JPH092027A - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
乗用車用空気入りラジアルタイヤInfo
- Publication number
- JPH092027A JPH092027A JP7158120A JP15812095A JPH092027A JP H092027 A JPH092027 A JP H092027A JP 7158120 A JP7158120 A JP 7158120A JP 15812095 A JP15812095 A JP 15812095A JP H092027 A JPH092027 A JP H092027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tread
- land
- row
- sipes
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1236—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
- B60C2011/1254—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1259—Depth of the sipe
- B60C2011/1268—Depth of the sipe being different from sipe to sipe
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏摩耗を抑制しそれに起因するノイズおよび
振動を低減しつつ操縦安定性を向上させるサイピング技
術を提供する。 【構成】 トレッド部に複数の周方向に延在する陸部列
を有する乗用車用空気入りラジアルタイヤに多数のサイ
プを施すに当たって、トレッド中央側の陸部列に配設し
たサイプの深さがトレッド端側の陸部列に配設したサイ
プの深さに比して浅く、またトレッド中央側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和がトレッド端側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和に比して短くする。同一陸
部列内のサイプの深さは実質的に同一とする。さらにト
レッド中央側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向
成分の総和がトレッド端側の陸部列に配設したサイプの
タイヤ軸方向成分の総和に比して少なくするとよい。
振動を低減しつつ操縦安定性を向上させるサイピング技
術を提供する。 【構成】 トレッド部に複数の周方向に延在する陸部列
を有する乗用車用空気入りラジアルタイヤに多数のサイ
プを施すに当たって、トレッド中央側の陸部列に配設し
たサイプの深さがトレッド端側の陸部列に配設したサイ
プの深さに比して浅く、またトレッド中央側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和がトレッド端側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和に比して短くする。同一陸
部列内のサイプの深さは実質的に同一とする。さらにト
レッド中央側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向
成分の総和がトレッド端側の陸部列に配設したサイプの
タイヤ軸方向成分の総和に比して少なくするとよい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は偏摩耗を抑制しそれに起
因するノイズおよび振動を低減しつつ操縦安定性を向上
させた空気入りタイヤ、特に乗用車用空気入りラジアル
タイヤに関する。
因するノイズおよび振動を低減しつつ操縦安定性を向上
させた空気入りタイヤ、特に乗用車用空気入りラジアル
タイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に空気入りラジアルタイヤのトレッ
ド部には複数の溝を設け、これらの溝によりトレッド部
は複数のリブまたはブロックに区画され、これらリブま
たはブロックにタイヤ軸方向もしくはタイヤ軸方向に対
して小さな角度で傾斜する横方向に延びるサイプを多数
配設し、リブまたはブロックの剛性の適正化を図りもっ
て耐偏摩耗性を向上させ、これに外観を加味して種々の
サイプ配設パターンが開発されて来ている。
ド部には複数の溝を設け、これらの溝によりトレッド部
は複数のリブまたはブロックに区画され、これらリブま
たはブロックにタイヤ軸方向もしくはタイヤ軸方向に対
して小さな角度で傾斜する横方向に延びるサイプを多数
配設し、リブまたはブロックの剛性の適正化を図りもっ
て耐偏摩耗性を向上させ、これに外観を加味して種々の
