JPH09203479A - フロートバルブ装置 - Google Patents

フロートバルブ装置

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JPH09203479A
JPH09203479A JP8013010A JP1301096A JPH09203479A JP H09203479 A JPH09203479 A JP H09203479A JP 8013010 A JP8013010 A JP 8013010A JP 1301096 A JP1301096 A JP 1301096A JP H09203479 A JPH09203479 A JP H09203479A
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valve
opening
orifice
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Toshio Hattori
敏男 服部
Junya Ono
順也 大野
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Nifco Inc
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Nissan Motor Co Ltd
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    • F16K24/044Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for venting only actuated by a float the float being rigidly connected to the valve element, the assembly of float and valve element following a substantially translational movement when actuated, e.g. also for actuating a pilot valve
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    • Y10T137/2931Diverse fluid containing pressure systems
    • Y10T137/3003Fluid separating traps or vents
    • Y10T137/3084Discriminating outlet for gas
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロート上昇時におけるバルブ開口閉成状態
でのシール性を向上させるフロートバルブ装置を提供す
る。 【解決手段】 フューエルタンク12の上面部12aに
バルブ本体13が設けられ、バルブ本体13にはタンク
12内外に渡って流通路13bが形成され、流通路13
bのタンク12内側には、フロート17により開閉され
るバルブ開口18aが設けられ、タンク12内に液体を
流入させたときに流通路13bを介してガス抜きを行う
と共に、液面が所定の位置に達したときにフロート17
が上昇してバルブ開口18aを閉成してガス抜きを停止
させるフロートバルブ装置11において、フロート17
の上部には、上面が平面に形成されたシール面部21c
を有するゴム部材21が設けられ、一方、流通路13b
内に筒状のバルブ開口部材18が配設され、バルブ開口
部材18の下端部にバルブ開口18aが設けられ、フロ
ート17上昇時には、バルブ開口18aの開口周縁部に
シール面部21cが当接するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器のガス抜き
を行うと共に、液面が所定の高さまで達したときにガス
抜きを停止させるフロートバルブ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば米
国特許5028244号に記載されたようなものがあ
る。これは、フューエルタンクの上面部にフロートバル
ブ装置が配設され、そのタンク内に燃料を給油している
ときに、タンク内の空気がそのバルブ装置を介して本体
外に抜けてキャニスタまで導かれ、そして、液面が所定
の位置に達したときにフロートが上昇してバルブ開口を
閉成してガス抜きを停止させ、給油時の液面高さを所定
の高さに保つと共に、車両旋回時等の液面揺動によるキ
ャニスタ側への燃料の漏れを防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、上昇したフロートの上部が
バルブ開口の周縁部に当接することにより、このバルブ
開口を閉成するようにしているが、そのフロートの上部
及びバルブ開口の周縁部は、いずれも合成樹脂製である
