JPH09216498A - 真空成形用転写シート及びその製造方法 - Google Patents
真空成形用転写シート及びその製造方法Info
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- JPH09216498A JPH09216498A JP4961796A JP4961796A JPH09216498A JP H09216498 A JPH09216498 A JP H09216498A JP 4961796 A JP4961796 A JP 4961796A JP 4961796 A JP4961796 A JP 4961796A JP H09216498 A JPH09216498 A JP H09216498A
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- plasticizer
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- vinyl chloride
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塩ビフィルムから印刷層への可塑剤の移行を
阻止することによって、塩ビフィルムと印刷層との不測
の剥離を防止すること。 【解決手段】 真空成形用転写シートを、塩ビフィルム
と、該フィルム上に設けられた可塑剤移行防止層と、該
防止層上に設けられた印刷層とから構成し、可塑剤移行
防止層を、可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい少
なくとも１つの樹脂と有機溶剤との混合物、または、可
塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂と、可塑剤
を吸着する少なくとも１つの充填剤と、有機溶剤との混
合物で構成する。
阻止することによって、塩ビフィルムと印刷層との不測
の剥離を防止すること。 【解決手段】 真空成形用転写シートを、塩ビフィルム
と、該フィルム上に設けられた可塑剤移行防止層と、該
防止層上に設けられた印刷層とから構成し、可塑剤移行
防止層を、可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい少
なくとも１つの樹脂と有機溶剤との混合物、または、可
塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂と、可塑剤
を吸着する少なくとも１つの充填剤と、有機溶剤との混
合物で構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲面を有するプラ
スチック製、金属製、木製等の基材の表面に加熱真空下
で印刷模様を転写し、該基材に表面化粧を行うために使
用する真空成形用転写シート及びその製造方法に関し、
特に、ポリ塩化ビニルフィルム（以下「塩ビフィルム」
という。）をシート基材とする真空成形用転写シート及
びその製造方法に関する。
スチック製、金属製、木製等の基材の表面に加熱真空下
で印刷模様を転写し、該基材に表面化粧を行うために使
用する真空成形用転写シート及びその製造方法に関し、
特に、ポリ塩化ビニルフィルム（以下「塩ビフィルム」
という。）をシート基材とする真空成形用転写シート及
びその製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の転写シート及びこれを使用する
転写方法は、例えば、特公平６−６９７５９号公報に記
載されている。この公報に記載の転写シートは、塩ビフ
ィルムと、該塩ビフィルムの表面に該塩ビフィルムに対
して剥離性を有する樹脂を含むインキで絵柄模様を印刷
した印刷層とからなり、また、この転写シートを用いた
転写方法は、転写シートの印刷層を接着剤を介して基材
表面上に載せ、加熱真空下で印刷層を基材表面に密着さ
せ、その後塩ビフィルムを引き剥がして基材表面に印刷
層を残し、該印刷層により基材表面の化粧を行うもので
ある。
転写方法は、例えば、特公平６−６９７５９号公報に記
載されている。この公報に記載の転写シートは、塩ビフ
ィルムと、該塩ビフィルムの表面に該塩ビフィルムに対
して剥離性を有する樹脂を含むインキで絵柄模様を印刷
した印刷層とからなり、また、この転写シートを用いた
転写方法は、転写シートの印刷層を接着剤を介して基材
表面上に載せ、加熱真空下で印刷層を基材表面に密着さ
せ、その後塩ビフィルムを引き剥がして基材表面に印刷
層を残し、該印刷層により基材表面の化粧を行うもので
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この従来の転写シート
のように、シート基材として塩ビフィルムを使用し、該
塩ビフィルムに対して剥離性を有する樹脂を含むインキ
