JPH091829A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH091829A
JPH091829A JP15061495A JP15061495A JPH091829A JP H091829 A JPH091829 A JP H091829A JP 15061495 A JP15061495 A JP 15061495A JP 15061495 A JP15061495 A JP 15061495A JP H091829 A JPH091829 A JP H091829A
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JP
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ink
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image
recording head
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JP15061495A
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English (en)
Inventor
Masanori Hirano
政徳 平野
Toshihito Kamei
稔人 亀井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像品質を確保しつつ記録速度の高速化を図
る。 【構成】 キャリッジ4を往動してインクジェット記録
ヘッド5のヘッド5C,5M,5Kを用いてシアン、マ
ゼンタ及びブラックのインクで記録を行い、キャリッジ
リターンに移行したときに、キャリッジ4を復動してイ
ンクジェット記録ヘッド5のヘッド5Yを用いてイエロ
ーのインクで記録を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関し、特に複数の色のインクを噴射可能なインクジェ
ット記録ヘッドを備えてシリアルスキャン方式でカラー
画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを備えたイン
クジェット記録装置においては、インクジェット記録ヘ
ッドを走査しながら受像材を搬送して、インクジェット
記録ヘッドのノズルから液滴化したインクを噴射するこ
とによって受像材に所要の画像を記録する。このような
インクジェット記録装置として、例えばイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び必要に応じ
てブラック(Bk)の各インクを噴射するインクジェッ
ト記録ヘッド(複数のインクジェットヘッド又は複数の
ノズル列からなる)を備えて、各色の画像を重ね合わせ
印字することによってカラー画像を記録できるようにし
たものが知られている。
【0003】従来のインクジェット記録装置は、インク
ジェット記録ヘッドをキャリッジに搭載して走査するこ
とで記録を行うシリアルスキャン方式が採用されている
ため、いわゆるページプリンタであるレーザープリンタ
やハイエンドのラインプリンタに比べると、記録速度が
遅くなる。そのため、ヘッドの駆動周波数を上げ、シリ
アルスキャンの往復両行程で記録を行う双方向記録モー
ド、画像データのある部分のみキャリッジを移動させる
最短制御方式等を用いて記録速度の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録においては、ドットの再現性、位置精度が画像
品質を決定する。ここで、ドットの再現性については、
図11(a)に示すように真円に近いドットDが1ドッ
ト毎に独立していることが望ましい。ドットの形状に関
しては、インク噴射機構の改良、紙面上のインク滴着弾
位置制御、インク組成の改良、専用紙の開発等によっ
て、7〜8KHzという高い周波数でヘッドを駆動して
も充分なドット形状が得られるようになっており、同図
(b)に示すようにドットDの周囲にミストMあるいは
サテライトSが発生しないようにすることができるよう
になっている。
【0005】しかしながら、記録速度を更に上げるため
にヘッド駆動周波数をより高くすると、同図(c)に示
すように隣接するドットD1,D2が融合したり、同図
(d)に示すように異なる色のドットD3,D4が融合
して滲みが発生するおそれがある。つまり、図12に示
すように同一地点に1色目のインク滴d1及び2色目の
インク的d2が着弾し、これらに隣接してインク滴d3
が着弾するような場合、同図(a)に示すように紙面P
上にインク滴d1が着弾して浸透する前に、同図(b)
に示すようにインク滴d2が着弾し、このインク滴d2
が浸透する前に更にインク滴d3がこれに隣接して着弾
する結果、同図(c)に示すようにインク滴d2とイン
