JPH09171276A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09171276A
JPH09171276A JP7331389A JP33138995A JPH09171276A JP H09171276 A JPH09171276 A JP H09171276A JP 7331389 A JP7331389 A JP 7331389A JP 33138995 A JP33138995 A JP 33138995A JP H09171276 A JPH09171276 A JP H09171276A
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JP
Japan
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recording paper
roller
recording
curl
image
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Application number
JP7331389A
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English (en)
Inventor
Akihiro Fujita
明宏 藤田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、記録紙ロールを非常に簡単な作業
で装着できるようにして、装着作業の作業性を向上させ
ることができる画像記録装置を提供するものである。 【解決手段】 カール矯正機構30と記録紙ロールRの間
に記録紙Pをピックアップローラ23に向かって送り出す
送り送りローラ53を設けるとともに、送りローラ53とピ
ックアップローラ23の間にカール矯正機構30が矯正動作
位置Cに位置したとき、記録紙Pの搬送経路の一部を構
成するガイド板50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
し、記録紙に画像を記録する例えば、ファクシミリ装
置、複写機、プリンタ等の画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像記録装置としては、
普通紙がロール状に巻かれた記録紙ロールから記録紙を
引き出して搬送するローラ群と、引き出された記録紙を
形成する画像の大きさに応じて所定長さにカットするカ
ッタ部と、感光体上に形成された像を現像して搬送され
てきた記録紙に転写し画像を記録する電子写真記録方式
による画像記録部とを備えている。
【0003】ところが、このような従来の画像記録装置
にあっては、記録紙は記録紙ロールに巻かれていること
から巻き癖によってカールしているため、そのカールに
よって通紙ジャムが発生したり、記録した画質が低下し
てしまうという不具合があった。また、排紙した記録紙
にカールが残ってしまうという不具合があった。このよ
うな不具合を解消するものとして、例えば、特開平7−
157164号公報に記載されたようなものがあり、図
7、8のように示される。図7、8において、Rは普通
紙がロール状に巻かれた記録紙ロールであり、この記録
紙ロールRの記録紙Pは手動によってピックアップロー
ラ111とこのローラ111に加圧される加圧コロ112の間に
引き出される。この記録紙Pはピックアップローラ111
および加圧コロ112に挟持されて原稿の搬送方向下流側
に搬送されて図示しないカッタによって所定長さに切断
された後、図示しない画像記録部に搬送されるようにな
っている。
【0004】このピックアップローラ111と記録紙ロー
ルRの間にはカール矯正機構113が設けられており、こ
のカール矯正機構113は、記録紙ロールRが収納された
カセットベース120の両側面に回動自在に取付けられた
アーム114(図示は一方のみ)と、この図示されている
アーム114の先端に取付けられるとともにカセットベー
ス120に形成された長孔120aに沿って移動可能に設けら
れ、記録紙ロールRから引き出される記録紙Pの外面に
接して反転させ、この記録紙Pのカールを矯正するデカ
ールローラ115と、アーム114の先端よりもカセットベー
ス120側に配設され、先端にデカールローラ115を挿通す