サイプ配設パターンが開発されて来ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】乗用車用空気入りラジ
アルタイヤのトレッドのリブもしくはブロック等の陸部
にサイプを配設して耐偏摩耗性の改善を目指す際に、こ
れら陸部の剛性が低下することにより操縦安定性が悪化
するため、両性能は二律背反の関係にあり両立は困難と
されていた。
アルタイヤのトレッドのリブもしくはブロック等の陸部
にサイプを配設して耐偏摩耗性の改善を目指す際に、こ
れら陸部の剛性が低下することにより操縦安定性が悪化
するため、両性能は二律背反の関係にあり両立は困難と
されていた。
【０００４】本発明は乗用車用空気入りラジアルタイヤ
における耐偏摩耗性と操縦安定性の両立を図ることがで
きるサイピング技術を提供するものである。
における耐偏摩耗性と操縦安定性の両立を図ることがで
きるサイピング技術を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、トレッド部に複数の周方向に延在する陸部列を有
し、該陸部列に多数のサイプを設けた乗用車用空気入り
ラジアルタイヤにおいて、トレッド中央側の陸部列に配
設したサイプの深さがトレッド端側の陸部列に配設した
サイプの深さに比して浅く、トレッド中央側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和がトレッド端側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和に比して短いことを特徴と
している。
は、トレッド部に複数の周方向に延在する陸部列を有
し、該陸部列に多数のサイプを設けた乗用車用空気入り
ラジアルタイヤにおいて、トレッド中央側の陸部列に配
設したサイプの深さがトレッド端側の陸部列に配設した
サイプの深さに比して浅く、トレッド中央側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和がトレッド端側の陸部列に
配設したサイプの長さの総和に比して短いことを特徴と
している。
【０００６】請求項２に記載の本発明は、請求項１に記
載のタイヤであって、同一陸部列内のサイプの深さは実
質的に同一であることを特徴としている。
載のタイヤであって、同一陸部列内のサイプの深さは実
質的に同一であることを特徴としている。
【０００７】請求項３に記載の本発明は、請求項１また
は２に記載のタイヤであって、トレッド中央側の陸部列
に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の総和がトレッド
端側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の総
和に比して少ないことを特徴としている。
は２に記載のタイヤであって、トレッド中央側の陸部列
に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の総和がトレッド
端側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の総
和に比して少ないことを特徴としている。
【０００８】
【作用】一般に乗用車用空気入りラジアルタイヤの偏摩
耗は主としてトレッドの端域であるショルダー部に発生
する。トレッド中央部に比べてショルダー部は周長が短
いためタイヤ転動によりショルダー部の陸部がひきずら
れること、運転時の操舵による路面からの入力がトレッ
ド中央部よりショルダー部で大きいことなどによる。
耗は主としてトレッドの端域であるショルダー部に発生
する。トレッド中央部に比べてショルダー部は周長が短
いためタイヤ転動によりショルダー部の陸部がひきずら
れること、運転時の操舵による路面からの入力がトレッ
ド中央部よりショルダー部で大きいことなどによる。
【０００９】請求項１に記載の本発明のタイヤでは、ト
レッド中央部の陸部列に比べトレッド端側の陸部列に対
してより長く、より深くサイプを配設することによりト
レッド端側、特にショルダー部の陸部列の剛性をより低
下させ、耐偏摩耗性を改良する一方トレッド中央部の陸
部列の剛性は比較的高く維持することにより操縦安定性
を確保している。
レッド中央部の陸部列に比べトレッド端側の陸部列に対
してより長く、より深くサイプを配設することによりト
レッド端側、特にショルダー部の陸部列の剛性をより低
下させ、耐偏摩耗性を改良する一方トレッド中央部の陸
部列の剛性は比較的高く維持することにより操縦安定性
を確保している。
【００１０】請求項２に記載の本発明のタイヤでは、同
一陸部内ではサイプを同等の深さとすることにより、各
陸部列を均一な剛性とし、操縦安定性が高められる。
一陸部内ではサイプを同等の深さとすることにより、各
陸部列を均一な剛性とし、操縦安定性が高められる。
