JPH09169458A - シート状搬送物の巻回装置 - Google Patents

シート状搬送物の巻回装置

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JPH09169458A
JPH09169458A JP7334993A JP33499395A JPH09169458A JP H09169458 A JPH09169458 A JP H09169458A JP 7334993 A JP7334993 A JP 7334993A JP 33499395 A JP33499395 A JP 33499395A JP H09169458 A JPH09169458 A JP H09169458A
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JP
Japan
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sheet
conveyed
cutter
winding
sheets
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JP7334993A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Kita
智博 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】巻き取り長さの異なるシート状搬送物を巻き取
るにあたって、巻き取り手段の作動と停止との頻繁な繰
り返しを避け、所定長さのシート状搬送物が得られて、
信頼性と生産性の向上を図れるシート状搬送物の巻回装
置を提供する。 【解決手段】複数枚のシート1,2をそれぞれ搬送案内
する搬送路7,9と、これら搬送路の端末部に設けら
れ、全てのシートを重ね合わせた状態で巻き取る巻き取
り軸5と、上記各搬送路の中途部の所定位置にそれぞれ
設けられ、シートを切断するカッタ機構23,24と、
このカッタ機構の近傍に設けられ、カッタ機構の作動時
にシートを挟持し、かつシートの切断後は搬送路に沿っ
てシートを送り出す送り出し機構21,22と、それぞ
れのカッタユニットにおける上記送り出し機構をタイミ
ングをとって作動するよう制御するとともに、全てのカ
ッタ機構を同時に作動するよう制御する制御回路29と
を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばリチウム
イオン二次電池や、電解コンデンサ素子などの製造装置
において、その前工程として巻き取り軸にシート状搬送
物を巻き取るシート状搬送物の巻回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、リチウムイオン二次電池を製
造するのに、図5に示すように、複数枚の電極シートa
ないしdとセパレータシートe,fを重ねて巻回し、こ
の巻回物を容器に収容して蓋体を被冠し、容器を完全密
封する。
【0003】上記電極シートは、負極シートa,bと、
正極シートc,dから構成されていて、上記負極シート
a,bは銅箔が用いられ、正極シートc,dはアルミニ
ウム箔が用いられる。これらの間に介在されるセパレー
タシートe,fは電気絶縁シートである。
【0004】一方の上記正極シートdにはタブtが取付
けられていて、この正極シートdの前後端縁が他のシー
トに対する基準線Sa,Sbとなる。2枚のセパレータ
シートe,fの全長は同一であるけれども、その一側端
は一方の基準線Saに対して所定寸法B,Eづつ突出
し、他側端は他方の基準線Sbに対して所定寸法Mづつ
突出する。
【0005】他方の正極シートcは、一側端が基準線S
aから大きく後退した寸法Cに設定され、他側端は基準
線Sbに一致する。2枚の負極シートa,bは、互いに
その一側端が基準線Saから大きく後退した寸法Aに設
定され、他側端は、一方の負極シートaが基準線Sbか
ら大きく突出する寸法Kである反面、他方の負極シート
bはわずかに突出する寸法Lに設定される。
【0006】このように、互いのシートaないしfの位
置を基準線Sa,Sbに対して厳密に設定し、かつ巻回
することによって、巻回物としての正規の作用をなす。
そして、巻回された状態で容器の中に挿入され、かつ電
解液が容器に注入された後、蓋体で覆われることによ
り、たとえばリチウム二次電池が成形される。上記タブ
tは蓋体に電気的に接触して、電池としての化学作用が
得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際のシー
トの巻回装置においては、上記各シートはそれぞれ別個
