JPH09212467A - 負荷分散制御システム - Google Patents

負荷分散制御システム

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JPH09212467A
JPH09212467A JP8013522A JP1352296A JPH09212467A JP H09212467 A JPH09212467 A JP H09212467A JP 8013522 A JP8013522 A JP 8013522A JP 1352296 A JP1352296 A JP 1352296A JP H09212467 A JPH09212467 A JP H09212467A
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Masanori Ito
雅典 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、負荷分散制御システムに関し、計
算機ごとにCPU能力および台数が異なりしかも仮想計
算機が混在する並列型計算機システムであってもバッチ
ジョブを実行する計算機を自動的に選択してジョブを配
送し負荷分散を図り、並列型計算機システムの処理効率
を高めることを目的とする。 【解決手段】 各計算機の負荷情報の通知を受けて余剰
能力を評価して算出する余剰能力評価手段と、いずれか
の計算機にジョブが投入されたときに当該ジョブ情報の
通知を受けて評価した余剰能力が最も高い計算機を選択
し、ジョブを受け付けた計算機が最も余剰能力が高いと
きはその計算機にジョブを実行させ、一方、ジョブを受
け付けた計算機以外の他の計算機が最も余剰能力が高い
ときはそのジョブを受け付けた計算機にジョブを転送さ
せて実行させる手段とを並列型計算機のうちのマスタ計
算機に備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列型計算機の各
計算機に負荷を分散する負荷分散制御システムに関する
ものである。
【0002】近年の計算機システムにおいて、業務処理
容量の増大、処理速度の高速化、連続運用の必要性、信
頼性の向上が要求されている。このため、仮想計算機を
混在でき、システムの運用中に動的に稼働計算機の数を
増減できる並列型計算機システムが提供されている。こ
の並列型計算機システムでは、CPU能力の異なる計算
機とCPU能力が可変の計算機が混在し、計算機によっ
てCPU負荷状態が異なり、かつ並列計算機システムで
稼働する計算機の数が動的に変動するため、並列型計算
機システム全体の処理容量と処理速度を高めるためには
各計算機のCPU負荷を平準化する必要がある。しか
し、ユーザが各計算機のCPU負荷を平準化するのは困
難であるために、システムが自動的にバッチジョブを実
行する計算機を決定することが望まれている。
【0003】
【従来の技術】従来の並列型計算機システムは、図9に
示すように、同じ能力のCPUを同じ台数備えた計算機
を並列に接続する。この並列型計算機システムにおける
負荷分散を行う手法は、OSが自計算機のCPU使用率
を求めて他の全ての計算機に送信して知らせる。そし
て、ジョブがある計算機に投入された場合、最もCPU
使用率の低い計算機が余剰CPU能力が大きいとみなし
てジョブを配送し、その計算機にジョブの実行をさせる
(自計算機の余剰CPU能力が大きいときは自計算機が
ジョブを実行する)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した並列型計算機
システムでは、並列型計算機システムを構成する計算機
ごとに1台あたりのCPU能力が違う場合や、CPUご
との能力が同じでも台数が違う場合には、CPU使用率
が同じでもあっても余剰CPU能力が同じとは限らない
から、CPU使用率の最も低い計算機にジョブを配送し
ても、ジョブを最も高速に実行できるとはならない問題
が発生する。
【0005】また、並列型計算機システムには仮想計算
機が混在できるが、仮想計算機には通常、次の3種類の
動作モードがある。 ・AUTOモード:同じ計算機上で走行する他の仮想計
算機が要求するCPU能力と競合しない限り必要なだけ
可変にCPU能力を使用できるモードである。
【0006】・上限AUTOモード:AUTOモードの
仮想計算機と同じ計算機上で共存可能で、決められた比
率(CPU配分比)しかCPU能力を使用できないモー
