JP3911185B2 - 過給油防止バルブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、給油により燃料タンク内の燃料の液面レベルが一定のレベルに達した段階で、キャニスターの通気路への通気を遮断又は減少させて燃料タンクの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル側のセンサに満タンを検知させ、もって、過給油を防止するために用いられるバルブの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料タンクとキャニスターへの通気路との連通部を、燃料タンク内において周回状に側方から覆うと共に、下方において開放されたスカート部を有し、このスカート部の開放された下端に燃料タンク内の燃料の液面レベルが達した段階で燃料タンクの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル側のセンサに満タンを検知させ、もって、過給油を防止するバルブがある。(例えば、公表特許公報所載の特表平10−500088参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、燃料タンクへの給油は前記給油ノズルによって急速になされるため、この給油時には燃料タンク内の燃料の液面は揺らぎ、あるいは、波立ち、一定しない。
【0004】
このため、前記のようなスカート部によって満タンを検知させようとした場合、こうした液面の揺らぎなどによって、実際には満タンに達しない量の給油しかされていないにもかかわらず、スカート部の開放された下端が揺らいだ液面に接することにより、給油ノズルに満タンを検知させてしまう可能性が少なからず想定される。
【0005】
また、前記のように急速になされる給油によって、この給油の間は、前記通気部を大流量の燃料タンク内の気体が通過することとなるため、前記のようなスカート部によって満タンを検知させようとした場合、このスカート部の開放された下端が前記液面に接する直前にこのように通過する気体によって飛沫化された燃料が一緒にキャニスター側に送り込まれてしまい、キャニスターの寿命の低下を少なからず招くことが想定される。
【0006】
そこでこの発明は、この種のバルブにおいて、満タンに達する量の給油がなされた段階で正確に給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにすることを主たる目的の一つとしている。
また、キャニスターへの通気路への燃料飛沫の入り込みを可及的に防止することをまた主たる目的の一つとしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、過給油防止バルブが以下の(1)〜(8)の構成を備えたものとした。
(1)キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
(2)燃料タンク内に配される下部室と、
(3)上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
(4)この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
(5)前記連通部は、第一連通孔とこの第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
(6)前記フロート体は、第一液面レベルで第一連通孔を閉塞する第一フロートと、この第一液面レベルよりも高い第二液面レベルで第二連通孔を閉塞する第二フロートとからなり、
(7)下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
(8)燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようになっている。
【0008】
かかる構成によれば、燃料タンク内の燃料の液面レベルが、前記下部室の側部に形成された主流入部に達した場合に初めて、この下部室内に燃料を受け入れ、これにより、燃料タンクの内圧を上昇させることから、給油時に生じる燃料タンク内の燃料の液面の揺らぎなどにより、実際には満タンに達しない量の給油しかされていないにもかかわらず、前記下部室内にこうした揺らぎなどにより燃料が入り込み、キャニスターの通気路への通気を遮断又は減少させて燃料タンクの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル側のセンサに満タンを検知させてしまう事態を生じさせ難いものとされる。
【0009】
また、主流入部は下部室の側部にのみ形成されていることから、フロート体が連通部を塞ぐまでの間に、燃料飛沫が連通部から上部空間側に、つまり、キャニスターの通気路側に入り込んでしまうといった事態を可及的に防止することができる。
【0010】
また、満タンに達する量の給油がなされた段階では、前記第一フロート体によって前記第一連通孔を閉塞して、この段階での給油ノズルによる給油を確実に停止させることができる。(以下、この満タンに達する量の給油がなされた段階での、前記主流入部への燃料の流入がなされる燃料タンク内の燃料の液面レベルを第一液面レベルと称する。)
【0011】
このように燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、第二連通孔を通じた通気によって燃料タンクの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0012】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンク内の燃料の液面が第二液面レベル(前記第一液面レベルよりも高い液面レベルであって追加給油の許容限界となる液面レベル/以下同じ。)となると、第二フロートが上昇して第二連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路とを連通部分がなくなることから、燃料タンク内の内圧は再び上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも再び上昇し、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0013】
また、燃料が消費されて燃料タンク内の燃料の液面レベルが下がった場合には、前記底部オリフィス又はワンウェイバルブにより下部室内の燃料をその底部から流出させて、フロート体による前記連通部の閉塞状態を解除することができる。
下部室の底部に底部オリフィスを設けさせることとした場合、この下部室の底部に燃料の液面レベルが達することにより、前記第一液面レベルとなる前に下部室に燃料が流入されることとなるが、この底部オリフィスからの下部室への燃料の流入は少しずつなされるため、燃料タンクの内圧は、このようにした場合にも、前記主流入部への燃料の流入がなされる前記第一液面レベルに到達した段階で上昇される。すなわち、この底部オリフィスは前記ワンウエイバルブと同様に機能する。
【0014】
また、前記目的を達成するために、請求項2〜請求項4記載の発明にかかる過給油防止バルブは、いずれも以下の(1)〜(6)の構成を備えている。
(1)キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
(2)燃料タンク内に配される下部室と、
(3)上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
(4)この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
