JPH09205679A - 通信回線設定方法 - Google Patents

通信回線設定方法

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JPH09205679A
JPH09205679A JP8010663A JP1066396A JPH09205679A JP H09205679 A JPH09205679 A JP H09205679A JP 8010663 A JP8010663 A JP 8010663A JP 1066396 A JP1066396 A JP 1066396A JP H09205679 A JPH09205679 A JP H09205679A
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JP
Japan
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cell
service area
communication line
communication
radio terminal
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JP8010663A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kusaki
務 草木
Koichi Tanigawa
晃一 谷川
Mikiya Naemura
幹也 苗村
Masato Hayashi
正人 林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチレイヤセル構成の移動通信システムにお
いて、呼種別等をセル選択基準とするセル選択方法およ
び空き回線なし時の他レイヤセルへの切替を行う回線b
usy時セル切替方法の提供。 【解決手段】マルチレイヤセル移動通信システムにおい
て、移動端末100が回線接続を行う際に、セル選択装
置500に呼種別、端末移動速度等の情報を伝達し、同
セル選択装置内セル選択テーブル570において上記各
情報の組合せをもとに移動端末100の接続先として唯
一最適セル種を選択、同セル種を移動端末100に伝達
し、同セル種を構成する無線基地局と回線接続処理開始
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大きさの異なる無線
ゾーンが層状に構成されるマルチレイヤセルシステムに
おいて、呼毎に最適な大きさの無線ゾーンをカバーする
無線基地局を選択し通信回線を設定する移動体通信シス
テムの通信回線設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信システムにおける端末
は、当該端末の接続する無線基地局との無線インタフェ
ースにおいて標準化機関の定める規定、条件、および、
同システムを運用する事業者の定める規定、条件を満足
するものである。また、端末内部の一般的な構成は、ア
ンテナ部、RF部、変復調部、送受信制御部、音声処理
部、CPU、メモリ、マン−マシンインタフェース部か
ら構成される。
【0003】例えば、標準機関の定める規格としては、
RCR STD−27((社)電波産業会 デジタル方
式自動車電話システム標準規格)、RCR−28
((社)電波産業会 第2世代コードレス電話システム
標準規格)がある。RCR STD−27は、デジタル
セルラ方式の無線インタフェース及び端末、基地局を規
定する規格である。RCR STD−28は、PHS
(パーソナルハンディフォンシステム)の無線インタフ
ェース及び端末、基地局を規定する規格である。また、
端末内部構成について、デジタルセルラ端末の例とし
て、「やさしいディジタル移動通信」では、アンテナ、
送受共用器、受信機、変復調器、電力増幅器、周波数シ
ンセサイザ、CODEC、制御部、マイク、スピーカ、
表示操作部があげられている。また、「やさしいパーソ
ナルハンディホン」では、PHS端末の内部構成とし
て、アンテナ部、変復調部、音声処理部(音声CODE
C)、TDMA−TDD処理部(制御部)、CPU、メ
モリ、入出力器、品質監視部があげられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、音
声通信、画像通信、データ通信といった伝送速度、保留
時間がそれぞれ全く異なる呼に対する区別は行わない。
したがって、例えば高トラヒックエリアでデータ通信を
行う場合、従来のセル選択方法でセル半径の小さなセル
を選択すると、ハンドオーバが頻発することになり、ハ
ンドオーバ処理量の増加以外に、ハンドオーバによる一
時的にデータ転送が途切れることから、伝送レート、伝
送品質が著しく低下する。また、保留時間が短く、品質
の若干の低下を許容する音声通信を行う場合、端末が高
速移動中であると、従来技術3を用いて大セルが選択さ
れると、保留時間、呼種別に関係なく高速移動中の呼
が、回線数が少ない大セルの基地局に集中することにな
る。さらには、上記従来技術で発呼時に選択された基地
局の回線に空きがない場合は、接続不能となり、通話時
のチャネル切替時に同一セル種の無線基地局に空き回線
がなければ、切り戻りにより回線品質の劣化が増大し、
さらには強制回線切断となる。
【0005】本発明の目的は、マルチレイヤセルシステ
ムにおいて、あらじめ呼の種別、端末の移動速度、もし
くはデータ通信時の回線利用予想時間の情報をもとに、
端末が接続すべき最も適したセル種を選択し通信回線を
設定する方法を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的としては、上記セ
ル選択方法もしくは既存のセル選択方法を用いて決定さ
れたセルを構成する無線基地局へ回線接続時に、同回線
に空きがない場合、他のレイヤのセル種を選択し通信回
線を設定する方法を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的としては、回線
接続中にチャネル切替の必要が発生し、同一セル種の無
線基地局に空き回線がない場合、チャネル切替先として
他のセル種(他のレイヤのセル)を選択し通信回線を設
定する方法を提供することにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例を図面を
参照して説明する。
