JPH09214368A - カード型受信機 - Google Patents

カード型受信機

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JPH09214368A
JPH09214368A JP8037299A JP3729996A JPH09214368A JP H09214368 A JPH09214368 A JP H09214368A JP 8037299 A JP8037299 A JP 8037299A JP 3729996 A JP3729996 A JP 3729996A JP H09214368 A JPH09214368 A JP H09214368A
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JP
Japan
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data
character
memory
program
circuit
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JP8037299A
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Inventor
Yasuharu Yamazaki
康晴 山崎
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字多重放送受信機において、放送された文
字データのうち、指定の文字データを収集する。 【解決手段】 全体が他の外部機器のカードスロットに
差し込むことのできるカード状に構成される。文字多重
放送を受信する受信回路10と、メモリ24とを設け
る。受信回路10により受信された文字放送番組のデー
タと、ユーザの設定したキーワードとを比較し、文字放
送番組のデータにキーワードが含まれているかどうかを
検出する回路20を設ける。比較の結果、キーワードを
含む文字放送番組のデータが検出されたとき、その文字
放送番組のデータを、メモリ24に蓄積する回路20を
設ける。外部機器100との間でデータのアクセスを行
うインターフェイス手段51、52を設ける。メモリ2
4に蓄積されたデータを、インターフェイス手段51、
52を通じて外部機器100に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字多重放送を
受信するカード型受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】FM放送において、「FM文字多重放
送」と呼ばれ、本来の音声放送の番組に、文字情報など
のデータを多重化して送信することが実現されている。
【0003】このFM文字多重放送は、DARC方式と
呼ばれているが、文字情報などのデジタルデータの多重
化の規格は、 副搬送周波数:76kHz 伝送レイト :16kビット/秒 変調方式 :LMSK 誤り訂正方式:(272,190)短縮化差集合巡回符号によ
る積符号 とされている。
【0004】そして、文字情報などの番組サービスとし
ては、レベル1、2、3の区別がある。これらは、いず
れも、ドット表示により文字情報などを表示(提示)す
るものであるが、レベル1は、ヘッダ部を含んで15.5文
字×2.5行の表示が可能な受信機に向けたサービスで、
情報は文字である。また、レベル2は、ヘッダ部を含ん
で15.5文字×8.5行の表示が可能な受信機に向けたサー
ビスで、情報は文字および図形である。さらに、レベル
3は、CD−ROMなどにより詳細な地図を表示できる
受信機、すなわち、ナビゲーションシステムに向けた交
通情報のサービスである。
【0005】そして、レベル1の番組サービスとして
は、ニュース、天気予報、交通情報、エンターテインメ
ントおよび主な補完番組などが考えられている。この場
合、エンターテインメントは、占い、リスナー伝言板、
クイズ、タウン情報などを提供するものである。
【0006】また、主な補完番組は、例えば本来の音声
放送が音楽番組であるときに、その曲名、演奏者名、リ
クエストのときの電話番号・FAX番号などのような番
組の補完情報を提供するものである。なお、以下におい
ては、主な補完番組を「番組情報」または「番組連動」
と称する。
【0007】さらに、上記以外の番組サービスとして、
