JPH0921375A - 内燃機関における電磁式空気制御弁 - Google Patents

内燃機関における電磁式空気制御弁

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JPH0921375A
JPH0921375A JP7194352A JP19435295A JPH0921375A JP H0921375 A JPH0921375 A JP H0921375A JP 7194352 A JP7194352 A JP 7194352A JP 19435295 A JP19435295 A JP 19435295A JP H0921375 A JPH0921375 A JP H0921375A
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JP
Japan
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housing
valve
protrusion
electromagnetic
operating rod
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JP7194352A
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Inventor
Kazumi Okura
一美 大倉
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Keihin Corp
Original Assignee
Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組みつけ容易でコンパクトな電磁式空気制御
弁を提供する。 【構成】 電磁装置サブアッセンブリーDは、ハウジン
グ10と、ハウジング10内に配置されるコイルボビン
11と、環状鍔部12Aと一側方に突出する第1突部1
2Bと他側方に突出する第2突部12Cとよりなり、内
部に冷却水路12Fと感熱応動部材収納路12Gと出力
孔12Hとが連設された固定コア12によって形成さ
れ、感熱応動部材収納路12G内には感熱応動部材Eが
配置される。作動杆サブアッセンブリーCは、作動杆6
と弁部7Aと可動コア9とを備える。電磁装置Dのハウ
ジング10の底部10Aをスロットルボデー1のハウジ
ング収納孔5内に固定配置し、弁部7Aを弁座4に対向
配置し、可動コア9を固定コア12の第1突部12Bに
対向配置し、作動杆6の他側端6Eを感熱応動部材Eの
出力杆13Bに対向して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットルボデーを貫
通する吸気路に配置されたスロットル弁を迂回して補助
空気通路が設けられ、該補助空気通路に、電気信号に応
じて補助空気通路内を流れる空気量を制御する常閉型の
電磁式空気制御弁が配置され、該電磁式空気制御弁によ
って機関のアイドリング空気量が調整される内燃機関に
おける電磁式空気制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁式空気制御弁は特開昭64−
8328号公報に示される。これによると、ハウジング
自体に、弁座を備えた補助空気通路と、電磁装置と、電
磁装置によって生起する磁力に応じて固定コアに吸引さ
れる可動コアと弁座を開閉する弁部とが、一体的に取着
された作動杆と、弁部が弁座を閉方向に付勢する付勢力
を温度に応じて変化させる感熱応動部材と、が一体的に
配置されて電磁式空気制御弁が形成され、このハウジン
グがスロットルボデーに直接的に取着されるか、若しく
は機関に取着される。又、電磁装置における磁気回路
は、それぞれ格別に設けられたハウジング、第1サイド
プレート、第2サイドプレート、及び第2サイドプレー
トに取着される固定コアによって形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の電磁式空
