JPH09206180A - ベビーホルダー兼用ウエストバッグ - Google Patents

ベビーホルダー兼用ウエストバッグ

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Publication number
JPH09206180A
JPH09206180A JP8015908A JP1590896A JPH09206180A JP H09206180 A JPH09206180 A JP H09206180A JP 8015908 A JP8015908 A JP 8015908A JP 1590896 A JP1590896 A JP 1590896A JP H09206180 A JPH09206180 A JP H09206180A
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JP
Japan
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waist
bag
infant
bag body
seat plate
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Application number
JP8015908A
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English (en)
Inventor
Kuniko Nakayama
邦子 中山
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Lucky Industry Co Ltd
Original Assignee
Lucky Industry Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児を安定性良く座らせることができるとと
もに、幼児抱っこ状態での負担を軽減でき長時間無理な
く抱っこすることができるベビーホルダー兼用ウエスト
バッグを提供する。 【解決手段】 両端にウエストベルトが接続されたバッ
グ本体10と、バッグ本体内に収納されて幼児を支承す
るための支承部材40と、親等のバッグ使用者が肩や首
等に掛けて幼児を保持するための吊りバンド60とを備
え、支承部材40が、バッグ本体10の上面カバー12
に沿って配置される座板部41と、その座板部一端から
バッグ本体10の背面カバー11に沿って下方に伸びて
バッグ使用者の腰部に沿い得る腰当て部42とを一体的
に有する断面略倒L字状のものにより構成され、かつ座
板部上面41aの腰当て部背面42aに対する角度が1
00〜120°に設定されてなるベビーホルダー兼用ウ
エストバッグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腰部装着タイプ
の小物入れとしてはもちろん、幼児を抱っこする際の補
助具としても使用できるベビーホルダー兼用ウエストバ
ッグに関する。
【0002】
【従来の技術】ベビーホルダー兼用ウエストバッグは、
多機能で実用性に富む上、ファッション的にも優れてい
るため、近年、子持ちの若い女性をターゲットとする商
品として注目されている。
【0003】この種のバッグの一般的なものは、図9に
示すように、両端にウエストベルト(2)が接続された
ウエストバッグ本体(1)を具備し、ウエストベルト
(2)を親等のバッグ使用者(M)の腰回りに巻回して
連結することにより、バッグ使用者(M)の腰部に装着
できるよう構成されている。またバッグ本体(1)の内
部には、バッグ本体(1)の上面カバー(3c)に沿っ
て配置される座板部(3a)と、その座板部一端から下
方に伸びてバッグ本体(1)の背面カバー(3d)に沿
って配置されてバッグ使用者(M)の腰部に沿い得る腰
当て部(3b)とを一体的に有する断面倒L字状の硬質
支承部材(3)が収納され、更にバッグ本体(1)に
は、ループ状の吊りバンド(4)が接続固定されてい
る。
【0004】そしてこのバッグを用いて幼児(B)を抱
っこする場合には、親等のバッグ使用者(M)は、腰回
りに装着した状態で、吊りバンド(4)を首や肩に掛
け、バッグ本体(1)上に、幼児(B)を対面状に座ら
せて抱きかかえるようにする。このとき幼児(B)の荷
重は、支承部材(3)を介して腰部に負荷される荷重
と、吊りバンド(4)を介して首や肩等に負荷される荷
重とに分散して支持されることになる。
【0005】一方、このバッグを単に小物入れとして使
用する場合には、吊りバンド(4)を、バッグ本体
(1)内に収納した状態で腰回りに装着すれば良い。な
