JPH09195227A - 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 - Google Patents
橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法Info
- Publication number
- JPH09195227A JPH09195227A JP8005321A JP532196A JPH09195227A JP H09195227 A JPH09195227 A JP H09195227A JP 8005321 A JP8005321 A JP 8005321A JP 532196 A JP532196 A JP 532196A JP H09195227 A JPH09195227 A JP H09195227A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- pier
- sled
- reinforcement
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G3/00—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G3/00—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
- E04G3/243—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons following the outside contour of a building
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G5/00—Component parts or accessories for scaffolds
- E04G2005/008—Hoisting devices specially adapted as part of a scaffold system
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Handcart (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Movable Scaffolding (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一旦組み立てた枠組みを中間で解体すること
なく、そのまま鋼板の搬入、取り付けを行うことのでき
るよう、従来の足場に資材の搬出入機能を付加した組立
式架台を実現する。 【解決手段】 略矩形断面の橋脚Ｐに接近して地上に設
置したはしご状のスレッド５の上部に構築した鋼管製の
建枠１、２、クロスブレース４、板付き布枠９よりなる
枠組みの頂部に、橋脚面と平行に走行レール６を取り付
け、走行と直角方向に伸縮する伸縮アーム72を備えた走
行台車７を載置し、伸縮アーム72先端付近にチェーンブ
ロック８を取り付けて構成する。
なく、そのまま鋼板の搬入、取り付けを行うことのでき
るよう、従来の足場に資材の搬出入機能を付加した組立
式架台を実現する。 【解決手段】 略矩形断面の橋脚Ｐに接近して地上に設
置したはしご状のスレッド５の上部に構築した鋼管製の
建枠１、２、クロスブレース４、板付き布枠９よりなる
枠組みの頂部に、橋脚面と平行に走行レール６を取り付
け、走行と直角方向に伸縮する伸縮アーム72を備えた走
行台車７を載置し、伸縮アーム72先端付近にチェーンブ
ロック８を取り付けて構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路橋、鉄道橋等
の橋脚部分の耐震性を向上させるための補強工事におい
て、資材の搬入や作業足場として使用する組立式の架台
に関する。
の橋脚部分の耐震性を向上させるための補強工事におい
て、資材の搬入や作業足場として使用する組立式の架台
に関する。
【０００２】
【従来の技術】平成７年１月の兵庫県南部大地震におい
て高速道路の橋梁部分や鉄道橋の被害が予想以上に大き
かったことから、ＲＣ構造物に対する耐震基準の見直し
が急務となり、例えば運輸省では鉄道施設耐震構造検討
委員会を設けて緊急補強対策をとりまとめ、既設のラー
メン構造の高架橋や橋台、開削式トンネルの中柱等につ
いて耐震補強工事を行うこととなった。
て高速道路の橋梁部分や鉄道橋の被害が予想以上に大き