【００１１】乗用車用空気入りラジアルタイヤのトレッ
ド部が走行中に受ける周方向入力はトレッド端側の陸部
列に比べトレッド中央部側の陸部列で大きい。このため
請求項３に記載の本発明のタイヤでは、サイプの軸方向
成分をトレッド端側の陸部列よりトレッド中央側の陸部
列で少なくすることにより、周方向入力に直交する軸方
向サイプの成分を少なくすることにより、中央部の陸部
列の剛性を高めるようにしている。
ド部が走行中に受ける周方向入力はトレッド端側の陸部
列に比べトレッド中央部側の陸部列で大きい。このため
請求項３に記載の本発明のタイヤでは、サイプの軸方向
成分をトレッド端側の陸部列よりトレッド中央側の陸部
列で少なくすることにより、周方向入力に直交する軸方
向サイプの成分を少なくすることにより、中央部の陸部
列の剛性を高めるようにしている。
【００１２】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図１に示される如く、本発明の空気入りタイ
ヤのトレッド部３には、タイヤ周方向に延在する複数の
陸部列を有する。Ａはトレッド端側の陸部列であり、Ｂ
およびＣは順次トレッド中央側に位置する陸部列であ
る。これら陸部列は、概しタイヤ周方向に延びる複数の
周方向溝４および概してタイヤ軸方向に延びる複数の横
方向溝６によって区画されている。この例ではブロック
タイプの陸部列を用いているが、これに限らずリブタイ
プの陸部列であってもよい。陸部列Ａには多数のサイプ
５Ａが配設されており、この陸部列Ａのトレッド中央側
に隣接する陸部列Ｂにはサイプ５Ｂが多数配設されてい
る。さらにトレッド中央側に配置される陸部列Ｃには多
数のサイプ５Ｃが配設されている。
説明する。図１に示される如く、本発明の空気入りタイ
ヤのトレッド部３には、タイヤ周方向に延在する複数の
陸部列を有する。Ａはトレッド端側の陸部列であり、Ｂ
およびＣは順次トレッド中央側に位置する陸部列であ
る。これら陸部列は、概しタイヤ周方向に延びる複数の
周方向溝４および概してタイヤ軸方向に延びる複数の横
方向溝６によって区画されている。この例ではブロック
タイプの陸部列を用いているが、これに限らずリブタイ
プの陸部列であってもよい。陸部列Ａには多数のサイプ
５Ａが配設されており、この陸部列Ａのトレッド中央側
に隣接する陸部列Ｂにはサイプ５Ｂが多数配設されてい
る。さらにトレッド中央側に配置される陸部列Ｃには多
数のサイプ５Ｃが配設されている。
【００１３】図２に示される如く、サイプ５Ａの深さを
ａ、サイプ５Ｂの深さをｂ、そしてサイプ５Ｃの深さを
ｃで示しており、ａ＞ｂ＞ｃとしている。すなわちトレ
ッド中央側の陸部列に配設したサイプの深さがトレッド
端側の陸部列に配設したサイプの深さに比して浅くされ
ている。同一陸部列内のサイプの深さは実質的に同一と
している。
ａ、サイプ５Ｂの深さをｂ、そしてサイプ５Ｃの深さを
ｃで示しており、ａ＞ｂ＞ｃとしている。すなわちトレ
ッド中央側の陸部列に配設したサイプの深さがトレッド
端側の陸部列に配設したサイプの深さに比して浅くされ
ている。同一陸部列内のサイプの深さは実質的に同一と
している。
【００１４】図３に示される如く、陸部列Ａに配設され
た各サイプ５Ａはｅ１、ｅ２、ｅ３、ｅ４…ｅｎの長さ
を有し、そしてｆ１、ｆ２、ｆ３、ｆ４…ｆｎの軸方向
成分を有する。同様に、陸部列Ｂに配設された各サイプ
５Ｂはｇ１、ｇ２、ｇ３、ｇ４…ｇｎの長さを有し、そ
してｈ１、ｈ２、ｈ３、ｈ４…ｈｎの軸方向成分を有す
る。さらに、陸部列Ｃに配設された各サイプ５Ｃはｉ
１、ｉ２、ｉ３、ｉ４…ｉｎの長さを有し、そしてｊ
１、ｊ２、ｊ３、ｊ４…ｊｎの軸方向成分を有する。
た各サイプ５Ａはｅ１、ｅ２、ｅ３、ｅ４…ｅｎの長さ
を有し、そしてｆ１、ｆ２、ｆ３、ｆ４…ｆｎの軸方向
成分を有する。同様に、陸部列Ｂに配設された各サイプ
５Ｂはｇ１、ｇ２、ｇ３、ｇ４…ｇｎの長さを有し、そ
してｈ１、ｈ２、ｈ３、ｈ４…ｈｎの軸方向成分を有す
る。さらに、陸部列Ｃに配設された各サイプ５Ｃはｉ
１、ｉ２、ｉ３、ｉ４…ｉｎの長さを有し、そしてｊ
１、ｊ２、ｊ３、ｊ４…ｊｎの軸方向成分を有する。
【００１５】サイプ長さは、トレッド表面で測定された
ペリフェリ長さであり、またサイプの軸方向成分はサイ
プを軸方向に投影した際の投影長さである。
ペリフェリ長さであり、またサイプの軸方向成分はサイ
プを軸方向に投影した際の投影長さである。
【００１６】したがって、陸部列Ａに配設したサイプ５
Ａの長さの周上での総和Ｅは、ｅ１＋ｅ２＋ｅ３＋ｅ４
…＋ｅｎ、そして軸方向成分の周上での総和Ｆはｆ１＋
ｆ２＋ｆ３＋ｆ４…＋ｆｎで表せることになる。同様
に、陸部列Ｂに配設したサイプ５Ｂの長さの周上総和Ｇ
は、ｇ１＋ｇ２＋ｇ３＋ｇ４…＋ｇｎ、そして軸方向成
分の周上総和Ｈはｈ１＋ｈ２＋ｈ３＋ｈ４…＋ｈｎで表
せる。さらに、陸部列Ｃに配設したサイプ５Ｃの長さの
周上総和Ｉは、ｉ１＋ｉ２＋ｉ３＋ｉ４…＋ｉｎ、そし
