JPH0746644A - 移動体通信システム - Google Patents

移動体通信システム

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JPH0746644A
JPH0746644A JP5185119A JP18511993A JPH0746644A JP H0746644 A JPH0746644 A JP H0746644A JP 5185119 A JP5185119 A JP 5185119A JP 18511993 A JP18511993 A JP 18511993A JP H0746644 A JPH0746644 A JP H0746644A
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JP
Japan
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base station
communication
station
mobile
mobile station
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Pending
Application number
JP5185119A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsukazu Yamashita
哲一 山下
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Kenji Mase
研二 間瀬
Yukifumi Oda
享史 小田
Katsumasa Matsui
克雅 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動局と基地局との通信状態が悪化すると、
その移動局が通信を行う基地局を自動的に他の基地局へ
切り換える移動体通信システムにおいて、基地局の切換
失敗による通信の中断や切断を未然に防ぐことができる
ようにする。 【構成】 移動局PS1〜4が、有線K1〜3で交換局
XSに接続された何れかの基地局CS1〜3と通信中に
移動して、その通信中の基地局(通信基地局)の通信エ
リアE1〜3から外れそうになると、通信基地局が、移
動局に対して他の基地局から受信した電波の受信レベル
を報告させ、その報告結果を交換局XSに通知し、交換
局XSが、その報告結果に基づき、その移動局と通信が
可能な他の基地局があるか否かを判定して、他の基地局
が無い場合には通信基地局を介して移動局へ、それ以上
移動すると基地局の切換ができず通信が中断する旨の音
声データを送信する、といった手順で移動局の使用者に
対し報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動局と所定の基地局
との通信状態が悪化すると、その移動局が通信を行う基
地局を自動的に他の基地局へ切り換える移動体通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信技術の発達、及び情報入手の
迅速化や空間移動に対応したコミュニケーションツール
への要望の高まりにより、自動車電話や携帯電話等の移
動体通信システムが実用化されている。そして、このよ
うな移動体通信システムにおいて、電話機等の各移動局
は、所定の通信網に接続された基地局のうち何れかの基
地局の通信エリア内においてその基地局から通信用無線
チャネルの割当を受けることによりその基地局との間で
無線通信が可能となり、その無線通信によって互いに或
は所定の通信網に接続されることとなる。
【0003】そして、この種の移動体通信システムにお
いては、移動局が移動して通信中の基地局の通信エリア
から外れそうになると通信状態が悪化して通信を継続す
ることができなくなるために、移動局の移動に応じて移
動局の通信相手となる基地局を自動的に切り換える必要
がある。
【0004】そこで従来より、この種の移動体通信シス
テムにおいては、例えば、移動局が移動して現在通信中
の基地局(切換元基地局)との通信状態が悪化すると、
まず、移動局に設けられた切換開始手段が、切換元基地
局の通信エリア以外に自己が侵入している他の通信エリ
アを担当する基地局(切換先基地局)に対して、通信用
無線チャネルの割当を要求する要求信号を送信し、その
要求信号を受けた切換先基地局が、無線資源(キャリア
周波数やスロット等の無線回線)や有線資源(通信網と
基地局とを結ぶ有線回線)の空き状況により、その移動
局に通信用無線チャネルを割り当てることができるか否
かを判断し、割当ができる場合には通信用無線チャネル
に関する情報(キャリア周波数や通信プロトコル等)を
その移動局に送信すると共に、通信網に対して通信回線
を切換元基地局から自局へ切り換えるように要求し、更
に、切換元基地局に対し通信網を介してその移動局への
通信用無線チャネルを切断するように指示した後、その
移動局と通信を開始する、といった手順で自動的に基地
局の切換を行うようにされていた。
【0005】つまり、移動局の切換開始手段が、他の基
地局に対して通信用無線チャネルの割当を要求すること