る長孔116aおよび図8に示すようにデカールローラ115
によるカール矯正時にデカールローラ115が突き当る切
欠116bが形成されたレバー116と、このレバー116の基
端に先端が連結された回動アーム117と、レバー116を時
計回転回りに付勢するトーションバネ118と、回動アー
ム117を押圧してレバー116の先端をトーションバネ118
の付勢力に抗して図8中、下方に移動させるプランジャ
を119aを有するソレノイド119から構成されている。
【0005】このようなカール矯正機構113によってカ
ールを矯正するにあたっては、まず、オペレータにより
カセットベース120を装置本体下部から引き出してベー
ス120内に記録紙ロールRを収容して記録紙Pを引き出
した後、デカールローラ115を上方に移動させ、記録紙
Pを図7に示すようにデカールローラ115の下方を通し
てピックアップローラ111と加圧コロ112との間に噛み込
ます。
【0006】なお、アーム114、デカールローラ115、レ
バー116の自重や切欠116bからデカールローラ115を引
離すために力が必要なためには、トーションバネ118の
付勢力では不十分であるため、オペレータによってデカ
ールローラ115を上方に移動させる必要があり、トーシ
ョンバネ118は謂わばパワーアシスト的な機能を有す
る。
【0007】このとき、デカールローラ115はトーショ
ンバネ118の弾性力により図中時計回り方向に付勢され
ているレバー116によって長穴120a上方の矯正解除位置
Bに保持されているので、記録紙Pを容易にデカールロ
ーラ115の下方を通すことができる。そして、画データ
が入力されると、ソレノイド119が駆動され回動アーム1
17が時計回りに回動されてレバー116がトーションバネ1
18の弾性力に抗して反時計回りに回動され、デカールロ
ーラ115が矯正解除位置Bから下降されて矯正動作位置
Cに移動される。このとき、デカールローラ115、アー
ム114、およびレバー116は自重によっても下降する。こ
の後、記録紙Pは図示しない搬送手段によって搬送され
る。
【0008】この結果、記録紙ロールRから引き出した
記録紙Pの巻き癖であるカールをカール矯正機構113で
矯正して、通紙ジャムを発生させることなくその記録紙
Pを画像記録部へ搬送することができ、画質を低下させ
ることなくその記録紙Pに画像を形成することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像記録装置にあっては、ベース120内に記
録紙ロールRを収容して記録紙Pを引き出した後、この
記録紙Pをデカールローラ115の下方を通してピックア
ップローラ111と加圧コロ112との間に噛み込ますように
なっていたため、記録紙ロールRの装着作業の作業性が
非常に悪いという問題があった。
【0010】そこで本発明は、記録紙ロールを非常に簡
単な作業で装着できるようにして、装着作業の作業性を
向上させることができる画像記録装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、普通紙がロール状に巻かれた記録
紙ロールから記録紙を引き出して搬送する搬送手段と、
該搬送手段の記録紙の搬送方向下流側に設けられ、引き
出された記録紙を所定長さにカットするカッタ部と、搬
送されてきた記録紙に画像を形成する画像記録部と、を
備え、前記搬送手段の記録紙の搬送方向上流側に、記録
紙ロールに巻かれた記録紙のカールを矯正するカール矯
正機構が設けられ、該カール矯正機構が矯正動作位置と
矯正解除位置の間で移動可能な画像記録装置において、
前記カール矯正機構と記録紙ロールの間に記録紙を搬送
手段に向かって送り出す送り部材を設けるとともに、送
り部材と搬送手段の間にカール矯正機構が矯正動作位置
に位置したとき、記録紙の搬送経路の一部を構成するガ
イド板を設けたことを特徴としている。
【0012】その場合、記録紙ロールから若干量だけ引
き出された記録紙が送り部材によってガイド板に送り出
され、ガイド板に案内されながらカール矯正手段を通し
て搬送手段に搬送される。したがって、送り部材を作動
させるだけの簡単な作業で記録紙ロールが画像記録装置
に容易に装着され、記録紙ロールの装着作業の作業性が
向上する。
【0013】請求項2記載の発明は、上記目的達成のた