気制御弁によると下記の不具合を有する。電磁式空気制
御弁の組みつけ時において、それぞれ単一に用意された
構成部品が順を追ってハウジング内に順次配置され、そ
の後に固定される。以上によると、構成部品を予めサブ
アッセンブリー状態に区分して用意することが困難であ
って組みつけ効率の向上が阻害されるものであった。
又、電磁式空気制御弁は、ハウジングをベースに組みつ
けられるので、このハウジングをスロットルボデーある
いは機関に再度取着する必要があり、これによると組み
つけ工数が増加するとともに機関の全体レイアウトをコ
ンパクトにまとめることができない。
【0004】本発明になる電磁式空気制御弁は上記不具
合に鑑み成されたもので、部品点数が少なく且つ組みつ
けが容易である安価な電磁式空気制御弁を提供すること
を主目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になる電磁式空気制
御弁は前記目的達成の為に、スロットルボデーを貫通す
る吸気路に配置されたスロットル弁を迂回して補助空気
通路が設けられ、該補助空気通路に、電気信号に応じて
補助空気通路内を流れる空気量を制御する常閉型の電磁
式空気制御弁が配置された内燃機関において、電磁装置
は、一側方に底部を有し、他側方が係止段部を介して開
口するハウジングと、ハウジング内にあって周囲にコイ
ルが巻回わされたコイルボビンと、ハウジングの係止段
部に係合配置される環状鍔部と、環状鍔部からコイルボ
ビンの筒部内に向かって突出する第1突部と、環状鍔部
から他側方に向かって突出する第2突部と、を備え、第
2突部から第1突部に向けてその内部に、機関の冷却水
が導入される冷却水路、出力杆を備えた感熱応動部材が
収納される感熱応動部材収納路、出力孔、が連設される
とともに出力孔が第1突部の一側端に開口される、固定
コアと、により形成され、一方、作動杆は、補助空気通
路に形成される弁座を開閉する弁部と、固定コアに対向
する可動コアと、を備え、前記、電磁装置のハウジング
の底部を、弁座に連なりスロットルボデーの他側方に開
口するハウジング収納孔内に固定配置し、弁部を弁座に
対向配置し、可動コアを固定コアの第1突部に対向配置
し、作動杆の他側端を感熱応動部材の出力杆に対向して
配置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】電磁装置と作動杆とは予めサブアッセンブリー
状態とされる。電磁装置は、ハウジング内にコイルが巻
回わされたコイルボビンが収納され、ハウジングの係止
段部上に感熱応動部材が収納された固定コアが配置さ
れ、この状態でハウジングと固定コアとが固着される。
作動杆は、その一側方に弁部が配置され、他側方に可動
コアが配置される。スロットルボデーのハウジング収納
孔に作動杆が配置され、次いで電磁装置のハウジングの
底部がハウジング収納孔に嵌合して固定配置される。こ
れによって作動杆の弁部は補助空気通路の弁座に対向配
置され、可動コアは固定コアの第1突部に対向配置さ
れ、更に作動杆の他側方は感熱応動部材の出力杆に対向
して配置される。
【0007】
【実施例】以下、本発明になる電磁式空気制御弁の一実
施例について説明する。図1によってスロットルボデー
について説明する。スロットルボデー1は内部を吸気路
2が貫通し、この吸気路2の上流側はエアクリーナ(図
示せず)に連なり、下流側は機関(図示せず)に連な
る。又、吸気路2は運転者によって操作されるスロット
ル弁(図示せず)にて開閉制御される。そして、スロッ
トル弁を迂回して補助空気通路3が形成されるもので、
補助空気通路3に設けた弁座4によって上流側の補助空
気通路3Aと、下流側の補助空気通路3Bとに区分され
る。5は、弁座4に臨んで同軸上に形成されたハウジン
グ収納孔であり、このハウジング収納孔5の一側方A
(図において右側をいう)は下流側の補助空気通路3B
に係止段部1Dを介して開口し、他側方B(図において
左側をいう)はスロットルボデー1の他側端1Bに開口
する。尚、1Cは弁座4に臨んでハウジング収納孔5の