(5)下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
(6)燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようになっている。
【0015】
かかる構成によれば、燃料タンク内の燃料の液面レベルが、前記下部室の側部に形成された主流入部に達した場合に初めて、この下部室内に燃料を受け入れ、これにより、燃料タンクの内圧を上昇させることから、給油時に生じる燃料タンク内の燃料の液面の揺らぎなどにより、実際には満タンに達しない量の給油しかされていないにもかかわらず、前記下部室内にこうした揺らぎなどにより燃料が入り込み、キャニスターの通気路への通気を遮断又は減少させて燃料タンクの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル側のセンサに満タンを検知させてしまう事態を生じさせ難いものとされる。
【0016】
また、主流入部は下部室の側部にのみ形成されていることから、フロート体が連通部を塞ぐまでの間に、燃料飛沫が連通部から上部空間側に、つまり、キャニスターの通気路側に入り込んでしまうといった事態を可及的に防止することができる。
【0017】
また、満タンに達する量の給油がなされた段階では、最終的には、前記フロート体によって前記連通部を閉塞して、この段階での給油ノズルによる給油を確実に停止させることができる。
【0018】
また、燃料が消費されて燃料タンク内の燃料の液面レベルが下がった場合には、前記底部オリフィス又はワンウェイバルブにより下部室内の燃料をその底部から流出させて、フロート体による前記連通部の閉塞状態を解除することができる。
下部室の底部に底部オリフィスを設けさせることとした場合、この下部室の底部に燃料の液面レベルが達することにより、前記第一液面レベルとなる前に下部室に燃料が流入されることとなるが、この底部オリフィスからの下部室への燃料の流入は少しずつなされるため、燃料タンクの内圧は、このようにした場合にも、前記主流入部への燃料の流入がなされる前記第一液面レベルに到達した段階で上昇される。すなわち、この底部オリフィスは前記ワンウエイバルブと同様に機能する。
【0019】
また、請求項2記載の発明にあっては、さらに前記連通部が、第一連通孔と、この第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
下部室が、第一連通孔によって上部空間に連通した第一室と、第二連通孔によって上部空間に連通した第二室に区分されており、
主流入部が、第一室の側部に形成された第一流入口と、第二室の側部に形成された第二流入口とにより構成してあると共に、
第一室の側部に形成された第一流入口の下縁よりも、第二室の側部に形成された第二流入口の下縁が上方に位置されており、
フロート体が、第一室内への燃料の流入により上昇してこの第一室側から第一連通孔を閉塞するようにこの第一室に納められた第一フロートと、
第二室内への燃料の流入により上昇してこの第二室側から第二連通孔を閉塞するようにこの第二室に納められた第二フロートとにより構成してある。
【0020】
かかる構成によれば、給油により燃料タンク内の燃料の液面が第一流入口に達する第一液面レベルとなると第一室に燃料が入り込むが、この段階では第二流入口から第二室には燃料は入り込まないので、第一フロートのみが上昇して第一連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路との連通部分が、第二室の第二連通孔のみとなることから、燃料タンク内の内圧は上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも上昇し、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。
【0021】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、第二室の第二連通孔を通じた通気によって燃料タンクの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0022】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンク内の燃料の液面が第二流入口に達する第二液面レベルとなると第二室に燃料が入り込み、第二フロートが上昇して第二連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路とを連通部分がなくなることから、燃料タンク内の内圧は再び上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも再び上昇し、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0023】
また、請求項3記載の発明にあっては、さらに前記連通部が、第一連通孔と、この第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
主流入部が、下部室の側部に形成された流入口により構成してあると共に、
流入口の下縁よりも上方に側部オリフィスが設けられており、
フロート体が、下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から第一連通孔を閉塞するようにこの下部室に納められた第一フロートと、
下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から第二連通孔を閉塞するようにこの下部室に納められた第二フロートとにより構成してあると共に、
第二フロートは、第一フロートにより第一連通孔が閉塞された後の追加給油により燃料タンク内の燃料の液面レベルが側部オリフィスに達した後に第二連通孔を閉塞する位置まで上昇するようにしてある。
【0024】
かかる構成によれば、給油により燃料タンク内の燃料の液面が流入口に達する第一液面レベルとなると下部室に燃料が入り込むが、この段階では第二フロートは上昇せず、第一フロートのみが上昇するので、この第一フロートによって第一連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路との連通部分が、第二連通孔のみとなることから、燃料タンク内の内圧は上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも上昇し、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。
【0025】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、側部オリフィスを通じた通気によって燃料タンクの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0026】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンク内の燃料の液面が側部オリフィスに達する第二液面レベルとなると燃料タンクの内圧が上昇し、第二フロートを上昇させるレベルまで下部室内の燃料の液面レベルが高まりこれにより第二連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路との連通部分がなくなる。
【0027】
すなわち、このようにした場合、燃料タンク内の燃料の液面が側部オリフィスに達する第二液面レベルとなった段階から燃料タンク内の内圧を再び上昇させることができ、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再び上昇させ、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0028】