で絵柄模様を印刷して転写シートを作製すれば、転写後
に塩ビフィルムを印刷層から引き剥すことが容易にな
る。しかし、この転写シートでは絵柄模様が塩ビフィル
ムに直接印刷され、その間に何も介在しないからことか
ら、塩ビフィルム中の可塑剤が直接印刷層に移行し、こ
れが塩ビフィルムからの印刷層の不測の剥離という問題
を引き起こす。このような不測の剥離は、転写シートの
製造から１か月未満の比較的短期間ではほとんど生じな
いが、１か月以上の保管期間を経ると生じるようにな
る。これは、塩ビフィルム中の可塑剤が保管中に次第に
印刷層に移行し、印刷層を構成している印刷インキの成
分間の凝集力、すなわち顔料とバインダ樹脂間の凝集力
を高めて印刷層の収縮を生じ、その結果塩ビフィルムか
らの印刷層の収縮剥離を生じ、かつ、これを促進させる
ことに因ると推測される。このような原因で発生する不
測の剥離は、可塑剤の印刷層への移行を阻止することに
よって防止することができる。したがって、本発明の目
的は、可塑剤の移行を阻止することによって、塩ビフィ
ルムと印刷層との不測の剥離を防止することにある。
のように、シート基材として塩ビフィルムを使用し、該
塩ビフィルムに対して剥離性を有する樹脂を含むインキ
で絵柄模様を印刷して転写シートを作製すれば、転写後
に塩ビフィルムを印刷層から引き剥すことが容易にな
る。しかし、この転写シートでは絵柄模様が塩ビフィル
ムに直接印刷され、その間に何も介在しないからことか
ら、塩ビフィルム中の可塑剤が直接印刷層に移行し、こ
れが塩ビフィルムからの印刷層の不測の剥離という問題
を引き起こす。このような不測の剥離は、転写シートの
製造から１か月未満の比較的短期間ではほとんど生じな
いが、１か月以上の保管期間を経ると生じるようにな
る。これは、塩ビフィルム中の可塑剤が保管中に次第に
印刷層に移行し、印刷層を構成している印刷インキの成
分間の凝集力、すなわち顔料とバインダ樹脂間の凝集力
を高めて印刷層の収縮を生じ、その結果塩ビフィルムか
らの印刷層の収縮剥離を生じ、かつ、これを促進させる
ことに因ると推測される。このような原因で発生する不
測の剥離は、可塑剤の印刷層への移行を阻止することに
よって防止することができる。したがって、本発明の目
的は、可塑剤の移行を阻止することによって、塩ビフィ
ルムと印刷層との不測の剥離を防止することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、塩ビフィルム表面と印刷層との間に可
塑剤移行防止層を設け、該防止層により塩ビフィルムか
ら印刷層への可塑剤の移行を阻止することにより、可塑
剤の作用による印刷層の収縮剥離を防止することを基本
構想とするものである。したがって、本発明にかかる真
空成形用転写シートは、塩ビフィルムと、該シート上に
設けられた可塑剤移行防止層と、該防止層上に設けられ
た印刷層とからなることを特徴とする。また、本発明に
かかる真空成形用転写シートの製造方法は、塩ビフィル
ムの表面に可塑剤移行防止剤を塗布して可塑剤移行防止
層を設け、該防止層上に絵柄を印刷して印刷層を設ける
ことを特徴とする。
達成するために、塩ビフィルム表面と印刷層との間に可
塑剤移行防止層を設け、該防止層により塩ビフィルムか
ら印刷層への可塑剤の移行を阻止することにより、可塑
剤の作用による印刷層の収縮剥離を防止することを基本
構想とするものである。したがって、本発明にかかる真
空成形用転写シートは、塩ビフィルムと、該シート上に
設けられた可塑剤移行防止層と、該防止層上に設けられ
た印刷層とからなることを特徴とする。また、本発明に
かかる真空成形用転写シートの製造方法は、塩ビフィル
ムの表面に可塑剤移行防止剤を塗布して可塑剤移行防止
層を設け、該防止層上に絵柄を印刷して印刷層を設ける
ことを特徴とする。
【０００５】可塑剤の移行を防止する可塑剤移行防止剤
は、可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂、例
えば、アセチルセルロース、セルロースプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート及びニトロセルロ
ースの少なくとも１つと、有機溶剤との混合物であるこ
とを特徴とする。また、この可塑剤移行防止剤は、上記
の可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂と、可
塑剤を吸着する充填剤、例えば、二酸化ケイ素、カオリ
ン、タルク、有機ベントナイト、沈降性硫酸バリウム及
び炭酸カルシウムの少なくとも１つと、有機溶剤との混
合物であることを特徴とする。
は、可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂、例
えば、アセチルセルロース、セルロースプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート及びニトロセルロ