反対側にハウジング収納孔5と同軸上に形成されたネジ
孔である。又、Pは上流側の補助空気通路3A及び下流
側の補助空気通路3Bの開口を閉塞するプラグである。
【0008】次に作動杆のサブアッセンブリーCについ
て図2により説明する。6は長手方向にのびる作動杆で
あり、この作動杆6の一側端(図において右方をいう)
から他側端6E(図において左方をいう)に向けて第1
係止段部6A、第2係止段部6B、第3係止段部6C、
第4係止段部6Dが間隔をもって形成される。この、第
1、第2係止段部6A,6Bによって形成される環状段
部は一側方Aに向かい、第3、第4係止段部6C,6D
によって形成される環状段部は他側方Bに向かう。7は
作動杆6の長手方向に伸縮自在なるベローズであり、こ
のベローズ7の一側端には弁座4を開閉しうる弁部7A
が形成され、他側端には環状の取付け鍔部7Bが形成さ
れる。8A,8Bは作動杆6の長手方向の移動を許容し
うる薄平板環状のセンタリングバネであり、その外径
は、前記取付け鍔部7Bの外径と略同径をなす。9は可
動コアであり、本例にあっては、その中心部に他側端9
Aから一側方Aに向けて円錐状の凹部9Bが形成され
る。そして、第2係止段部6B上にセンタリングバネ8
Aを配置した後にセンタリングバネ8A上に圧入カラー
10を配置し、この圧入カラー10を第2係止段部6B
に向けて圧入する。以上によると、作動杆6の第2係止
段部6B上にセンタリングバネ8Aが固定配置される。
次に第1係止段部6A上に、ベローズ7の弁部7Aを圧
入する。以上によると、ベローズ7が作動杆6の第1係
止段部6Aに固定配置され、このとき取付け鍔部7Bの
他側端7C上にセンタリングバネ8Aの外周が対接され
る。次に、第3係止段部6C上にセンタリングバネ8B
を配置した後にセンタリングバネ8B上に可動コア9を
配置し、この可動コア9を第3係止段部6Cに向けて圧
入する。以上によると、第3係止段部6C上にセンタリ
ングバネ8B、可動コア9が固定配置されるもので、こ
のとき作動杆6の他側端6Eは可動コア9の凹部9B内
を通過して可動コア9の他側端9Aより更に他側方Bに
向かって突出する。又、第4係止段部6Dは依然として
他側方Bに臨む。以上によって作動杆のサブアッセンブ
リーCが組みつけられた。
【0009】次に電磁装置のサブアッセンブリーDにつ
いて図3により説明する。10は一側方Aに底部10A
を有し、底部10Aの外周から他側方Bに向けて筒部1
0Bが係止段部10Cを介して他側端10Dに向けて開
口するハウジングであり、底部10Aには可動コア9が
移動しうる貫通孔10Eが穿設される。11は、環状の
筒部11Aが長手方向に形成されたコイルボビンであ
り、筒部11Aの外周にはコイル11Bが巻回わされ
る。12は固定コアであり以下により形成される。12
は、ハウジング1の係止段部10C上に配置される環状
鍔部であり、環状鍔部12Aの一側面より一側方Aに向
かって、コイルボビン11の筒部11A内に挿入される
第1突部12Bが形成され、環状鍔部12Aの他側面か
ら他側方Bに向かって第2突部12Cが形成される。こ
の第1突部12Bの一側端12D近傍の外周形状は、可
動コア9の凹部9Bと同形状の円錐突形状をなす。そし
て、固定コア12の中心には他側端12Eから一側端1
2Dに向けて、冷却水路12F、感熱応動部材収納路1
2G、出力孔12Hが連続して形成される。前記冷却水
路12Fは、図示されていないが機関の冷却水が導入さ
れて循環し、前記感熱応動部材収納路12G内には、ワ
ックス型の感熱応動部材Eが収納され、更に前記出力孔
12Hは作動杆6の他側端6Eが移動自在に挿入される
径を有する。尚、冷却水路12Fの開口端はプラグPに
て閉塞される。この感熱応動部材Eは、ワックスホルダ
ー13の外周にオネジ13Aが設けられ、ワックスホル
ダー13内に密閉的に収納された熱膨縮材料の体積変化
が出力杆13Bを介して軸方向の変位として出力され
る。尚、本実施例にあっては出力杆13Bの一側方Aの
端部に、出力杆ストローク吸収部材13Cが配置され