また、請求項4記載の発明にあっては、さらに前記下部室が、下端を開放させたケーシング体と上面を開放させたカップ体とを、このケーシング体の下端縁がカップ体の立ち上がり部の上端縁と同じレベルに位置されるか、又は、ケーシング体の下端縁がカップ体の立ち上がり部の上端縁よりも下方に位置されるようにして組み合わせることにより構成されており、
このカップ体の立ち上がり部の上端縁とケーシング体の下端縁との間が主流入部となっていると共に、
この主流入部よりも上方に側部オリフィスが設けてある。
【0029】
かかる構成によれば、給油により燃料タンク内の燃料の液面が主流入部に達する第一液面レベルとなると下部室に燃料が入り込むと共に、この燃料によって前記主流入部が塞がれ、下部室は側部オリフィスによってのみ燃料タンク内における燃料の液面よりも上方の空間に連通される。このため、燃料タンクの内圧が上昇し、下部室内の燃料の液面レベルが高まってフロート体を上昇させると共に、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも高まり、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。そして最終的には、フロート体によって連通孔が閉塞される。
【0030】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、側部オリフィスを通じて燃料タンク内の気体が下部室内に徐々に入り込むことから、これにより下部室内の燃料の液面レベルは徐々に下がり、フロート体が下降して連通孔が開放されると共に、この下部室内の燃料の液面レベルが側部オリフィスよりも下方となった段階での通気によって燃料タンクの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0031】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンク内の燃料の液面が側部オリフィスに達する第二液面レベルとなると燃料タンクの内圧が上昇し、フロート体を上昇させるレベルまで下部室内の燃料の液面レベルが再び高まりこれにより連通孔が閉塞される。これにより、燃料タンクと通気路との連通部分がなくなる。
【0032】
すなわち、このようにした場合、燃料タンク内の燃料の液面が側部オリフィスに達する第二液面レベルとなった段階から燃料タンク内の内圧を再び上昇させることができ、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再び上昇させ、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。
【0034】
この実施の形態にかかるバルブは、給油により燃料タンクT内の燃料の液面レベルが一定のレベル(以下、第一液面レベルL1と称する。)に達した段階で、キャニスターの通気路Pへの通気を遮断又は減少させて燃料タンクTの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル(給油ガンなどとも称される。)側のセンサに満タンを検知させ、もって、過給油を防止するために用いられるものである。
【0035】
また、後述する各実施例にかかるバルブにあっては、さらに、前記のように一旦給油ノズル側のセンサに満タンを検知させてこの給油ノズルによる自動給油を停止させた後の、燃料タンクTの内圧の低下に伴って許容される追加給油(一般に給油ノズルを手動操作してなされる。)により燃料タンクT内の燃料の液面レベルが前記第一液面レベルL1より高い一定のレベル(以下、第二液面レベルL2と称する。)に達した段階で、再度、キャニスターの通気路Pへの通気を遮断させて燃料タンクTの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再度上昇させて給油ノズル側のセンサに再度満タンを検知させ、もって、この追加給油における過給油を防止する機能を有している。
【0036】
かかるバルブは、キャニスターへの通気路Pに連通した上部空間1と、燃料タンクT内に配される下部室2と、この上部空間1と下部室2とを連通させる連通部3とを備えている。そして、かかるバルブは、全体として燃料タンクT内に入れ込まれた状態で、あるいはまた、下部室2側を燃料タンクT内に入れ込ませた状態で、燃料タンクTに取り付けられる。
【0037】
後述する各実施例にかかるバルブは、その上部に外向きのフランジ6を有しており、燃料タンクTに貫通状態に設けらられた取付穴Taに対し、このフランジ6より下方を入れ込ませ、かつ、燃料タンクTの外面部にこのフランジ6の外周部6aを溶着して止め付けることにより、燃料タンクTに取り付けられるようにしてある。すなわち、これら各実施例にかかるバルブは、下部室2側を燃料タンクTに入れ込ませた状態で燃料タンクTに取り付けられるようになっている。
【0038】
また、かかるバルブは、前記下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から前記連通部3を閉塞するようにこの下部室2に納められたフロート体4を有している。
【0039】
また、前記下部室2は、その底部2bに下部室2側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブ5を有すると共に、その側部2aにのみ燃料の主流入部2cを備えている。
【0040】
そして、かかるバルブは、燃料タンクT内の燃料の液面レベルが主流入部2cに達した後の下部室2への燃料の流入により燃料タンクTの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにしてある。
【0041】
これにより、この実施の形態にかかるバルブにあっては、燃料タンクT内の燃料の液面レベルが、前記下部室2の側部2aに形成された主流入部2cに達した場合に初めて、この下部室2内に燃料を受け入れ、これにより、燃料タンクTの内圧を上昇させることから、給油時に生じる燃料タンクT内の燃料の液面の揺らぎなどにより、前記第一液面レベルL1に実際には達しない量の給油しかされていないにもかかわらず、前記下部室2内にこうした揺らぎなどにより燃料が入り込み、キャニスターの通気路Pへの通気を遮断又は減少させて燃料タンクTの内圧を上昇させ、この内圧の上昇によってフュラーチューブ内の燃料の液面レベルを上昇させて給油ノズル側のセンサに満タンを検知させてしまう事態を生じさせ難いものとされる。
【0042】
また、主流入部2cは下部室2の側部2aにのみ形成されていることから、フロート体4が連通部3を塞ぐまでの間に、燃料飛沫が連通部3から上部空間1側に入り込んでしまうといった事態を可及的に防止することができる。
【0043】
また、第一液面レベルL1に達する量の給油がなされた段階では、最終的には、前記フロート体4によって前記連通部3を閉塞して、この段階での給油ノズルによる給油を確実に停止させることができる。
【0044】
また、燃料が消費されて燃料タンクT内の燃料の液面レベルが下がった場合には、前記ワンウエイバルブ5により下部室2内の燃料をその底部2bから流出させて、フロート体4による前記連通部3の閉塞状態を解除することができる。
【0045】