ク滴d3との間でオーバーフローが生じて滲みとなる。
【0006】そのため、従来のインクジェット記録装置
においては、ヘッド駆動周波数を上げると乾燥性を上げ
たインクや紙を用いても滲みが発生し易くなることや、
双方向記録を行った場合には往路記録と復路記録で画像
の位置ずれが発生することなどから、高速記録モードを
備えていても下書きやテスト印字にしか適用することが
できず、高画質記録を行うときには、双方向記録を使用
せず、一回毎のスキャンの間のウエイトタイムを大きく
取ったり、ドット構成により間引きパターンで何回かに
分けて記録するようにしなければならないという課題が
ある。
【0007】本発明は記の点に鑑みてなされたものであ
り、カラー画像の画像品質の低下を抑制しつつ記録速度
の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、複数の色の
インクを噴射可能なインクジェット記録ヘッドを備えて
シリアルスキャン方式でカラー画像を記録するインクジ
ェット記録装置において、前記インクジェット記録ヘッ
ドの往路では前記複数の色のインクの内の予め定めた色
のインクで画像を記録し、前記インクジェット記録ヘッ
ドの復路では残りの色のインクで画像を記録する印字制
御手段を設けた。
【0009】請求項2のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、印字制
御手段が、前記インクジェット記録ヘッドの往路では少
なくともブラックのインクで画像を記録し、前記インク
ジェット記録ヘッドの復路ではイエローのインクで画像
を記録する構成とした。
【0010】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、前記印
字制御手段が、前記インクジェット記録ヘッドの往路で
は少なくともイエローのインクで画像を記録し、前記イ
ンクジェット記録ヘッドの復路では少なくともブラック
のインクで画像を記録する構成とした。
【0011】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし3のいずれかのインクジェット記録装
置において、印字制御手段が、記録する画像に含まれる
単色部分については前記インクジェット記録ヘッドの往
路ですべてを記録する構成とした。
【0012】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット記録装
置において、前記インクジェット記録ヘッドが、各色を
割り当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を主走査
方向の同一線上に配置してなり、前記印字制御手段が、
前記インクジェット記録ヘッドの往路での記録終了後ラ
インフィードせずに復路での記録を行う手段を備えてい
る構成とした。
【0013】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット記録装
置において、前記インクジェット記録ヘッドが、各色を
割り当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を副走査
方向の同一線上に配置してなり、前記印字制御手段が、
前記インクジェット記録ヘッドの往路での記録終了後所
定量ラインフィードを行って復路での記録を行う手段を
備えている構成とした。
【0014】
【作用】請求項1のインクジェット記録装置は、インク
ジェット記録ヘッドの往路では複数の色のインクの内の
予め定めた色のインクで画像を記録し、インクジェット
記録ヘッドの復路では残りの色のインクで画像を記録す
るので、カラー画像記録時に同一地点に略同時に着弾す
るインクを1〜2色に抑えてインクのオーバーフローを
防ぐことができ、往路と復路とのタイムラグを利用して
インクの浸透に要する時間を確保することができ、記録
品質を確保ししつつ高速記録を行うことが可能になる。
【0015】請求項2のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、インク
ジェット記録ヘッドの往路では少なくともブラックのイ
ンクで画像を記録し、インクジェット記録ヘッドの復路
ではイエローのインクで画像を記録するので、滲みの目
立つイエローとブラックを別行程に分けることで滲みの
発生を抑制することができると共に、往路と復路での記
録位置ずれによる影響を少なくすることができる。
【0016】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1のインクジェット記録装置において、インク
ジェット記録ヘッドの往路では少なくともイエローのイ
ンクで画像を記録し、インクジェット記録ヘッドの復路
では少なくともブラックのインクで画像を記録するの
で、滲みの目立つイエローとブラックを別行程に分ける
