JPH09189470A - 自動製氷機付き冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷機付き冷蔵庫

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JPH09189470A
JPH09189470A JP117496A JP117496A JPH09189470A JP H09189470 A JPH09189470 A JP H09189470A JP 117496 A JP117496 A JP 117496A JP 117496 A JP117496 A JP 117496A JP H09189470 A JPH09189470 A JP H09189470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵室などに設置した給水タンクより冷凍室内
等と設置された製氷皿部に水を導くのに給水パイプを継
ぎ合わせて使うと、継ぎ部の作業が煩わしいことは勿
論、従来の如くアルミパイプを用いたものにあたっては
原価高となる等、種々の問題があった。 【解決手段】上から冷蔵室、野菜室、冷蔵室の順に配設
され、冷蔵室側に給水ボトル部を冷凍室側に製氷部を有
する自動製氷機付冷蔵庫において、野菜室の側壁を形成
する断熱材中に設けたガイド溝を経た給水パイプを冷凍
室と野菜室間を仕切る仕切壁に設けた樋部に臨ませ、そ
の樋部に設けた注水口は製氷部の真上に位置するよう形
成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多扉化に対応して、
冷蔵庫の庫内(冷凍室を含む)を数室に仕切った時の冷
蔵庫に関するもので、特に給水タンクより製氷部に水を
供給する給水経路に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】最近市販されている冷蔵庫は冷凍食品を
貯蔵する冷凍室、冷蔵食品を貯蔵する冷蔵室、野菜、く
だものを貯蔵する野菜室、それにチルド食品を貯蔵する
チルド室といった具合に冷蔵庫を細かく区画し、且つそ
れぞれに専用の仕切壁及び扉を備えている。
【0003】一方、冷蔵庫の製造工程から見ると、例え
ば庫内を冷却する冷却器及びその冷却器で冷却された冷
気を各部屋に送る冷気循環用ファンモータ等は以前とし
て前面の庫内側より冷凍室背壁近くに配設されている。
従って前記した如く、仕切壁により庫内が数室に区画さ
れるようになると、先の冷却器及びファンモータ等の冷
蔵庫本体への組み付けが非常に問題となることは、すぐ
理解される所である。一般的にはこのことから、庫内前
面側からの組み込みを考え組込み部品の多い冷凍室の間
口は大きくとっているのが現状である。
【0004】ところが、最近になって従来冷蔵室の上方
に位置していた冷凍室を冷蔵室の下方に設置する所謂、
ボトムフリーザータイプの冷蔵室が市販されるようにな
ってきた。このものであると当然、冷凍室は引出式(使
い勝手上)となり、この引出式の冷凍室であった場合、
底の深い容器であると、下の方に何が入っているか識別
しにくくなることより、引出式の容器は底の浅いものと
ならざるを得ない。この為容器を2つ或いは3つに分け
ることとなる。こうなると先にも記述した如く、従来冷
却器等の組み付けの為に確保されていた冷凍室の間口が
仕切壁により区画されてしまうこととなる。従って、冷
蔵庫組立時の作業効率等が著しく低下すると言うことと
なっていた。又、冷蔵室に給水ボトル部を、冷凍室に製
氷部を設置した自動製氷機付冷蔵庫にあっては、上記給
水ボトル部と製氷部を結ぶ給水パイプの処理が難しくな
る等の問題があった。
【0005】尚、多扉化した冷蔵庫の例としては特開昭
60−111867及び、特開平4−313665号公
報等が揚げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した如き冷凍室が
冷蔵室の下方に位置した冷蔵庫であって、しかも上記冷
凍室前面に仕切壁を設け2つの容器とした冷蔵庫にあっ
ては次のような問題点があった。
【0007】(1) 冷凍室背部に庫内側より組み付け
る冷却器及び冷気循環用ファンモータの組み付け作業が
非常に困難となる。
