JPH09181865A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH09181865A
JPH09181865A JP7338890A JP33889095A JPH09181865A JP H09181865 A JPH09181865 A JP H09181865A JP 7338890 A JP7338890 A JP 7338890A JP 33889095 A JP33889095 A JP 33889095A JP H09181865 A JPH09181865 A JP H09181865A
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JP7338890A
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Hironobu Nakai
宏暢 中井
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末装置よりの指示で複写機より画像データ
を読み込んで必要な画像処理を行うようなシステムにお
ける画像データの転送に伴うバスの専有時間による他の
システム構成装置等への悪影響やシステム全体のパフォ
ーマンスへの影響を激減させることを目的とする。 【構成】 変換装置200は、リーダ部1よりのRGB
の各輝度レベルの電気信号を白黒8ビットの多値データ
に変換し、ビットマップモリ部9に格納し、RGBのう
ちGの輝度レベルの電気信号を用いて読み取った画像デ
ータに対する付加ビットデータを生成しビットマップメ
モリに格納する。CPU1003は、シリアル−パラレ
ル変換器204を介して受け取ったこの付加ビットデー
タを参照して画像に対する処理を判断し、その結果を画
像処理ハードウェア208に伝達する。画像処理ハード
ウェア208はこの伝達された情報を元にビットマップ
メモリ部9に格納されている白黒8ビットの多値データ
に対して画像処理を行い、画像処理が終了後、プリンタ
部2で印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法に関し、例えば、多値の画像データを読み取り画像処
理を実行後にプリントアウトや保存・転送が可能なディ
ジタル複写機またはメインボードと複数のオプションボ
ードから成るディジタル複写機の外部処理装置に最適な
画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多値の画像データが読み取り可能
なディジタル複写装置において、ディジタル複写装置の
リーダ部で読み取った多値の画像データを画像処理(編
集・加工)した後に出力するために、SCSIやパラレ
ルI/O等のインタフェース手段を介して多値の画像デ
ータをワークステーション等の端末装置に転送し、端末
装置のCPU・メモリ等を駆使して画像処理・編集を行
い、画像処理・編集終了後に再びインタフェース手段を
用いて編集後の画像データをディジタル複写装置のプリ
ンタ部に転送しプリントアウトを行っていた。
【0003】上記従来例における多値の画像データのデ
ータ量を概略で計算してみると、白黒8ビット多値・4
00dpi・11×17インチ原稿の場合で ( 11×400)×( 17×400)×8=239360000ビット(約28.5
Mバイト) カラー24ビット多値・400dpi・11×17イン
チ原稿の場合で ( 11×400)×( 17×400)×8 ×3 =718080000ビット
(約85.6 Mバイト) のデータが存在することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一に、上記従来例で
は、多値の画像処理を端末装置で行うこととなるため、
端末装置側に上記計算例に示した容量のメモリ装置が必
要(リアルタイムに編集作業を行うためには、光磁気デ
ィスクやハードディスクではなくDRAMまたはSRA
Mなどのメモリ装置が必要)となり、そのための設備投
資に現時点では多額の費用がかかってしまう点がある。
【0005】第二に、上記計算例に示した容量のデータ
を端末装置によって画像編集処理するためには、高速動
作するハイレベルな端末装置を用いなければ、実用的な
画像編集速度は得られない。また、現時点でその様な端
末装置は大変高価である。
【0006】第三に、上記計算例に示した容量のデータ
を端末装置に転送する必要があるため、インタフェース
装置のバスや内部的なCPUバスが長時間に渡って占有
されるため、例えばイーサネットを用いる場合などイー
サネット負荷増大のためネットワーク全体のパフォーマ
ンスを悪化させたり、CPUバスが占有されることでデ
ィジタル複写システムのマルチ動作(スキャンしなが
ら、プリンタ部はLBPとして別動作、MODからのF
AX送信動作も行うなど)の障害となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、上述した課
題を解決する位置手段として以下の構成を備える。
【0008】即ち、原稿を読み取り画像データを発生す
る読み取り手段と、前記読み取り手段で発生した画像デ
ータに対して施される画像処理に関連する情報を生成す
る生成手段と、前記生成手段で生成された情報に従って
所定の画像処理手段による画像処理の実行を制御する制
御手段と、前記生成手段により生成された前記情報を前
記画像データとは独立して外部装置との間で送受信する
送受信手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
【0010】[発明の実施の形態の第1の例]図1は本
発明に係る発明の実施の形態の第1の例を示す画像形成
システムの構成を表わすブロック図である。
【0011】図1において、1は原稿を画像データに変
換する画像入力装置(以下リーダ部と称する)、2は複
数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令により画
像データを記録紙上に可視像として出力する画像出力装
置(以下プリンタと称する)、3はリーダ部1と電気的
に接続された外部装置であり、後述する各種の機能を有
する。外部装置3には、ファクシミリ部4、ファイル部
5、またファイル部5と接続されている外部記憶装置
6、コンピュータと接続するためのコンピュータインタ
フェース部7、コンピュータからの情報を可視像とする
ためのフォーマッタ部8、リーダ部1からの情報を蓄積
したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に
蓄積するためのイメージメモリ部9、及び上記各機能を
制御するコア部10等を備えている。
【0012】以下、詳細に1−9の各部の機能を説明す
る。 <リーダ部1の説明>図2は、リーダ部1およびプリン
タ部2の概略構成を示す断面図であり、以下、図2を参
照してリーダ部1の構成および動作について説明する。
図2に示す本例のリーダ部1は、カラー画像を読み取り
可能なカラー画像読み取り可能なリーダ部である。
【0013】原稿給送装置101上に積載された原稿
は、1枚づつ順次原稿台ガラス面102上に搬送され
る。原稿が搬送されると、リーダ部のランプ103が点
灯すると共に、スキャナ・ユニット104が移動して原
稿を照射する。原稿よりの反射光は、ミラー105,1
06,107を順次介してレンズ108を通過し、ここ
で光路が変更され、CCDイメージ・センサ部109
(以下CCDと称する)に結像され画像信号として読み
取られる。
【0014】図3は、上記のリーダ部1信号処理構成を
示す回路ブロック図であり、以下、構成および動作につ
いて説明する。
【0015】CCD109に入力された画像情報は、こ
こで光電変換され電気信号に変換される。CCD109
からの画像情報(R,G,Bの各色毎のカラー画像情
報)は、次の増幅器110R,110G,110BでA
/D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅され
る。そしてA/D変換器111で対応するデジタル信号
に変換される。
【0016】A/D変換器111からの変換デジタル出
力信号は、シェーディング回路112に入力され、ここ
でランプ103の配光ムラや、CCDの感度ムラが補正
される。シェーディング回路112からの信号は、Y信
号生成・色検出回路113及び外部I/F切り替え回路
119に入力される。
【0017】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号を下記の式で演算を行い
Y信号を得る回路である。
【0018】Y=0.3R+0.6G+0.1B Y信号生成・色検出回路113はさらにR,G,Bの各