おこの装着状態において、吊りバンド(4)を使用せず
に、幼児(B)をバッグ本体(1)上に座らせて抱っこ
することも可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ベビーホルダー兼用ウエストバッグは、バッグ本体
(1)内の支承部材(3)における座板部(3a)が腰
当て部(3b)に対しほぼ直交するように形成されてお
り、幼児(B)の荷重が加わらない状態では、図10
(a)に示すように座板部(3a)が、バッグ使用者
(M)の腰部、すなわち垂直線(V)に対して直交する
ように配置される。ところが図10(b)に示すよう
に、バッグ上に幼児(B)を座らせると、幼児(B)の
荷重により支承部材(3)が外側に回転して、座板部
(3a)が斜め下向きに配置される。このため座板部上
の幼児(B)は外側にずれ落ちそうになり、幼児(B)
を安定性良く座らせることができないという問題があっ
た。
【0007】一方、幼児抱っこ状態において、幼児
(B)のほぼ全体重を、吊りバンド(4)を介して首や
肩で支持するようにすれば、座板部(3a)を水平姿勢
に保つことができ、良好な安定性を得ることができる
が、そうすると幼児を抱っこしている者の首や肩に幼児
(B)の荷重が集中するので、負担が増大し、幼児
(B)を長時間抱っこできないという問題が発生する。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、幼児を安定性良く座らせることができるとともに、
幼児抱っこ状態での負担を軽減でき幼児を長時間無理な
く抱っこすることができるベビーホルダー兼用ウエスト
バッグを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のベビーホルダー兼用ウエストバッグは、
両端に装着用ウエストベルトが接続されたウエストバッ
グ本体と、前記ウエストバッグ本体内に収納されてその
バッグ本体上に腰掛けた幼児を支承するための硬質支承
部材と、親等のバッグ使用者が肩や首等に掛けて幼児を
保持するための吊りバンドとを備え、前記支承部材が、
前記ウエストバッグ本体の上面カバーに沿って配置され
る座板部と、その座板部一端から前記ウエストバッグ本
体の背面カバーに沿って下方に伸びてバッグ使用者の腰
部に沿い得る腰当て部とを一体的に有する断面略倒L字
状のものにより構成され、かつ前記支承部材における座
板部上面の腰当て部背面に対する角度が100〜120
°に設定されてなるものを要旨とする。
【0010】この構成においては、バッグ本体上に幼児
を座らせない状態では、座板部上面は斜め上向きに配置
されるが、バッグ本体上に幼児を座らせたときには、幼
児の体重により支承部材が外側に回転し、座板部上面が
水平方向に沿ってほぼ平坦に配置される。このためこの
座板部上面に幼児を安定性良く座らせることができる。
しかもこの幼児抱っこ状態においては、腰当て部が腰部
に確実に当接するので、幼児の荷重を、腰部と、吊りバ
ンドを介しての首や肩等とで均等に分散して支持するこ
とができ、幼児を抱っこする者の負担を軽減でき幼児を
長時間無理なく抱っこすることができる。
【0011】また本発明においては、前記座板部上面に
圧縮変形自在な座部クッション材が設けられ、かつ非圧
縮状態においてそのクッション材の上面が前記腰当て部
背面に対しほぼ直交するように形成されてなる構成を採
用するのが好ましい。
【0012】すなわちこの構成を採用する場合、幼児を
抱っこしない状態では、クッション材の上面、すなわち
バッグ本体の上面カバーが、腰部から水平方向に真直ぐ
に延びるように平坦な状態に配置されるので、良好な美
観を確保することができる。更に幼児抱っこ状態におい
ては、座部クッション材が圧縮変形することにより、幼
児臀部の座板部との当たりが軟らかくなり、幼児にとっ
て快適な座り心地が得られることになる。
【0013】また本発明においては、前記腰当て部背面
に圧縮変形自在な腰部クッション材が設けられてなる構
成を採用するのが望ましい。
【0014】すなわちこの構成を採用する場合、腰部ク
ッション材が圧縮変形することにより、バッグ使用者の
腰当て部との当たりが軟らかくなるので、バッグ使用者
の負担を、より一層軽減させることができる。
【0015】更に本発明において、前記ウエストバッグ
本体内には、その前部開口側から前記支承部材を被覆す
るように内部カバーが設けられ、その内部カバーの前面
側に前記吊りバンドを収納し得る吊りバンド収納用ポケ
ットが設けられてなる構成を採用するのが、より一層好
ましい。
【0016】すなわちこの構成を採用する場合、吊りバ
ンドを未使用時に上記ポケット内に収納しておくことに
より、吊りバンドがバッグ本体内でばらけたり、収納物