【0008】(2)冷却器の上方に冷気循環用ファンモ
ータを設置するタイプの冷蔵庫にあっては、上記冷気循
環用ファンモータを取付ける位置が冷凍室上面を形成す
る仕切壁より上方に位置してしまう。
【0009】(3) 冷凍室後方背面部に冷却器をたて
て収納し、その上方に冷気循環用ファンを設置しようと
しても、圧縮機で冷凍室底面が前方に比較し持ちあがっ
ている為、冷凍室後方部にその寸法が確保できない。
【0010】(4) 冷凍室の背壁部に形成される冷却
器室の冷気を冷却室上方に位置する冷蔵室に導くダクト
形成が複雑となる。
【0011】(5) 冷凍室を最下部に形成する所謂ボ
トムフリーザーに於いては、自動製氷機が作る氷の使い
勝手が問題となる。
【0012】即ち、使用者は腰をかがめて氷の入った容
器を引き出すこととなる。この為、少しでも上記自動製
氷機の位置を冷凍室天井(仕切壁)に近付けて設置する
必要が出てくる。この時障害となるのが製氷部に水を給
水する給水パイプの処理である。通常、自動製氷機に取
付けられた製氷皿は、周知のように、駆動モータの軸を
中心に回転する。この為、該給水パイプはこの製氷皿の
回転軌跡から外れた所に設置する必要がある。従って、
上記自動製氷機の製氷皿と冷凍室天井間には少なくとも
製氷皿の回転軌跡分の寸法と、給水パイプ設置部の寸法
が必要となる。
【0013】本発明は、この給水パイプ設置部の寸法を
最少にすると共に、上記給水パイプの冷蔵庫への組み込
み、並びに給水パイプ部の大巾原価低減をも目的とする
ものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものである。
【0015】即ち、上から冷蔵室、野菜室、冷凍室の順
に配設され、冷蔵室側に給水ボトル部を、冷凍室側に製
氷部を有する自動製氷機付き冷蔵庫において、野菜室の
側壁を形成する断熱材中に設けたガイド溝を経た給水パ
イプを冷凍室と野菜室間を仕切る仕切壁に設けた樋部に
臨ませ、その樋部に設けた注水口は製氷部の真上に位置
するよう形成したものである。
【0016】具体的には、仕切壁に設ける樋部を仕切壁
と一体に形成すると共に、その樋部に凍結防止用ヒータ
を設け、従来のアルミパイプ等を除去し、大巾減価低減
を図ったものである。
【0017】又、樋部には着脱自在の蓋を設け、給水経
路がホコリ等で汚れるのを防止するようにしたものであ
る。更に、樋は樹脂製となし、製氷部に臨む注水口先端
は、仕切壁より5〜10mm以内の出張り寸法とし、製
氷機部の設置スペースの改善を図ったものである。更に
又、給水パイプに臨む仕切壁は、発泡後に冷蔵庫本体に
組付けらるようにしたものであることから、樋の組立作
業、例えば凍結防止用ヒーターの組み込みも非常に用意
なものとなるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細を図に示す一実
施例で説明する。
【0019】図1は、本発明を備えた冷蔵庫の縦断面
図、図2は本発明を備えた仕切壁の組込み状態を説明す
る図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B
断面図、図5は図1の冷却室正面図、図6は図1とは異
なる第2の仕切壁の斜視図である。
【0020】先ず図1に於いて、1は冷蔵庫本体、この
冷蔵庫本体1は外箱2と内箱3間に発泡断熱材4を充填
した箱体5と圧縮機6、凝縮機7、冷却器8等より成る
冷凍サイクルと、上記箱体5が形成する冷凍室9、野菜
室10、それに冷蔵室11等の前面開口部を閉塞する扉
12、13、14、15等より構成されている。
【0021】尚、上記扉12、13、14は冷凍室9
a、9bを形成する引出し容器16、17及び野菜室1
0を形成する引出し容器18を枠をもって扉側に有して
いる。換言すると、扉12、13、14は引出し式の扉
であり扉の引出しに合わせ、該引出し容器16、17、
18が引き出されてくるものである。又、本冷蔵庫は冷
凍室9が最下段であり中央が野菜室10そしてその上が
冷蔵室11となるよう構成されている点も特徴としてい
るものである。しかして、上記冷蔵庫本体1は圧縮機6
収納の為に、冷凍室9の後方部を前方部に比較して上底
としている。これに伴い、先の冷凍室の引出し容器16