かったことから、ＲＣ構造物に対する耐震基準の見直し
が急務となり、例えば運輸省では鉄道施設耐震構造検討
委員会を設けて緊急補強対策をとりまとめ、既設のラー
メン構造の高架橋や橋台、開削式トンネルの中柱等につ
いて耐震補強工事を行うこととなった。
【０００３】破壊状況を検討すると、地震の際の衝撃に
よってコンクリート部分が圧潰、脱落してＲＣ構造物の
圧縮側の抵抗力が急激に低下していることから、対策と
しては、衝撃を受けてもコンクリートが鉄筋の周囲に拘
束されたままの状態を維持できる構造とすることが望ま
しい。したがって、橋脚の場合であれば、図６の水平断
面図に一例を示すように、コンクリートを囲むように橋
脚Ｐの外周表面に鋼板Ｓを貼り付けることにより、これ
が内側のコンクリートを拘束するために耐震性の向上が
期待できる。
よってコンクリート部分が圧潰、脱落してＲＣ構造物の
圧縮側の抵抗力が急激に低下していることから、対策と
しては、衝撃を受けてもコンクリートが鉄筋の周囲に拘
束されたままの状態を維持できる構造とすることが望ま
しい。したがって、橋脚の場合であれば、図６の水平断
面図に一例を示すように、コンクリートを囲むように橋
脚Ｐの外周表面に鋼板Ｓを貼り付けることにより、これ
が内側のコンクリートを拘束するために耐震性の向上が
期待できる。
【０００４】この場合の工事手順の一例を示すと、ＲＣ
の橋脚の外周表面を目荒らししてから鋼板を吊り込んで
周囲にあてがい、鋼板相互間を溶接するとともにコンク
リートと鋼板の隙間に樹脂を注入して鋼板を橋脚の外周
表面に接着させ、最後に鋼板の表面を仕上げ塗装するの
である。このような橋脚表面部分に対する作業において
は、鋼管製の建枠、クロスブレース、板付き布枠等を組
み立てた鋼管枠組み足場（以下枠組みという）を橋脚の
周囲に設置するのが普通である。建枠の例として図７に
門型枠１、図８にはしご型枠２を示す。
の橋脚の外周表面を目荒らししてから鋼板を吊り込んで
周囲にあてがい、鋼板相互間を溶接するとともにコンク
リートと鋼板の隙間に樹脂を注入して鋼板を橋脚の外周
表面に接着させ、最後に鋼板の表面を仕上げ塗装するの
である。このような橋脚表面部分に対する作業において
は、鋼管製の建枠、クロスブレース、板付き布枠等を組
み立てた鋼管枠組み足場（以下枠組みという）を橋脚の
周囲に設置するのが普通である。建枠の例として図７に
門型枠１、図８にはしご型枠２を示す。
【０００５】しかし、前記したような一連の作業におい
て、この枠組みがあると中間段階である鋼板の搬入の際
にはクレーンによる吊り込みの支障となるので、ここで
一旦枠組みを一部解体撤去し、鋼板をほぼ定位置まで搬
入してから再度組み立てる必要があり、枠組みの組み立
て、解体を２回行うため作業能率が悪いという問題点が
あった。
て、この枠組みがあると中間段階である鋼板の搬入の際
にはクレーンによる吊り込みの支障となるので、ここで
一旦枠組みを一部解体撤去し、鋼板をほぼ定位置まで搬
入してから再度組み立てる必要があり、枠組みの組み立
て、解体を２回行うため作業能率が悪いという問題点が
あった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、一旦組み立てた枠組みはそのままにし
て鋼板の搬入、取り付けを行うことのできるよう、従来
の鋼管枠組み足場に資材の搬出入機能を付加した橋脚補
強工事用組立式架台を実現することを目的とする。
問題点を解消し、一旦組み立てた枠組みはそのままにし
て鋼板の搬入、取り付けを行うことのできるよう、従来
の鋼管枠組み足場に資材の搬出入機能を付加した橋脚補
強工事用組立式架台を実現することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、略矩形断面の橋脚の相対する２面に接近して設置さ
れる組立式架台であって、橋脚の相対する２面に接近し
てこれと平行に地上に載置されるはしご状のスレッド
と、このスレッド上にベースジャッキを介して所定の高
さに構築される建枠、クロスブレース、板付き布枠より
なる枠組みと、枠組みの頂部に頂部ジャッキを介して前
記スレッドと平行かつ水平に取り付けられる走行レール
と、この走行レール上を走行自在に載置される走行台車
とからなり、前記走行台車は走行レールと直角方向に伸
縮する伸縮アームを備えるとともに、この伸縮アームの
先端付近にチェーンブロックを取り付けたことを特徴と
する橋脚補強工事用組立式架台である。
は、略矩形断面の橋脚の相対する２面に接近して設置さ
れる組立式架台であって、橋脚の相対する２面に接近し