に絡まったりするようなことがなく、バッグ本体に対す
る小物の出し入れ操作や、吊りバンドの出し入れ操作等
を簡単に行うことができ、一段と使い易さが増すように
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図5はこの発明の実施
形態であるベビーホルダー兼用ウエストバッグを示す図
である。これらの図に示すように、このバッグは、両端
にウエストベルト(20)が接続されたウエストバッグ
本体(10)と、バッグ本体(10)内に収納配置され
た支承部材(40)と、バッグ本体(10)に接続され
た吊りバンド(60)とを具備している。
【0018】ウエストバッグ本体(10)は、横長方形
の背面カバー(11)と、その上下両端に連結された上
面カバー(12)及び下面カバー(13)と、前面及び
両側面を構成する前面カバー(14)とからなり、全体
として前面側が前方に膨出した水平断面略D字状のもの
に形成されている。
【0019】上記上面カバー(12)は、クッション性
を向上させるべく上下一対のシート材(12a)(12
a)の間にウレタン等からなる圧縮変形自在なクッショ
ン材(12b)を介在させたものが採用されている。
【0020】また前面カバー(14)にはファスナー付
きの開閉口(15)が設けられている。この開閉口(1
5)は、前面カバー(14)の上端中央部よりやや下方
位置から両側面の下部後端にかけて、アーチ状に形成さ
れている。そして図2の想像線に示すように、ファスナ
ーを開くと、バッグ本体(10)の前面ほぼ全域を、下
面カバー(13)と共に、その下面カバー(13)の後
端を中心に下方に回転させることができ、上記開閉口
(15)を大きく開放することが可能となっている。こ
れによりバッグ本体(10)に対し、小物類の出し入れ
操作や、後に詳述する吊りバンド(60)の出し入れ操
作を容易に行えるよう構成されている。
【0021】更に開閉口(15)をバッグ本体(10)
前面の上端中央部よりやや下方位置に形成することによ
って、上面カバー(12)の前周縁部に沿ってスカート
部(16)が形成されている。
【0022】バッグ本体(10)の前面カバー(14)
の前面には、上面にファスナー付きの開閉口(17a)
を有する小物入れ用のポケット(17)が設けられてい
る。なおこのポケット(17)は、バッグ本体(10)
の開閉口(15)より下の領域部分において、前面カバ
ー(14)のほぼ全域を覆うような大きいものに形成し
ても良い。この場合、ポケット(17)の開閉口(17
a)は、バッグ本体(10)の開閉口(15)に対しほ
ぼ平行するような形に形成されることになる。
【0023】またウエストベルト(20)は、長さ調整
自在に構成されており、ベルト連結及び分離を図るため
の連結具(30)を有している。
【0024】図6及び図7に示すように支承部材(4
0)は、例えばインジェクション成形等により容易に製
造することができる発泡ポリスチレン等の硬質合成樹脂
等からなり、座板部(41)と、その座板部一端から下
方に伸びるように設けられた腰当て部(42)とを一体
的に有する断面略倒L字状のものにより構成されてい
る。
【0025】座板部(41)は、その上面(41a)が
ウエストバッグ本体(10)の上面カバー(12)に対
応する大きさ及び形状に形成される一方、腰当て部(4
2)は、その背面(42a)がウエストバッグ本体(1
0)の背面カバー(11)に対応する大きさ及び形状に
形成されており、後に詳述する理由から、座板部上面
(41a)の腰当て部背面(42a)に対する角度
(α)が、100〜120°に設定されている。
【0026】また座板部(41)の上面(41a)に
は、ウレタン等からなる圧縮変形自在な座部クッション
材(43)が取り付けられている。このクッション材
(43)は、厚みが前方から後方に向かうに従って次第
に厚くなるように形成されており、自然状態(非圧縮状
態)において、上面(43a)の腰当て部背面(42
a)に対する角度(β)がほぼ直角になるように形成さ
れている。
【0027】更に腰当て部背面(42a)には、ウレタ
ン等からなる圧縮変形自在なクッション材(44)が取
り付けられている。このクッション材(44)は、腰当
て部背面(42a)に倣う形状に形成されるとともに、
厚みが全域にわたって均一に形成され、クッション材背
面(44a)が、腰当て部背面(42a)に対しほぼ平
行になるように形成されている。
【0028】また支承部材(40)の腰当て部(42)
における上部中央には、吊りバンド挿通孔(45)が形
成されるとともに、下部両側には、固定用ベルト挿通孔
(46)(46)がそれぞれ形成されている。