色別信号から7つの色に分離し各色に対する信号を出力
する色検出回路を有する。Y信号生成・色検出回路11
3からの出力信号は、変倍・リピート回路114に入力
される。本例においては、副走査方向の変倍処理はスキ
ャナユニット104の走査スピードの変更により行い、
主走査方向の変倍処理はこの変倍回路・リピート回路1
14により行う。また、変倍・リピート回路114は、
上述の主走査方向の変倍処理に加え、複数の同一画像を
出力することが可能である。
【0019】変倍・リピート回路114よりの出力信号
は輪郭・エッジ強調回路115に入力され、ここで変倍
・リピート回路114からの信号の高周波成分を強調す
ることによりエッジ強調および輪郭情報を生成する。輪
郭・エッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア
判定・輪郭生成回路116及びパターン化・太らせ・マ
スキング・トリミング回路117に入力される。
【0020】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取りマーカの輪郭情報を生成する。そして、つぎ
のパターン化・太らせ・マスキング・トリミング回路1
17でこの輪郭情報から必要な太らせマスキング処理及
びトリミング処理を行う。また、パターン化・太らせ・
マスキング・トリミング回路117では、Y信号生成・
色検出回路113からの色検出信号によりパターン化処
理も行う。
【0021】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力され、各種処理された信号をレーザを駆動
するための信号に変換する。レーザドライバ118の出
力信号は、プリンタ2に入力され可視像として画像形成
が行われる。
【0022】次に、外部装置とのI/Fを行う外部I/
F切り替え回路119について説明する。外部I/F切
り替え回路119は、リーダ部1からの画像情報を外部
装置3に出力する場合、パターン化・太らせ・マスキン
グ・トリミング回路117からの画像情報をコネクタ1
20に出力する。また外部I/F切り替え回路119
は、外部装置3からの画像情報をリーダ部1に入力する
場合には、コネクタ120からの各色毎の画像情報をY
信号生成・色検出回路113に入力する。
【0023】以上に説明した各回路による各画像処理
は、CPU122の指示及び制御下で行われる。また、
エリア信号生成回路121は、CPU122によって設
定された値に従って上記画像処理に必要な各種のタイミ
ング信号を生成すると共にタイミング信号をコネクタ1
20を介して外部装置に出力可能に構成されている。
【0024】また、本例のリーダ部1は、CPU122
に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3との通信
を行うことが可能に構成されている。SUB・CPU1
23は、操作部124の制御を行うと共にSUB・CP
U123に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3
との通信を行う。 <プリンタ部2の説明>次に、図2を参照しながら本例
のプリンタ部2の構成および動作について説明する。
【0025】プリンタ部2に入力されたレーザドライバ
118の出力信号(画像信号)は、露光制御部201に
て対応する光信号に変換されて感光体202を照射す
る。照射光によって感光体202上に作られた潜像は現
像器203によって現像される。上記現像とタイミング
を合せて被転写紙積載部204、もしくは205より転
写紙が搬送され、転写部206において上記現像器20
3により現像された像が転写される。転写された像は定
着部207にて被転写紙に定着された後、排紙部208
より装置外部に排出される。排紙部208から出力され
た転写紙は、ソータ220でソート機能が働いている場
合には、各ビンに、またはソート機能が働いていない場
合には、ソータの最上位のビンに排出される。
【0026】続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用
紙の両面に出力する方法について説明する。
【0027】両面出力の場合には、定着部207で定着
された出力用紙を一度排紙部208まで搬送後、用紙の
搬送向きを反転して搬送方向切り替え部材209を介し
て再給紙用被転写紙積載部210に搬送する。次の原稿
が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像を
読み取るが、転写紙については再給紙用被転写紙積載部
210より給紙されるので、結局、同一出力の表面、裏
面に2枚の原稿画像を出力することができる。 <外部装置3の説明>外部装置3は、図1に示すように
リーダ1とケーブルを介して接続され、外部装置3内の
コア部10が信号の制御や、各機能の制御等の全体制御
を行なっている。外部装置3内には、フアクシミリ送受
信を行うファクシミリ部4、各種原稿情報を電気信号に
変換し保存するファイル部5、コンピュータからのコー
ド情報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部8とコ
ンピュータとのインタフェースを行うコンピュータ・イ
ンタフェース部7、リーダ部1からの情報を蓄積した
り、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積
するためのイメージメモリ部9、及び上記各機能を制御
するコア部10からなる。 <コア部の説明>以下、図4に示すブロック図を参照し
ながら外部装置3のコア部10の詳細構成および動作に
ついて説明する。
【0028】図4は、コア部10の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【0029】コア部10のコネクタ1001は、リーダ
部1のコネクタ120とケーブルで接続される。コネク
タ1001には4種類の信号が中継されている。信号1
057は8ビット多値のビデオ信号、信号1055はビ
デオ信号を制御する制御信号、信号1051はリーダ1
内のCPU122と通信を行う信号、信号1052はリ
ーダ1内のSUB・CPU123と通信を行う信号であ
る。
【0030】信号1051と信号1052は、通信用I
C1002で通信プロトコル処理され、CPUバス10
53を介してCPU1003に通信情報を伝達する。信
号1057は双方向のビデオ信号ラインであり、リーダ
部1からの情報をコア部10で受け取ることや、コア部
10からの情報をリーダ部1に出力することが可能であ
る。信号1057は、詳細を後述する本例に特有のリー
ダ部1よりのRGB信号のうちのG信号より付加ビット
データを生成等する変換装置200及びバッファ101
0に接続されている。バッファ1010には画像処理ハ
ードウエア208が接続されており、リーダ部1よりの
情報を双方向信号から片方向の信号1058と信号10
70に分離する。リーダ部1からの信号がRGBのシリ
アル信号である場合にはここで8ビットの多値信号に変
換し、8ビットの多値信号の場合にはそのまま出力す
る。このため、信号1058は8ビット多値のビデオ信
号であり、次段のLUT1011に入力される。
【0031】LUT1011では、リーダ部1からの画
像情報をルックアップテーブルにより所望する値に変換
する。LUT1011からの出力信号1059は、2値
化回路1012またはセレクタ1013に入力される。
2値化回路1012は、多値の信号1059を固定のス
ライスレベルで2値化する単純2値化機能、スライスレ
ベルが注目画素の回りの画素の値から変動する変動スラ
イスレベルによる2値化機能、および誤差拡散法による
2値化機能を有する。2値化回路1012で2値化され
た情報は、“0”の時(00)H、“1”のとき(F
F)Hの多値信号に変換され、次段のセレクタ1013
に入力される。
【0032】セレクタ1013は、LUT1011から
の信号または2値化回路1012からの出力信号のいず
れかを選択出力する。セレクタ1013からの出力信号
1060は、セレクタ1014に入力される。セレクタ
1014は、ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピ
ュータインタフェース部7、フォーマッタ部8、イメー
ジメモリ部9からの出力ビデオ信号をそれぞれコネクタ
1005,1006,1007,1008,1009を
介してコア部10に入力した信号1064と、セレクタ
1013の出力信号1060とのいずれかを、例えば上
述した付加ビットデータに基づくCPU1003よりの
指示により選択出力する。
