JPH07237753A - 製品積み換え区分け箱詰装置 - Google Patents

製品積み換え区分け箱詰装置

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JPH07237753A
JPH07237753A JP5460794A JP5460794A JPH07237753A JP H07237753 A JPH07237753 A JP H07237753A JP 5460794 A JP5460794 A JP 5460794A JP 5460794 A JP5460794 A JP 5460794A JP H07237753 A JPH07237753 A JP H07237753A
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JP
Japan
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product
pallet
mixed
products
conveyor
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JP5460794A
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Inventor
Kazunori Murao
和則 村尾
Shuichi Adachi
秀一 安達
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造工場でパレットに混載した各種製品が配
送センタに到着すると、人手を要せず機械で自動的に積
み降ろされ、仕向け先の注文内容に応じ区分けして小通
いケースに箱詰めされる製品積み換え区分け箱詰装置を
提供する。 【構成】 製造工場Aには、複数の製品パレットPから
製品K1 ,K2 ,K3 の種類と配置位置のデータから必
要な製品の種類と数量を選択して混載パレットP2 に積
み換えるよう指示する制御装置41を備えた移載ロボッ
ト26と、混載パレットP2 添付のフロッピーディスク
43に混載製品の種類と位置を記録する記録読取機42
とを設置している。一方配送センタBには、混載パレッ
トP2 から制御装置46の指示により混載製品を選択し
て降ろすとともに、記録読取機42の読み取りデータと
仕向け先要求により小通いケースQに箱詰めする積み降
ろしロボット53を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレットに混載された
多種類の製品を仕向け先に合わせて区分けし、小単位の
ケースに積み換えを行う、製品積み換え区分け箱詰装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】パレット単位には同種類の製品を載せて
あって複数の種類の製品を積載した複数のパレットか
ら、別のパレットへ複数の種類の製品を混載して積み換
える混載積み換え装置の従来例を図3について説明す
る。21は同一製品を載せたパレットPを製品倉庫から
運んでくるパレット供給コンベヤで、22は製品を移載
し終わった空のパレットP1 を受け取り、移載ロボット
26の近くまで運ぶ空パレットコンベヤ、23はパレッ
ト供給コンベヤ21よりパレットPをローラ28上に受
け取り、供給コンベヤ21の進行方向と直角方向に駆動
されるチエンコンベヤを上昇させてパレットPを横移動
し、環状コンベヤ24上に運び、前記チエンコンベヤを
下降させて環状コンベヤ24の流れに入っているローラ
28の上に降ろし、また環状コンベヤ24で送られてき
た空パレットP1 を同様の機能で受け取って、前述と逆
方向に運び、チエンコンベヤを下降させてパレットP1
をローラ28の上に載せローラ28を駆動して空パレッ
トコンベヤ22に移載する横移送装置である。環状コン
ベヤ24は移動方向に順番に、パレット出し入れ部のロ
ーラ28,直線コンベヤ24a,曲線コンベヤ24b,
直線コンベヤ24c,曲線コンベヤ24b,直線コンベ
ヤ24dで構成されており、図示せざる駆動装置によっ
てパレットPが1個又は2個づつ間欠移動するように運
転され、曲線コンベヤ24bと次の直線コンベヤとの間
に、パレットの位置を揃えるための位置決めストッパ2
5を備え、またパレット上に製品が無いことを確認する