め、請求項1記載の発明において、前記搬送部材がロー
ラから構成され、このローラの端部にノブが設けられる
ことを特徴としている。その場合、ノブによってローラ
を回転させることにより、記録紙が記録紙ロールから簡
単に送り出され、記録紙ロールの装着作業の作業性がよ
り一層向上する。
【0014】請求項3記載の発明は、上記目的達成のた
め、請求項1または2記載の発明において、前記カール
矯正機構が、記録紙ロールから引き出される記録紙の外
面に接して反転させ該記録紙のカールを矯正するデカー
ル部材と、該デカール部材を記録紙と平行に支持しつ
つ、記録紙を反転させる矯正動作位置、または、記録紙
の反転動作を解除する矯正解除位置に案内する案内手段
と、からなり、前記ガイド板がデカール部材に一体的に
設けられることを特徴としている。
【0015】その場合、ガイド板がデカール部材と共に
矯正動作位置と矯正解除位置の間を移動するので、ガイ
ド板を画像記録装置に固定したものに比べて、記録紙の
待機時に記録紙に待機癖による待機カールが付いてしま
うことが防止される。すなわち、ガイド板を画像記録装
置に固定した場合には、ガイド板によって記録紙を搬送
手段に案内することができるが、例えば、ガイド板が矯
正動作位置に固定された場合には、デカール部材が矯正
解除位置に移動したときに記録紙がガイド板によって矯
正解除位置への移動が規制される。このため、記録紙の
待機時に、ガイド板によって待機癖による待機カールが
記録紙に付いてしまう。
【0016】本発明では、ガイド板がデカール部材と共
に矯正動作位置と矯正解除位置の間を移動するので、ガ
イド板によって記録紙の移動が規制されることがなく、
記録紙の待機時に記録紙に待機癖による待機カールが付
いてしまうことが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図6は本発明に係る画像記録装置の一実
施例を示す図である。まず、構成を説明する。図1〜図
4において、画像記録装置は、搬送されてきた記録紙P
に画像を形成する画像記録部10と、普通紙をロール状に
巻かれた記録紙ロールRから記録紙Pを引き出すととも
に所定長さにカットして画像記録部10に搬送する記録紙
給紙部20とから構成されている。
【0018】画像記録部10は、図中矢印A方向に駆動す
る感光体ベルト11と、感光体ベルト11の表面を一様に帯
電させる帯電器12と、入力された画データに基づいて光
書き込みして感光体ベルト11上に静電潜像を形成する光
書き込み器13と、感光体ベルト11上の静電潜像を現像し
て可視像を形成する現像器14と、感光体ベルト11上の可
視像を搬送されてきた記録紙Pに転写する転写器15とを
備え、転写した可視像を記録紙Pに定着させ外部に排紙
する。
【0019】記録紙給紙部20は、装置本体下部に出し入
れ自在に取り付けられているカセットベース21内に構成
されており、記録紙ロールRを回転自在に収容するホル
ダ部22と、所定方向に回転駆動するとともに加圧コロ23
aと間で記録紙Pを挟持して記録紙ロールRから引き出
し搬送するピックアップローラ23と、所定方向に回転駆
動するとともにそれぞれ加圧コロ24a、25a、26aと間
で送られてきた記録紙Pを挟持して搬送するフィードロ
ーラ24、中継ローラ25、およびレジストローラ26と、ピ
ックアップローラ23の記録紙Pの搬送方向上流側に介装
され記録紙ロールRに巻かれることによって巻き癖の付
いた記録紙Pのカールを矯正するカール矯正機構30と、
ピックアップローラ23とフィードローラ24との間に介装
され、搬送する記録紙Pが所定の長さとなったときその
記録紙Pをカットするカッタ部27と、フィードローラ24
と中継ローラ25との間の通紙路の下面を構成し押下され
ると下方へ撓んで記録紙Pの撓みを許容する撓み部28を
形成する弾性を有するマイラ29と、から構成されてい
る。
【0020】この記録紙給紙部20のローラ23〜26は、図
示していないステッピングモータの回転駆動を伝達され
て駆動するようになっており、パルス換算した1パルス
のロータの回転角に対する回転量に基づいて回転し記録
紙Pを搬送する。また、中継ローラ25は回転速度が他の
ローラ23、24、26の回転速度よりも遅くなるようステッ
ピングモータの回転速度の伝達比が調整されている。ま
た、記録紙給紙部20は、画像記録部10の記録紙Pヘの画