により、基地局の切換動作が開始されるようになってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移動体通信システムにおいては、上述のように切換
先基地局が、移動局に対して通信用無線チャネルを割り
当てることができる場合には良いのであるが、その割当
ができない場合には、切換先基地局は、移動局に対して
通信用無線チャネルの割当ができない旨を表わす拒否信
号を送信し、その拒否信号を受けた移動局は、切換先基
地局との通信を諦めて切換元基地局と再び通信を再開す
るようにされている。
【0007】従って、上記従来の移動体通信システムに
おいて、切換先基地局が移動局に対して通信用無線チャ
ネルの割当ができない場合、即ち、基地局の切換に失敗
した場合には、移動局が切換元基地局と通信を再開する
までに通信の中断が生じ、また、そのときに、移動局が
既に切換元基地局の通信エリア外にまで移動している場
合には、移動局は切換元基地局と通信を再開することが
できなくなって通信が完全に切断してしまうという問題
があった。そして、このような通信の中断や切断を、移
動局を使用する使用者の意志ではどうすることもできな
かったのである。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、基地局の切換失敗による通信の中断や切断
を未然に防ぐことができる移動体通信システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
るためになされた本発明は、図1に例示する如く、通信
網に接続されると共に夫々が所定の通信エリアを有する
複数の基地局と、該基地局のうち所定の基地局の通信エ
リア内において当該基地局から通信用無線チャネルの割
当を受けることにより当該基地局と通信可能な移動局
と、該移動局に設けられ、当該移動局の移動に伴い上記
所定の基地局との通信状態が悪化すると、当該移動局が
位置する通信エリアを担当する他の基地局が当該移動局
の新たな通信相手となるように該他の基地局に対し通信
用無線チャネルの割当を要求して基地局の切換動作を開
始する切換開始手段と、を備えた移動体通信システムに
おいて、上記移動局又は上記基地局に、上記切換開始手
段が切換動作を開始する前に移動局と基地局との通信状
態の悪化を検出する通信状態検出手段を設けると共に、
上記移動局に、上記通信状態検出手段により当該移動局
と通信している通信基地局との通信状態が悪化したこと
が検出されると、少なくとも上記通信基地局以外の各基
地局から送出されている電波の受信レベルを測定し、該
測定結果を上記通信基地局を介して上記通信網に通知す
る受信レベル通知手段と、上記通信基地局を介して上記
通信網から基地局の切換ができない旨を表わす報知指令
を受けると、当該移動局の使用者に対して基地局の切換
ができない旨を報知する報知手段とを設け、上記通信網
に、上記通信基地局を介して上記移動局から通知された
測定結果を受けると、該測定結果に基づき上記通信基地
局以外に上記移動局と通信可能な基地局があるか否かを
判定する判定手段と、該判定手段により上記通信基地局
以外に上記移動局と通信可能な基地局が無いと判定され
ると、上記移動局に対し上記通信基地局を介して上記報
知指令を行う報知指令手段とを設けたこと、を特徴とす
る移動体通信システムを要旨としている。
【0010】
【作用及び発明の効果】このように構成された本発明の
移動体通信システムにおいては、まず、移動局又は基地
局に設けられた通信状態検出手段が、移動局の切換開始
手段が他の基地局に対し通信用無線チャネルの割当を要
求して基地局の切換動作を開始する前に、移動局と基地
局との通信状態の悪化を検出する。
【0011】そして、通信状態検出手段により移動局と
通信している通信基地局との通信状態が悪化したことが
検出されると、移動局に設けられた受信レベル通知手段
が、少なくとも通信基地局以外の各基地局から送出され
ている電波の受信レベルを測定し、その測定結果を通信
基地局を介して通信網に通知する。
【0012】すると、通信網に設けられた判定手段が、
その測定結果に基づき通信基地局以外に移動局と通信可
能な基地局があるか否かを判定し、同じく通信網に設け
られた報知指令手段が、判定手段により通信基地局以外
に移動局と通信可能な基地局が無いと判定されると、移
動局に対し通信基地局を介して、基地局の切換ができな
い旨を表わす報知指令を行う。
【0013】そして、移動局に設けられた報知手段が、
その報知指令を受け、当該移動局の使用者に対して基地
局の切換ができない旨を報知するのである。つまり、本
発明の移動体通信システムにおいては、従来の移動体通
信システムと同様に、移動局が移動して基地局との通信
状態が悪化すると、移動局と通信を行う基地局を自動的
に切り換えるのであるが、その切換動作を開始する前
に、移動局と通信可能な基地局があるか否かを事前に判
定し、移動局と通信可能な基地局が無い場合には、移動
局の使用者に対して基地局の切換ができない旨を報知す
るようにしているのである。
【0014】従って、本発明の移動体システムによれ
ば、移動局の使用者が、それ以上移動すると通信ができ