【0029】この構成の支承部材(40)が、その座板
部(41)をバッグ本体(10)の上面カバー(12)
に臨ませてスカート部(16)内に嵌め込むとともに、
腰当て部(42)を背面カバー(11)に臨ませた状態
で、バッグ本体(10)内に収納されている。
【0030】更にこの収納状態において、バッグ本体
(10)の背面カバー(11)に縫着された固定ベルト
(50)の両側部が支承部材(40)の固定ベルト挿通
孔(46)(46)に挿通され、そのベルト(50)の
両端部が対応面に設けられた面ファスナー(51)で着
脱自在に固定されることによって、支承部材(40)が
バッグ本体(10)に固定されている。なおこの固定ベ
ルト(50)は、少なくとも1つあれば足りるが、もと
より2つ以上設けるようにしても良い。
【0031】図2及び図3に示すように、バッグ本体
(10)内部には、支承部材(40)の前面側全域を覆
うようにして内部カバー(70)が配置される。この内
部カバー(70)は、上端縁がバッグ本体(10)の上
面カバー(12)の前縁部に沿って縫着されるととも
に、下端縁に沿ってゴム(71)が縫着されており、そ
のゴム(71)を支承部材(40)の腰当て部(42)
の背面側下縁に沿って引っ掛けることによってバッグ本
体(10)内に取り付けられている。
【0032】またこの内部カバー(70)の前面には、
上向きに開放する吊りバンド収納用ポケット(72)が
設けられるとともに、そのポケット(72)の上端縁に
は、不用意な口開きを防止するためのゴム(72a)が
縫着されている。そして吊りバンド(60)を、未使用
時に、上記ポケット(72)内に収納しておくことがで
きるように構成されている。
【0033】更にこの内部カバー(70)には、上記支
承部材(40)の吊りバンド挿通孔(45)に対応し
て、吊りバンド挿通孔(75)が形成されている。
【0034】一方、吊りバンド(60)は、上部がルー
プ状に形成され、中間部がY字状に形成されている。更
に吊りバンド(60)の下部は、図5に示すように2枚
の帯状部材(60a)(60b)により構成されてお
り、そのうち一方側の帯状部材(60a)が内部カバー
(70)の吊りバンド挿通孔(75)に挿通されて、バ
ッグ本体(10)の上面カバー(12)に縫着されると
ともに、他方側の帯状部材(60b)が、内部カバー
(70)の吊りバンド挿通孔(75)及び支承部材(4
5)の吊りバンド挿通孔(45)に挿通されて、バッグ
本体(10)の背面カバー(11)に縫着されている。
【0035】なお図1において、(63)は肩当て、
(64)は連結具、(65)は連結具カバー、(66)
は補助ベルト、(67)は当て布である。
【0036】本実施形態のベビーホルダー兼用ウエスト
バッグは、以上のように構成されており、単に小物入れ
として使用する際には、吊りバンド(60)を、バッグ
本体(10)内における内部カバー(70)の吊りバン
ド収納用ポケット(72)内に収容しておき、その状態
でバッグ本体(10)の背面カバー(11)を腰部に沿
わせるように配置して、ウエストベルト(20)を腰回
り巻回して連結する。
【0037】この装着状態においては、図8(a)に示
すように、支承部材(40)の腰当て部背面(42a)
が、バッグ使用者の腰部、換言すれば垂直線(V)に沿
ってほぼ垂直に配置される一方、その腰当て部背面(4
2a)に対し直交する座部クッション材上面(43a)
は、垂直線(V)に対しほぼ直角に配置される。このた
めバッグ本体(10)の上面カバー(12)は、バッグ
使用者の腰部から水平方向に真直ぐに延びるように平坦
な状態に配置されて、良好な美観を確保することができ
る。
【0038】更に吊りバンド(60)は、バッグ本体
(10)内でポケット(72)に収納されているため、
吊りバンド(60)がバッグ本体(10)内でばらけた
り、他の収納物に絡まったりするようなことがなく、バ
ッグ本体(10)に対し小物の出し入れ操作や、吊りバ
ンド(60)の出し入れ操作等を、簡単に行うことがで
き、良好な使い勝手を得ることができる。しかも吊りバ
ンド収納用ポケット(72)の上端縁に沿って、ゴム
(72a)を縫着しているため、ポケット(72)内に
吊りバンド(60)を収納した状態では、ポケット(7
2)の開口部が確実に閉塞されるので、吊りバンド(6
0)がポケット(72)から抜け出したり、ばらけたり
することがなく、より一層、良好な使い勝手を得ること
ができる。
【0039】一方、このウエストバッグを用いて、幼児
を短時間抱っこ(ちょっと抱っこ)するような場合に
は、上記の装着状態のまま、幼児をバッグ本体(10)
上に座らせて抱きかかえるようにすれば良い。
【0040】また幼児を長時間抱っこ(しっかり抱っ