てこれと平行に地上に載置されるはしご状のスレッド
と、このスレッド上にベースジャッキを介して所定の高
さに構築される建枠、クロスブレース、板付き布枠より
なる枠組みと、枠組みの頂部に頂部ジャッキを介して前
記スレッドと平行かつ水平に取り付けられる走行レール
と、この走行レール上を走行自在に載置される走行台車
とからなり、前記走行台車は走行レールと直角方向に伸
縮する伸縮アームを備えるとともに、この伸縮アームの
先端付近にチェーンブロックを取り付けたことを特徴と
する橋脚補強工事用組立式架台である。
【０００８】請求項２に記載の本発明は、枠組みの側面
に、略矩形状で、１辺の両端付近に枠組みに係止するヒ
ンジ機構を有し、その対辺両端付近に吊りチェーンの端
部を接続してなるはね上げデッキを設けた請求項１に記
載の橋脚補強工事用組立式架台である。請求項３に記載
の本発明は、伸縮アームを適宜伸長させてチェーンブロ
ックで補強用の鋼板を吊り上げ、橋脚表面付近まで吊り
こむことを特徴とする請求項１に記載の橋脚補強工事用
組立式架台の使用方法である。
に、略矩形状で、１辺の両端付近に枠組みに係止するヒ
ンジ機構を有し、その対辺両端付近に吊りチェーンの端
部を接続してなるはね上げデッキを設けた請求項１に記
載の橋脚補強工事用組立式架台である。請求項３に記載
の本発明は、伸縮アームを適宜伸長させてチェーンブロ
ックで補強用の鋼板を吊り上げ、橋脚表面付近まで吊り
こむことを特徴とする請求項１に記載の橋脚補強工事用
組立式架台の使用方法である。
【０００９】請求項４に記載の本発明は、伸縮アームを
適宜伸長させてチェーンブロックで補強用の鋼板を吊り
上げ、橋脚表面付近まで吊りこむに際して、少なくとも
一部のはね上げデッキを一時収納し、その部分を通過さ
せて補強用の鋼板を吊りこむ請求項２に記載の橋脚補強
工事用組立式架台の使用方法である。請求項５に記載の
本発明は、はね上げデッキを収納し、スレッド部を滑ら
せることにより組立式架台全体を横引きする請求項２に
記載の橋脚補強工事用組立式架台の移動方法である。
適宜伸長させてチェーンブロックで補強用の鋼板を吊り
上げ、橋脚表面付近まで吊りこむに際して、少なくとも
一部のはね上げデッキを一時収納し、その部分を通過さ
せて補強用の鋼板を吊りこむ請求項２に記載の橋脚補強
工事用組立式架台の使用方法である。請求項５に記載の
本発明は、はね上げデッキを収納し、スレッド部を滑ら
せることにより組立式架台全体を横引きする請求項２に
記載の橋脚補強工事用組立式架台の移動方法である。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の橋脚補強工事用組立式架
台の一実施例を図面により説明する。図１はこの組立式
架台の正面図、図２は同じく側面図、図３は平面図で、
１は門型枠、２ははしご型枠、３は門型枠１やはしご型
枠２（以下総称して建枠という）の上下に配置されたジ
ャッキ、４は建枠を相互に連結するクロスブレース、５
は建枠の底部に設けられるスレッド（そり）、６は建枠
の頂部に取り付けられる走行レール、７は走行レール６
上を走行する走行台車、72はその伸縮アーム、８は伸縮
アーム72の先端に取り付けられたチェーンブロック、９
は建枠間にかけ渡される足場材である板付き布枠、10は
建枠間の側面に取り付けられるはね上げ可能なはね上げ
デッキ、11ははね上げデッキを吊る吊りチェーン、12は
走行台車を移動させるロープ、13はこのロープ12の方向
を変えるシーブである。
台の一実施例を図面により説明する。図１はこの組立式
架台の正面図、図２は同じく側面図、図３は平面図で、
１は門型枠、２ははしご型枠、３は門型枠１やはしご型
枠２（以下総称して建枠という）の上下に配置されたジ
ャッキ、４は建枠を相互に連結するクロスブレース、５
は建枠の底部に設けられるスレッド（そり）、６は建枠
の頂部に取り付けられる走行レール、７は走行レール６
上を走行する走行台車、72はその伸縮アーム、８は伸縮
アーム72の先端に取り付けられたチェーンブロック、９
は建枠間にかけ渡される足場材である板付き布枠、10は
建枠間の側面に取り付けられるはね上げ可能なはね上げ
デッキ、11ははね上げデッキを吊る吊りチェーン、12は
走行台車を移動させるロープ、13はこのロープ12の方向
を変えるシーブである。
【００１１】以下本実施例において、略矩形断面の橋脚
Ｐの４面を基準として、図３における左右方向をｘ方
向、上下方向をｙ方向と呼ぶことにする。走行台車の走
行方向を例えばｙ方向として、まず橋脚Ｐの両側の地上