【0009】図1は、本願発明のセル選択装置付PS
(Personal Station)100の内部構
成を示す概略図である。セル選択装置付PS100は、
電波の送受信を行うRF部110、PS−BS間もしく
はPS−衛星間の無線回線の制御を行う無線回線制御部
116、各プログラム、データ記憶保持するメモリ等の
記憶部103、上記各プログラムに基づいて各処理を行
うCPU102、電話番号等の入力を行うためのキーパ
ッド入力装置、ディスプレイ表示等を制御するマン−マ
シンインタフェース部104、PC・PDA等の各端末
との接続を制御するPCインタフェース部105等から
構成されている。
【0010】RF部110は、大セルをカバーする無線
基地局(BS;Base Station)340、通
信衛星等と通信をするための大セルシステム用RF部1
12と中セルシステム用RF部113と小セルをカバー
する無線基地局と通信を行うための小セルシステム用R
F部112と各セルシステムに対して共通の機能部であ
る共通RF部111と、PSの位置測定に用いるGPS
(Global Positioning Syste
m)衛星からの測位用電波を受信するGPS用RF部1
15などから構成される。
【0011】メモリ103には各プログラムおよびテー
ブルが記憶されている。具体的なプログラムとしては、
一般プログラムの処理起動/終了指示/処理間のデータ
送受制御等、PS全体を制御するPS統合制御プログラ
ム120と、大セル、中セル、小セルをサービスする各
BSとの通信制御を行う、それぞれ大セルシステム用制
御プログラム121と、中セルシステム用制御プログラ
ム122と、小セルシステム用制御プログラム123
と、PSが通信を行うためのセルもしくはBSを選択す
るセル選択機能部130と、GPSを用いて得られる端
末地点情報(緯度経度情報)からPSの移動速度を求め
る処理を行う移動速度検出プログラム134と、GPS
を起動/制御するGPS制御プログラム135などがあ
る。これらのプログラムは物理的に複数のメモリに記憶
されていてもよい。移動速度検出プログラム134につ
いては、必ずしもGPSを用いる必要はなく、端末の移
動速度を推定もしくは特定できればいかなるものであっ
てもよい。
【0012】さらに、セル選択機能部130は、発着呼
時等の各セル選択処理を実現するセル選択プログラム
(PS用)131と、BUSY時対応セル切替プログラ
ム1132と、セル選択テーブル133とにより選択処
理を行う。
【0013】図2は、図1に示したPS100のマン−
マシンインタフェース部104を示した図である。PS
におけるマン−マシーンインタフェース部(以下、MM
I部とする。)104は、PSのユーザである加入者が
PSに対する指示を入力する入力部と、PSが加入者に
PSの状態もしくは情報を出力する出力部から構成され
る。詳述すると、マン−マシンインタフェース部104
は、TV電話時に用いる受像用のカメラ201と、受話
器であるスピーカ202、送話器であるマイク211
と、画像表示及び文字表示のためのディスプレイ203
と、着番号入力及び各機能設定用のキーパッド207
と、ユーザが「音声」等の呼種別を指定する際に用いる
呼種別選択ボタン204等から構成される。さらに、セ
ル選択装置360もしくはセル選択機能付PSにおい
て、無線回線BUSY時にセル切替を要求する場合に通
話料金を優先してセル切替を行うことを命令する「料金
優先」208ボタンと、より通話品質が高いセルシステ
ムを優先してセル切替を行うことを命令する「品質優
先」209ボタン備えており、あらかじめ通信前に優先
方法を設定することができる。
【0014】図3は、本願発明のPSを適応する移動通
信ネットワークシステムの構成を示す。
【0015】このネットワークは複数の移動端末10
0,300,302等を収容する。小セル用無線基地局
320は小セル321をサービスエリアとする。中セル
用無線基地局330は複数の小セル321から構成され
る中セル331をサービスエリアとする。大セル用無線
基地局340は複数の中セル331から構成される大セ
ル341をサービスエリアとする。小セル用基地局制御
局(以下、小セル用BSCとする。)322は、複数の
小セル用BS320を収容する。中セル用基地局制御局
(以下、中セル用BSCとする。)332は、複数の中
セル用BS330を収容する。大セル用基地局制御局
(以下、大セル用BSCとする。)342は複数大セル
用BS340を収容する。またこれら各BSCは、移動
通信交換局(以下、MSCとする。)350と接続され
ている。さらに当該MSC350は、セル選択装置36
0と位置情報データベース(以下、位置情報DBとす
る。)を備えている。このMSC350は関門交換局3
80を介して、他移動通信網390や固定電話303を
収容する固定通信網391と接続され呼の交換接続を行
う。
【0016】セル選択装置360は、セル選択機能を有
さないPSとBSとの通信に使用されるセルをPSから
送られてくる情報等に基づいて選択するものである。
【0017】図3に示した移動通信ネットワークの大セ
ル341が通信衛星によってカバーしてもよい。大セル
用BSC342は地球局243を備えており、この地球
局は衛星回線を介して通信衛星240と通信を行うこと
で、衛星中継をして無線端末と接続される。
【0018】図4は、PS用セル選択プログラム131
内の詳細構成の示した図である。セル選択プログラム1
31は、セル選択機能付端末において発呼する際に使用
される発側セル選択処理プログラム401と、セル選択
機能付において着呼する際に使用される着側セル選択処
理プログラム402とから構成される。セル選択機付端
末での発呼の際に使用される発側セル選択処理プログラ
ム401は、発呼時に接続先として最適なセル種を決定
するためのプログラムである。着側PS100は着側B
Sが送信した呼設定要求メッセージを受信し、着側BS
のセル種別について最適なセル種であるか否かを判断
し、最適でない場合はセル切替をすべく着側セル選択処
理プログラム402を起動する。ところで、この着呼時
のセル選択は無線基地局もしくは網側のセル選択装置で
行うことも可能である。
【0019】図5は、セル選択テーブル133の論理的
構成の概略を示した例である。
【0020】セル選択の際に、PS100からBS、B
SC、MSCを介してセル選択装置に提供される情報に
は、例えば呼種別501、回線使用予想時間505、端