緊急の必要性があるときに随時提供される「緊急情報」
も考えられている。
【0008】[データの構成]図4は、上記のFM文字
多重放送において多重化されるデータ信号のフレーム構
成を示す。このデータ信号の1フレームは272ブロック
で構成され、それぞれのブロックは288ビットとされて
いる。
【0009】また、1フレームの272ブロックは、190個
のデータパケットのブロックと、82個の縦方向のパリテ
ィパケットのブロックとに分けられ、縦方向のパリティ
パケットのブロックは、フレーム内で分散されて送出さ
れる。
【0010】そして、各ブロックの先頭には、16ビット
のBIC(ブロック識別符号)が付加される。このBI
Cとしては4種類のものが用いられ、これにより各パリ
ティパケットが区別されるとともに、フレームの先頭が
識別される。
【0011】また、データパケットのブロックは、BI
Cに続いて176ビットのデータパケットを有し、そのあ
とに14ビットのCRC符号が付加され、これに続いて82
ビットの横方向のパリティチェック符号を有する。
【0012】この場合、CRC符号は、積符号による誤
り訂正後の残留誤りを検出するために付加される。ま
た、縦方向のパリティパケットのブロックは、BICに
続いて272ビットの縦方向のパリティパケットを有する
ものとされている。
【0013】そして、各データパケットは、図5に示す
ように、32ビットのプリフィックスと、これに続く144
ビットのデータブロックとから構成されている。
【0014】[プリフィックス]プリフィックスは、図
5に示すように、サービス識別符号、復号識別フラグ、
情報終了フラグ、更新フラグ、番組番号、ページ番号、
データリンク符号、およびデータパケット番号から構成
されている。
【0015】そして、サービス識別符号は、4ビット
で、番組内容などを識別するものであり、レベル1に関
しては、 1 :逐次受信処理 2、3:記録受信処理 とされている。
【0016】この場合、逐次受信処理とは、受信機にお
いて番組データまたはページデータの最初のデータパケ
ットが着信し次第、表示の復号処理を開始するモードで
ある。そして、送信側が、受信側における提示のタイミ
ングをとる必要がある番組や、データグループの最終パ
ケットが得られてから復号処理を始めたのでは表示が間
に合わないような番組のとき、この逐次受信処理とされ
る。
【0017】また、記録受信処理とは、番組データまた
はページデータの全データを受信記録してデータグルー
プごとのCRC符号による誤り訂正処理を行ったのちに
初めて表示の復号処理を開始するモードである。したが
って、この記録受信処理の番組は、受信機側で表示のタ
イミングを制御することができる。なお、この記録受信
処理を行う番組としては、ニュース、天気予報、交通情
報などがある。
【0018】さらに、プリフィックスにおいて、復号識
別フラグは、1ビットで、受信機の誤り訂正回路が横方
向のみの復号によりデータを出力する場合には“1”と
され、横方向および縦方向の復合後にデータを出力する
場合には“0”とされる。
【0019】そして、逐次受信処理で、復号識別フラグ
が“0”の場合には、受信機は、それぞれのデータパケ
ットの先頭のBICを受信してから302パケット後のデ
ータパケットの先頭のBICの時点で、それぞれのデー
タパケットについての提示のための復号処理を行うよう
に、規定されている。
【0020】また、情報終了フラグは、1ビットで、あ
るデータグループ番号で送出するデータグループが終了
する場合には“1”とされ、そうでない場合には“0”
とされる。さらに、更新フラグは、2ビットで、データ
グループが更新されるごとに1ずつインクリメントされ
る。また、番組番号は8ビット、ページ番号は6ビット
で、両者によりデータグループ番号が構成される。
【0021】さらに、番組番号は0から255までとさ
れ、 0 :総目次(メインメニュー) 1〜253:任意の番組(ニュース、天気予報など) 254 :主な補完番組(番組情報ないし番組連動) 255 :緊急情報 のように、割り付けられている。
【0022】また、ページ番号は1から62までとされ、
すなわち、1番組は最大62ページとされている。そし
て、1ページは、1〜4つのデータグループにより構成
され、1データグループは、1つまたは複数のデータブ
ロックにより構成される。
【0023】さらに、データリンク符号は、2ビット