に、この方向にスレッド５を載置する。スレッド５は、
ウエブを縦位置としたレール状のＨ形鋼２本を直角方向
の連結材で連結してはしご型としたものである。
Ｐの４面を基準として、図３における左右方向をｘ方
向、上下方向をｙ方向と呼ぶことにする。走行台車の走
行方向を例えばｙ方向として、まず橋脚Ｐの両側の地上
に、この方向にスレッド５を載置する。スレッド５は、
ウエブを縦位置としたレール状のＨ形鋼２本を直角方向
の連結材で連結してはしご型としたものである。
【００１２】その上に、ベースジャッキ3aを配置し、そ
の上部に門型枠１、はしご型枠２を適当段数、すなわち
橋梁補強工事の作業に必要な高さまで積み上げ、建枠間
には板付き布枠９をかけ渡し、建枠側面にはクロスブレ
ース４を取り付けて枠組みを構築する。枠組み頂部のス
レッド５の真上位置に、頂部ジャッキ3bを介して走行レ
ール６を取り付ける。上下のベースジャッキ3a、頂部ジ
ャッキ3bにより施工面の不陸（凹凸）や枠組みのレベル
不良等を微調整して、板付き布枠９や走行レール６をで
きるだけ水平とする。
の上部に門型枠１、はしご型枠２を適当段数、すなわち
橋梁補強工事の作業に必要な高さまで積み上げ、建枠間
には板付き布枠９をかけ渡し、建枠側面にはクロスブレ
ース４を取り付けて枠組みを構築する。枠組み頂部のス
レッド５の真上位置に、頂部ジャッキ3bを介して走行レ
ール６を取り付ける。上下のベースジャッキ3a、頂部ジ
ャッキ3bにより施工面の不陸（凹凸）や枠組みのレベル
不良等を微調整して、板付き布枠９や走行レール６をで
きるだけ水平とする。
【００１３】走行レール６に走行台車７を載置する。図
４は、図１における走行台車７の付近を拡大して示す部
分正面図、図５は同じく図３における走行台車７の付近
を拡大して示す部分平面図である。走行台車７は、２本
の鋼管よりなる主桁71a を走行レールと直角方向に配置
し、これを２本のこれよりもやや細い鋼管よりなる補助
桁71b で連結して井桁状に組んだフレーム71と、前記主
桁71a の下面に取り付けた計４個の車輪73と、主桁71a
の内径よりもやや細い外径を有し、主桁内に収納可能な
伸縮アーム72とから構成され、主桁71a の外側側面に取
り付けたフック75にナイロンロープ等のロープ12を接続
し、走行レール６の先端付近に設けたシーブ13でロープ
12の方向を変えてやることにより、走行台車７の両側か
らクレーン、ウインチ等でロープ12を下向きに引けば走
行レール６上を自由に移動させることができる。
４は、図１における走行台車７の付近を拡大して示す部
分正面図、図５は同じく図３における走行台車７の付近
を拡大して示す部分平面図である。走行台車７は、２本
の鋼管よりなる主桁71a を走行レールと直角方向に配置
し、これを２本のこれよりもやや細い鋼管よりなる補助
桁71b で連結して井桁状に組んだフレーム71と、前記主
桁71a の下面に取り付けた計４個の車輪73と、主桁71a
の内径よりもやや細い外径を有し、主桁内に収納可能な
伸縮アーム72とから構成され、主桁71a の外側側面に取
り付けたフック75にナイロンロープ等のロープ12を接続
し、走行レール６の先端付近に設けたシーブ13でロープ
12の方向を変えてやることにより、走行台車７の両側か
らクレーン、ウインチ等でロープ12を下向きに引けば走
行レール６上を自由に移動させることができる。
【００１４】車輪73には適宜フランジを設けるととも
に、走行レール６のフランジ部をはさむように浮き上が
り防止ローラ等を設けることが望ましい。伸縮アーム72
の先端にはチェーンブロック８がつり下げられ、補助桁
71b には適当な重量のバランスウエイト74が取り付けら
れる。一方、橋脚Ｐのｘ方向の側面に対しては、図３に
示すように、枠組みの内側側面にはね上げデッキ10を取
り付け、これを作業用の足場とする。はね上げデッキ10
は、矩形状のデッキの１辺両端付近にヒンジ機構を設
け、クランプ金具等で枠組みに係止しその対辺両端付近
に吊りチェーン11の端部を接続して構成する。はね上げ
デッキ10の周囲には、適宜取り外し可能な手すりを設け
ることが望ましい。
に、走行レール６のフランジ部をはさむように浮き上が
り防止ローラ等を設けることが望ましい。伸縮アーム72
の先端にはチェーンブロック８がつり下げられ、補助桁
71b には適当な重量のバランスウエイト74が取り付けら
れる。一方、橋脚Ｐのｘ方向の側面に対しては、図３に
示すように、枠組みの内側側面にはね上げデッキ10を取
り付け、これを作業用の足場とする。はね上げデッキ10