末移動速度508などがある。呼種別501は、通信に
より送られる情報の内容を示すものであり、具体的には
「音声」502/「画像」503/「データ」504な
どである。回線使用予想時間505は、通信回線を占有
するであろう時間を通信前に予め予想される時間を示す
ものであり、具体的には「短時間」507/「長時間」
506等のクラス情報、もしくは「33分」などの実際
の予想時間である。端末移動速度508については、端
末の移動速度を意味しており「高速」510/「低速」
509等の速度クラス情報、もしくは「100km/
h」などの実際の移動速度で提供される。セル選択テー
ブル306は、上記各情報の組み合わせに基づいて選択
されるべきセルを決定する構成をもつ。
【0021】ここで、セル選択テーブル306上を使用
したセル選択について具体例をあげて説明する。今、発
側PS100からBS、BSC、MSCを介して呼種別
501として「データ」504、回線使用予想時間50
5として「長時間」506、端末移動速度として「高
速」510が送信されてきた場合を考える。この条件を
図5のセル選択テーブル510上に配置すると、「デー
タ」504と「長時間」506と「高速」510との交
点に存在するセル種別は「大セル」であり、この「大セ
ル」が選択される。
【0022】図6は、PS100における発呼時のデー
タ等の呼種別入力シーケンスを示した図である。
【0023】発呼を開始しようとするPS100のユー
ザが、着PSの端末番号などの電話番号をキーパッドか
ら入力する(602)。次に、優先設定ボタン208,
209から優先設定入力を行う(603)。なお、PC
もしくはPDA等が接続され、データ通信を行う際は、
PC,PDA側から着PSの端末番号および、優先設定
情報が送信することも可能である。次に呼種別の入力
(呼種別選択ボタンから入力)があるかないかを識別す
る(604)。604の処理で、呼種別の入力が行われ
た場合(605)は、入力された呼種別をこれから発呼
する呼の種別として設定する。一方、604の処理で、
呼種別の入力が行われない場合、あらかじめPSごとに
設定されているデフォルトの呼種別を、これから発呼さ
れる呼の種別とする(607)。なお、PCもしくはP
DA等が接続されている場合は、これら装置から呼種別
が通知されることもある。最後に、ユーザは発呼ボタン
(通話ボタン)を押し発呼を開始する(608)。ま
た、PCもしくはPDAにPSが接続されている場合
は、これら装置から発呼の指示がされる場合もある。
【0024】図7は、セル選択装置360の発側セル選
択の処理フローチャートを示したものである。セル選択
装置360は、MSC350からの発側セル選択処理実
行要求メッセージを受信すると、発側セル選択処理を起
動させる(701)。発側セル選択処理では、まず発側
PSからBS−BSC−MSCを介して送信されるセル
選択要求メッセージに含まれる呼種別501(「音声」
/「画像」/「データ」など。)の識別を行い(70
2)、識別された呼種別情報をメモリに記憶する。ここ
で呼種別「データ」504と共に回線予想時間505
(「長時間」/「短時間」クラスもしくは「25分」等
の数値など。)も発側PSから送信されている場合は回
線使用時間505もメモリに記憶する。また、同様に発
側PSから端末移動速度508(「低速」/「高速」速
度クラスもしくは「60km」等の数値など。)も送信
されて来た場合には、端末移動速度508の識別を行い
(1312)同情報もメモリに記憶する。次に、セル選
択装置のメモリ上に記憶された上記各情報をセル選択テ
ーブル580上に割当て、発側PSが接続すべき最良の
セル種を選択(704)する。次に発側BSから送信さ
れるBSのセル種が選択された最良のセル種と一致する
か否かを確認し(705)、不一致の場合は、発側PS
に対して、セル切替(BS切替)の指示を行う(51
7)。ここで切替先として指定されるセル種は、704
の処理によって選択された最良のセル種を用いる。切替
先のセル種を含むセル種切替を指示するセル切換必要メ
ッセージを生成しセル選択応答メッセージを網側インタ
フェース部502からMSCへ送信し(708)、処理
を終了する(709)。
【0025】一方、発側PSと接続されているるBSの
セル種が704の処理で選択された最良のセル種と一致
する場合は、発側PSに対してセル切替不要の指示を行
うものとする(706)。この処理で、セル切替不要を
指示するセル切替不要メッセージを生成し網側インタフ
ェース部からMSCへ送信し(708)、処理を終了す
る(709)。
【0026】図8は、着呼時のセル選択装置の処理フロ
ーチャートを示している。ここでは本願マルチレイヤシ
ステムのサービス配下にある無線端末(PS)への着呼
処理について説明する。とりわけ本システムでは着呼の
際に使用するセルをいかに選択するかがポイントとな
る。
【0027】セル選択装置360は、MSC350から
着側セル選択処理の実行要求メッセージが受信されると
着側セル選択処理を行う(801)。
【0028】着側セル選択処理では、まず、発側PSか
ら発側BS−発側BSC−発側MSC−着側MSCを介
して送信されるセル選択要求メッセージを分析し呼種別
501が含まれるか否かを判別する(802)。
【0029】セル選択要求メッセージに呼種別501が
含まれている場合、呼種別の分析を行い(1311)、
分析により見つかった呼種別情報をメモリに記憶する。
また、呼種別「データ」504と共に回線予想時間50
5も発側PSから送信されている場合は回線使用時間も
メモリに記憶する。着側PSの端末移動速度は、位置登
録側で常に端末の位置と移動速度とを管理する場合を除
き、不明であるため端末の移動速度を算出せねばならな
い。この移動速度の算出例を示すと、MSCから送信さ
れるセル選択要求メッセージ中に包含される着側PSの
位置情報を含めて受信し、この受信された着側PS位置
情報に基づいて着側端末の移動速度を推定する。このよ
うにして着側PS移動速度推定処理(804)を行うこ
とで求められた着側PS移動速度メモリに記憶する。次
に、メモリ503上に記憶された上記各情報をセル選択
テーブル580上に割当て、着側PSが接続すべき最良
のセル種を選択する(805)。続いて805の処理に
よって選択されたセル種を含むセル選択応答メッセージ
を生成しMSCへ送信し(806)処理を終了する(8
07)。