ため、当たりが堅いことから、シール性が十分とは言い
難い。
【0004】そこで、この発明は、フロート上昇時にお
けるバルブ開口閉成状態でのシール性を向上させるフロ
ートバルブ装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、容器の上面部にバルブ
本体が設けられ、該バルブ本体には容器内外に渡って流
通路が形成され、該流通路の容器内側には、フロートに
より開閉されるバルブ開口が設けられ、前記流通路を介
してガス抜きを行うと共に、液面が所定の位置に達した
ときに前記フロートが上昇して前記バルブ開口を閉成し
てガス抜きを停止させるフロートバルブ装置において、
前記フロートの上部には、上面が平面に形成されたシー
ル面部を有するゴム部材が設けられ、一方、前記流通路
内に筒状のバルブ開口部材が配設され、該バルブ開口部
材の下端部に前記バルブ開口が形成され、前記フロート
上昇時には、前記バルブ開口の開口周縁部に前記シール
面部が当接するようにしたことを特徴とするフロートバ
ルブ装置。
【0006】かかる構成によれば、容器への液体供給時
には、この容器内のガスは、バルブ本体内に流入し、バ
ルブ開口を介して容器外に抜けることにより、容器のガ
ス抜きが行われる。
【0007】そして、液面が所定位置まで上昇すると、
バルブ本体内に液体が流入し、浮力によりフロートが上
昇し、ゴム部材のシール面部がバルブ開口の周縁部に当
接し、このバルブ開口が閉成され、ガス抜き状態が阻止
される。
【0008】この場合には、シール面部は合成樹脂より
も柔らかいため、このシール面部にバルブ開口周縁部が
当接した状態でのシール性が向上する。
【0009】請求項2に記載された発明は、請求項1の
構成に加え、前記ゴム部材は、円盤状を呈し、外周縁部
に前記フロート上部に取り付けられる取付部が形成さ
れ、その内側に一段高く設定されたシール面部が形成さ
れ、前記取付部の取り付けにより該取付部側が変形して
も前記シール面部側が変形しないと共に、前記シール面
部が膨潤しても上面が歪まないような取付状態とされた
ことを特徴としている。
【0010】かかる構成によれば、取付部側が変形して
もシール面部側が変形せず、且つ、このシール面部が液
体により膨潤しても、上面が歪まないように設定されて
いるため、バルブ開口周縁部との当接状態で全周に渡っ
てシール状態を確保できる。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2に記載の構成に加え、前記フロートは、上部中央部
に前記バルブ開口より小さな径のオリフィスを有するオ
リフィス部が形成された外筒と、該外筒内に上下動自在
で該外筒のオリフィスを開閉する開閉部材とを有すると
共に、前記ゴム部材の中央部には、前記オリフィス部が
挿通される挿通孔が形成され、該オリフィス部は上方に
延長されて前記筒状のバルブ開口部材の内側まで延長さ
れたことを特徴としている。
【0012】かかる構成によれば、バルブ開口の閉成状
態から、液面が下降すると、フロートはその自重により
下方に下がり、バルブ開口が開成され、容器内の圧力が
所定値より上昇した場合には、ガスが容器外に抜けるこ
ととなる。
【0013】また、バルブ開口が大きい方がガス抜き性
能が良く、例えば液体供給もより円滑に行われるが、こ
のバルブ開口をフロートで閉成した状態から液面が下が
った時には、早くそのバルブ開口が開成されるようにし
た方が、容器内の圧力が上昇したときにガス抜きを行っ
て、圧力上昇を抑えることができる。そこで、フロート
に、オリフィス部を有する外筒と、そのオリフィス部を
開閉する開閉部材とを設けることにより、そのような要
求に応えることができる。すなわち、フロートで、バル
ブ開口を閉成した状態から液面が下降すると、容器内の
圧力がそれ程高くなければ、フロートの外筒と開閉部材
とが一体となって下降し、バルブ開口が開成される。し
かし、容器内外の圧力差が大きいと、バルブ開口を大き
くしているため、その圧力差により外筒側がバルブ開口
側に押しつけられた状態となる。ところが、外筒には、
小径のオリフィスが設けられ、このオリフィスが開閉部
材で閉成されているが、小径であるため、圧力差による
開閉部材のオリフィスへの押付け力が小さいことから、
外筒がバルブ開口に押し付けられている状態でも、開閉
部材はその自重により下降し、オリフィスが開成され
る。すると、このオリフィスを介して容器内のガスが容
器外に抜けることにより、圧力差が小さくなり、その結
果、外筒の押付け力が低下して下降し、バルブ開口全体
が開成され、ガス抜きを良好に行うことができる。
【0014】また、この外筒のオリフィス部は上方に延
長されて、上端開口がバルブ開口部材内に位置している
ため、液面が揺動しても、その上端開口が液面に浸かる
ことが少なくなり、液面を漂うゴミなどがオリフィス内
へ入って詰まることを防止できる。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項1乃