後述する各実施例にかかるバルブにあっては、かかるワンウエイバルブ5は、下部室2の底部2bに貫通状態に設けられた流出孔2dを下方から塞ぐ大きさを備える弁板体5aと、この弁板体5aの側部を上下移動可能に保持する支持枠体5bとから構成されている。弁板体5aは、その上昇位置において、前記流出孔2dを下方から塞ぐ。燃料タンクT内の燃料の液面レベルが弁板体5aの下面に達すると弁板体5aは押し上げられて上昇し、流出孔2dを塞ぐ。これにより、前記第一液面レベルL1に達する間での間に下部室2内にその底部2bから燃料が入り込むことはない。一方、燃料タンクT内の燃料の液面レベルが低下すると、弁板体5aは下部室2内の燃料により下方に押し下げられて下降し、流出孔2dを開放する。これにより、燃料タンクT内の燃料の液面レベルが下がった場合に下部室2内の燃料をその底部2bから流出させることができる。
【0046】
また、後述する各実施例にかかるバルブは、上部空間1に連通する横向きの管部7をその上部に有しており、この管部7にキャニスターへの通気路Pを形成するチューブPaなどをはめ付けて、この上部空間1をこの通気路Pに連通させるように構成されている。
【0047】
(第1の実施例)
図1〜図3は、以上の構成を備えたバルブの具体的な適用例の一つを示したものである。
【0048】
図1は、バルブに燃料が達していない状態を、図2は、燃料が第一液面レベルL1に達した状態を、図3は、燃料が第二液面レベルL2に達した状態を、それぞれ示している。
【0049】
(1)かかるバルブにあっては、連通部3は、第一連通孔109と、この第一連通孔109より小さい第二連通孔110とにより構成してある。
【0050】
(2)また、かかるバルブにあっては、下部室2は、第一連通孔109によって上部空間1に連通した第一室100と、第二連通孔110によって上部空間1に連通した第二室101に区分されている。
【0051】
具体的には、下部室2は、筒状体102によって構成されている。この筒状体102の上端は上部仕切板103を介して上部空間1を構成する上部構成体1’に一体に接合されている。そして、この上部仕切板103に前記第一連通孔109と第二連通孔110とが貫通状態に形成されている。
【0052】
また、この筒状体102の下端は底板104により閉塞されている。そして、この底板104に前記ワンウエイバルブ5が設けられている。
【0053】
また、下部室2内には、前記上部仕切板103と底板104との間に亙る縦仕切板105が形成されており、この縦仕切板105によって第一室100と第二室101とは液密状態に仕切られている。
【0054】
(3)また、かかるバルブにあっては、主流入部2cは、第一室100の側部に形成された第一流入口106と、第二室101の側部に形成された第二流入口107とにより構成してある。
【0055】
それと共に、第一室100の側部に形成された第一流入口106の下縁106aよりも、第二室101の側部に形成された第二流入口107の下縁107aが上方に位置されている。
【0056】
図示の例にあっては、この第二流入口107の上縁の上方であって、前記上部仕切板103の形成位置よりも下方となる前記筒状体102の側部にさらに、第一室100側および第二室101側の双方において通気孔108が形成されている。
【0057】
(4)また、かかるバルブにあっては、フロート体4は、第一室100内への燃料の流入により上昇してこの第一室100側から第一連通孔109を閉塞するようにこの第一室100に納められた第一フロート111と、
第二室101内への燃料の流入により上昇してこの第二室101側から第二連通孔110を閉塞するようにこの第二室101に納められた第二フロート112とにより構成してある。
【0058】
図示の例では、第一連通孔109の方が第二連通孔110よりも大きいことから、これに対応して、第一フロート111は第二フロート112よりも太く構成されている。
【0059】
第一フロート111および第二フロート112の双方共に、その上端に形成された弁体部111a、112aによって、第一フロート111にあっては第一連通孔109を、第二フロート112にあっては第二連通孔110を、その上昇位置において下方から塞ぐように構成されている。
【0060】
また、第一フロート111および第二フロート112の双方共に、その下部側と下部室2の底板104との間に介装された圧縮コイルバネ113によって、下降位置においても上向きの一定の付勢力を常時作用されている。
【0061】
また、第一フロート111および第二フロート112の双方共に、第一フロート111にあっては第一室100の内面との間に常時隙間を作る太さを持つように、第二フロート112にあっては第二室101の内面との間に常時の隙間を作る太さを持つように構成されており、その下降位置においては、第一流入口106、第二流入口107、および、前記通気孔108を通じて下部室2内に入り込む燃料タンクT内の気体が第一連通孔109、第二連通孔110を通じて上部空間1に抜け出すようになっている。
【0062】
給油により燃料タンクT内の燃料の液面が第一流入口106に達する第一液面レベルL1となると第一室100に燃料が入り込むが、この段階では第二流入口107から第二室101には燃料は入り込まないので、第一フロート111のみが上昇して第一連通孔109が閉塞される。(図2)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分が、第二室101の第二連通孔110のみとなることから、燃料タンクT内の内圧は上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも上昇し、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。
【0063】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、第二室101の第二連通孔110を通じた通気によって燃料タンクTの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0064】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンクT内の燃料の液面が第二流入口107に達する第二液面レベルL2となると第二室101に燃料が入り込み、第二フロート112が上昇して第二連通孔110が閉塞される。(図3)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分がなくなることから、燃料タンクT内の内圧は再び上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも再び上昇し、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0065】
燃料タンクT内の燃料の液面レベルが燃料の消費により低下すると、ワンウエイバルブ5により下部室2内の燃料が流出し、これにより、第一フロート111および第二フロート112は自重により下降し、第一連通孔109、第二連通孔110ともに開放される。なお、上部空間1側が下部室2、つまり、燃料タンクT内よりも低圧になっており、このためこのように下部室2内の燃料が流出した場合にもこれらフロート111、112の弁体部111a、112aがこれら連通孔109、110に張り付くような力が作用されていても、第二連通孔110は第一連通孔109よりも小さくこのためこの第二連通孔110を塞ぐ第二フロート112の弁体部112aに作用されるこのような力は第一連通孔109を塞ぐ第一フロート111の弁体部111aに作用されるこのような力よりも小さくなることから、第二フロート112が先ず下降し、これによる燃料タンクTの内圧の低下により第一フロート111も支障なく下降する。すなわち、この例では、第一フロート111により閉塞される第一連通孔109を燃料の効率的な給油がなせるよう大径に構成しながら、燃料の液面レベルの低下時におけるこの第一フロート111の降下をスムースになさしめることができる。
【0066】