は、矩形状のデッキの１辺両端付近にヒンジ機構を設
け、クランプ金具等で枠組みに係止しその対辺両端付近
に吊りチェーン11の端部を接続して構成する。はね上げ
デッキ10の周囲には、適宜取り外し可能な手すりを設け
ることが望ましい。
【００１５】組立式架台を以上のように構成することに
より、枠組みの適当な高さにかけ渡した板付き布枠９や
はね上げデッキ10を足場として橋脚Ｐの表面荒らしや鋼
板の溶接、塗装等の作業を行うとともに、枠組みはその
ままではね上げデッキ10のみをはね上げることにより、
外部から鋼板を搬入し、走行台車７のチェーンブロック
８によって吊り上げて走行台車７を所望の位置まで走行
させ、鋼板を橋脚Ｐの所定の位置に取り付ける作業を行
うことができる。
より、枠組みの適当な高さにかけ渡した板付き布枠９や
はね上げデッキ10を足場として橋脚Ｐの表面荒らしや鋼
板の溶接、塗装等の作業を行うとともに、枠組みはその
ままではね上げデッキ10のみをはね上げることにより、
外部から鋼板を搬入し、走行台車７のチェーンブロック
８によって吊り上げて走行台車７を所望の位置まで走行
させ、鋼板を橋脚Ｐの所定の位置に取り付ける作業を行
うことができる。
【００１６】１か所の橋脚について作業が完了したら、
途中の地形が許せば、はね上げデッキ10を収納し、スレ
ッド５を滑らせて枠組み足場全体をクレーン等で横引き
して次の橋脚の位置まで移動させることも可能である。
途中の地形が許せば、はね上げデッキ10を収納し、スレ
ッド５を滑らせて枠組み足場全体をクレーン等で横引き
して次の橋脚の位置まで移動させることも可能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、一旦スレッド上に枠組
み足場を組み立て、走行台車、吊り上げ用チェーンブロ
ックを取り付ければ、中間工程において枠組み足場を解
体、再組み立て等を行う必要がなく、また次の作業を行
う橋脚位置まで、枠組み足場を組み立てた状態のまま容
易に移動することができるから、橋梁補強工事の効率な
らびに安全性が大幅に向上するという優れた効果を奏す
る。
み足場を組み立て、走行台車、吊り上げ用チェーンブロ
ックを取り付ければ、中間工程において枠組み足場を解
体、再組み立て等を行う必要がなく、また次の作業を行
う橋脚位置まで、枠組み足場を組み立てた状態のまま容
易に移動することができるから、橋梁補強工事の効率な
らびに安全性が大幅に向上するという優れた効果を奏す
る。
【図１】本発明の一実施例を示す組立式架台の正面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の一実施例を示す組立式架台の側面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の一実施例を示す組立式架台の平面図で
ある。
ある。
【図４】図１の一部を拡大して示す部分正面図である。
【図５】図３の一部を拡大して示す部分平面図である。
【図６】本発明に係わる橋脚の補強方法を示す水平断面
図である。
図である。
【図７】本発明に使用する門型枠を示す正面図である。
【図８】本発明に使用するはしご型枠を示す正面図であ
る。
る。
１ 門型枠 ２ はしご型枠 ３ ジャッキ 3a ベースジャッキ 3b 頂部ジャッキ ４ クロスブレース ５ スレッド ６ 走行レール ７ 走行台車 ８ チェーンブロック ９ 板付き布枠 10 はね上げデッキ 11 吊りチェーン 12 ロープ 13 シーブ 71 フレーム 72 伸縮アーム 73 車輪 74 バランスウエイト 75 フック Ｐ 橋脚 Ｓ 鋼板
Claims (5)
- 【請求項１】 略矩形断面の橋脚（Ｐ）の相対する２面
に接近して設置される組立式架台であって、橋脚（Ｐ）
の相対する２面に接近してこれと平行に地上に載置され
るはしご状のスレッド（５）と、このスレッド（５）上
にベースジャッキ（3a）を介して所定の高さに構築され
る建枠（１、２）、クロスブレース（４）、板付き布枠
（９）よりなる枠組みと、枠組みの頂部に頂部ジャッキ
（3b）を介して前記スレッド（５）と平行かつ水平に取
り付けられる走行レール（６）と、この走行レール
（６）上を走行自在に載置される走行台車（７）とから
なり、前記走行台車（７）は走行レール（６）と直角方
向に伸縮する伸縮アーム（72）を備えるとともに、この
伸縮アーム（72）の先端付近にチェーンブロック（８）
を取り付けたことを特徴とする橋脚補強工事用組立式架
