JPH09226914A

JPH09226914A - 商品自動仕分け装置及び方法

Info

Publication number: JPH09226914A
Application number: JP3226196A
Authority: JP
Inventors: Masanori Kobayashi; 正則小林; Hiroshi Okano; 寛岡野; Michio Imai; 道夫今井
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1996-02-20
Filing date: 1996-02-20
Publication date: 1997-09-02

Abstract

(57)【要約】【課題】注文の仕分け、商品のピッキング、包装、宛
て先ラベルの添付等の全ての作業をコンピュータによっ
て制御及び管理するための自動仕分け包装システムを提
供することを目的とする。【解決手段】商品自動仕分け包装システムは、多種類
の商品を備えた商品ピッキングステーションと上記商品
ピッキングステーションより取り出された商品を搬送す
るためのコンベヤとを有し、該コンベヤはアドレス番号
が付された複数の領域に区分され、注文商品に対してア
ドレス番号が割り当てられるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はＣＤ、ビデオカセッ
ト、書籍等の通信販売又はカタログ注文販売にて使用さ
れる自動仕分け包装装置に関する。本発明は、特にコン
ピュータによって注文物品の仕分け等を管理する自動仕
分け包装システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】通信販売又はカタログ注文販売では、１
件の注文が扱う商品は多種少量であるため、注文の仕分
け、商品のピッキング、包装、宛て先ラベルの添付等の
作業を完全に自動化することが困難である。しかし、Ｃ
Ｄ、ビデオカセット、書籍等の商品の場合、商品の寸法
及び形状が同一であるため作業の自動化がより容易であ
り、幾つかの自動オーダーピッキング方式が採用されて
いる。

【０００３】従来の自動オーダーピッキング方式には例
えば次のような方式があった。（１）自動倉庫やロータリトラックに商品を保管してお
き、必要な商品をその都度そこから取り出す。（２）棚に商品を保管しておき、必要な商品をピッキン
グカート等で指定の棚まで移送する。そこで注文表に基
づいて仕分けする。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、注文
の仕分け、商品のピッキング、包装、宛て先ラベルの添
付等の作業のうちいずれかの工程を自動化することはで
きても、作業工程全体の流れを１つのシステムとして自
動化することはできなかった。

【０００５】従来の方法では、注文件数が多くなり高速
処理が必要となった場合、自動倉庫又はロータリトラッ
クを増設して保管商品数を増加させる必要があった。従
ってより大きなスペースが必要となり、同時に設備が大
型化する。また人手に頼っている作業ではより多くの人
手が必要となる欠点があった。

【０００６】従来の方法では、注文の仕分け、商品のピ
ッキング、包装、宛て先ラベルの添付等の作業のうちい
ずれかの工程を自動化することはできても、商品のチェ
ックは人手によって行われていた。従って作業の信頼性
を高めるために２重、３重の商品チェックが必要であっ
た。

【０００７】従来の方法では作業量の変動が大きいと人
手を調節しなければならず、労務管理が困難であった。

【０００８】本発明は斯かる点に鑑み、注文の仕分け、
商品のピッキング、包装、宛て先ラベルの添付等の全て
の作業をコンピュータによって制御及び管理するための
自動包装システムを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明によると、商品自
動仕分け装置は、多種類の商品を備えた商品ピッキング
ステーションと上記商品ピッキングステーションより取
り出された商品を搬送するためのコンベヤとを有し、該
コンベヤはアドレス番号が付された複数の領域に区分さ
れ、注文商品に対して上記アドレス番号が割り当てられ
るように構成されている。

【００１０】本発明によると、１つの商品に対して１つ
のアドレス番号が割り当てられるように構成されてい
る。また、１つの注文に対して１又は複数のアドレス番
号が割り当てられるように構成されている。

【００１１】本発明によると、商品自動仕分け装置にお
いて、上記コンベヤの表面には上記アドレス番号を指示
する識別符号が付されている。上記識別符号は光学的符
号又は磁気的符号である。上記商品ピッキングステーシ
ョンは上記コンベヤに付された識別符号を読み取るため
の読み取り装置を備えている。