なくなることを事前に認識することができるようにな
り、基地局の切換に失敗することが防止され、移動局の
使用者の意志によって、通信の中断や切断を未然に防ぐ
ことができるようになるのである。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図2は本発明が適用された実施例の移動体通信
システムの構成を表すブロック図である。
【0016】図2に示すように、本実施例の移動体通信
システムは、事業所等の構内に配置されると共にINS
網等の公衆通信網に接続され、構内の内線電話機相互間
及び内線電話機と公衆通信網との接続を行う交換局XS
と、構内の所定箇所に配置されると共に交換局XSに夫
々有線K1〜K3により接続されて通信網の一部となる
複数(図2においては3個)の基地局CS1〜CS3
と、基地局CS1〜CS3との間で無線通信を行うこと
により公衆通信網に接続されると共に相互にも接続され
る、移動局としての複数(図2においては4個)のコー
ドレス電話機(以下、単に電話機という)PS1〜PS
4と、から構成されている。
【0017】そして、図2において、C1は、後述する
ように基地局CS1〜CS3と電話機PS1〜PS4と
の間で実際の通話のための通信を実現するために行われ
る発着呼制御を主目的として各通信機器により共通に使
用される制御用キャリアを表わし、C2は、各通信機器
に個別に割り当てられて実際の通話のための通信に使用
される通信用キャリアを表している。また、E1〜E3
は、夫々各基地局CS1〜CS3の通信エリアを表して
いる。
【0018】尚、本実施例の移動体通信システムは、1
周波数を時分割多重化し各電話機毎にタイムスロットを
割り当てるTDMA(Time Division Multiplex Acces
s)方式、及び、下り通信(基地局から電話機への通
信)と上り通信(電話機から基地局への通信)とに同一
周波数を時分割して使用するTDD(Time Division Du
piex)方式を組み合わせ、1周波数で最大4回線まで多
重利用できる4チャネル多重のマルチキャリアTDMA
/TDD方式を採用した所謂PHP(Personal Handy P
hone)と呼ばれるデジタルコードレス電話のシステムで
ある。
【0019】次に、電話機PS1〜PS4は、図3に示
すように、CPU2、ROM4、RAM6、電源スイッ
チ,発信スイッチ,ダイヤルボタン等からなる操作キー
8、通信データの処理を行う通信論理回路群からなるゲ
ートアレイ部10、マイク12からのアナログ音声信号
をデジタル信号に変換してゲートアレイ部10に出力す
ると共にゲートアレイ部10からのデジタル音声信号を
アナログ信号に変換してスピーカ14に出力する音声処
理回路16、ゲートアレイ部10からの通信データを
1.9GHz帯の無線周波数でπ/4シフトQPSK
(Quadrature PhaseShift Keying )変調してアンテナ
18から送信すると共に、アンテナ18からの受信信号
を復調してゲートアレイ部10に出力する変・復調回路
からなる無線部20、及び、アンテナ18により受信し
た信号の受信レベルを検出する受信レベル検出部22、
を備えた周知のコードレス電話機として構成されてい
る。
【0020】ここで、ゲートアレイ部10は、CPU2
から指令される通信タイミングに基づき、CPU2で生
成された発着呼制御や基地局切換制御のための各種制御
データや、マイク12及び音声処理回路16によりデジ
タル信号に変換された通話音声データを、TDMA伝送
用の通信データに変換して無線部20に出力し、また、
無線部20により復調された受信信号から通話音声デー
タを取り出して音声処理回路16に出力すると共に、受
信信号から基地局CS1〜CS3により送信された発着
呼制御や基地局切換制御のための各種制御データを取り
出してCPU2に出力する。そして、CPU2は、操作
キー8から入力された指令や基地局CS1〜CS3から
の発着呼制御用の制御データに基づき、後述するよう
に、操作キー8の電源スイッチがONされたときに当該
電話機が何れかの基地局を介して交換局XSに登録され
る位置登録や、通話のための実際の通信を開始する前に
基地局との間で通話に使用する通信用無線チャネル(以
下、単に、無線チャネルという)を決定するリンク確立
のための処理等、当該電話機が何れかの基地局CS1〜
CS3に接続されるための種々の発着呼制御処理を実行
すると共に、当該電話機が移動して通信中の基地局との
通信状態が悪化すると、通信中の基地局からの基地局切
換制御用の制御データに基づき、通信相手となる基地局
を切り換えるための基地局切換制御処理等を実行し、更
に、その基地局切換制御処理を実行する前に、本願発明
に特有の後述する無線状態報告処理を実行する。
【0021】また、基地局CS1〜CS3は、図3に示
すように、CPU32、ROM34、RAM36、通信
データの処理を行う通信論理回路群からなるゲートアレ
イ部38、交換局XSと接続するためのISDNインタ
フェース部40、及び、ゲートアレイ部38により生成
された通信データを電話機PS1〜PS4の場合と全く
同様に変調してアンテナ42から送信すると共に、アン