こ)するような場合には、バッグ本体(10)内に収納
されている吊りバンド(60)をバッグ本体(10)の
開閉口(15)から引き出して、親等のバッグ使用者の
首や肩に掛けて、更にその吊りバンド(60)を幼児の
外側に掛け渡した状態で、幼児をバッグ本体(10)上
に座らせて抱きかかえるようにする。
【0041】このような幼児抱っこ状態においては、図
8(b)に示すように、幼児の荷重がバッグ本体(1
0)に加わって、座板部(41)上の座部クッション材
(43)が圧縮しながら、支承部材(40)が図8
(b)の紙面に向かって反時計方向(外側)に回転す
る。このとき、支承部材(40)の座板部上面(41
a)は、腰当て部背面(42a)に対し、直角より大き
い100〜120°の角度に形成されているため、上記
の回転により、座板部上面(41a)は、垂直線(V)
に対し直交し水平方向に沿ってほぼ平坦に配置される。
従ってこの座板部上面(41a)に、幼児を、安定性良
く座らせることができる。しかもこの幼児抱っこ状態に
おいては、腰当て部(42)が腰部に正確に当接するの
で、幼児の荷重を、腰部と、吊りバンド(60)を介し
ての肩や首等とで均等に分散して支持することができ、
幼児を抱っこする者の負担を軽減でき、長時間無理なく
抱っこすることができる。
【0042】更に座板部(41)上に設けられた座部ク
ッション材(43)が圧縮変形することにより、幼児臀
部の座板部(41)との当たりが軟らかくなるので、幼
児にとって快適な座り心地が得られる。また腰当て部
(42)の背面側に設けられた腰部クッション材(4
4)が圧縮変形することにより、バッグ使用者の腰当て
部(42)との当たりが軟らかくなるので、バッグ使用
者の負担を、より一層軽減させることができる。
【0043】また支承部材(40)の座板部(41)
が、バッグ本体(10)のスカート部(16)内に嵌め
込まれているため、支承部材(40)の前方への位置ず
れを有効に防止でき、バッグ本体(10)上に幼児を、
より一層、安定性良く座らせることができる。
【0044】なお本発明においては、支承部材(40)
における座板部上面(41a)の腰当て部背面(42
a)に対する角度(α)を、100〜120°に設定す
る必要があり、好ましくは下限値を105°以上、上限
値を115°以下に設定するのが良い。すなわちこの角
度(α)が上記の規定値に満たない場合には、幼児抱っ
こ状態において、支承部材(40)の座板部上面(41
a)が外側に大きく傾斜するようになり、幼児が外側に
ずれ落ちそうになるので、幼児を安定性良く座らせるこ
とが困難になり、好ましくない。逆に角度(α)が上記
の規定値を越える場合には、幼児を座らせた際に、座板
部上面(41a)が水平になるまで支承部材(40)が
回転せず、座板部上面(41a)が内側に大きく傾斜し
た状態となり、幼児を安定性良く座らせることが困難に
なるので、好ましくない。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明のベビーホルダー
兼用ウエストバッグによれば、バッグ本体内に収納配置
される支承部材が、バッグ本体の上面カバーに沿う座板
部と、親等のバッグ使用者の腰部に沿い得る腰当て部と
を一体的に有する断面略倒L字状のものにより構成さ
れ、かつ座板部上面の腰当て部背面に対する角度が10
0〜120°に設定されるものであるため、バッグ本体
上に幼児を座らせたときには、幼児の体重により支承部
材が外側に回転し、座板部上面が水平方向に沿ってほぼ
平坦に配置される。このためこの座板部上面に幼児を安
定性良く座らせることができる。しかもこの幼児抱っこ
状態においては、腰当て部が腰部に確実に当接するの
で、幼児の荷重を、腰部と、吊りバンドを介しての首や
肩等とで均等に分散して支持することができ、幼児を抱
っこする者の負担を軽減でき幼児を長時間無理なく抱っ
こすることができるという効果がある。
【0046】本発明において、座板部上面に圧縮変形自
在な座部クッション材が設けられ、かつ非圧縮状態にお
いてそのクッション材の上面が腰当て部背面に対しほぼ
直交するように形成されてなる構成を採用する場合、幼
児を抱っこしない状態では、クッション材の上面、すな
わちバッグ本体の上面カバーが、腰部から水平方向に真
直ぐに延びて平坦な状態に配置されるので、良好な美観
を確保することができる。更に幼児抱っこ状態におい
て、座部クッション材が圧縮変形することにより、幼児
臀部の座板部との当たりが軟らかくなり、幼児にとって
快適な座り心地が得られるという利点がある。
【0047】また本発明において、腰当て部背面に圧縮
変形自在な腰部クッション材が設けられてなる構成を採
用する場合、そのクッション材が圧縮変形することによ