【００１２】本発明によると、商品自動仕分け装置にお
いて、更に商品チェック装置が備えられ、該商品チェッ
ク装置は注文商品が上記コンベヤの割り当てられたアド
レス番号の領域に配置されているか否かをチェックする
ように構成されている。

【００１３】本発明によると、商品自動仕分け装置にお
いて、上記商品ピッキングステーションは複数の商品マ
ガジンを有し、該商品マガジンの各々には１種類の商品
が収容されていることを特徴とする。

【００１４】本発明によると、上記商品マガジンは収納
箱と該収容箱の下端に配置されたクランパと該クランパ
の下側に配置されたチャックとを有し、上記クランパは
上記収容箱に積層された商品の下から２枚目及びその上
側の商品を保持するように構成され、上記チャックが開
かれると上記収容箱に積層された商品の最も下側の商品
が落下するように構成されていることを特徴とする。上
記収納箱は上側部と傾斜部と下側部とを含み、上記上側
部と下側部は中心軸線が互いに偏倚し、上記収納箱の上
側部に積層された商品と下側部に積層された商品は互い
にずれて配置されるように構成されている。

【００１５】本発明によると、多種類の商品を備えた商
品ピッキングステーションより注文商品を取り出すこと
と、上記取り出した商品をコンベヤによって搬送するこ
とと、を含む商品自動仕分け方法において、上記コンベ
ヤを複数の領域に区分し、該領域の各々にアドレス番号
を付することと、注文商品の各々に対して上記アドレス
番号を割り当てることと、を含む。

【００１６】本発明によると、商品自動仕分け方法にお
いて、１つの商品に対して１つのアドレス番号が割り当
てられるように構成されている。また１つの注文に対し
て１又は複数のアドレス番号が割り当てられるように構
成されている。

【００１７】本発明によると、多種類の商品を備えた商
品ピッキングステーションと上記商品ピッキングステー
ションより取り出された商品を搬送するためのコンベヤ
と上記ピッキングステーションより取り出された商品が
注文商品であるかどうかを検査するための商品チェック
部とを有する商品ピッキング部と、上記商品ピッキング
部より供給された注文商品を包装材によって包装する商
品包装部と、を有し、上記商品ピッキング部及び上記商
品包装部の全工程はコンンピュータによって集中的に制
御且つ管理され、上記コンベヤはアドレス番号が付され
た複数の領域に区分され、注文商品に対して上記アドレ
ス番号が割り当てられるように構成されている。

【００１８】本発明によると、商品自動仕分け包装装置
において、上記商品ピッキング部と上記商品包装部の間
に接続部が設けられ、該接続部は上記商品ピッキング部
より供給された注文商品を上記商品包装部まで移送する
ためのバッファコンベヤを有する。

【００１９】

【発明の実施の形態】図１を参照して本発明による自動
ピッキング包装システムの例を説明する。図１は本例の
システムが１つの作業場に配列された状態を上方より見
た平面図である。ここでは、商品としてＣＤ（コンパク
トディスク）を扱う場合について説明するが、他の商品
を扱うことができることは言うまでもない。本例のシス
テムは、商品ピッキング部１０と商品包装部３０と両者
を接続する接続部２０と作業全体を制御及び管理するコ
ンピュータを含む。

【００２０】商品ピッキング部１０は循環走行するピッ
キングコンベヤ１１と斯かるピッキングコンベヤ１１に
沿って配置されたアドレス部１２と商品ピッキングステ
ーション１３と商品チェック部１４とを有する。

【００２１】接続部２０は移送装置２１とバッファコン
ベヤ２２と商品反転装置２３と商品挿入装置２４とを有
する。

【００２２】商品包装部３０は一方向に走行する包装コ
ンベヤ３１と斯かる包装コンベヤ３１に沿って配置され
た包装材供給／組立装置３２、住所宛名ラベル発行／貼
付装置３３、ギフトパック供給装置３４、納品書発行／
貼付装置３５、振込用紙発行／貼付装置３６、製函装置
３７及び出荷チェック装置３８を有する。