ため、コンベヤ24dの片側に光源35、その反対側に
光センサ36を取付ける。
【0003】26は製品を積み換える移載ロボットであ
り、これは、作動アームの先端に同アームがどのように
動いても常に姿勢の方向を維持している真空吸着器が取
付けてあるので、環状コンベヤ24上にあるパレットP
上の製品を吸着した後、ロボット26に組み込まれたプ
ログラム通りにアームが動いて、前記パレットPと平行
に定位置に置いてある空パレットP1 に置くときにも、
製品は正しい姿勢方向を採ることができる。ロボット2
6のアーム先端の行動範囲は図示したとおりで、環状コ
ンベヤ24上のパレットPを2個分と積み換え位置のコ
ンベヤ29上の空パレットP1 の積み荷全体の容積をカ
バーするように設定される。前述した空パレットコンベ
ヤ22は上記の組み換え位置コンベヤ29に繋がってお
り、環状コンベヤ24から排出された空パレットP1
混載用に流用される。但し混載用パレットとして、混載
量により、別の空パレットを追加することもできる。2
7は混載パレットコンベヤである。
【0004】このような混載積み換え装置において、環
状コンベヤ24の上に同一種類の製品を載せたパレット
Pが2個づつ続くように載せられており、A1 とA2
同じ製品のを積んだパレットであり、B1 とB2 ,C1
とC2 ,その他も同様である。A1 ,B1 ,C1 が積ん
でいるのはそれぞれ互いに異なった製品である。環状コ
ンベヤ24は各部分コンベヤ共、間欠運転で同時にパレ
ットピッチの1乃至2ピッチ分づつ送られ、移載ロボッ
ト26の吸着器の行動範囲内には同種の製品のパレット
例えばA1 とA2 が揃うようにする。移載ロボット26
の吸着器は、パレットA1 に積んである製品(A製品と
いう)を決められた順番に吸着して持ち上げ、コンベヤ
29上で停止している空パレットP1 に決められた順に
置いていく、パレットA1 の固有記号と同パレット上の
各A製品の位置を示す番地は全て予めロボット26のマ
イクロコンピュータに記憶されていて、移載されたA製
品の番地はその都度消去される。空パレットP1 に移載
されたA製品の種類と位置(番地)もロボット26のマ
イクロコンピュータに記録される。指示された数量のA
製品の積み換えが終わったら、環状コンベヤ24をパレ
ットピッチ2ピッチ分送り、パレットB1 又はB2 から
上述と同様の手順でB製品がパレットP1 に積み換えら
れる。以下Cパレット、Dパレット等も同じ手順を行
う。最初の空パレットP1 に、所定の種類と数量の製品
の混載を完了すると(混載パレットはP2 )、コンベヤ
29が駆動されて、パレットP2 は混載パレットコンベ
ヤ27に移動し、同コンベヤ27によって発送場又は倉
庫に送られる。パレットA1 上に製品が無くなったとき
には、パレットA2 からA製品を取って積み換える。
【0005】パレットA1 は環状コンベヤ24によって
順次送られて、コンベヤ24d上に位置したときに、光
センサ36によってパレット上が空であることを確認
し、製品倉庫にA製品を積んであるパレットを供給コン
ベヤ21に載せるよう指示すると同時に横移送装置23
に空パレット(パレットP1 となる)の排除を指示す
る。次の間欠移動のとき、パレットピッチ1個分移動し
て空パレットP1 を横移送装置23に置き、同装置23
により空パレットP1 は空パレットコンベヤ22に移載
され、次に倉庫より送られてきたA製品を積んだパレッ
トを横移送装置23によって環状コンベヤ24に移載す
る(パレットA1 となる)。空パレットP1はコンベヤ
22によって送られて混載位置のコンベヤ29の手前で
待機し、コンベヤ29上の混載パレットP2 が送り出さ
れた後、代わってコンベヤ29上に移動し停止して、ロ
ボット26からの積み込みに備える。
【0006】もう1つの従来例を図4について説明す
る。この第2従来例は移載ロボット26の両側に平行に
2列横移動装置31に設けてそれぞれに空パレットP1
を送り込み、混載済みのパレットP2 をコンベヤライン
に戻す構成とし、パレットP1を横移動装置31上を通
過させたいときは、ローラ28を回してコンベヤ32又
は27にそのまま送り、パレットP1 を横移動装置31
上で止めて横移動させたいときは、ローラ28の上でパ
レットP1 を止めて横移動装置31のチエンコンベヤを
上昇させて、パレットP1 をロボット26の傍らに送り
込む方式である。これ以外の構成とレイアウトは、第1