の搬送路に沿って案内され、かつ所定の位置で切断さ
れ、所定の長さを得るようになっている。
【0008】シートの切断時には、当然、巻き取り軸の
回転を停止するのであるが、上述したように各シートの
切断位置が互いに相違するので、その都度巻き取り軸の
停止と回転を繰り返さなければならない。
【0009】同図の各シートを巻回する場合、巻き取り
軸の巻き取りを一旦停止した後、正極シートc,dを切
断し、巻き取り軸を極く僅か回転させた直後再び停止
し、負極シートbを切断する。再び巻き取り軸をある程
度回転させてから停止し、負極シートaを切断する。
【0010】このようにして、各シートaないしfの切
断の都度、巻き取り軸の回転を停止するところから、こ
の軸の回転−停止動作が頻繁に繰り返されることとな
り、装置としてのタクトタイムが長く、生産性に劣るも
のである。
【0011】そしてまた、巻き取り軸に対するカッタ機
構の制御が複雑になつて、切断位置がずれる恐れがあ
る。すなわち、先に説明したような基準線Sa,Sbに
対する各シートaないしfの両側端位置が設定通りとな
らず、リチウム二次電池としての信頼性に欠けるもので
ある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、巻き取り長さ
の異なるシート状搬送物を巻き取るにあたって、巻き取
り手段の作動と停止との頻繁な繰り返しを避け、しかも
正確な長さのシート状搬送物が得られて、信頼性と生産
性の向上を図れるシート状搬送物の巻回装置を提供しよ
うとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を満足す
るため、第1の発明におけるシート状搬送物の巻回装置
は、請求項1として、複数枚のシート状搬送物をぞれぞ
れ搬送する複数の搬送路と、これら搬送路の搬送方向端
末側に設けられ、上記複数枚のシート状搬送物を重ね合
わせた状態で巻き取る巻き取り手段と、上記各搬送路の
中途部の所定位置にそれぞれ設けられ、上記各搬送路を
搬送されているシート状搬送物を切断する複数のカッタ
手段と、これらカッタ手段の近傍に設けられ、切断前の
上記シート状搬送物を挟持し、かつ上記シート状搬送物
の切断後は上記シート状搬送物の挟持を解除してシート
状搬送物を送り出す複数の送り出し手段と、それぞれの
送り出し手段の作動を制御するとともに、上記カッタ手
段の作動を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
する。
【0014】請求項2として、請求項1記載の上記カッ
タ手段と送り出し手段は、同じユニット内に備えられる
ことを特徴とする。上記目的を満足するため、第2の発
明におけるシート状搬送物の巻回装置は、請求項3とし
て、複数枚のシート状搬送物をぞれぞれ搬送する複数の
搬送路と、これら搬送路の搬送方向端末側に設けられ、
上記複数枚のシート状搬送物を重ね合わせた状態で巻き
取る巻き取り手段と、上記各搬送路の中途部の所定位置
にそれぞれ設けられ、上記各搬送路を搬送されているシ
ート状搬送物を切断する複数のカッタ手段と、切断前の
シート状搬送物を挟持し、かつシート状搬送物の切断後
は上記シート状搬送物の挟持を解除してシート状搬送物
を送り出す複数の送り出し手段と、これら送り出し手段
および上記カッタ手段を一体に備えた複数のカッタユニ
ットと、これらカッタユニットを、それぞれ上記搬送路
に沿って移動案内する移動手段と、それぞれのカッタユ
ニットを作動制御するとともに、上記カッタ手段の作動
を制御し、かつ上記移動手段を制御して各カッタユニッ
トの位置を変更設定可能とした制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0015】以上のような課題を解決する手段を採用す
ることにより、請求項1ないし請求項3の発明とも、複
数のカッタ手段を同時に作動制御することで、巻き取り
手段における巻き取り途中の停止が1度ですみ、長さの
相違する複数枚のシート状搬送物を巻回できる。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照
して説明するに、ここではシート状搬送物として、長さ
の異なる第1,第2の電極シート1,2と、これら第
1,第2の電極シート1,2の間に介在する第1,第2
のセパレータシート3,4を巻回する装置を適用する。
【0017】図中5は、巻き取り手段としての巻き取り
軸であって、図示しない駆動源に連結され、所定方向に
回転駆動される。当然、必要に応じて停止状態になる。
上記巻き取り軸5に対し、この軸を周端部とした複数の
シート搬送路、第1ないし第4の搬送路6ないし9が形