て軸方向成分の周上総和Ｊはｊ１＋ｊ２＋ｊ３＋ｊ４…
＋ｊｎで表せる。
Ａの長さの周上での総和Ｅは、ｅ１＋ｅ２＋ｅ３＋ｅ４
…＋ｅｎ、そして軸方向成分の周上での総和Ｆはｆ１＋
ｆ２＋ｆ３＋ｆ４…＋ｆｎで表せることになる。同様
に、陸部列Ｂに配設したサイプ５Ｂの長さの周上総和Ｇ
は、ｇ１＋ｇ２＋ｇ３＋ｇ４…＋ｇｎ、そして軸方向成
分の周上総和Ｈはｈ１＋ｈ２＋ｈ３＋ｈ４…＋ｈｎで表
せる。さらに、陸部列Ｃに配設したサイプ５Ｃの長さの
周上総和Ｉは、ｉ１＋ｉ２＋ｉ３＋ｉ４…＋ｉｎ、そし
て軸方向成分の周上総和Ｊはｊ１＋ｊ２＋ｊ３＋ｊ４…
＋ｊｎで表せる。
【００１７】そして、各陸部列に配設されたサイプの長
さの各総和は、Ｅ＞Ｇ＞Ｉの関係を有する。このように
トレッド中央側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
がトレッド端側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
に比して短くしている。
さの各総和は、Ｅ＞Ｇ＞Ｉの関係を有する。このように
トレッド中央側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
がトレッド端側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
に比して短くしている。
【００１８】また各陸部列に配設されたサイプの軸方向
成分の各総和は、Ｆ＞Ｈ＞Ｊの関係を有する。トレッド
中央側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の
総和がトレッド端側の陸部列に配設したサイプのタイヤ
軸方向成分の総和に比して少なくしている。
成分の各総和は、Ｆ＞Ｈ＞Ｊの関係を有する。トレッド
中央側の陸部列に配設したサイプのタイヤ軸方向成分の
総和がトレッド端側の陸部列に配設したサイプのタイヤ
軸方向成分の総和に比して少なくしている。
【００１９】［試験例］実施例、比較例１および比較例
２（サイプの配設無し）の乗用車用空気入りラジアルタ
イヤをサイズ１９５／６５Ｒ１５にて表１に示す諸元に
てその他の構成は同一として製作し、耐偏摩耗性および
操縦安定性の評価試験を実施した。これらのタイヤのト
レッド部はブロックタイプであり、５つの陸部列をトレ
ッドセンターを挟んで対称的に有し、最もトレッド端側
の陸部列をＡ、最もトレッド中央側の陸部列をＣとし、
両陸部列Ａ、Ｃの中間に位置する陸部列をＢで表してい
る。そして各陸部列Ａ、Ｂ、Ｃのサイプ深さ（同一陸部
列内では実質的に同一）、サイプ長さの周上総和の比、
そしてサイプの軸方向成分の周上総和の比を表１に示し
ている。
２（サイプの配設無し）の乗用車用空気入りラジアルタ
イヤをサイズ１９５／６５Ｒ１５にて表１に示す諸元に
てその他の構成は同一として製作し、耐偏摩耗性および
操縦安定性の評価試験を実施した。これらのタイヤのト
レッド部はブロックタイプであり、５つの陸部列をトレ
ッドセンターを挟んで対称的に有し、最もトレッド端側
の陸部列をＡ、最もトレッド中央側の陸部列をＣとし、
両陸部列Ａ、Ｃの中間に位置する陸部列をＢで表してい
る。そして各陸部列Ａ、Ｂ、Ｃのサイプ深さ（同一陸部
列内では実質的に同一）、サイプ長さの周上総和の比、
そしてサイプの軸方向成分の周上総和の比を表１に示し
ている。
【００２０】表１中、サイプ長さの周上総和比およびサ
イプ軸方向成分の周上総和比は陸部列Ａのものを１００
とした指数で示す。
イプ軸方向成分の周上総和比は陸部列Ａのものを１００
とした指数で示す。
【００２１】
【表１】
【００２２】評価結果を表２に示す。表２中、耐偏摩耗
性は５０％摩耗時の陸部列Ａにおけるブロック間の摩耗
の段差量（mm）で評価している。また、操縦安定性はド
ライ走行およびウエット走行におけるフィーリングテス
トによる総合評価で示し、比較例１を１００とした指数
で示す。
性は５０％摩耗時の陸部列Ａにおけるブロック間の摩耗
の段差量（mm）で評価している。また、操縦安定性はド
ライ走行およびウエット走行におけるフィーリングテス
トによる総合評価で示し、比較例１を１００とした指数
で示す。
【００２３】
【表２】
【００２４】表２に示された結果から、実施例のタイヤ
は比較例１および比較例２のタイヤに比べて、耐偏摩耗
性および操縦安定性に優れることが判明した。
は比較例１および比較例２のタイヤに比べて、耐偏摩耗
性および操縦安定性に優れることが判明した。
【００２５】
【発明の効果】請求項１に記載の本発明のタイヤは、ト
レッド中央部の陸部列に比べトレッド端側の陸部列に対
してより長く、より深くサイプを配設することによりト
レッド端側、特にショルダー部の陸部列の剛性をより低
下させ、耐偏摩耗性を改良することができ、またトレッ
ド中央部の陸部列の剛性は比較的高く維持することによ
り操縦安定性を向上させる。