り、バッグ使用者の腰当て部との当たりが軟らかくなる
ので、バッグ使用者の負担を、より一層軽減させること
ができるという利点がある。
【0048】また本発明において、バッグ本体内の支承
部材を被覆するように設けられた内部カバーの前面側
に、吊りバンドを収容し得るポケットが設けられてなる
構成を採用する場合、吊りバンドを未使用時に上記ポケ
ット内に収納しておくことにより、吊りバンドがバッグ
本体内でばらけたり、収納物に絡まったりするようなこ
とがなく、バッグ本体に対する小物の出し入れ操作や、
吊りバンドの出し入れ操作等を簡単に行うことができ、
一段と使い易さが増すという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるベビーホルダー兼用
ウエストバッグを示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】実施形態のウエストバッグを開口させた状態で
示す斜視図である。
【図4】実施形態のウエストバッグを開口させて内部カ
バーをめくり上げた状態で示す斜視図である。
【図5】実施形態のウエストバッグを開口させて支承部
材を取り外した状態で示す斜視図である。
【図6】実施形態のウエストバッグ内に収納された支承
部材を示す斜視図である。
【図7】実施形態のクッション材を分離させた状態の支
承部材を示す側面図である。
【図8】実施形態の支承部材を示す概略側面図であっ
て、図8(a)は幼児の荷重が加わっていない状態の側
面図、図8(b)は幼児の荷重が加わっている状態を示
す側面図である。
【図9】従来のベビーホルダー兼用ウエストバッグを幼
児抱っこ状態で示す側断面図である。
【図10】従来の支承部材を示す概略側面図であって、
図10(a)は幼児の荷重が加わっていない状態の側面
図、図10(b)は幼児の荷重が加わっている状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
10…ウエストバッグ本体 11…背面カバー 12…上面カバー 20…ウエストベルト 40…支承部材 41…座板部 41a…座板部上面 42…腰当て部 42a…腰当て部背面 43…座部クッション材 43a…クッション材上面 44…腰部クッション材 60…吊りバンド α…角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に装着用ウエストベルトが接続され
    たウエストバッグ本体と、 前記ウエストバッグ本体内に収納されてそのバッグ本体
    上に腰掛けた幼児を支承するための硬質支承部材と、 親等のバッグ使用者が肩や首等に掛けて幼児を保持する
    ための吊りバンドとを備え、 前記支承部材が、前記ウエストバッグ本体の上面カバー
    に沿って配置される座板部と、その座板部一端から前記
    ウエストバッグ本体の背面カバーに沿って下方に伸びて
    バッグ使用者の腰部に沿い得る腰当て部とを一体的に有
    する断面略倒L字状のものにより構成され、かつ前記支
    承部材における座板部上面の腰当て部背面に対する角度
    が100〜120°に設定されてなることを特徴とする
    ベビーホルダー兼用ウエストバッグ。
  2. 【請求項2】 前記座板部上面に圧縮変形自在な座部ク
    ッション材が設けられ、かつ非圧縮状態においてそのク
    ッション材の上面が前記腰当て部背面に対しほぼ直交す
    るように形成されてなる請求項1記載のベビーホルダー
    兼用ウエストバッグ。
  3. 【請求項3】 前記腰当て部背面に圧縮変形自在な腰部
    クッション材が設けられてなる請求項1又は2記載のベ
    ビーホルダー兼用ウエストバッグ。
  4. 【請求項4】 前記ウエストバッグ本体内には、その前
    部開口側から前記支承部材を被覆するように内部カバー
    が設けられ、その内部カバーの前面側に前記吊りバンド
    を収納し得る吊りバンド収納用ポケットが設けられてな
    る請求項1ないし3のいずれかに記載のベビーホルダー
    兼用ウエストバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107708495A (zh) * 2015-03-31 2018-02-16 爱歌宝宝背带有限公司 腰包背带装置和***
JP2018126347A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 株式会社ジャナ・ジャパン 乳幼児保持具

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