成される。これら搬送路6ないし9は、繰り出される各
シート1ないし4をそれぞれ掛止する中間リールを備
え、シートの端末部を上記巻き取り軸5に搬送案内する
ものである。
【0018】ここで、図における最も上部には第1のセ
パレータシート3を搬送案内する第1の搬送路6が備え
られ、以下時計回り方向に、第1の電極シート1を搬送
案内するための第2の搬送路7、第2のセパレータシー
ト4を搬送案内するための第3の搬送路8、第2の電極
シート2を搬送案内するための第4の搬送路9が形成さ
れる。
【0019】上記第2の搬送路7と第4の搬送路9の中
途部所定位置に、複数のカッタ手段である第1のカッタ
ユニット10と、第2のカッタユニット11とが配置さ
れる。すなわち、これらカッタユニット10,11は上
記巻き取り軸5から互いに異なる位置にある。
【0020】各カッタユニット10,11には、送りロ
ーラ17a,17bと押さえローラ18a,18bとが
搬送路7,9を介して対向する位置に枢支される。上記
送りローラ17a,17bは、それぞれモータなどの駆
動源(図示しない)に連結されていて、その位置で回転
駆動され、かつ周面一部が上記搬送路7,9に案内され
る電極シート1,2に転接する。
【0021】上記押さえローラ18a,18bは、それ
ぞれ軸受け具19a,19bに回転自在に枢支され、か
つこのローラおよび軸受け具ともエアーシリンダ20
a,20bの作動杆端部に設けられている。
【0022】したがって、各送りローラ17a,17b
は電極シート1,2を介して上記押さえローラ18a,
18bに転接−離反が可能となっている。これら、送り
ローラ17a,17b、押さえローラ18a,18b、
駆動源およびエアーシリンダ20a,20bで送り出し
手段である第1,第2の送り出し機構21,22が構成
される。
【0023】さらに第1,第2のカッタユニット10,
11には、カッタ機構23,24が設けられる。このカ
ッタ機構23,24は、移動刃25a,25bを往復駆
動するエアーシリンダ26a,26bと、上記移動刃を
案内するガイド体27a,27bおよび搬送路7,9を
介して移動刃と対向する位置に配置される固定刃28
a,28bとから構成される。
【0024】このようにして構成される第1,第2のカ
ッタユニット10,11および上記巻き取り軸5の駆動
源などは全て制御手段を構成する制御回路29に電気的
に接続されていて、制御信号を受けて駆動制御されるよ
うになっている。
【0025】なお、ここでは図示しないが、上記第1,
第2のセパレータシート3,4を搬送する搬送路6,8
の中途部所定位置には、これらシートを切断するカッタ
ユニットが備えられていて、上記制御回路29からの制
御信号によって駆動するようになっている。以下、これ
らのシートに関わる切断作用の説明は省略する。
【0026】しかして、各搬送路6ないし9から第1,
第2の電極シートおよび第1,第2のセパレータシート
1ないし4がそれぞれ所定のタイミングをもって繰り出
される一方、巻き取り軸5が回転駆動される。
【0027】繰り出されるシートの端部が巻き取り軸5
に到達した順に、この軸に巻き取られ、ついには各シー
ト1ないし4が重ね合わされて巻き取られることにな
る。このとき、第1,第2のカッタユニット10,11
における押さえローラ18a,18bは搬送路7,9に
案内される電極シート1,2とは離間した位置にあり、
何らの作用も及ぼさない。同様に、カッタ機構23,2
4の移動刃25a,25bが電極シート1,2から離間
した位置に後退保持される。
【0028】所定長さが巻き取られた状態で巻き取り軸
5が一旦停止し、各電極シート1,2に対しカッタ機構
23,24が同時に作動して,そのシートを切断する。
すなわち、図2に示すように、第1,第2のカッタユニ
ット10,11において、それぞれの送り出し機構2
1,22のエアーシリンダ20a,20bが作動し、押
さえローラ18a,18bをシート1,2を介して送り
ローラ17a,17bに転接する。
【0029】換言すれば、シート1,2は押さえローラ
18a,18bと送りローラ17a,17bとに挟持さ
れ、この挟持部分と上記巻き取り軸5との間でシートは
直状に緊張した状態が保持される。
【0030】各押さえローラ18a,18bの移動から
僅かの時間差をおいて、それぞれのカッタ機構23,2
4のエアーシリンダ26a,26bが同時に作動する。
各移動刃25a,25bは搬送路7,9を横断して固定
刃28a,28bに摺接し、電極シート1,2を同時に
切断する。
【0031】各カッタユニット10,11は巻き取り軸
5から互いに異なる距離に配置されているから、各シー
ト1,2は互いに異なる長さに、かつ同時に切断される
