JP3642087B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、文字多重放送を受信する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
FM放送において、「FM文字多重放送」と呼ばれ、本来の音声放送の番組と一緒に、文字情報などのデータを多重化して送信することが実現化されている。そして、そのFM文字多重放送を受信して、LCD(液晶表示素子)などの表示素子に文字情報などを表示できるFM受信機も市販されるに至っている。
【0003】
このFM文字多重放送は、移動受信が可能で、DARC方式と呼ばれ、文字情報などのデジタルデータの多重化の規格は、副搬送周波数が76kHz、伝送レイトが16kビット/秒、変調方式がLMSK、誤り訂正方式が(272,190)短縮化差集合巡回符号による積符号とされている。
【0004】
そして、文字情報などの番組サービスとしては、レベル1、2、3の区別がある。これらは、いずれも、ドット表示により文字情報などを提示(表示)するものであるが、レベル1は、ヘッダ部を含んで15.5文字×2.5行の表示が可能な受信機に向けたサービスで、情報は文字である。また、レベル2は、ヘッダ部を含んで15.5文字×8.5行の表示が可能な受信機に向けたサービスで、情報は文字および図形である。さらに、レベル3は、CD−ROMなどにより詳細な地図を表示できる受信機、すなわち、ナビゲーションシステムに向けた交通情報のサービスである。
【0005】
そして、レベル1の番組サービスとしては、ニュース、天気予報、交通情報、エンターテインメントおよび主な補完番組などが考えられている。この場合、エンターテインメントは、占い、リスナー伝言板、クイズ、タウン情報などを提供するものである。
【0006】
また、主な補完番組は、例えば本来の音声放送番組が音楽番組であるときに、その曲名、演奏者名、リクエストのときの電話番号・FAX番号などのような番組の補完情報を提供するものである。なお、以下においては、主な補完番組を「番組情報」または「番組連動」と称する。
【0007】
さらに、上記以外の番組サービスとして、緊急の必要性があるときに随時提供される「緊急情報」も考えられている。
【0008】
図4は、上記のFM文字多重放送において多重化されるLMSK信号のフレーム構成を示す。このLMSK信号の1フレームは272ブロックで構成され、それぞれのブロックは288ビットとされている。
【0009】
また、1フレームは、190個のデータパケットのブロックと、82個の縦方向のパリティパケットのブロックとに分けられ、縦方向のパリティパケットのブロックは分散されて送出される。
【0010】
そして、各ブロックの先頭には、16ビットのBIC(ブロック識別符号)が付加される。ただし、BICとしては4種類のものが用いられ、これにより各パリティパケットが区別されるとともに、フレームの先頭が識別される。
【0011】
また、データパケットのブロックは、BICに続いて176ビットのデータパケットを有し、そのあとに14ビットのCRC符号が付加され、これに続いて82ビットの横方向のパリティチェック符号を有する。
【0012】
この場合、CRC符号は、積符号による誤り訂正後の残留誤りを検出するために付加される。また、縦方向のパリティパケットのブロックは、BICに続いて272ビットの縦方向のパリティパケットを有するものとされている。
【0013】
さらに、各データパケットは、図5に示すように、32ビットのプリフィックスと、これに続く144ビットのデータブロックとから構成されている。
【0014】
このプリフィックスは、図6に示すように、サービス識別符号、復号識別フラグ、情報終了フラグ、更新フラグ、番組番号、ページ番号、データリンク符号、およびデータパケット番号から構成されている。
【0015】
また、サービス識別符号は、4ビットで、番組内容などを識別するものである。そして、レベル1に関しては、「1」が逐次受信処理用の一般情報、「2」が記録受信処理用の一般情報、「4」が交通情報、とされている。
【0016】
この場合、逐次受信処理とは、受信機において番組データまたはページデータの最初のデータパケットが着信し次第、提示の復号処理を開始するモードであり、記録受信処理とは、番組データまたはページデータの全データを受信記録してデータグループごとのCRC符号による誤り訂正処理を行ったのちに初めて提示の復号処理を開始するモードである。
【0017】
そして、送信側において受信側における提示のタイミングをとる必要がある番組や、データグループの最終パケットが得られてから復号処理を始めたのでは提示が間に合わないような番組のときには、逐次受信処理とされる。