で、1つのデータグループに属すべきデータを、パケッ
ト数がデータパケット番号の最大値を超えるような大容
量のデータであるなどのために、最大で4つのデータグ
ループに分割して、データリンク符号が異なる、同一の
データグループ番号により送信する場合に、各データグ
ループの間で0→1→2→3の順にリンクさせる符号で
ある。
【0024】また、データパケット番号は、8ビット
で、「0」から順に割り当てられ、1つの番組における
データパケットの順序を示している。すなわち、そのデ
ータパケットが、1つの番組のうちの何番目のデータパ
ケットであるかを示している。
【0025】そして、レベル1においては、1ページ
は、一般には15.5文字×2.5行の表示書式とされるが、1
5.5文字×8.5行の表示書式とすることもできる。また、
この場合の文字データは、JISコードなどによって表
示する文字を指定するものとされている。
【0026】[データパケット]データパケットのデー
タブロックは、図6Aに示すように、その1つまたは複
数が、1つのデータグループを構成するものである。そ
して、この場合、サービス識別符号、データグループ番
号および更新フラグが等しいデータブロックを、データ
パケット番号の順に、データパケット番号が0番のデー
タブロックからプリフィックスの情報終了フラグのセッ
トされているデータブロックまで並べたものが、1つの
データグループとなる。
【0027】したがって、データグループは、データブ
ロックの長さである144ビットの整数倍の長さである。
また、1つのデータグループは、1表示単位、すなわ
ち、1ページの表示データに対応している。
【0028】そして、図6Bに示すように、データグル
ープの先頭の8ビットは、そのデータグループの開始を
示すヘッディング開始符号とされ、次の16ビットが、デ
ータグループの連結の有無を示すフラグと、後ろに続く
データグループデータのバイト数とを示すデータグルー
プヘッダとされている。さらに、データグループデータ
の後ろには、データグループの長さを18バイトの整数倍
に調整するヌルコードが続き、その次にデータグループ
の終了を示すデータグループ終了符号が続き、最後に、
データグループの誤り検出用のCRC符号が続く。
【0029】また、1つの番組は1つの番組データによ
り構成されるが、図7Aに示すように、その番組データ
は、複数のデータグループから構成されるとともに、先
頭のデータグループは番組管理データとされ、残りのデ
ータグループはすべてページデータとされる。
【0030】そして、番組管理データは、図7Bの左に
示すように、6バイトの番組データヘッダと、データユ
ニット群とから構成される。そして、番組データヘッダ
は、図7Cの左に示すようなデータを有し、データユニ
ット群は、データユニットの複数個から構成され、その
データユニットが、表示用の文字データや図形データな
どを有する。
【0031】さらに、ページデータは、図7Bの右に示
すように、7バイトのページデータヘッダと、データユ
ニット群とから構成されている。そして、ページデータ
ヘッダは、図7Cの右に示すようなデータを有する。な
お、データユニット群は、番組管理データのそれと同一
の構成である。
【0032】以上が、DARC方式による文字多重放送
におけるフォーマットである。
【0033】[番組の表示例]レベル1に対応する受信
機には、図8に示すように、LCDのような表示素子DS
Pが設けられるとともに、その表示領域SCRNは、15.5文
字×2.5行(横248ドット×縦40ドット)の大きさとされ
る。ただし、その表示領域SCRNのうち、上側の0.5行の
領域はヘッダ文の表示領域とされ、下側の2行の領域が
本文の表示領域とされる。
【0034】そして、受信機が文字多重放送を受信する
と、図9Aに示すように、表示素子DSPの表示領域SCRN
に、総目次が表示される。ただし、図9Aは、総目次が
複数ページにわたり、そのうちの最初の1ページが表示
された状態である。
【0035】そして、このような状態のとき、所定のキ
ーを操作すると、図9Bに示すように、表示領域SCRNに
は、次のページが表示される。
【0036】そして、ユーザーが総目次の中から見よう
とする項目の番号を選択して決定すると、その選択決定
された項目についての目次が表示される。例えば、ユー
ザーが総目次の中から「3.天気予報」を選択した場
合、図9Cに示すように、「1.今日の天気」、「2.
