JPH09222974A - 言語解釈表示方法とその方法を用いた装置およびシステム - Google Patents

言語解釈表示方法とその方法を用いた装置およびシステム

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JPH09222974A
JPH09222974A JP8029727A JP2972796A JPH09222974A JP H09222974 A JPH09222974 A JP H09222974A JP 8029727 A JP8029727 A JP 8029727A JP 2972796 A JP2972796 A JP 2972796A JP H09222974 A JPH09222974 A JP H09222974A
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JP
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Application number
JP8029727A
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English (en)
Inventor
Shunichi Yasuda
俊一 安田
Yoshio Kurimura
芳夫 栗村
Michio Higano
道夫 日向野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下位互換性を維持しながら、HTML等画面
構成記述言語を表示する装置の機能拡張を図る技術提案
がまだ殆どない。 【解決手段】 拡張機能をHTMLのコメントに埋め込
む。拡張HTMLビュアはこのコメントの中から拡張機
能を解釈し、拡張処理を行う。ビュアは、通信制御部1
02でネットワークを介して送られる拡張HTMLを受
信する。言語解釈部106はコメント以外の標準機能を
解釈する標準ステートメント解釈部112と、コメント
のうち拡張機能の埋め込まれた記述を解釈する拡張ステ
ートメント解釈部214を持つ。標準機能に対応する処
理は標準機能処理部120で、拡張機能に対応する処理
は拡張機能処理部224で行われる。処理の結果は統合
され、表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は言語解釈表示方法
と、この方法を用いた装置およびシステムに関する。こ
の発明は特に、画面に表示すべき情報がHTML等のマ
ークアップ言語に代表される画面構成記述言語による記
述の形態で提供されるとき、これを解釈して表示する方
法、装置およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ユーザ・インタフェイス(U
I)、特にグラフィカル・ユーザ・インタフェイス(G
UI)の充実により、コンピュータなどの情報機器に対
するユーザの操作が非常に容易になった。GUIはユー
ザに提供されるオブジェクト(アイコン、コントロール
ボックス等のパーツ)などを画面上に図形シンボルとし
て表すインタフェイスであり、ユーザはキーボードから
長い文字列を入力するかわりに、例えば画面上のボタン
をクリックしてオブジェクトを指定することができる。
GUIは視認性、操作手順を考慮して設計され、一般に
ユーザの作業効率を大きく改善している。
【0003】しかしその一方で、このGUIの機能を変
更または拡張したいという要請もある。例えばユーザの
装置が携帯型で画面が小さいときなど、デフォルトの状
態で提供されるGUIのパーツ配置を変更したい場合が
ある。
【0004】特開平6−4280号公報には、ユーザ自
身の操作によって所望のユーザー・インタフェイスを構
築する方法が開示される。同方法は、従来GUIをプロ
グラミングする作業が煩雑かつ困難であった点に鑑み、
パネル・タイプ(例えばウインドウやメッセージ・ボッ
クス)ごとにタイプを定義し、修正することを可能にす
るものである。同方法を実現するGUIエディタは、ユ
ーザが変更可能なGUIソースコード制御ファイルを収
容し、そのファイルはGUIを定義するタグ・ファイル
を収容している。タグ・ファイルはGUIパネルのオブ
ジェクトを記述する。これらのファイルを用い、この方
法は大別して、前記制御ファイルをオープンするステッ
プと、制御ファイル中のタグ・ファイルに編集を加える
ステップを含む。同方法により、ユーザは自ら複雑なプ
ログラミングをすることなく、所期のGUIパネルを作
成、再利用するというものである。
【0005】一方、特開平6−110670号公報に
も、ユーザによるUIのカスタマイズ方法が開示されて
いる。同方法もユーザをプログラミング技術、特にGU
Iを構成する拡張言語の修得の煩から解放することを目
的とするものである。同方法では、拡張言語の「イベン
ト取得」という命令によって拡張言語インタープリタの
動作を中断して所期のイベントを取得するという構成を
とるため、ユーザは新たに拡張言語自体を覚える必要が
なくなる。
【0006】以上の2つの従来技術は、ともにUIの機
能変更または拡張を目的とする。これらの技術は、プロ
グラミング経験の乏しいユーザによる機能変更などを支
援するものであるが、ネットワークを通じてサービスが
提供される場合、例えばインターネットを介してサービ
スが提供される場合は、以下の理由から、機能変更等に
異なる配慮が必要になる。
【0007】インターネットにおけるユーザ装置では、
GUIを含む画面構成情報自体がサーバからHTML
(Hyper Text Markup Language)という画面構成記述言
語で記述されたテキストとして送られてくる。HTML
は文書構造記述言語SGML(Standard Generalized M
arkup Language)の一種として画定された言語であり、
文字列の表示を基本機能とし、イメージデータ等の取り
込みを可能とする。すなわち、サーバ側ではHTMLの
文法に則ってテキストを生成し、これをユーザ装置に送
る。ユーザ装置では、このテキストをHTMLの文法に
従って解釈し、指定された配置、大きさ、フォント等に
従って文字列を表示するとともに、文字列以外のイメー
ジ等を表示する。この手順によって画面が構成されるた
め、GUIなど画面表示に関連する機能拡張は、単にユ
ーザ装置のみで対応できる問題ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】画面構成記述言語を介
してサービスが提供されるネットワークを前提とする画
面表示関連の機能拡張については、まだ具体的な技術提
案が少ない。HTML自体の仕様が継続的に検討されて
いる段階である。
【0009】一般論として、ユーザ装置の画面表示機能
を拡張する場合、当然ながら現行のHTMLに新たなコ
マンドを追加する方法が考えられる。この場合、予約語
としてコマンドを追加し、ユーザ装置のパーサ(解析プ
ログラム)によってコマンドの内容を判断し、機能拡張
を実現する。
【0010】しかし、このような拡張を行えば下位互換
性の問題が生じる。すなわち、新たなコマンドに対応可
能なユーザ装置では適切なコマンド解釈と表示が可能に
なる一方、それ以前に設計されたユーザ装置では、この
コマンドを解釈することができず、表示が異常になりう
る。最悪の場合、画面が完全に異常になり、GUIとし
て最低限の画面表示機能すら果たせない事態も考えられ
る。
【0011】なお、ポストスクリプトでは、EPSファ
イルを読み込んでバウンディングボックスに表示するた
めの拡張機能がコメント部分に記述される場合がある。
しかしこれは、拡張機能解釈手段を持たない装置の下位
互換性を保証するものではない。
【0012】[目的]以上の現状に鑑み、本発明の目的
は、HTML等の画面構成記述言語によって画面に表示
すべき情報が与えられる状況において下位互換性を確保
する言語解釈表示方法、装置およびシステムを提供する
ことにある。より具体的には、以下の各技術を開示する
ことにより、前記課題に対する具体的な解決を与える。
【0013】1.前記言語のコメント部分を利用して下
位互換性とUIの機能拡張を実現する基本技術 2.画面の視認性を高めるタブ機能 3.画面に表示されるファイル名称をオブジェクトとし
て扱う機能 4.画面内に固定表示領域を設ける機能 5.前記言語による記述の形態で与えられる情報にペー
ジ割付を行う機能
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の言語解釈表示方法は、画面に表示すべき
情報が画面構成記述言語によるコメントを含む記述の形
態で提供され、かつ前記コメントに、コメントを除く部
分のみに基づいてなされる表示に影響を与えないように
拡張機能が記述されることを前提とする。ここで「画面
に表示すべき情報」は、テキスト、イメージなど、デー
タ形式を問わない。「画面構成記述言語」は画面に表示
すべき情報とその配置等の構成を言語の形で記述するも
ので、例えばHTMLがある。「画面に表示すべき情報
が画面構成記述言語による記述の形態で提供される」と
は、提供される情報の中にその形態で提供されるものが
含まれれば足りる意味であり、直接表示できるデータ形
態等で与えられる情報が混在していてもよい。
【0015】この前提において本発明は、まず前記言語
の記述のうち、コメントを除く部分を解釈してその内容
に従って前記情報を表示する。このときさらに、前記言
語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋め込ま
れたコメントを識別してその拡張機能を解釈し、その内
容に従って所期の処理をなす。「コメント」とは、言語
の解釈に当たり、表示の対象から外される記述をいう。
「拡張機能」の例には、後述のタブ機能があるが、これ
はいかなる機能であってもよい。この機能は表示に関連
しない演算機能などであっても何等差し支えはない。す
なわち、通常、画面構成記述言語は画面に表示されるべ
き情報を記述するものであるが、本発明では拡張機能を
取り入れることにより、これを表示以外に利用する方途
をも与える。
【0016】本発明ではコメント、すなわち本来いっさ
い表示されない記述の中に拡張機能を記述し、これを識
別して解釈し、解釈結果に従って前記機能を実現するた
めに必要な処理を行う。従来の方法では、コメントは単
にコメントとして扱い、表示対象として考える余地を持
たない。このため、拡張機能の埋め込まれたコメントの
存在によって従来の装置による表示が悪影響を受けるお
それはなく、下位互換性が保持される。
【0017】(2)一方、本発明の言語解釈表示装置
は、画面に表示すべき情報が画面構成記述言語によるコ
メントを含む記述の形態で提供され、かつ前記コメント
に、コメントを除く部分のみに基づいてなされる表示に
影響を与えないように拡張機能が記述されることを前提
とする。この前提においてこの装置は、前記言語の記述
のうちコメントを除く記述部分を解釈する標準記述解釈
手段と、前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って
各種標準処理を行う標準機能処理手段と、前記言語の記
述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋め込まれたコ
メントを識別してその記述を解釈する拡張記述解釈手段
と、前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種
拡張処理を行う拡張機能処理手段と、前記各種標準処理
の結果出力される表示生成指示と、前記各種拡張処理の
うち表示に関連する処理の結果出力される表示生成指示
とに基づいて画面に対する表示を制御する表示制御手段
とを含む。
【0018】この構成において、まず、前記言語の記述
のうちコメントを除く記述部分が標準記述解釈手段で解
釈され、この解釈内容に従って標準機能処理手段で各種
標準処理が行われる。標準処理は、従来の言語解釈表示
装置で実現される処理に相当する。この処理と並行し
て、前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能
の埋め込まれたコメントが拡張記述解釈手段で識別さ
れ、その記述が解釈される。つづいて、この解釈内容に
従って拡張機能処理手段により各種拡張処理が行われ
る。拡張処理は、表示に関連しない演算処理等であって
もよい。この後、前記各種標準処理の結果出力される表
示生成指示と、前記各種拡張処理のうち表示に関連する
処理の結果出力される表示生成指示とに従って、表示制
御手段において画面に対する表示が制御される。「表示
生成指示」の例に、画面に表示すべき文字列のデータ
と、その文字列を画面のいずれの個所に表示すべきかを
示す位置情報データとの組合せ指示がある。二種類の表
示生成指示から画面表示を制御するとき、まず、前記表
示生成指示を統合することにしてもよい。ここで「統
合」とは、最終的な画面構成を想定しつつ、この画面構
成を得るために前記二系統の表示生成指示を組み合わせ
ることをいい、最も簡単な例に、一方の表示生成指示か
ら得られる画面表示に他方の表示生成指示から得られる
画面表示を上書きする処理がある。例えば、このように
して決まる画面構成に従い、画面に対する表示が制御さ
れ、所期の表示がなされる。
【0019】(3)本発明の言語解釈表示装置のある態
様では、前記拡張機能は、表示領域内に設けられる領域
であって、その領域内の表示内容については、その領域
外の表示内容が変更されてもその変更による影響をうけ
ない固定表示領域を設けるための固定表示領域設置機能
を含む。固定表示領域の例に、カーソルの動きに従って