像記録が終了して待機する際、カッタ部27が記録紙Pを
カットした後、ピックアップローラ23が駆動して記録紙
Pを所定量下流へ搬送するようになっている。すなわ
ち、ローラ23〜26は記録紙ロールRから記録紙Pを引き
出して搬送する搬送手段を構成している。なお、31はピ
ックアップローラ23の上流側に設けられた記録紙Pの紙
切れを検知する光反射型のセンサであり、32はレジスト
ローラ26の上流側に設けられた記録紙Pの通過を検知す
る光反射型のセンサである。
【0021】カール矯正機構30は、記録紙ロールRを収
容するホルダ部22近傍のカセットベース21の側板21a、
21bに取り付けられており、このカール矯正機構30はデ
カールローラ33(デカール部材)が図2に示す位置(矯
正動作位置)Cに位置してその外周面を記録紙ロールR
から引き出される記録紙Pの外面に摺接し反転させその
記録紙Pのカールを矯正する。また、待機時にはこのデ
カールローラ33が図3に示す位置(矯正解除位置)Bに
位置して記録紙Pの反転を解除する。
【0022】デカールローラ33は、図4に示すように、
側板21a、21bの長穴34a、34b内に上下方向に移動可
能に挿入され、左右アーム35a、35bの一端側に両端を
ねじ止めされており、左右アーム35a、35bは他端側を
側板21a、21bに設けられた回動軸36a、36bに遊挿さ
れて回動自在に軸支されている。この左右アーム35a、
35bは、デカールローラ33を搬送される記録紙Pと平行
に支持するとともに長穴34a、34bの上部に突き当たる
矯正解除位置Bおよびその下部に突き当たる矯正動作位
置Cに案内する。
【0023】このデカールローラ33の一端側は、レバー
37の一端側に設けられた長孔37aに挿入されその他端方
向に移動可能に支持されており、レバー37は他端側を側
板21aに設けられた回動軸38に遊挿されて回動自在に軸
支されている。この回動軸38と36aの間の距離は、レバ
ー37と左アーム35aとを真っ直ぐにした長さよりも短く
なるよう側板21aに設けられており、回動軸36bは回動
軸36aに対向する位置の側面21bに設けられている。
【0024】レバー37は、長手方向と平行なブラケット
37bとその長手方向と直交する方向に突出したフランジ
37cが形成されており、ブラケット37と側板21aのボス
42の間には所定の弾性力を有し基端を回動軸38に遊挿さ
れたトーションバネ41が介装され、図2、3中時計回り
にその弾性力によって付勢されている。また、レバー37
のフランジ37cには、回動アーム43の一端側が係合する
軸37dが設けられており、回動アーム43は長手方向と平
行なブラケット43aを基端部に有するとともにその基端
部を側板21aの軸44に回動自在に軸支され、ブラケット
43aの一端側の切欠43bには側板21aにねじ止め固定さ
れたソレノイド45のプランジャ45aが係合している。
【0025】このレバー37は、ソレノイド45が停止する
と、図3に示すように、トーションバネ41の弾性力によ
って上方に回動して長穴34a、34bの上部にデカールロ
ーラ33を突き当てて矯正解除位置Bに保持する。また、
レバー37は、ソレノイド45が駆動すると、図2に示すよ
うに、ソレノイド45がプランジャ45aを吸引して回動ア
ーム43が時計回りに回動されてトーションバネ41の弾性
力に抗して反時計回りに回動し、長穴34a、34bの下部
にデカールローラ33を突き当てて矯正動作位置Cに移動
させ、長孔37aの縁が突き当りその回動を停止する。す
なわち、ソレノイド45はレバー37を回動させ、デカール
ローラ33を矯正動作位置Cに移動させる駆動源である。
【0026】また、レバー37の長孔37aには、矯正動作
位置Cに移動したデカールローラ33が突き当たる切欠37
eが形成されており、レバー37の回動が停止したときデ
カールローラ33が切欠37eに突き当って係合する。この
レバー37は、矯正動作位置Cに位置するデカールローラ
33をアーム35a、35bとともに切欠37eで支持して、そ
のデカールローラ33に上方に押し上げる力が加えられて
も長孔37a内の移動を制限して矯正動作位置Cに保持す
るようになっている。すなわち、切欠37eはデカールロ
ーラ33のレバー37の他端側方向への移動を制限する係合
部を構成している。
【0027】なお、61はデカールローラ33を左右アーム