はこの部分を避けた形状に作られている。19は冷凍室
9の背面後方部に形成された冷却器室。この冷却器室1
9内に先の冷却器8は縦て収納されている。20は上記
冷却器8の上方に設置された冷気循環用ファン。21は
ファンモータである。これら冷却器8、冷気循環用ファ
ン20は図1にも示す如く冷蔵庫本体1の背面部に位置
する。従って、圧縮機6により冷凍室9の下面が上底に
なっているものにあっては冷凍室9の上面(仕切壁22
の下面)より冷気循環用ファン20の位置の方が上方に
位置してしまう。22は上記した如く仕切壁。この仕切
壁22は冷凍室9と野菜室10間を熱的に区画する。
又、この仕切壁22は後方に立上り部22aを有してい
る。この立上り量は冷気循環用ファン20の上部に至る
高さとする。更に、この仕切壁22は先にも記述した如
く冷凍室9の上面を形成する。換言すると、仕切壁22
は扉13、14のガスケット(図示せず)の受面も形成
しているものである。従ってこの仕切壁22の前端部に
は、仕切板23表面を加熱し露が付かないようにする為
の高温パイプ24(冷凍サイクルの凝縮器部のパイプを
意味する)を有している。この仕切板23を基準にし
て、先の立上り部22aは上方に立ち上がっているもの
である。25は冷却器室19と冷凍室9を仕切る役目も
果たすファンガードで、冷却器8で冷却された冷気は冷
気循環用ファン20の働きにより冷凍室9に上記ファン
ガード25を経由して吹き出されるものである。26は
自動製氷機。この自動製氷機26は先の仕切壁22の下
面近くに設けられている。27は上記自動製氷機26部
に冷気を送る冷気ダクトで、先の仕切壁22の下面に図
に示す如く取付けられ、仕切壁22下面と冷気ダクト2
7間を冷気通路としている。又、上気仕切壁22は立上
り部22aを有する側(第2の仕切壁22c)と仕切板
23を有する側(第1の仕切壁22b)とに分割されて
いるものである。そして、第1の仕切壁22bは発泡断
熱材4の発泡前に冷蔵庫の箱体5に組み付けられる。こ
れは先の高温パイプ23を仕切板23の裏面に取付ける
為である。即ち、高温パイプ23は冷蔵庫の箱体5の開
口前面の大半に配設されるもので、先の高温パイプ23
はその一部である。従って、上記第1の仕切壁22bは
上記高温パイプ23を取付けることが出来る梁状仕切壁
であっても良いことは言うまでもない。又、上記第1、
第2の仕切壁22cは発泡後に箱体5に組み付けられる
ものである。即ち、図にも示す如く冷凍室9の間口が第
3の仕切壁28によって2分割されているような冷蔵庫
にあっては、先に説明した冷却器8及び冷気循環用ファ
ン20及びファンモータ21を断熱材4の発泡後、仕切
壁22と第3の仕切壁28との間(30cm以内)を通
して組み付けることは不可能に近いことは容易に推察で
きる所である。即ち、上記冷却器8及び冷気循環用ファ
ン20を箱体5(冷蔵庫本体1)に組み込む人の目の位
置は図に示すような位置となる。そこでこの作業を助け
る為に立上り部22aを有す第2の仕切壁22cと第1
の仕切壁22bとは発泡後の冷却器8の組み付け終了時
に冷蔵庫本体1に組み付けるようにしているものであ
る。換言するとこの第2の仕切壁22cの大きさは、サ
ービス時冷却器8を冷却器室19より脱着出来る大きさ
であり、且つその冷却器8等の脱着作業が出来る大きさ
としておくものである。29は突出壁。この突出壁29
と先に説明した仕切壁22(立上り部22a)とで、冷
却器室19の上部を形成する。又、この突出壁29内に
は成形断熱材(スチロフォーム)30が発泡断熱材4の
充填前に配設され、該発泡断熱材4により、接着固定さ
れている。31は上記成形断熱材30及び突出壁29を
貫通して形成された冷気通路を示す。先に説明した仕切
壁22の一辺はこの突出壁29に図に示す如き構造で取
付けられている。32はダンパー組品を示す。このダン
パー組品32は後述する電動ダンパーと冷気通路を有す
断熱材等により構成されている。而して、上記ダンパー
組品32は突出壁29に乗せるように組み付けられ、丁
度先のダンパー組み品側断熱材に形成された冷気通路が
成形断熱材30に形成された冷気通路31に連通してい
る。従って、冷却室19内よりの冷却器8を経た冷気
は、突出壁30を経由してダンパー組品32に至り、必