明日の天気」というような目次が表示される。
【0037】さらに、ユーザーがその目次の中から見よ
うとする項目の番号を選択して決定すると、その選択決
定された項目の最初のページが表示される。例えば、ユ
ーザーが上記の目次の中から「1.今日の天気」を選択
した場合には、図9Dに示すように、「今日の天気」に
ついての具体的な文字情報が表示される。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
FM文字多重放送の受信機は、放送を耳で聴くことがメ
インであるため、目的とする文字情報を見るためには、
常に画面を見ている必要がある。したがって、重要な文
字であっても、これを見逃してしまうことがあった。
【0039】また、目的とした文字情報が表示されたと
き、これをパーソナルコンピュータなどのPDAにより
利用しようとしても、直接利用することはできなかっ
た。さらに、文字データだけが必要なユーザにとって
は、音声系が不要である。
【0040】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、文字のデータを、本来の音声放送の番組の信号
に多重化して放送する文字多重放送を受信する受信機に
おいて、全体が他の外部機器のカードスロットに差し込
むことのできるカード状に構成され、上記文字多重放送
を受信する受信回路と、メモリと、上記受信回路により
受信された文字放送番組のデータと、ユーザの設定した
キーワードとを比較し、上記文字放送番組のデータに上
記キーワードが含まれているかどうかを検出する回路
と、上記比較の結果、上記キーワードを含む文字放送番
組のデータが検出されたとき、その文字放送番組のデー
タを、上記メモリに蓄積する回路と、上記外部機器との
間でデータのアクセスを行うインターフェイス手段とを
有し、上記メモリに蓄積されたデータを、上記インター
フェイス手段を通じて上記外部機器に供給するようにし
たカード型受信機とするものである。
【0042】この結果、目的する文字を含んだ文字デー
タが放送されると、これが内蔵のメモリに蓄積されてい
く。
【0043】
【発明の実施の形態】図1において、符号1は、この発
明によるFM文字多重放送のカード型受信機を全体とし
て示し、これはFM受信回路10を有する。
【0044】すなわち、アンテナ11により受信された
FM信号が、シンセサイザ方式のチューナ回路12に供
給されて目的とする周波数の放送局が選局されるととも
に、そのFM信号が中間周波信号に変換される。そし
て、この中間周波信号が中間周波フィルタおよび広帯域
アンプを有する中間周波回路13を通じてFM復調回路
14に供給され、復調回路14からは、本来の音声番組
のオーディオ信号(モノラル信号あるいはステレオコン
ポジット信号)と、上述したFM文字多重放送における
LMSK信号との周波数多重化信号が取り出される。
【0045】そして、この周波数多重化信号が、デコー
ダ回路15に供給されてLMSK信号からFM文字多重
放送におけるデータがデコードおよびエラー訂正されて
取り出される。
【0046】さらに、このカード型受信機1には、チュ
ーナ回路12における選局およびFM文字多重放送によ
る文字データを処理するため、マイクロコンピュータ2
0が設けられている。
【0047】すなわち、このマイクロコンピュータ20
は、CPU21と、各種のプログラムの書き込まれてい
るROM22と、ワークエリア用のRAM23と、所定
の文字データを蓄積するためのメモリ24とを有する。
そして、メモリ22〜24はシステムバス29を通じて
CPU21に接続されている。
【0048】この場合、CPU21は、ROM22のプ
ログラムを実行することにより、後述する各種の処理を
行うものである。さらに、例えば図2に示すように、R
AM23の所定のエリア、すなわち、アドレスALOから
アドレスAHIまでは、文字データの受信バッファとされ
ている。
【0049】また、メモリ24は、データの書き込みを
電気的に行うことのできるROMとされ、あるいは、図
示はしないが、電池によりバックアップされたRAMと
され、すなわち、メモリ24は不揮発性のメモリとさ
れ、電源をオフにしたときでも、書き込まれたデータを
保持できるようにされている。
【0050】さらに、バス29には、ポート25、26
が接続され、ポート25からチューナ回路12に選局用
のデータが供給され、その選局が実行される。また、デ
コーダ回路41からの文字多重放送のデータがポート2
6を通じてマイクロコンピュータ20に取り込まれる。
【0051】また、バス29には、ドライブ回路31を