スクロールすることのない領域がある。ただし、この領
域自体は常に静止している必要はなく、その領域以外の
領域における画面スクロール等表示内容の変更の影響を
受けなければ足りる意味である。
【0020】この前提において、前記拡張記述解釈手段
は、固定表示領域設置機能に関する記述を読み込んだと
き、その記述を解釈し、前記拡張機能処理手段は、前記
拡張記述解釈手段による解釈の結果から前記固定表示領
域の前記表示領域内における配置情報を取得し、これを
保持する領域配置保持手段と、前記拡張記述解釈手段に
よる解釈の結果からその固定表示領域内に表示すべき情
報を取得し、これを領域内表示情報として保持する領域
内表示情報保持手段とを含み、該拡張機能処理手段から
前記表示制御手段に対し、前記表示生成指示として、前
記配置情報と領域内表示情報が与えられる。
【0021】この構成において、固定表示領域設置機能
に関する記述が読み込まれると、拡張記述解釈手段によ
り、その記述が解釈される。ここで、解釈された結果か
ら固定表示領域の前記表示領域内における配置情報が領
域配置保持手段によって所得され、保持される。この情
報は、例えば引数という形で抽出される。つづいて、そ
の固定表示領域内に表示すべき情報が領域内表示情報保
持手段によって取得され、保持される。これらの情報が
表示生成指示として表示制御手段に与えられ、所期の画
面表示がなされる。
【0022】(4)本発明の言語解釈表示装置の別の態
様では、前記拡張機能は、画面に表示すべき情報ごとに
その表示開始位置を設定するためのタブ機能を含む。
「タブ」とは、表示すべき情報(表示の対象となる各単
位で、例えば文字列やラジオボタン)の先頭を配置すべ
き位置(すなわち表示開始位置)、またはその位置に表
示すべき情報を実際に配置することの両様の意味を持
つ。
【0023】この前提において、前記拡張記述解釈手段
は、タブ機能に関する記述を読み込んだときその記述を
解釈し、前記拡張機能処理手段は、前記拡張記述解釈手
段による解釈の結果からタブ位置の指定情報を取得し、
これを保持する指定タブ位置保持手段と、タブ機能を実
行するたびに、次に表示すべき情報の表示開始位置を前
記指定タブ位置の中から選択して更新していく表示開始
位置更新手段とを含み、該拡張機能処理手段から前記表
示制御手段に対し、前記表示生成指示として、前記表示
すべき情報とその表示開始位置が与えられる。
【0024】この構成において、まずタブ機能に関する
記述が読み込まれたとき、その記述が拡張記述解釈手段
で解釈される。ここで、解釈の結果からタブ位置の指定
情報、すなわち指定タブ位置が指定タブ位置保持手段に
よって取得され、保持される。
【0025】一方、実際にタブ機能を実行するたびに
(すなわち、表示開始位置を進めていくたびに)、次に
表示すべき情報の表示開始位置が表示開始位置更新手段
によって前記指定タブ位置の中から選択され、更新され
ていく。表示制御手段には、表示すべき情報とその表示
開始位置が前記表示生成指示として与えられ、所期の画
面表示が行われる。
【0026】(5)このとき本発明のある態様では、前
記指定タブ位置保持手段は、画面の全体領域に関する所
定位置(例えば画面の一端、またはその一端からある距
離をおいた点)を位置決めの基準とする絶対タブに関す
る指定タブ位置を保持する絶対タブ位置保持手段と、画
面の一部領域に関する所定位置を位置決めの基準とする
相対タブに関する指定タブ位置を保持する相対タブ位置
保持手段とを含み、前記表示開始位置更新手段は、指定
タブ位置が絶対タブに関するものであるか相対タブに関
するものであるかに従い、位置決めの基準を変えて表示
開始位置を更新する。「一部領域」の例として、画面に
表示する複数のラジオボタンを囲む矩形領域がある。こ
の場合、矩形領域の所定位置を基準にして各ラジオボタ
ンの表示開始位置を設定するほうが便利なためである。
【0027】この構成おいて、指定タブ位置が絶対タブ
に関するものであれば、絶対タブ位置保持手段に保持さ
れた情報、指定タブ位置が相対タブに関するものであれ
ば、相対タブ位置保持手段に保持された情報がそれぞれ
利用される。表示開始位置の計算の際、表示開始位置更
新手段は、絶対タブの場合は画面全体の所定位置を、ま
た相対タブの場合は画面の一部領域の所定位置をそれぞ
れ位置決めの基準(すなわち計算の起点)にする。
【0028】(6)さらに本発明の別の態様では、前記
拡張機能は、表示すべき情報を指定された紙サイズに従
ってページ割付するためのページ割付機能を含む。例え
ばHTMLで画面に表示すべき情報が記述される場合、
この記述にはページという概念がない。そこでこれを与
える機能である。
【0029】この前提において、前記拡張機能処理手段
は、前記拡張記述解釈手段による解釈の結果から指定さ
れた紙サイズを取得する紙サイズ取得手段と、前記表示
すべき情報を先頭から順に指定された紙サイズで分割し
ていくことにより、前記表示すべき情報と各ページの対
応付けを行うページ割付手段とを含み、該拡張機能処理
手段から前記表示制御手段に対し、前記表示生成指示と
して、前記表示すべき情報と各ページとの対応情報が与
えられる。
【0030】この構成おいて、まず指定された紙サイズ
が紙サイズ取得手段で取得され、前記表示すべき情報が
先頭から順に、ページ割付手段によってこの紙サイズで
分割される。この結果、前記表示すべき情報と各ページ
の対応付けが行われる。前記表示制御手段には、前記表
示生成指示として、前記表示すべき情報と各ページとの
対応情報が与えられる。このため、画面に前記表示すべ
き情報のある個所を表示するとき、その個所が含まれる
ページを同時に表示することができる。
【0031】(7)本発明のある態様では、(6)にお
いて、前記拡張機能処理手段は、前記拡張記述解釈手段
によってなされた解釈の結果から、ページ割付の結果生
じる複数のページのうち実際に画面に表示すべきページ
の指定を取得し、これを保持する指定ページ保持手段を
含み、該拡張機能処理手段から前記表示制御手段に対
し、前記表示生成指示として、前記表示すべき情報のう
ち指定されたページに含まれる情報が与えられる。
【0032】この構成において、ページ割付機能に関す
る記述が読み込まれたとき、ページ割付の結果生じる複
数のページのうち実際に画面に表示すべきページの指定
が指定ページ保持手段によって取得され、保持される。
前記表示制御手段には、前記表示生成指示として、前記
表示すべき情報のうち指定されたページに含まれる情報
が与えられる。このため、該ページが表示され、検索等
の便宜を図ることができる。
【0033】(8)本発明の装置のある態様では、前記
拡張機能は、該装置が参照するファイルの名称のうち指
定したものオブジェクトとして保持するよう該装置に指
示するオブジェクト設定機能を含む。この前提におい
て、前記拡張機能処理手段は、指定されたファイル名称
をオブジェクトとして定義し、以降これをオブジェクト
として保持するオブジェクト設定手段を含む。
【0034】この構成によれば、例えば画面にファイル
名がディレクトリの構造とともに表示されたとき、表示
されるファイルの名称をクリックして削除したり、ディ
レクトリ間を移動させたい場合、オブジェクト設定手段
によってこうした処理が可能となる。
【0035】(9)本発明のある態様では、(8)の装
置はファイル提供装置から参照すべきファイルの提供を
受けるものである。この前提において、この装置は、前
記オブジェクトとして保持されたファイル名称に対して
ファイル操作が指示されたとき、この指示内容を判別す
るファイル操作指示判別手段と、判別された指示内容を
前記ファイル提供装置に伝達するファイル操作指示伝達
手段とを含む。ここで、「ファイル名称に対して」と
は、ファイル名称を手かがりとして、またはファイルを
その名称によって選択して、の意味である。
【0036】この構成において、例えば画面にリスト表
示されたファイル名称に対し、ファイルの移動などのフ
ァイル操作が指示されたとき、この指示内容がファイル
操作指示判別手段で判別され、ファイル操作指示伝達手
段によって前記ファイル提供装置に伝達される。この結
果、ファイル提供装置は実際にファイル操作を行うこと
ができる。
【0037】(10)一方、本発明の言語解釈表示シス
テムは、言語解釈表示装置と、この装置に対し、画面に
表示すべき情報を言語による記述の形態で提供する情報
提供装置を含む。この情報提供装置は、前記言語による
記述にコメントを挿入して提供する。コメントには、コ
メントを除く部分のみに基づいてなされる表示に影響を
与えないように拡張機能が記述される。
【0038】この前提において、前記言語解釈表示装置
は、前記言語の記述に含まれるコメントのうち、該装置
が参照するファイルの名称をオブジェクトとして保持す
るよう該装置に指示する記述文を解釈する拡張記述解釈
手段と、前記記述文に従い、指定されたファイル名称を
オブジェクトとして定義し、以降これをオブジェクトと
して保持する拡張機能処理手段と、前記オブジェクトと
して保持されたファイル名称に対してファイル操作が指
示されたとき、この指示内容を判別するファイル操作指
示判別手段と、判別された指示内容を前記情報提供装置
に伝達するファイル操作指示伝達手段とを含む。
【0039】一方、前記前記情報提供装置は、前記ファ
イル操作指示に従い、前記言語解釈表示装置が参照する
ファイルに対して実際にファイル操作を加えるファイル
操作手段と、そのファイル操作の結果発生する画面表示
内容の変更を反映して前記言語による記述を更新し、こ
れを前記言語解釈表示装置に提供する画面構成情報提供
手段とを含む。画面構成情報提供手段は、例えば前記言
語による記述を生成する生成手段と、生成された記述を
言語解釈表示装置に送付する通信制御手段とを含む。
【0040】この構成において、まず言語解釈表示装置
側でファイル名称に対してファイル操作が指示されたと
き、この指示の内容がファイル操作指示判別手段で判別
され、これがファイル操作指示伝達手段によって前記情
報提供装置に伝達される。前記前記情報提供装置はま
ず、その指示に従い、前記言語解釈表示装置が参照する
ファイルに対して、ファイル操作手段により実際にファ
イル操作を加える。つづいて画面構成情報提供手段は、
ファイル操作の結果発生する画面表示内容の変更を反映
して前記言語による記述を更新し、これを前記言語解釈
表示装置に提供する。この結果、前記言語解釈表示装置
では、ファイルの削除など、現実のファイル操作が実行
された後の画面、すなわちファイルのリスト等を表示す
ることができる。
【0041】例えば、前記言語解釈表示装置がユーザ装
置であり、前記情報提供装置がファイルサーバを兼ねる
ような場合、ユーザ装置側でファイルに対する操作をし
ても、現実の操作はサーバ側で実施しなければならな
い。本態様では、ユーザ側とサーバ側のファイル整合性
をとるために、サーバが操作指示に従ってファイルに対
し実際に操作を加えることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の言語解釈表示方法、装置
およびシステムの実施形態を適宜図面を参照しながら説
明する。なお以下の実施形態では、画面構成記述言語の
例としてHTMLをとる。画面に表示すべき情報をHT
MLテキストの形で提供する装置(またはそのプログラ
ム)を「HTMLサーバ」または単に「サーバ」と呼
ぶ。WWW(World Wide Web)サーバはその例である。
一方、ユーザ側の装置(またはそのプログラム)はHT
MLを解釈して表示するため、「HTMLビュア」また
は単に「ビュア」と呼ぶ。WWWブラウザはその例であ
る。以下の実施形態では、ビュアを改良し、各種拡張機
能の実行を可能とするものである。
【0043】実施形態1.本実施形態では、画面構成記
述言語のコメント部分を利用して下位互換性を維持しな
がら画面表示機能を拡張する技術を、画面の視認性を高
めるタブ機能を例に説明する。
【0044】[背景]従来のHTMLには、タブ機能を
実現するコマンドがなかった。このため、ラジオボタン
やチェックボックスなどのUIオブジェクトを整列させ
るためには、サーバ側でUIオブジェクトの直前に必要
数のスペースを挿入して位置を調節する必要があった。
HTMLの仕様では半角のスペースは無視されるため、
全角スペースを挿入しなければならず、正確な位置合せ
は困難かつ煩雑な作業であった。特にPDA(Personal
Digital Assistance )等、画面サイズの小さなビュア
の場合、ラジオボタン等をある間隔で横向きに並べるよ
うスペースを入れても、途中都合の悪いところで折り返
すことがあり、外観上も視認性の面からも非常に不都合
であった。
【0045】そこで本実施形態では、HTMLの機能を
拡張してタブ機能を追加し、指定したタブ位置にラジオ
ボタンなどのUIオブジェクトを整列させることを目的
とする。
【0046】[解決原理]HTMLのコメント文の中に
タブスクリプト(タブコマンド)を埋め込む。従来のビ
ュアはこの部分を無視するため、下位互換性は確保され
る。本実施形態に係るビュアはコメント中のタブスクリ
プトを認識することができるため、スクリプトに従って
タブを設定する。
【0047】[詳細] [1]システムの全体構成 図1は本実施形態を実現するシステム構成例を示す図で
ある。同図に示すように、このシステムは大別して、言
語解釈表示装置であるユーザ側の装置PDA2と、これ
に拡張機能に対応したHTMLテキスト(以下単に「拡
張HTML」ともいう)を提供する情報提供装置たる拡
張HTMLサーバ4を含み、これらがイーサネットなど
のネットワーク6を介して接続されている。PDA2上
には拡張HTMLを解釈して対応することのできるビュ