要な量の冷気量だけが該ダンパーの働きにより冷蔵室1
1等に供給させるものである。18は野菜室用の引出し
容器。この野菜室用の引出し容器18は図に示す如く、
先の突出壁29及び仕切壁22の立上り部22aが野菜
室10側に出張る分、切欠かれた形状に作られている。
【0022】尚、野菜室用の引出し容器18の如く冷蔵
庫に設けられる引出し容器は特殊(ダブルレール)なも
のを除いて、通常冷蔵庫開口面(仕切板23面)より全
体が飛びだすことなく容器18の2/3位しか引出せな
い。これは引出し容器18を引出す枠33やレールの構
造に起因するものである。従って、該引出し容器18は
先の突出壁29と立上り部22aに当接する迄の奥行き
とする必要がないものである。換言すると、上記引出し
容器18の後方部は無効空間になっているのが現状の冷
蔵庫である。この無効空間を利用すべく先のダンパー組
品32を設置したものである。41はダンパー組品から
出た冷気を冷蔵室11に供給する冷蔵室用ダクト。この
ダクト41より冷気は図に示す如く冷蔵室11に吹き出
されて行くものである。
【0023】次に図2、3、4を用いて、仕切壁22の
構造及び取付構造について説明すると、上記仕切壁22
は先にも説明した如く、第1の仕切壁22bと第2の仕
切壁22cに分割されているもので、その接続部は図
2、図4の如く構成され、継目より水、冷気等が洩れな
い工夫が施されている。又、第2の仕切壁22cと内箱
3との接続は図3の如く構成されている。尚、第1の仕
切壁22bは図には示してないが、内箱3に形成したガ
イド溝に前面よりスライドして組み込む、従来から採用
されている方式で取付けられているものである。
【0024】34は上記第2の仕切壁22cとの両側端
に設けられた、ネジ締め用ガイド穴。35は内箱3の側
壁に形成された仕切壁取付用の段差。この段差35を利
用し、先の第2の仕切壁22cとは、ネジ36止めされ
るものである。即ち、上記第2の仕切壁22cの背部
は、図1の如く突出壁に取付けられ、両側は段差35
に、そして前部は第1の仕切壁22bに図4の如く組み
付けられるものである。図からも明らかな如く、第2の
仕切壁22cは冷却器室19への冷却器8及び冷気循環
用ファン20の組み込みが完了した時点で上から蓋をす
るような格好で取付けられるものである。勿論、第2の
仕切壁22cと接する段部35、突出壁29、それに第
1の仕切壁22bとの当接部には、冷気及び水洩れを防
止する為のシール材が施されていることは当然である。
このシール材の取付けを容易にする手段として図6の如
く第2の仕切壁22cを容器状となし、その端面にフラ
ンジ37を設け、このフランジ37裏面にシール材(例
えば軟質ウレタンフォーム等)を貼り付けるようにする
ことが考えられる。勿論この時には、受面となる内箱
3、突出壁29、第1の仕切壁22b側も対応させてお
く必要があることは言うまでもない。
【0025】次に図5を用いて、突出壁29上面に取付
けられるダンパー組品32及びこのダンパー組品32下
部に形成されている冷却器室19との関係を説明する。
【0026】図に於いて、32はダンパー組品、このダ
ンパー組品32は電動ダンパー38と、このダンパー3
8を包む断熱材39、それにケース40等より構成され
ている。しかして、上記断熱材39には、突出壁29に
設けた冷気通路31で受け取った冷気を、電動ダンパー
38部に導き、且つその電動ダンパー38を経た冷気を
冷蔵室用ダクト41迄矢印の如く導く冷気通路42、及
び冷蔵室11の戻り冷気を冷却器8に導く戻しダクト4
5に連接する冷気通路43を有している。47は電気品
ボックス(例えば基板等を収納)で、先のケース40内
に組み込まれている。
【0027】次に冷却器8で冷却された冷気と、先のダ
ンパー組品32との関係について説明する。図5に於い
て、冷気循環用ファン20により強制循環される冷気の
内、冷凍室9に吹き出される冷気は、吐出口48、49
よりファンガード25(図1)を経て冷凍室9に吹き出
され、ファンガード25下部より冷却器8に戻るもので
ある。一方、冷蔵室11側に吹き出される冷気は、突出
壁29に形成された冷気通路31を経てダクト組品側の
冷気通路42に入り、電動ダンパー38でコントロール
された冷気量が冷蔵室用ダクト41より冷蔵室11に図