ドである。
【0007】・ロジカルモード:AUTOモードや上限
AUTOモードとは同じ計算機上で共存できないが、1
台の計算機のCPU能力を任意の固定比率(CPU配分
比)に分割して使用するモードである。
【0008】これらの仮想計算機システムはそれぞれ独
立に、その上で走行するソフトウェアから認識できるC
PU(論理CPU)の数を定義することができる。この
ため、上限AUTOモードとロジカルモードの仮想計算
機は、実CPUの能力のうち配分比だけのCPU能力を
持つ計算機と見なせるから、上記した問題が発生する。
また、仮想計算機システムは、動的にCPU配分比を変
更でき、上限AUTOモードとロジカルモードの仮想計
算機において、異なる時刻に同じCPU使用率であって
も、余剰CPU能力が同じとは限らないという問題も発
生する。
【0009】また、計算機の実記憶負荷が高く、仮想計
算機が過剰に動作し、外部ページと実ページで過剰に交
換が行われている場合には、ページングI/O待ちが頻
発してCPU使用率が低くなることがあり、この場合
に、新たにジョブを動作させると、実記憶負荷が更に高
くなり、ページングI/O待ちがより頻繁に発生し、C
PU使用率が更に低くなって仮想計算機の処理効率が低
下してしまう問題が発生する(この場合には、従来の負
荷分散の手法では、ジョブを配送するのは逆効果となっ
てしまう点で問題である)。
【0010】本発明は、これらの問題を解決するため、
計算機ごとにCPU能力および台数が異なりしかも仮想
計算機が混在する並列型計算機システムであってもバッ
チジョブを実行する計算機を自動的に選択してジョブを
配送し負荷分散を図り、並列型計算機システムの処理効
率を高めることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、並列型計
算機システム1は、複数の計算機2および仮想計算機2
を相互に接続して並列処理を行うためのものである。
【0012】計算機2および仮想計算機2は、ジョブを
実行するものである。仮想計算機2は、計算機(実計算
機)2に任意の個数を動的に設けることができる。ここ
で、計算機(マスタ)2は、負荷情報収集手段21、余
剰能力評価手段22などから構成されるものである。
【0013】負荷情報収集手段21は、計算機(スレー
ブ)2から負荷情報などを収集するものである。余剰能
力評価手段22は、各計算機から収集した負荷情報をも
とに当該計算機の余剰能力を評価して算出するものであ
る。
【0014】次に、動作を説明する。計算機(マスタ)
2の負荷情報収集手段21が各計算機から負荷情報を収
集し、余剰能力評価手段22がこの収集した負荷情報を
もとに余剰能力を評価して算出し、いずれかの計算機2
にジョブが投入されたときに当該ジョブ情報の通知を受
けた計算機(マスタ)2が評価した余剰能力が最も高い
計算機2を選択し、ジョブを受け付けた計算機2が最も
余剰能力が高いときはその計算機2にジョブを実行さ
せ、一方、ジョブを受け付けた計算機以外の他の計算機
2が最も余剰能力の高いときはそのジョブを受け付けた
計算機2にジョブを転送させ実行させるようにしてい
る。
【0015】この際、実記憶に対する負荷が所定負荷よ
りも高くて過負荷と判明したときにその計算機2を除外
して他の計算機2について余剰能力を評価して算出し、
最も余剰能力の高い計算機にジョブを実行させるように
している。
【0016】また、余剰能力として、各計算機2のCP
U処理時間+CPU待ち時間、あるいはCPU処理時間
+CPU待ち時間+I/O処理時間+I/O待ち時間と
して算出するようにしている。
【0017】従って、計算機ごとにCPU能力および台
数が異なり、しかも仮想計算機が混在する並列型計算機
システムであってもバッチジョブを実行する計算機(仮
想計算機を含む)2を自動的に選択してジョブを配送し
負荷分散を図ることにより、並列型計算機システムの処
理効率を高めることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図1から図8を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、負荷情報制御テーブル23は、計算機2
から収集した負荷情報を記憶したり、これら記憶した負
荷情報からジョブを実行させる計算機2を選択する時点
で余剰能力としてエラップス期待値を計算して設定する
ものである(後述する図5参照)。ここで、エラップス