ースの少なくとも１つと、有機溶剤との混合物であるこ
とを特徴とする。また、この可塑剤移行防止剤は、上記
の可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい樹脂と、可
塑剤を吸着する充填剤、例えば、二酸化ケイ素、カオリ
ン、タルク、有機ベントナイト、沈降性硫酸バリウム及
び炭酸カルシウムの少なくとも１つと、有機溶剤との混
合物であることを特徴とする。
【０００６】
【発明の効果】塩ビフィルムと印刷層との間に可塑剤移
行防止層を設けたことにより、該防止層が塩ビフィルム
から印刷層への可塑剤の移行を防止するため、可塑剤の
作用による印刷層の収縮剥離を防止することができる。
また、印刷層上に保護層を設けることにより、転写シー
トの取扱時における傷付きを防止するため、転写印刷製
品の不良率の低減をもたらすことができる。
行防止層を設けたことにより、該防止層が塩ビフィルム
から印刷層への可塑剤の移行を防止するため、可塑剤の
作用による印刷層の収縮剥離を防止することができる。
また、印刷層上に保護層を設けることにより、転写シー
トの取扱時における傷付きを防止するため、転写印刷製
品の不良率の低減をもたらすことができる。
【０００７】
【実施の形態】図１に示すように、真空成形用転写シー
ト１０は、全体に塩ビフィルム１２と、該シート上に設
けられた可塑剤移行防止層１４と、該防止層上に設けら
れた印刷層１６とからなる。さらに、図１に示す例で
は、印刷層１６上に保護層１８を設けているが、これを
設けることにより使用時における支障を避けることがで
きる。印刷層１６は、第１絵柄層１６ａ，第２絵柄層１
６ｂ及び第３絵柄層１６ｃからなり、第１絵柄層１６ａ
及び第２絵柄層１６ｂのそれぞれには、例えば、木目の
導管模様及び木目の柄模様が印刷され、第３絵柄層１６
ｃには背景色がベタ版で印刷されている。印刷層１６の
構成は任意で、第１絵柄層１６ａと第２絵柄層１６ｂと
から構成することもでき、また、第１絵柄層１６ａのみ
から構成することもできる。
ト１０は、全体に塩ビフィルム１２と、該シート上に設
けられた可塑剤移行防止層１４と、該防止層上に設けら
れた印刷層１６とからなる。さらに、図１に示す例で
は、印刷層１６上に保護層１８を設けているが、これを
設けることにより使用時における支障を避けることがで
きる。印刷層１６は、第１絵柄層１６ａ，第２絵柄層１
６ｂ及び第３絵柄層１６ｃからなり、第１絵柄層１６ａ
及び第２絵柄層１６ｂのそれぞれには、例えば、木目の
導管模様及び木目の柄模様が印刷され、第３絵柄層１６
ｃには背景色がベタ版で印刷されている。印刷層１６の
構成は任意で、第１絵柄層１６ａと第２絵柄層１６ｂと
から構成することもでき、また、第１絵柄層１６ａのみ
から構成することもできる。
【０００８】真空成形用転写シート１０の製造に際して
は、塩ビフィルム１２の表面に可塑剤移行防止剤を塗布
して可塑剤移行防止層１４を設け、該防止層上に例えば
木目の絵柄模様及びベタ層を印刷して印刷層１６を設け
る。さらに、必要に応じて、印刷層１６上に保護層１８
を設ける。
は、塩ビフィルム１２の表面に可塑剤移行防止剤を塗布
して可塑剤移行防止層１４を設け、該防止層上に例えば
木目の絵柄模様及びベタ層を印刷して印刷層１６を設け
る。さらに、必要に応じて、印刷層１６上に保護層１８
を設ける。
【０００９】前記可塑剤移行防止剤は、可塑剤による可
塑化に対する抵抗が大きい少なくとも１つの樹脂と、有
機溶剤との混合物であり、その樹脂は、例えば、アセチ
ルセルロース、セルロースプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート又はニトロセルロースである。ま
た、前記可塑剤移行防止剤は、可塑剤による可塑化に対
する抵抗が大きい樹脂と、可塑剤を吸着する少なくとも
１つの充填剤と、有機溶剤との混合物でもよく、その樹
脂は、前記のアセチルセルロース、セルロースプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート又はニトロセ
ルロースであり、また、その充填剤は、前記の二酸化ケ
イ素、カオリン、タルク、有機ベントナイト、沈降性硫
酸バリウム又は炭酸カルシウムである。
塑化に対する抵抗が大きい少なくとも１つの樹脂と、有
機溶剤との混合物であり、その樹脂は、例えば、アセチ
ルセルロース、セルロースプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート又はニトロセルロースである。ま
た、前記可塑剤移行防止剤は、可塑剤による可塑化に対
する抵抗が大きい樹脂と、可塑剤を吸着する少なくとも
１つの充填剤と、有機溶剤との混合物でもよく、その樹
脂は、前記のアセチルセルロース、セルロースプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート又はニトロセ