通じて表示素子、図1の場合には、5つのLED(D0
〜D4)が接続されている。なお、詳細は後述するが、
LED(L0)は、メモリ24における文字データの有
無を表示し、LED(D1〜D4)は、メモリ24の空き
エリアの大きさ、すなわち、残量を表示するためのもの
である。
【0052】さらに、双方向の赤外線通信ポートとし
て、赤外線LED41、赤外線フォトセンサ42および
インターフェイス回路43が設けられ、素子41、42
がインターフェイス回路43を通じてバス29に接続さ
れる。この場合、素子41、42および回路43は、デ
ジタルデータを例えばIrDA規格にしたがって外部機
器、例えばパーソナルコンピュータにアクセスするもの
である。また、コネクタ51が、インターフェイス回路
52を通じてバス29に接続される。
【0053】図3Aおよび図3Bは、上述したカード型
受信機1の外観の一形態を示す斜視図および平面図であ
り、このカード型受信機1はPCMCIA規格のカード
に構成されている。すなわち、このカード型受信機1
は、全体が偏平で、長方形のカード状に構成されている
とともに、図1において説明した各回路および素子が内
蔵されている。
【0054】また、コネクタ51およびインターフェイ
ス回路52もPCMCIA規格にしたがったものとさ
れ、パーソナルコンピュータ100のPCMCIA規格
のカードスロッットに差し込んで接続ができるようにさ
れている。
【0055】さらに、図3Bに示すように、LED(D
0〜D4)は、カード型受信機1の例えば上面に臨まさ
れ、コネクタ51は、そのカード型信機の短辺の一方に
設けられるとともに、他方に素子41、42が設けられ
る。
【0056】このような構成によれば、文字データが放
送されたとき、ユーザの指定した文字を含む文字データ
(番組)だけが自動的に収集され、これを例えばパーソ
ナルコンピュータ100により見ることができる。
【0057】すなわち、このカード型受信機1を例えば
パーソナルコンピュータ100のPCMCIAカードス
ロットに差し込むとともに、パーソナルコンピュータ1
00において、所定のプログラムを実行し、目的とする
文字をパーソナルコンピュータ100に入力する。
【0058】すると、パーソナルコンピュータ100に
入力された文字のデータが、コネクタ51およびインタ
ーフェイス回路52を通じてRAM23のエリア23K
に、検索のキーワードKWとして記憶される。なお、この
ようにカード型受信機1がパーソナルコンピュータ10
0のPCMCIAカードスロットに差し込まれている期
間は、パーソナルコンピュータ100から発生するノイ
ズが受信回路10に影響を与え、正常な受信のできない
ことが多いので、この期間には、受信回路10の電源は
オフとされ、その受信動作は停止させられている。
【0059】続いて、カード型受信機1をパーソナルコ
ンピュータ100のPCMCIAカードスロットから取
り出すと、受信回路10に電源が供給され、文字多重放
送の受信が開始される。そして、文字多重放送による番
組が受信され、そのエラー訂正の行われたデータパケッ
トがマイクロコンピュータ20に供給されると、その文
字データがRAM23に順に書き込まれていく。
【0060】すなわち、デコーダ回路15からの文字デ
ータD1、D2、D3、・・・は、例えば図2Aに示すよ
うに、RAM23の所定のエリアのうちの最下位アドレ
スALOから最上位アドレスAHIへと書き込まれていく。
なお、最上位アドレスAHIまで書き込まれると、次は再
び最下位アドレスALOから書き込まれていく。また、パ
ーソナルコンピュータ100を通じて入力されたキーワ
ードKWは、上記のようにRAM23のエリア23Kに記
憶されている。
【0061】そして、図2Aのような書き込みと並行し
て、図2Bに示すように、まず、RAM23の最初の文
字データD1がRAM23のバッファエリア23Dにコ
ピーされ、次に、その文字データD1の先頭の文字デー
タがエリア23KのキーワードKWと比較される。そし
て、図2Bの場合、一致しないので、図2Cに示すよう
に、RAM23の文字データD1は、1文字分だけ先頭
方向にシフトされ、キーワードKWと比較される。
【0062】しかし、図2Cの場合も一致しないので、
図2Dに示すように、RAM23の文字データD1は、
さらに、1文字分だけ先頭方向にシフトされ、キーワー
ドKWと比較される。こうして、RAM23にコピーされ
た文字データD1は、その先頭から順にキーワードKWと
比較されていく。
【0063】そして、文字データD1の最後まで比較結