期待値の最も小さい計算機2にジョブを配送するように
する。
【0020】次に、図2を用いて計算機(マスタ)2お
よび図3を用いて計算機(スレーブ)2の構成を順次詳
細に説明する。図2は、本発明の計算機(マスタ)例を
示す。これは、図1の計算機(マスタ)2の詳細構成図
であって、図1の負荷情報収集手段21は図2のCPU
負荷情報収集部10に対応し、図1の余剰能力評価手段
22は図2のジョブ配送先決定部9の一部に含まれるも
のである。
【0021】図2において、OS5は、オペレーティン
グシステムであって、全体を統括制御するものであり、
ジョブ実行部7、ジョブ配送部8、ジョブ配送先決定部
9、CPU負荷情報収集部10、CPU負荷情報受信部
12、ジョブ配送先通知部13、ジョブ受付部14、ジ
ョブ情報受信部16などから構成されるものである。
【0022】ジョブ配送部8は、ジョブ配送先決定部9
によって決定された配送先にジョブを配送するものであ
る。ジョブ配送先決定部9は、余剰能力の最も高い(エ
ラップス値の最も小さい)計算機をジョブ配送先と決定
するものである。
【0023】CPU負荷情報収集部10は、計算機2の
負荷情報を収集するものである。CPU負荷情報受信部
12は、スレーブ計算機2よりCPU負荷情報を受信す
るものである。
【0024】ジョブ配送先通知部13は、ジョブ配送先
決定部9によって決定された配送先の計算機2にジョブ
を配送するようにスレーブ計算機に通知するものであ
る。ジョブ受付部14は、投入されたジョブを受け付け
るものである。
【0025】ジョブ情報受信部16は、スレーブ計算機
に投入されたジョブの情報を受信するものである。図3
は、本発明の計算機(スレーブ)例を示す。これは、図
1の計算機(マスタ)2以外のスレーブの計算機2の詳
細構成図であある。
【0026】図3において、OS5は、オペレーティン
グシステムであって、全体を統括制御するものであり、
ジョブ実行部7、ジョブ配送部8、CPU負荷情報収集
部10、ジョブ受付部14、ジョブ配送先受信部16、
ジョブ情報通知部17などから構成されるものである。
7、8、10、14は図2と同一であるので説明を省略
する。
【0027】図3において、CPU負荷情報通知部11
は、CPU負荷情報などをマスタ計算機に通知するもの
である。ジョブ配送先受信部15は、ジョブの配送先を
マスタ計算機から受信するものである。
【0028】ジョブ情報通知部17は、投入されたジョ
ブのジョブ情報をマスタ計算機へ通知するものである。
以下図4ないし図8を用いて図1ないし図3の構成の動
作を順次詳細に説明する。
【0029】図4は、本発明の動作説明図(その1)を
示す。図4の(a)は、負荷情報収集のフローチャート
を示す。図4の(a)において、ステージ1は、任意の
計算機で実行するものである。
【0030】S1は、自計算機の負荷情報を収集する。
この負荷情報は、例えば図4の(b)に示すないし
の情報を収集する。S2は、マスタ計算機に通知する。
【0031】図4の(a)において、ステージ2は、マ
スタ計算機で実行するものである。S3は、各計算機の
負荷情報を受信する。S4は、負荷情報制御テーブルに
格納する。
【0032】以上のステージ1のS1、S2およびステ
ージ2のS3、S4によって、全ての計算機2の負荷情
報およびI/O負荷情報を計算機(マスタ)2が収集
し、後述する図5の負荷情報制御テーブル23のように
設定(I/O負荷情報は未設定)できたこととなる。
【0033】図4の(b)は、ステージ1において収集
・通知する負荷情報の例を示す。負荷情報は、図示の
ないしの下記のものである。 計算機識別子:並列型計算機システムを構成する各計
算機を識別するもの CPU能力 :実CPUの能力(実CPU一台当たり
のMIPS値) CPU台数(1〜N) 実CPU台数(1〜M) CPU使用率 実CPU使用率 CPU配分比:仮想計算機への実CPU能力の配分比
(動的変更可能) 計算機構成情報:実計算機、AUTOモード/上限A
UTOモード/ロジックモードの仮想計算機の区別を表
示 実記憶負荷情報:スラッシングを起こしているか否か
を表示 図4の(c)は、余剰能力の評価のフローチャートを示
す。
【0034】図4の(c)において、ステージ1は、任
意の計算機で実行するものである。S11は、ユーザが
任意の計算機にジョブを投入する。S12は、ジョブが
投入された計算機がマスタ計算機か、スレーブ計算機か
判別する。マスタ計算機の場合には、ステージ2(図4