この例にあっては、前記第一流入口106および第二流入口107の形成位置を変更をなすだけで、検知させるべき第一液面レベルL1および第二液面レベルL2を調整することができる特長を有している。
【0067】
(第2の実施例)
図4〜図6は、以上の構成を備えたバルブの具体的な適用例の他の一つを示したものである。
【0068】
図4は、バルブに燃料が達していない状態を、図5は、燃料が第一液面レベルL1に達した状態を、図6は、燃料が第二液面レベルL2に達した状態を、それぞれ示している。
【0069】
(1)かかるバルブにあっては、連通部3は、第一連通孔210と、この第一連通孔210より小さい第二連通孔211とにより構成してある。
【0070】
(2)また、かかるバルブにあっては、主流入部2cは、下部室2の側部2aに形成された流入口200により構成してある。
(3)また、下部室2の側部2aには側部オリフィス201が形成してあると共に、流入口200の下縁200aよりも、この側部オリフィス201が上方に位置されている。
【0071】
具体的には、下部室2は、筒状体202によって構成されている。この筒状体202の上端は上部仕切板203を介して上部空間1を構成する上部構成体1’に一体に接合されている。そして、この上部仕切板203に前記第一連通孔210と第二連通孔211とが貫通状態に形成されている。
【0072】
また、この筒状体202の下端は底板204により閉塞されている。そして、この底板204に前記ワンウエイバルブ5が設けられている。
【0073】
また、下部室2内には、前記上部仕切板203に上端を一体に接合させて下方に延びる縦仕切板205が形成されている。この縦仕切板205によって下部室2は、後述する第一フロート212が納まる第一室206と第二フロート213が納まる第二室207とに仕切られているが、この縦仕切板205の下端と底板204との間には間隔が形成されており、第一室206と第二室207とは下部室2の底部2b側において連通されている。
【0074】
そして、図示の例にあっては、このように形成された第一室206の側部に前記流入口200が形成されていると共に、第二室207の側部に前記側部オリフィス201が形成されている。
【0075】
また、図示の例にあっては、流入口200の上縁の上方であって、前記上部仕切板203の形成位置よりも下方となる前記筒状体202の側部にさらに、第一室206側において通気孔208が形成されている。
【0076】
(3)また、かかるバルブにあっては、フロート体4は、下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から第一連通孔210を閉塞するようにこの下部室2に納められた第一フロート212と、
下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から第二連通孔211を閉塞するようにこの下部室2に納められた第二フロート213とにより構成してあると共に、
第二フロート213は、第一フロート212により第一連通孔210が閉塞された後の追加給油により燃料タンクT内の燃料の液面レベルが側部オリフィス201に達した後に第二連通孔211を閉塞する位置まで上昇するようにしてある。
【0077】
図示の例では、第一連通孔210の方が第二連通孔211よりも大きいことから、これに対応して、第一フロート212は第二フロート213よりも太く構成されている。
【0078】
第一フロート212および第二フロート213の双方共に、その上端に形成された弁体部212a、213aによって、第一フロート212にあっては第一連通孔210を、第二フロート213にあっては第二連通孔211を、その上昇位置において下方から塞ぐように構成されている。
【0079】
また、第一フロート212は、その下部側と下部室2の底板204との間に介装された圧縮コイルバネ214によって、下降位置においても上向きの一定の付勢力を常時作用されている。
【0080】
また、第二フロート213は、その下部側と下部室2の底板204から上方に向けて突き出す支柱部209の上端との間に介装された圧縮コイルバネ214によって、下降位置においても上向きの一定の付勢力を常時作用されている。
【0081】
また、第一フロート212および第二フロート213の双方共に、第一フロート212にあっては第一室206の内面との間に常時隙間を作る太さを持つように、第二フロート213にあっては第二室207の内面との間に常時の隙間を作る太さを持つように構成されており、その下降位置においては、流入口200、側部オリフィス201、および、前記通気孔208を通じて下部室2内に入り込む燃料タンクT内の気体が第一連通孔210、第二連通孔211を通じて上部空間1に抜け出すようになっている。
【0082】
給油により燃料タンクT内の燃料の液面が流入口200に達する第一液面レベルL1となると下部室2に燃料が入り込むが、この段階では第二フロート213は上昇せず、第一フロート212のみが上昇するので、この第一フロート212によって第一連通孔210が閉塞される。(図5)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分が、第二室207の第二連通孔211のみとなることから、燃料タンクT内の内圧は上昇し、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも上昇し、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。
【0083】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、第二室207の側部オリフィス201を通じた通気によって燃料タンクTの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。
【0084】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス201に達する第二液面レベルL2となると燃料タンクTの内圧が上昇し、第二フロート213を上昇させるレベルまで下部室2内の燃料の液面レベルが高まりこれにより第二連通孔211が閉塞される。(図6)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分がなくなる。
【0085】
すなわち、この例では、燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス201に達する第二液面レベルL2となった段階から燃料タンクT内の内圧を再び上昇させることができ、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再び上昇させ、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0086】
燃料タンクT内の燃料の液面レベルが燃料の消費により低下すると、ワンウエイバルブ5により下部室2内の燃料が流出し、これにより、第一フロート212および第二フロート213は自重により下降し、第一連通孔210、第二連通孔211ともに開放される。なお、上部空間1側が下部室2、つまり、燃料タンクT内よりも低圧になっており、このためこのように下部室2内の燃料が流出した場合にもこれらフロート212、213の弁体部212a、213aがこれら連通孔210、211に張り付くような力が作用されていても、第二連通孔211は第一連通孔210よりも小さくこのためこの第二連通孔211を塞ぐ第二フロート213の弁体部213aに作用されるこのような力は第一連通孔210を塞ぐ第一フロート212の弁体部212aに作用されるこのような力よりも小さくなることから、第二フロート213が先ず下降し、これによる燃料タンクTの内圧の低下により第一フロート212も支障なく下降する。すなわち、この例では、第一フロート212により閉塞される第一連通孔210を燃料の効率的な給油がなせるよう大径に構成しながら、燃料の液面レベルの低下時におけるこの第一フロート212の降下をスムースになさしめることができる。