ア(以下「拡張HTMLビュア」ともいう)が搭載さ
れ、拡張HTMLサーバ4には拡張HTMLを生成する
拡張HTML生成部22と、HTTPD(Hyper Text T
ransfer Protocal Daemon )24が搭載される。拡張H
TML生成部22は必要に応じてHTMLテンプレート
(図示せず)を利用する。
【0048】PDA2はモデム8とPHS等の携帯電話
10、公衆回線12を介して一旦PDA用のプロキシー
サーバ(代理サーバ)14に接続され、プロキシーサー
バ14を経由してネットワーク6に接続される。PDA
2は場合により、赤外線16によって直接プロキシーサ
ーバ14にアクセスすることもある。プロキシーサーバ
14はネットワーク6の先につながるサーバとPDA2
とのゲートウエイとして機能する。すなわち、拡張HT
MLサーバ4からはPDA2で表示させたい拡張HTM
LをPDA2へ、一方、PDA2からはビュアで選択し
た値などを拡張HTMLサーバ4へそれぞれ渡す仲介を
行う。
【0049】ネットワーク6には、WWWサーバ18や
その他各種サービス装置20も接続されている。各種サ
ービス装置20が提供するサービスの例にプリント、フ
ァックスがある。拡張HTML生成部22は、これらサ
ービスから与えられる結果を拡張HTMLに変換し、ま
たはその結果に従って拡張HTMLを生成し、プロキシ
ーサーバ14を介してPDA2上の拡張HTMLビュア
に渡す。こうして、要求されたサービスがPDA2に提
供される。HTTPD24は、ビュアからの要求や値を
イベントという形で拡張HTML生成部22へ渡す。一
方、拡張HTML生成部22からは、関数のリターン値
という形態で拡張HTMLを受け取る。なお、拡張HT
MLサーバ4は、実施形態3で説明するファイルシステ
ム26を管理している。
【0050】[2]ビュアの構成 図2は本実施形態に係るPDA2の拡張HTMLビュア
100の内部構成図である。同図に示すごとく、拡張H
TMLビュア100は大別して、ネットワーク6から拡
張HTMLをトークンという形で受け取る通信制御部1
02、受け取った拡張HTMLを解釈する言語解釈手段
たる言語解釈部106、拡張HTMLのうち従来同様の
標準機能に関する記述部分を処理する標準機能処理手段
たる標準機能処理部120、拡張HTMLのうちタブ機
能に関する記述部分を処理するタブ処理部124、標準
機能処理部120およびタブ処理部124から表示生成
指示を受けて画面表示を制御する表示制御手段たる表示
制御部136、表示制御部136からの制御に従って画
面表示を行う表示部138からなる。
【0051】通信制御部102はネットワーク6からの
受信を制御する受信部104を持ち、この受信部104
は図示しない受信バッファを制御する。言語解釈部10
6のトークン読込部108は、受信された拡張HTML
をトークン単位で読み出し、これをコメント識別部11
0に与える。コメント識別部110は前記トークンをH
TMLにおける記述の単位であるタグに分解し、これら
の中からコメントに関するタグを識別する。識別された
コメントにはタブ機能が記述されている可能性があるた
め、コメントはタブ機能に関する記述文であるタブステ
ートメントを解釈するタブステートメント解釈部114
に渡され、一方、コメント以外の記述は、タブ機能等拡
張機能以外の記述文である標準ステートメントを解釈す
る標準記述解釈手段たる標準ステートメント解釈部11
2へ渡される。
【0052】タブステートメント解釈部114は、受け
取ったコメントのうちタブステートメントを識別するタ
ブステートメント識別部116と、タブステートメント
に含まれる引数を抽出する引数抽出部118を持つ。タ
ブステートメント識別部116は、受け取ったコメント
のうちタブ機能が埋め込まれていない通常のコメントが
あれば、単にこれを無視する。
【0053】標準機能処理部120は、標準ステートメ
ント解釈部112で解釈された内容に従って種々の標準
処理を実行する各種標準処理部122を持ち、この各種
標準処理部122はそれぞれ特定の処理を実行する処理
部a、b…を持つ。これらの処理部により、拡張HTM
Lのうち従来同等の記述部分に対し、従来のビュアと同
等の処理が行われる。
【0054】一方、タブ処理部124は、タブステート
メント解釈部114で解釈された内容に従って種々のタ
ブ処理を行う各種タブ処理部126を持つ。各種タブ処
理部126は、前記引数をタブ位置を指定する指定タブ
位置として取得し、これを保持する指定タブ位置保持手
段たる指定タブ位置保持部130を持つ。指定タブ位置
保持部130はさらに、後述する絶対タブ、相対タブと
いうタブ種に応じてタブ位置をそれぞれ保持する絶対タ
ブ位置保持部132と相対タブ位置保持部134に分類
される。
【0055】各種タブ処理部126は、タブ機能を実行
するたびに、次に表示すべき情報の表示開始位置を更新
していく表示開始位置更新手段たる表示開始位置更新部
128を持つ。表示開始位置は、後述のように、絶対タ
ブ位置保持部132または相対タブ位置保持部134に
保持された指定タブ位置を順に読み出すことによって更
新される。
【0056】標準機能処理部120およびタブ処理部1
24における処理の結果出力される表示生成指示(例え
ば、画面の所定領域に矩形を表示するなどの指示)は表
示制御部136において統合され、画面の構成が確定す
る。より具体的には、例えばまず標準機能処理部120
から出力される表示生成指示をもとに画面を仮想的に構
成し、この上に、タブ処理部124から出力される表示
生成指示に起因する表示内容を重ね合わせることで、最
終画面の構成を決定する。この最終画面構成をもとに、
表示制御部136は画面表示を制御し、所望の画面が表
示部138に表示される。
【0057】[3]構成の動作 以上の構成による動作を説明する。ここではまず、
(1)で通常のHTMLに対するビュアの動作を説明
し、(2)で拡張HTMLに対するビュアの動作を説明
する。
【0058】(1)従来のHTMLとビュアの動作 図3は3つのボタンを表示するための従来一般的なHT
MLの記述例を示す図、図4は、図3のHTMLを従来
のビュアまたは本実施形態に係る拡張HTMLビュアで
表示したときの画面を示す図である。図3のHTMLに
ついては、従来のビュアでも、拡張HTMLビュアで
も、同じ表示がなされる。
【0059】図3には、いわゆるヘッダ部60と本文
(ボディ部)61よりなる8行のHTMLが記述されて
いる。同図左端の数字は便宜的に付した行番号であり、
HTMLの記述の一部ではない。
【0060】図3の第1、2行はヘッダ部60を構成す
る。HTMLにおける記述の単位はタグと呼ばれ、<
>の中に記述される。<aaa>は開始タグ、</aa
a>は終了タグとよばれ、この間にaaaを名称とする
処理の内容が記述される。例えば、同図第1行の<HE
AD>はヘッダ部60の開始、第2行の</HEAD>
が同終了を示す。ここではヘッダ部60で、このHTM
Lのタイトルを「Example0」と定義している。
【0061】つぎに、第3〜8行までが本文61であ
る。第4〜6行の「INPUT」はユーザ入力に係るす
べてのものを示す予約語、「TYPE」は型(テキス
ト、チェックボックス、ラジオボタンなどの種別)を示
す予約語である。" radio" はラジオボタンを示
し、" radioset" はそのラジオボタンに付けら
れた名称である。この名称が同一である複数のボタンに
ついては、いずれか1個のみを押すことができる。
【0062】第7行には、「サンプル0の終了」という
コメントがおかれている。HTMLでは、<!−−aa
a−−>と書いたとき、aaaの記述がコメントとして
扱われる。図3の場合、このコメントはタブ機能の埋め
込まれていない、通常のコメントである(以下単に「通
常コメント」といい、拡張機能の埋め込まれたコメント
を「拡張機能コメント」という)。通常コメントと拡張
機能コメントの識別は(2)で説明する。
【0063】ここで、拡張HTMLビュアの動作を考え
る。
【0064】まず、通信制御部102がネットワーク6
から図3のHTMLをトークンの形で受信する。トーク
ン読込部108はこのトークンを読み出し、これをコメ
ント識別部110に与える。
【0065】コメント識別部110は前記トークンをタ
グに分解し、これらの中からコメントに関するタグを識
別する。図3の場合、第6行まではコメントが出現しな
いため、読み込まれたHTMLは標準ステートメント解
釈部112へ渡される。標準ステートメント解釈部11
2は第4〜6行の各ステートメントを解釈し、各種標準
処理部122によって「INPUT」等に関する既知の
処理を行う。
【0066】コメント識別部110の処理が第7行まで
進むと、コメントが検出されるため、このステートメン
トがそのままタブステートメント解釈部114に渡され
る。タブステートメント解釈部114は、受け取ったコ
メントのうちタブ機能の記述されたタブステートメント
を識別する。タブステートメント識別部116は受け取
ったコメントが拡張機能コメントでないことを認識する
ため、これを単に無視する。
【0067】最後に表示を行う。この例では、標準機能
処理部120のみから表示生成指示が出力されるため、
表示制御部136は、単に図3の第4〜6行による画面
構成を決定し、これを表示部138によって表示する。
【0068】図4はこうしてなされた実際の画面表示を
示している。図3では3つのボタンが別の行に記述され
ていたが、これらは実際には、単に横向きに3つのボタ
ンがならんでいく。通常のHTMLは改行を明示的に行
うための指示を持たず、たとえ図3のように3行に分け
て記述しても、改行を行うことができないためである。
【0069】なお図4において、ユーザが「firs
t」に当たるボタンを押せば、サーバに値「a1」が返
され、そのボタンに見合った処理がなされる。
【0070】(2)拡張HTMLとビュアの動作 上述のように、<!−−xxx−−>と書いたとき、x
xxがコメントとして扱われるため、本実施形態ではこ
のxxxの部分に拡張機能、すなわち指定タブ位置の宣
言およびタブ実行に関するスクリプトを埋め込む。
【0071】本実施形態では、xxxが%から始まる文
字列であるとき、このコメントが拡張機能コメントであ
ると決める。すなわち、コメント文の中で「%…」が現
れれば、タブステートメント識別部114はタブ機能が
埋め込まれていると判断し、タブ処理部124に処理を
引き渡す。
【0072】図5はタブ機能を実現するための拡張HT
MLの記述例(タイトルはExample1)を示す
図、図6は図5の拡張HTMLを本実施形態に係る拡張
HTMLビュアで表示したときの画面を示す図である。
【0073】図5でも図3同様、拡張HTMLはヘッド
部62と本文63から構成されるが、ここで注意すべき
は、図5においてコメント部分<!−− −−>をすべ
て外すと、図3と全く同じHTMLに戻ることである
(図3中、意味のない第7行は除く)。
【0074】図5では絶対タブのみを設定する例を挙げ
ている。絶対タブとは、画面全体の所定位置である一端
(ここでは左端)を位置決めの基準とするタブをいう。
なお、絶対タブと相対タブの組合せに係る記述例は後述
する。図5で導入されるタブ機能に関するスクリプトは
以下の通りである。
【0075】 1.SETTABAREA図5第2行(ヘッド部62)
に追加されたスクリプトで、絶対タブに関する指定タブ
位置(以下「絶対タブ位置」という)の宣言を行ってい
る(相対タブ位置の宣言は一文字違いの「SETRTA
BAREA」で行うが、これは後述する)。
【0076】「SETTABAREA」は、次項の「T
ABAREA」において実際にタブ機能を実行する際、
タブの位置をSET(設定)するという意味である。こ
こではタブ位置TAB1が20%という引数で設定され
ている。引数の記述態様は以下の通りである。
【0077】・”10C”…10キャラクタ幅(ただし
固定フォントを仮定) ・”80P”…80ピクセル幅 ・”50%”…画面左端から画面幅に対して50%(す
なわち中央)の位置 ここでは、「20%」と表記することで、画面左端から
画面幅の20%進んだ個所が指定タブ位置となる。すな
わち、表示すべきボタン等の各オブジェクトは、後述の
ごとく、すべて同じ指定タブ位置に表示の先頭を揃えた
状態で整列することになる。なお、複数の指定タブ位
置、TAB1、TAB2…の設定については後述する。
【0078】2.TABAREA 図5第5行に追加されたスクリプトで、上述のSETT
ABAREAによる設定に従って実際にタブ機能を作用
させるべき対象の範囲を示している。すなわち、第5行
の開始タグ〜第9行の終了タグがSETTABAREA
の有効作用範囲であり、ここでは第6〜8行の記述がそ
の作用を受ける。
【0079】3.TAB 図5第6〜8行に追加されたスクリプトで、次に表示す
べき内容の表示開始位置を上述のSETTABAREA
による指定タブ位置まで装置内部で進めるよう指示する
スクリプトである。
【0080】ここでビュアの動作を考える。本実施形態
に係る拡張HTMLビュアの動作については、(1)と
異なる部分のみを説明する。
【0081】まず従来のビュアで図5の拡張HTMLを
表示する場合、図3のHTMLに対する表示、すなわち
図4と同じ表示になる。これは、従来のビュアがコメン
トの部分を完全に無視するためであり、この結果、下位
互換性が確保される。
【0082】一方、本実施形態に係る拡張HTMLビュ
アでは、トークン読込部108を介してコメント識別部
110が第2行の「SETTABAREA」を読み込ん
だとき、これがコメントであることを識別し、このステ
ートメントをタブステートメント解釈部114に渡す。
タブステートメント識別部116は「<!−−%」につ