【0018】
また、復号識別フラグは、1ビットで、受信機の誤り訂正回路が横方向のみの復号によりデータを出力する場合には“1”とされ、横方向および縦方向の複合後にデータを出力する場合には“0”とされる。
【0019】
そして、逐次受信処理で、復号識別フラグが“0”の場合には、受信機は、それぞれのデータパケットの先頭のBICを受信してから302パケット後のデータパケットの先頭のBICの時点で、それぞれのデータパケットについての提示のための復号処理を行うように、規定されている。
【0020】
また、情報終了フラグは、1ビットで、あるデータグループ番号で送出するデータグループが終了する場合には“1”とされ、そうでない場合には“0”とされる。さらに、更新フラグは、2ビットで、データグループが更新されるごとに1ずつインクリメントされる。また、番組番号は8ビット、ページ番号は6ビットで、両者によりデータグループ番号が形成される。
【0021】
さらに、データリンク符号は、2ビットで、1つのデータグループに属すべきデータを、パケット数がデータパケット番号の最大値を超えるような大容量のデータであるなどのために、最大で4つのデータグループに分割して、データリンク符号が異なる、同一のデータグループ番号により送信する場合に、各データグループの間で0→1→2→3の順にリンクさせる符号である。
【0022】
なお、データリンク符号を除くデータパケット番号は、8ビットで、「0」から順に割り当てられる。
【0023】
さらに、番組番号は0から255までとされ、その「0」には「総目次」が割り付けられ、主な補完番組(番組情報ないし番組連動)には「254」が、緊急情報には「255」が、それぞれ割り付けられている。
【0024】
また、ページ番号は1から62までとされ、すなわち、1番組は最大62ページとされている。そして、1ページは、1データグループに相当し、1データグループは、1つまたは複数のデータブロックで構成される。
【0025】
そして、レベル1においては、1ページは、一般には15.5文字×2.5行の表示書式とされるが、15.5文字×8.5行の表示書式とすることもできる。また、この場合の文字データは、JISコードによって表示する文字を指定するものとされている。
【0026】
このレベル1に対応する受信機は、上述したように、かつ、図7に示すように、例えばLCD1として、15.5文字×2.5行の表示が可能な表示画面1aを有するものが用いられる。ただし、その表示画面1aのうちの左下側の15文字×2行の部分1bが本文表示領域とされ、斜線を付した上側の0.5行および右側の0.5文字の部分1cはヘッダ文表示領域とされる。
【0027】
そして、受信機は、ステレオコンポジット信号とともにLMSK信号を受信し、そのLMSK信号から上記の文字データをデコードして、バッファメモリに書き込むようにされる。
【0028】
さらに、受信機またはこれを遠隔制御するリモコン送信機には、「総目次」キーが設けられ、これを操作することによって、受信機は、図8(A)に示すように、表示画面1aに、総目次(メインメニュー)を提示するようにされる。ただし、図8(A)は、総目次が複数ページにわたり、または8.5行の表示書式とされ、そのうちの最初の1ページ、または最初の2.5行が表示された状態である。
【0029】
また、受信機またはリモコン送信機には、さらに「ページ(画面)送り」キーが設けられ、これを操作することによって、図8(B)に示すように、表示画面1aには、次のページ、または8.5行の表示書式とされたページの次の2行が表示されるようにされる。
【0030】
そして、ユーザーが総目次の中から見ようとする項目の番号を選択決定すると、さらに、その選択決定された項目についての目次が提示されるようにされる。例えば、ユーザーが総目次の中から「3.天気予報」を選択した場合、図9に示すように、「1.今日の天気」、「2.明日の天気」というような目次が提示される。
【0031】
さらに、ユーザーがその目次の中から見ようとする項目の番号を選択決定すると、その選択決定された項目についての最初のページが提示されるようにされる。例えば、ユーザーが上記の目次の中から「1.今日の天気」を選択した場合、図10に示すように、「今日の天気」についての具体的な文字情報が提示される。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、FM文字多重放送の受信機が自動車に搭載されている場合、車の走行につれて放送波の受信状態が大幅に変化することがあり、この結果、データを正常に受信できない状態を生じ、1ページ分の文字コードをすべて受信するまでの時間が、長くなってしまうことがある。