【0030】一方、セル選択要求メッセージに呼種別5
01が含まれていない場合、着側PSの位置情報、すな
わちセルの階層構造に従って保持される階層形式のエリ
ア番号に基づいて最下層エリアを構成するセル種を着側
PSの接続先に決定する(808)。例えば、位置情報
として大セル呼出エリア番号と中セル呼出エリア番号が
登録されている場合には中セルを接続先に選択する。そ
して、808の処理によって選択されたセル種を含むセ
ル選択応答メッセージを生成しMSCへ送信し(80
6)処理を終了する(807)。
【0031】図9は、セル選択装置におけるセル選択確
認(900)の処理フローチャートを示す。セル選択装
置360は、MSC370からのセル選択確認要求メッ
セージを受信するとセル選択処理確認を行う(90
1)。セル選択確認メッセージ内には、着側PS−着側
BS−着側BSCと介して送信されてきた着側PSの端
末移動速度508の情報が含まれている。
【0032】セル選択処理確認では、まず、本処理に先
立って行われる着側セル選択処理時に、メモリに記憶さ
れた呼種別501を呼び出す(902)。また、着側P
Sから送信されてきた端末移動速度508を(130
9)メモリに記憶する。次に、メモリに記憶された呼種
別等の上記各情報をセル選択テーブル133上に割当
て、着側PSが接続すべき最良のセル種を選択(90
4)する。次に、このステップ534にて選択された最
良のセル種とこの時点での着側PSが接続されているB
Sのセル種とが一致しているか否かを判断する(131
8)。不一致と判断された場合には、発側PSに対して
最良のセル・BSへの切替指示処理に移行し(90
7)、セル切替必要メッセージを生成しMSCへ送信し
(908)処理を終了する(909)。一方、着側PS
が接続されるBSのセル種と904の処理で選択された
最良のセル種とが同一と判断された場合には、着側PS
に対してセル切替不要の指示を行うものとする(90
6)。ここで、906の処理で「セル切換不要」の意味
は「セル種を維持」することであり、同目的達成のため
には何ら切換指示を出さない構成であってもよい。その
後セル選択応答メッセージの一種であるセル切替不要メ
ッセージを生成しMSCへ送信し(908)処理を終了
する(909)。
【0033】図10は、セル選択機能付端末の発側セル
選択処理プログラム401の動作フローチャートを示
す。PS統合制御プログラム120によって起動中のセ
ル選択機能付PS100は、MMI部104を介してユ
ーザから発呼要求の入力がされた場合に、CPU102
にて発側セル選択処理プログラム401を実行すること
で発側セル選択処理をおこなう。
【0034】発側セル選択処理401では、まず、PS
100から発呼される呼の呼種別501の識別を行い
(1001)同情報をメモリ103に記憶する。呼種別
の入力に関しては、ユーザが呼種別選択ボタン204な
どから入力するか、もしくはCPUにて自動的に設定さ
れるものである。呼種別が「データ」504である場合
であって、さらに回線予想時間505(「長時間」/
「短時間」または時間値)もあらかじめ明らかな場合は
回線予想時間もメモリ103に記憶する。また、移動速
度検出処理によって求められる端末移動速度508
(「低速」/「高速」もしくは移動速度値)の識別を行
い(1002)同情報をメモリ103に記憶する。次
に、メモリ103上に記憶された上記各情報をセル選択
テーブル133上に割当て発側PSが接続すべき最良の
セル種を選択(1003)し処理を終了する(100
4)。
【0035】図11は、セル選択機能付端末の着呼時に
おける着側セル選択処理プログラム402の動作フロー
チャートを示す。PS統合制御プログラム120によっ
て統合的に制御されるセル選択機能付PS100は、B
Sからの着信が行われた場合にCPU102にて着側セ
ル選択処理プログラム402を実行することで着側セル
選択処理をする。
【0036】着側セル選択処理402では、まず、発側
PSから発側BS−発側BSC−発側MSC−着側MS
C−着側BSC−着側BSと介して転送される呼設定メ
ッセージをPS100で受信し、同メッセージに着信呼
の呼種別に関する情報が含まれているか否かを識別する
(1101)。
【0037】1101の条件分岐処理の結果、呼設定メ
ッセージに呼種別が含まれている場合は、その呼種別5
71の識別を行い(1102)同情報をメモリ103に
記憶する。呼種別が「データ」504である場合であっ
て、さらに回線予想時間505も発側PSから送信され
てきている場合は回線予想時間もメモリ103で記憶す
る。また、逐次起動中の移動速度検出処理によって求め
られる着側PS移動速度508の識別を行い(110
3)同情報をメモリ103に記憶する。メモリ103上
に記憶された上記各情報をセル選択テーブル133上に
割当ることで、着側PSが接続すべき最良のセル種を選
択(1104)する。次に、現在、着側PSが接続され
るBSのセル種と選択された最良のセル種とが一致する
か否かを識別(1105)する。不一致の場合は、最良
のセルへ切り替える必要があるためとセル切替(BS切
替)指示を行うものとする(1106)。そして、切替
先のセル種の情報及び切替指示の情報をCPU102上
で起動中のセルシステム制御プログラム(処理)へ渡し
処理を終了する(1109)。一方、着側PSが接続さ
れるBSのセル種が1104の処理によって選択された
最良のセル種と一致する場合は、セル切替を不要とする
指示を現在CPU102上で起動中のセルシステム制御
プログラム(処理)へ渡し処理を終了する(110
9)。
【0038】ところで1101の条件分岐処理の結果、
呼種別が含まれていない場合には逐次起動中のPSの移
動速度検出処理によって求められる着側PS移動速度と
着側PSが接続中BSのセル種との整合が取れているか
否かの判断を行う(1107)。この判断は、例えば、
PSの移動速度が低速域の場合は「小セル」、中速域の
場合は「中セル」、高速域の場合は「大セル」というよ
うにあらかじめPSの移動速度とセル種を対応づけた速
度−セルテーブルをメモリなどに保持することで行う。
例えば、実際にPSの速度が低速である場合には接続中
BSのセル種が小セルであるか否かの判断を行う。セル
種の整合がとれていない場合は、セル切替の指示を行い
セル種の整合を図る。この切替先のセル種は速度−セル
テーブルから選択されたセル種である。そして、切替先