【００２３】次に全体の作業工程を説明する。本例によ
ると、ピッキングコンベヤ１１は所定の単位領域毎に区
分され、各領域にはアドレス番号又は番地が付されてい
る。アドレス部１２によってピッキングコンベヤ１１の
アドレス番号に注文が割り当てられ、次に商品ピッキン
グステーション１３にて商品がピッキングされ、ピッキ
ングコンベヤ１１の割り当てられたアドレス番号の領域
に商品が配置される。尚、このアドレス部１２及び商品
ピッキングステーション１３の動作の詳細は後に説明す
る。最後に商品チェック部１４にて注文された商品がピ
ッキングされているか否かがチェックされる。

【００２４】商品チェック部１４を通過した商品は移送
装置２１によってバッファコンベヤ２２に移送される。
バッファコンベヤ２２上に移送された商品は商品反転装
置２３によって反転される。これは、消費者が包装材を
開けたとき、商品の表面が現れるようにするためであ
る。商品反転装置２３によって反転された商品は次に、
バッファコンベヤ２２の下流端まで移送される。そこで
商品は商品挿入装置２４によって次の工程に移送され
る。

【００２５】包装材料供給／組立装置３２より供給され
且つ組み立てられた包装材は包装コンベヤ３１によって
住所宛名ラベル発行／貼付装置３３まで移送される。住
所宛名ラベル発行／貼付装置３３によって、住所、宛
名、コード番号、注文番号等が印刷されたラベルが発行
され、包装材の所定の位置に貼付される。

【００２６】包装材は包装コンベヤ３１によってバッフ
ァコンベヤ２２の下流端に移送される。そこで、商品挿
入装置２４によって商品が包装材に挿入される。所定の
ギフト商品の場合には、ギフトパック供給装置３２によ
って供給されたギフトパックが挿入される。更に、納品
書発行／貼付装置３６及び振込用紙発行／貼付装置３６
を通過する間に、納品書及び振込用紙が包装材に挿入さ
れる。

【００２７】最後に製函装置３７によって包装材が閉じ
られ包装箱が形成される。こうして包装された商品は包
装コンベヤ３１の下流端にて出荷チェック装置３８によ
って再度チェックされる。

【００２８】本例によると、商品ピッキング部１０では
商品チェック部１４によって所定の注文商品がピッキン
グされているか否かがチェックされ、商品包装部３０で
は出荷チェック装置３８によって包装材に貼付されたラ
ベルがチェックされる。商品のチェックによって、商品
が注文と異なる場合には除去され、その結果はコンピュ
ータに報告される。コンピュータは再度商品のピッキン
グを行うように指令を出す。商品チェック部１４及び出
荷チェック装置３８には、識別符号を読み取るための適
当な読み取り装置が設けられてよく、又はビデオカメラ
からの映像信号を処理する画像処理装置が設けられてよ
い。

【００２９】図２を参照して、アドレス部１２及び商品
ピッキングステーション１３の動作の詳細を説明する。
ピッキングコンベヤ１１は所定の長さを有する単位領域
によって区分され、各領域にはアドレス番号又は番地Ｃ
１、Ｃ２、Ｃ３、Ｃ４、Ｃ５、〜Ｃ１１、・・・・が付
されている。このアドレス番号は所定の読み取り装置に
よって読み取ることができるように、ピッキングコンベ
ヤ１１の表面に付されている。斯かるアドレス番号はバ
ーコード、グレー符号の如き光学的符号であってよく、
又は磁気符号であってよい。

【００３０】商品にも識別符号（ここでは例えばａ、
ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆ、ｇ・・・）が付されている。各領
域には１つの商品が対応する、即ち、１つの商品が載せ
られる。各注文は１又は複数の商品を含むから、各注文
は１又は複数の領域を占有する。図示の例では、各注文
は次のようになる。

【００３１】オーダＡ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品
ａ及び商品ｂ各１個オーダＢ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品ａ、商品ｅ及
び商品ｆ各１個オーダＣ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品ｂ及び商品ｃ
各１個オーダＤ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品ａ及び商品ｅ
各１個オーダＥ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品ａが１個オーダＦ（カスタマ番号＊＊＊＊）商品ａが１個