【0033】
そして、そのような場合には、例えば、目的地の天気を知ろうとして、ページ送りのキー操作を行っても、いつまでたっても、処理中を示す画面となってしまう。
【0034】
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】
このため、この発明においては、
文字多重放送を受信する受信回路と、
この受信回路により受信された文字データを記憶するメモリと、
表示素子と、
文字表示の送りキーとを有し、
上記送りキーを操作した場合には、
上記メモリに、現在表示されているページの次のページの文字データが用意されているかどうかをチェックし、
上記次のページの文字データが用意されているときには、その文字データにより上記表示素子に対応する文字を表示し、
上記次のページの文字データが用意されていないときには、所定の期間、上記次のページの文字データが用意されるのを待つとともに、
上記次のページの文字データが上記所定の期間に用意されたときには、その文字データにより、上記表示素子に対応する文字を表示し、
上記次のページの文字データが上記所定の期間に用意されないときには、上記送りキーを操作したときに表示されていたページの文字データにより、上記表示素子に対応する文字を表示する
ようにした受信機
とするものである。
【0036】
【作用】
表示の送りキーを操作したとき、次に表示されるページの文字コードが完成しているときには、そのページが表示される。しかし、所定の時間がたっても、次に表示されるページの文字コードが完成しないときには、これがビープ音により通知されるとともに、もとのページの表示に復帰する。
【0037】
【実施例】
図1は、この発明を、車載用のFM受信機に適用した場合の信号系の一例を示す。また、このFM受信機は、FM文字多重放送に対して、レベル1の受信能力があるものとする。
【0038】
すなわち、アンテナ11により受信されたFM信号が、シンセサイザ方式のチューナ回路12に供給されて目的とする周波数の放送局が選局されるとともに、そのFM信号が中間周波信号に変換され、この中間周波信号が中間周波アンプ13を通じてFM復調回路14に供給される。
【0039】
こうして、復調回路14からは、ステレオの左および右チャンネルのオーディオ信号L、Rの加算信号(L+R)と、その差信号(L−R)により平衡変調されたDSB信号と、パイロット信号と、上述したFM文字多重放送におけるLMSK信号との周波数多重化信号が取り出される。
【0040】
そして、この周波数多重化信号がステレオ復調回路15に供給され、加算信号(L+R)およびDSB信号からオーディオ信号L、Rが復調され、これら信号L、Rがアンプ16L、16Rを通じて左および右チャンネルのスピーカ17L、17Rに供給される。
【0041】
さらに、このFM受信機には、チューナ回路12における選局およびFM文字多重放送による文字の表示を実行するため、マイクロコンピュータ20が設けられている。
【0042】
すなわち、このマイクロコンピュータ20は、プログラムを実行するためのCPU21と、ROM22と、ワークエリア用のRAM23と、FM文字多重放送のデータの受信バッファ用のRAM24とを有する。この場合、ROM22には、各種のルーチンおよび所定の文字列(文章)を表示するためのデータが書き込まれているとともに、そのルーチンの一部として、例えば図2に示す表示送りルーチン100が設けられる。
【0043】
そして、これらメモリ22〜24はシステムバス29を通じてCPU21に接続されるとともに、バス29には、インターフェイス回路(ポート)25〜28が接続される。
【0044】
そして、インターフェイス回路25からチューナ回路12に選局用のデータが供給され、その選局が実行される。また、復調回路14からの復調信号が、デコーダ回路41に供給されてLMSK信号からFM文字多重放送におけるデータがデコードされて取り出され、このデータがインターフェイス回路26を通じてRAM24に書き込まれ、RAM24のデータは、常に最新のデータで更新される。
【0045】
また、インターフェイス回路27には、ノンロックタイプのプッシュスイッチにより構成された各種の操作キー42が接続され、そのキー出力がマイクロコンピュータ20に取り込まれる。こうして、キー42のうちの任意のキーを押すと、その押されたキーがCPU21により判別され、その押されたキーに対応する処理が実行される。
【0046】
ただし、FM受信機が車載用の場合には、その操作パネルは狭くて多数の操作キーを配置することはできないので、この例においては、キー42は、操作頻度の高いキーおよび重要性の高いキーのみとされ、その他の操作はリモコン(遠隔操作)により行うようにされている。