【0033】セレクタ1014の出力信号1061は、
回転回路1015、またはセレクタ1016に入力され
る。回転回路1015は、リーダ部1から出力された情
報を2値化回路1012で2値信号に変換された後、リ
ーダ部1からの情報として回転回路1015に記憶す
る。回転回路1015は入力した画像信号を+90度、
−90度、+180度に回転する機能を有しており、次
にCPU1003からの指示に従って、回転回路101
5は記憶した情報に所定の回転処理を施して読み出す。
セレクタ1016は、回転回路1015よりの出力信号
1062と、回転回路1015の入力信号1061との
いずれかを選択して、信号1063としてファクシミリ
部4とのコネクタ1005、ファイル部5とのコネクタ
1006、コンピュータインタフェース部とのコネクタ
1007、フォーマッタ部8とのコネクタ1008、イ
メージメモリ部とのコネクタ1009とセレクタ101
7に出力する。
【0034】信号1063はコア部10からファクシミ
リ部4、ファイル部5、コンピュータインタフェース部
7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9へ画像情報
の転送を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスであ
る。信号1064は、ファクシミリ部4、ファイル部
5、コンピュータインタフェース部7、フォーマッタ部
8、イメージメモリ部9からの画像情報の転送を行う同
期式8ビットの片方向ビデオバスである。上記の信号1
063と信号1064の同期式バスの制御を行っている
のがビデオ制御回路1004であり、ビデオ制御回路1
004からの出力信号1056によって制御を行う。
【0035】コネクタ1005〜コネクタ1009に
は、ほかに信号1054がそれぞれ接続される。信号1
054は双方向の16ビットCPUバスであり、非同期
式によるデータ・コマンドの授受を行う。またこのCP
Uバス1054には後述するイメージメモリ部9に格納
されている付加ビットデータをシリアル−パラレル変換
するシリアル−パラレル変換回路204が接続されてい
る。
【0036】また、この結果、ファクシミリ部4、ファ
イル部5、コンピュータインタフェース部7、フォーマ
ッタ部8、イメージメモリ部9とコア部10との情報の
転送は、上記の2つのビデオバス1063,1064と
CPUバス1054を用いておこなうことが可能であ
る。
【0037】ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピ
ュータインタフェース部7、フォーマット部8、イメー
ジメモリ部9からの信号1064は、セレクタ1014
とセレクタ1017に入力される。セレクタ1016
は、CPU1003の指示により信号1064を次段の
回転回路1015に入力する。
【0038】セレクタ1017は、信号1063と信号
1064とのいずれかをCPU1003の指示により選
択出力する。セレクタ1017の出力信号1065は、
パターンマッチング1018とセレクタ1019に入力
される。パターンマッチング1018は、入力信号10
65を予め決められたパターンとパターンマッチングを
行いパターンが一致した場合、予め決められた多値の信
号を信号ライン1066に出力する。パターンマッチン
グで一致しなかった場合は、入力信号1065を信号1
066に出力する。
【0039】セレクタ1019は信号1065と信号1
066とのいずれかをCPU1003の指示により選択
出力する。セレクタ1019の出力信号1067は、次
段のLUT1020に入力される。LUT1020は、
プリンタ部2に画像情報を出力する際にプリンタの特性
に合わせて入力信号1067を変換する。セレクタ10
21は、LUT1020の出力信号1068と信号10
65とのいずれかをCPU1003の指示により選択出
力する。セレクタ1021の出力信号は次段の拡大回路
1022に入力される。
【0040】拡大回路1022は、CPU1003から
の指示によりX方向,Y方向独立に拡大倍率を設定する
ことが可能である。本例の採用する拡大方法は、1次の
線形補間方法である。拡大回路1022の出力信号10
70は、バッファ1010に入力される。バッファ10
10に入力された信号1070は、CPU1003の指
示により双方向信号1057となり、コネクタ1001
を介してプリンタ部2に送られプリントアウトされる。
【0041】以下、以上の構成を備える本例のコア部1
0と各部との信号の流れを説明する。
【0042】[ファクシミリ部4の情報によるコア部1
0の動作]まずファクシミリ部4に情報を出力する場合
について説明する。
【0043】CPU1003は、通信IC1002を介
してリーダ1のCPU122と通信を行い、原稿スキャ
ン命令を出す。リーダ部1は、この命令を受け取ると、
スキャナユニット104を駆動し、原稿をスキャンす
る。これにより、原稿画像情報が読み取られ、コネクタ
120に出力することになる。リーダ部1と外部装置3
はケーブルで接続されており、リーダ部1からの情報は
コア部10のコネクタ1001に入力される。
【0044】コネクタ1001に入力された画像情報
は、多値8ビットの信号ライン1057を介してバッフ
ァ1010に入力・格納される。バッファ回路1010
は、CPUの指示に従って双方向信号1057を片方向
信号として信号ライン1058を介してLUT1011
に入力する。LUT1011ではリーダ部1からの画像
情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変換
する。例えば、原稿の下地を飛ばすことなどが可能であ
る。
【0045】LUT1011の出力信号1059は次段
の2値化回路1012に入力される。2値化回路101
2は8ビット多値信号1059を2値化信号に変換す
る。2値化回路1012は、2値化された信号が“0”
の場合(00)H、“1”の場合(FF)Hと2つの多
値の信号に変換する。2値化回路1012の出力信号
は、セレクタ1013、セレクタ1014を介して回転
回路1015またはセレクタ1016に入力される。
【0046】回転回路1015の出力信号1062もセ
レクタ1016に入力され、セレクタ1016は、信号
1061か信号1062のいずれかを選択出力する。信
号の選択は、CPU1003がCPUバス1054を介
してファクシミリ部4と通信を行うことにより決定す
る。セレクタ1016からの出力信号1063は、コネ
クタ1005を介してファクシミリ部4に送られる。
【0047】次にファクシミリ部4からの情報を受け取
る場合について説明する。
【0048】ファクシミリ部4からの画像情報は、コネ
クタ1005を介して信号ライン1064に伝送され
る。信号1064は、セレクタ1014とセレクタ10
17に入力される。CPU1003の指示によりプリン
タ部2にファクシミリ受信時の画像を回転して出力する
場合には、セレクタ1014に入力した信号1064を
回転回路1015で回転処理する。回転回路1015か
らの出力信号1062はセレクタ1016、セレクタ1
017を介してパターンマッチング1018に入力され
る。
【0049】CPU1003の指示によりファクシミリ
受信時の画像をそのままプリンタ2に出力する場合に
は、セレクタ1017に入力した信号1064をパター
ンマッチング1018に入力する。
【0050】パターンマッチング1018は、ファクシ
ミリ受信した際の画像のガタガタを滑らかにする機能を
有する。パターンマッチングされた信号は、セレクタ1
019を介してLUT1020に入力される。本例のL
UT1020は、ファクシミリ受信した画像をプリンタ
部2に所望する濃度で出力可能とするために、LUT1
20のテーブルをCPU1003で変更可能に構成され
ている。
【0051】LUT1020の出力信号1068は、セ
レクタ1021を介して拡大回路1022に入力され
る。拡大回路1022は、2つの値((00)H,(F
F)H)を有する8ビット多値を、1次の線形補間法に
より拡大処理を行う。拡大回路1022からの多くの値
を有する8ビット多値信号は、バッファ1010とコネ
クタ1001を介してリーダ部1に送られる。
【0052】リーダ部1は、この信号をコネクタ120
を介して外部I/F切り替え回路119に入力する。外
部I/F切り替え回路119は、ファクシミリ部4から
の信号をY信号生成・色検出回路113に入力する。Y
信号生成・色検出回路113からの出力信号は、上述し
た処理を施された後にプリンタ部2に出力され、出力用
紙上に画像形成が行われる。
【0053】[ファイル部5の情報によるコア部10の
動作]ファイル部5に情報を出力する場合について説明