【００３２】例えば、オーダＡは２つの商品ａ、ｂを含
み、従って２つの領域Ｃ１、Ｃ２が割り当てられる。オ
ーダＢは３つの商品ａ、ｅ、ｆを含み、従って３つの領
域Ｃ３、Ｃ４、Ｃ５が割り当てられる。

【００３３】好ましくは、各オーダにおいて、商品は商
品に付された識別符号（ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅ、ｆ、ｇ・
・・）に従った順序にて領域が割り当てられる。例え
ば、オーダＢは３つの商品ａ、ｅ、ｆを含むが、識別符
号（のアルファベット）ａ、ｅ、ｆの順に領域Ｃ３、Ｃ
４、Ｃ５が割り当てられる。

【００３４】ピッキングコンベヤ１１によって搬送され
た商品は移送装置２１（図１参照）によってバッファコ
ンベヤ２２に移送される。商品は注文順にバッファコン
ベヤ２２に移送される。図示のように、ピッキングコン
ベヤ１１では商品は１列に配置されているが、バッファ
コンベヤ２２では２列に配置される。従って、例えば、
オーダＡの２つの商品ａ、ｂの内、商品ａはバッファコ
ンベヤ２２の右半分側に配置され商品ｂは左半分側に配
置される。

【００３５】バッファコンベヤ２２の下流端では注文毎
に商品が包装材に挿入される。尚、ピッキングコンベヤ
１１及びバッファコンベヤ２２の走行、移送装置２１及
び商品挿入装置２４の動作及び包装コンベヤ３１の走行
はコンピュータによって集中的に制御され且つ管理され
る。

【００３６】図２に示した例は本発明の１つの例であ
り、他の態様が可能であることは当業者にとって自明で
あろう。例えば、ピッキングコンベヤ１１に設定された
領域は、図示の例では走行方向に沿って１列であるが、
走行方向に沿っての複数列、例えば２列又は３列の領域
によって区分されてよい。また、バッファコンベヤ２２
には２列の商品が配置されているが、３列以上、例えば
３列又は４列の商品が配置されてよい。

【００３７】次に図３を参照して商品ピッキングステー
ション１３の構成及び動作を説明する。商品ピッキング
ステーション１３は多数の商品マガジン１３０Ａ、１３
０Ｂ、１３０Ｃ、１３０Ｄ・・・を含む。各商品マガジ
ン１３０Ａ、１３０Ｂ、１３０Ｃ、１３０Ｄにはそれぞ
れ商品ａ、ｂ、ｃ、ｄが保管されている。各商品マガジ
ンは、下端の開口よりその商品を１個づつ落下させるこ
とができるように構成されている。

【００３８】ピッキングコンベヤ１１が商品ピッキング
ステーション１３の下を通るとき、各商品マガジンより
所定の商品が予め割り当てられたアドレス番号の領域上
に落とされる。商品ピッキングステーション１３はピッ
キングコンベヤ１１の各領域に付されたアドレス番号を
読み取る適当な読み取り装置を備えてよい。斯かる読み
取り装置は、アドレス番号が光学的符号であれは光学的
読み取り装置であり、アドレス番号が磁気的符号であれ
ば磁気的読み取り装置であってよい。

【００３９】読み取り装置によって得られたアドレス番
号信号とコンピュータからの命令信号に基づいて、商品
マガジンは注文商品をピッキングコンベヤ１１上に落下
させる。こうして所定のアドレス番号が付された領域に
は注文商品が配置される。

【００４０】図４を参照して本発明による商品マガジ
ン、特にＣＤ（コンパクトディスク）を収容するための
商品マガジン１３０の例を説明する。本例の商品マガジ
ン１３０は上側の収納箱１３１を有し、この収納箱１３
１は上側部１３１Ａと傾斜部１３１Ｂと下側部１３１Ｃ
とを含む。上側部１３１Ａと下側部１３１Ｃとは中心軸
線が互いに偏倚している。従って、収納箱１３１の上側
部１３１Ａに積層された商品（この場合ＣＤ）と下側部
１３１Ｃに積層された商品は互いにずれている。上側部
１３１Ａにはドア１３１Ｄが設けられ、斯かるドア１３
１Ｄより商品（この場合ＣＤ）が挿入される。