従来例と同様である。第2従来例のレイアウトでは、ロ
ボット26の稼動中において、混載済みパレットと空パ
レットP1との入れ換え中の遊び時間を無くすと同時
に、パレットP1 の積み換え位置を環状コンベヤ24に
出来るだけ近寄せることによってロボット26の作動距
離を短くし稼動率を上げることを狙いとしている。
【0007】しかして配送センタの在庫量を減らし、各
種製品の必要量を効率的に保管するために、製造工場で
はパレット上に各種製品を混載して配送センタに送る。
この工場における製品の混載に対しては上記の従来例で
示したような方式が提案されているが、配送センタにお
いて向け先別の区分け作業の自動化はまだ殆ど為されて
なく、現状は、配送先の要求に従って製品の種類と数量
を取出すために、混載されたパレットから製品を種類毎
に纏めて集積し直し、発送時に仕向け先の注文や売れ行
きに基づいて人力で集めルートカーに積み込むので、人
手と時間、即ち、人工費が多くかかっている。従って、
各配送センタにおける仕分け積み換え作業の省力化,自
動化が待望されている。またパレットに各種製品を混載
するのではなく、同一製品を配送センタに送った場合に
は、配送製品の種類が多いとき、多くの在庫を地価の高
い配送センタに持たねばならず、コスト高につながる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、製造工場でパレットに
混載した各種製品が配送センタに到着すると、人手を要
せず機械で自動的に積み降ろされ、仕向け先の注文内容
に応じ区分けして小通いケースに箱詰めされて、合理的
な製品箱詰めと発送が可能となり、製品在庫量を減らす
ことができるとともに、人の手間と労力が減少しコスト
低減を図ることができる製品積み換え区分け箱詰装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、製
造工場において同種類の製品が積まれた複数の製品パレ
ットから各製品が積み換え混載され配送センタへ送られ
る混載パレットと、上記製品パレットの製品の種類と配
置パターン位置のデータから必要な製品の種類と数量を
選択して混載パレットに積み換えるよう指示する制御装
置を備えた積み換え手段と、混載製品の種類と位置を混
載パレットの基準位置と関連づけて混載パレット添付の
コピー媒体に記録する記録手段と、上記混載パレットが
送られて来る配送センタにおいて混載パレットから制御
装置の指示により混載製品を選択して箱詰めの所定位置
に降ろす積み降ろし手段と、上記コピー媒体に記録され
た混載製品の種類と位置のデータを読み取るデータ読取
手段と、データ読取手段の読み取りデータを仕向け先の
要求と照合し混載パレットの製品を上記積み降ろし手段
により積み降ろし区分けし小通いケースに箱詰めするよ
う指示する制御装置とを具えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明製品積み換え区分け箱詰装置において
は、製造工場において、パレット毎に同じ製品が積まれ
ている各種製品を、別のパレットに積み換えて混載する
ときに、混載した製品1個毎の種類とパレット上の基準
点位置からの段数と水平の配列パターンの相対位置とを
記憶し、その記憶データのコピー媒体を、上記パレット
の所定位置に取付けてあるポケットに入れて、パレット
と一緒にトラック等の運搬手段により配送センタに送
る。配送センタでは、上記パレットに添付されたコピー
媒体から、混載した全製品の種類とパレット上の位置の
データを読み取り、これを制御装置に伝送し、このデー
タと仕向け先が要求する製品の種類と数量を照合し、制
御装置によって作動される自動積み降ろし手段により、
パレット上の各種製品を積み降ろし、仕向け先の要求に
従って区分けし、小通いケースに箱詰めする。
【0011】また製品区分け箱詰装置に、混載した製品
の種類とパレット上の位置のデータに基づき製品を種類
毎に縦一列に積み上げる製品種類と同数のラックを使用
した場合は、製品積み降ろしの際、制御装置は製品の種
類だけを区分けし、小通い箱に押し出すときは仕向け先
の種類と数量だけを指示すればよいので制御が簡単にな
る。更に製品区分け箱詰装置に、混載パレットから仕向
け先が要求通りの製品を選択し、製品積み降ろし手段に
より小通いケース1箱分づつ所定の位置に箱詰め形状に