こととなる。
【0032】切断した後の移動刃25a,25bは後退
して搬送路7,9を横断し、元の位置に戻る。再び巻き
取り軸5が回転して、切断された各シート1ないし4の
端末部を完全に巻き込むまで回転してから停止する。
【0033】結局、巻き取り軸5を途中で1度だけ停止
すれば、異なる長さのシート1ないし4を巻き込んだ所
定直径の巻回物が形成される。しかも、巻き取り軸5の
頻繁な回転−停止がないから、巻きズレ等の不具合の発
生を抑制して、精度の高い巻回物が得られる。
【0034】ついで、タイミングをとってそれぞれの送
りローラ17a,17bが回転駆動され、押さえローラ
18a,18bとの間に挟持した上記電極シート1,2
を搬送する。
【0035】この電極シート1,2の端部が巻き取り軸
5に掛止したところで送りローラ17a,17bの回転
が停止し、かつエアーシリンダ20a,20bを駆動し
て押さえローラ18a,18bをシートから離間させ
る。
【0036】空の状態の巻き取り軸5は回転が開始さ
れ、ここに到達した順にシート1ないし4が巻き込ま
れ、以下、先に述べた作用が繰り返される。つぎに、図
3に示すシートの巻回装置を説明するに、ここでも長さ
の異なる2枚の電極シート1,2と、これら電極シート
1,2の間に介在する2枚のセパレータシート3,4を
巻回する装置を適用する。
【0037】図中5は巻き取り軸であって、図示しない
駆動源に連結され、所定方向に回転駆動される。当然、
必要に応じて停止状態になる。上記巻き取り軸5に対
し、この軸を周端部とした複数のシート搬送路6ないし
9が形成される。これら搬送路6ないし9は、繰り出さ
れる各シート1ないし4をそれぞれ掛止する中間リール
を備え、シートの端末部を上記巻き取り軸5に搬送案内
するものである。
【0038】ここで、図における最も上部には第1のセ
パレータシート3を搬送案内する第1の搬送路6が備え
られ、以下時計回り方向に、第1の電極シート1を搬送
案内するための第2の搬送路7、第2のセパレータシー
ト4を搬送案内するための第3の搬送路8、第2の電極
シート2を搬送案内するための第4の搬送路9が形成さ
れる。
【0039】上記第2の搬送路7と第4の搬送路9と平
行に、移動手段である第1の移動機構12と第2の移動
機構13が設けられ、それぞれの移動機構に第1のカッ
タユニット10と第2のカッタユニット11が配置され
る。
【0040】すなわち、第1,第2の移動機構12,1
3は、第2,第4の搬送路7,9と平行に設けられるガ
イドレール14a,14bと、このレールに沿って設け
られるボールねじ15a,15b、およびボールねじ1
5a,15bの一端部と連結する駆動源であるステッピ
ングモータ16a,16b、他端部を枢支する図示しな
い軸受け具とから構成される。
【0041】上記第1,第2のカッタユニット10,1
1は、上記ガイドレール14a,14bに掛止するスラ
イダ部と、上記ボールねじ15a,15bと螺合するね
じ孔を備えている。(いずれも図示しない) 上記ステッピングモータ16a,16bを駆動すれば、
カッタユニット10,11はそれぞれボールねじ15
a,15bの回転方向にしたがって、左右いずれか一方
に移動するようになっている。
【0042】そして、装置の使用に先立って、各移動機
構21,22は対応するカッタユニット10,11を所
定の位置に保持する。上記電極シート1,2の切断に用
いられるところから、各カッタユニット10,11は上
記巻き取り軸5から互いに異なる位置にある。
【0043】各カッタユニット10,11には、送りロ
ーラ17a,17bと押さえローラ18a,18bとが
搬送路7,9を介して対向する位置に枢支される。上記
送りローラ17a,17bは、それぞれモータなどの駆
動源(図示しない)に連結されていて、その位置で回転
駆動され、かつ周面一部が上記搬送路7,9に案内され
る電極シート1,2に転接する。
【0044】上記押さえローラ18a,18bは、それ
ぞれ軸受け具19a,19bに回転自在に枢支され、か
つこのローラおよび軸受け具ともエアーシリンダ20
a,20bの作動杆端部に設けられている。
【0045】したがって、各送りローラ17a,17b
は電極シート1,2を介して上記押さえローラ18a,
18bに転接−離反が可能となっている。これら、送り
ローラ17a,17b、押さえローラ18a,18b、
駆動源およびエアーシリンダ20a,20bで第1,第
2の送り出し機構21,22が構成される。
【0046】さらに第1,第2のカッタユニット10,
11には、カッタ機構23,24が設けられる。このカ
ッタ機構23,24は、移動刃25a,25bを往復駆
動するエアーシリンダ26a,26bと、上記移動刃を