【００４１】収納箱１３１の下側部１３１Ｃの両側に
は、１対のクランパ１３２Ａ、１３２Ｂが配置され、下
側部１３１Ｃの後側には平行チャック１３６が設けられ
ている。平行チャック１３６が作動されることによって
クランパ１３２Ａ、１３２Ｂは内方又は外方に移動する
ように構成されている。

【００４２】クランパ１３２Ａ、１３２Ｂの下側には１
対のチャック１３３Ａ、１３３Ｂが配置されている。チ
ャック１３３Ａ、１３３Ｂは各々シリンダ１３４Ａ、１
３４Ｂに接続され、且つ両端はスライダ１３５Ａ−１、
１３５Ａ−２、１３５Ｂ−１、１３５Ｂ−２（一方のみ
図示）に係合している。

【００４３】図５を参照して本例の商品マガジン１３０
の動作を説明する。図５には収納箱１３１の下側部１３
１Ｃが示されており、この下側部１３１Ｃに商品（この
場合ＣＤ）５０Ａ、５０Ｂ、５０Ｃ、５０Ｄが積層され
て保管されている。下側部１３１Ｃの両側にクランパ１
３２Ａ、１３２Ｂが配置され、その下側にチャック１３
３Ａ、１３３Ｂが配置されている。

【００４４】クランパ１３２Ａ、１３２Ｂは平行チャッ
ク１３６（図４参照）によって矢印方向に移動可能であ
り、チャック１３３Ａ、１３３Ｂもシリンダ１３４Ａ、
１３４Ｂ（図４参照）によって矢印方向に移動可能であ
る。尚、図５では説明の都合上、クランパ１３２Ａ、１
３２Ｂの移動方向（矢印４、５）とチャック１３３Ａ、
１３３Ｂの移動方向（矢印１、３）は同一方向である
が、図４に示す例では両者の移動方向は互いに直交して
いる。

【００４５】チャック１３３Ａ、１３３Ｂの先端部には
それぞれ商品（この場合ＣＤ）５０Ａ、５０Ｂ、５０
Ｃ、５０Ｄを受け入れるための溝部１３３ａ、１３３ｂ
が設けられている。

【００４６】図示のように、クランパ１３２Ａ、１３２
Ｂは積層された商品（この場合ＣＤ）５０Ａ、５０Ｂ、
５０Ｃ、５０Ｄの下から２枚目及びその上側の商品（こ
の場合ＣＤ）５０Ｂ、５０Ｃ、５０Ｄを保持するように
配置されている。従って、収納箱１３１の下側部１３１
Ｃに積層された商品（この場合ＣＤ）５０Ａ、５０Ｂ、
５０Ｃ、５０Ｄの最も下側の商品５０Ａはクランパ１３
２Ａ、１３２Ｂによって保持されていない。

【００４７】図５に示す状態にて先ずチャック１３３
Ａ、１３３Ｂが開く。すると下から２枚目より上側の商
品（この場合ＣＤ）５０Ｂ、５０Ｃ、５０Ｄはクランパ
１３２Ａ、１３２Ｂによって保持されているから、最も
下側の商品５０Ａ、即ち、チャック１３３Ａ、１３３Ｂ
の溝部１３３ａ、１３３ｂ上に配置された商品５０Ａの
みがピッキングコンベヤ１１上に落下する。

【００４８】次にチャック１３３Ａ、１３３Ｂが閉じ、
クランパ１３２Ａ、１３２Ｂが開く。すると上側の積層
された商品５０Ｂ、５０Ｃ、５０Ｄがチャック１３３
Ａ、１３３Ｂの溝部１３３ａ、１３３ｂ上に落下する。
次にクランパ１３２Ａ、１３２Ｂが閉じ、下から２枚目
より上側の商品５０Ｃ、５０Ｄが保持される。それによ
って図５に示す状態に戻る。