【0047】
このため、インターフェイス回路27には、リモコンの受信回路43も接続される。この例においては、そのリモコンは赤外線式とされているものであり、受信回路43は、リモコンの送信機60からの赤外線を受光する受光素子と、この受光素子からのリモコン信号をデコードするデコーダ回路とを有する。
【0048】
また、リモコンの送信機60にもノンロックタイプのプッシュスイッチにより構成された各種の操作キー62(62A〜62N)が設けられる。このキー62の一部はキー42と機能が重複するが、キー62のうちの任意のキーを押すと、その押されたキーに対応するデータが形成され、これが赤外線に変換されてFM受信機へと送信される。
【0049】
そして、FM受信機においては、送信機60から送信されてきた赤外線が受信回路43により受信されてもとのデータが取り出され、このデータがインターフェイス回路27に供給される。こうして、キー42を押した場合と同様、キー62を押した場合も、その押されたキーに対応する処理がマイクロコンピュータ20により実行される。なお、以下においては、送信機60のキー62を使用した場合により、各部の動作を説明する。
【0050】
また、インターフェイス回路28には、ビープ音信号の形成回路44が接続され、そのビープ音信号がアンプ16L、16Rに供給される。
【0051】
さらに、バス29には、FM文字多重放送により送られてきた文字コードを表示データに変換するためのフォントデータを有するフォントROM(キャラクタジェネレータ)31が接続されるとともに、表示用のメモリ32と、ディスプレイコントローラ33とが接続され、このコントローラ33に、表示素子として、例えばLCD50が接続されている。
【0052】
この場合、LCD50は、この例においては、上述したLCD1と同様に構成され、15.5文字×2.5行の表示能力を有するものとされている。そして、メモリ32は、LCD50のドット表示方式に対応してビットマップ方式とされ、1画面分の容量を有する。なお、以下においては、文字放送番組はレベル1で行われ、その1ページは1画面の大きさ(容量)とする。
【0053】
そして、RAM24に保持されている文字コードがCPU21により読み出され、この読み出された文字コードが、ROM31のフォントデータを使用して表示データに変換され、この表示データが、メモリ32に書き込まれる。また、このとき、コントローラ33により、メモリ32の表示データが繰り返し読み出されるとともに、表示信号に変換されてLCD50に供給される。したがって、LCD50には、CPU21がRAM24から読み出した文字コードの文字が表示される。
【0054】
このような構成において、キー62(あるいは42)のうちのページ送りのキーを操作して、次のページの表示を指示すると、CPU11によりルーチン100が実行される。
【0055】
すなわち、今、任意の文字多重放送による番組が選択され、その1ページがLCD50に表示されているとする。例えば図3Aに示すように、天気予報が選択され、その1ページがLCD50に表示されているとする。なお、この表示は、上述したように、RAM24に保持されている文字放送のデータのうち、選択された番組の先頭のページの文字コードが、ROM31のフォントを使用して表示データに変換され、この表示データが、メモリ32に書き込まれることにより、実現される。
【0056】
そして、このような状態にあるとき、操作キー62のうちのページ送りキー62Aを押すと、CPU11の処理がルーチン100のステップ101からスタートし、次にステップ102において、LCD50に現在表示されているページが最終ページであるかどうかがチェックされ、最終ページのときには、処理はステップ102からステップ105に進み、このルーチン100を終了する。
【0057】
しかし、最終ページではないときには、処理はステップ102からステップ103に進み、このステップ103において、RAM24の受信データをチェックすることにより、LCD50に現在表示されているページの次のページの文字コードが、すべてRAM24に正常に書き込まれているかどうかがチェックされる。
【0058】
そして、正常に書き込まれているときには、処理はステップ103からステップ104に進み、このステップ104において、RAM24から、LCD50に現在表示されているページの次のページの文字コードが読み出され、この文字コードが表示データに変換されてメモリ32に書き込まれることにより、LCD50には、例えば図3Cに示すように、次のページが表示される。そして、その後、処理はステップ105に進み、このルーチン100を終了する。