た。この出力杆ストローク吸収部材13Cは、出力杆1
3Bの一側方Aの外周に、軸方向に移動可能な有底筒状
のスライド部材13Dが挿入されて配置されるとともに
出力杆13Bの一側方Aの端部と、スライド部材13D
の底部との間にスプリング14が縮設される。そして、
更にスライド部材13Dの上端が出力杆13Bの係止段
部上に係止される。従って、出力杆13Bの通常ストロ
ーク範囲にあっては、出力杆13Bのストロークは、ス
プリング14によって張設されるスライド部材13Dに
よって出力杆13Bのストロークと同期して出力され
る。一方、出力杆13Bが大きく一側方Aにストローク
した際には、スライド部材13Dの底部が感熱応動部材
収納路12Gと出力孔12Hとの間に形成される係止段
部12Jに当接し、出力杆13Bのみがスプリング14
のバネ力に抗して移動し、この大なる出力杆13Bのス
トロークは、スライド部材13Dによって吸収され一側
方Aに出力されない。
【0010】そして、電磁装置のサブアッセンブリーD
は、次のように組みつけられる。ハウジング10の他側
端10Dの開口からコイル11Bが巻回わされたコイル
ボビン11がハウジング10の底部10Aに向けて配置
される。次に内部に感熱応動部材Eが螺着された固定コ
ア12の環状鍔部12Aがハウジング10の係止段部1
0C上に配置される。この状態で、固定コア12の第1
突部12Bはコイルボビン11の筒部11A内に挿入さ
れて配置され、一方第2突部12Cはハウジング10よ
り他側方Bに向かって突出する。かかる状態において、
ハウジング10の他側端10Dを環状鍔部12Aに向け
て内方へカシメるもので、これによってハウジング10
にコイルボビン11及び固定コア12が固定的に配置さ
れ、もって電磁装置のサブアッセンブリーDの組みつけ
が完了した。この電磁装置のサブアッセンブリーDは図
3に示される。
【0011】そして、サブアッセンブリー状態にある作
動杆C及び電磁装置Dは以下の如く、スロットルボデー
1に組みつけられる。まず、作動杆のサブアッセンブリ
ーCがスロットルボデー1の他側端1Bの開口からハウ
ジング収納孔5内に配置される。これによると、弁部7
Aが弁座4に対向して配置され、取付け鍔部7Bの一側
端7Dがハウジング1の係止段部1D上に配置される。
一方、センタリングバネ8A,8B間にはハウジング収
納孔5に内接する環状部材15が配置されるもので、セ
ンタリングバネ8Aの外周は、取付け鍔部7Bの他側端
7Cと環状部材15の一側端15Aによって挟持され、
環状部材15の他側端15B上にはセンタリングバネ8
Bの外周が載置される。又、可動コア9及び作動杆6の
他側端6Eはハウジング収納孔5から他側方Bに向かっ
て突出して配置される。
【0012】次いで、スロットルボデー1のハウジング
収納孔5内に向けて、電磁装置のサブアッセンブリーD
のハウジング10の底部10Aが圧入される。以上によ
ると、ベローズ7の取付け鍔部7B、環状部材15はハ
ウジング10の底部10Aの一側端10Fと、ハウジン
グ1の係止段部1Dとによって挟持され、センタリング
バネ8Aの外周は、取付け鍔部7Bの他側端7Cと環状
部材15の一側端15Aとにより挟持され、センタリン
グバネ8Bの外周は、環状部材15の他側端15Bとハ
ウジング10の底部10Aの一側端10Fとによって挟
持される。又、可動コア9はハウジング10の貫通孔1
0Eを通過してコイルボビン11の筒部11A内に進入
し、可動コア9の凹部9Bは固定コア12の第1突部1
2Bに対向して配置される。一方、作動杆6の他側端6
Eは、固定コア12の第1突部12Bに穿設された出力
孔12H内に挿入され、該他側端6Eは感熱応動部材E
の出力杆ストローク吸収部材13Cに対向する。又、作
動杆6と固定コア12の第1突部12Bとの間には可動
コアスプリング16が縮設されるもので、弁部7Aはこ
の可動コアスプリング16のバネ力によって弁座4に弾
性的に押圧され、このとき作動杆6の他側端6Eと出力
杆ストローク吸収部材13Cとの間には間隙が形成され
る。一方、スロットルボデー1のネジ孔1Cには調整ス