づく文字列を判読してこれが絶対タブ位置の宣言である
ことを認識する。このとき、引数抽出部118によって
TAB1とその引数「20%」が抽出される。タブステ
ートメント解釈部114は、このステートメントが、
1)絶対タブ位置の設定である旨、2)絶対タブ位置と
してTAB1のみが指定された旨、3)TAB1の引数
が「20%」である旨をデータとして各種タブ処理部1
26に渡す。各種タブ処理部126では、1)に従って
絶対タブ位置保持部132に対する処理が起動される。
絶対タブ位置保持部132には、2)と3)が必要な情
報として渡される。絶対タブ位置保持部132では、後
に実際に表示開始位置の更新がなされるとき、このTA
B1と20%という引数が参照できるよう、TAB1を
インデックスとして「20%」を記憶する。
【0083】つづいて、第5行の「TABAREA」が
読み込まれると、タブ処理部124では、これ以降、T
ABAREAの終了タグが現れるまで(すなわち第9行
まで)、絶対タブ位置保持部132に保持された絶対タ
ブ位置が表示開始位置の更新のために利用されることを
認識する。第6行の前半で実際に「TAB」スクリプト
が読み込まれると、タブステートメント解釈部114は
処理をタブ処理部124の表示開始位置更新部128に
渡す。表示開始位置更新部128は、絶対タブ位置TA
B1をインデックスとして引数20%を読み出し、画面
幅に対する20%の位置計算を行った上で、表示開始位
置をその絶対タブ位置に進める。従って、この表示開始
位置から第6行の後半に記述される「first」ボタ
ンが表示される。
【0084】第7行に移ると、やはり「TAB」スクリ
プトがあるため、表示開始位置更新部128は、つぎの
絶対タブ位置TAB2を読み出そうとする。しかし、こ
の例ではTAB1のみが保持されているため、表示開始
位置更新部128は再度TAB1に関する引数を読み出
す。この場合、表示開始位置が前回と同じ位置になるた
め、本実施形態の表示開始位置更新部128は、改行を
行った後、表示開始位置を絶対タブ位置に進める処理
(以下「ラップ処理」という)を行う。この結果、「s
econd」ボタンが「first」ボタンの下に表示
される。「third」ボタンも同様である。
【0085】このように、表示すべき対象(ここではボ
タン)よりも指定タブ位置の数が少ないとき、改行動作
が発生する。このため、従来では不可能であった改行処
理が暗黙的に実行され、図6の表示が得られる。図6の
場合、画面枠52内において、画面左端から画面幅20
%の位置に3つのボタンが上下に整列する。このような
タブ機能を利用すれば、容易に所望の表示状態を得るこ
ができる。
【0086】ここではタブ位置をTAB1のみによって
設定したが、例えばTAB1〜4を設定すれば、従来の
ビュアで、
【表1】○1st ●2nd ○3rd ○4th ○AA ●AB ○ABBC
C ○ABC ○10000 ○1000 ○100 ●10 のように、詰めて表示されるUIオブジェクトボタン群
を、
【表2】 ○1st ●2nd ○3rd ○4th ○AA ●AB ○ABBCC ○ABC ○10000 ○1000 ○100 ●10 のように整然と配置することが可能である。下の表の1
行目については、最初に「TAB」スクリプトが現れた
とき、表示開始位置更新部128が表示開始位置をTA
B1まで進め、ここで「○1st 」が表示される。つづい
て、表示開始位置更新部128は、内部的にインデック
スを進め、つぎに「TAB」が現れたとき、TAB2を
参照するよう準備する。この結果、「●2nd 」がTAB
2による指定タブ位置を表示開始位置として表示され
る。以下同様に、TAB3、4による指定タブ位置にそ
れぞれ「○3rd 」「○4th 」が表示される。この後、T
AB5という指定タブ位置がないため、ラップ処理が行
われ、第2行が表示される。第3、4行も同様である。
【0087】つづいて、絶対タブと相対タブの両方を利
用するタブ機能について説明する。相対タブとは、画面
の一部領域の左端を位置決めの基準とするタブをいう。
相対タブは、ラジオボタンやチェックボックスのように
クラスタ(オブジェクト群)として機能するものにおい
て、各表示要素の配置をクラスタ内で指定する際、特に
有用である。前記画面の一部領域自体は絶対タブによっ
て決めることができる。
【0088】図7は絶対タブ、相対タブの組合せを用い
た拡張HTMLの記述例(タイトルはExample
2)を示す図、図8は図7の拡張HTMLを本実施形態
のビュアで表示した画面を示す図である。図8からわか
るように、ここでは「紙サイズ」と「ページ数」それぞ
れについて4つずつのボタンを表示している。
【0089】図7においても、拡張HTMLはヘッダ部
66と本文67からなる。本文67のうち、第7〜12
行が紙サイズ(ラジオボタンの名称「paperSiz
e」)に関する相対タブの有効作用範囲68(以下単に
「範囲68」という)、第14〜19行がページ数(ラ
ジオボタンの名称「Imposition」)に関する
相対タブの有効作用範囲69(以下単に「範囲69」と
いう)である。図7に導入される新たなスクリプトは以
下の通りである。
【0090】1.SETRTABAREA 第2行(ヘッド部62)に追加されたスクリプトで、相
対タブの位置の宣言を行っている。「SETRTABA
REA」は、後述の「RTABAREA」において実際
にタブ機能を実行する際、相対タブ位置を設定する。こ
こでは2つの相対タブ位置TAB1、2がそれぞれ5、
55%という引数で設定されているが、これは後に第7
行および第14行で明示的に書き換えられている。
【0091】2.RTABAREA 本文67の第7行、第14行に追加されたスクリプトで
ある。通常はSETRTABAREAによる設定に従っ
て実際にタブ機能を作用させるべき対象の範囲を示す
が、ここでは第7行、第14行でそれぞれ相対タブ位置
を変更している。すなわち、範囲68では、TAB1、
2をそれぞれ10、60%に、範囲69では同様にそれ
ぞれ10、55%に設定しなおしている。百分率で示さ
れた相対タブの位置は、隣接する絶対タブ位置によって
区切られる各区間(ある絶対タブよりも右側に絶対タブ
が存在しないときは、その絶対タブから画面右端までの
区間)の幅を全体(100%)として規定される。具体
的には、図8の点b〜e、点e〜hが各区間となり、こ
れらの幅に対して相対タブ位置が決まる。ただし、TA
B1=”10C”、”80P”など、相対タブ位置が文
字数や画素数で示される場合は、前記各区間の左端を起
点として10文字または80画素分右に進んだ点に相対
タブ位置が設定される。
【0092】ここで、本実施形態のビュアが図7の拡張
HTMLから図8のように表示する動作を説明する。
【0093】まず、トークン読込部108、コメント識
別部110を通して図7のヘッダ部66から相対タブ位
置が読み取られ、TAB1、2とそれらの引数「5%」
「55%」が抽出され、これらが相対タブ位置保持部1
34に保持される。
【0094】つぎに本文67に移り、第5行で「TAB
AREA」が読み込まれる。このスクリプトによって絶
対タブの有効作用範囲の開始が宣言されるが、ここでは
同じステートメント中で絶対タブ位置の設定も行ってい
る。すなわち引数抽出部118は、「TABAREA」
の後に記述されているTAB1、2とそれらの引数「5
%」「40%」を抽出し、これらを絶対タブ位置保持部
132に保持する。ここで注意すべきは、TAB1、2
等は後の「TAB」スクリプトの実行の際に読み出すべ
き引数の順序を示すインデックスに過ぎず、汎用的に絶
対タブ位置と相対タブ位置の指定の両方に利用される点
である。いずれにせよ、この時点で、絶対タブ位置が画
面全体の5、40%の2個所(図8の点b、e)に設定
される。
【0095】つづいて第6行で実際に「TAB」が現れ
る。第6行は第5行からはじまる絶対タブに関する有効
作用範囲にあるため、この「TAB」は絶対タブに関す
る指示であることがわかる。そこで表示開始位置更新部
128は、先に設定された絶対タブのうち、最初の「5
%」を読み取り、表示開始位置を画面左端から5%の位
置(図8の点b)に進める。
【0096】つぎに範囲68の読み取りが開始され、ま
ず第7行で「RTABAREA」によって相対タブに関
する有効作用範囲の開始が指示される。ここでは、「R
TABAREA」の後にTAB1、2を明示的に記述す
ることにより、この有効作用範囲で利用される相対タブ
位置が宣言される。引数抽出部118はTAB1、2に
伴う引数「10%」「60%」を抽出し、これらが相対
タブ位置保持部134に格納される。従って、先に第2
行によって格納された相対タブ位置がこの時点で上書き
され、更新される。
【0097】処理が第8行に進むと、ここで「TAB」
が現れる。第8行は、第5行からはじまる絶対タブに関
する有効作用範囲、および第7行からはじまる相対タブ
に関する有効作用範囲の両方に属する。従って、この
「TAB」はまず、画面右端から5%の点(図8の点
b)を表示開始位置とすることで絶対タブ位置に関する
条件を満たし、その後、図8の点b〜e内で相対タブ位
置まで表示開始位置を進める。ここでは相対タブ位置と
して第7行で設定された最初の引数「10%」に対応す
る図8の点cまで進み、第8行後半に記述される紙サイ
ズのオブジェクトボタンA5を表示する。以下、第9〜
11行で「TAB」が現れるたびに、相対タブ位置保持
部134から順に指定タブ位置を読み出し、表示開始位
置を進め、ボタンA4、A3、A2を表示する。ここで
は相対タブ位置として、10%、60%の2つのみが設
定されているため、ボタンA4は60%の位置に表示さ
れ、ラップ処理の後、ボタンA3、A2が再度10%、
60%の位置に表示される。ここで範囲68の処理は終
了する。
【0098】処理が第13行に移ると、再度「TAB」
が現れる。第13行は、第5行からはじまる絶対タブに
関する有効作用範囲のみに属するため、表示開始位置更
新部128は、絶対タブ位置として第5行で設定された
TAB2、すなわち画面の40%の位置(図8の点e)
まで表示開始位置を進める。この後、処理は範囲69に
入り、図8の点e〜h間の10、55%の位置に「1ペ
ージ分」〜「8ページ分」が範囲68同様の手順を経て
表示される。以上の処理により、図8の画面表示が完成
する。
【0099】ここで、本実施形態に係る拡張HTMLビ
ュアの処理手順をまとめる。図9は拡張HTMLビュア
の処理手順を示すフローチャート図である。
【0100】まずビュアは、ネットワークを通じて拡張
HTMLをトークンとして受け取る。ビュアのトークン
読込部108はまずトークンを読み込み(S200)、
タグを切り出したうえで、コメント識別部110におい
て各タグがコメントであるかどうかを判断する(S20
1)。この判断は、タグが「<!−−」で開始されるか
どうかを調べることで可能である。コメントでなければ
従来同様の処理を標準機能処理部120で行う(S20
2)。コメントであれば、まずこれが%を伴う「SET
TABAREA」または「TABAREA」を含むステ
ートメントであるかどうかが判定され(S203)、そ
れらのいずれかを含めば(S203のY)引数を抽出し
(S204)、これを絶対タブ位置として絶対タブ位置
保持部132に保持する(S205)。
【0101】S203でNの場合は、前記コメントが%
を伴う「SETRTABAREA」または「RTABA
REA」を含むかどうかが判定され(S206)、それ
らのいずれかを含めば(S206のY)引数を抽出し
(S207)、これを相対タブ位置として相対タブ位置
保持部134に保持する(S208)。
【0102】S206でNの場合は、前記コメントが%
を伴う「TAB」を含むかどうかが判定され(S20
9)、「TAB」を含まなければ単なるコメントとして
これを無視する。コメントが「TAB」を含めば(S2
09のY)、指定タブ位置TABnを絶対タブ位置保持
部132または相対タブ位置保持部134から読み出す
ことで取得する(S211)。ここでTABnがTAB
1に戻る場合は、ラップ処理を行う(S212)。
【0103】つづいて、表示開始位置を計算する(S2
13)。「TAB」が絶対タブに関するものであれば、
単に画面全体の左端から位置計算を行うが、相対タブに
関するものであれば、まず絶対タブ位置から決まる画面
領域の位置を計算し、この画面領域の左端を起点とする
計算を行う。この後、表示すべきものを前記表示開始位
置から表示する(S214)。これら一連の処理は拡張
HTMLが終了するまで、すなわち本文の終了を示す/
BODYタグが現れるまで繰り返し行われる(S21
5)。
【0104】以上が処理手順である。なお、本実施形態
のビュアは、指定タブ位置の数よりもタブ機能を働かせ
て表示すべき対象の数が多い場合、ラップ処理を行うこ
ととした。しかし、ボタンの表示位置が例えばTABn
=”100C”などと指定されているときに、現在の表
示開始位置から100文字分右に進むと画面からはみだ
すような場合にも、ラップ処理を行ってもよい。この場
合は、次の行に改行した後、最初の指定タブ位置TAB
1に前記ボタンを表示すればよい。
【0105】[4]一般化 本実施形態ではタブ機能を例に拡張機能を実現するビュ
アを説明したが、ここでタブ以外の拡張機能に関する一
般化を考える。上記タブの例から明らかなように、コメ
ントに記述すべき拡張スクリプトは以下の形態になる。
【0106】<!−−%XYZ ARG1=" arg
1" … −−>ここではXYZが拡張機能を示すスクリ
プトで、このXYZに関する引数がarg1等となる。
このXYZと引数により、拡張HTMLビュアは所定の
処理を行う。