【0087】
この例にあっても、前記流入口200および側部オリフィス201の形成位置を変更をなすだけで、検知させるべき第一液面レベルL1および第二液面レベルL2を調整することができる特長を有している。
【0088】
(第3の実施例)
図7〜図10は、以上の構成を備えたバルブの具体的な適用例のさらに他の一つを示したものである。
【0089】
図7は、バルブに燃料が達していない状態を、図8は、燃料が第一液面レベルL1に達した状態を、図9は、追加給油が開始される直前の状態を、図10は、燃料が第二液面レベルL2に達した状態を、それぞれ示している。
【0090】
かかるバルブにあっては、下部室2が、下端を開放させたケーシング体300と上面を開放させたカップ体301とを、このケーシング体300の下端縁300aがカップ体301の立ち上がり部301aの上端縁301bと同じレベルに位置されるか、又は、ケーシング体300の下端縁300aがカップ体301の立ち上がり部301aの上端縁301bよりも下方に位置されるようにして組み合わせることにより構成されている。
【0091】
この例では、ケーシング体300の下端縁300aがカップ体301の立ち上がり部301aの上端縁301bよりも下方に位置されている。
【0092】
具体的には、ケーシング体300は、下端を開放させた筒状体300bによって構成されている。この筒状体300bの上端は上部仕切板302を介して上部空間1を構成する上部構成体1’に一体に接合されている。そして、この上部仕切板302に連通部3となる一つの連通孔304が貫通状態に形成されている。
【0093】
一方、カップ体301は、底板301cと、この底板301cの外周部を巡るようにこの外周部から上方に突き出す立ち上がり部301aとを備えている。このカップ体301の立ち上がり部301aの内径は、ケーシング体300の外径よりも大きく、ケーシング体300は開放された下端をこのカップ体301の内側に入り込ませてこのカップ体301により開放された下端を下方から覆われた状態で、このカップ体301と組み合わされている。
【0094】
また、ケーシング体300の下端とカップ体301の底板301cとの間には隙間が形成されていると共に、カップ体301の立ち上がり部301aとケーシング体300の側部との間には隙間が形成されており、これにより、このカップ体301の立ち上がり部301aの上端縁301bとケーシング体300の下端縁300aとの間に主流入部2cが形成されている。すなわち、この例では、主流入部2cは、下部室2の側部2aにおいて、上方に向けて開放されている。
【0095】
そして、この例では、カップ体301の底板301cに前記ワンウエイバルブ5が設けられている。
【0096】
そして、この例にあっては、前記主流入部2cよりも上方に側部オリフィス303が設けてある。
【0097】
また、かかるバルブにあっては、フロート体4は、下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から前記連通孔304を閉塞するようにこの下部室2に納められた一つのフロート305から構成されている。
【0098】
このフロート305は、その上端に形成された弁体部306によって、前記連通孔304を、その上昇位置において下方から塞ぐように構成されている。
【0099】
また、このフロート305は、その下部側と、カップ体301の底板301cのほぼ中央に形成された***部の上端との間に介装された圧縮コイルバネ307によって、下降位置においても上向きの一定の付勢力を常時作用されている。
【0100】
また、このフロート305は、下部室2の内面との間に常時隙間を作る太さを持つように構成されており、その下降位置においては、前記主流入部2cおよび側部オリフィス303を通じて下部室2内に入り込む燃料タンクT内の気体が前記連通孔304を通じて上部空間1に抜け出すようになっている。
【0101】
給油により燃料タンクT内の燃料の液面が主流入部2cに達する第一液面レベルL1となると下部室2に燃料が入り込むと共に、この燃料によって前記主流入部2cが塞がれ、下部室2は側部オリフィス303によってのみ燃料タンクT内における燃料の液面よりも上方の空間に連通される。このため、燃料タンクTの内圧が上昇し、下部室2内の燃料の液面レベルが高まってフロート305を上昇させると共に、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも高まり、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。そして最終的には、フロート305によって連通孔304が閉塞される。(図8)
【0102】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、側部オリフィス303を通じて燃料タンクT内の気体が下部室2内に徐々に入り込むことから、これにより下部室2内の燃料の液面レベルは徐々に下がり、フロート305が下降して連通孔304が開放されると共に、この下部室2内の燃料の液面レベルが側部オリフィス303よりも下方となった段階での通気によって燃料タンクTの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。(図9)
【0103】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス303に達する第二液面レベルL2となると燃料タンクTの内圧が上昇し、フロート305を上昇させるレベルまで下部室2内の燃料の液面レベルが再び高まりこれにより連通孔304が閉塞される。(図10)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分がなくなる。
【0104】
すなわち、この例では、燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス303に達する第二液面レベルL2となった段階から燃料タンクT内の内圧を再び上昇させることができ、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再び上昇させ、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0105】
燃料タンクT内の燃料の液面レベルが燃料の消費により低下すると、ワンウエイバルブ5により下部室2内の燃料が流出し、これにより、フロート305は自重により下降し、連通孔304は開放される。
【0106】
この例にあっては、カップ体301の立ち上がり部301aの寸法を変えると共に、それにより位置の変わる主流入部2cの上方に側部オリフィス303を設けるようにしておくことで、検知させるべき第一液面レベルL1と第二液面レベルL2を調整することができる特長を有しており、このことから特に、下部室2全体の短寸法化をし易い特長を有している。
【0107】
(第4の実施例)
図11〜図14は、以上の構成を備えたバルブの具体的な適用例のさらに他の一つを示したものである。
【0108】
図11は、バルブに燃料が達していない状態を、図12は、燃料が第一液面レベルL1に達した状態を、図13は、追加給油が開始される直前の状態を、図14は、燃料が第二液面レベルL2に達した状態を、それぞれ示している。
【0109】