ことで滲みの発生を抑制することができると共に、ブラ
ックによる明度低下を抑えることができる。
【0017】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし3のいずれかのインクジェット記録装
置において、記録する画像に含まれる単色部分について
はインクジェット記録ヘッドの往路ですべてを記録する
ので、画質と記録速度の低下を抑制することができる。
【0018】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット記録装
置において、インクジェット記録ヘッドが、各色を割り
当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を主走査方向
の同一線上に配置してなり、印字制御手段が、インクジ
ェット記録ヘッドの往路での記録終了後ラインフィード
をせずに復路での記録を行う手段を備えているので、上
記請求項1ないし4のインクジェット記録装置の作用を
得ることができる。
【0019】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット記録装
置において、インクジェット記録ヘッドが、各色を割り
当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を副走査方向
の同一線上に配置してなり、印字制御手段が、インクジ
ェット記録ヘッドの往路での記録終了後所定量ラインフ
ィードを行って復路での記録を行う手段を備えている構
成としたので、上記請求項1ないし4のインクジェット
記録装置の作用を得ることができる。。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は本発明を適用したインクジェット記録
装置の機構部の概略斜視図、図2は同記録装置の制御部
の要部ブロック図である。
【0021】インクジェット記録装置は、フレーム1に
横架したガイドレール2,3に移動可能に載設されたキ
ャリッジ4にインクジェット記録ヘッド(以下、単に
「記録ヘッド」という。)5を搭載し、図示しないモー
タ等の駆動源によってキャリッジ4を矢示方向に移動し
て走査(主走査)可能とするとともに、ガイド板6にセ
ットされる用紙7を、図示しない駆動源によってドライ
ブギヤ8及びスプロケットギヤ9を介して回動される送
りノブ10aを備えたプラテン10にて取込み、プラテ
ン10周面とこれに圧接するプレッシャローラ11とに
よって搬送し、記録ヘッド5によって用紙7に印字記録
する。
【0022】記録ヘッド5は、ブラック(Bk)、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各イン
クをそれぞれ吐出するための4個のインクジェットヘッ
ド5K、5Y、5M、5Cを主走査方向の同一線上に配
置して構成している。各インクジェットヘッドは、例え
ば圧電素子、気泡発生用ヒータ等のエネルギー発生手段
であるアクチュエータを選択的に駆動して、液室内のイ
ンクに圧力を与えることによって、この液室に連通する
ノズルからインク滴を吐出飛翔させて、前記用紙7に付
着させることで画像を記録する。
【0023】このインクジェット記録装置の制御部は、
印字制御手段を兼ねた印字制御部13、記録ヘッド5の
各ヘッド5K,5Y,5M,5Cの各アクチュエータを
駆動するヘッド駆動部14、キャリッジ4を駆動制御す
るキャリッジ駆動制御部15、プラテン10を回転駆動
するラインフィード駆動制御部16等からなる。印字制
御部13は受領した画像データに基づいてヘッド駆動部
14を介して各ヘッド5K,5Y,5M,5Cから所定
の色のインクを吐出(噴射)させて画像データに応じた
画像を記録させるが、キャリッジ4の往動(往路)及び
復動(復路)で予め定めた色のインクのみを噴射させる
制御をする。
【0024】そこで、本発明における印字制御の原理等
について図3ないし図5を参照して説明すると、前述し
たようにカラー画像を記録する場合には、ヘッド駆動周
波数を上げることによって受像材の同一地点に殆ど同時
に2〜3色のインク滴が着弾してインクのオーバーフロ
ーが起こり、滲みが発生することになる。
【0025】これを解決するため、基本的には、記録に
用いる各色のインクをヘッドのシリアルスキャンの往路
と復路とに分けて記録することで、同時に同一地点に着
弾するインクを1〜2色に抑えることができるので、イ
ンクのオーバーフローを防ぐことができ、往路である記
録地点に対して所要のインクを噴射した後復路でその記
録地点に対して別のインクを噴射するまでの間にタイム
ラグがあることで、先に着弾したインク滴の浸透のため
の時間を確保することができる。
【0026】この場合、色の分け方については、幾つか
の組合わせを考えることができるが、最も滲みの目立つ
のがイエローとブラックであるので、これを別の行程に
分ける。そして、図3に示すように受像材PにインクI