纏まるように積み降ろす箱詰め方式は、箱が纏められた
位置で直接に小通いケースに収納されるので箱詰め機構
が簡単になる。なおパレットより各種製品を区分けし箱
詰めする作業中に、区分け箱詰め場所が満杯になった場
合、積み残し製品を載せたパレットを環状コンベヤに移
動し、積み残し製品の種類と位置のデータと環状コンベ
ヤ上のパレット位置データとをリンクさせておくことに
より、次に当該パレット上の製品を処理するときに、前
記のパレットの位置にリンクさせた製品の種類と位置の
データを使用することにより区分けを正しく行うことが
できる。
【0012】
【実施例】本発明製品積み換え区分け箱詰装置の実施例
を図面について説明すると、図1は製造工場側の製品積
み換え装置と配送センタ側の製品区分け箱詰装置の実施
例を示す斜視図、図2は配送センタ側の製品区分け箱詰
装置の別例を示す斜視図である。まず図1において、製
造工場Aでは、配送センタBの在庫量を減らし各種製品
の必要量を効率的に保管するために、混載パレットP2
上に各種製品を積み換え混載して配送センタBに送る。
従って混載される製品の種類別の数量比は配送センタB
の取扱う自動販売機全体の製品種類別の販売比にしてお
けば、大きな過不足は生じない。製造工場Aにおいて、
パレットコンベヤ24上をパレット単位に同種類の製品
が積まれた複数の製品を積んだ複数の製品パレットP
が、製品K1 の上面はブランク、製品K2 は上面に斜
線、製品K3 は上面に交叉した斜線で区別されて、製造
ラインから供給されて来る。パレットコンベヤ24と平
行に空パレットP1 を運ぶ空パレットコンベヤ22が敷
設されており、両パレットコンベヤ24,22の間に設
けられた横移送コンベヤ31が、空パレットコンベヤ2
2より空パレットP1 をローラ28上に受け取り、空パ
レットコンベヤ22の進行方向と直角方向に駆動される
チエンコンベヤを上昇させてパレットP1 を横移動し、
パレットP1 に製品を混載して混載パレットP2 とし、
逆方向に混載パレットP2 を移動し、混載パレットコン
ベヤ27上に載せ換える。パレットコンベヤ24は従来
例で説明した図3の環状コンベヤ24と同類のもの、ま
た空パレットコンベヤ22,混載パレットコンベヤ27
もそれぞれ同様のものである。
【0013】製品K1 ,K2 ,K3 の積み換え手段の移
載ロボット26は、横移送コンベヤ31の傍らに設置さ
れており、作動アームの先端に真空吸着器が取付けてあ
り、パレットコンベヤ24上にあるそれぞれの種類の製
品を積んだパレットPから指示された製品を積んだパレ
ットPを選択し、制御装置41に組み込まれているプロ
グラムに従って、積み換える製品の位置すなわちパレッ
ト上の製品の番地に作動アーム先端を移動し、吸着器で
製品を吸着した後、制御装置41に組み込まれたプログ
ラム通りにアームを動かして、横移送コンベヤ31上に
置いてある空パレットP1 に端から順番に整列して載せ
てゆく(P1 がP2 となる)。この積み換え動作のと
き、混載パレットP2 に積載された全ての製品の種類と
配置パターン位置(番地)のデータを記録読取機42に
記憶して置き、このデータをフロッピーディスク43に
コピーする。パレットにフロッピーディスク43を収容
するポケット45を設けてあり、混載パレットP2 が移
送されるとき、この製品の混載データを記録したフロッ
ピーディスク43が同パレットP2 のポケット45に保
管される。このフロッピーディスク43の記録読取機4
2からの取り出し,ポケット45への保管は図示せざる
自動取付装置にて行う。そして混載パレットP2 は製造
工場Aから配送センタBまでトラック40で運搬され
る。
【0014】配送センタBでは、製造工場Aから送られ
て来る混載パレットP2 が区分け箱詰めされるわけであ
り、まずトラック40からパレットコンベヤ51に載せ
られ送られた混載パレットP2 が積み降ろしの場所に停
止すると、パレットP2 に添付されたフロッピーディス
ク43が抜き取られて記録読取機42に差し込まれる。
フロッピーディスク43には混載パレットP2 に積載さ
れた全ての製品の種類と配置パターン位置(番地)のデ
ータがコピーされており、このデータが記録読取機42
から制御装置46に送達され、制御装置46によって積
み降ろし手段である積み降ろしロボット53を制御し
て、製品種類と同数ある製品ラック54に製品を種類毎
に縦一列に積み上げる。また制御装置46に報告された