かかるバルブにあっては、下部室2が、下端を開放させたケーシング体400と上面を開放させたカップ体401とを、このケーシング体400の下端縁400aがカップ体401の立ち上がり部401aの上端縁401bと同じレベルに位置されるか、又は、ケーシング体400の下端縁400aがカップ体401の立ち上がり部401aの上端縁401bよりも下方に位置されるようにして組み合わせることにより構成されている。
【0110】
この例では、ケーシング体400の下端縁400aがカップ体401の立ち上がり部401aの上端縁401bよりも下方に位置されている。
【0111】
具体的には、ケーシング体400は、下端を開放させた筒状体400bによって構成されている。この筒状体400bの上端は上部仕切板402を介して上部空間1を構成する上部構成体1’に一体に接合されている。
【0112】
また、かかるバルブにあっては、連通部3は、第一連通孔405と、この第一連通孔405より小さい第二連通孔406とにより構成してある。そして、前記上部仕切板402に前記第一連通孔405と第二連通孔406とが貫通状態に形成されている。
【0113】
一方、この例にあっては、カップ体401は、ケーシング体400の開放された下端からケーシング体400内にはめ込まれるはめ込み部403の一側部に形成されている。
【0114】
かかるカップ体401は、このはめ込み部403の一側部に一端を一体に連接させた底板401cと、この底板401cにおけるはめ込み部403との連接側と反対の縁部とこのはめ込み部403側との間に亙る縁部とに亙ってから上方に突き出す立ち上がり部401aとを備えている。
【0115】
そして、この例にあっては、はめ込み部403をケーシング体400に前記のようにはめ込んだ状態において、カップ体401の立ち上がり部401aがケーシング体400の側部の側方に位置されるように構成されている。
【0116】
また、ケーシング体400の下端とカップ体401の底板401cとの間には隙間が形成されていると共に、カップ体401の立ち上がり部401aとケーシング体400の側部2aとの間には隙間が形成されており、これにより、このカップ体401の立ち上がり部401aの上端縁401bとケーシング体400の下端縁400aとの間に主流入部2cが形成されている。すなわち、この例では、主流入部2cは、下部室2の側部2aにおいて、上方に向けて開放されている。
【0117】
また、はめ込み部403は、カップ体401の形成側においてはケーシング体400の内面との間に隙間を形成し、主流入部2cからの燃料の流入を許容すると共に、それ以外の箇所ではケーシング体400に対し液密状態にはめ合わされる形状を持つように構成されている。
【0118】
そして、この例では、前記カップ体401の底板401cに前記ワンウエイバルブ5が設けられている。
【0119】
そして、この例にあっては、前記主流入部2cの直上位置に側部オリフィス404が設けてある。
【0120】
また、かかるバルブにあっては、フロート体4は、下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から第一連通孔405を閉塞するようにこの下部室2に納められた第一フロート407と、
下部室2内への燃料の流入により上昇してこの下部室2側から第二連通孔406を閉塞するようにこの下部室2に納められた第二フロート408とにより構成してある。
【0121】
図示の例では、第一連通孔405の方が第二連通孔406よりも大きいことから、これに対応して、第一フロート407は第二フロート408よりも太く構成されている。
【0122】
また、図示の例では、上端を前記上部仕切板401aに一体に連接させると共に、下端と前記はめ込み部403の上部との間に隙間を形成するように設けられた縦仕切板によって下部室2は区分されており、このように区分された一方の空間に前記第一のフロート407が納められ、また、他方の空間に前記第二のフロート408が納められている。
【0123】
また、第一フロート407および第二フロート408の双方共に、その上端に形成された弁体部407a、408aによって、第一フロート407にあっては第一連通孔405を、第二フロート408にあっては第二連通孔406を、その上昇位置において下方から塞ぐように構成されている。
【0124】
また、第一フロート407および第二フロート408は共に、その下部側とはめ込み部403の上部との間に介装された圧縮コイルバネ409によって、下降位置においても上向きの一定の付勢力を常時作用されている。
【0125】
また、第一フロート407および第二フロート408の双方共に、下部室2の内面との間に常時隙間を作る太さを持つように構成されており、その下降位置においては、主流入部2cおよび側部オリフィス404を通じて下部室2内に入り込む燃料タンクT内の気体が第一連通孔405、第二連通孔406を通じて上部空間1に抜け出すようになっている。
【0126】
給油により燃料タンクT内の燃料の液面が主流入部2cに達する第一液面レベルL1となると下部室2に燃料が入り込むと共に、この燃料によって前記主流入部2cが塞がれ、下部室2は側部オリフィス404によってのみ燃料タンクT内における燃料の液面よりも上方の空間に連通される。このため、燃料タンクTの内圧が上昇し、下部室2内の燃料の液面レベルが高まって第一フロート407および第二フロート408を上昇させると共に、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも高まり、燃料ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。そして最終的には、第一フロート407によって第一連通孔405が閉塞されると共に、第二フロート408によって第二連通孔406が閉塞される。(図12)
【0127】
この検知により燃料ノズルによる給油が一旦停止されると、側部オリフィス404を通じて燃料タンクT内の気体が下部室2内に徐々に入り込むことから、これにより下部室2内の燃料の液面レベルは徐々に下がり、第一フロート407および第二フロート408が下降して連通孔304が開放されると共に、この下部室2内の燃料の液面レベルが側部オリフィス404よりも下方となった段階での通気によって燃料タンクTの内圧は低下し、これに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルも下降し、燃料ノズル側のセンサの満タンの検知が解除される。(図13)
【0128】
そこで追加給油を行い、この追加給油によって燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス404に達する第二液面レベルL2となると燃料タンクTの内圧が上昇し、第一フロート407および第二フロート408を上昇させるレベルまで下部室2内の燃料の液面レベルが再び高まりこれにより第一連通孔405および第二連通孔406が閉塞される。(図14)これにより、燃料タンクTと通気路Pとの連通部分がなくなる。
【0129】
すなわち、この例では、燃料タンクT内の燃料の液面が側部オリフィス404に達する第二液面レベルL2となった段階から燃料タンクT内の内圧を再び上昇させることができ、それに伴い、フュラーチューブ内の燃料の液面レベルを再び上昇させ、燃料ノズル側のセンサに再度満タンを検知させることができる。
【0130】
燃料タンクT内の燃料の液面レベルが燃料の消費により低下すると、ワンウエイバルブ5により下部室2内の燃料が流出し、これにより、第一フロート407および第二フロート408は自重により下降し、第一連通孔405および第二連通孔406は開放される。
【0131】