テナ42からの受信信号を復調してゲートアレイ部38
に出力する変・復調回路からなる無線部44、を備えた
周知の送受信局として構成されている。
【0022】そして、このように構成された基地局CS
1〜CS3において、ゲートアレイ部38は、CPU3
2から指令される通信タイミングに基づき、CPU32
で生成された発着呼制御や基地局切換制御のための各種
制御データや、ISDNインタフェース部40を介して
交換局XSから入力された通信データを、TDMA伝送
用の通信データに変換して無線部44に出力し、また、
無線部44により復調された受信信号をISDNインタ
フェース部40を介して交換局XSに出力すると共に、
受信信号から電話機PS1〜PS4により送信された発
着呼制御や基地局切換制御のための各種制御データを取
り出してCPU32に出力する。そして、CPU32
は、電話機PS1〜PS4からの発着呼制御用の制御デ
ータ及びそのときの回線使用状態やISDNインタフェ
ース部40を介して交換局XSから入力された着信要求
(呼出要求)データ等に基づき、各電話機PS1〜PS
4との間で行う位置登録やリンク確立のための処理等、
各電話機PS1〜PS4を交換局XSに接続するための
種々の発着呼制御処理を実行すると共に、通信中の電話
機が移動してその電話機との通信状態が悪化すると、そ
の電話機及び交換局XSからの基地局切換制御用の制御
データに基づき、その電話機が通信を行う基地局を当該
基地局から他の基地局へ切り換えるための基地局切換制
御処理を実行し、更に、その基地局切換制御処理を実行
する前に、本願発明に特有の後述する通信状態検出処理
及び基地局状態報告処理を実行する。
【0023】一方、交換局XSは、CPU52、ROM
54、RAM56、基地局CS1〜CS4や公衆通信網
と接続するためのISDNインタフェース部58、各基
地局CS1〜CS4や公衆通信網から送られてくる通信
データの交換処理を行なう交換処理部60、及び、CP
U52からの指令により予め設定された各種メッセージ
を交換処理部60とISDNインタフェース部58と基
地局とを介して電話機に報知するためのトーキ62、を
備えた周知の交換機として構成されている。
【0024】そして、このように構成された交換局XS
において、CPU52は、交換処理部60を制御して電
話機PS1〜PS4を相互に或は公衆通信網に接続する
と共に、電話機と基地局との通信状態が悪化すると、基
地局からの基地局切換制御用の制御データに基づき、電
話機が通信を行う基地局を他の基地局に切り換える基地
局切換制御を実行し、更に、その基地局切換制御処理を
実行する前に、本願発明に特有の後述する基地局切換可
否判定処理を実行する。
【0025】ここで、このように構成された電話機PS
1〜PS4と基地局CS1〜CS3との間で行われる通
信の概要について図4を用いて説明する。まず、図4
(A)に示すように、本実施例の移動体通信システムで
使用している4チャネルTDMA/TDD方式の伝送に
おいては、1つの周波数上の1フレーム(以下、TDM
Aフレームという)が5msに設定されており、各TD
MAフレームは夫々625μs毎の8つのスロットに分
割されている。そして、そのうち前半の4スロットが基
地局から電話機への下り通信用の第1〜第4スロットと
して、後半の4スロットが電話機から基地局への上り通
信用の第1〜第4スロットとして夫々割り当てられてお
り、各電話機PS1〜PS4は基地局からの信号を受信
してから2.5ms後に自己の送信を行うようになって
いる。即ち、例えば、基地局が電話機に対して下り通信
用の第2スロットで送信した場合には、電話機は上り通
信用の第2スロットで返送するというように、電話機と
基地局とは同一周波数における同一番号の上り通信用及
び下り通信用のスロットを使用して通信を行うのであ
る。尚、各スロットの符号長は240ビットであり伝送
速度は384kbpsとなっている。
【0026】そして、電話機PS1〜PS4と基地局C
S1〜CS3との間で通話のための通信に使用される通
信用スロットは、各電話機が夫々専用に使用することが
できる通信用キャリアにより送受信され、図4(B)に
示すように、プリアンブルPRと、スロットの頭を示す
ユニークワードUWと、チャネル種別CIと、基地局切
換制御用の制御データ等を送信するためのSACCH
と、音声データを送信するためのTCHと、誤り検出用
検査ビットCRCと、から構成されている。
【0027】次に、基地局CS1〜CS3と電話機PS
1〜PS4との間で実際の通話のための通信を実現する
ために行われる発着呼制御(位置登録及びリンク確立
等)の概要について説明する。尚、通常、各基地局CS
1〜CS3は、各局が共通に使用する制御用キャリアに
より、常時、間欠的に自局に関する情報や呼出があった
電話機の電話番号等を表わす報知情報を送信しており、
また、基地局と電話機との間では、制御用キャリアを用
いて発着呼制御用の制御データをやりとりする。
【0028】まず、本実施例の移動体通信システムにお
いて、各電話機PS1〜PS4は、電源スイッチがON
されたときに交換局XSに登録されるようになってお
り、これにより、交換局XSは各電話機PS1〜PS4
がどの基地局の通信エリアに存在するかが認識でき、交