のセル種の情報及び切替指示の情報を現在CPU102
上で起動中のセルシステム制御プログラム(処理)へ渡
し処理を終了する(1109)。一方、セル種の整合が
とれている場合は、セル切替を不要とする指示を現在C
PU102上で起動中のセルシステム制御プログラム
(処理)へ渡し処理を終了する(1109)。
【0039】図12は、セル選択装置360もしくは、
セル選択機能付PS100で実行されるBUSY対応セ
ル切替処理プログラム132の動作フローチャートを示
す。
【0040】BUSY対応セル選択切替処理プログラム
550は起動されるのは以下の場合である。
【0041】(1)セル選択機能付PS100が、発側
セル選択処理によって決定した最適な接続先BS12
0,130,140もしくは通信衛星に対して発呼のた
めの無線回線の確立要求を行った際に、同BSからPS
−BSの回線に空きがないと通知された場合(無線回線
BUSY通知)。
【0042】(2)着側MSCが、着側PS−着側BS
−着側BSC−着側MSC間のいづれかの回線がBUS
Yであると通知され、セル選択装置360に対して回線
BUSY対応処理を要求する場合。
【0043】以上の(1)(2)のときに回線BUSY
のBSもしくはBSC・MSCのセル種が、BUSY対
応セル切替処理に情報として渡される。例えば、PS−
中セル用BS間の回線BUSYであればセル種として
「中セル」が渡される。つまり、発呼に失敗したCPU
などの制御部が判断した場合にこの失敗したセル種をメ
モリ上に記憶するのである(1201)。
【0044】次に、ユーザが優先設定ボタン208,2
09を押すことで入力される優先通信指標「品質優先」
通信もしくは「料金優先」通信を識別する(120
2)。
【0045】1202において「料金優先」通信が選択
されるとメモリ103に記憶されている回線BUSYセ
ル種が階層的セル種の最小セル種であるか否かの識別を
行う(1203)。例えば、回線BUSYセル種が「小
セル」の場合は、最小セル種となる。1203の処理の
結果、最小セル種の場合は、1サイズ大きなセル種を選
択し(1204)本処理を終了する(1209)。12
03の処理の結果、最小セル種ではない場合は、1サイ
ズ小さなセル種を選択し(1206)本処理を終了し
(1209)する。
【0046】一方、1202において「品質優先」通信
が選択されると、メモリ103に記憶されている回線B
USYセル種が階層的セル種の最大セル種であるか否か
の識別を行う(1205)。1205の処理の結果、最
大セル種の場合は、1サイズ小さなセル種を選択し(1
206)本処理を終了する(1209)。1205処理
の結果が最大セル種ではない場合は、1サイズ大きなセ
ル種を選択し(1204)本処理を終了(1209)す
る。
【0047】PS100もしくはMSC350は、12
04もしくは1206の処理で選択されたセル種が本処
理の出力となり同セル種のBSへの接続要求を再度行
う。
【0048】図13は、PS100から発呼の際のセル
選択手順を含めた呼接続シーケンスを示す。
【0049】PS100は小セルBS320との間で無
線リンク確立処理1301、PSからBS320−BS
C322を介して呼設定メッセージ(1303,130
4)をMSC350へ送信する。本メッセージには、呼
設定に必要とされる一般的な接続情報の他に、セル選択
処理時に利用される呼種別501と端末移動速度508
等の情報が付加される。呼設定メッセージ1304を受
信したMSC350は、セル選択装置360に対して、
呼種別501と端末移動速度508等の情報を含むセル
選択要求メッセージ1305を送信する。セル選択装置
360では発側セル選択処理510を起動し、同処理終
了後にセル選択応答メッセージ1306をMSC350
へ返送する。同メッセージの情報として、セル切替が不
要とされている場合すなわちセル選択OK(1351)
なら、PS100に対して呼設定受付メッセージ130
9,1311,1312送信し、網側(着信側)に対し
てはイニシャルアドレスメッセージ(以下、IAMメッ
セージとする。)1310を送信し、回線接続処理13
16を行った後に通信を開始する(1317)。一方、
セル切替が要求された場合つまりセル切替NG(135
2)のときは、一般的な情報要素の他に切替先のセル種
を情報として含む解放完了メッセージ(1318)をP
S100へ送信する。PS100は切替先として指示さ
れたセル種のBS330に対して、無線リンク確立処理
(1321)後、呼設定メッセージ1322,132
3,1324をMSC350へ転送する。MSC350
はPS100へ呼設定受付メッセージ1326,132
7,1328を返送し、IAMメッセージ1310を着
側網1390である着信側MSCもしくは関門交換局な
どへ送信しする。最後に回線接続処理1316,133
1,1330,1329、を行った後に通信を開始する
(1332)。
【0050】図14は、セル選択付機能付移動端末であ
るPS100から発呼の際の呼接続シーケンスを示す。
【0051】PS100の制御部は発側セル選択処理1
410を起動し、接続先のセル種を決定する。続いてP
S100は、接続先に決定されたBS320との間で無
線リンク確立処理1301を行う。PS100からBS
320,BSC322を介して呼設定メッセージ130
2,1303,1304をMSC350へ送信する。M
SC350はPS100へ呼設定受付メッセージ130
9,1311,1312を返送し、IAMメッセージ1
310を着側網1390である着信側MSCもしくは関
門交換局などへ送信する。回線接続処理1316,13
15,1314,1313を行い回が開かれると通信が
開始される(1317)。
【0052】図15は、PS100への着呼の際のセル
選択手順を含めた呼接続シーケンスを示している。
【0053】発側網1590(発信側MSCもしくは関
門交換局)からIAMメッセージ1310を受信したM
SC350は、位置情報DB370に対して位置情報要
求メッセージ1501を送信する。位置情報DB370
では着側PSの位置情報であるエリア番号が検索され、
同情報を含めた位置情報応答メッセージ1502をMS
C350へ返答する。次にセル選択装置360へ着側P
Sの接続先セルの決定を要求するため、セル選択要求メ
ッセージ1503を送信する。本メッセージには発側網
1590から伝達される呼種別501(伝達されない場