なお、上部空間1側が下部室2、つまり、燃料タンクT内よりも低圧になっており、このためこのように下部室2内の燃料が流出した場合にもこれらフロート407、408の弁体部407a、408aがこれら連通孔405、406に張り付くような力が作用されていても、第二連通孔406は第一連通孔405よりも小さくこのためこの第二連通孔406を塞ぐ第二フロート408の弁体部408aに作用されるこのような力は第一連通孔405を塞ぐ第一フロート407の弁体部407aに作用されるこのような力よりも小さくなることから、第二フロート408が先ず下降し、これによる燃料タンクTの内圧の低下により第一フロート407も支障なく下降する。
【0132】
この例にあっては、カップ体401の立ち上がり部401aの寸法を変えると共に、それにより位置の変わる主流入部2cの上方に側部オリフィス404を設けるようにしておくことで、検知させるべき第一液面レベルL1と第二液面レベルL2を調整することができる特長を有しており、このことから特に、下部室2全体の短寸法化をし易い特長を有している。
【0133】
【発明の効果】
この発明にかかる過給油防止バルブによれば、満タンに達する量の給油がなされた段階で正確に給油ノズル側のセンサに満タンを検知させることができる。
また、燃料飛沫がキャニスターの通気路に入り込んでしまう事態を可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図2】 第1の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図3】 第1の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図4】 第2の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図5】 第2の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図6】 第2の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図7】 第3の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図8】 第3の実施例にかかるバルブの断面構成図(なお、本図における白抜きの円形の図形は側部オリフィス303から入り込む気体を表現したものである。)
【図9】 第3の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図10】 第3の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図11】 第4の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図12】 第4の実施例にかかるバルブの断面構成図(なお、本図における白抜きの円形の図形は側部オリフィス404から入り込む気体を表現したものである。)
【図13】 第4の実施例にかかるバルブの断面構成図
【図14】 第4の実施例にかかるバルブの断面構成図
【符号の説明】
T 燃料タンク
P 通気路
1 上部空間
2 下部室
2a 側部
2b 底部
2c 主流入部
3 連通部
4 フロート体
5 ワンウエイバルブ
Claims (4)
- キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
燃料タンク内に配される下部室と、
上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
前記連通部は、第一連通孔とこの第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
前記フロート体は、第一液面レベルで第一連通孔を閉塞する第一フロートと、この第一液面レベルよりも高い第二液面レベルで第二連通孔を閉塞する第二フロートとからなり、
下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにしたことを特徴とする過給油防止バルブ。 - キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
燃料タンク内に配される下部室と、
上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにしてあると共に、
連通部が、第一連通孔と、この第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
下部室が、第一連通孔によって上部空間に連通した第一室と、第二連通孔によって上部空間に連通した第二室に区分されており、
主流入部が、第一室の側部に形成された第一流入口と、第二室の側部に形成された第二流入口とにより構成してあると共に、
第一室の側部に形成された第一流入口の下縁よりも、第二室の側部に形成された第二流入口の下縁が上方に位置されており、
フロート体が、第一室内への燃料の流入により上昇してこの第一室側から第一連通孔を閉塞するようにこの第一室に納められた第一フロートと、
第二室内への燃料の流入により上昇してこの第二室側から第二連通孔を閉塞するようにこの第二室に納められた第二フロートとにより構成してあることを特徴とする過給油防止バルブ。 - キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
燃料タンク内に配される下部室と、
上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにしてあると共に、
連通部が、第一連通孔と、この第一連通孔より小さい第二連通孔とにより構成してあり、
主流入部が、下部室の側部に形成された流入口により構成してあると共に、
流入口の下縁よりも、上方に側部オリフィスが設けられており、
フロート体が、下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から第一連通孔を閉塞するようにこの下部室に納められた第一フロートと、
下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から第二連通孔を閉塞するようにこの下部室に納められた第二フロートとにより構成してあると共に、
第二フロートは、第一フロートにより第一連通孔が閉塞された後の追加給油により燃料タンク内の燃料の液面レベルが側部オリフィスに達した後に第二連通孔を閉塞する位置まで上昇するようにしてあることを特徴とする過給油防止バルブ。 - キャニスターへの通気路に連通した上部空間と、
燃料タンク内に配される下部室と、
上部空間と下部室とを連通させる連通部と、
この下部室内への燃料の流入により上昇してこの下部室側から前記連通部を閉塞するようにこの下部室に納められたフロート体とを有するバルブであって、
下部室は、
その底部に、底部オリフィス又は下部室側からの燃料の流出のみを許容するワンウエイバルブを有すると共に、
その側部にのみ燃料の主流入部を備えており、
燃料タンク内の燃料の液面レベルが主流入部に達した後の下部室への燃料の流入により燃料タンクの内圧を上昇させ、給油ノズル側のセンサに満タンを検知させるようにしてあると共に、
下部室が、下端を開放させたケーシング体と上面を開放させたカップ体とを、このケーシング体の下端縁がカップ体の立ち上がり部の上端縁と同じレベルに位置されるか、又は、ケーシング体の下端縁がカップ体の立ち上がり部の上端縁よりも下方に位置されるようにして組み合わせることにより構成されており、
このカップ体の立ち上がり部の上端縁とケーシング体の下端縁との間が前記主流入部となっていると共に、
この主流入部よりも上方に側部オリフィスが設けてあることを特徴とする過給油防止バルブ。
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