ルロースであり、また、その充填剤は、前記の二酸化ケ
イ素、カオリン、タルク、有機ベントナイト、沈降性硫
酸バリウム又は炭酸カルシウムである。
【００１０】可塑剤による可塑化に対する抵抗が大きい
少なくとも１つの樹脂と、有機溶剤との混合物からなる
可塑剤移行防止剤は、可塑剤の塩ビフィルム１２から印
刷層１６への移行を著しく遅延させるため、相当の保管
期間を経過してもなお印刷層に収縮剥離を生じさせるこ
とはない。また、可塑剤を吸着する少なくとも１つの充
填剤と、有機溶剤との混合物からなる可塑剤移行防止剤
は、塩ビフィルムからの可塑剤を吸着するため、相当の
保管期間を経過してもなお印刷層に収縮剥離を生じさせ
ることはない。さらに、可塑剤による可塑化に対する抵
抗が大きい樹脂と、可塑剤を吸着する少なくとも１つの
充填剤と、有機溶剤との混合物からなる可塑剤移行防止
剤は、可塑剤の移行を遅延させるとともに、可塑剤の吸
着をすることから、より長期間の保管期間を経過しても
なお印刷層に収縮剥離を生じさせることはない。
少なくとも１つの樹脂と、有機溶剤との混合物からなる
可塑剤移行防止剤は、可塑剤の塩ビフィルム１２から印
刷層１６への移行を著しく遅延させるため、相当の保管
期間を経過してもなお印刷層に収縮剥離を生じさせるこ
とはない。また、可塑剤を吸着する少なくとも１つの充
填剤と、有機溶剤との混合物からなる可塑剤移行防止剤
は、塩ビフィルムからの可塑剤を吸着するため、相当の
保管期間を経過してもなお印刷層に収縮剥離を生じさせ
ることはない。さらに、可塑剤による可塑化に対する抵
抗が大きい樹脂と、可塑剤を吸着する少なくとも１つの
充填剤と、有機溶剤との混合物からなる可塑剤移行防止
剤は、可塑剤の移行を遅延させるとともに、可塑剤の吸
着をすることから、より長期間の保管期間を経過しても
なお印刷層に収縮剥離を生じさせることはない。
【００１１】前記した保護層１８は、印刷層１６上に耐
スクラッチ性付与剤を塗布することにより設ける。この
耐スクラッチ性付与剤として、ポリエチレンワックスを
使用することができ、これにより転写シート１０の取扱
中に印刷層に傷がつくのを有効に防止することができ
る。
スクラッチ性付与剤を塗布することにより設ける。この
耐スクラッチ性付与剤として、ポリエチレンワックスを
使用することができ、これにより転写シート１０の取扱
中に印刷層に傷がつくのを有効に防止することができ
る。
【００１２】本発明に従って得た転写シート１０は、従
来技術におけると同様に、該転写シートの印刷層１６
（保護層１８があるときは該保護層）を接着剤を介して
例えば曲面をもつプラスチック製基材の表面に載せ、加
熱真空下で印刷層（又は保護層）を基材表面に密着さ
せ、その後塩ビフィルムを引き剥がして印刷層１６及び
可塑剤移行防止層１４（又は保護層１８、印刷層１６及
び可塑剤移行防止層１４）を基材表面に残し、印刷層１
６により該基材表面の化粧を行う。その際、塩ビフィル
ム１２は、可塑剤移行防止層１４に対して剥離性が良い
ことから、容易に剥離させることができる。
来技術におけると同様に、該転写シートの印刷層１６
（保護層１８があるときは該保護層）を接着剤を介して
例えば曲面をもつプラスチック製基材の表面に載せ、加
熱真空下で印刷層（又は保護層）を基材表面に密着さ
せ、その後塩ビフィルムを引き剥がして印刷層１６及び
可塑剤移行防止層１４（又は保護層１８、印刷層１６及
び可塑剤移行防止層１４）を基材表面に残し、印刷層１
６により該基材表面の化粧を行う。その際、塩ビフィル
ム１２は、可塑剤移行防止層１４に対して剥離性が良い
ことから、容易に剥離させることができる。
【図１】本発明にかかる真空成形用転写シートの部分横
断面図。
断面図。
１０ 転写シート １２ 塩ビフィルム １４ 可塑剤移行防止層 ２６ 印刷層 １８ 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｌ 9:00
Claims (10)
- 【請求項１】 塩ビフィルムと、該フィルム上に設けら
れた可塑剤移行防止層と、該防止層上に設けられた印刷
層とを含む、真空成形用転写シート。 - 【請求項２】 塩ビフィルムと、該フィルム上に設けら
れた可塑剤移行防止層と、該防止層上に設けられた印刷
層と、該印刷層上に設けられた保護層とを含む、真空成
形用転写シート。 - 【請求項３】 塩ビフィルムの表面に可塑剤移行防止剤
を塗布して可塑剤移行防止層を設け、該防止層上に絵柄
を印刷して印刷層を設けることを含む、真空成形用転写
シートの製造方法。 - 【請求項４】 塩ビフィルムの表面に可塑剤移行防止剤
を塗布して可塑剤移行防止層を設け、該防止層上に絵柄
を印刷して印刷層を設け、該印刷層上に保護層を設ける
ことを含む、真空成形用転写シートの製造方法。 - 【請求項５】 前記可塑剤移行防止剤は、可塑剤による
可塑化に対する抵抗が大きい少なくとも１つの樹脂と、