1に示す如く吹き出されて行くものである。又、冷蔵室
11を冷却した後の冷気は、ダンパー組品32に設けら
れた冷気通路43を経て、突出壁29に連続するよう庫
内側に突出して形成された、第2の突出壁44中に設け
た戻しダクト45を通して、冷却器8下部に戻されるも
のである。この時野菜室10は冷蔵室11を冷却した冷
気の一部、又は全部を回すことにより冷却されるもので
ある。そして野菜室10冷却後の冷気は、先の戻しダク
ト45の途中に設けた、野菜室冷気戻り口46より冷却
器8側に戻されるものである。
【0028】次に、図7を用いて図1に示す高温パイプ
と仕切壁との関係を示す。
【0029】図に於いて、1は冷蔵庫本体、2は外箱、
3は内箱そして9は冷凍室、10は野菜室、11は冷蔵
室、24は高温パイプ、この高温パイプ24は冷凍サイ
クル中の放熱部にあたる部分で露付防止の為のものであ
る。先にも説明したが、本発明に於いては図1で示す第
1の仕切壁22bと、第2の仕切壁22cを発泡後でし
かも冷凍室等への冷却器8に組込後組付ける様にして冷
却器8等の冷凍室9への組み付け作業を容易にしてい
る。ここで問題になるのが高温パイプの処理である。通
常、この高温パイプ24は外箱2のフランジ部2a裏側
(発泡断熱材側)に配設されている。作業の手離れを考
えた場合、この高温パイプ24は仕切壁22以外の仕切
壁同様発泡時点で仕切壁に固定してしまうのが良い訳で
あるが、冷凍室9奥部に冷却器8を組み込む作業を容易
にする為にはL寸法で500mm前後が必要になる。従
って、本発明に於いては、第1の仕切り壁22b部にダ
ミーの仕切壁相当品50を用いたものである。即ち、こ
のダミーの仕切壁相当品50は発泡時には冷蔵庫本体1
に組付けておき、発泡後には図7に示す如く冷蔵庫本体
より取外しておき、冷却器8の冷凍室9奥部への組み込
み作業を容易にしておくものである。換言すると、作業
者は必要に応じ高温パイプを邪魔にならない位置まで折
り曲げておくことが出来るものがある。一連の作業が終
了した時点で図に示すような第1の仕切壁に該高温パイ
プを組み付け、それを冷蔵庫本体に組込んだものであ
る。勿論第2の仕切壁22cは第1の仕切壁22bの組
込み完了後に行なわれるものである。一方冷蔵庫のサー
ビス(保守点検)時には第2の仕切壁22cを取り外せ
ば十分その作業が出来る設計としておくものである。
【0030】次に、図8、図9を用いて自動製氷機26
について説明する。
【0031】この図8は、図1のC−C断面相当図、図
9は図8の要部拡大図である。以下図に於いて、26は
自動製氷機。この自動製氷機26は先の仕切壁22に取
付けられているものである。又、この自動製氷機26は
製氷皿部26aと駆動部等より構成されているものであ
る。しかして、この製氷皿部26aは図にも示す如く、
駆動部26bにより強制的に回転され、製氷皿部26a
で出来た氷が離氷される構造になっている。この為、製
氷皿部26aと仕切壁22との間には該製氷皿を回転す
ることが出来る寸法が確保されているものである。51
は、上記自動製氷器26で作られた氷を一時ストックし
ておく貯氷箱である。この貯氷箱51は、引出し容器1
7内に設置されている。52は、冷蔵室11内に設置さ
れた給水タンク。53は、この給水タンク52より一定
の量の水を製氷皿部26aに導水する給水パイプ。この
給水パイプ53は図にも示す如く、野菜室10a側壁
(発泡断熱材4)部に形成されたガイド溝54中に、着
脱自在に装着されている。
【0032】尚、この時上記給水パイプ53は、ガイド
溝54中に着脱自在に装着されている。即ち、ガイド溝
54の開口54aより、該給水パイプ53の弾性変形
(合成樹脂のパイプ)を利用してガイド溝54内に挿入
される。そして開口54bより一旦野菜室10内に引き
出されているものである。又、上記注水口56の出張り
寸法を10mm以下と押えることが出来る理由には次の
ことがある。即ち、注水口56から出る水が表面張力で
回り込むのを防止するのに必要な寸法は約10mmであ
る。本発明に於いては図9にも示す如く、仕切壁22の
溝部62と共同してこれを確保するようにしたものであ
る。
【0033】以上の如く構成することにより、先ず、給
水パイプ53、ガイド溝54への装着により容易に行な