【0107】図10は一般化された拡張HTMLビュア
200の内部構成図である。同図において図2と同一ま
たは同等の構成には同じ符号を与え、説明を省略する。
以下、異なる構成を説明する。
【0108】拡張記述解釈手段たる拡張ステートメント
解釈部214はタブステートメントのみならず、上記X
YZのような拡張機能を含むステートメント(以下「拡
張ステートメント」という)を解釈するもので、拡張ス
テートメントを識別する拡張ステートメント識別部21
6と、上述のarg1等の引数を抽出する引数抽出部2
18を含む。
【0109】拡張機能に関する処理を行う拡張機能処理
手段たる拡張機能処理部224は、拡張ステートメント
解釈部214から、ステートメントの内容および引数を
受け取り、拡張HTML中で指定された拡張機能処理を
行う。
【0110】拡張機能処理部224は、実現すべき拡張
機能に応じた各種拡張処理部226を有し、各種拡張処
理部226はさらに、処理結果を表示生成指示として出
力する表示関連処理部250と、それ以外の表示非関連
処理部252に分かれる。表示関連処理部250は、例
えばタブ機能でいう表示開始位置更新部など、各処理単
位s、t…を担当する処理部s、t…によって構成さ
れ、同様に表示非関連処理部252も処理部u…を持
つ。表示非関連処理部252における処理の例として、
拡張HTMLビュア内部で行われる実数計算等の演算処
理が考えられる。例えば、上述のXYZとして「AD
D」スクリプト、arg1、2に実数をいれることによ
り、これらの引数に対する和を計算することができる。
「ADD」の代わりに関数を入れる場合は、その関数値
を計算すること可能である。その他、表示内容に直接的
に関係しない、いろいろな処理を表示非関連処理部25
2で行うことができる。
【0111】表示制御部236は、標準機能処理部12
0から与えられる表示生成指示と、拡張機能処理部22
6のうち、表示関連処理部250から与えられる表示生
成指示を統合し、画面構成を決定し、この画面構成に従
って表示部138による画面の表示を制御する。一方、
表示非関連処理部252の出力は表示以外の各種制御部
254に与えられ、処理に必要なハードウエアまたはプ
ログラムが制御される。前述の「ADD」の場合、例え
ばCPUのALUなど演算処理ハードウエアが制御され
ることになる。
【0112】以上の構成による動作をフローチャートに
よって説明する。図11は拡張HTMLの一般化された
処理手順を示すフローチャート図である。同図において
図9同等の処理には同じステップ番号を与え、適宜説明
を省略する。
【0113】まず、タグがコメントに関するものであれ
ば(S201のY)、このコメントが拡張機能コメント
であるかどうかを「%」の有無から判断する(S30
3)。拡張機能コメントでなければ通常のコメントであ
るため、これを無視する。拡張機能コメントであれば、
拡張ステートメントの内容を解釈し(S305)、引数
を抽出する(S306)。このとき、記述内容の解釈か
らこの拡張機能が表示に関連するかどうかを判断し(S
307)、関連する場合は表示関連処理部250による
処理を行い(S308)、その処理の出力に基づいて表
示を制御し(S309)、所期の表示を行う(S31
0)。
【0114】一方、記述内容の解釈からこの拡張機能が
表示に関連しないし判断された場合は、表示非関連処理
部252に処理が移り(S311)、表示以外の各種制
御が行われる(S312)。以上の処理を拡張HTML
の読み込みが終了するまで繰り返し行う(S215)。
【0115】実施形態2.本実施形態では、別の拡張機
能として、画面の一部に固定表示領域を設ける方法およ
び装置を説明する。
【0116】[背景]例えば「登録ボタン」など、任意
のタイミングでユーザが操作しうるUIを表示する場
合、このUIは、表示されているHTML文書がスクロ
ールしても画面内にとどまると便利である。特に、PD
Aのように画面の小さな装置で長い文書を表示している
とき、登録ボタンが文書の末尾に設けられていれば、ユ
ーザはいちいち画面をスクロールさせて末尾に行き、こ
れを押さなければならない。これがまさに従来一般的な
ビュアの弊害であり、この本質的な原因は、従来のビュ
アがひとつづきのHTML文書をひとつづきのものとし
て表示する点にある。本実施形態は、拡張機能の1つと
して、画面内にスクロールすることのない固定表示領域
を設け、この問題の解消を図る。
【0117】[解決原理]HTMLのコメント文の中に
新たなスクリプトを埋め込む。本実施形態に係るビュア
はこのスクリプトを認識できるため、スクリプトに従っ
て固定表示領域を設ける。システム構成例は図1の通り
でよい。
【0118】[詳細] [1]拡張HTMLの記述例 図12は固定表示領域を実現するための拡張HTMLの
記述例である。ここでも実施形態1同様、<!−− −
−>で示されるコメントの中に新たな拡張スクリプトが
入っている。第2行の「SETFIXEDAREA」と
第5行の「FIXEDAREA」が本実施形態で用いる
2つの拡張スクリプトである。
【0119】1.SETFIXEDAREA 固定表示領域の配置に関する情報、すなわち固定表示領
域の高さを示すサイズ(SIZE)および領域をおくべ
き画面上の位置(ALIGN)を引数によって指定する
宣言ステートメントである。サイズは実施形態1のタブ
同様、10C、80P、50%のように記述する。一
方、位置は画面の上下左右のいずれに固定表示領域を設
けるかを「top」「bottom」「left」「r
ight」等で記述する。従って、図12の場合、画面
下を基準に、高さ200ピクセル分の固定表示領域の生
成が指示されている。
【0120】2.FIXEDAREA 第5行の開始タグと第7行の終了タグによって有効作用
範囲を示し、この範囲にある記述に基づく表示を固定表
示領域内で行う。この例では第6行のサブミットタイプ
の「ホームへ戻る」ボタンがそれに当たる。従来のビュ
アの場合、本文のうち第6行のみが解釈され、通常の画
面領域に「ホームへ戻る」ボタンが表示される。
【0121】以下、これらいずれかのスクリプトを含む
ステートメントを固定表示ステートメントとよぶ。
【0122】[2]ビュアの構成 図13は本実施形態に係る拡張HTMLビュア300の
内部構成図である。同図において図2、図10同等の構
成には同じ符号を与え、適宜説明省略する。
【0123】同図における構成の特徴は、図10の拡張
ステートメント解釈部214の具体例として、固定表示
領域の設置に関する記述を解釈する固定表示ステートメ
ント解釈部314、拡張機能処理部224の具体例とし
て、固定表示領域の設置に関する処理を実行する固定表
示処理部324が設けられる点にある。
【0124】固定表示ステートメント解釈部314は、
コメント識別部110から与えられたステートメントが
固定表示ステートメントであるかどうかを識別する固定
表示ステートメント識別部316と、固定表示ステート
メントからSIZEとALIGNに関する引数を抽出す
る引数抽出部318を有する。
【0125】一方、固定表示処理部324は、各種固定
表示処理部326を持ち、各種固定表示処理部326内
に、固定表示領域の配置に関する情報を保持する領域配
置保持手段たる領域配置保持部328と、固定表示領域
内に表示すべき情報を取得して保持する領域内表示情報
保持手段たる領域内表示情報保持部330が設けられて
いる。領域配置保持部328は、前述のSIZE、AL
IGNの引数をもとに固定表示領域の配置を決定し、こ
れを表示生成指示として表示制御部336へ与える。こ
の表示生成指示は、例えばカーソルが移動してもこれに
伴って移動しないよう常に同じ内容で与えられ、標準機
能処理部120から与えられる表示生成指示(この内容
はカーソルの移動によって変化する)に対して上書きさ
れる。
【0126】一方、領域内表示情報保持部330は、こ
うして固定的に表示される固定表示領域内に表示すべき
ボタン等の表示対象情報を拡張HTMLの記述から取得
し、これを表示生成指示として表示制御部336に与え
る。
【0127】[3]構成の動作 以上の構成による動作をフローチャートを用いて説明す
る。図14は本実施形態の拡張HTMLビュア300の
処理手順を示すフローチャート図である。同図において
既述のステップの説明は適宜省略する。
【0128】図11等同様、読み込まれたトークンから
タグが切り出され、タグがコメントに関するものである
かどうかが判定される。タグがコメントに関するもので
あれば、「SETFIXEDAREA」を含むステート
メントであるかどうかが固定表示ステートメント識別部
316で判定される(S402)。
【0129】ステートメントが「SETFIXEDAR
EA」を含めば、引数抽出部でSIZE、ALIGNに
与えられた引数を抽出し、これらを領域配置保持部32
8に格納する(S403)。つづいて、これらの引数か
ら画面に表示すべき固定表示領域に関する表示生成指示
を表示制御部336に出力し、固定表示領域を表示する
(S404)。
【0130】一方、ステートメントが「SETFIXE
DAREA」を含まなければ、「FIXEDAREA」
を含むかどうかが判定される(S405)。「FIXE
DAREA」を含めば、領域内表示情報保持部330に
よって固定表示領域内に表示すべき情報が取得され、こ
れらが実際に該領域内に表示される(S406)。以上
の処理を拡張HTMLの読み込みが終了するまで繰り返
す(S215)。
【0131】図15、図16は本実施形態の拡張機能の
有無による表示イメージの差異を示す図である。図15
は図12の拡張HTMLを従来のビュアで表示したも
の、図16は本実施形態に係るビュアで表示したもので
ある。図16では、画面下に固定表示領域70を設け、
「ホームへ戻る」等の登録ボタンをこの中に表示してい
る。これらのボタンはスクロールしないため、図15の
場合のように、ボタンが他のテキストとともにスクロー
ルして画面から外れることはない。この結果、ユーザの
便宜を図ることができる。
【0132】なお本実施形態では、「SETFIXED
AREA」が必ず「FIXEDAREA」の前に現れる
ことを暗黙の前提としているが、ユーザによっては、必
ず固定表示領域を決まった配置で表示したい場合もあ
る。このような場合は、拡張HTML内に「SETFI
XEDAREA」を記述せず、例えばPDAの起動時に
システムプログラム等から決まったSIZE、ALIG
Nを読み込み、これを領域配置保持部328にデフォル
ト値として保持する構成でもよい。この場合、ビュアは
いったん拡張HTML全体を読み込み、「SETFIX
EDAREA」と「FIXEDAREA」の有無を探索
する。これらのうち後者のみが存在する場合は前記デフ
ォルト値を使い、前者のみが存在する場合は固定表示領
域を表示せず、通常どおりの表示を行えばよい。
【0133】実施形態3.実施形態3では、別の拡張機
能として、画面に表示されるファイルの名称をオブジェ
クトとして扱うビュア、およびビュアによるファイル操
作指示に従って実際にファイルを操作し、新たなファイ
ル情報に関するHTMLを生成するファイルサービスサ
ーバを含むシステムを説明する。
【0134】[背景]特開平1−258147号公報に
開示されるように、一般的な電子ファイリングシステム
では、ディレクトリ(階層)間のファイルの移動、複写
などがGUIを用いて容易にできるよう配慮されてい
る。ファイル名称のドラッグ・アンド・ドロップによる
ファイル移動はその例である。
【0135】しかしHTMLは、画面表示を目的に開発
された言語であり、ディレクトリやファイルをリストイ
メージで表示することはできても、それらをオブジェク
トとして扱うわけではない。従って、カーソルを移動さ
せることによってディレクトリやファイルを指定した
り、ドラッグ・アンド・ドロップ等の操作をすることは
不可能であった。本実施形態では、HTMLとビュアの
機能を拡張してファイルの名称をオブジェクトとして扱
い、GUI機能を改善する。
【0136】[解決原理]HTMLのコメント文の中に
新たなスクリプトを埋め込む。本実施形態に係る新しい
ビュアは、スクリプトに従ってファイルの名称をオブジ
ェクトとして扱う。以降、ファイルに対する操作、すな
わち移動、複写、削除、印刷、ファックス送信など(以
下単に「移動等」という)が従来の電子ファイリングシ
ステム同様の手法によって実現する。
【0137】一方、ファイルサーバ側では、ビュアから
移動等の指示を受け取ったとき、ファイルシステムにア
クセスして実際に移動等を行う。さらに、移動等の後の
ファイルの配置等に従って拡張HTMLを書き直し、こ
れをビュアに送る。
【0138】[詳細] [1]システムの構成 本実施形態を実現するシステム構成例を図1を用いて説
明する。本実施形態では、拡張HTMLサーバ4がファ
イルサーバを兼ねるものとする。拡張HTMLサーバ4
は各種ファイルを有するファイルシステム26を管理す
る。ファイルに関する制御は拡張HTML生成部22に
内蔵されたファイル操作用CGIプログラムによって行
われる。
【0139】[2]拡張HTMLの記述例 図17はビュアでファイルの名称がUIオブジェクトと
して扱われるよう記述した拡張HTMLの例(タイトル
はExample4)を示す。この拡張HTMLは、3
つのファイル名、Doc1〜3をそれぞれ3つのアイコ
ンイメージIcon1〜3とともに表示する記述で、導
入される新たなスクリプトは「OBJECT」と「IC
ONn」(n=1,2…)である。ただし「ICON
n」は、ユーザによって選択されたファイル名称の視認
性を高めるために利用されるものであり、ファイル名称
のオブジェクト化には必須ではない。
【0140】1.OBJECT 第4行の開始タグから第10行の終了タグまでを有効作