至3に記載の構成に加え、前記バルブ開口部材は、前記
バルブ本体と別体で、該バルブ本体内に着脱自在に装着
されたことを特徴としている。
【0016】かかる構成によれば、バルブ本体がある程
度、堅い材質のもので形成しなければならない場合で
も、バルブ開口部材は、バルブ本体と別体であるため、
それよりも柔らかい材質のものが使用できることから、
フロートとのシール性を向上させることができる。ま
た、このバルブ開口部材はバルブ本体に対して着脱自在
であるため、高さの異なるものに交換できることから、
車種の相違や仕様変更に応じて、簡単にガス抜き停止位
置を調整できる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シール
面部は合成樹脂よりも柔らかいため、このシール面部に
バルブ開口周縁部が当接した状態でのシール性を向上さ
せることができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、取付部側が変形してもシール面部側が変
形せず、且つ、このシール面部が液体により膨潤して
も、上面が歪まないように設定されているため、バルブ
開口周縁部との当接状態で全周に渡ってシール状態を確
保できる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加え、この外筒のオリフィス部は上方に
延長されて、上端開口がバルブ開口部材内に位置してい
るため、液面が揺動しても、その上端開口が液面に浸か
ることが少なくなり、液面を漂うゴミなどがオリフィス
内へ入って詰まることを防止できる。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の効果に加え、バルブ本体がある程度、堅い材質
のもので形成しなければならない場合でも、バルブ開口
部材は、バルブ本体と別体であるため、それよりも柔ら
かい材質のものが使用できることから、フロートとのシ
ール性を向上させることができる。また、このバルブ開
口部材はバルブ本体に対して着脱自在であるため、高さ
の異なるものに交換できることから、車種の相違や仕様
変更に応じて、簡単にガス抜き停止位置を調整できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0022】図1乃至図3には、この発明の実施の形態
を示す。
【0023】まず構成を説明すると、図中符号11はフ
ロートバルブ装置で、「容器」としてのフューエルタン
ク12の上面部12aに配設されている。
【0024】このフロートバルブ装置11は、バルブ本
体13が、上部部材14,中間部部材15及び下部部材
16の3部品が組み付けられることにより構成されてい
る。この上部部材14は、フューエルタンク12と同材
質のポリエチレン製で、図示省略のキャニスタに接続さ
れる管部14aが形成されると共に、フューエルタンク
上面部12aの開口部12bの周縁部に液密状態に固定
されるフランジ部14bが形成され、フューエルタンク
上面部12aより上方に突出している。また、中間部部
材15は、ポリアセタール製で、筒状を呈し、上部が前
記上部部材14に固定され、周囲に数カ所、空気流入口
15aが形成されている。さらに、下部部材16も、ポ
リアセタール製で、筒部16aと底部16bとを有し、
筒部16aの上部に形成された係止孔16cに、前記中
間部部材15の下部に形成された突起部15bが係脱自
在に係止され、底部16bには、周囲に複数の流通口1
6dが形成されると共に、中央部に後述するフロート1
7を支持する弾性体16eが配設されている。
【0025】このように構成されることにより、バルブ
本体13は、流通孔16dや空気流入口15aを介して
バルブ本体13内外が連通され、このバルブ本体13内
が管部14aを介してキャニスタに連通されることによ
り、このバルブ本体13で、フューエルタンク12内外
に渡って流通路13aが形成されることになる。
【0026】また、このバルブ本体13の流通路13a
のフューエルタンク12内側には、フロート17により
開閉される別体のバルブ開口部材18が着脱自在に配設
されている。このバルブ開口部材18は、材質がポリア
セタール製で大略円筒形状を呈し、下端部側が徐々に縮
径されて最下端にバルブ開口18aが形成され、このバ
ルブ開口18aがフロート17で閉成されるようになっ
ている。また、このバルブ開口部材18には、周囲に係
止突起18bを有する弾性変形可能な係止片18cが形
成され、この係止突起18bがバルブ本体13の中間部
部材15に形成された係止開口15cに係脱自在に係止
されるようになっている。この係止状態を解除すること
により、バルブ開口部材18を取り外すことができる。
【0027】さらに、フロート17は、上部中央部にバ
ルブ開口18aより小さな径のオリフィス19aを有す
るオリフィス部19bが形成された外筒19と、この外
筒19内に上下動自在で、この外筒19のオリフィス1
9aを開閉する開閉部材20とを具備している。その外