する。
【0054】CPU1003は、通信IC1002を介
してリーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿スキ
ャン命令を出す。リーダ部1は、この命令によりスキャ
ナユニット104が原稿をスキャンすることにより原稿
上の画像情報を読み取り、コネクタ120に出力する。
リーダ部1と外部装置3とはケーブルで接続されてお
り、リーダ部1からの情報はコア部10のコネクタ10
01に入力される。
【0055】コネクタ1001の入力された画像情報
は、バッファ1010によって片方向の信号1058と
なる。多値8ビットの信号である信号1058はLUT
1011によって所望する信号に変換される。LUT1
011の出力信号1059は、セレクタ1013、セレ
クタ1014、セレクタ1016を介してコネクタ10
06に入力される。
【0056】即ち、2値化回路1012および回転回路
1015の機能を用いずに8ビット多値のままファイル
部5に転送する。CPU1003のCPUバス1054
を介してファイル部5との通信により2値化信号のファ
イリングを行う場合には、2値化回路1012、回転回
路1015の機能を使用する。2値化処理および回転処
理は、上記したファクシミリの場合と同様なため、詳細
説明を省略する。
【0057】次にファイル部5からの情報を受け取る場
合について説明する。
【0058】ファイル部5からの画像情報はコネクタ1
006を介して、信号1064としてセレクタ1014
かセレクタ1017に入力される。8ビット多値のファ
イリングの場合はセレクタ1017へ、2値のファイリ
ングの場合にはセレクタ1014またはセレクタ101
7に入力することが可能である。2値のファイリングの
場合は、ファクシミリと同様な処理のため詳細説明を省
略する。
【0059】多値のファイリングの場合には、セレクタ
1017からの出力信号1065をセレクタ1019を
介してLUT1020に入力する。LUT1020で
は、所望するプリント濃度に合わせてCPU1003の
指示によりルックアップテーブルを作成する。LUT1
020からの出力信号1068は、セレクタ1021を
介して拡大回路1022に入力される。拡大回路102
2によって所望する拡大率に拡大した8ビット多値信号
1070は、バッファ1010、コネクタ1001を介
してリーダ部1に送られる。リーダ部1に送られたファ
イル部の情報は、上記したファクシミリと同様に、プリ
ンタ部2に出力され出力用紙上に画像形成が行われる。
【0060】[コンピュータ・インタフェース部7の情
報によるコア部10の動作]コンピュータ・インタフェ
ース部7は、外部装置3に接続されるコンピュータとの
インタフェースを行う。コンピュータ・インタフェース
部7は、SCSI及びRS232C、セントロニクス系
の各インタフェース仕様で他の接続装置との通信を行う
複数のインタフェースを備えている。コンピュータ・イ
ンタフェース部7は、上記の3種類インタフェースを有
し、各インタフェースからの情報は、コネクタ1007
とデータバス1054を介してCPU1003に送られ
る。CPU1003は、送られてきた内容から各種の制
御を行う。
【0061】[フォーマッタ部8の情報によるコア部1
0の動作]フォーマッタ部8は、上述したコンピュータ
インタフェース部7から送られてきた文書ファイルなど
のコマンドデータを、イメージデータに変換して展開す
る機能を有する。CPU1003は、コンピュータ・イ
ンタフェース部7からデータバス1054を介して送ら
れてきたデータがフォーマッタ部8に関するデータであ
ると判断すると、コネクタ1008を介してデータをフ
ォーマッタ部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送
されてきたフォーマットすべきデータを展開し、文字や
図形などの様に意味ある画像としてメモリに展開する。
【0062】次にフォーマッタ部8からの情報を受け取
り出力用紙上に画像形成を行う手順について説明する。
【0063】フォーマッタ部8からの画像情報はコネク
タ1008を介して、信号ライン1064に2つの値
((00)H,(FF)H)を有する多値信号として伝
送される。信号1064は、セレクタ1014、セレク
タ1017に入力される。CPU1003の指示により
セレクタ1014および1017を制御する。以後、上
記したファクシミリの場合と同様なため説明を略す。
【0064】[イメージ・メモリ部9の情報によるコア
部10の動作]イメージ・メモリ部9に情報を出力する
場合について説明する。
【0065】CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより、
画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ部1と外
部装置3は、ケーブルで接続されておりリーダ部1から
の情報は、コア部10のコネクタ1001に入力され
る。コネクタ1001に入力された画像情報は、多値8
ビットの信号ライン1057、バッファ1010を介し
てLUT1011に送られる。LUT1011の出力信
号1059は、セレクタ1013,1014,101
6、コネクタ1009を介してイメージメモリ部9へ、
多値画像情報を転送する。なお、後述する付加ビットデ
ータも上記多値画像情報と共に関連付けて記憶される。
【0066】イメージメモリ部9に記憶された付加ビッ
トデータを含む画像情報は、コネクタ1009のCPU
バス1054を介してCPU1003に送られる。CP
U1003は、上の述べたコンピュータインタフェース
部7にイメージメモリ部9から送られてきたデータを転
送する。コンピュータインタフェース部7は、上記した
3種類のインタフェース(SCSI,RS232C,セ
ントロニクス)のうちで所望するインタフェースでコン
ピュータに転送する。
【0067】次にイメージメモリ部9からの情報を受け
取る場合について説明する。
【0068】コンピュータインタフェース部7を介して
コンピュータから画像情報がコア部10に送られてく
る。このため、コア部10のCPU1003は、コンピ
ュータ・インタフェース部7からCPUバス1054を
介して送られてきたデータが、イメージメモリ部9に関
するデータであると判断すると、コネクタ1009を介
しイメージメモリ部9に転送する。
【0069】次にイメージメモリ部9は、コネクタ10
09を介して8ビット多値信号1064をセレクタ10
14及びセレクタ1017に伝送する。セレクタ101
4またはセレクタ1017からの出力信号は、CPU1
003の指示に従って上述したファクシミリと同様にプ
リンタ部2に出力され、出力用紙上に画像形成が行われ
る。 <ファクシミリ部4の説明>図5は、ファクシミリ部4
の詳細構成を示すブロック図である。
【0070】ファクシミリ部4は、コネクタ400でコ
ア部10と接続されており、接続ケーブルを介してコア
部10と各種信号の授受を行う。コア部10からの2値
情報をメモリA405〜メモリD408のいずれかに記
憶する場合には、コネクタ400からの信号453がメ
モリコントローラ404に入力され、メモリコントロー
ラ404の制御下でメモリA405、メモリB406、
メモリ407、メモリD408のいずれか、または2組
のメモリをカスケード接続したものに記憶される。
【0071】メモリコントローラ404は、CPU41
2の指示に従ったメモリA405、メモリB406、メ
モリC407、メモリD408とCPUバス462との
間でのデータの授受を行う第1のモードと、符号化・復
号化機能を有するCODEC411のCODECバス4
63とデータの授受を行う第2のモードと、メモリA4
05、メモリB406、メモリC407、メモリD40
8の内容をDMAコントローラ402の制御によって変
倍回路403からのバス454とデータの授受を行う第
3のモードと、タイミング生成回路409の制御下で2
値のビデオ入力データ454をメモリA405〜メモリ
D408のいずれかに記憶する第4のモードと、メモリ
A405〜メモリD408のいずれかからメモリ内容を
読み出し信号ライン452に出力する第5のモードの5
つの動作モードで動作する機能を有する。
【0072】メモリA405、メモリB406、メモリ
C407、メモリD408は、それぞれ2Mバイトの記
憶容量を有しており、400dpiの解像度でA4サイ
ズ相当の画像を記憶可能に構成されている。タイミング
生成回路409は、コネクタ400と信号ライン459
を介して接続されており、コア部10からの制御信号
(HSYNC,HEN,VSYNC,VEN)により起
動され、下記の2つの機能を達成するための信号を生成