果が一致しない場合には、図2Eに示すように、RAM
23の次の文字データD2がRAM23にのエリア23
Dにコピーされ、文字データD1の場合と同様、エリア
23KのキーワードKWと比較されていく。こうして、キ
ーワードKWとの比較結果が一致しない状態が続く間は、
以上のコピーおよび比較処理が繰り返される。
【0064】しかし、図2Fに示すように、ある文字デ
ータDiがRAM23にコピーされ、図2Gに示すよう
に、その文字データDiの一部がエリア23Kのキーワ
ードKWと一致すると、このときの文字データDiが、R
AM23から順に読み出されるとともに、メモリ24に
転送されて蓄積される。
【0065】そして、以後、以上の動作が、メモリ24
に空きエリアがなくなるまで、あるいはカード型受信機
1がパーソナルコンピュータ100のPCMCIAカー
ドスロットに差し込まれて処理が禁止されるまで、実行
される。
【0066】また、キーワードKWを含む文字データが1
つもメモリ24に蓄積されていないときには、LED
(D0)は消灯されているが、1つでも蓄積されたとき
には、LED(D0)が点灯される。さらに、文字デー
タがメモリ24に蓄積されるごとに、メモリ24の全エ
リアに対する空きエリアの割り合いEMPが計算され、そ
の割り合いEMPにしたがってLED(D1〜D4)の表示
が、 100%≧EMP>75%のとき、D1=点灯、D2=点灯、
D3=点灯、D4=点灯 75%≧EMP>25%のとき、D1=点灯、D2=点灯、
D3=点灯、D4=消灯 25%≧EMP>0%のとき、D1=点灯、D2=点灯、
D3=消灯、D4=消灯 EMP=0%のとき、D1=点灯、D2=消灯、
D3=消灯、D4=消灯 のように制御される。
【0067】したがって、LED(D0)により、キー
ワードKWを含む文字データが蓄積されているかどうかを
知ることができ、LED(D1〜D4)により、キーワー
ドKWを含む文字データがどの程度まで収集されている
か、あるいは、あとどの程度まで文字データを収集させ
ることができるかを知ることができる。
【0068】そして、LED(D0〜D4)の点灯状態か
らキーワードKWを含む文字データの収集されている場
合、このカード型受信機1をパーソナルコンピュータ1
00のPCMCIAカードスロットに差し込み、パーソ
ナルコンピュータ100において、所定のプログラムを
実行する。
【0069】すると、メモリ24に収集されている文字
データが、インターフェイス回路52およびコネクタ5
1を通じてパーソナルコンピュータ100に取り込ま
れ、以後、その取り込まれた文字データが、パーソナル
コンピュータ100におけるキー操作にしたがって表示
され、あるいは加工やパーソナルコンピュータ100へ
の保存などが実行される。
【0070】なお、パーソナルコンピュータ100のP
CMCIAカードスロットが、他のPCMCIAカード
により使用されてふさがっているような場合には、上述
におけるキーワードKWのエリア23Kへの書き込み、お
よびメモリ24に収集された文字データのパーソナルコ
ンピュータ100への取り込みは、素子41、42およ
びインターフェイス回路43による赤外線通信により、
パーソナルコンピュータ100との間で行われる。
【0071】こうして、このカード型受信機1によれ
ば、設定したキーワードKWを含む文字データが送信され
てくると、これが自動的にメモリ24に蓄積され、その
蓄積された文字データを必要なときにパーソナルコンピ
ュータ100などにより見ることができる。したがっ
て、目的とする文字情報を見るために、常に画面を見て
いる必要がなく、また、重要な文字を見逃してしまうこ
ともない。さらに、目的とした文字情報を、パーソナル
コンピュータ100において直接利用することができ
る。
【0072】また、検索のキーワードKWを設定するに
は、入力用のキーが必要であるとともに、かな入力にし
ろローマ字入力にしろ、多数のキーが必要になってしま
うが、上述のカード型受信機1によれば、キーワードKW
はパーソナルコンピュータ100から入力しているの
で、キーワードKWを入力するためのキーを受信機1に設
ける必要がない。また、キーワードKWが漢字のときに必
要なかな漢字変換用の辞書も、パーソナルコンピュータ
100のものをそのまま利用でき、受信機1に用意する
必要がない。
【0073】さらに、カード型受信機1をパーソナルコ
ンピュータ100にいちいち接続しなくても、文字デー
タが収集されたかどうか、あるいはメモリ24にどの程
度の残量があるかを、LED(D0〜D4)の点灯状態か
ら知ることができ、この点からも使い勝手がよい。