【００４９】上述のように、収納箱１３１には傾斜部１
３１Ｂが設けられており、積層された商品５０の荷重は
斯かる傾斜部１３１Ｂによって部分的に担われ、クラン
パ１３２Ａ、１３２Ｂに負荷される商品５０の荷重は軽
減される。同時に、斯かる傾斜部１３１Ｂにおいて、積
層された商品５０は互いにずれるため、商品５０が互い
に付着していても、傾斜部１３１Ｂを通過する時にそれ
らは互いに分離されることができる。

【００５０】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。

【００５１】上述の例では商品としてＣＤ（コンパクト
ディスク）を例に説明し、またＣＤに使用して好適な例
を説明したが、本発明は他の商品例えば、ＣＤ−ＲＯ
Ｍ、ビデオカセット、書籍等に適用することができるこ
とは当業者によって自明であろう。

【００５２】

【発明の効果】本発明の自動仕分け包装システムによる
と、注文の仕分け、商品のピッキング、包装等の作業を
コンピュヒタによって集中的に制御し且つ管理するよう
に構成されているため、極めて効率的に且つ迅速に通信
販売、カタログ販売等を処理することができる利点を有
する。

【００５３】本発明の自動仕分け包装システムによる
と、商品マガジンに商品を補給すること以外全て自動的
になされるから、人手が少なく最小の労力によって仕分
け包装作業を実行することができる利点を有する。

【００５４】本発明の自動仕分け包装システムではコン
ピュータによって商品のチェックを行うから、配送ミス
を最小化することができる利点を有する。

【００５５】本発明の自動仕分け包装システムによる
と、注文の仕分け、商品のピッキング、包装等の作業を
コンピュヒタによって集中的に制御し且つ管理するよう
に構成されているため、仕事量が変動しても容易に労務
管理をなすことができる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による自動仕分け包装システムの全体を
示す図である。

【図２】本発明による自動仕分け包装システムの商品ピ
ッキング部のアドレス部の動作を説明するための説明図
である。

【図３】本発明による自動仕分け包装システムの商品ピ
ッキング部の商品ピッキングステーションの動作を説明
するための説明図である。

【図４】本発明による商品マガジンの構成例を示す図で
ある。

【図５】本発明による商品マガジンの動作を説明するた
めの説明図である。

【符号の説明】

１０商品ピッキング部、１１ピッキングコンベ
ヤ、１２アドレス部、１３商品ピッキングステー
ション、１４商品チェック部、２０接続部、
２１移送装置、２２バッファ部、２３商品反
転装置、２４商品挿入装置、３０商品包装部、
３１包装コンベヤ、３２包装材料供給／組立装
置、３３住所宛名ラベル発行／貼付装置、３４
ギフトパック供給装置、３５納品書発行／貼付装
置、３６振込用紙発行／貼付装置、３７製函装
置、３８出荷チェック装置、５０商品、１３
０商品マガジン、１３１収納箱、１３１Ａ上
側部、１３１Ｂ傾斜部、１３１Ｃ下側部、１３
１Ｄドア、１３２Ａ，１３２Ｂクランパ、１３
３Ａ，１３３Ｂチャック、１３３ａ，１３３ｂ
溝、１３４Ａ，１３４Ｂシリンダ、１３５Ａ−
１，１３５Ａ−２スライダ、１３５Ｂ−１，１３５
Ｂ−２スライダ、１３６平行チャック

