発明の色修正定義作成方法の第1実施形態と
第6実施形態との相違点を示す図である。
【図8】本発明の色修正定義作成装置の一実施形態を示
す図である。
【符号の説明】
10 スキャナ 20 リバーサルフィルム 21 一般画像 22 カラーチャート 22a パッチ 30 印刷機 31 印刷物 40,50,60 ノウハウ(LUT) 51,52 ガマットマッピング変換 61 入力メディア特性変換定義 62,63 ガマット変換定義 64 出力メディア特性変換定義 70 コンピュータシステム 81 スキャナ(入力デバイス) 82 デジタルスチールカメラ(入力デバイス) 83 CRTディスプレイ(入力デバイス) 90 出力デバイス 91 出力メディア 100,140,150 判定 110 補正 120 座標値 130 重み付け平均 200 色修正定義作成装置 210 取得部 220 判定部 230 作成部 300 色変換装置 310 色修正部 320 画像入力部 330 画像出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C066 AA05 AA11 BA13 CA08 EA13 EB02 EC01 GA01 GA32 GB01 HA01 KA12 KD06 KE07 KE11 KF05 5C077 LL19 MP08 NP01 PP32 PP33 PP36 PP37 PP54 5C079 HB01 HB03 HB08 HB12 LA02 LA03 LA11 LB02 NA03 NA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像と、該原画像に色修正が施されて
    なる修正画像との間における色修正の前後それぞれの色
    に相当する、色空間上の座標値相互の対応を定義する色
    修正定義を作成する色修正定義作成方法において、 前記原画像の色に相当する色空間の原座標値と前記修正
    画像の色に相当する色空間の修正座標値とを取得する取
    得過程と、 前記取得過程で取得された原座標値あるいは修正座標値
    の一方について、該原座標値あるいは該修正座標値が色
    空間上の特定領域内の座標値であるか否かを判定する判
    定過程と、 前記判定過程で判定対象の原座標値あるいは修正座標値
    が前記特定領域内の座標値であると判定された場合に
    は、前記取得過程で取得された原座標値と所定の座標値
    とを対応付け、前記判定過程で判定対象の原座標値ある
    いは修正座標値が前記特定領域外の座標値であると判定
    された場合には、前記取得過程で取得された原座標値と
    該取得過程で取得された修正座標値とを対応付ける対応
    付け過程とを含むことを特徴とする色修正定義作成方
    法。
  2. 【請求項2】 前記特定領域が、色空間上の肌色領域で
    あることを特徴とする請求項1記載の色修正定義作成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記特定領域が、色空間上の無彩色領域
    であることを特徴とする請求項1記載の色修正定義作成
    方法。
  4. 【請求項4】 前記対応付け過程が、前記原座標値と所
    定の座標値とを対応付けるに当たり、予め定められた座
    標値を該所定の座標値として用いるものであることを特
    徴とする請求項1記載の色修正定義作成方法。
  5. 【請求項5】 前記対応付け過程が、前記原座標値と所
    定の座標値とを対応付けるに当たり、前記取得過程で取
    得された修正座標値を所定のアルゴリズムで補正して補
    正座標値を生成し、生成した補正座標値を該所定の座標
    値として用いるものであることを特徴とする請求項1記
    載の色修正定義作成方法。
  6. 【請求項6】 前記対応付け過程が、前記原座標値と所
    定の座標値とを対応付けるに当たり、該原座標値そのも
    のを該所定の座標値として用いるものであることを特徴
    とする請求項1記載の色修正定義作成方法。
  7. 【請求項7】 前記取得過程が、前記原画像と前記修正
    画像との間における色修正の前後それぞれの色に相当す
    る、色空間上の座標値相互の対応を定義する初期色修正
    定義を入手し、該初期色修正定義から前記原座標値と前
    記修正座標値とを取得するものであることを特徴とする
    請求項1記載の色修正定義作成方法。