換局XSから該当する基地局を介して電話機を速やかに
呼び出すことができるようにしている。そして、このよ
うに電話機の電源スイッチがONされたときに電話機と
基地局との間で行われるのが位置登録であり、概ね以下
のような手順で実行される。
【0029】上述したように各基地局CS1〜CS3か
ら報知情報が送信されている状態で、使用者が電話機の
電源スイッチをONすると、まず、その電話機は、各基
地局CS1〜CS3からの報知情報を受信し、最も受信
レベルが高かった基地局に対し制御用キャリアを使用し
て、無線チャネルの割当を要求するためのリンク確立要
求を送信する。尚、このリンク確立要求は、使用したい
チャネルの種別や通信プロトコルの種別等に関するデー
タにより構成されている。
【0030】一方、このリンク確立要求を受信した基地
局は、無線チャネルの空き状態や交換局XSとの間の有
線の空き状態、及びその電話機から要求のあったチャネ
ルやプロトコルの種別が当該基地局のものと一致してい
るか否か等を判断し、その電話機に対して無線チャネル
を割り当てることができるか否かを判断する。そして、
無線チャネルを割り当てることができると判断したとき
には、同じく制御用キャリアを使用して、通話に使用す
る周波数(通信用キャリア)のキャリア番号やスロット
番号等、無線チャネルに関する情報を返送する。
【0031】すると、電話機は、無線チャネルの割当許
可が得られたものと認識して、指定されたキャリア番号
及びスロット番号に対応する周波数及びスロットで基地
局に対しバースト信号を送信し、また、基地局もそれに
応じて同じ周波数及びスロットでバースト信号を送信す
ることにより、両者の間でバースト同期を行う。その
後、両者が電話番号や所定のIDコードを確認し合い、
また各種機能設定を行って互いの通信相手を認識すると
共に、交換局XSが電話機の位置を登録して当該位置登
録を終了する。
【0032】またここで、各電話機PS1〜PS4は、
上述の位置登録のとき以外にも、基地局からの報知情報
の中に自分の電話番号があったとき、即ち基地局から呼
出を受けたとき、或は、使用者により操作キー8の発信
ボタン及びダイヤルボタンが押されて発信操作(電話を
かける操作)が行われたときに、そのとき位置登録され
ている基地局に対してリンク確立要求を送信する。そし
て、そのリンク確立要求を受信した基地局は、位置登録
の場合と全く同様に、無線チャネルを割り当てることが
できるか否かを判断し、無線チャネルを割り当てること
ができると判断したときには、通信に使用する無線チャ
ネルに関する情報を返送する。
【0033】つまり、各電話機PS1〜PS4が、基地
局に対してリンク確立要求を送信し、その基地局から返
送された無線チャネルに関する情報を受信した時点で、
通話に使用する無線チャネルが決定(リンク確立)し、
その後、バースト同期等の通話のための準備を行ってか
ら実際の通信を開始するのである。尚、電話機からのリ
ンク確立要求を受信した基地局が、無線チャネルの割当
ができないと判断したときには、基地局は、制御用キャ
リアにより割当ができない理由を示すデータをリンク割
当拒否を送信する。そして、電話機は、そのリンク割当
拒否を受信すると、再び、使用者が発信操作を行うのを
待ち受ける状態に戻ることとなる。
【0034】次に、電話機が基地局から無線チャネルの
割当を受けて通話のための通信を開始した後、電話機が
移動して基地局の通信エリアから外れそうになったとき
に、自動的に電話機が通信を行う基地局を切り換える基
地局切換制御の概要について説明する。
【0035】この基地局切換制御は、概ね以下の手順で
実行される。まず、電話機と通信を行っている切換元基
地局が、電話機からの電波の受信レベルを常時測定し、
その受信レベルが所定の基準値以下になると電話機が移
動して通信状態が悪化したと判断し、その電話機に対し
て基地局の切換指示を行う。
【0036】すると、電話機が、現在侵入している通信
エリアを担当する他の基地局(切換先基地局)に対して
リンク確立要求を送信し、そのリンク確立要求を受けた
切換先基地局が、位置登録の場合と同様に、その電話機
に無線チャネルを割り当てることができるか否かを判断
し、割当ができる場合には無線チャネルに関する情報を
その電話機に送信すると共に、交換局XSに対して通信
回線を切換元基地局から自局に切り換えるように要求
し、更に、切換元基地局に対してその電話機に対する通
信用無線チャネルを切断するように指示すると共に、こ
れと同時にその電話機と通信を開始する。
【0037】そして、このように順次、基地局を切り換
えることにより、移動局が移動しても通信が継続して行
えるようにしているのであるが、切換先基地局が、電話
機に対して無線チャネルの割当ができない場合には、切
換先基地局は、電話機に対してリンク割当拒否を送信
し、それを受けた電話機は切換元基地局と再び通信を再
開することとなる。
【0038】従って、通常、この種の移動体通信システ
ムにおいて、切換先基地局が電話機に対して通信用無線
チャネルの割当ができない場合、つまり、基地局の切換
に失敗した場合には、電話機が切換元基地局と通信を再
開するまでに通信の中断が生じ、また、そのときに、電