レッド中央部の陸部列に比べトレッド端側の陸部列に対
してより長く、より深くサイプを配設することによりト
レッド端側、特にショルダー部の陸部列の剛性をより低
下させ、耐偏摩耗性を改良することができ、またトレッ
ド中央部の陸部列の剛性は比較的高く維持することによ
り操縦安定性を向上させる。
【００２６】請求項２に記載の本発明のタイヤは、同一
陸部内ではサイプを同等の深さとすることにより、各陸
部列を均一な剛性とし、操縦安定性が高められる。
陸部内ではサイプを同等の深さとすることにより、各陸
部列を均一な剛性とし、操縦安定性が高められる。
【００２７】請求項３に記載の本発明のタイヤでは、サ
イプの軸方向成分をトレッド端側の陸部列よりトレッド
中央側の陸部列で少なくすることにより、周方向入力に
直交する軸方向サイプの成分を少なくすることにより、
中央部の陸部列の剛性を高め操縦安定性が向上する。
イプの軸方向成分をトレッド端側の陸部列よりトレッド
中央側の陸部列で少なくすることにより、周方向入力に
直交する軸方向サイプの成分を少なくすることにより、
中央部の陸部列の剛性を高め操縦安定性が向上する。
【図１】本発明の実施例タイヤのトレッド部を示す部分
平面図である。
平面図である。
【図２】図１のサイプの深さを示す説明図である。
【図３】図１のサイプの長さ及び軸方向成分を示す説明
図である。
図である。
３ トレッド部 ４ 周方向溝 ５Ａ 陸部列Ａに配設されたサイプ ５Ｂ 陸部列Ｂに配設されたサイプ ５Ｃ 陸部列Ｃに配設されたサイプ ６ 横方向溝 Ａ 陸部列（最もトレッド端側） Ｂ 陸部列（陸部列Ａと陸部列Ｃの中間に位置） Ｃ 陸部列（最もトレッド中央側） ａ サイプ５Ａの深さ ｂ サイプ５Ｂの深さ ｃ サイプ５Ｃの深さ
Claims (3)
- 【請求項１】 トレッド部に複数の周方向に延在する陸
部列を有し、該陸部列に多数のサイプを設けた乗用車用
空気入りラジアルタイヤにおいて、 トレッド中央側の陸部列に配設したサイプの深さがトレ
ッド端側の陸部列に配設したサイプの深さに比して浅
く、 トレッド中央側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
がトレッド端側の陸部列に配設したサイプの長さの総和
に比して短いことを特徴とする乗用車用空気入りラジア
ルタイヤ。 - 【請求項２】 同一陸部列内のサイプの深さは実質的に
同一であることを特徴とする請求項１に記載のタイヤ。 - 【請求項３】 トレッド中央側の陸部列に配設したサイ
プのタイヤ軸方向成分の総和がトレッド端側の陸部列に
配設したサイプのタイヤ軸方向成分の総和に比して少な
いことを特徴とする請求項１および２に記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158120A JPH092027A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7158120A JPH092027A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH092027A true JPH092027A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15664743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7158120A Pending JPH092027A (ja) | 1995-06-23 | 1995-06-23 | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH092027A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6478062B1 (en) * | 1998-06-18 | 2002-11-12 | Dunlop Gmbh | Method of shaping tread patterns for vehicle tires and vehicle tires shaped in accordance therewith |
| US6626215B2 (en) * | 2000-01-24 | 2003-09-30 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire including long and narrow blocks with at least two sipes |
| JP2010208503A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| US20110146864A1 (en) * | 2009-04-24 | 2011-06-23 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire tread having balanced stiffness |