  8. 【請求項8】 前記取得過程が、前記原座標値と前記修
    正座標値との組を、実際に行われた色修正の前後におけ
    る実際の色に相当するものとして所定数取得するもので
    あり、 前記取得過程で取得された組を用いて1つ以上の組を推
    定する推定過程を含み、 前記判定過程が、前記推定過程で推定された組について
    も、その組の原座標値あるいは修正座標値の一方につい
    て、該原座標値あるいは該修正座標値が色空間上の特定
    領域内の座標値であるか否かを判定するものであって、 前記対応付け過程が、前記取得過程で取得された各組に
    ついてその各組の原座標値と修正座標値とを相互に対応
    付けるものであるとともに、前記推定過程で推定された
    座標値の組について、前記判定過程で判定対象の原座標
    値あるいは修正座標値が前記特定領域内の座標値である
    と判定された場合には、前記推定過程で推定された原座
    標値と所定の座標値とを対応付け、前記判定過程で判定
    対象の原座標値あるいは修正座標値が前記特定領域外の
    座標値であると判定された場合には、前記推定過程で推
    定された原座標値と該推定過程で推定された修正座標値
    とを対応付けるものであることを特徴とする請求項1記
    載の色修正定義作成方法。
  9. 【請求項9】 前記取得過程が、前記原座標値と前記修
    正座標値との組を、実際に行われた色修正の前後におけ
    る実際の色に相当するものとして所定数取得するもので
    あり、 前記取得過程で取得された組を用いて1つ以上の組を推
    定する推定過程を含み、 前記判定過程が、前記推定過程で推定された組について
    も、その組の原座標値あるいは修正座標値の一方につい
    て、該原座標値あるいは該修正座標値が色空間上の特定
    領域内の座標値であるか否かを判定するものであって、 前記対応付け過程が、前記推定過程で推定された座標値
    の組について、前記判定過程で判定対象の原座標値ある
    いは修正座標値が前記特定領域内の座標値であると判定
    された場合には、前記推定過程で推定された原座標値と
    所定の座標値とを対応付け、前記判定過程で判定対象の
    原座標値あるいは修正座標値が前記特定領域外の座標値
    であると判定された場合には、前記推定過程で推定され
    た原座標値と該推定過程で推定された修正座標値とを対
    応付けるものであるとともに、前記取得過程で取得され
    た座標値の組については、前記判定過程で判定対象の原
    座標値あるいは修正座標値が前記特定領域内の座標値で
    あると判定され、かつ、その組の座標値を用いて推定さ
    れた組についても前記判定過程で判定対象の原座標値あ
    るいは修正座標値が前記特定領域内の座標値であると判
    定された場合に、前記取得過程で取得された原座標値と
    所定の座標値とを対応させるものであることを特徴とす
    る請求項1記載の色修正定義作成方法。
  10. 【請求項10】 原画像と、該原画像に色修正が施され
    てなる修正画像との間における色修正の前後それぞれの
    色に相当する、色空間上の座標値相互の対応を定義する
    色修正定義を作成する色修正定義作成装置において、 前記原画像の色に相当する色空間の原座標値と前記修正
    画像の色に相当する色空間の修正座標値とを取得する取
    得手段と、 前記取得手段で取得された原座標値あるいは修正座標値
    の一方について、該原座標値あるいは該修正座標値が色
    空間上の特定領域内の座標値であるか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段で判定対象の原座標値あるいは修正座標値
    が前記特定領域内の座標値であると判定された場合に
    は、前記取得手段で取得された原座標値と所定の座標値
    とを対応付け、前記判定手段で判定対象の原座標値ある
    いは修正座標値が前記特定領域外の座標値であると判定
    された場合には、前記取得手段で取得された原座標値と
    該取得手段で取得された修正座標値とを対応付ける対応
    付け手段とを含むことを特徴とする色修正定義作成装
    置。
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