有機溶剤との混合物である、請求項３又は４に記載の製
造方法。 - 【請求項６】 前記樹脂は、アセチルセルロース、セル
ロースプロピオネート、セルロースアセテートブチレー
ト又はニトロセルロースである、請求項５に記載の製造
方法。 - 【請求項７】 可塑剤による可塑化に対する抵抗が大き
い樹脂と、可塑剤を吸着する少なくとも１つの充填剤
と、有機溶剤との混合物である、請求項３又は４に記載
の製造方法。 - 【請求項８】 前記樹脂は、アセチルセルロース、セル
ロースプロピオネート、セルロースアセテートブチレー
ト又はニトロセルロースであり、前記充填剤は、二酸化
ケイ素、カオリン、タルク、有機ベントナイト、沈降性
硫酸バリウム又は炭酸カルシウムである、請求項７に記
載の製造方法。 - 【請求項９】 前記保護層は、前記印刷層上に耐スクラ
ッチ性付与剤を塗布して設ける、請求項４に記載の製造
方法。 - 【請求項１０】 前記耐スクラッチ性付与剤は、ポリエ
チレンワックスである、請求項９に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4961796A JPH09216498A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 真空成形用転写シート及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4961796A JPH09216498A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 真空成形用転写シート及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09216498A true JPH09216498A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12836205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4961796A Pending JPH09216498A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 真空成形用転写シート及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09216498A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001199014A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-07-24 | Hiraoka & Co Ltd | 防汚性シート |
| JP2003027366A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | Hiraoka & Co Ltd | 防汚性メッシュシート |
| WO2003051629A1 (fr) * | 2001-12-14 | 2003-06-26 | Hiraoka & Co., Ltd. | Feuille antisalissure impermeable a l'eau |
| JP2004001502A (ja) * | 1999-11-08 | 2004-01-08 | Hiraoka & Co Ltd | 防汚性シート |
| JP2004058673A (ja) * | 1999-11-08 | 2004-02-26 | Hiraoka & Co Ltd | 防汚性シート |
| JP2004058672A (ja) * | 1999-11-08 | 2004-02-26 | Hiraoka & Co Ltd | 防汚性シート |
| JP2017100287A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | ダイハツ工業株式会社 | 加飾シート |
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| WO2019131630A1 (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 日本ゼオン株式会社 | 塩化ビニル樹脂積層シート、塩化ビニル樹脂積層シートの製造方法、及び積層体 |
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| JPWO2020195611A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP4961796A patent/JPH09216498A/ja active Pending
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