の(a)のステージ2)に進む。一方、スレーブ計算機
の場合には、S13でマスタ計算機に、投入されたジョ
ブの情報を通知する。
【0035】以上のS11、S12によって、計算機に
投入されたジョブ情報が全てマスタ計算機に通知された
こととなる。図5は、本発明の負荷情報制御テーブル例
を示す。この負荷情報制御テーブル23は、既述した図
4のS4で、全ての計算機2から収集された負荷情報を
設定して記憶したものであって、既述した図4の(b)
のないしの情報を設定して記憶したものである。図
中の“エラップス期待値”は、ないしの情報をもと
に算出したものであって、計算機の余剰能力を表すもの
であり、小さいほど、計算機の余剰能力が高いものであ
る。このエラップス期待値は、例えば下記の式によって
計算する(尚、図5の負荷情報制御テーブル23は、C
PU処理時間+CPU待ち時間についてのものであ
る)。ジョブ投入からジョブ終了までに必要な時間(エ
ラップス期待値)は、 =CPU処理時間+CPU待ち時間 +I/O処理時間+I/O待ち時間 (式1) =CPU処理時間×(1+α(CPU数、CPU使用率)) +I/O処理時間×(1+β(チャネル数、チャネル使用率)) (式2) αとβは待ち行列理論の一般論から導かれるものであ
る。このαとβとの関係は、例えばCPUバウンドなジ
ョブであれば、必然的にCPU処理時間が大きくなり、
I/O処理時間が小さくなるので、αの大小関係に敏感
に、βの大小関係に鈍感になり、CPU負荷情報および
I/O負荷情報をまとめて計算機2の余剰能力を評価し
てエラップス値として算出することが可能となった。
【0036】尚、I/O処理は、チャネルと呼ばれる入
出力機構を経由してディスク装置などと主記憶との間で
データの転送を行っている。1回のI/O処理にかかる
時間は、チャネル数やチャネルの使用率に影響されるの
で、上記(式2)に示すようにCPUの場合と同様に評
価するようにしている。
【0037】図6は、本発明の動作説明図(その2)を
示す。図6において、ステージ2は、マスタ計算機で実
行するものである。S21は、任意の計算機より、投入
されたジョブの情報を受信する。これは、スレーブ計算
機に投入されたジョブの情報をマスタ計算機が受信、お
よびマスタ計算機に投入されたジョブの情報を受け付
け、既述した図5の負荷情報制御テーブル23に設定す
る。
【0038】S22は、負荷情報制御テーブルを参照
し、各計算機の負荷情報を順々に取り出す。S23は、
実記憶負荷が過負荷か判別する。YESの場合には、S
24ないしS26をスキップしてS27に進む。一方、
NOの場合には、S24に進む。
【0039】S24は、計算機の種別を判別する。 ・実計算機またはAUTOモードの仮想計算機の場合に
は、S26に示す下記の式4によって当該計算機のエラ
ップス期待値を評価し、S27に進む。
【0040】 (1+α(実CPU数、実CPU使用率))/CPU能力 (式4) ・上限AUTOモード仮想計算機またはロジカルモード
仮想計算機の場合には、S25に示す下記の式5によっ
て当該計算機のエラップス期待値を評価し、S27に進
む。
【0041】 (1+α(実CPU数、実CPU使用率))/(CPU能力×CPU配分比) (式5) S27は、負荷情報制御テーブルの最後まで評価を行っ
たか判別する。YESの場合には、S28に進む。NO
の場合には、S22に戻り、繰り返す。
【0042】S28は、エラップス期待値が最小かつ実
記憶過負荷でない計算機をジョブ配送先として選択す
る。S29は、ジョブを受け付けた計算機に、選択した
計算機をジョブ配送先として通知する。そして、図7の
ステージ3へ進む。
【0043】以上のS21からS29によって、全ての
計算機から受信した負荷情報を負荷情報制御テーブル2
3に設定した後、先頭から順番に取り出して実記憶負荷
が過負荷でない場合に計算機の種別によって分けてそれ
ぞれエラップス期待値を式4あるいは式5によって計算
し、エラップス期待値が最も小さい計算機にジョブを配
送させて転送するように通知することが可能となる。そ
して、後述する図7のステージ3によってジョブをエラ
ップス期待値の最も小さい(余剰能力の最も高い)計算
機に転送して実行させることが可能となる。
【0044】図7は、本発明の動作説明図(その3)を
示す。図7において、ステージ3は、ジョブを受け付け
た計算機で実行するものである。
【0045】S31は、マスタ計算機よりジョブ配送先