筒19は、オリフィス部19bが上方に向けて前記バル
ブ開口部材18の内側まで延長されると共に、この外筒
19の上部には、ゴム部材21が配設されている。
【0028】このゴム部材21は、円盤状を呈し、中央
部に前記オリフィス部19bが挿通される挿通孔21a
が形成されている。そして、このゴム部材21は、外周
縁部に外筒19の上部に取り付けられる取付部21bが
形成され、その内側に一段高く設定されたシール面部2
1cが形成されている。さらに、取付部21bの下方に
は、下方に行くにしたがって拡大したテーパ部21dが
形成されている。
【0029】この取付部21b及びテーパ部21dは、
外筒19の階段部19cに、取付部材22により取り付
けられている。詳しくは、この取付部材22は、リング
状を呈し、断面がL字状に形成され、水平部22a及び
鉛直部22bを有し、この鉛直部22bに、テーパ部2
1dを押えるテーパ部22d及び係合孔22cが形成さ
れ、この係合孔22cに外筒19に形成された係合突起
19dが係合されている。この水平部22aによる押圧
により、上下方向の移動が阻止され、鉛直部22bによ
る押圧により、水平方向の移動が阻止され、テーパ部2
1d、階段部19、テーパ部22dとで抜けが防止され
るようになっている。これにより、取付部21bの取り
付けにより、取付部21b側が変形してもシール面部2
1c側が変形しない取付状態に設定されている。また、
シール面部21cは、上面が平面に形成され、この上面
にバルブ開口18aの周縁部が当接して、そのバルブ開
口18aが閉成されるようになっていると共に、このシ
ール面部21cと取付部材22及びオリフィス部19b
との間には、それぞれ間隙cが設けられている。この間
隙cにより、シール面部21cが膨潤しても上面が歪ま
ないようになっている。
【0030】さらに、開閉部材20には、上部の中央部
に前記外筒19のオリフィス19aを閉成する突部20
aが形成され、この開閉部材20と下部部材16の底部
16bとの間にスプリング23が配設されている。そし
て、フロート17が上昇していない状態では、前記弾性
体16eに開閉部材20の下端部が支持されている。
【0031】次に、作用について説明する。
【0032】フューエルタンク12への燃料供給時に
は、このタンク12内の空気は、空気流入口15aから
バルブ本体13内に流入し、バルブ開口18aを介して
管部14a内を通ってキャニスタ側に導入され、フュー
エルタンク12のガス抜きが行われる。
【0033】そして、燃料の液面が所定位置まで上昇す
ると、バルブ本体13の底部16bの流通孔16dを介
してバルブ本体13内に燃料が流入し、浮力によりフロ
ート17が上昇し、ゴム部材21のシール面部21cが
バルブ開口18aの周縁部に当接し、このバルブ開口1
8aが閉成され、ガス抜き状態が阻止され、その液面の
位置で、燃料の供給が停止される。
【0034】この場合には、シール面部21cは合成樹
脂よりも柔らかいため、このシール面部21cにバルブ
開口18a周縁部が当接した状態でのシール性が向上す
る。また、ゴム部材21が取付部材22で取り付けられ
た状態では、取付部21bが取付部材22の水平部22
aにより上下方向に圧縮され、鉛直部22bにより水平
方向に圧縮されて保持されており、取付部21b側が変
形してもシール面部21c側が変形しない取付状態とな
っているため、シール面部21cの上面の平面状態が維
持されることから、シール性が確保される。さらに、ゴ
ム部材21は、燃料により膨潤するが、間隙cが設けら
れているため、無理な力が作用することなく、シール面
部21cが変形することなく、平面状態が維持され、こ
の点でもシール性が確保される。
【0035】一方、燃料消費により、液面が下降する
と、フロート17はその自重により下方に下がり、バル
ブ開口18aが開成され、フューエルタンク12内の圧
力が所定値より上昇した場合には、ガスがキャニスタ側
に抜けることとなる。
【0036】また、燃料給油時には、バルブ開口18a
が大きい方がガス抜き性能が良く、燃料供給もより円滑
に行われるが、このバルブ開口18aをフロート17で
閉成した状態から液面が下がった時には、早くそのバル
ブ開口18aが開成されるようにした方が、フューエル
タンク12内の圧力が上昇したときにガス抜きを行っ
て、圧力上昇を抑えることができる。そこで、この実施
の形態では、フロート17を、オリフィス部19bを有
する外筒19と、そのオリフィス部19bを開閉する開
閉部材20とを設けることにより、そのような要求に応
えることができる。すなわち、フロート17で、バルブ
開口18aを閉成した状態から液面が下降すると、フュ
ーエルタンク12内の圧力がそれ程高くなければ、フロ
ート17の外筒19と開閉部材20とが一体となって下
降し、バルブ開口18aが開成される。しかし、フュー
エルタンク12側とキャニスタ側との圧力差が大きい
と、バルブ開口18aを大きくしているため、その圧力
差により外筒19側がバルブ開口18a側に押しつけら