1,I2,I3のインク滴が順次着弾した場合、先に着
弾したインクの色が強く出る傾向にあること、インクジ
ェット記録のように減法混色系ではブラックの添加によ
って明度が低下する傾向にあることから、イエローを往
路で記録し、ブラックを復路で記録することによって、
滲みを抑えつつ画像の明度低下を抑えることができる。
【0027】ところが、双方向記録を行った場合には、
記録装置の機構、動作環境、ノズル面やインクの状態等
の種々の要因によって図4に示すように往路記録のドッ
ト位置と復路記録のドット位置との間に位置ずれが発生
し、機械的な補正措置では対応することが非常に困難で
ある。
【0028】インクの滲みを抑えつつこの記録位置ずれ
に対処するには、上述のようにイエローとブラックを別
行程に分けた上で、例えば位置ずれを生じても画像品質
に大きな影響を与えない色、具体的にはイエローを復路
で記録し、ブラックを往路で記録する手法を用いる。こ
れは、上記のイエローを往路で記録する手法とは逆にな
るが、ブラックは画像処理による補正が可能であるた
め、位置ずれによる画像品質の低下を抑制するために
は、この手法の方が望ましい。
【0029】また、位置ずれが問題となる部分のみ双方
向記録をしないで片方向記録をする手法を用いる。つま
り、通常、位置ずれが問題となるのは、テキスト部分、
グラフ等の線画部分であり、単色で表わされている部分
であり、逆に各色が交じり合ったグラフィック部分では
殆ど影響が生じない。そこで、単色しか使用していない
画像部分では位置ずれをなくするために、往路、復路で
分けたインクの色の組合わせに係わらず、往路ですべて
を記録する手法を用いる。
【0030】なお、双方向記録を行う場合にはインクジ
ェット記録ヘッドの構成によって多少のパフォーマンス
の違いが発生する。つまり、図5(a)に示すように、
各色を割り当てたヘッド若しくはノズル列の配列を副走
査方向(用紙の搬送方向)の同一線上に配置した場合に
は、復路記録を行う際にキャリッジリターンとラインフ
ィードを同時に行うことができる。これに対して、同図
(b)に示すように各色を割り当てたヘッド若しくはノ
ズル列の配列を主走査方向の同一線上に配置した場合に
は、復路記録を行う際にラインフィードを行うことがで
きないので、ややパフォーマンスが落ちることになる
が、それでも片方向記録よりは速い記録速度を得ること
ができる。
【0031】そこで、以上のような各手法を用いた各印
字動作について図6乃至図10を参照して説明する。ま
ず、図6に示す印字動作は、往路ではブラックを含む色
のインクで記録し、復路ではイエローを含む色のインク
で記録する例である。つまり、印字開始であれば、キャ
リッジ4を往動して、インクジェット記録ヘッド5のヘ
ッド5C,5M,5Kを用いてシアン、マゼンタ及びブ
ラックのインクで記録を行い、キャリッジリターンでラ
インフィードをせずにキャリッジ4を復動して、インク
ジェット記録ヘッド5のヘッド5Yを用いてイエローの
インクで記録を行ない、復動終了後ラインフォードを行
う。なお、シアン、マゼンタについてはいずれも復路で
記録するようにしてもよいし、往路と復路に分けて記録
するようにしてもよい。
【0032】図7に示す印字動作は、往路ではイエロー
を含む色のインクで記録し、復路ではブラックを含む色
のインクで記録する例である。つまり、印字開始であれ
ば、キャリッジ4を往動して、インクジェット記録ヘッ
ド5のヘッド5Y,5Cを用いてイエロー及びシアンの
インクで記録を行い、キャリッジリターンでラインフィ
ードをせずにキャリッジ4を復動して、インクジェット
記録ヘッド5のヘッド5M,5Kを用いてマゼンタ及び
ブラックのインクで記録を行ない、復動終了後ラインフ
ォードを行う。なお、シアン、マゼンタについてはいず
れも復路で記録するようにしてもよいし、往路と復路に
分けて記録するようにしてもよい。
【0033】図8に示す印字動作は、往路ではブラック
を含む色のインクで記録し、復路ではイエローを含む色
のインクで記録すると共に、単色部分はこの色分けに係
わらず往路ですべてを記録する例である。つまり、印字
開始であれば、キャリッジ4を往動し、画像(印字)デ
ータを取込んで単色か否かを判別し、単色であればイン
クジェット記録ヘッド5のヘッド5C,5M,5Y,5
Kの必要なものを用いてシアン、マゼンタ,イエロー及
びブラックの必要なインクで記録を行い、単色でなけれ
ば、ヘッド5C,5M,5Kを用いてシアン、マゼンタ
及びブラックのインクで記録を行う。
【0034】そして、キャリッジリターンでラインフィ
ードをせずにキャリッジ4を復動して、往路で記録して
いないイエローを用いる画像部分について、インクジェ
ット記録ヘッド5のヘッド5Yを用いてイエローのイン
クで記録を行ない、復動終了後ラインフォードを行う。
なお、シアン、マゼンタについてはいずれも復路で記録
するようにしてもよいし、往路と復路に分けて記録する