台。 - 【請求項２】 枠組みの側面に、略矩形状で、１辺の両
端付近に枠組みに係止するヒンジ機構を有し、その対辺
両端付近に吊りチェーン（11）の端部を接続してなるは
ね上げデッキ（10）を設けた請求項１に記載の橋脚補強
工事用組立式架台。 - 【請求項３】 伸縮アームを適宜伸長させてチェーンブ
ロックで補強用の鋼板を吊り上げ、橋脚表面付近まで吊
りこむことを特徴とする請求項１に記載の橋脚補強工事
用組立式架台の使用方法。 - 【請求項４】 伸縮アームを適宜伸長させてチェーンブ
ロックで補強用の鋼板を吊り上げ、橋脚表面付近まで吊
りこむに際して、少なくとも一部のはね上げデッキを一
時収納し、その部分を通過させて補強用の鋼板を吊りこ
む請求項２に記載の橋脚補強工事用組立式架台の使用方
法。 - 【請求項５】 すべてのはね上げデッキを収納し、スレ
ッド部を滑らせることにより組立式架台全体を横引きす
る請求項２に記載の橋脚補強工事用組立式架台の移動方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8005321A JPH09195227A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8005321A JPH09195227A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09195227A true JPH09195227A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11607998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8005321A Pending JPH09195227A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09195227A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100441779C (zh) * | 2006-04-19 | 2008-12-10 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 空中预制平移就位的桥梁施工方法 |
| CN104196219A (zh) * | 2014-09-11 | 2014-12-10 | 兖州煤业股份有限公司 | 一种煤矿用平板脚手架 |
| CN107119576A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-09-01 | 中交路桥华南工程有限公司 | 墩身施工安全防护平台 |
| CN108002244A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 中国冶集团有限公司 | 用于高墩柱钢筋模板的吊装***及其方法 |
| CN113356071A (zh) * | 2021-06-26 | 2021-09-07 | 江苏镇江路桥工程有限公司 | 一种用于桥梁墩柱施工的环向平台 |
| CN114635572A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-06-17 | 中国五冶集团有限公司 | 一种型钢混凝土组合结构钢梁滑移施工方法 |
| CN114908957A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-16 | 天长市大成建筑有限公司 | 一种建筑施工框架 |
| CN117365073A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-01-09 | 山西一建集团有限公司 | 一种复合防火墙施工安装结构 |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP8005321A patent/JPH09195227A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100441779C (zh) * | 2006-04-19 | 2008-12-10 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 空中预制平移就位的桥梁施工方法 |
| CN104196219A (zh) * | 2014-09-11 | 2014-12-10 | 兖州煤业股份有限公司 | 一种煤矿用平板脚手架 |