合もある。)と、着側PSの位置情報としてのエリア番
号620が含まれる。本メッセージを受信したセル選択
装置360は、着側セル選択処理1520を起動し、着
側PSの呼出元のBSのセル種を決定し、セル選択応答
メッセージ1504がMSC350へ伝達される。MS
C350は接続先セル種の情報と位置情報とをもとにし
て、接続先セル種に対応するBSC322−BS320
を介して着側PSへ呼設定メッセージ1505,150
6,1507を送信する。着側PSは、呼設定受付メッ
セージ1510,1511,1512をMSC350へ
返送する。本メッセージには、一般的な呼設定メッセー
ジの他に着側PSの移動速度情報を含むものとする。本
メッセージを受信したMSC350は、セル選択装置3
60に対して着側PSの移動速度情報を含むセル選択確
認要求メッセージ1513を送信する。セル選択装置3
60では、セル選択処理確認1530を起動し、着側セ
ル選択処理520で決定されたセル種が妥当か否かを判
別し、その結果をセル選択確認応答メッセージ1514
に含めてMSC350へ送信する。着側セル選択処理1
520で選択されたセル種が妥当であった場合(135
1)は、回線接続処理1316,1515,1516,
1517を行った後に、通信を開始する(1317)。
一方、セル種が不当であった場合(1352)は、セル
選択処理確認時に決定された新たな接続先のセル種(図
では中セル)のBSC332,BS330を介して呼設
定メッセージ1518,1519,1520をPS10
0へ送信する。PS100は呼設定受付メッセージ15
23,1524,1525をMSC350へ返送する。
その後回線接続処理1526,1527,1528,1
316が行われ通信回線が開かれ通信を開始する(13
32)。また、旧回線(MSC350−BSC322−
BS320)に対して回線切断処理1529,153
0,1531が行われる。
【0054】図16は、セル選択付機能付移動端末であ
るPS100への着呼の際の呼接続シーケンスを示す。
【0055】発側網1590に存在する発信側MSCも
しくは関門交換局からIAMメッセージ1310を受信
したMSC350は、位置情報DB370に対して位置
情報要求メッセージ1501を送信する。位置情報DB
370では着側PS100の位置情報であるエリア番号
が検索され、同情報を含めた位置情報応答メッセージ1
502をMSC350へ返答する。MSC350は位置
情報に基づいて位置情報の最下層エリア番号のエリアを
構成するセル種を接続先のセル種と決定し、接続先セル
種に対応するBSC322,BS320を介して着側P
S100へ呼設定メッセージ1505,1506,15
07を送信する。本メッセージには発側網から伝達され
る呼種別501に関する情報が含まれる(ただし、含ま
れない場合もある)。着側PSは着セル選択処理152
0を起動し、自らの移動速度と着側から伝達される呼種
別501を元に、自らが接続されるのに最適なセル種を
求め、現在接続中のBSのセル種と一致するか否かを判
別する。判別結果が一致の場合すなわちセル選択OK
(1351)のときは、MSC350へ呼設定受付メッ
セージ1510,1511,1512を送信する。その
後回線接続処理1517,1516,1515,131
6を行い回線が開かれると通信が開始される(131
7)。一方、判別結果が不一致の場合、つまりセル選択
NG(1352)のときは、解放完了メッセージ160
1,1602,1603に新たな接続先セル種の情報を
含めてMSC350へ送信する。MSC350は、新た
な接続先セル種のBSC332,BS330を介して呼
設定メッセージ1518,1519,1520をPS1
00へ送信する。PS100は呼設定受付メッセージ1
523,1524,1525をMSC350へ返送す
る。その後回線接続処理1526,1527,152
8,1316を行った後通信を開始する(1332)。
【0056】図17は、PS100からハンドオーバす
る際のセル選択手順を含めた呼接続シーケンスを示す。
【0057】通信中1317のPS−BS間の無線回線
の品質劣化等によりハンドオーバ(以下、H/Oとす
る。)を要求するPS100は、H/O要求を含む呼設
定メッセージ1701をMSC350へ送信する。以後
の各装置における処理、手順は発呼時と同様である。た
だし、MSC350から相手側網である通話相手先PS
もしくは固定電話が収容される網1790へのメッセー
ジ送信はない。また、MSC350は呼設定受付メッセ
ージ送信1309,1311,1312の後、旧接続回
線から新接続回線への回線切替を行う(1710)。
【0058】図18は、セル選択機能付端末100から
ハンドオーバを要求する際の呼接続シーケンスを示す。
【0059】PS100は、通信中1317のPS−B
S間の無線回線の品質劣化等によりH/Oを要求するた
め発側セル選択処理1810を起動する。発側セル選択
処理1810は、H/O先のセル種を決定し同セル種で
回線品質が良好なBS330に対してH/O要求を含む
呼設定メッセージ1705を送信する。さらに、BSC
332を介して同メッセージ1706,1707をMS
C350へ送信する。以後の各装置おける処理、手順は
発呼時と同様である。ただし、MSC350から相手側
網1790(通話相手先PSもしくは固定電話が収容さ
れる網)へのメッセージ送信はない。また、MSC35
0は呼設定受付メッセージ1326,1327,132
8送信後、旧接続回線から新接続回線への回線切替を行
う(1710)。
【0060】図19は、PS100が位置登録を行う際
のシーケンスを示す。
【0061】PS100自らの移動に伴い在圏の呼出エ
リアが変更された場合について説明する。PS100は
位置登録先セル決定処理1910を起動し、接続可能な
BSをBSの発するキャリアをサーチ検出すること下位
レイヤセルから検索する。本処理によって検出された接
続可能なBS330に対して、PS100は無線リンク
確立処理1321後、位置登録メッセージ718を送信
する。BS330はBSC332を介してMSC350
へ位置登録メッセージ1901,1902を送信する。
本メッセージには位置登録を要求するPSの端末番号と
BS330の属する呼出エリアのエリア番号が含まれ
る。MSC350はさらに、位置情報DB370に対し
て同様に位置登録メッセージ1904を送信する。位置
情報DB370は本メッセージを受信後、位置登録処理