える。しかもこの給水パイプ53はガイド溝内に位置
し、発泡断熱材4とは密着していないことにより、保守
点検時の給水パイプ53の引き抜きは容易に行なえるも
のである。又次に、注水口56を製氷皿部26aの真上
に位置させ、且つ注水口56を合成樹脂としていること
もあって、凍結防止用ヒータ57を伴っているが、アー
ス等を必要としないものである。又、給水パイプ53と
樋55との関連付けも樋55の大きさで自由に誤差を吸
収することが出来るものである。
【0034】次に、上記給水パイプ53と製氷皿部26
a間の距離寸法であるが、先にも記述した如く、給水パ
イプ53先端から表面張力で回り込む水を防止する為の
必要寸法は仕切壁22に溝部62を設けることにより確
保するようにしたので、この点が問題となることはない
ものである。そして、製氷皿部26aと仕切壁22間寸
法は短縮することが出来るので、効率の良い自動製氷機
の設置が可能となることは勿論、これに伴って、あがる
貯氷箱の使い勝手も向上するものである。
【0035】55は、仕切壁22と一体に形成された樋
である。この樋55は先の給水パイプ53にて給水タン
ク52より給水されてきた水を一旦受け、それを自動製
氷機の製氷皿部26aに注水する。56はその注水口を
示す。前述の如く、上記仕切壁22は、通常別々に樹脂
成形にて使った上仕切と、下仕切とを組み合わせてつく
る内部空間に発泡ポリエチレン等の断熱材スラブを埋め
て作られるものである。上記樋55は、上仕切と一体に
作れるということである。換言すると上記給水パイプ5
3は給水タンク52の水をこの樋55まで導くパイプで
あって、製氷皿部26aに注水するのは樋55の注水口
56である。この注水56は製氷皿部26aの真上に位
置し、仕切壁22よりの出張り寸法が10mm以下と非
常に短く押さえられている。樋55の注水口56を製氷
皿部26aに対向させるメリットの一つに位置出しが非
常に簡単であるとの理由がある。即ち、製氷皿部26a
も仕切壁22を基準に取り付けられる為である。又、注
水口56を10mm以下と短くする理由勿論、製氷機2
6のコンパクト化もあるが、先にも記述した如く、樋5
5自体が金属でなく合成樹脂である為凍結に弱いという
ことがある。この凍結対策として本発明に於いては図9
にも示す如く、樋55の裏側(断熱材側)には、凍結防
止用ヒータ57が設けられている。この凍結防止用ヒー
タ57で保証出来る範囲が10mm以下ということであ
る。通常上記保証が出来るか出来ないかの判定は注水口
56に表面張力等で残った水の膜、或いは水滴が次の注
水時の障害となるかならないかで判断される。
【0036】尚、上記凍結防止用ヒータ57への通電は
冷蔵庫のオン時通電としても良く、連続通電としても良
い。要は、先の判定がクリアー出来れば良いのである。
59は仕切壁22にこぼれた水が樋55に入るのを防止
する立上リブである。この立上リブ59は樋55の周縁
に設けられている。60は、樋55の上面を蓋するカバ
ーである。このカバー60には、給水パイプ53の組立
上出る寸法誤作等を吸収する穴61が設けられており、
樋55に対し着脱自在に設けられている。
【0037】尚、カバー60付樋55を上記の如く仕切
壁22と一体に設けるメリットの一つには次のこともあ
る。即ち、先にも記述した如く仕切壁22は上仕切、下
仕切断熱材等より成り、冷蔵庫組み立て時には、上記部
品を仕切壁22としてまとめておくものである。換言す
ると、樋55部に使われる凍結防止用ヒータ57は、こ
の時仕切壁22内に当然部組みされるものである。従っ
て、上記凍結防止用ヒータ57は非常に作業しやすい所
で、仕切壁22に取付けされる上、仕切壁22内は比較
的スペース的にも恵まれている点である。従って、この
部分には十分樋55を暖めることが出来る容量の凍結防
止用ヒータ57を設けることが出来るものである。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上説明した如き構造を有する
ものであるから、給水パイプの配設は勿論、保守点検は
容易に行なえるものである。又、製氷皿部に臨む注水口
を合成樹脂製パイプとなし、仕切壁からの出張り寸法を
規定したので、自動製氷機の設置効率が向上するもので