れた状態となる。ところが、外筒19には、小径のオリ
フィス19aが設けられ、このオリフィス19aが開閉
部材20で閉成されているが、小径であるため、圧力差
による開閉部材20のオリフィス19aへの押付け力が
小さいことから、外筒19がバルブ開口18aに押し付
けられている状態でも、開閉部材20はその自重により
下降し、オリフィス19aが開成される。すると、この
オリフィス19aを介してフューエルタンク12内のガ
スがキャニスタ側に抜けることにより、圧力差が小さく
なり、その結果、外筒19の押付け力が低下して下降
し、バルブ開口18a全体が開成され、ガス抜きを良好
に行うことができる。
【0037】また、この外筒19のオリフィス部19b
は上方に延長されて、上端開口がバルブ開口部材18内
に位置しているため、車両旋回走行等により液面が揺動
しても、その上端開口が液面に浸かることが少なくな
り、液面を漂うゴミなどがオリフィス19a内へ入って
詰まることを防止できる。なお、図3に示すように、オ
リフィス19aの開口を横に向ければ、液面が大きく揺
動しても、その開口には一方向のみからしか燃料が浸入
しないためゴミの詰まりをより抑制できる。
【0038】さらに、バルブ本体13側の中間部部材1
5や下部部材16は係止構造を有する関係からある程
度、堅い材質のものが必要となるが、バルブ開口部材1
8は、バルブ本体13と別体であるため、それよりも柔
らかい材質(例えばナイロン等)のものが使用できるこ
とから、その場合はフロート17とのシール性をより向
上させることができる。また、このバルブ開口部材18
はバルブ本体13に対して着脱自在であるため、高さの
異なるものに交換できることから、車種の相違や仕様変
更に応じて、簡単にガス抜き停止位置を調整できるの
で、例えば満タン液面高さを調整できる。
【0039】なお、上記実施の形態では、フューエルタ
ンクのこの発明のフロートバルブ装置を適用したが、こ
れに限らず、他の容器にも適用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す半分断面した正面
図である。
【図2】同実施の形態を示す外筒とゴム部材の断面図で
ある。
【図3】同実施の形態の変形例を示すオリフィス部の断
面図である。
【符号の説明】
11 フロートバルブ装置 12 フューエルタンク(容器) 12a 上面部 13 バルブ本体 13a 流通路 17 フロート 18 バルブ開口部材 18a バルブ開口 19 外筒 19a オリフィス 19b オリフィス部 20 開閉部材 21 ゴム部材 21a 挿通孔 21b 取付部 21c シール面部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の上面部にバルブ本体が設けられ、
    該バルブ本体には容器内外に渡って流通路が形成され、
    該流通路の容器内側には、フロートにより開閉されるバ
    ルブ開口が設けられ、前記流通路を介してガス抜きを行
    うと共に、液面が所定の位置に達したときに前記フロー
    トが上昇して前記バルブ開口を閉成してガス抜きを停止
    させるフロートバルブ装置において、 前記フロートの上部には、上面が平面に形成されたシー
    ル面部を有するゴム部材が設けられ、 一方、前記流通路内に筒状のバルブ開口部材が配設さ
    れ、該バルブ開口部材の下端部に前記バルブ開口が形成
    され、前記フロート上昇時には、前記バルブ開口の開口
    周縁部に前記シール面部が当接するようにしたことを特
    徴とするフロートバルブ装置。
  2. 【請求項2】 前記ゴム部材は、円盤状を呈し、外周縁
    部に前記フロート上部に取り付けられる取付部が形成さ
    れ、その内側に一段高く設定されたシール面部が形成さ
    れ、前記取付部の取り付けにより該取付部側が変形して
    も前記シール面部側が変形しないと共に、前記シール面
    部が膨潤しても上面が歪まないような取付状態とされた
    ことを特徴とする請求項1記載のフロートバルブ装置。
  3. 【請求項3】 前記フロートは、上部中央部に前記バル
    ブ開口より小さな径のオリフィスを有するオリフィス部
    が形成された外筒と、該外筒内に上下動自在で該外筒の
    オリフィスを開閉する開閉部材とを有すると共に、前記
    ゴム部材の中央部には、前記オリフィス部が挿通される
    挿通孔が形成され、該オリフィス部は上方に延長されて
    前記筒状のバルブ開口部材の内側まで延長されたことを
    特徴とする請求項1又は2記載のフロートバルブ装置。
  4. 【請求項4】 前記バルブ開口部材は、前記バルブ本体
    と別体で、該バルブ本体内に着脱自在に装着されたこと
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載のフロ
    ートバルブ装置。
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