35a、35bにねじ止めするネジ、62は左右アーム35a、
35bを回動軸36a、36bに回動自在に固定するEリング
であり、63はソレノイド45を側板21aにねじ止めするネ
ジ、64は回動アーム43の切欠43bにソレノイド45のプラ
ンジャ45aを係合させるネジ、65は回動アーム43を回動
軸44に回動自在に固定するEリングである。
【0028】なお、本実施例では、アーム35a、35b、
レバー37、トーションバネ40、ソレノイド45がデカール
ローラ33を記録紙Pと平行に支持しつつ、記録紙Pを反
転させる矯正動作位置B、または、記録紙Pの反転動作
を解除する矯正解除位置Cに案内する案内手段を構成し
ている。一方、デカールローラ33の上部にはガイド板50
がねじ51によって固定されており、このガイド板50はデ
カールローラ33が矯正動作位置Cに移動したときに、カ
セットベース21の一部と共に記録紙Pの搬送経路を構成
している。また、カセットベースの側板21a、21bには
回転穴52a、52bが形成されており、この回転穴は送り
ローラ(送り部材)53の回転軸53aが回転自在に取付け
られている。
【0029】この回転軸53aは送りローラ53よりも小径
に形成されており、この回転軸53aには側板21a、21b
の両側からそれぞれ軸受54a、54bが取付けられること
により、側板21a、21bに対して回転されるようになっ
ている。また、送りローラ53の回転軸53aの一方側には
Eリング55が取付けられており、送りローラ53が軸方向
に移動することが規制されている。また、回転軸53aの
他方側にはノブ56がねじ57によって取付けられており、
このノブ56を回転させることにより送りローラ53は回転
される。なお、送りローラ53は自らの弾性力によって側
板21a、21bに押し付けられている。
【0030】また、送りローラ53は記録紙ロールRの近
傍に配設されているとともに、カセットベース21の一部
に接触しており、記録紙ローラRの記録紙Pをカセット
ベース21の一部と共に挟持してデカールローラ33に向か
って送り出す機能を有している。次に、作用を説明す
る。
【0031】まず、カセットベース21を装置本体下部か
ら引き出すと、ソレノイド45が駆動され回動アーム43が
時計回りに回動されてレバー37がトーションバネ41の弾
性力に抗して反時計回りに回動され、デカールローラ33
が矯正解除位置Bから下降されて矯正動作位置Cに移動
される。このとき、デカールローラ33、左右アーム35
a、35b、およびレバー37は自重によっても下降する。
【0032】この状態でホルダ部22内に記録紙ロールR
を収容して記録紙Pを若干量だけ引き出し、図5に示す
ように、送りローラ53とカセットベース21の一部によっ
て挟持させた後、ノブ56を回転させることにより、記録
紙ロールRから記録紙Pを引き込む。この記録紙Pはガ
イド板50とカセットベース21から構成される搬送経路に
沿ってピックアップローラ23と加圧コロ23aとの間に搬
送され、ピックアップローラ23と加圧コロ23aとの間に
噛み込れる。
【0033】そして、画データが入力されると、ローラ
23〜26が駆動されて記録紙Pが搬送される。このとき、
記録紙Pは記録紙ロールRとホルダ部22底部との摩擦力
および記録紙ロールRの自重による張力が加えられつ
つ、その記録紙Pの外面にデカールローラ33の外周面が
摺接し反転されて搬送される。したがって、記録紙Pは
カールを矯正され、カールによる通紙ジャムが発生する
ことなく画像記録部10に搬送される。
【0034】また、記録紙Pのカールを矯正するデカー
ルローラ33には、記録紙Pの張力によって上方に押し上
げる力が加えられるが、矯正動作位置Cに位置するデカ
ールローラ33はレバー37および左右アーム35a、35bに
支持されるとともにレバー37の切欠37eに係合している
ので、切欠37eによりデカールローラ33の長孔37a内の
移動が制限される。そのため、デカールローラ33はレバ
ー37および左右アーム35a、35bの剛性によって矯正動
作位置Cに保持される。したがって、連続して記録紙P
を搬送する場合、デカールローラ33を矯正動作位置Cに
保持するためソレノイド45への通電を維持する必要があ
るが、ソレノイド45はトーションバネ41の弾性力に抗す
る駆動力で充分のため、ソレノイド45に問題となる温度
