JP3649827B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は断熱箱体内を区画壁にて区画するとともに、冷却器からの冷気を送風機にて冷蔵室及び冷凍室に分配供給する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫は使用頻度の高い冷蔵室を使用者が収納物をより見易い最上部に置き、冷凍室をこの冷蔵室の下側に配置するものが多く見られる。通常、冷却器は冷凍室の背部に配置する冷却室に置くことから冷蔵室全域への冷気の供給を可能にするためには冷却室から冷蔵室の背部にかけてダンパー装置を介してダクトを設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷蔵庫のダンパー装置では冷蔵室の背部に設けられているため、庫内容積が小さくなる原因となる問題があった。
【0004】
この発明は上記の問題を解決するもので、冷蔵室と冷凍室との間にもうけられた区画壁内に吐出通路と吸込通路とを離して設け、この吐出通路内にダンパー装置を収納させた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、断熱箱体内を区画壁により上下に区画することにより、上側の冷蔵室と下側の冷凍室とを構成するとともに、冷却器により冷却された冷気を送風機によって両冷蔵室と冷凍室内に分配供給する冷蔵庫において、前記区画壁内に冷気を冷蔵室に導くための吐出通路と前記冷蔵室からの戻り冷気を導くための吸込通路とを形成した断熱材を設置し、この断熱材の吐出通路内にダンパー装置を収納し、冷蔵室内の有効容積が狭くなるのを防止できるようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下この発明を図に基づいて説明する。
【0007】
図1はこの発明の一実施例を示す冷蔵庫の断面図である。図2はこの発明の冷蔵室の要部切欠斜視図である。図3はこの発明の断熱箱体の要部断面図である。図4はこの発明のダンパー装置の要部拡大図である。
【0008】
1は冷蔵庫で、この冷蔵庫は前方に開口する鋼板製の外箱2と、この外箱内に間隔を存して組み込まれる前方に開口する硬質合成樹脂製の内箱3と、両箱2,3間に現場発泡方式にて充填された発泡ポリウレタン断熱材4とから本体5が構成されている。本体5の庫内は、内箱3と一体に形成され、内部に成形断熱材6、7が収納された区画壁8にて上下に区画され、上側に冷蔵室9が、下側に冷凍室10が形成されている。そして、冷蔵室9の前面開口は扉11で、冷凍室10の前面開口は引き出し扉12にて開閉自在に閉塞されている。
【0009】
冷凍室10の奥部には仕切板13にて冷却室14が区画形成されており、この冷却室14内に冷却器15が配置されている。この冷却器の上方には送風機16が設けられており、仕切板13の上部及び中央部には冷凍室用吐出口17が、下部には冷凍室用吸込口17Aが設けられている。
【0010】
区画壁8内の後部の成形断熱材7は、発泡スチロールなどから成形され、冷却器で冷却された冷気を送風機16によって冷蔵室9に導くための吐出通路18と、この冷蔵室からの戻り冷却を導くための吸込通路19とが形成されている。
【0011】
成形断熱材7の吐出通路18内にはダンパー装置20が収納されている。ダンパー装置20は上下面が開口した矩形状のケース21と、このケース内に回転自在に設けられたダンパー22と、ケース21の外面に取り付けられてダンパー22を回転駆動させるステッピングモータ或いはDCモータなどからなるモータ23とから構成されている。
【0012】
ケース21の上部開口周縁には外側に広がるフランジ24が形成され、ケース21の内部にはダンパー22が接触するシール部25、26が形成されている。
【0013】
ダンパー装置20はダンパー22がシール部25、26に接触している状態で冷却室14から冷蔵室9へ供給される冷気を遮断している。
【0014】
このように構成された冷蔵庫のダンパー装置において、冷却器15にて冷却された冷気は送風機16により冷凍室用吐出口17から冷凍室10内に吹き出される。そして、冷凍室10内を循環して冷却した後、冷気は下部の冷凍室用吸込口17Aから冷却室14内下部に帰還する。これによって、冷凍室10は所定の冷凍温度(−20℃)に維持される
また、送風機16より吹き出された冷気の一部は成形断熱材7の吐出通路18内に流入しダンパー装置20のケース21内を経て冷蔵室背面ダクト27に流入する。そして、このダクト内を上昇した後、冷蔵室用吐出口28より冷蔵室9内に吹き出される。
ダンパー装置20のモータ23は、冷蔵室9内の温度を検出するセンサーを備えた図示しない制御装置により制御され、ダンパー22を回転駆動させてケース21内を流通する冷気量を調整する。これによって、冷蔵室背面ダクト27への冷気供給が制御され、冷蔵室9内の温度は所定の冷蔵温度(+5℃)に維持される。
【0015】
冷蔵室9内を循環した冷気は、成形断熱材7の吸込通路19より野菜室29内に供給される。そして、野菜室29内を循環し、図示しない容器内を間接的に冷却した後、冷気は区画壁30内の野菜室帰還ダクト31内を経て冷却室14内下部に帰還する。これによって、容器内の野菜は乾燥が防がれた状態で+8℃から+10℃程度の温度に保冷される。
【0016】
このように本発明では区画壁8内後部の成形断熱材7内に形成した吐出通路18内にダンパー装置20が設けられているので、従来の如くダンパー装置によって冷蔵室9内の有効容積が狭められることがなくなる。また、ダンパー装置20を吐出通路18内に収納しているので、ダクト装置から戻り通路を形成する吸込通路19内に冷気が漏れるのを防止するシール材を設ける必要もなくなり、冷気の流れるも単純化するため、供給量を増加させることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、断熱箱体内を区画壁により上下に区画することにより、上側の冷蔵室と下側の冷凍室とを構成するとともに、冷却器により冷却された冷気を送風機によって前記冷蔵室と冷凍室内に分配供給する冷蔵庫において、前記区画壁内に冷気を冷蔵室に導くための吐出通路と前記冷蔵室からの戻り冷気を導くための吸込通路とを形成した断熱材を設置し、この断熱材の吐出通路内にダンパー装置を収納したので、冷蔵室内の有効容積が狭くなるのを防止できる。しかも、区画壁内に配置した成形断熱材の吐出通路内にダンパー装置を収納するので、ダンパー装置周辺の風路を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す冷蔵庫の断面図である。
【図2】 この発明の冷蔵室の要部切欠斜視図である。
【図3】 この発明の断熱箱体の要部断面図である。
【図4】 この発明のダンパー装置の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
4 断熱材
5 本体
7 成形断熱材
9 冷蔵室
10 冷凍室
15 冷却器
16 送風機
18 吐出通路
19 吸込通路
20 ダンパー装置
Claims (1)
- 断熱箱体内を区画壁(8)により上下に区画することにより、上側の冷蔵室(9)と下側の冷凍室(10)とを構成するとともに、冷却器(15)により冷却された冷気を送風機(16)によって前記冷蔵室(9)と冷凍室(10)内に分配供給する冷蔵庫において、
前記区画壁内には前記冷気を前記冷蔵室(9)に導くための吐出通路(18)と前記冷蔵室(9)からの戻り冷気を導くための吸込通路(19)とを形成した断熱材(7)が設置され、この断熱材(7)の吐出通路(18)内にはダンパー装置(20)が収納されていることを特徴とする冷蔵庫。
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JP31507496A JP3649827B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 冷蔵庫 |
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Family Applications (1)
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JP31507496A Expired - Fee Related JP3649827B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 冷蔵庫 |
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