【0059】
したがって、ページ送りキー62Aを押した場合に、次のページの文字コードがRAM24に用意されているときには、次のページが直ちにLCD50に表示されることになる。
【0060】
さらに、ステップ103において、LCD50に現在表示されているページの次のページの文字コードのすべてが、まだ、RAM24に書き込まれていないときには、処理はステップ103からステップ111に進む。そして、このステップ111において、ROM22から所定の文字列の文字コードが順に読み出されるとともに、これが表示データに変換されてメモリ32に供給される。こうして、LCD50には、例えば図3Bに示すように、「しばらくお待ち下さい」の文字列(文章)が表示される。
【0061】
続いて、処理はステップ112に進み、このステップ112において、ソフトウエアによるタイマがセットされる。このタイマは、次のページのデータを受信するときの制限時間を決めるものである。
【0062】
そして、次に、ステップ113において、RAM24に次のページのデータがすべて書き込まれたかどうかがチェックされ、書き込まれていないときには、処理はステップ113からステップ114に進み、このステップ114において、ステップ112でセットされたタイマが規定の時間、例えば1分を経過したかどうかがチェックされ、経過していないときには、処理はステップ114からステップ113に戻る。
【0063】
したがって、ページ送りキー62Aが押されたとき、RAM24に次のページのデータがないときには、ステップ112によりセットされたタイマがタイムオーバーするまで、ステップ113、114が繰り返され、次のページのデータがすべて受信できるのを待つことになる。
【0064】
そして、このステップ113、114が繰り返されている期間、すなわち、ページ送りキー62Aを押してから1分の間に、次のページのデータがすべて受信できると、処理はステップ113からステップ115に進み、このステップ115において、形成回路44が制御されてビープ音がスピーカ17L、17Rから出力され、次に処理はステップ104に進む。
【0065】
したがって、例えば図3Cに示すように、LCD50には次のページが表示されるとともに、このとき、表示の更新されたことがビープ音により通知され、以後、ステップ105により、このルーチン100を終了する。
【0066】
こうして、ページ送りキー62Aを押した場合に、次のページの文字コードがRAM24に用意されていなくても、1分以内に次のページの文字コードがRAM24に用意されると、そのページ(次のページ)が直ちにLCD50に表示されることになる。また、このとき、これが、ビープ音により通知される。
【0067】
しかし、ステップ113、114が繰り返されている期間、すなわち、ページ送りキー62Aを押してから1分の間に、次のページのデータのすべてを受信できないときには、タイムオーバーとなるので、処理はステップ114からステップ116に進む。そして、このステップ116において、形成回路44が制御されてビープ音がスピーカ17L、17Rから出力され、次に処理はステップ117に進む。
【0068】
そして、このステップ117において、もとのページのデータ、すなわち、このルーチン100が実行される前に、LCD50に表示されていたページのデータが、RAM24から読み出され、この文字コードが表示データに変換されてからメモリ32に供給される。
【0069】
したがって、例えば図3Dに示すように、LCD50には、ページ送りキー62Aを操作したときのページが再び表示される。また、CPU21の処理はステップ105によりルーチン100を終了する。
【0070】
こうして、ページ送りキー62Aを押した場合に、次のページの文字コードがRAM24に用意されていないとともに、1分以内に次のページの文字コードがRAM24に用意されないときには、もとのページがLCD50に表示されることになる。また、このとき、これが、ビープ音により通知される。
【0071】
こうして、このFM文字多重放送受信機によれば、ページ送りキー62Aを押した場合に、次のページの文字コードがRAM24に用意されているときには、次のページが直ちにLCD50に表示される。
【0072】
また、次のページの文字コードがRAM24に用意されていなくても、1分以内に次のページの文字コードがRAM24に用意されると、そのページ(次のページ)が直ちにLCD50に表示される。さらに、次のページの文字コードを1分以内に用意されないときには、もとのページがLCD50に表示される。
【0073】