案内するガイド体27a,27bおよび搬送路7,9を
介して移動刃と対向する位置に配置される固定刃28
a,28bとから構成される。
【0047】このようにして構成される第1,第2のカ
ッタユニット10,11と、第1,第2の移動機構2
1,22および上記巻き取り軸5の駆動源などは全て制
御回路30に電気的に接続されていて、制御信号を受け
て駆動制御されるようになっている。
【0048】なお、ここでは図示しないが、上記第1,
第2のセパレータシート3,4を搬送する搬送路6,8
の中途部所定位置には、これらシートを切断するカッタ
ユニットが備えられていて、上記制御回路29からの制
御信号によって駆動するようになっている。以下、これ
らのシートに関わる切断作用の説明は省略する。
【0049】しかして、各搬送路6ないし9から第1,
第2の電極シートおよび第1,第2のセパレータシート
1ないし4がそれぞれ所定のタイミングをもって繰り出
される一方、巻き取り軸5が回転駆動される。
【0050】繰り出されるシートの端部が巻き取り軸5
に到達した順に、この軸に巻き取られ、ついには各シー
ト1ないし4が重ね合わされて巻き取られることにな
る。このとき、第1,第2のカッタユニット10,11
における押さえローラ18a,18bは搬送路7,9に
案内される電極シート1,2とは離間した位置にあり、
何らの作用も及ぼさない。同様に、カッタ機構23,2
4の移動刃25a,25bが電極シート1,2から離間
した位置に後退保持される。
【0051】所定長さが巻き取られた状態で巻き取り軸
5が一旦停止し、各電極シート1,2に対しカッタ機構
23,24が同時に作動して,そのシートを切断する。
すなわち、図4に示すように、第1,第2のカッタユニ
ット10,11において、それぞれの送り出し機構2
1,22のエアーシリンダ20a,20bが作動し、押
さえローラ18a,18bをシート1,2を介して送り
ローラ17a,17bに転接する。
【0052】換言すれば、シート1,2は押さえローラ
18a,18bと送りローラ17a,17bとに挟持さ
れ、この挟持部分と上記巻き取り軸5との間でシートは
直状に緊張した状態が保持される。
【0053】各押さえローラ18a,18bの移動から
僅かの時間差をおいて、それぞれのカッタ機構23,2
4のエアーシリンダ26a,26bが同時に作動する。
各移動刃25a,25bは搬送路7,9を横断して固定
刃28a,28bに摺接し、電極シート1,2を同時に
切断する。
【0054】各カッタユニット10,11は巻き取り軸
5から互いに異なる距離に配置されているから、各シー
ト1,2は互いに異なる長さに、かつ同時に切断される
こととなる。
【0055】切断した後の移動刃25a,25bは後退
して搬送路7,9を横断し、元の位置に戻る。再び巻き
取り軸5が回転して、切断された各シート1ないし4の
端末部を完全に巻き込むまで回転してから停止する。
【0056】結局、巻き取り軸5を途中で1度だけ停止
すれば、異なる長さのシート1ないし4を巻き込んだ所
定直径の巻回物が形成される。しかも、巻き取り軸5の
頻繁な回転−停止がないから、巻きズレ等の不具合の発
生を抑制して、精度の高い巻回物が得られる。
【0057】ついで、タイミングをとってそれぞれの送
りローラ17a,17bが回転駆動され、押さえローラ
18a,18bとの間に挟持した電極シート1,2を搬
送する。この電極シート1,2の端部が巻き取り軸5に
掛止したところで送りローラ17a,17bの回転が停
止し、かつエアーシリンダ20a,20bを駆動して押
さえローラ18a,18bをシートから離間させる。
【0058】空の状態の巻き取り軸5は回転が開始さ
れ、ここに到達した順にシート1ないし4が巻き込ま
れ、以下、先に述べた作用が繰り返される。製品仕様の
変化にともなって電極シート1,2の巻回長さを変える
ときは、制御回路30から対応する移動機構12,13
へ制御信号が送られる。すなわち、ステッピングモータ
16a,16bを駆動してボールねじ15a,15bを
回転させ、カッタユニット10,11をガイドレール1
4a,14bに沿って移動付勢する。
【0059】上記巻き取り軸5からカッタユニット1
0,11までの距離が変り、結果として対応する電極シ
ート1,2の巻回長さが、それまでのものと相違する。
ただし、カッタユニット10,11がいずれの位置にあ
っても、電極シート1,2に対するカッタ機構23,2
4の切断作用は常に同時に行われることは、上述した通
りである。
【0060】なお、上記実施例においては、2枚の電極
シート1,2に対する切断作用について説明したが、先
に図5に示す、複数枚の正極シートと負極シートおよび
セパレータシートのそれぞれに対し、設定された位置