【0074】なお、上述においては、LED(D1〜D
4)により、メモリ24の空きエリアの割り合いを表示
したが、メモリ24の使用量(文字データの蓄積された
エリアの割り合い)を表示することもできる。また、パ
ーソナルコンピュータ100に代わって他のPDAなど
も使用することができる。さらに、テレビ放送における
文字多重放送を受信するカード型受信機にも、この発明
を適用することができる。
【0075】
【発明の効果】この発明によれば、目的とする文字情報
を見るために、常に画面を見ている必要がなく、また、
重要な文字を見逃してしまうこともない。さらに、目的
とする文字情報を、パーソナルコンピュータなどにおい
て直接利用することができる。
【0076】また、検索のキーワードを設定するための
キーを設ける必要がない。さらに、キーワードが漢字の
ときに必要となるかな漢字変換用の辞書も用意する必要
がない。また、パーソナルコンピュータなどにいちいち
接続しなくても、文字データが収集されたかどうか、あ
るいはメモリにどの程度の残量があるかを知ることがで
き、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するための図である。
【図3】この発明の一形態の外観を示す斜視図および平
面図である。
【図4】信号フォーマットを説明するための図である。
【図5】信号フォーマットを説明するための図である。
【図6】信号フォーマットを説明するための図である。
【図7】信号フォーマットを説明するための図である。
【図8】表示画面を説明するための図である。
【図9】表示画面を説明するための図である。
【符号の説明】
1=カード型受信機、10=FM受信回路、12=チュ
ーナ回路、13=中間周波回路、14=FM復調回路、
15=デコーダ回路、20=マイクロコンピュータ、2
1=CPU、22=ROM、23=RAM、24=メモ
リ、31=ドライブ回路、41=赤外線LED、42=
赤外線フォトセンサ、43=インターフェイス回路、5
1=コネクタ、52=インターフェイス回路、D0〜D4
=LED

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字のデータを、本来の音声放送の番組の
    信号に多重化して放送する文字多重放送を受信する受信
    機において、 全体が他の外部機器のカードスロットに差し込むことの
    できるカード状に構成され、 上記文字多重放送を受信する受信回路と、 メモリと、 上記受信回路により受信された文字放送番組のデータ
    と、ユーザの設定したキーワードとを比較し、上記文字
    放送番組のデータに上記キーワードが含まれているかど
    うかを検出する回路と、 上記比較の結果、上記キーワードを含む文字放送番組の
    データが検出されたとき、その文字放送番組のデータ
    を、上記メモリに蓄積する回路と、 上記外部機器との間でデータのアクセスを行うインター
    フェイス手段とを有し、 上記メモリに蓄積されたデータを、上記インターフェイ
    ス手段を通じて上記外部機器に供給するようにしたカー
    ド型受信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカード型受信機におい
    て、 上記キーワードが、上記外部機器から上記インターフェ
    イス手段を通じて供給されるようにしたカード型受信
    機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のカード型受信機におい
    て、 表示素子を有し、 この表示素子により上記メモリにおけるデータの有無、
    データ量あるいは上記メモリの残量の少なくとも1つを
    表示するようにしたカード型受信機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のカード型受信機におい
    て、 上記インターフェイス手段が、 上記外部機器に接続されるコネクタと、 このコネクタにおけるデータのアクセスを行うためのイ
    ンターフェイス回路とから構成されるようにしたカード
    型受信機。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のカード型受信機におい
    て、 上記インターフェイス手段が双方向の赤外線通信ポート
    であるようにしたカード型受信機。
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