する。1つ目はコア部10からの画像信号をメモリA4
05〜メモリD408のいずれか1つのメモリ、または
2つのメモリに記憶する機能、2つ目はメモリA405
〜メモリD408のいずれか1つから画像信号を読み出
し信号ライン452に伝送する機能である。
【0073】デュアルポートメモリ410は、信号ライ
ン461を介してコア部10のCPU1003と接続さ
れており、また信号ライン462を介してファクシミリ
部4のCPU412と接続されている。各々のCPU4
12,1003は、このデュアルポートメモリ410を
介してコマンドの授受を行う。SCSIコントローラ4
13は、図1に示すファクシミリ部4に接続されている
ハードディスクとのインタフェースを行う。このハード
ディスクには、ファクシミリ送信時やファクシミリ受信
時のデータなどを蓄積する。
【0074】CODEC411は、メモリA405〜メ
モリD408のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH,MR,MMR方式のうちの所望する
いずれかの方式で符号化を行った後、メモリA405〜
メモリD408のいずれかに符号化情報として記憶す
る。またCODEC411は、メモリA405〜メモリ
D408に記憶されている符号化情報を読み出し、M
H,MR,MMR方式のうちの所望するいずれかの方式
で復号化を行った後、メモリA405〜メモリD408
のいずれかに復号化情報すなわちイメージ情報として記
憶する。
【0075】MODEM414は、CODEC411ま
たはSCSIコントローラ413に接続されているハー
ドディスクからの符号化情報を電話回線上に伝送するた
めに変調する機能と、NCU415から送られて来た情
報を復調し符号化情報に変換し、CODEC411また
は、SCSIコントローラ413に接続されているハー
ドディスクに符号化情報を転送する機能とを備えてい
る。NCU415は、電話回線と直接接続され、電話回
線とのインタフェースを司り、電話局などに設置されて
いる交換機等と所定の手順により情報の授受を行う。
【0076】以上の構成を備える本例のファクシミリ部
4におけるファクシミリ送信における一実施例を以下に
説明する。
【0077】リーダ部1からの2値化画像信号は、コネ
クタ400より入力され、信号ライン453を通りメモ
リコントローラ404に達する。そしてこの2値化画像
信号453は、メモリコントローラ404によってメモ
リA405に記憶される。メモリA405に記憶するタ
イミングは、リーダ部1からのタイミング信号459を
基準としてタイミング生成回路409で生成される。C
PU412は、メモリコントローラ404のメモリA4
05及びメモリB406をCODEC411のバスライ
ン463に接続する。CODEC411は、メモリA4
05からイメージ情報を読み出し、所望の符号か方法例
えばMR法により符号化を行い、符号化情報をメモリB
406に書き込む。
【0078】A4サイズのイメージ情報をCODEC4
11が符号化すると、CPU412は、メモリコントロ
ーラ404のメモリB406をCPUバス462に接続
する。そしてCPU412は、符号化された情報をメモ
リB406より順次読み出し、MODEM414に転送
する。MODEM414は、符号化された情報を変調
し、NCU415を介して所定の伝送手順に従い電話回
線上にファクシミリ情報として送信する。
【0079】次に、ファクシミリ部4におけるファクシ
ミリ受信処理における発明の実施の形態の一例を説明す
る。
【0080】電話回線を介して相手ファクシミリ装置等
よりの被呼が送られてくると、NCU415でこれを検
出して応答し、引き続いて送られてくる情報をNCU4
15で受信し、所定の手順でファクシミリ部4と接続さ
れる。NCU415からの受信情報は、MODEM41
4に送られ、ここで復調される。CPU412は、CP
Uバス462を介してこのMODEM414からの復調
情報をメモリC407に記憶する。
【0081】こうして1画面分の情報がメモリC407
に記憶されると、CPU412はメモリコントローラ4
04を制御することによりメモリC407のデータライ
ン457をCODEC411のライン463に接続す
る。CODEC411は、メモリC407の記憶情報
(符号化情報)を順次読み出し、復号化すなわち元のイ
メージ情報に変換する処理を実行してメモリD408に
記憶する。
【0082】CPU412は、デュアルポートメモリ4
10を介してコア部10のCPU1003と通信を行
い、メモリD408からコア部10を介してプリンタ部
2に画像をプリント出力するための設定を行う。設定が
終了すると、CPU412は、タイミング生成回路40
9に起動をかけ、信号ライン460から所定のタイミン
グ信号をメモリコントローラに出力する。メモリコント
ローラ404は、タイミング生成回路409からの信号
に同期してメモリD408からイメージ情報を読み出
し、信号ライン452に伝送し、コネクタ400に出力
する。コネクタ400からプリンタ部2に出力するまで
は、コア部で説明した場合と同様であるため詳細説明を
省略する。 <ファイル部5の説明>図6は、ファイル部5の詳細構
成を示すブロック図であり、図6を用いて本例のファイ
ル部5の構成と動作を説明する。
【0083】ファイル部5は、コネクタ500を介して
コア部10と接続されており、コア部10との間で各種
信号の授受を行う。ファイル部5において、コア部10
よりの多値入力信号551は圧縮回路503に入力さ
れ、ここで多値画像情報から圧縮情報に変換されてメモ
リコントローラ510に出力される。圧縮回路503の
出力信号552は、メモリコントローラ510の制御下
でメモリA506、メモリB507、メモリC508、
メモリD509のいずれか、または2組のメモリをカス
ケード接続したものに記憶される。
【0084】メモリコントローラ510は、CPU51
6の指示に従ってメモリA506、メモリB507、メ
モリC508、メモリD509とCPUバス560との
間でデータの授受を行う第1のモードと、符号化・復号
化を行うCODEC517のCODECバス570との
間でデータの授受を行う第2のモードと、メモリA50
6、メモリB507、メモリC508、メモリD509
の内容をDMAコントローラ518の制御によって変倍
回路511からのバス562とデータの授受を行う第3
のモードと、タイミング生成回路514の制御下で信号
563をメモリA506〜メモリD509のいずれかに
記憶する第4のモードと、メモリA506〜メモリD5
09のいずれかからメモリ内容を読み出し信号ライン5
58に出力する第5のモードの5つのモードでの動作が
可能な機能を有する。
【0085】メモリA506、メモリB507、メモリ
C508、メモリD509は、それぞれ2Mバイトの記
憶容量を有しており、400dpiの解像度でA4相当
の画像を記憶することが可能である。タイミング生成回
路514は、コネクタ500と信号ライン553を介し
て接続されており、コア部10からの制御信号(HSY
NC,HEN,VSYNC,VEN)により起動され、
下記の2つの機能を達成するための信号を生成する。
【0086】1つ目は、コア部10からの情報をメモリ
A506〜メモリD509のいずれか1つのメモリ、ま
たは2つのメモリに記憶する機能、2つ目は、メモリA
506〜メモリD509のいずれか1つから画像情報を
読み出し信号ライン556に伝送する機能である。
【0087】デュアルポートメモリ515は、信号ライ
ン554を介してコア部10のCPU1003、信号ラ
イン560を介してファイル部5のCPU516と接続
されている。各々のCPUは、このデュアルポートメモ
リ515を介してコマンドの授受を行う。SCSIコン
トローラ519は、図1のファイル部5に接続されてい
る外部記憶装置6とのインタフェースを行う。外部記憶
装置6は、具体的には光磁気ディスクで構成され、画像
情報などのデータの蓄積を行う。
【0088】CODEC517は、メモリA506〜メ
モリD509のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH,MR,MMR方式のいずれかの符号
か方法のうちの所望する方式で符号化を行った後、メモ
リA506〜メモリD509のいずれかに符号化情報と
して記憶する。また、メモリA506〜メモリD509
に記憶されている符号化情報を読み出し、MH,MR,
MMR方式の所望する方式で復号化を行った後、メモリ
A506〜メモリD509のいずれかに復号化情報すな
わちイメージ情報として記憶する。
【0089】本例における外部記憶装置6にファイル情
報を蓄積する発明の実施の形態の一例を以下に説明す
る。