1920を起動し、位置情報テーブルにPS100の位
置情報である上記エリア番号を書き込む。同処理終了
後、位置情報DB370は位置登録受付メッセージ19
05をMSC350へ送信する。続いてMSC350は
PS100に対して同メッセージ1906,1907,
1908を送信し位置登録が行われたことを通知する。
なお、位置登録受付メッセージは、解放完了メッセージ
を利用することで回線を切断・解放することもできる。
なお、セル選択装置付PS100も同様のシーケンスで
位置登録を行う。
【0062】図20は、発側無線回線BUSY時の呼接
続シーケンスを示す。具体的にはセル選択機能付無線端
末であるPS100が発呼の際にPS−BS間の無線回
線がBUSYで他のセル種のBSの回線に切り替て通信
するためのシーケンスである。
【0063】PS100は、発側セル選択処理1810
を起動し接続先のセル種もしくはBSを決定する。接続
先として決定されたBS320との間で無線リンク確立
処理を行うがBS320から空き回線なしを意味する回
線BUSY通知を受ける(701b)。続いて、BUS
Y対応セル切替処理2010を起動し、他のセル種のB
Sを新たに決定する。本処理によって決定されたBS3
30に対して、無線リンク確立処理1321後、各装置
を介して発呼処理を行い、回線接続、通信を開始する。
【0064】図21は、着側無線回線BUSY時の呼接
続シーケンスを示す。具体的には、MSC350からP
S100への着信時に、着側のPS−BS間の無線回線
がBUSYであるため、他のセル種のBSの回線へ切り
替て着側PSへ着信及び接続を行うものである。
【0065】図15記載の着呼シーケンス同様に、BS
320に対して呼設定メッセージ1505,1506を
送信する。BS320−PS100に空き回線がないこ
とから、BS320は空き回線なし(回線BUSY)の
情報を含む解放完了メッセージ2101,2102をM
SC350へ送信する。本メッセージを受信したMSC
350はセル選択装置360に対してBUSY対応要求
メッセージ2103を送信する。セル選択装置360
は、BUSY対応セル切替処理2010を起動し、新た
に他のセル種を決定し、BUSY対応応答メッセージ2
104に決定されたセル種の情報を含めてMSC350
へ送信する。MSC350は決定されたセル種のBS3
30へBSC332を介して、呼設定メッセージ151
8,1519を送信する。以後通信を開始する。また、
BUSY対応セル切替処理2010は、セル選択処理確
認1560後の無線回線の空きなし時にも同様に起動さ
れる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、マルチレイヤセルシス
テムの移動通信システムにおいて、呼接続を行う端末
が、呼種別、同端末移動速度、回線使用予想時間の各情
報を交換局に接続されるセル選択装置へ送信し、同セル
選択装置のセル選択テーブルにおいて、同情報をもと
に、上記端末が回線接続を行うのに最も適したセル種を
選択し、同セル種を端末に通知し、端末は同セル種の無
線基地局と回線接続を行うことで、各呼に適した通信品
質を確保し、かつ、特定のセル種の無線基地局にトラヒ
ックが集中しないようにすることが可能となり、また、
セル選択処理後、同セル種の無線基地局と端末間の無線
回線に空きがない場合、もしくは、通信中、チャネル切
替の必要が発生したにもかかわらず、同無線基地局と端
末間に他の空き回線がない場合、他のセル種の選択を行
い、同セル種の無線基地局の回線へチャネル切替を行う
ことで、通信不可や、電波状況悪化に伴う通信品質の極
端な劣化、強制回線切断の発生率を低下させることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に関する移動無線端末の内部構成を示
す図である。
【図2】本願発明に関する移動無線端末の外部構成を示
す図である。
【図3】本願発明に関する移動体通信システムの構成を
示す図である。
【図4】本願発明に関するセル選択プログラムの構成を
示す図である。
【図5】本願発明に関するセル選択テーブルを示す図で
ある。
【図6】本願発明に関する移動無線端末の発呼を示すフ
ロー図である。
【図7】本願発明に関する発呼側セル選択処理を示すフ
ロー図である。
【図8】本願発明に関する着呼側セル選択処理を示すフ
ロー図である。
【図9】本願発明に関するセル選択確認処理を示すフロ
ー図である。
【図10】本願発明に関する発呼側セル選択処理を示す
フロー図である。
【図11】本願発明に関する着呼側セル選択処理を示す
フロー図である。
【図12】本願発明に関するBUSY時のセル選択処理
を示すフロー図である。
【図13】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図14】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図15】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図16】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図17】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図18】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図19】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図20】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【図21】本願発明の通信回線設定シーケンス図であ
る。
【符号の説明】
100…無線端末、101…アンテナ、102…制御
部、103…記憶装置、104…マン・マシンインタフ
ェース部、105…外部情報処理装置とのインタフェー
ス部、110…RF部、111…共通RF部、112…
大セル用RF部、113…中セル用RF部、114…小
セル用RF部、115…GPS用RF部、116…無線
回線制御部、120…無線端末統合制御プログラム、1
21…大セル用制御プログラム、122…中セル用制御
プログラム、123…小セル用制御プログラム、130
…セル選択処理部、131…端末側セル選択プログラ