用範囲とし、この間に記述されるボタン等の情報をオブ
ジェクトとして扱うよう指示する。第4行の「WIDT
H=”100P”」は、オブジェクトとして扱われる情
報を表示するためのボックス(以下「オブジェクト表示
ボックス」という)の画面上の幅を引数100P(10
0画素分)で指定する。この指定は”100C”などの
ように、文字数でもよい。「HEIGHT」は同様にオ
ブジェクト表示ボックスの高さを指定する。「IMAG
E」はオブジェクト表示ボックスの表示イメージを予め
保持された複数のイメージから選択するもので、ここで
は1番のイメージが選択されている。1番のイメージ
は、後述の図18に示すオブジェクト表示ボックス80
のように、丸い角を持つ白抜きの箱であるする。なお、
いったんオブジェクトとして定義されたものを、以降オ
ブジェクトとして保持し、利用する方法自体は周知であ
る。
【0141】2.ICONn n=1,2…に従い、異なるアイコンイメージを表示す
る。これとともに、ICONnの開始タグと終了タグの
間に記述されるファイル名称に各ICONnがリンクさ
れ、以降前記ファイル名称が選択されたとき、このIC
ONnの表示状態が変化する。図17の場合、例えば第
7行で、「Doc2」というファイル名称がICON2
にリンクされている。
【0142】なお図17には、これらのスクリプト以外
に、通常のHTMLのスクリプトである「SELEC
T」「OPTION」が記述されている。前者は、その
有効作用範囲に記述される情報から任意の情報を選択す
るよう指示するもの、後者は選択可能な情報を明示する
もので、実際に選択された情報については、サーバ側で
「SELECTED」を付加してHTMLを送付してく
る。ここでは、「Doc1」が選ばれている。
【0143】図18は図17の拡張HTMLを本実施形
態の拡張HTMLビュアで実際に表示したときの画面表
示を示す。後述のごとく、3つのファイルの名称はこの
時点でオブジェクトとして保持されている。従って、こ
のうち例えばDoc1をクリックして、そのファイル名
称をアイコンごと別の場所に移動することが可能とな
る。一方、同じ拡張HTMLを従来のビュアで表示した
場合、アイコンもオブジェクト表示ボックスもない状態
で、「Doc1 Doc2 Doc3」と表示され、こ
のうちDoc1が反転等によって強調表示される。これ
らはクリックしても移動させることはできない。
【0144】[3]ビュアの構成 図19は本実施形態に係る拡張HTMLビュア400の
内部構成図である。同図に示すとおり、新たな構成は大
別して、オブジェクト設定に関する記述(前記「OBJ
ECT」)を解釈するオブジェクト設定ステートメント
解釈部414と、実際にオブジェクト設定等のオブジェ
クトに関する処理を行うオブジェクト処理部424、フ
ァイル名称を手がかりにファイルに対する操作を処理す
るファイル操作処理部432である。
【0145】オブジェクト設定ステートメント解釈部4
14は、コメントに「OBJECT」が埋め込まれてい
るかどうかを識別するオブジェクト設定ステートメント
識別部416と、この「OBJECT」ステートメント
に含まれる引数を抽出する引数抽出部418をもつ。
【0146】オブジェクト処理部424は各種オブジェ
クト処理部426を含み、各種オブジェクト処理部42
6は、オブジェクト設定手段たるオブジェクト設定部4
28と移動計算部430を持つ。前者は、「OBJEC
T」と「ICONn」のステートメントに従い、ICO
Nnに対してファイルの名称をリンクさせたうえでファ
イル名称をオブジェクトとして定義し、以降これをオブ
ジェクトとして保持するもので、後者はこのオブジェク
トがクリック等によって選択されたとき、カーソルの移
動に伴うオブジェクトの位置計算を行う。
【0147】ファイル操作処理部432は、ユーザがフ
ァイルをドラッグ・アンド・ドロップ等によって別のデ
ィレクトリにコピー、移動等しようとしたとき、これら
のファイル操作指示を判別するファイル操作指示判別手
段たるファイル操作指示判別部434と、この指示をフ
ァイルを管理する拡張HTMLサーバに伝達するファイ
ル操作指示伝達手段たるファイル操作指示伝達部436
をもつ。なお本実施形態では、伝達すべきファイル操作
指示が通信制御部402に与えられ、ここからネットワ
ークを介してサーバに前記指示が与えられる。
【0148】[4]構成の動作 以上の構成による動作をフローチャートを用いて説明す
る。図20は本実施形態の拡張HTMLビュアの処理手
順を示すフローチャート図である。サーバ側を含む処理
動作については後述する。
【0149】図11等同様、まずタグがコメントに関す
るものであれば、「OBJECT」を含むかどうかが判
定される(S502)。ステートメントが「OBJEC
T」を含めば、引数抽出部でWIDTH等に与えられた
引数を抽出し(S503)、これらをもとに、オブジェ
クト表示ボックスを表示する(S504)。
【0150】一方、ステートメントが「OBJECT」
を含まなければ、「ICONn」を含むかどうかが判定
される(S505)。「ICONn」を含めば、オブジ
ェクト設定部428により、そのアイコンとそのアイコ
ンタグの有効作用範囲に記述されたファイル名称をリン
クしてこのリンク情報を保持し(S506)、ファイル
名称をオブジェクトとして定義する(S507)。つづ
いて、オブジェクト表示ボックス内にそのアイコンとフ
ァイルの名称を表示する(S508)。以上の処理を拡
張HTMLの読み込みが終了するまで繰り返す(S21
5)。
【0151】この処理により、以降ファイル名称をUI
オブジェクトとしてクリック等することが可能となる。
【0152】図21と22はビュアの実際の画面におい
てファイルを操作する手順を示す図である。両図では、
いまファイルの移動等の元のファイルがあるディレクト
リ(転送元ディレクトリとよぶ)が「パス名」として表
示され、このディレクトリ内のファイルがリスト形式で
通常表示領域82に表示されている。一方、画面の下部
には実施形態2で説明した固定表示領域84が設けられ
ている。図21の固定表示領域84には、ファイルに対
する各種操作がボタンとして提供される。一方、図22
の固定表示領域84には転送先ディレクトリの候補が表
示されている。
【0153】この画面構成において、ユーザはアンカー
ボタンなどを利用してディレクトリをたどり、所望の転
送元ディレクトリに到達する。ここでは「HD」の下の
「ABC」にたどりついている。
【0154】ここでユーザは処理を選択する。例えば
「コピー」を選ぶと、図22に示す固定表示領域84が
現れ、ユーザはコピーしたいファイルをドラッグ・アン
ド・ドロップによって固定表示領域84の所期のディレ
クトリに運び、コピーする。実際には、この後に現れる
サブミットボタン(図示せず)を押すことより、コピー
すべき旨がサーバに送信される。
【0155】一方、送信を受けたサーバは実際にファイ
ルを操作する。大別して、ユーザの指示が「移動」「コ
ピー」「削除」「名前変更」の各操作であればファイル
システム操作、「印刷」「ファックス」であればファイ
ルサービス操作を行う。ファイルシステム操作によって
画面表示上のファイルの配置等が変化するため、サーバ
は自己の操作内容に従ってディレクトリ構造を記述する
HTMLを更新し、これをビュアに送る。この結果、ビ
ュアはファイルの移動等が反映されたリストイメージを
表示することができる。
【0156】図23は本実施形態におけるビュアとサー
バの連携を示すフローチャート図である。サーバ側の処
理は前述のCGIプログラムによって行われる。
【0157】同図においてまず、ビュア側で参照したい
ディレクトリを指定する(S600)。この指定は実行
ボタン(サブミットボタン)の押下によってサーバに通
知され、サーバは当該ディレクトリに含まれるファイル
の名称等のディレクトリ情報を取得する(S601)。
サーバは、この情報に従って図22の固定表示領域84
を実現するための拡張HTMLを生成する(S60
2)。つづいて、ディレクトリ情報からファイルの名称
を抽出してリスト化するとともに、図18に示すよう
に、各ファイルの名称に与えるアイコンイメージを選択
する(S603)。サーバはこの後、図17に示す、O
BJECTとICONスクリプトを含む拡張HTMLを
生成し(S604)、これをビュアに送る。
【0158】一方、ビュアは受け取った拡張HTMLを
図20の手順で解釈し(S605)、必要なオブジェク
ト設定を行う(S606)。以降、ユーザによる操作指
示待ちとなる。
【0159】実際にユーザがアイコンをクリックしたと
き、ビュアはファイル操作に伴うオブジェクト、すなわ
ちファイル名称の移動を計算し(S607)、操作の対
象となったファイルの名称とその移動位置を検出し、転
送先ディレクトリ等、実際のファイル操作に必要な情報
を得る。これと同時に、ファイル操作指示判別部434
でファイル操作指示の内容を判別し(S608)、これ
を前記ファイル操作に必要な情報とともに、ファイル操
作指示伝達部436を介してサーバに伝える。サーバは
指示内容に従って実際にファイルに対する操作を行い
(S609)、その結果に従い、例えば削除すべきファ
イルの名称がリストから消えるよう拡張HTMLを修正
し(S610)、これをビュアに送る。ビュアはこの拡
張HTMLを解釈して表示し(S611)、一連の処理
が終了する。
【0160】以上が本実施形態の説明である。本実施形
態によれば、従来パーソナルコンピュータ上で利用され
ていたような高度なGUIをPDA上で実現することが
できる。
【0161】実施形態4.この実施形態では、さらに別
の拡張機能として、画面に表示されるHTML文書にペ
ージ割付を行う。
【0162】[背景]特公平5−57625号公報に
は、所定のキーに従って検索された複数の文書につい
て、ユーザの希望するページのみを順次表示していく文
書情報表示方法が開示されている。しかし、この方法は
一般のデータベースを対象とするため、ファイルシステ
ムのように複数のアプリケーションプログラムで作成さ
れたファイルを必ずしも正しく表示できない。文書の形
式が異なるため、ページ位置がずれる等の問題が生じる
ためである。特に、サーバからHTMLを受け取り、こ
れを表示するビュアの場合、ページ単位の表示は全く不
可能となる。HTMLにはページという概念がなく、文
書全体でひとつという把握をするためである。このた
め、複数のHTML文書の10ページ目ばかりを表示し
て確認したいときや、特定サイズ(例えばA4)の紙に
印刷する場合の印刷イメージを予め確認したいときには
非常に不便であった。本実施形態はこの課題を解決する
もので、A4やB5など、紙サイズを基準にして文書に
ページ割付を行うビュアを提供する。
【0163】[解決原理]コメント文の中に埋め込まれ
る新たなスクリプトは、ページ割付の際の紙サイズの指
定、および割付後に実際に表示したいページの指定を受
け付ける。本実施形態に係るビュアはこのスクリプトを
解釈し、ユーザに指定の入力を促す。指定が入力されれ
ば、実際にHTML文書を読み込んで画面レイアウトを
作成する際、装置内で指定された紙サイズによるページ
割付を行う。しかる後、指定されたページを画面に表示
する。
【0164】[詳細] [1]システムの構成 システム構成は図1同様とする。ここでは、図1のシス
テムをファイル検索システムとして利用する場合を考え
る。同図の拡張HTMLサーバ4はファイル検索サーバ
を兼ねる。このシステムでは、ユーザがファイルの検索
を望むとき、拡張HTMLサーバ4が検索キーに従って
ファイルシステム26からファイルを検索する。検索結
果はサーバからビュアに送られ、一覧表示される。ユー
ザは一覧表示されたファイルから、実際に画面に表示し
たいファイルの名称を指定する。本実施形態では、ここ
までの処理は完了しているものとし、以降、指定された
ファイルに対してページ割付および割付後のページのう
ち実際に見たいページの表示を行う。
【0165】[2]拡張HTMLの記述例 図24は、ページ割付の算出基準となる紙サイズと、実
際に見たいページ(以下「参照ページ」という)の指定
を実現する拡張HTMLの例(タイトルはExampl
e5)である。ここで導入される新たなスクリプトは紙
サイズを指定する「SETPAPER」と参照ページを
指定する「GOPAGE」である。
【0166】1.SETPAPER 紙サイズは「OPTION」タグに導かれる「A4」
「B5」「B4」「はがき」から選択可能で、この4つ
の紙サイズがメニューとして画面表示される。すなわ
ち、このタグは表示だけでなく選択することが可能であ
り、さらにはページ割付の計算の際、ビュアに紙サイズ
を与える手段となる。図24ではすでにA4が選択さ
れ、この選択に従ってサーバが「SELECTED」を
付したHTMLをビュアに送っている。この結果、画面
上で「A4」が強調表示されている。ユーザは紙サイズ
を指定または変更することができ、これらの指示はサー
バに伝えられ、拡張HTMLが変更される。なお、第8
行はユーザがカスタマイズ可能なタグの例であり、ユー
ザは所望の「WIDTH」「HEIGHT」および紙の
名称を入力することができる。ここでは「はがき」が設
定されている。
【0167】2.GOPAGE 図24の第10行に記述される。「GOPAGE」も
「SETPAPER」同様、現在指定されている参照ペ
ージ番号の表示だけでなく、新たな指定の入力を受け付
けるとともに、ビュアによる表示の際には、ビュアに対
して表示すべき参照ページ番号を与える。指定された参
照ページは「GOPAGE」の後の「SET=”n”」
のnに反映される。ここではすでに3ページが指定され
ている。指定がない初期状態では、GOPAGEのSE