【0090】リーダ部1からの8ビット多値画像信号
は、コネクタ500より入力され信号ライン551を介
して圧縮回路503に入力される。圧縮回路503に入
力された8ビット多値画像信号は、ここで圧縮情報55
2に変換される。圧縮情報552は次にメモリコントロ
ーラ510に入力される。メモリコントローラ510
は、コア部10からの信号553によってタイミング生
成回路559でタイミング信号559を生成し、この信
号に従って圧縮情報552をメモリA506に記憶す
る。
【0091】CPU516は、メモリコントローラ51
0に指示してメモリコントローラ510の制御下にある
メモリA506及びメモリB507をCODEC517
のバスライン570に接続する。CODEC517は、
メモリA506から圧縮された情報を読み出して例えば
MR法により符号化を行い、符号化情報をメモリB50
7に書き込む。
【0092】CODEC517が符号化を終了すると、
CPU516は、メモリコントローラ510のメモリB
507をCPUバス560に接続する。そしてCPU5
16は符号化された情報をメモリB507より順次読み
出し、SCSIコントローラ519に転送する。SCS
Iコントローラ519は、符号化された情報572を外
部記憶装置6に記憶する。
【0093】次に、外部記憶装置6から情報を取り出し
プリンタ部2に出力する発明の実施の形態の一例を説明
する。
【0094】情報の検索・プリントのコマンドを受け取
ると、CPU516はSCSIコントローラ519を介
して外部記憶装置6から符号化された情報を受取り、そ
の符号化情報をメモリC508に転送する。このときメ
モリコントローラ510は、CPU516の指示により
CPUバス560をメモリC508のバス566に接続
する。メモリC508への符号化情報の転送が終了する
と、CPU516は、メモリコントローラ510を制御
することにより、メモリC508とメモリD509をC
ODEC517のバス570に接続する。
【0095】CODEC517は、メモリC508から
符号化情報を読み取り、順次復号化した後、メモリD5
09に転送する。ここで、プリンタ部2に出力する際に
拡大・縮小などの変倍が必要な場合には、メモリD50
9を変倍回路511のバス562に接続し、DMAコン
トローラ518の制御下でメモリD509の内容を変倍
する。
【0096】CPU516は、デュアルポートメモリ5
15を介してコア部10のCPU1003と通信を行
い、メモリD509からコア部10を通りプリンタ部2
に画像をプリント出力するための設定を行う。設定が終
了すると、CPU516は、タイミング生成回路514
に起動をかけ信号ライン559から所定のタイミング信
号をメモリコントローラ510に出力する。メモリコン
トローラ510は、タイミング生成回路514からの信
号に同期してメモリD509から復号化情報を読み出
し、信号ライン556に伝送する。信号ライン556は
伸長回路504に接続されており、伸長回路504は復
号化情報を入力して必要な伸長処理を行う。伸長回路5
04よりの出力信号555は、コネクタ500を介して
コア部10に出力される。コネクタ500からプリンタ
部2に出力するまでは、コア部10で説明したので詳細
説明を省略する。 <コンピュータ・インタフェース部7の説明>図7を参
照して本例のコンピュータ・インタフェース部7の詳細
説明を行う。図7はコンピュータ・インタフェース部7
の詳細構成を示すブロック図である。
【0097】コネクタA400及びコネクタB701
は、SCSIインタフェース用のコネクタである。コネ
クタC702は、セントロニクスインタフェース用コネ
クタである。コネクタD703は、RS232Cインタ
フェース用コネクタである。コネクタE707は、コア
部10と接続するためのコネクタである。
【0098】SCSIインタフェース704,708
は、2つのコネクタ(コネクタA700及びコネクタB
701)に夫々接続可能に構成されており、複数のSC
SIインタフェースを有する機器を接続する場合には、
コネクタA700及びコネクタB701を用いてカスケ
ード接続する。また、外部装置3とコンピュータを1対
1で接続する場合には、コネクタA700とコンピュー
タをケーブルで接続し、コネクタB701にはターミネ
イタを接続するか、コネクタB701とコンピュータを
ケーブルで接続し、コネクタA700にターミネイタを
接続する。
【0099】コネクタA700またはコネクタB701
から入力される情報は、信号ライン751を介してSC
SIインタフェース−A704または、SCSIインタ
フェース−B708に入力される。SCSIインタフェ
ース−A704または、SCSIインタフェース−B7
08は、SCSIのプロトコルによる手続きを行った後
データを信号ライン754を介してコネクタ707Eに
出力する。
【0100】コネクタE707はコア部10のCPUバ
ス1054に接続されており、コア部10のCPU10
03はCPUバス1054からSCSIインタフェース
用コネクタ(コネクタA700、コネクタB701)に
入力された情報を受け取る。コア部10のCPU100
3からのデータをSCSIコネクタ(コネクタA700
及びコネクタB701)に出力する場合は、上記と逆の
手順によって行う。
【0101】セントロニクス・インタフェースはコネク
タC702に接続され、信号ライン752を介してセン
トロニクスインタフェース705に入力される。セント
ロニクスインタフェース705は決められたプロトコル
の手順によりデータの受信を行い、信号ライン754を
介してコネクタE707に出力する。コネクタE707
はコア部10のCPUバス1054に接続されており、
コア部10のCPU1003は、CPUバス1054か
らセントロニクスインタフェース用コネクタ(コネクタ
C702)に入力された情報を受け取る。
【0102】RS232CインタフェースはコネクタD
703に接続され、信号ライン753を介してRS23
2Cインタフェース706に入力される。RS232C
インタフェース706は決められたプロトコルの手順に
よりデータの受信を行い、信号ライン754を介してコ
ネクタE707に出力する。コネクタE707は、コア
部10のCPUバス1054に接続されており、コア部
10のCPU1003は、CPUバス1054からRS
232Cインタフェース用コネクタ(コネクタD70
3)に入力された情報を受け取る。コア部10のCPU
1003からのデータをRS232Cインタフェース用
コネクタ(コネクタD703)に出力する場合は、上記
と逆の手順によって行う。 <フォーマッタ部8の説明>図8は、フォーマッタ部8
の構成を示すブロック図である。図8を用いて本例のフ
ォーマッタ部8の構成と動作を説明する。
【0103】先に説明したコンピュータ・インタフェー
ス部7からのデータはコア部10で判別され、フォーマ
ッタ部8に関するデータである場合には、コア部10の
CPU1003はコア部10のコネクタ1008および
フォーマッタ部9のコネクタ800を介してコンピュー
タからのデータをデュアルポートメモリ803に転送す
る。フォーマッタ部8のCPU809は、デュアルポー
トメモリ803を介してコンピュータから送られて来た
コードデータを受け取る。
【0104】CPU809は、このコードデータを順次
イメージデータに展開し、メモリコントローラ808を
介してメモリA806またはメモリB807にこのイメ
ージデータを転送する。メモリA806及びメモリB8
07は、各1Mバイトの記憶容量を持ち、1つのメモリ
(メモリA806またはメモリB807)で300dp
iの解像度でA4の用紙サイズまで記憶することが可能
である。300dpiの解像度でA3の用紙サイズまで
対応しようとする場合には、メモリA806とメモリB
807をカスケード接続してイメージデータを展開す
る。上記のメモリの制御は、CPU809からの指示に
よりメモリコントローラ808によって行われる。
【0105】また、イメージデータの展開の際、文字や
図形などの回転が必要な場合には、回転回路804にて
回転したのちメモリA806またはメモリB807に転
送する。メモリA806またはメモリBにイメージデー
タの展開が終了すると、CPU809はメモリコントロ
ーラ808を制御してメモリA806のデータバスライ
ン858、又はメモリB807のデータバスライン85
9をメモリコントローラ808の出力ライン855に接
続する。
【0106】次にCPU809は、デュアルポートメモ
リ803を介してコア部10のCPU1003と通信を
行い、メモリA806またはメモリB807から画像情
報を出力するモードに設定する。コア部10のCPU1
003は、コア部10内の通信回路1002を介してリ