ム、132…BUSY時セル切替プログラム、133…
セル選択テーブル、134…移動速度検出プログラム、
135…GPS制御プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 正人 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となるデータを呼設定データフォーマット
    中に格納することを特徴とする通信回線設定方法。
  2. 【請求項2】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となるデータをハンドオーバ設定データフ
    ォーマット中に格納することを特徴とする通信回線設定
    方法。
  3. 【請求項3】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となる該移動無線端末の呼の内容を示す呼
    種別情報を呼設定データフォーマット中に格納すること
    を特徴とする通信回線設定方法。
  4. 【請求項4】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となる該移動無線端末の呼の内容を示す呼
    種別情報をハンドオーバ設定データフォーマット中に格
    納することを特徴とする通信回線設定方法。
  5. 【請求項5】請求項3乃至請求項4記載の通信回線設定
    方法において、 前記呼種別情報は、音声もしくは画像もしくはデータの
    いずれかであることを特徴とする通信回線設定方法。
  6. 【請求項6】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となり、該移動無線端末が任意の情報を通
    信する際に必要とされる回線使用時間情報を呼設定デー
    タフォーマット中に格納することを特徴とする通信回線
    設定方法。
  7. 【請求項7】移動体通信における通信回線設定方法にお
    いて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となり、該移動無線端末が任意の情報を通
    信する際に必要とされる回線使用時間情報をハンドオー
    バ設定データフォーマット中に格納することを特徴とす
    る通信回線設定方法。
  8. 【請求項8】請求項6乃至請求項7記載の通信回線設定
    方法において、 前記回線使用時間情報は、 前記無線基地局と前記移動可能な無線端末間の通信を開
    始する前に予め推定される回線使用時間もしくはユーザ
    により自己申告される回線使用時間であることを特徴と
    する通信回線設定方法。
  9. 【請求項9】請求項6乃至請求項7記載の通信回線設定
    方法において、 前記回線使用時間情報は、 前記無線基地局と前記移動可能な無線端末間の通信を開
    始する前に予め推定される回線使用時間もしくはユーザ
    により自己申告される回線使用時間を複数に区分した時
    間クラス情報であることを特徴とする通信回線設定方
    法。
  10. 【請求項10】移動体通信における通信回線設定方法に
    おいて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となる該移動無線端末の移動速度情報を呼
    設定データフォーマット中に格納することを特徴とする
    通信回線設定方法。
  11. 【請求項11】移動体通信における通信回線設定方法に
    おいて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、前記各セル内を移動可能な移動無線端末
    は、前記大セル・中セル・小セルの内のいづれか一つを
    選択する基準となる該移動無線端末の移動速度情報をハ
    ンドオーバ設定データフォーマット中に格納することを
    特徴とする通信回線設定方法。
  12. 【請求項12】請求項10乃至請求項11記載の通信回
    線設定方法において、 前記移動速度情報は、 前記移動可能な無線端末の移動にともなう移動速度であ
    ることを特徴とする通信回線設定方法。
  13. 【請求項13】請求項10乃至請求項11記載の通信回
    線設定方法において、 前記移動速度情報は、 前記移動可能な無線端末の移動にともなう移動速度を複
    数に区分された速度クラス情報であることを特徴とする
    通信回線設定方法。
  14. 【請求項14】複数のセルに区分された移動通信サービ
    スエリア内に設置される無線基地局と移動可能な無線端
    末との通信に利用される該セルを選択する際に使用され
    るセル選択テーブルにおいて、前記セル選択テーブルの
    テーブルパラメータとして、 大きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより
    小さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより
    小さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構
    成される移動通信サービスエリアの該セル情報と、 呼種別情報、端末移動速度情報もしくは回線使用時間情
    報のうち少なくとも一つと、を備えており、 該テーブルパラメータの組み合わせから発側無線端末の
    利用すべきセルを決定することを特徴とするセル選択テ
    ーブル。
  15. 【請求項15】移動体通信における通信回線設定方法に
    おいて、 複数のセルに区分された移動通信サービスエリアは、大
    きなサービスエリアから成る大セルと、該大セルより小
    さなサービスエリアから成る中セルと、該中セルより小
    さなサービスエリアから成る小セルとから階層的に構成
    されており、移動無線端末が前記大セル・中セル・小セ
    ルの内のいづれか一つを選択する基準となるデータを呼
    設定データフォーマット中に格納して通信回線設定信号
    を生成し、該通信回線設定信号を前記セル毎に設けられ
    た無線基地局に送出することを特徴とする通信回線設定
    方法。
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