を受信し、ジョブをマスタ計算機から指示された計算機
に配送する。ステージ4は、ジョブを配送された計算機
で実行するものである。
【0046】S41は、ジョブを受け付けた計算機より
配送されたジョブを実行する。以上のS31、S41に
よって、エラップス期待値の最も小さい計算機にジョブ
を配送して実行させることが可能となる。
【0047】図8は、本発明の余剰能力の評価例を示
す。これは、CPU負荷情報のみをもとに余剰能力を評
価して計算したものである。以下説明する。ここで、あ
るサービスを行う複数の窓口に対する客の到着頻度がラ
ンダム到着に従い、そのサービス量が指数分布に従うと
仮定すると、到着した客がサービスを受けるまでの待ち
時間は、処理時間×(窓口の数と窓口の平均稼働率の関
数)として図8の(式6)として書けることが、待ち行
列理論の一般論として知られている。今、窓口の稼働率
をCPU使用率に、窓口の数をCPU台数に対応させ、
あるジョブを実行完了するために必要な時間をCPU待
ち時間とCPU処理時間だけで評価すれば、CPU処理
時間は、(式7)のように評価でき、ジョブの処理に必
要なダイナミックステップ数はどの計算機で走行させて
も同じだから除外して考えると、ジョブを投入してから
終了するまでに要する時間に比例する量が得られる。こ
の値(エラップス期待値)が最も小さく、かつ実記憶負
荷が過負荷状態でない計算機に対してジョブを配送し、
実行させる。ここで、I/O処理時間およびI/O待ち
時間を既述した(式1)、(式2)のように含めるよう
にしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
計算機ごとにCPU能力および台数が異なり、しかも仮
想計算機が混在する並列型計算機システムであってもバ
ッチジョブを実行する計算機(仮想計算機を含む)2を
自動的に選択してジョブを配送し負荷分散を図る構成を
採用しているため、仮想計算機を含む並列型計算機シス
テムのバッチジョブを実行させる際に、最も余剰能力の
高い計算機を動的に選択してジョブを配送し実行させ、
処理効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の計算機(マスタ)例である。
【図3】本発明の計算機(スレーブ)例である。
【図4】本発明の動作説明図(その1)である。
【図5】本発明の負荷制御情報テーブル例である。
【図6】本発明の動作説明図(その2)である。
【図7】本発明の動作説明図(その3)である。
【図8】本発明の余剰能力の評価例である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:並列型計算機システム 2:計算機、仮想計算機 21:負荷情報収集手段 22:余剰能力評価手段 23:負荷情報制御テーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列型計算機の各計算機に負荷を分散する
    負荷分散制御システムにおいて、 各計算機(仮想計算機を含む、以下同様)の負荷情報の
    通知を受けて余剰能力を評価して算出する余剰能力評価
    手段と、 いずれかの計算機にジョブが投入されたときに当該ジョ
    ブ情報の通知を受けて上記評価した余剰能力が最も高い
    計算機を選択し、ジョブを受け付けた計算機が最も余剰
    能力が高いときはその計算機にジョブを実行させ、一
    方、ジョブを受け付けた計算機以外の他の計算機が最も
    余剰能力が高いときはそのジョブを受け付けた計算機に
    ジョブを転送させて実行させる手段とを並列型計算機の
    うちのマスタ計算機に備えたことを特徴とする負荷分散
    制御システム。
  2. 【請求項2】実記憶に対する負荷が所定負荷よりも高く
    て過負荷と判明したときにその計算機を除外して他の計
    算機について余剰能力を評価して算出することを特徴と
    する請求項1記載の負荷分散制御システム。
  3. 【請求項3】上記余剰能力として、各計算機のCPU処
    理時間+CPU待ち時間、あるいはCPU処理時間+C
    PU待ち時間+I/O処理時間+I/O待ち時間とした
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の負荷
    分散制御システム。
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