クリュー17が螺着されるもので、弁部7Aと調整スク
リュー17との間には第2スプリング18が縮設され
る。調整スクリュー17を螺動することにより、第2ス
プリング18のバネ力を調整し、可動コアスプリング1
6が弁部7Aを弁座4に向けて押圧するバネ荷重を調整
する。以上によって、電磁式空気制御弁の組みつけが完
了するもので、この状態は図4に示される。
【0013】次にその作用について説明する。コイル1
1Bへの非通時において、コイル11Bによって何等磁
力が生じることがない。これによると、作動杆6は、可
動コアスプリング16のバネ力によって一側方Aに押圧
されるので、弁部7Aが弁座4を閉塞保持する。従って
上流側の補助空気通路3Aから下流側の補助空気通路3
Bに向けて空気が流れることはない。
【0014】そして、コイル11Bに電流が流れると、
固定コア12の環状鍔部12A、ハウジング10の筒部
10B、ハウジング10の底部10A、可動コア9、固
定コア12の第1突部12Bとにより磁気回路が形成さ
れ、その供給される電流に応じて磁力が発生して可動コ
ア9は固定コア12側に吸引され、一方、可動コアスプ
リング16は前記可動コア9の固定コア12側への吸引
移動に対して抵抗を与える。従って、前記磁力と可動コ
アスプリング16のバネ力による磁力に対する抗力とが
バランスする位置において、可動コア9の移動位置が決
定され、もって弁部7Aによる弁座4の開放位置が制御
されて上流側の補助空気通路3Aから下流側の補助空気
通路3Bに向けて空気が供給され、機関の運転を良好に
行なうことができる。そして、以後の機関運転時におい
ては、コイル11Bを流れる電流が制御されることによ
って弁部7Aの弁座4に対する適正な開度が自動的に決
定され、適正な空気を機関に供給できるものである。
【0015】一方、機関の冷却水が導入される冷却水路
12Fにあっては、感熱応動部材Eは冷却水路12F内
の冷却水温度に応じて加熱、冷却されるもので、これに
よると感熱応動部材Eのワックスホルダー13内に収納
される熱膨縮材料は冷却水温度に応じて膨張、収縮す
る。そして冷却水温度の高い場合は熱膨縮材料の体積が
膨張して出力杆13Bを一側方A方向に向けて移動し、
作動杆6の他側端6Eと出力杆ストローク吸収部材13
Cとの間隙を小間隙に保持する。以上によると、作動杆
6の最大ストロークはこの小間隙に応じて減少されて決
定され、もって作動杆6の最大ストローク時における弁
部7Aの弁座4に対する最大開口を減少させて最大空気
量を減量することができる。一方、冷却水温度の低い場
合は熱膨縮材料の体積が収縮して出力杆13Bは他側方
Bへ移動するもので、作動杆6の他側端6Eと出力杆ス
トローク吸収部材13Cとの間隙を大間隙に保持する。
以上によると、作動杆6の最大ストロークはこの大間隙
に応じて増加され、もって作動杆6の最大ストローク時
における弁部7Aの弁座4に対する開口を増加して最大
空気量を増量できる。以上の如く、弁部7Aの弁座4に
対する最大開口位置は、感熱応動部材Eの熱膨縮材料に
よる体積変化に応じて移動する出力杆13Bストローク
位置によって決定され、一方、弁部7Aの弁座4に対す
る開口位置は、コイル11Bへ供給される電流値に応じ
て生起する磁力と可動コアスプリング9のバネ力とのバ
ランス位置において決定され、もって機関温度、機関運
転状態に最適な空気量が上流側の補助空気通路3A、下
流側の補助空気通路3B、スロットル弁より下流側の吸
気路2を介して機関に向けて供給される。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる内燃機関にお
ける電磁式空気制御弁によると、サブアッセンブリーと
して、スロットルボデー1、作動杆C、電磁装置D、を
予め用意し、このサブアッセンブリー状態にある作動杆
C及び電磁装置Dをスロットルボデー1に組みつけるこ
とによって電磁式空気制御弁が形成される。以上による
と、組みつけ工程を、スロットルボデー、作動杆、電磁
装置、と並行してそれぞれ別々に進めることができるの