仕向け先の要求の製品の種類と数量と配送順とを照合
し、制御装置46の指示により製品を選択し、仕向け先
が要求する製品をラック54の最下部から順に押出シリ
ンダ55によって小通いケースQ内に押出す。このとき
製品は小通いケースQ内に出入りできる板ガイドを備え
た製品ガイド56によって案内される。空の小通いケー
スQは供給コンベヤ58によって送られてきて、ケース
運搬車59に移載され、ケース運搬車59は小通いケー
スQを載せて水平及び上下に移動し、小通いケースQを
製品ラック54の製品出口に位置決めさせる。製品を受
け入れて満杯となった小通いケースQはケース排出コン
ベヤ60に移載され、配送場に向かう。
【0015】なおこの配送センタBのパレットコンベヤ
51の前端には積み残し製品のパレットP3 をプールし
ておく環状コンベヤ52が敷設されており、この環状コ
ンベヤ52上に積み残し製品がすべて区分けされるまで
パレットP3 は仮置されるが、積み残された製品とその
パレットP3 上の位置は制御装置46に保存しておき、
区分け場所の該当製品が不足した場合そのパレットP3
を呼び出し製品を区分けし、残った場合再度データは更
新されパレットP3 は環状コンベヤ52上に保管され
る。またこの環状コンベヤ52上のパレットP3 のデー
タ保管用ポケット45にも、積み残し製品の種類と位置
データをコピーしたフロッピーディスク43が保管され
る。後で積み残し製品パレットP3 上の製品を処理する
ときに、そのパレットP3 に添付されたフロッピーディ
スク43を記録読取機42に差し込んで、データを受け
取った制御装置46が、積み残し製品を製品ラック54
に正しい区分けをして積み換えることも可能であること
はいうまでもない。
【0016】次に図2について区分け箱詰装置の別例を
説明すると、混載パレットP2 に添付され、同パレット
2 に積載された全ての製品の種類と配置パターン位置
(番地)のデータがコピーされているフロッピーディス
ク43を記録読取機42に差し込み、混載された製品の
データが記録読取機42から制御装置46に送達され、
ここで混載された製品のデータと配送先の自動販売機が
必要とする製品の種類と数量を照合し、制御装置46に
よって積み降ろしロボット53を制御して、混載パレッ
トP2 から自動販売機の必要な製品を配送順に選択し、
小通いケースQ箱分づつ所定の位置に箱詰め形状に纏ま
るように積み降ろした後、製品ガイド63に案内され押
出シリンダ62で押し込んで小通いケースQに箱詰めす
る。小通いケースQはケース供給コンベヤ57によって
供給され、送り込みコンベヤ58においてタイミングを
測って箱詰めコンベヤ64に送り込まれ、箱詰めコンベ
ヤ64は箱詰めの位置に停止して小通いケースQに製品
を受け入れる。箱詰めの終わった小通いケースQ1 は排
出コンベヤ65により配送場へ送り出される。
【0017】かくしてこの製品積み換え区分け箱詰装置
によれば、製造工場Aで混載パレットP2 に混載した各
種製品K1 ,K2 ,K3 が、配送センタBに到着する
と,人手を要せず積み降ろしロボット53で自動的に積
み降ろし、パレットP2 に添付された製品の種類とパレ
ット上の配列パターンの位置のデータを読み取り、仕向
け先の注文内容と照合し、区分けをして小通いケースQ
2 に箱詰めするので、合理的な製品箱詰めと発送が可能
となり、製品在庫量を減らすことができる。また翌日の
発送に対する準備作業である混載積み換え作業及び区分
け箱詰め作業が夜間にも無人でできるので、人の手間と
労力が減少し、コスト低減ができる。更に配送センタB
に不要の大量の製品が残ることも少なくなる。
【0018】
【発明の効果】要するに本発明によれば、製造工場にお
いて同種類の製品が積まれた複数の製品パレットから各
製品が積み換え混載され配送センタへ送られる混載パレ
ットと、上記製品パレットの製品の種類と配置パターン
位置のデータから必要な製品の種類と数量を選択して混
載パレットに積み換えるよう指示する制御装置を備えた
積み換え手段と、混載製品の種類と位置を混載パレット
の基準位置と関連づけて混載パレット添付のコピー媒体
に記録する記録手段と、上記混載パレットが送られて来
る配送センタにおいて混載パレットから制御装置の指示
により混載製品を選択して箱詰めの所定位置に降ろす積
み降ろし手段と、上記コピー媒体に記録された混載製品
の種類と位置のデータを読み取るデータ読取手段と、デ