ようにしてもよい。
【0035】図9に示す印字動作は、往路ではイエロー
を含む色のインクで記録し、復路ではブラックを含む色
のインクで記録すると共に、単色部分はこの色分けに係
わらず往路ですべてを記録する例である。つまり、印字
開始であれば、キャリッジ4を往動し、画像(印字)デ
ータを取込んで単色か否かを判別し、単色であればイン
クジェット記録ヘッド5のヘッド5C,5M,5Y,5
Kの必要なものを用いてシアン、マゼンタ,イエロー及
びブラックの必要なインクで記録を行い、単色でなけれ
ば、ヘッド5Y,5Cを用いてイエロー及びシアンのイ
ンクで記録を行う。
【0036】そして、キャリッジリターンでラインフィ
ードをせずにキャリッジ4を復動して、往路で記録して
いないマゼンタ及びブラックを用いる画像部分につい
て、インクジェット記録ヘッド5のヘッド5M,5Kを
用いてマゼンタ及びブラックのインクで記録を行ない、
復動終了後ラインフォードを行う。なお、シアン、マゼ
ンタについてはいずれも復路で記録するようにしてもよ
いし、往路と復路に分けて記録するようにしてもよい。
【0037】図10に示す印字動作はインクジェット記
録ヘッド5の構成を上記実施例と異なって副走査方向の
同一線上に配置したものに適用した図6に示す印字動作
と同じ手法を用いる例である。つまり、印字開始であれ
ば、キャリッジ4を往動してインクジェット記録ヘッド
5のヘッド5C,5M,5Kを用いてシアン、マゼンタ
及びブラックのインクで記録を行い、キャリッジリター
ンでラインフィードを行った後キャリッジ4を復動し
て、インクジェット記録ヘッド5のヘッド5Yを用いて
イエローのインクで記録を行なう。なお、シアン、マゼ
ンタについてはいずれも復路で記録するようにしてもよ
いし、往路と復路に分けて記録するようにしてもよい。
また、このヘッド構成を採用した場合にも図7、図8及
び図9に示す印字動作と同様な印字動作を行うことがで
きるが、図示は省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、インクジェット記録ヘッド
の往路では複数の色のインクの内の予め定めた色のイン
クで画像を記録し、インクジェット記録ヘッドの復路で
は残りの色のインクで画像を記録するので、カラー画像
記録時に同一地点に略同時に着弾するインクを1〜2色
に抑えてインクのオーバーフローを防ぐことができ、往
路と復路とのタイムラグを利用してインクの浸透に要す
る時間を確保することができて、記録品質を確保ししつ
つ高速記録を行うことができる。
【0039】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
インクジェット記録ヘッドの往路では少なくともブラッ
クのインクで画像を記録し、インクジェット記録ヘッド
の復路ではイエローのインクで画像を記録するので、滲
みの発生を抑制しつつ往路と復路での記録位置ずれによ
る影響を少なくすることができ、画像品質を確保しなが
ら高速記録を行うことができる。
【0040】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1のインクジェット記録装置において、
インクジェット記録ヘッドの往路では少なくともイエロ
ーのインクで画像を記録し、インクジェット記録ヘッド
の復路では少なくともブラックのインクで画像を記録す
るので、滲みの発生を抑制しつつ明度低下を抑えること
ができる。
【0041】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1ないし3のいずれかのインクジェット
記録装置において、記録する画像に含まれる単色部分に
ついてはインクジェット記録ヘッドの往路ですべてを記
録するので、滲みの発生と記録位置ずれによる画像品質
への影響を少なくすることができ、画像品質を確保しな
がら高速記録を行うことができる。
【0042】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット
記録装置において、インクジェット記録ヘッドが、各色
を割り当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を主走
査方向の同一線上に配置してなり、印字制御手段が、イ
ンクジェット記録ヘッドの往路での記録終了後ラインフ
ィードをせずに復路での記録を行う手段を備えているの
で、上記請求項1ないし4のインクジェット記録装置の
作用を得ることができる。
【0043】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1ないし4のいずれかのインクジェット
記録装置において、インクジェット記録ヘッドが、各色
を割り当てたヘッド若しくはインク噴射ノズル列を副走
査方向の同一線上に配置してなり、印字制御手段が、イ
ンクジェット記録ヘッドの往路での記録終了後所定量ラ
インフィードを行って復路での記録を行う手段を備えて