話機が既に切換元基地局の通信エリア外にまで移動して
いる場合には、電話機は切換元基地局と通信を再開する
ことができずに通信が完全に切断してしまうこととな
る。
【0039】しかしここで、本実施例の移動体通信シス
テムにおいては、上述の基地局切換制御を行う前に、各
基地局CS1〜CS3が通信状態検出処理及び基地局状
態報告処理を実行すると共に、各電話機PS1〜PS4
が無線状態報告処理を実行し、更に、交換局XSが基地
局切換可否判定処理を実行することにより、電話機の使
用者に対して、それ以上移動すると通信ができなくなる
ことを報知して、基地局の切換失敗による通信の中断や
切断を未然に防ぐことができるようにしている。
【0040】即ち、まず、各基地局CS1〜CS3で行
われる通信状態検出処理は、所定時間毎に常時実行され
おり、図5に示す如く実行される。図5に示すように、
本通信状態検出処理が開始されると、まず、ステップ
(以下、単にSと記す)110にて、現在通信している
電話機からの電波の受信レベルを測定する。そして、続
くS120にて、測定した受信レベルが所定値よりも低
下しているか否かを判断する、通信状態検出手段として
の処理を実行し、受信レベルが所定値よりも低下してい
ないと判断したときには、本処理を終了する。
【0041】一方、S120にて、受信レベルが所定値
よりも低下していると判断したときには、電話機との通
信状態が悪化したと判定してS130へ進む。尚、S1
20における判定のための所定値は、上述した基地局切
換制御において基地局が電話機に対して基地局の切換指
示を行うか否かを判定するための基準値よりも若干大き
く設定されており、これによって、以下に説明する各処
理が、上述の基地局切換制御に先行して実行されるよう
にしている。
【0042】S130では、その電話機に対して、周囲
の基地局から送出されている電波の受信レベルを測定し
てその測定結果を報告させるための無線状態問合せを行
う。尚、この無線状態問合せは、図4(B)に示した通
信用スロットにおけるSACCH内の所定ビットによっ
て音声データと共に電話機へ送信される。
【0043】そして、続くS140にて、電話機から無
線状態問合せに対する無線状態報告が返送されてくるの
を待つ。ここで、基地局が無線状態問合せを行うと、電
話機は、その問合せを受けて図6に示す無線状態報告処
理を実行する。
【0044】この無線状態報告処理は、電話機が基地局
からの無線状態問合せを受信する毎に実行され、まず、
S210にて、当該電話機が通信している基地局以外の
全ての基地局から送出されている電波を受信して、その
受信レベルを測定する。そして、続くS220にて、そ
の測定結果を表わす無線状態報告を通信中の基地局に対
して送信する、受信レベル通知手段としての処理を実行
し、当該処理を終了する。尚、この無線状態報告も、図
4(B)に示した通信用スロットにおけるSACCH内
の所定ビットにより音声データと共に基地局へ送信され
る。
【0045】そしてこのように、電話機が無線状態報告
を送信し、この報告を基地局が受信すると、基地局にお
ける通信状態検出処理の実行がS140からS150へ
進む。そして、このS150にて、電話機からの無線状
態報告に基づき、受信レベルが所定値以上であった基地
局の識別番号及びその受信レベルを交換局XSに送信す
ると共に、やがて行われる基地局切換制御によりそれら
の基地局を切換先基地局として切換動作が開始される旨
を表わす基地局切換予想通知を交換局XSに送信し、本
通信状態検出処理を終了する。
【0046】次に、交換局XSで行われる基地局切換可
否判定処理について説明する。本基地局切換可否判定処
理は、交換局XSが基地局からの基地局切換予想通知を
受信する毎に実行され、図7に示す如く実行される。本
基地局切換可否判定処理が開始されると、まず、S31
0にて、基地局から基地局切換予想通知と共に送信され
た基地局の識別番号及びその受信レベルに基づき、切換
先基地局の候補が存在するか否かを判定する、判定手段
としての処理を実行する。そして、切換先基地局の候補
が存在するときには、S320へ進み、その基地局に対
して、電話機に無線チャネルの割当をすることができる
状態であるか否かを報告させる基地局状態問合せを行
う。
【0047】そして、続くS330にて、基地局状態問
合せを行った基地局から基地局状態報告が返送されるの
を待つ。ここで、交換局XSが基地局状態問合せを行う
と、それを受けた基地局は、図8に示す基地局状態報告
処理を実行する。
【0048】この基地局状態報告処理は、基地局が交換
局XSからの基地局状態問合せを受信する毎に実行さ
れ、まず、S410にて、現在、当該基地局と各電話機
との間で使用している無線チャネルの数が、予め設定さ
れている同時使用可能なチャネル数M以上であるか否か
を判断し、現在使用している無線チャネルの数が同時使
用可能なチャネル数M以上でないと判断したときにはS
420に進む。そして、S420では、今度は、現在使
用している無線チャネルの数が、交換局XSとの間に設
けられている有線本数Y以上であるか否かを判断し、現
在使用している無線チャネルの数が有線本数Y以上でな
いと判断したときにはS430に進む。