ある。更には、凍結防止用ヒータを注水部近くに設置し
ても、従来の如く、アースなどを必要としないので、減
価的にも非常に有利なものとすることが出来る。更に
又、上記凍結防止用ヒータの設置場所も十分確保される
ので、必要な容量が確保出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた冷蔵庫の縦断面図。
【図2】本発明を備えた仕切壁の組み込み状態を説明す
る図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図2のB−B断面図。
【図5】図1の冷却室正面図。
【図6】図1とは異なる第2の仕切壁の斜視図。
【図7】図1に示す高温パイプと仕切壁との関係を示す
図。
【図8】図1のC−C断面相当図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫本体 2・・・外箱 3・・・内箱 4・・・発泡断熱材 5・・・箱体 6・・・圧縮機 7・・・凝縮器 8・・・冷却器 9・・・冷凍室(9a、9b冷凍室) 10・・・
野菜室 11・・・冷蔵室 12・・・冷凍室扉 13・・・冷凍室扉 14・・・野菜室扉 15・・・冷蔵室扉 16・・・引出し容器
(冷凍室9a用) 17・・・引出し容器(冷凍室9b用) 18・・・引出し容器(野菜室用) 19・・
・冷却器室 20・・・冷気循環用ファン 21・・・ファンモー
タ 22・・・仕切壁 22a・・・立上り部 22b・・・第1の仕切壁 22c・・・第2の仕
切壁 22d・・・溝部 23・・・仕切板 24・・・高温パイプ 25・・・ファンガー
ド 26・・・自動製氷機 26a・・・製氷皿部 27・・・冷気ダクト 28・・・第3の仕切
壁 29・・・突出壁 29a・・・凹溝 30・・・成形断熱材 31・・・冷気通路 32・・・ダンパー組品 33・・・枠 34・・・ネジ締め用ガイド穴 35・・・仕切壁取付
用の段差 36・・・ネジ 37・・・フランジ 38・・・電動ダンパー 39・・・断熱材 40・・・ケース 40a・・・取付脚 40b・・・ネジ取付用凹部 41・・・冷蔵室用ダ
クト 42・・・冷気通路(吐出用) 43・・・冷気通路
(戻り用) 44・・・第2の突出壁 45・・・戻しダクト 46・・・野菜室冷気戻り口 47・・・電気品ボッ
クス 48・・・吐出口 49・・・吐出口 50・・・ダミーの仕切壁相当品 51・・・貯氷箱 52・・・給水タンク 53・・・給水パイプ 54・・・ガイド溝 55・・・樋 57・・・凍結防止用ヒータ 59・・・立上リブ 60・・・カバー 61・・・穴 62・・・溝部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上から冷蔵室、野菜室、冷凍室の順に配設
    され、冷蔵室側に給水ボトル部を、冷凍室側に製氷部を
    有する自動製氷機付き冷蔵庫において、野菜室の側壁を
    形成する断熱材中に設けたガイド溝を経た給水パイプ
    を、冷凍室と野菜室間を仕切る仕切壁に設けた樋部に臨
    ませ、その樋部に設けた注水口は製氷部の真上に位置す
    るよう形成したことを特徴とする自動製氷器付冷蔵庫。
  2. 【請求項2】仕切壁に設ける樋部を仕切壁と一体に形成
    すると共に、その樋部に凍結防止用ヒータを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動製氷機付冷蔵庫。
  3. 【請求項3】樋部には着脱自在の蓋を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の自動製氷機付冷蔵庫。
  4. 【請求項4】樋部には樹脂製となし、製氷部に臨む注水
    口先端は仕切壁より5mm以内の出張り寸法としたこと
    を特徴とする請求項1記載の自動製氷機付冷蔵庫。
  5. 【請求項5】給水パイプに臨む仕切壁は、発泡後に冷蔵
    庫本体に組付けらるようにしたことを特徴とする自動製
    氷機付冷蔵庫。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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