ータ読取手段の読み取りデータを仕向け先の要求と照合
し混載パレットの製品を上記積み降ろし手段により積み
降ろし区分けし小通いケースに箱詰めするよう指示する
制御装置とを具えたことにより、製造工場でパレットに
混載した各種製品が配送センタに到着すると、人手を要
せず機械で自動的に積み降ろされ、仕向け先の注文内容
に応じ区分けして小通いケースに箱詰めされて,合理的
な製品箱詰めと発送が可能となり、製品在庫量を減らす
ことができるとともに、人の手間と労力が減少しコスト
低減を図ることができる製品積み換え区分け箱詰装置を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明製品積み換え区分け箱詰装置における製
造工場側の製品積み換え装置と配送センタ側の製品区分
け箱詰装置の実施例を示す斜視図である。
【図2】同上装置における製品区分け箱詰装置の別例を
示す斜視図である。
【図3】従来の製品選別移積装置の平面ブロック図であ
る。
【図4】従来の他の製品選別移積装置の平面ブロック図
である。
【符号の説明】
26 移載ロボット 40 トラック 41 制御装置 42 記録読取機 43 フロッピーディスク 46 制御装置 53 積み降ろしロボット 54 製品ラック 55 押出シリンダ 56 製品ガイド 59 ケース運搬車 61 製品コンベヤ 62 押出シリンダ 63 製品ガイド 64 箱詰めコンベヤ K,K1 ,K2 ,K3 製品 P 製品パレット P1 空パレット P2 混載パレット P3 積み残しパレット Q 小通いケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造工場において同種類の製品が積まれ
    た複数の製品パレットから各製品が積み換え混載され配
    送センタへ送られる混載パレットと、上記製品パレット
    の製品の種類と配置パターン位置のデータから必要な製
    品の種類と数量を選択して混載パレットに積み換えるよ
    う指示する制御装置を備えた積み換え手段と、混載製品
    の種類と位置を混載パレットの基準位置と関連づけて混
    載パレット添付のコピー媒体に記録する記録手段と、上
    記混載パレットが送られて来る配送センタにおいて混載
    パレットから制御装置の指示により混載製品を選択して
    箱詰めの所定位置に降ろす積み降ろし手段と、上記コピ
    ー媒体に記録された混載製品の種類と位置のデータを読
    み取るデータ読取手段と、データ読取手段の読み取りデ
    ータを仕向け先の要求と照合し混載パレットの製品を上
    記積み降ろし手段により積み降ろし区分けし小通いケー
    スに箱詰めするよう指示する制御装置とを具えたことを
    特徴とする製品積み換え区分け箱詰装置。
  2. 【請求項2】 配送センタの箱詰めの所定位置に設置さ
    れ混載製品の種類と位置のデータに基づき製品を種類毎
    に縦一列に積み上げる製品種類と同数の製品ラックと、
    制御装置の指示に従って仕向け先要求製品を上記製品ラ
    ックの最下部から順に小通いケースに押出す押出シリン
    ダと、空の小通いケースを載せて水平及び上下に移動し
    制御装置の指示に従って同小通いケースを上記製品ラッ
    クの製品出口に位置決めさせるケース運搬車と、製品を
    上記小通いケースに案内する製品ガイドとを具えたこと
    を特徴とする請求項1の製品積み換え区分け箱詰装置。
  3. 【請求項3】 配送センタに区分け場所が満杯になった
    場合の積み残し製品のパレットをプールして置く環状コ
    ンベヤが設けられていることを特徴とする請求項1の製
    品積み換え区分け箱詰装置。
JP5460794A 1994-02-28 1994-02-28 製品積み換え区分け箱詰装置 Withdrawn JPH07237753A (ja)

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JP5460794A JPH07237753A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 製品積み換え区分け箱詰装置

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