-
1995
- 1995-06-23 JP JP7158120A patent/JPH092027A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6478062B1 (en) * | 1998-06-18 | 2002-11-12 | Dunlop Gmbh | Method of shaping tread patterns for vehicle tires and vehicle tires shaped in accordance therewith |
| US6626215B2 (en) * | 2000-01-24 | 2003-09-30 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire including long and narrow blocks with at least two sipes |
| JP2010208503A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
| US20110146864A1 (en) * | 2009-04-24 | 2011-06-23 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Tire tread having balanced stiffness |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2006232151A (ja) | 空気入りタイヤおよびタイヤ成形金型 | |
| JP2010076561A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2007302112A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2006298055A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH08104111A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2003011619A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH08156525A (ja) | 氷雪上走行用空気入りタイヤ | |
| JPH05330313A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| EP0870630B1 (en) | Pneumatic tire | |
| JP3145762B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH11310013A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2000185526A (ja) | 空気入りラジアル・タイヤ | |
| JP2006143040A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2002029226A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH05162511A (ja) | 重荷重用タイヤ | |
| JP3062359B2 (ja) | 乗用車用スタッドレスタイヤ | |
| JPH092027A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤ | |
| JP3559060B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH05301508A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP4136285B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2807649B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH06143939A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2886634B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP2000168316A (ja) | 中央リブと複数のブロック列とを備えた空気入りタイヤ | |
| JPH08295104A (ja) | 空気入りラジアルタイヤ |