| CN107119576A (zh) * | 2017-06-28 | 2017-09-01 | 中交路桥华南工程有限公司 | 墩身施工安全防护平台 |
| CN108002244A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-05-08 | 中国冶集团有限公司 | 用于高墩柱钢筋模板的吊装***及其方法 |
| CN113356071A (zh) * | 2021-06-26 | 2021-09-07 | 江苏镇江路桥工程有限公司 | 一种用于桥梁墩柱施工的环向平台 |
| CN114635572A (zh) * | 2022-03-24 | 2022-06-17 | 中国五冶集团有限公司 | 一种型钢混凝土组合结构钢梁滑移施工方法 |
| CN114908957A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-16 | 天长市大成建筑有限公司 | 一种建筑施工框架 |
| CN117365073A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-01-09 | 山西一建集团有限公司 | 一种复合防火墙施工安装结构 |
| CN117365073B (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-12 | 山西一建集团有限公司 | 一种复合防火墙施工安装结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11634877B2 (en) | Method for removal of temporary support system for road bridge pre-fabricated small box girder-type concealed bent cap, and equipment therefor | |
| CN110886237B (zh) | 拱桥施工方法 | |
| JP3885584B2 (ja) | 複合トラス橋の施工方法 | |
| AU2013212529B2 (en) | Automated formwork climbing system | |
| JP7346246B2 (ja) | 重量物移動装置を用いた重量物の移動方法及び重量物移動装置 | |
| CN206328678U (zh) | 钢箱梁挑臂及钢护栏安装两用型移动操作平台 | |
| CN112320611B (zh) | 一种超重装配式预制楼梯吊装装置及施工方法 | |
| JP2021031884A (ja) | 橋梁上部工撤去工法 | |
| JP5890060B1 (ja) | 架設桁を用いた橋梁の解体工法 | |
| JPH09195227A (ja) | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 | |
| CN110983987A (zh) | 钢-混结合梁的施工方法 | |
| JPH09158470A (ja) | 橋脚用組立足場 | |
| CN112160246B (zh) | 组合梁安装方法 | |
| JPH09195228A (ja) | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 | |
| CN110904854B (zh) | 适应拆迁进度的拱桥施工方法 | |
| CN207727440U (zh) | 用于桥塔施工的整体自爬式集成平台 | |
| JP4044893B2 (ja) | 吊り足場 | |
| JP4516800B2 (ja) | 吊足場の構築方法 | |
| CN113235470A (zh) | 大弧度溢流面复杂结构钢筋混凝土桥梁及拆除方法 | |
| JPH09195519A (ja) | 橋脚補強工事用組立式架台およびその使用方法 | |
| CN209924407U (zh) | 钢结构高空安装的组合工作平台 | |
| JPS6041165B2 (ja) | 鉄筋コンクリートまたはプレストレストコンクリート製橋架構造を区分毎に片持張出架設するための装置 | |
| JP3032052U (ja) | 橋脚補強工事の施工装置 | |
| CN213707530U (zh) | 采用桁架结构的装配式预制楼梯吊装装置 | |
| JP7393814B2 (ja) | 吊り足場の構築方法 |