Tは引数を持たない。
【0168】[3]ビュアの構成 図25は本実施形態に係る拡張HTMLビュア500の
内部構成図である。同図に示すとおり、新たな構成は大
別して、ページ割付等、ページに関する記述(前記「S
ETPAPER」と「GOPAGE」)を解釈するペー
ジ関連ステートメント解釈部514と、実際にページ割
付等のページに関する処理を行うページ関連処理部52
4である。
【0169】ページ関連ステートメント解釈部514
は、コメントに「SETPAPER」または「GOPA
GE」が埋め込まれているかどうかを識別するページ関
連ステートメント識別部516と、「GOPAGE」ス
テートメントに含まれる引数を抽出する引数抽出部51
8をもつ。
【0170】ページ関連処理部524は各種ページ関連
処理部526を含み、各種ページ関連処理部526は、
ページ割付の際に基準となる紙サイズを取得する紙サイ
ズ取得手段たる紙サイズ取得部528、この紙サイズを
基準に実際にページ割付を行うページ割付手段たるペー
ジ割付部530、ページ割付の結果生じる複数のページ
のうち実際に画面に表示させるべきページの指定を保持
する指定ページ保持手段たる指定ページ保持部532を
持つ。紙サイズ取得部528は、「SETPAPER」
に対してユーザが選択した紙のサイズを取得し、これを
保持する。
【0171】ページ割付部530は、処理の対象となる
HTML文書を前記紙サイズで除算してページ割付を行
い、その後、例えば各ページの先頭部分のデータを保持
する。ページ割付を印刷の事前確認に利用する場合、ペ
ージ割付部530は印刷に際のフォントサイズ、行間な
どの印刷情報を取得し、この情報を加味してページ割付
を行う。印刷情報はユーザが入力してもよいし、PDA
が内蔵する印刷制御プログラムの管理データから読み出
して利用してもよい。こうして得られた割付情報をもと
に、ページ割付部530はもとのHTML文書の任意の
個所がいずれのページに含まれるかを認識することがで
きる。
【0172】指定ページ保持部532は、「GOPAG
E」に対して指定された参照ページの番号(GOPAG
Eタグの引数)を保持する。この指定ページと前記ペー
ジ割付部530に保持されたデータから、前記HTML
文書のうち、実際に画面に表示すべき個所とその内容が
判明する。
【0173】[4]構成の動作 以上の構成による動作をフローチャートを用いて説明す
る。図26は本実施形態の拡張HTMLビュアの処理手
順を示すフローチャート図である。
【0174】図11等同様、まずタグがコメントに関す
るものであれば、「SETPAPER」を含むステート
メントであるかどうかがで判定される(S702)。ス
テートメントが「SETPAPER」を含めば、紙サイ
ズが紙サイズ取得部528に格納されるとともに、フォ
ントサイズなどの印刷情報が取得される(S703)。
ここで紙サイズおよび前記印刷情報をもとにページ割付
を行い(S704)、参照ページが指定されない間は、
例えば前記HTML文書の第1ページを表示する。この
後、紙サイズの選択メニューを例えば固定表示領域に表
示し(S705)、ユーザからの入力を受け付ける。
【0175】一方、前記ステートメントが「SETPA
PER」を含まなければ、「GOPAGE」を含むかど
うかが判定される(S706)。「GOPAGE」を含
めば、「SET=”n”」で参照ページが指定されてい
るどうかが判定される(S707)。指定されていると
きは、その指定ページを画面に表示する(S708)。
このとき、より正確な印刷イメージを作るために、前記
フォントサイズ等の印刷情報を参照してテキストデータ
をイメージデータに変換した後、表示を行ってもよい。
この表示の後、参照ページの指定を受け付けるためにペ
ージ指定メニューを表示する(S709)。S707で
参照ページが指定されていない場合は、単にページ指定
メニューを表示する。このとき、画面には第1ページな
ど、任意のページを表示すればよい。なお、紙サイズの
指定がない状態で参照ページのみが指定された場合は、
従来同様の方法でHTML文書の表示を行ってもよい。
以上の処理を拡張HTMLの読込終了まで行う。
【0176】図27は本実施形態のビュアによる画面表
示例である。同図において、画面中央に通常の表示領域
86、画面下に固定表示領域88が設けられている。固
定表示領域88に指定ページ、紙サイズ指定のUIがあ
り、それぞれ「1ページ」「A4」が指定されている。
この指定に従って、検索されたファイルが表示領域86
に表示されている。これが印刷イメージに一致する。
【0177】固定表示領域88の右側に設けられた「前
候補」「次候補」は、現在表示中のファイルに対して、
それぞれ検索順で前および後に当たるファイルを表示す
る場合に使用する。例えば、検索された複数のファイル
の1ページを順に確認していく場合、まず検索の際に最
初に見つけ出さけたファイルを表示し、以降単に「次候
補」ボタンを押し続ければよい。
【0178】以上が実施形態4の概要である。本実施形
態では、ページ割付をビュアが行うこととしたが、これ
はサーバ側が受け持ってもよい。この場合はビュアから
参照ページと紙サイズの指定をアクションとして受け取
り、本実施形態のビュア同等のページ割付処理をサーバ
内で行う。ビュアに対しては、表示すべきページのみを
イメージデータで送ればよい。
【0179】その他の実施形態 実施形態1〜4以外に、拡張HTMLと新たなビュアの
組合せにより、以下のような拡張機能を実現することが
できる。
【0180】1.ダイアログ機能 「入力エラー」等のエラー表示や短いメッセージを表示
するとき、現在表示中の画面を維持したまま、その一部
にダイアログボックスを上書きする。通常のHTMLで
は、画面の一部に変更がある場合でも全画面を更新する
ため、前の画面を残したまま上書きをすることができな
い。そこで本発明では、ダイアログ領域を拡張スクリプ
トで記述することより、この一部上書きを可能とする。
エラー内容を検討する際など、前の画面が残っているほ
うが違和感がなく、思考の途切れもなくなる点で有用で
ある。
【0181】2.UIパーツのカスタマイズ単位の定義
機能 実施形態1によれば、相対タブを用いることで複数のU
Iパーツをクラスタとして定義することができる。そこ
でこうしたクラスタを取り囲むように新たな拡張機能ス
クリプトを導入し、クラスタをカスタマイズ(すなわ
ち、削除、変更、追加等のユーザ操作)の単位とするこ
とも可能である。この場合、クラスタごとに削除等が行
われる。
【0182】3.ジャスティファイ機能 拡張機能としてジャスティファイ機能を導入することに
より、配置の改善を図ることができる。この機能によ
り、例えばPDAのように画面の小さなビュアでも視認
性が向上する。
【0183】なお、本明細書の各実施形態では、拡張機
能をコメントに埋め込むことを前提とした。これは下位
互換性に対する配慮であるが、仮にこの配慮をする必要
がない場合は、「TAB」の各拡張機能スクリプトをそ
のまま「SELECT」などの標準スクリプトとして追
加する方法が考えられる。この場合、<!−−TAB−
−>と記述する代わりに、単に<TAB>と記述すれば
よい。
【0184】
【発明の効果】本発明の言語解釈表示方法によれば、コ
メントに拡張機能が記述されるため、下位互換性を確保
しながら言語解釈表示装置の機能を拡張することができ
る。本発明は、画面構成記述言語によって画面に表示す
べき情報が与えられる場合を想定するため、例えばHT
MLを用いるインターネットなどに広く適用可能であ
る。例えばHTMLをビュアで表示する場合、従来は複
雑な画面を構成したり、画面に表示されるUIを自在に
カスタマイズすることが非常に煩雑かつ困難であった
が、本発明により、これらに大きな改善がもたらされ
る。
【0185】一方、本発明の言語解釈表示装置によれ
ば、上記言語解釈表示方法を用いた機能の拡張が可能と
なる。この装置による拡張機能の実現に当たり、ユーザ
自身がプログラミングを行う必要もない。
【0186】言語解釈表示装置が固定表示領域設置機能
に対応する場合は、長い文書などを表示したとき、文書
の先頭や末尾などに設けられたボタンを押すために、い
ちいちスクロールなどによって表示内容を変更する必要
がなくなり、作業性が向上する。
【0187】言語解釈表示装置がタブ機能に対応する場
合は、オブジェクトボタン等の表示単位を整列させるこ
とができ、画面の視認性が改善される。
【0188】タブとして絶対タブと相対タブを設けると
きは、複数のオブジェクトボタン等からなるクラスタな
ど、複雑な画面構成を容易に実現することができる。
【0189】言語解釈表示装置がページ割付機能に対応
する場合は、文書にページの概念を与えたり、文書を印
刷する際の印刷イメージの確認が容易となる。
【0190】このときさらに、画面に表示させるべきペ
ージの指定に対応する場合は、文書検索等の便宜を図る
ことができる。
【0191】言語解釈表示装置がファイル名称をオブジ
ェクト化する機能に対応する場合は、ファイルコピー
等、ファイル操作における作業性を改善することができ
る。
【0192】このファイル操作をファイル提供装置に伝
達する場合は、ファイル提供装置によって実際のファイ
ル操作を実施することができる。
【0193】本発明の言語解釈表示システムによれば、
言語解釈表示装置におけるファイル操作の作業性が向上
し、情報提供装置による実際のファイル操作が容易にな
る。このときさらに、実際のファイル操作の結果、変更
すべき画面が言語解釈表示装置に与えられるため、これ
を表示することができる。従って、システムとしての一
貫性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1を実現するシステム構成例を示す
図である。
【図2】 実施形態1に係るPDAの拡張HTMLビュ
アの内部構成図である。
【図3】 3つのボタンを表示するための従来一般的な
HTMLの記述例を示す図である。
【図4】 図3のHTMLを従来のビュアまたは本実施
形態に係る拡張HTMLビュアで表示したときの画面を
示す図である。
【図5】 タブ機能を実現するための拡張HTMLの記
述例を示す図である。
【図6】 図5の拡張HTMLを本実施形態に係る拡張
HTMLビュアで表示したときの画面を示す図である。
【図7】 絶対タブ、相対タブの組合せを用いた拡張H
TMLの記述例を示す図である。
【図8】 図7の拡張HTMLを本実施形態のビュアで
表示した画面を示す図である。
【図9】 実施形態1の拡張HTMLビュアの処理手順
を示すフローチャート図である。
【図10】 一般化された拡張HTMLビュアの内部構
成図である。
【図11】 一般化された拡張HTMLの処理手順を示
すフローチャート図である。
【図12】 実施形態2で固定表示領域を実現するため
の拡張HTMLの記述例を示す図である。
【図13】 実施形態2に係る拡張HTMLビュアの内
部構成図である。
【図14】 実施形態2の拡張HTMLビュアの処理手
順を示すフローチャート図である。
【図15】 実施形態2の拡張機能の有無による表示イ
メージの差異を示す図で、図12の拡張HTMLを従来
のビュアで表示した様子を示す図である。
【図16】 実施形態2の拡張機能の有無による表示イ
メージの差異を示す図で、図12の拡張HTMLを実施
形態2に係るビュアで表示した様子を示す図である。
【図17】 ビュアでファイルの名称がUIオブジェク
トとして扱われるよう記述した拡張HTMLの例を示す
図である。
【図18】 図17の拡張HTMLを本実施形態の拡張
HTMLビュアで実際に表示したときの画面表示を示す
図である。
【図19】 実施形態3に係る拡張HTMLビュアの内
部構成図である。
【図20】 実施形態3に係る拡張HTMLビュアの処
理手順を示すフローチャート図である。
【図21】 ビュアの実際の画面においてファイルを操
作する手順を示す図である。
【図22】 ビュアの実際の画面においてファイルを操
作する手順を示す図である。
【図23】 実施形態3におけるビュアとサーバの連携
を示すフローチャート図である。
【図24】 ページ割付の算出基準となる紙サイズと、
参照ページの指定を実現する拡張HTMLの例を示す図
である。
【図25】 実施形態4に係る拡張HTMLビュアの内
部構成図である。
【図26】 実施形態4に係る拡張HTMLビュアの処
理手順を示すフローチャート図である。
【図27】 実施形態4のビュアによる画面表示例を示
す図である。
【符号の説明】
2 PDA、4 拡張HTMLサーバ、6 ネットワー
ク、8 モデム、10携帯電話、12 公衆回線、14
プロキシーサーバ、16 赤外線(IR)、18 W
WWサーバ、20 各種サービス装置、22 拡張HT
ML生成部、24 HTTPD、26 ファイルシステ
ム、100,200,300,400,500 拡張H
TMLビュア、102 通信制御部、104 受信部、
106言語解釈部、108 トークン読込部、110
コメント識別部、112 標準ステートメント解釈部、
114 タブステートメント解釈部、116 タブステ
ートメント識別部、118,218,318,418,
518 引数抽出部、120 標準機能処理部、122
各種標準処理部、124 タブ処理部、126 各種
タブ処理部、128 表示開始位置更新部、130 指
定タブ位置保持部、132 絶対タブ位置保持部、13
4 相対タブ位置保持部、136,236,336 表
示制御部、138 表示部、214 拡張ステートメン
ト解釈部、216 拡張ステートメント識別部、224
拡張機能処理部、226 各種拡張処理部、250
表示関連処理部、252 表示非関連処理部、254
各種制御部、314 固定表示ステートメント解釈部、