上昇は発生しない。
【0035】次いで、中継ローラ25の回転速度は他のロ
ーラ23、24、26よりも遅いため、図1に示すように、記
録紙Pはフィードローラ24と中継ローラ25との間で撓
み、マイラ29が押し下げられ撓み部28で記録紙Pがルー
プ状になる。そのため、記録紙Pを所定長さにカッタ部
27でカットするときピックアップローラ23およびフィー
ドローラ24の回転を停止必要があるが、画像記録部10が
画像を形成する位置までの通紙経路が短くても中継ロー
ラ25およびレジストローラ26の回転を停止させることな
く記録紙Pを画像記録部10に搬送することができ、画像
記録部10ではその記録紙Pに感光体ベルト11の駆動を停
止することなく画像が形成される。
【0036】したがって、記録紙Pに画質を低下させる
ことなく画像が記録される。さらに、カールによる画質
低下もない。また、ローラ23〜26はパルス換算したステ
ッピングモータの回転量に基づいて回転されるので、記
録紙Pは搬送量を高精度に搬送され、カットされた記録
紙Pの長さのバラツキが低減される。そして、画像記録
部10により画像を形成する記録紙Pがカッタ部27によっ
てカットされた後、ソレノイド45の停止されてレバー37
がトーションバネ41の弾性力により、デカールローラ33
が矯正解除位置Bに移動され保持されるとともにピック
アップローラ23が記録紙Pを所定量搬送し、次の画デー
タの入力を待機する。
【0037】このように本実施例では、記録紙ロールR
から若干量だけ引き出された記録紙Pを送りローラ53に
よってガイド板50に送り出すことにより、ガイド板50に
案内しながらデカールローラ33を通してピックアップロ
ーラ23に搬送することができる。したがって、送りロー
ラ53を作動させるだけの簡単な作業で記録紙ロールRを
画像記録装置に容易に装着することができ、記録紙ロー
ルRの装着作業の作業性を向上させることができる。
【0038】また、ノブ56によって送りローラ53を回転
させることにより、記録紙Pを記録紙ロールRから簡単
に送り出すことができ、記録紙ロールRの装着作業の作
業性をより一層向上させることができる。なお、ノブ56
を適当な大きさに形成することにより、小さな力で送り
ローラ53を回転させることができるのは言うまでもな
い。
【0039】さらに、ガイド板50がデカールローラ33と
共に矯正動作位置Cと矯正解除位置Bの間を移動するよ
うになっているので、ガイド板50をカセットベース21に
固定したものに比べて、記録紙Pの待機時に記録紙Pに
待機癖による待機カールが付いてしまうのを防止するこ
とができる。すなわち、ガイド板50をカセットベース21
に固定した場合には、ガイド板50によって記録紙Pをピ
ックアップローラ23側に案内することができるが、ガイ
ド板50が矯正動作位置Cに固定された場合には、デカー
ルローラ33が矯正解除位置Bに移動したときに記録紙P
がガイド板51によって矯正解除位置Bへの移動が規制さ
れてしまう。このため、記録紙Pの待機時に、ガイド板
50によって待機癖による待機カールが記録紙Pに付いて
しまう。
【0040】本実施例では、ガイド板50がデカーローラ
33と共に矯正動作位置Cと矯正解除位置Bの間を移動す
るので、ガイド板50によって記録紙Pの移動が規制され
るのを防止して、記録紙Pの待機時に記録紙Pに待機癖
による待機カールが付いてしまうのを防止することがで
きる。なお、本実施例では、アームとデカールローラと
をネジ止め固定しているが、一体に形成してもよいこと
は言うまでもない。同様にガイド板とデカールローラも
一体に成形しても良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記録紙ロ
ールから若干量だけ引き出された記録紙を送り部材によ
ってガイド板に送り出すことにより、ガイド板で案内し
ながらカール矯正手段を通して搬送手段に搬送すること
ができる。このため、送り部材を作動させるだけの簡単
な作業で記録紙ロールを画像記録装置に容易に装着する
ことができ、記録紙ロールの装着作業の作業性を向上さ
せることができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、ノブによっ
てローラを回転させることにより、記録紙を記録紙ロー