【0049】そして、S430では、現在、当該基地局
の無線チャネル及び交換局XSとの有線回線が空いてお
り、電話機に対して無線チャネルの割当をすることがで
きる旨の”空き”を基地局状態報告に設定し、続くS4
40にて、その基地局状態報告を交換局XSに送信した
後、当該処理を終了する。
【0050】一方、S410にて、現在使用している無
線チャネルの数が同時使用可能なチャネル数M以上であ
ると判断した場合、或は、S420にて、現在使用して
いる無線チャネルの数が有線本数Y以上であると判断し
た場合には、S450に移行し、このS450にて、現
在、当該基地局の無線チャネル又は交換局XSとの有線
回線に空きがなく、電話機に対して無線チャネルの割当
をすることができない旨の”ビジー”を基地局状態報告
に設定し、S440に移行して、その基地局状態報告を
交換局XSに送信した後、当該処理を終了する。
【0051】そしてこのように、切換先基地局の候補が
基地局状態報告を送信し、この報告を交換局XSが受信
すると、交換局XSにおける基地局切換可否判定処理の
実行がS330からS340へ進み、このS340に
て、基地局状態報告が”空き”或は”ビジー”の何れを
表しているかを判断する。
【0052】そして、S340にて、基地局状態報告
が”空き”を表していると判断すると、基地局切換制御
により電話機と通信を行う基地局をその基地局へ切り換
えることができると判断して、本基地局切換可否判定処
理を終了する。また、S340にて、基地局状態報告
が”ビジー”を表していると判断すると、S310に戻
って、基地局切換予想通知と共に受信した基地局の識別
番号及びその受信レベルに基づき、切換先基地局の他の
候補が存在するか否かを判定し、上述の処理を繰り返
す。
【0053】そして、S310にて、切換先基地局の候
補が無いと判断されると、S350に移行して、図3に
示した交換処理部60により電話機に接続されている通
信回線へトーキ62を接続し、このトーキ62から電話
機と通信中の基地局へ、電話機がそれ以上移動すると通
信の中断或は切断が生じる旨の音声データを送信する、
報知指令手段としての処理を実行する。
【0054】すると、その音声データは、その基地局か
ら送信される通信用スロットのTCHに乗って通信中の
電話機により受信され、報知手段としてのスピーカ14
から電話機の使用者に対して、それ以上移動すると通信
の中断或は切断が生じる旨のメッセージ(基地局切換失
敗予告メッセージ)が報知されることとなる。
【0055】つまり、本基地局切換可否判定処理におい
ては、切換先基地局の候補が始めから存在しない場合、
或は、全ての切換先基地局の候補が、電話機に対して無
線チャネルの割当ができない場合には、基地局の切換が
失敗すると判定し、電話機の使用者に対してその旨を報
知するようにしているのである。
【0056】ここで、以上のような各処理を実行する本
実施例の移動体通信システムにおいて、図2に示すよう
に、基地局CS1と通信中の電話機PS3が、基地局C
S1の通信エリアE1から基地局CS2の通信エリアE
2に移動した場合を例に挙げて、各信号の流れを図9を
用いて説明する。尚、図9において、括弧内の数字は、
上述した各処理のステップ番号を表している。
【0057】まず、基地局CS1が電話機PS3との受
信レベルを測定し、受信レベルが所定値よりも低下する
と電話機PS3に対して無線状態問合せを行う。すると
電話機PS3は、周りの基地局CS2,CS3から送出
されている電波の受信レベルを測定し、各基地局CS
2,CS3からの受信レベルを表わす無線状態報告を基
地局CS1に対して送信する。
【0058】そして、基地局CS1は、電話機PS3か
らの無線状態報告を受信すると、基地局CS3からの受
信レベルは極めて小さいため、やがて行われる基地局切
換制御により電話機PS3と通信を行う基地局が基地局
CS2に切り換えられると予想して、交換局XSに対し
てその旨を表わす基地局切換予想通知を送信する。
【0059】すると交換局XSが、基地局CS2に対し
て基地局状態問合せを行い、基地局CS2がその基地局
状態問合せを受信すると、自局が新たに無線チャネルの
割当をすることができるか否かを判断し、その判断結果
を表わす基地局状態報告を交換局XSに返送する。そし
て、その基地局状態報告が無線チャネルの割当ができな
い旨を表わす”ビジー”であると、交換局XSは、基地
局の切換ができないと判断し、トーキ62を電話機PS
3と接続中の通信回線に接続して、電話機PS3の使用
者に対し電話機PS3のスピーカ14から、このまま移
動すれば通信の中断或は切断が生じる旨の基地局切換失
敗予告メッセージを報知する。
【0060】このように、本実施例の移動体通信システ
ムによれば、各電話機PS1〜PS4の使用者が、それ
以上移動すると通信ができなくなることを事前に認識す
ることができるようになり、移動局の使用者の意志によ
って、基地局の切換失敗による通信の中断や切断を未然
に防ぐことができるようになるのである。
【0061】尚、上記実施例の移動体通信システムにお
いては、基地局で実行される通信状態検出処理により、
電話機と基地局との通信状態の悪化を検出するようにし