316 固定表示ステートメント識別部、324 固定
表示処理部、326 各種固定表示処理部、328領域
配置保持部、330 領域内表示情報保持部、402
通信制御部、414 オブジェクト設定ステートメント
解釈部、416 オブジェクト設定ステートメント識別
部、424 オブジェクト処理部、426 各種オブジ
ェクト処理部、428 オブジェクト設定部、430
移動計算部、432 ファイル操作処理部、434 フ
ァイル操作指示判別部、436 ファイル操作指示伝達
部、514 ページ関連ステートメント解釈部、516
ページ関連ステートメント識別部、524 ページ関
連処理部、526 各種ページ関連処理部、528紙サ
イズ取得部、530 ページ割付部、532 指定ペー
ジ保持部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日向野 道夫 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 KSP R&Dビジネスパークビル 富 士ゼロックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    とき、 前記言語の記述のうち、コメントを除く部分を解釈して
    その内容に従って前記情報を表示するとともに、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能が埋
    め込まれているコメントを識別してその拡張機能を解釈
    し、その内容に従って所定の処理をなすことを特徴とす
    る言語解釈表示方法。
  2. 【請求項2】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    装置であって、 前記言語の記述のうちコメントを除く記述部分を解釈す
    る標準記述解釈手段と、 前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って各種標準
    処理を行う標準機能処理手段と、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋
    め込まれたコメントを識別してその記述を解釈する拡張
    記述解釈手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種拡張
    処理を行う拡張機能処理手段と、 前記各種標準処理の結果出力される表示生成指示と、前
    記各種拡張処理のうち表示に関連する処理の結果出力さ
    れる表示生成指示とに基づいて画面に対する表示を制御
    する表示制御手段と、 を含むことを特徴とする言語解釈表示装置。
  3. 【請求項3】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    装置であって、 前記言語の記述のうちコメントを除く記述部分を解釈す
    る標準記述解釈手段と、 前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って各種標準
    処理を行う標準機能処理手段と、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋
    め込まれたコメントを識別してその記述を解釈する拡張
    記述解釈手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種拡張
    処理を行う拡張機能処理手段と、 前記各種標準処理の結果出力される表示生成指示と、前
    記各種拡張処理のうち表示に関連する処理の結果出力さ
    れる表示生成指示とに基づいて画面に対する表示を制御
    する表示制御手段と、 を含み、 前記拡張機能は、表示領域内に設けられる領域であっ
    て、その領域内の表示内容については、その領域外の表
    示内容が変更されてもその変更による影響をうけない固
    定表示領域を設けるための固定表示領域設置機能を含
    み、 前記拡張記述解釈手段は、前記固定表示領域設置機能に
    関する記述を読み込んだとき、その記述を解釈し、 前記拡張機能処理手段は、 前記拡張記述解釈手段による解釈の結果から前記固定表
    示領域の前記表示領域内における配置情報を取得し、こ
    れを保持する領域配置保持手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈の結果から前記固定表
    示領域内に表示すべき情報を取得し、これを領域内表示
    情報として保持する領域内表示情報保持手段と、 を含み、該拡張機能処理手段から前記表示制御手段に対
    し、前記表示生成指示として、前記配置情報と領域内表
    示情報が与えられることを特徴とする言語解釈表示装
    置。
  4. 【請求項4】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    装置であって、 前記言語の記述のうちコメントを除く記述部分を解釈す
    る標準記述解釈手段と、 前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って各種標準
    処理を行う標準機能処理手段と、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋
    め込まれたコメントを識別してその記述を解釈する拡張
    記述解釈手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種拡張
    処理を行う拡張機能処理手段と、 前記各種標準処理の結果出力される表示生成指示と、前
    記各種拡張処理のうち表示に関連する処理の結果出力さ
    れる表示生成指示とに基づいて画面に対する表示を制御
    する表示制御手段と、 を含み、 前記拡張機能は、画面に表示すべき情報ごとにその表示
    開始位置を設定するためのタブ機能を含み、 前記拡張記述解釈手段は、前記タブ機能に関する記述を
    読み込んだとき、その記述を解釈し、 前記拡張機能処理手段は、 前記拡張記述解釈手段による解釈の結果からタブ位置の
    指定情報を取得し、これを保持する指定タブ位置保持手
    段と、 タブ機能を実行するたびに、次に表示すべき情報の表示
    開始位置を前記指定タブ位置の中から選択して更新して
    いく表示開始位置更新手段と、 を含み、該拡張機能処理手段から前記表示制御手段に対
    し、前記表示生成指示として、前記表示すべき情報とそ
    の表示開始位置が与えられることを特徴とする言語解釈
    表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の言語解釈表示装置にお
    いて、 前記指定タブ位置保持手段は、 画面の全体領域に関する所定位置を位置決めの基準とす
    る絶対タブに関する指定タブ位置を保持する絶対タブ位
    置保持手段と、 画面の一部領域に関する所定位置を位置決めの基準とす
    る相対タブに関する指定タブ位置を保持する相対タブ位
    置保持手段とを含み、 前記表示開始位置更新手段は、指定タブ位置が絶対タブ
    に関するものであるか相対タブに関するものであるかに
    従い、位置決めの基準を変えて表示開始位置を更新する
    ことを特徴とする言語解釈表示装置。
  6. 【請求項6】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    装置であって、 前記言語の記述のうちコメントを除く記述部分を解釈す
    る標準記述解釈手段と、 前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って各種標準
    処理を行う標準機能処理手段と、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋
    め込まれたコメントを識別してその記述を解釈する拡張
    記述解釈手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種拡張
    処理を行う拡張機能処理手段と、 前記各種標準処理の結果出力される表示生成指示と、前
    記各種拡張処理のうち表示に関連する処理の結果出力さ
    れる表示生成指示とに基づいて画面に対する表示を制御
    する表示制御手段と、 を含み、 前記拡張機能は、表示すべき情報を指定された紙サイズ
    に従ってページ割付するためのページ割付機能を含み、 前記拡張記述解釈手段は、前記ページ割付機能に関する
    記述を読み込んだとき、その記述を解釈し、 前記拡張機能処理手段は、 前記拡張記述解釈手段による解釈の結果から指定された
    紙サイズを取得する紙サイズ取得手段と、 前記表示すべき情報を先頭から順に指定された紙サイズ
    で分割していくことにより、前記表示すべき情報と各ペ
    ージの対応付けを行うページ割付手段と、 を含み、該拡張機能処理手段から前記表示制御手段に対
    し、前記表示生成指示として、前記表示すべき情報と各
    ページとの対応に関する情報が与えられることを特徴と
    する言語解釈表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の言語解釈表示装置にお
    いて、 前記拡張機能処理手段は、前記拡張記述解釈手段による
    解釈の結果から、ページ割付の結果生じる複数のページ
    のうち実際に画面に表示すべきページの指定を取得し、
    これを保持する指定ページ保持手段を含み、 該拡張機能処理手段から前記表示制御手段に対し、前記
    表示生成指示として、前記表示すべき情報のうち指定さ
    れたページに含まれる情報が与えられることを特徴とす
    る言語解釈表示装置。
  8. 【請求項8】 画面に表示すべき情報が画面構成記述言
    語によるコメントを含む記述の形態で提供され、かつ前
    記コメントに、コメントを除く部分のみに基づいてなさ
    れる表示に影響を与えないように拡張機能が記述される
    装置であって、 前記言語の記述のうちコメントを除く記述部分を解釈す
    る標準記述解釈手段と、 前記標準記述解釈手段による解釈内容に従って各種標準
    処理を行う標準機能処理手段と、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち拡張機能の埋
    め込まれたコメントを識別してその記述を解釈する拡張
    記述解釈手段と、 前記拡張記述解釈手段による解釈内容に従って各種拡張
    処理を行う拡張機能処理手段と、 前記各種標準処理の結果出力される表示生成指示と、前
    記各種拡張処理のうち表示に関連する処理の結果出力さ
    れる表示生成指示とに基づいて画面に対する表示を制御
    する表示制御手段と、 を含み、 前記拡張機能は、該装置が参照するファイルの名称のう
    ち指定したものオブジェクトとして保持するよう該装置
    に指示するオブジェクト設定機能を含み、 前記拡張機能処理手段は、指定されたファイル名称をオ
    ブジェクトとして定義し、以降これをオブジェクトとし
    て保持するオブジェクト設定手段を含むことを特徴とす
    る言語解釈表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の言語解釈表示装置にお
    いて、 該装置は、ファイル提供装置から参照すべきファイルの
    提供を受けるものであり、 前記オブジェクトとして保持されたファイル名称に対し
    てファイル操作が指示されたとき、この指示内容を判別
    するファイル操作指示判別手段と、 判別された指示内容を前記ファイル提供装置に伝達する
    ファイル操作指示伝達手段と、 を含むことを特徴とする言語解釈表示装置。
  10. 【請求項10】 言語解釈表示装置と、この装置に対
    し、画面に表示すべき情報を言語によるコメントを含む
    記述の形態で、かつそのコメントに、コメントを除く部
    分のみに基づいてなされる表示に影響を与えないように
    拡張機能を記述して提供する情報提供装置を含むシステ
    ムであって、 前記言語解釈表示装置は、 前記言語の記述に含まれるコメントのうち、該装置が参
    照するファイルの名称をオブジェクトとして保持するよ
    う該装置に指示する記述を解釈する拡張記述解釈手段
    と、 その記述に従い、指定されたファイル名称をオブジェク
    トとして定義し、以降これをオブジェクトとして保持す
    る拡張機能処理手段と、 前記オブジェクトとして保持されたファイル名称に対し
    てファイル操作が指示されたとき、この指示内容を判別
    するファイル操作指示判別手段と、 判別された指示内容を前記情報提供装置に伝達するファ
    イル操作指示伝達手段とを含み、 前記情報提供装置は、 前記ファイル操作指示に従い、前記言語解釈表示装置が
    参照するファイルに対して実際にファイル操作を加える
    ファイル操作手段と、 そのファイル操作の結果発生する画面表示内容の変更を
    反映して前記言語による記述を更新し、これを前記言語
    解釈表示装置に提供する画面構成情報提供手段と、 を含むことを特徴とする言語解釈表示システム。
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