ルから簡単に送り出すことができ、記録紙ロールの装着
作業の作業性をより一層向上させることができる。請求
項3記載の発明によれば、ガイド板がデカール部材と共
に矯正動作位置と矯正解除位置の間を移動するので、ガ
イド板によって記録紙の移動が規制されるのを防止する
ことができ、記録紙の待機時に記録紙に待機癖による待
機カールが付いてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施例を示す内
部構成図である。
【図2】その要部の動作時を示す状態図である。
【図3】その要部の待機時を示す状態図である。
【図4】その要部の分解斜視図である。
【図5】その記録紙ロールのセット時の記録紙の状態を
説明する説明図である。
【図6】その待機時の記録紙の状態を説明する説明図で
ある。
【図7】従来の画像記録装置の内部構成図であり、その
要部の待機時を示す状態図である。
【図8】その要部の動作時を示す状態図である。
【符号の説明】
10 画像記録部 20 記録紙給紙装置 23〜26 ローラ(搬送手段) 27 カッタ部 30 カール矯正機構 33 デカールローラ(デカール部材) 35a、35b アーム(案内部材) 37 レバー(案内部材) 41 トーションバネ(案内部材) 45 ソレノイド(案内部材) 50 ガイド板 53 送りローラ(送り部材) 56 ノブ B 矯正解除位置 C 矯正動作位置 P 記録紙 R 記録紙ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】普通紙がロール状に巻かれた記録紙ロール
    から記録紙を引き出して搬送する搬送手段と、該搬送手
    段の記録紙の搬送方向下流側に設けられ、引き出された
    記録紙を所定長さにカットするカッタ部と、搬送されて
    きた記録紙に画像を形成する画像記録部と、を備え、 前記搬送手段の記録紙の搬送方向上流側に、記録紙ロー
    ルに巻かれた記録紙のカールを矯正するカール矯正機構
    が設けられ、該カール矯正機構が矯正動作位置と矯正解
    除位置の間で移動可能な画像記録装置において、 前記カール矯正機構と記録紙ロールの間に記録紙を搬送
    手段に向かって送り出す送り部材を設けるとともに、送
    り部材と搬送手段の間にカール矯正機構が矯正動作位置
    に位置したとき、記録紙の搬送経路の一部を構成するガ
    イド板を設けたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記搬送部材がローラから構成され、この
    ローラの端部にノブが設けられることを特徴とする請求
    項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記カール矯正機構が、 記録紙ロールから引き出される記録紙の外面に接して反
    転させ該記録紙のカールを矯正するデカール部材と、該
    デカール部材を記録紙と平行に支持しつつ、記録紙を反
    転させる矯正動作位置、または、記録紙の反転動作を解
    除する矯正解除位置に案内する案内手段と、からなり、 前記ガイド板がデカール部材に一体的に設けられること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像記録装置。
JP7331389A 1995-12-20 1995-12-20 画像記録装置 Pending JPH09171276A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7166191B2 (en) * 2002-09-30 2007-01-23 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Curl straightening method for image receiving paper for sublimation dye transfer and curl straightening device therefor
WO2010029653A1 (ja) * 2008-09-09 2010-03-18 株式会社サトー ロール紙プリンタおよびプリンタの印字媒体収納部

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