ーダ部1のCPU122に内蔵している通信機能を用い
てCPU122にプリント出力モードを設定する。
【0107】プリント出力モードが設定されると、コア
部10のCPU1003はコネクタ1008及びフォー
マッタ部8のコネクタ800を介してタイミング生成回
路802に起動をかける。タイミング生成回路802
は、コア部10からの信号に応じてメモリコントローラ
808にメモリA806またはメモリB807から画像
情報を読みだす為のタイミング信号を発生する。
【0108】メモリA806またはメモリB807から
の画像情報は、信号ライン858を介してメモリコント
ローラ808に入力される。メモリコントローラ808
からの出力画像情報は、信号ライン851及びコネクタ
800を介してコア部10に転送される。コア部10か
らプリンタ部への出力に関しては、コア部10で説明し
たので詳細説明を省略する。 <イメージメモリ部9の説明>図9はイメージメモリ部
9の詳細構成を示すブロック図であり、以下、図9を参
照してイメージメモリ部9の構成と動作を説明する。
【0109】イメージメモリ部9は、コネクタ900で
コア部10と接続され各種信号の授受を行う。多値入力
信号954は、メモリコントローラ905の制御下でメ
モリ904に記憶される。メモリコントローラ905
は、CPU906の指示によりメモリ904とCPUバ
ス957とデータの授受を行う第1のモードと、タイミ
ング生成回路902の制御下で信号954をメモリ90
4に記憶する第2のモードと、メモリ904からメモリ
内容を読み出し信号ライン955に出力する第3のモー
ドの3つのモードで動作する機能を有する。
【0110】メモリ904は32Mバイトの記憶容量を
有し、400dpiの解像度および256階調でA3サ
イズ相当の画像を記憶することが可能である。タイミン
グ生成回路902は、コネクタ900と信号ライン95
2を介して接続されており、コア部10からの制御信号
(HSYNC,HEN,VSYNC,VEN)により起
動され、以下に示す2つの機能を達成するための信号を
生成する。1つ目はコア部10からの情報をメモリ90
4に記憶する機能、2つ目はメモリ904から画像情報
を読み出して信号ライン955に伝送する機能である。
【0111】デュアルポートメモリ903は、信号ライ
ン953を介してコア部10のCPU1003、信号ラ
イン957を介してイメージメモリ部9のCPU906
が接続されている。各々のCPUは、このデュアルポー
トメモリ903を介してコマンドの授受を行う。
【0112】以上の構成においてイメージメモリ部9に
画像情報を蓄積し、この情報をコンピュータに転送する
一実施例を説明する。
【0113】リーダ部1からの8ビット多値画像信号
は、コネクタ900より入力され信号ライン954を介
してメモリコントローラ905に入力される。メモリコ
ントローラ905は、コア部10からの信号952によ
ってタイミング生成回路902でタイミング信号956
を生成し、この信号に従って信号954をメモリ904
に記憶する。CPU906は、メモリコントローラ90
5のメモリ904をCPUバス597に接続する。CP
U906は、メモリ904から順次イメージ情報を読み
出しデュアルポートメモリ903に転送する。
【0114】コア部10のCPU1003は、イメージ
メモリ部9のデュアルポートメモリ903のイメージ情
報を信号ライン953、コネクタ900を介して読み取
り、この情報をコンピュータ・インタフェース部7に転
送する。コンピュータインタフェース部7からコンピュ
ータに情報を転送することは、上記で説明しているため
詳細説明を省略する。
【0115】次に、コンピュータから送られて来たイメ
ージ情報をプリンタ部2に出力する一例を説明する。
【0116】コンピュータから送られて来たイメージ情
報は、コンピュータ・インタフェース部7を介してコア
部10に送られる。コア部10のCPU1003はCP
Uバス1054及びコネクタ1009を介してイメージ
メモリ部9のデュアルポートメモリ903にイメージ情
報を転送する。このときCPU906はメモリコントロ
ーラ905を制御しCPUバス957をメモリ904の
バスに接続する。CPU906は、デュアルポートメモ
リ903からイメージ情報をメモリコントローラ905
を介してメモリ904に転送する。
【0117】メモリ904へイメージ情報を転送し終る
と、CPU906は、メモリコントローラ905を制御
しメモリ904のデータラインを信号955に接続す
る。CPU906は、デュアルポートメモリ903を介
してコア部10のCPU1003と通信を行い、メモリ
904からコア部10を介してプリンタ部2に画像をプ
リント出力するための設定を行う。
【0118】設定が終了すると、CPU906はタイミ
ング生成回路902に起動をかけ、信号ライン956か
ら所定のタイミング信号をメモリコントローラ905に
出力する。メモリコントローラ905は、タイミング生
成回路902からの信号に同期してメモリ904からイ
メージ情報を読み出し、信号ライン955に伝送しコネ
クタ900に出力する。コネクタ900からプリンタ部
2に出力するまでは、コア部10で説明したので説明を
省略する。
【0119】本例においては以上の構成を備え、各種の
画像処理及び画像印刷出力処理を行っている。
【0120】以上が本例の詳細構成であるが、以上の各
構成による本例の特徴的構成であるリーダ部1よりのR
GB信号より付加ビットデータを生成して当該付加ビッ
トデータに従った画像処理を行う処理が実際の装置にお
いて具体的にどのように行われるかの例を図10に模式
的に示す。本例における処理の概要を図10を参照して
わかりやすく説明する。
【0121】リーダ部1はCCD109で原稿を読み取
り、RGBの各輝度レベルの電気信号に変換し、所定の
処理を施した後に変換装置200に読み取り信号として
供給する。変換装置200は、リーダ部1よりのRGB
の各輝度レベルの電気信号を必要に応じて白黒8ビット
の多値データに変換し、例えばビットマップモリである
イメージメモリ部9に変換後のデータを格納する。ま
た、変換装置200は、RGBのうちGの輝度レベルの
電気信号を用いて読み取った画像データに対する付加ビ
ットデータを生成しイメージメモリ部9に格納する。
【0122】なお、この例ではビットマップメモリとし
てイメージメモリ部9を利用する例について説明をする
が、コア部10内、あるいは実際に画像処理を行う画像
処理ハードウエア部分に別途処理に必要な容量の多値デ
ータ及び付加ビット記憶分の記憶容量を備える画像処理
専用のビットマップメモリを備える構成としても良い。
このようにすることにより、より画像データの通信の必
要がなくなりより効率の良い画像処理が行える。この場
合には図10のイメージメモリ部9が専用のビットマッ
プメモリとなり、またシリアル−パラレル変換回路20
4もビットマップメモリのみに接続された回路構成とな
る。
【0123】このメモリの構成は、揮発性の半導体メモ
リの如きメモリであっても、磁気ディスク装置の如き不
揮発性のメモリであってもよく、その種類は問わない。
【0124】更に、付加ビットデータ等の転送は、イメ
ージメモリ部9との通信を標準化されたイーサネット等
による通信方法出会ってもよく(これは他の各構成要素
との通信の場合も同様である。)、また、CPUバス1
054をそのまま延長した様な特定のバスにより行って
も良い。
【0125】上述の付加ビットとして、例えば色の存在
をあらわすビット、画像編集をあらわすビット、2値の
画像をあらわすビット、読み取った多値画像の特徴をあ
らわすビットを変換装置200が抽出する。
【0126】CPU1003及びファイル部5、イメー
ジメモリ部9、シリアル−パラレル変換器204、画像
御処理ハードウエア208の各装置は、CPUバス10
53及び1054を介して互いに接続されている。そし
て、CPU1003はCPUバス1054を介してファ
イル部5やイメージメモリ部9をアクセスし、当該メモ
リを参照しながら、シリアル−パラレル変換器204及
び画像処理ハードウエアとも通信(制御信号の通信を含
む。)を行う。そして、シリアル−パラレル変換器20
4を介して受け取った付加ビットデータを参照してリー
ダ部1で読み取った画像に対する処理を判断し、その結
果をCPUバス1053、1054を介して画像処理ハ
ードウェア208に伝達する。
【0127】画像処理ハードウェア208はこの伝達さ
れた情報を元にイメージメモリ部(ビットマップメモ
リ)9に格納されている白黒8ビットの多値データに対
して画像処理を行い、画像処理が終了後、プリンタ部2
で印刷を行う。
【0128】以上説明した様に本例によれば、多値の画
像データが読み取り可能なディジタル複写装置におい