いる構成としたので、上記請求項1ないし4のインクジ
ェット記録装置の作用を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の機
構部の概略斜視図
【図2】同記録装置の制御部の要部ブロック図
【図3】インクの着弾順序と色の傾向を説明する説明図
【図4】往路と復路での記録位置ずれを説明する説明図
【図5】ヘッド構成の異なる例を示す説明図
【図6】同記録装置における印字動作の第1例を示す動
作フロー図
【図7】同記録装置における印字動作の第2例を示す動
作フロー図
【図8】同記録装置における印字動作の第3例を示す動
作フロー図
【図9】同記録装置における印字動作の第4例を示す動
作フロー図
【図10】他の実施例に係る記録装置における図6と同
様な印字動作を示す動作フロー図
【図11】インクジェット記録における画像品質に対す
る影響を説明する説明図
【図12】インクジェット記録における滲みの発生を説
明する説明図
【符号の説明】
4…キャリッジ、5…インクジェット記録ヘッド、5
Y,5M,5C,5K…インクジェットヘッド、10…
プラテン、13…印字制御部、14…ヘッド駆動部、1
5…キャリッジ駆動制御部、16…ラインフィード駆動
制御部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色のインクを噴射可能なインクジ
    ェット記録ヘッドを備えてシリアルスキャン方式でカラ
    ー画像を記録するインクジェット記録装置において、前
    記インクジェット記録ヘッドの往路では前記複数の色の
    インクの内の予め定めた色のインクで画像を記録し、前
    記インクジェット記録ヘッドの復路では残りの色のイン
    クで画像を記録する印字制御手段を設けたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、印字制御手段が、前記インクジェット記録
    ヘッドの往路では少なくともブラックのインクで画像を
    記録し、前記インクジェット記録ヘッドの復路ではイエ
    ローのインクで画像を記録することを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェット記録装
    置において、前記印字制御手段が、前記インクジェット
    記録ヘッドの往路では少なくともイエローのインクで画
    像を記録し、前記インクジェット記録ヘッドの復路では
    少なくともブラックのインクで画像を記録することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、印字制御手段が、記録
    する画像に含まれる単色部分については前記インクジェ
    ット記録ヘッドの往路ですべてを記録することを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記インクジェット記
    録ヘッドが、各色を割り当てたヘッド若しくはインク噴
    射ノズル列を主走査方向の同一線上に配置してなり、前
    記印字制御手段が、前記インクジェット記録ヘッドの往
    路での記録終了後ラインフィードをせずに復路での記録
    を行う手段を備えていることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置において、前記インクジェット記
    録ヘッドが、各色を割り当てたヘッド若しくはインク噴
    射ノズル列を副走査方向の同一線上に配置してなり、前
    記印字制御手段が、前記インクジェット記録ヘッドの往
    路での記録終了後所定量ラインフィードを行って復路で
    の記録を行う手段を備えていることを特徴とするインク
    ジェット記録装置。
JP15061495A 1995-06-16 1995-06-16 インクジェット記録装置 Pending JPH091829A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199523A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2008173969A (ja) * 2006-12-19 2008-07-31 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005199523A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP2008173969A (ja) * 2006-12-19 2008-07-31 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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