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】多種類の商品を備えた商品ピッキングス
テーションと上記商品ピッキングステーションより取り
出された商品を搬送するためのコンベヤとを有し、該コ
ンベヤはアドレス番号が付された複数の領域に区分さ
れ、注文商品に対して上記アドレス番号が割り当てられ
るように構成されていることを特徴とする商品自動仕分
け装置。
【請求項２】請求項１記載の商品自動仕分け装置にお
いて、１つの商品に対して１つのアドレス番号が割り当
てられるように構成されていることを特徴とする商品自
動仕分け装置。
【請求項３】請求項１、又は２記載の商品自動仕分け
装置において、１つの注文に対して１又は複数のアドレ
ス番号が割り当てられるように構成されていることを特
徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項４】請求項１、２又は３記載の商品自動仕分
け装置において、上記コンベヤの表面には上記アドレス
番号を指示する識別符号が付されていることを特徴とす
る商品自動仕分け装置。
【請求項５】請求項４記載の商品自動仕分け装置にお
いて、上記識別符号は光学的符号又は磁気的符号である
ことを特徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項６】請求項４又は５記載の商品自動仕分け装
置において、上記商品ピッキングステーションは上記コ
ンベヤに付された識別符号を読み取るための読み取り装
置を備えていることを特徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項７】請求項１、２、３、４、５又は６記載の
商品自動仕分け装置において、更に商品チェック装置が
備えられ、該商品チェック装置は注文商品が上記コンベ
ヤの割り当てられたアドレス番号の領域に配置されてい
るか否かをチェックするように構成されていることを特
徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項８】請求項１、２、３、４、５、６又は７記
載の商品自動仕分け装置において、上記商品ピッキング
ステーションは複数の商品マガジンを有し、該商品マガ
ジンの各々には１種類の商品が収容されていることを特
徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項９】請求項８記載の商品自動仕分け装置にお
いて、上記商品マガジンは収納箱と該収容箱の下端に配
置されたクランパと該クランパの下側に配置されたチャ
ックとを有し、上記クランパは上記収容箱に積層された
商品の下から２枚目及びその上側の商品を保持するよう
に構成され、上記チャックが開かれると上記収容箱に積
層された商品の最も下側の商品が落下するように構成さ
れていることを特徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項１０】請求項９記載の商品自動仕分け装置に
おいて、上記収納箱は上側部と傾斜部と下側部とを含
み、上記上側部と下側部は中心軸線が互いに偏倚し、上
記収納箱の上側部に積層された商品と下側部に積層され
た商品は互いにずれて配置されるように構成されている
ことを特徴とする商品自動仕分け装置。
【請求項１１】多種類の商品を備えた商品ピッキング
ステーションより注文商品を取り出すことと、上記取り出した商品をコンベヤによって搬送すること
と、を含む商品自動仕分け方法において、上記コンベヤを複数の領域に区分し、該領域の各々にア
ドレス番号を付することと、注文商品の各々に対して上記アドレス番号を割り当てる
ことと、を含むことを特徴とする商品自動仕分け方法。
【請求項１２】請求項１１記載の商品自動仕分け方法
において、１つの商品に対して１つのアドレス番号が割
り当てられるように構成されていることを特徴とする商
品自動仕分け方法。
【請求項１３】請求項１１、又は１２記載の商品自動
仕分け方法において、１つの注文に対して１又は複数の
アドレス番号が割り当てられるように構成されているこ
とを特徴とする商品自動仕分け方法。
【請求項１４】多種類の商品を備えた商品ピッキング
ステーションと上記商品ピッキングステーションより取
り出された商品を搬送するためのコンベヤと上記ピッキ
ングステーションより取り出された商品が注文商品であ
るかどうかを検査するための商品チェック部とを有する
商品ピッキング部と、上記商品ピッキング部より供給された注文商品を包装材
によって包装する商品包装部と、を有し、上記商品ピッキング部及び上記商品包装部の全
工程はコンンピュータによって集中的に制御且つ管理さ
れ、上記コンベヤはアドレス番号が付された複数の領域に区
分され、注文商品に対して上記アドレス番号が割り当て
られるように構成されていることを特徴とする商品自動
仕分け包装装置。
【請求項１５】請求項１４記載の商品自動仕分け包装
装置において、上記商品ピッキング部と上記商品包装部
の間に接続部が設けられ、該接続部は上記商品ピッキン
グ部より供給された注文商品を上記商品包装部まで移送
するためのバッファコンベヤを有することを特徴とする
商品自動仕分け包装装置。