て、読み取った多値の画像データを保存する手段、前記
の多値画像データに付加ビットを加える手段、付加ビッ
トの情報によって画像処理するハードウェア手段、画像
編集装置と付加ビットのみの情報を送受信する手段を有
することにより、今まで端末装置で行っていた計算負荷
量のかかる処理をディジタル複写装置側のハードウェア
手段で高速に処理し、また付加ビットのみの送受信のた
め処理データ量を軽減することが可能となる。
【0129】よって、端末装置側では画像処理負荷、処
理データ量負荷から開放されるので、特別に高速な端末
を用いる必要なく、十分に高速な画像処理が行える。さ
らに、転送データ量も付加ビットのみになるため、転送
時間が短縮されバスの占有時間によるマルチ動作への悪
影響やネットワーク全体のパフォーマンスへの影響が激
減され複写システムとしての全体のパフォーマンスが向
上する。
【0130】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって実施される場合にも適用で
きることはいうまでもない。この場合、本発明に係るプ
ログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成すること
になる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシス
テム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或
は装置が、予め定められたし方で動作する。
【0131】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、画像
処理を行うに際して所定の画像処理手段による画像処理
の実行を制御する情報を生成して、係る情報を送るのみ
で必要な画像処理を行うことができるようにしたため、
画像処理を例えばどこで行うにしても制御側ではこの情
報を受け取るのみで適切な画像処理を行うための制御が
行える。そのため、画像データを転送するための各構成
間の通信路の専有時間を減らすことができ、例えば、端
末装置よりの指示で複写機より画像データを読み込んで
必要な画像処理を行うようなシステムの場合であって
も、従来は端末装置に読取画像を転送して、この転送さ
れた画像に対して端末装置側で必要な画像処理を行い、
複写機のプリンタ部に送り返していたものが、本発明に
よれば上記付加ビットのみ例えば端末装置に転送するの
みで適切な画像処理を選択して指示できるため、端末装
置と複写機間の画像情報の転送を行う必要がなくなり、
バスの専有時間による他のシステム構成装置等への悪影
響やシステム全体のパフォーマンスへの影響を激減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発明の実施の形態の一例の画像形
成装置の全体構成を示す図である。
【図2】図1に示すリーダ部及びプリンタ部の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1に示すリーダ部内の画像処理部の構成を示
すブロック図である。
【図4】図1に示すコア部の詳細ブロック図である。
【図5】図1に示すファクシミリ部の詳細ブロック図で
ある。
【図6】図1に示すファイル部の詳細ブロック図であ
る。
【図7】図1に示すコンピュータインタフェース部の詳
細ブロック図である。
【図8】図1に示すフォーマッタ部の詳細ブロック図で
ある。
【図9】図1に示すイメージメモリ部の詳細ブロック図
である。
【図10】本例の付加ビットデータに基づく画像処理の
概略を模式的に表した図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置(リーダ部) 2 画像出力装置(プリンタ) 3 外部装置 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 6 外部記憶装置 7 コンピュータインタフェース部 8 フォーマッタ部 9 イメージメモリ部 10 コア部 200 変換装置 204 シリアル−パラレル変換回路 208 画像処理ハードウエア

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取り画像データを発生する読
    み取り手段と、 前記読み取り手段で発生した画像データに対して施され
    る画像処理に関連する情報を生成する生成手段と、 前記生成手段で生成された情報に従って所定の画像処理
    手段による画像処理の実行を制御する制御手段と、 前記生成手段により生成された前記情報を前記画像デー
    タとは独立して外部装置との間で送受信する送受信手段
    とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データは白黒多値のデータであ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データはカラー多値のデータで
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記情報が色の存在をあらわすビットで
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記情報が画像編集をあらわすビットで
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記情報が2値の画像をあらわすビット
    であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記情報が読み取った多値画像の特徴を
    をあらわすビットであることを特徴とする請求項1記載
    の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記画像データを記憶するための
    記憶手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段は不揮発性メモリであるこ
    とを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記送受信手段は前記情報の送受信に
    特定バス手段を用いることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記送受信手段は前記情報の送受信に
    標準化された送受信手段を用いることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像処理手段はディジタル複写機
    に内蔵されていることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】 前記画像処理手段はハードウエアによ
    り画像を処理することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  14. 【請求項14】 原稿を読み取り画像データを発生する
    読取手段を備える装置の画像御処理方法であって、 前記読み取り手段で発生した画像データに対して施され
    る画像処理に関連する情報を生成し、前記生成された情
    報に従って所定の画像処理手段による画像処理の実行を
    制御すると共に、前記生成された情報を前記画像データ
    とは独立して外部装置との間で送受信することを特徴と
    する画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記画像データは白黒多値のデータで
    あることを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記画像データはカラー多値のデータ
    であることを特徴とする請求項14記載の画像処理方
    法。
  17. 【請求項17】 前記情報が色の存在をあらわすビット
    であることを特徴とする請求項14記載の画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 前記情報が画像編集をあらわすビット
    であることを特徴とする請求項14記載の画像処理方
    法。
  19. 【請求項19】 前記情報が2値の画像をあらわすビッ
    トであることを特徴とする請求項14記載の画像処理方
    法。
  20. 【請求項20】 前記情報が読み取った多値画像の特徴
    ををあらわすビットであることを特徴とする請求項14
    記載の画像処理方法。
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