で、全て同時の切断作用をなしてもよいことは言う迄も
ない。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明は、複数
枚のシート状搬送物をそれぞれ切断するカッタ手段を全
て同時に作動するよう制御したから、巻き取り長さの異
なるシート状搬送物を巻き取るにあたって、巻き取り手
段の作動と停止との頻繁な繰り返しを避け、所定長さの
シート状搬送物が得られて、信頼性および生産性の向上
を図れるという効果を奏する。
【0062】第2の発明は、複数枚のシート状搬送物を
それぞれ切断するカッタ手段を全て同時に作動するよう
制御し、かつ移動手段を備えて各カッタユニットを移動
できるようにしたから、巻き取り長さの異なるシートを
巻き取るにあたって、巻き取り手段の作動と停止との頻
繁な繰り返しを避け、所定長さのシートが得られて、信
頼性および生産性の向上を図れる。さらに、シートの巻
き取り長さを自由に変更設定でき、作業の自由度が拡大
するなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、シート状搬送物の
巻回装置の概略の構成図。
【図2】図1とは異なる状態の図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す、シート状搬送
物の巻回装置の概略の構成図。
【図4】図3とは異なる状態の図。
【図5】リチウムイオン二次電池のシート構成を説明す
る図。
【符号の説明】
1,2…(シート状搬送物)電極シート、 7,9…搬送路、 5…(巻き取り手段)巻き取り軸、 23,24…(カッタ手段)カッタ機構、 21,22…(送り出し手段)送り出し機構、 29,30…(制御手段)制御回路、 12,13…(移動手段)移動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/38 H01M 10/38 10/40 10/40 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のシート状搬送物をぞれぞれ搬送す
    る複数の搬送路と、 これら搬送路の搬送方向端末側に設けられ、上記複数枚
    のシート状搬送物を重ね合わせた状態で巻き取る巻き取
    り手段と、 上記各搬送路の中途部の所定位置にそれぞれ設けられ、
    上記各搬送路を搬送されているシート状搬送物を切断す
    る複数のカッタ手段と、 これらカッタ手段の近傍に設けられ、切断前の上記シー
    ト状搬送物を挟持し、かつ上記シート状搬送物の切断後
    は上記シート状搬送物の挟持を解除してシート状搬送物
    を送り出す複数の送り出し手段と、 それぞれの送り出し手段の作動を制御するとともに、上
    記カッタ手段の作動を制御する制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするシート状搬送物の巻回装置。
  2. 【請求項2】上記カッタ手段と送り出し手段は、同じユ
    ニット内に備えられることを特徴とする請求項1記載の
    シート状搬送物の巻回装置。
  3. 【請求項3】複数枚のシート状搬送物をぞれぞれ搬送す
    る複数の搬送路と、 これら搬送路の搬送方向端末側に設けられ、上記複数枚
    のシート状搬送物を重ね合わせた状態で巻き取る巻き取
    り手段と、 上記各搬送路の中途部の所定位置にそれぞれ設けられ、
    上記各搬送路を搬送されているシート状搬送物を切断す
    る複数のカッタ手段と、 切断前のシート状搬送物を挟持し、かつシート状搬送物
    の切断後は上記シート状搬送物の挟持を解除してシート
    状搬送物を送り出す複数の送り出し手段と、 これら送り出し手段および上記カッタ手段を一体に備え
    た複数のカッタユニットと、 これらカッタユニットを、それぞれ上記搬送路に沿って
    移動案内する移動手段と、 それぞれのカッタユニットを作動制御するとともに、上
    記カッタ手段の作動を制御し、かつ上記移動手段を制御
    して各カッタユニットの位置を変更設定可能とした制御
    手段とを具備したことを特徴とするシート状搬送物の巻
    回装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005259531A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Shimane Jidoki Kk 扁平電子部品の製造装置
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