たが、電話機が自ら通信状態の悪化を検出して基地局に
対し無線状態報告を送信するようにしてもよい。
【0062】また、上記実施例の移動体通信システム
は、各基地局CS1〜CS3を有線K1〜K3を介して
交換局XSに接続したものであったが、各基地局CS1
〜CS3と交換局XSとの間に所定の制御局を介在さ
せ、各基地局CS1〜CS3をその制御局と無線で接続
することによって交換局XSに接続するようにしてもよ
い。
【0063】また、上記実施例では、今後実用化されつ
つあるデジタルコードレス電話のシステムに本発明を適
用した場合について説明したが、当然、本発明は、移動
局と基地局との間の通信チャネル毎及び上り/下り通信
毎に夫々異なる周波数を使用する、アナログコードレス
電話や自動車電話等、既に実用化されている移動体通信
システムにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例の移動体通信システムの構成を表わす
ブロック図である。
【図3】 実施例の移動体通信システムにおける電話
機、基地局、及び交換局の構成を表わすブロック図であ
る。
【図4】 実施例の移動体通信システムにおける通信の
概要を説明する説明図である。
【図5】 基地局で行われる通信状態検出処理を表わす
フローチャートである。
【図6】 電話機で行われる無線状態報告処理を表わす
フローチャートである。
【図7】 交換局で行われる基地局切換可否判定処理を
表わすフローチャートである。
【図8】 基地局で行われる基地局状態報告処理を表わ
すフローチャートである。
【図9】 電話機、基地局、及び交換局における信号の
流れを説明する説明図である。
【符号の説明】
PS1,PS2,PS3,PS4…電話機 X
S…交換局 CS1,CS2,CS3…基地局
2,32,52…CPU 4,34,54…ROM 6,36,56…RAM 18,42…アンテナ 2
0,44…無線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7304−5K H04Q 7/04 K (72)発明者 小田 享史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 松井 克雅 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続されると共に夫々が所定の
    通信エリアを有する複数の基地局と、 該基地局のうち所定の基地局の通信エリア内において当
    該基地局から通信用無線チャネルの割当を受けることに
    より当該基地局と通信可能な移動局と、 該移動局に設けられ、当該移動局の移動に伴い上記所定
    の基地局との通信状態が悪化すると、当該移動局が位置
    する通信エリアを担当する他の基地局が当該移動局の新
    たな通信相手となるように該他の基地局に対し通信用無
    線チャネルの割当を要求して基地局の切換動作を開始す
    る切換開始手段と、 を備えた移動体通信システムにおいて、 上記移動局又は上記基地局に、上記切換開始手段が切換
    動作を開始する前に移動局と基地局との通信状態の悪化
    を検出する通信状態検出手段を設けると共に、上記移動
    局に、 上記通信状態検出手段により当該移動局と通信している
    通信基地局との通信状態が悪化したことが検出される
    と、少なくとも上記通信基地局以外の各基地局から送出
    されている電波の受信レベルを測定し、該測定結果を上
    記通信基地局を介して上記通信網に通知する受信レベル
    通知手段と、 上記通信基地局を介して上記通信網から基地局の切換が
    できない旨を表わす報知指令を受けると、当該移動局の
    使用者に対して基地局の切換ができない旨を報知する報
    知手段とを設け、 上記通信網に、 上記通信基地局を介して上記移動局から通知された測定
    結果を受けると、該測定結果に基づき上記通信基地局以
    外に上記移動局と通信可能な基地局があるか否かを判定
    する判定手段と、 該判定手段により上記通信基地局以外に上記移動局と通
    信可能な基地局が無いと判定されると、上記移動局に対
    し上記通信基地局を介して上記報知指令を行う報知指令
    手段とを設けたこと、 を特徴とする移動体通信システム。
JP5185119A 1993-07-27 1993-07-27 移動体通信システム Pending JPH0746644A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307335A (ja) * 1995-05-02 1996-11-22 Nec Corp 無線チャネル劣化通知方式
WO1998013956A1 (fr) * 1996-09-25 1998-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Materiel de station de base pour radiocommunication mobile
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