したがって、FM文字多重放送波の受信状態によって、次のページが表示できるようになるまでの時間が不定であっても、処理中の表示「しばらくお待ち下さい」がいつまでも続くことがなく、例えば受信機の故障と間違えるようなことがない。
【0074】
また、処理中の表示を終えて、次のページあるいはもとのページが表示されるときには、これがビープ音により通知されるので、LCD50の画面に注目している必要がない。
【0075】
なお、上述においては、リモコンにより各種の操作をできるようにした場合であるが、それらの操作のすべてをFM受信機のキー42から行うようにすることもできる。そして、その場合には、リモコン機能はなくてもよい。また、FM文字多重放送がレベル2の場合には、1画面が8.5行となり、そのうちの8行が本文表示領域となるが、この場合には、その8行分の文字データを2行分ずつに区切って1ページとみなし、上述の処理を行えばよい。
【0076】
【発明の効果】
この発明によれば、放送波の受信状態によって、次のページが表示できるようになるまでの時間が不定であっても、処理中の表示が続くことがなく、例えば受信機の故障と間違えるようなことがない。
【0077】
また、処理中の表示を終えて、次のページあるいはもとのページが表示されるときには、これがビープ音により通知されるので、表示素子の画面に注目している必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明の一例を示すフローチャートである。
【図3】この発明の表示例を示す図である。
【図4】信号フォーマットを説明するための図である。
【図5】信号フォーマットを説明するための図である。
【図6】信号フォーマットを説明するための図である。
【図7】表示画面を説明するための図である。
【図8】表示画面を説明するための図である。
【図9】表示画面を説明するための図である。
【図10】表示画面を説明するための図である。
【符号の説明】
12 チューナ回路
13 中間周波アンプ
14 FM復調回路
15 ステレオ復調回路
20 マイクロコンピュータ
21 CPU
22 ROM
23 RAM(ワークエリア用)
24 RAM(受信バッファ用)
31 フォントROM(キャラクタジェネレータ)
32 メモリ(表示用)
33 ディスプレイコントローラ
41 デコーダ回路
42 操作キー
43 受信回路(リモコン用)
44 形成回路(ビープ音信号用)
50 表示素子
60 送信機(リモコン用)
62 操作キー
100 表示送りルーチン

Claims (3)

  1. 文字多重放送を受信する受信回路と、
    この受信回路により受信された文字データを記憶するメモリと、
    表示素子と、
    文字表示の送りキーとを有し、
    上記送りキーを操作した場合には、
    上記メモリに、現在表示されているページの次のページの文字データが用意されているかどうかをチェックし、
    上記次のページの文字データが用意されているときには、その文字データにより上記表示素子に対応する文字を表示し、
    上記次のページの文字データが用意されていないときには、所定の期間、上記次のページの文字データが用意されるのを待つとともに、
    上記次のページの文字データが上記所定の期間に用意されたときには、その文字データにより、上記表示素子に対応する文字を表示し、
    上記次のページの文字データが上記所定の期間に用意されないときには、上記送りキーを操作したときに表示されていたページの文字データにより、上記表示素子に対応する文字を表示する
    ようにした受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機において、
    上記次のページの文字データが用意されていないときには、所定の期間、処理中であることを上記表示素子に表示し、
    かつ、上記次のページの文字データが用意されるのを待つ
    ようにした受信機。
  3. 請求項1に記載の受信機において、
    ビープ音信号の形成回路を有し、
    上記所定の期間中、あるいは上記所定の期間の経過後に、表示が変更されたときには、上記形成回路が制御されて、上記表示の変更されたことを通知するビープ音が出力される
    ようにした受信機。
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JP4241765B2 (ja) 2006-03-01 2009-03-18 株式会社日立国際電気 送信機及びキャリアリーク検出方法

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