で、組みつけ時間を大きく短縮でき、生産効率を向上す
ることができる。又、少なくとも作動杆、電磁装置の品
質保証はそのサブアッセンブリー状態において確認する
ことができるので、品質の向上あるいは仕損費の削減が
可能となったものである。又、サブアッセンブリーとし
たことによると、その組みつけに対する工程が専門化さ
れて習熟度を高めることができるので、組みつけ作業が
容易で且つ品質の安定を図ることができたものである。
又、感熱応動部材の温度に対する出力杆のストローク位
置は固定コアへ感熱応動部材を組みつけた状態で、第1
突部の一側端と出力杆ストローク吸収部材の一側方の端
面との距離を計測することによって確実に且つ容易に調
整、確認できる。更に又、スロットルボデーに直接的に
作動杆、電磁装置を組みつけたことによって、機関への
組みつけ作業を簡略化できるとともに空気制御弁をコン
パクトにまとめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁式空気制御弁を構成するスロット
ルボデーの縦断面図。
【図2】本発明の電磁式空気制御弁を構成する作動杆の
サブアッセンブリー状態を示す縦断面図。
【図3】本発明の電磁式空気制御弁を構成する電磁装置
のサブアッセンブリー状態を示す縦断面図。
【図4】本発明の電磁式空気制御弁の一実施例を示す縦
断面図。
【符号の説明】
1 スロットルボデー 3 補助空気通路 4 弁座 5 ハウジング収納孔 6 作動杆 9 可動コア 11 コイルボビン 11B コイル 12 固定コア 12A 環状鍔部 12B 第1突部 12C 第2突部 12F 冷却水路 12G 感熱応動部材収納孔 12H 出力杆 A 一側方 B 他側方 C 作動杆サブアッセンブリー D 電磁装置サブアッセンブリー E 感熱応動部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルボデーを貫通する吸気路に配
    置されたスロットル弁を迂回して補助空気通路が設けら
    れ、該補助空気通路に、電気信号に応じて補助空気通路
    内を流れる空気量を制御する常閉型の電磁式空気制御弁
    が配置された内燃機関において、電磁装置Dは、一側方
    Aに底部10Aを有し、他側方Bが係止段部10Cを介
    して開口するハウジング10と、ハウジング10内にあ
    って周囲にコイル11Bが巻回わされたコイルボビン1
    1と、ハウジング10の係止段部10Cに係合配置され
    る環状鍔部12Aと、環状鍔部12Aからコイルボビン
    11の筒部11A内に向かって突出する第1突部12B
    と、環状鍔部12Aから他側方Bに向かって突出する第
    2突部12Cと、を備え、第2突部12Cから第1突部
    12Bに向けてその内部に、機関の冷却水が導入される
    冷却水路12F、出力杆13Bを備えた感熱応動部材E
    が収納される感熱応動部材収納路12G、出力孔12
    H、が連設されるとともに出力孔12Hが第1突部12
    Bの一側端12Dに開口される、固定コア12と、によ
    り形成され、一方、作動杆6は、補助空気通路3に形成
    される弁座4を開閉する弁部7Aと、固定コア12に対
    向する可動コア9と、を備え、前記、電磁装置のハウジ
    ング10の底部10Aを、弁座4に連なりスロットルボ
    デー1の他側方Bに開口するハウジング収納孔5内に固
    定配置し、弁部7Aを弁座4に対向配置し、可動コア9
    を固定コア12の第1突部12Bに対向配置し、作動杆
    6の他側端6Eを感熱応動部材Eの出力杆13Bに対向
    して配置したことを特徴とする内燃機関における電磁式
    空気制御弁。
JP7194352A 1995-07-06 1995-07-06 内燃機関における電磁式空気制御弁 Pending JPH0921375A (ja)

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