JP2003040444A - 積み重ね冊子の搬送装置 - Google Patents
積み重ね冊子の搬送装置Info
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- JP2003040444A JP2003040444A JP2001226295A JP2001226295A JP2003040444A JP 2003040444 A JP2003040444 A JP 2003040444A JP 2001226295 A JP2001226295 A JP 2001226295A JP 2001226295 A JP2001226295 A JP 2001226295A JP 2003040444 A JP2003040444 A JP 2003040444A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成により高速搬送手段により搬送さ
れてくる冊子を積み重ね、その積み重ねを崩すことなく
低速で移動している低速搬送手段へ移送することのでき
る積み重ね冊子の搬送装置を提供すること。 【解決手段】 高速搬送手段から搬送されてくる一冊ご
との冊子を受け取り、これを所定数積み重ねて送り出す
冊子送出手段６と、この冊子送出手段６から送出された
積み重ねた冊子を受け取り、該冊子を押し出し移動する
冊子押出し手段７と、冊子押出し手段７から押し出し移
動した冊子を受け取り、該冊子を低速で搬送する低速搬
送手段４とを備えてなる積み重ね冊子の搬送装置におい
て、前記冊子押出し手段の冊子押し出し後の待機位置へ
復帰させる速度を高速にするとともに、その高速によっ
て得られる分前記冊子押出し手段の冊子押し出し時の速
度を低速にする。
れてくる冊子を積み重ね、その積み重ねを崩すことなく
低速で移動している低速搬送手段へ移送することのでき
る積み重ね冊子の搬送装置を提供すること。 【解決手段】 高速搬送手段から搬送されてくる一冊ご
との冊子を受け取り、これを所定数積み重ねて送り出す
冊子送出手段６と、この冊子送出手段６から送出された
積み重ねた冊子を受け取り、該冊子を押し出し移動する
冊子押出し手段７と、冊子押出し手段７から押し出し移
動した冊子を受け取り、該冊子を低速で搬送する低速搬
送手段４とを備えてなる積み重ね冊子の搬送装置におい
て、前記冊子押出し手段の冊子押し出し後の待機位置へ
復帰させる速度を高速にするとともに、その高速によっ
て得られる分前記冊子押出し手段の冊子押し出し時の速
度を低速にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、積み重ね冊子の搬
送装置、詳しくは高速搬送手段と低速搬送手段との間の
冊子の受渡しに関するものである。
送装置、詳しくは高速搬送手段と低速搬送手段との間の
冊子の受渡しに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば本身の背面にホットメルト糊を塗
布して表紙を貼り付けた冊子を次々と作成して排出する
製本機はよく知られている。このような製本機で製本さ
れた冊子は、その冊子の天地及び小口の三方を断裁して
体裁を整えることが行われる場合がある。図５は製本と
断裁を一貫して行なう場合の概略の構成を示すもので、
この図５において、１は製本機、２は製本機１の製本処
理速度に合わせ製本機１から排出される冊子を一冊ごと
に搬送するベルトコンベアなどからなる高速で作動する
高速搬送手段である。
布して表紙を貼り付けた冊子を次々と作成して排出する
製本機はよく知られている。このような製本機で製本さ
れた冊子は、その冊子の天地及び小口の三方を断裁して
体裁を整えることが行われる場合がある。図５は製本と
断裁を一貫して行なう場合の概略の構成を示すもので、
この図５において、１は製本機、２は製本機１の製本処
理速度に合わせ製本機１から排出される冊子を一冊ごと
に搬送するベルトコンベアなどからなる高速で作動する
高速搬送手段である。
【０００３】３は高速搬送手段２の端部に配置され、高
速搬送手段２から搬送されてくる一冊ごとの冊子を受け
取り、これを予め設定した所定数積み重ね、その積み重
ねた冊子を押し出す冊子受渡し手段、４は冊子受渡し手
段３から受け取った積み重ねた冊子を低速で搬送するベ
ルトコンベアなどからなる低速搬送手段、５は低速搬送
手段４から搬送された冊子の天地及び小口の三方を断裁
する三方断裁機（小口のみを断裁する断裁機の場合も有
る。）である。
速搬送手段２から搬送されてくる一冊ごとの冊子を受け
取り、これを予め設定した所定数積み重ね、その積み重
ねた冊子を押し出す冊子受渡し手段、４は冊子受渡し手
段３から受け取った積み重ねた冊子を低速で搬送するベ
ルトコンベアなどからなる低速搬送手段、５は低速搬送
手段４から搬送された冊子の天地及び小口の三方を断裁
する三方断裁機（小口のみを断裁する断裁機の場合も有
る。）である。
【０００４】冊子受渡し手段３は、図６の側面図に示す
ように、高速搬送手段から搬送されてくる一冊ごとの冊
子９をガイド板６ａで案内して受板６ｂで受け取り、こ
の受板６ｂ上に予め設定した所定数積み重ね、受板６ｂ
を開いて送り出す冊子送出手段６と、図６の側面図及び
図７の平面図に示すように、冊子送出手段６から送出さ
れた積み重ねた冊子９を受板７ｄ上で受け取り、その積
み重ねた冊子９を、モータ７ｃの駆動に伴って周回移動
するチェーン７ｂに固定され、爪７ａが冊子９を押し出
す移動方向に対して最後端、つまり受板７ｄから爪７ａ
が突出した位置を原点位置とし、その原点位置に待機さ
せた爪７ａにより押し出す冊子押出し手段７とで構成さ
れている。
ように、高速搬送手段から搬送されてくる一冊ごとの冊
子９をガイド板６ａで案内して受板６ｂで受け取り、こ
の受板６ｂ上に予め設定した所定数積み重ね、受板６ｂ
を開いて送り出す冊子送出手段６と、図６の側面図及び
図７の平面図に示すように、冊子送出手段６から送出さ
れた積み重ねた冊子９を受板７ｄ上で受け取り、その積
み重ねた冊子９を、モータ７ｃの駆動に伴って周回移動
するチェーン７ｂに固定され、爪７ａが冊子９を押し出
す移動方向に対して最後端、つまり受板７ｄから爪７ａ
が突出した位置を原点位置とし、その原点位置に待機さ
せた爪７ａにより押し出す冊子押出し手段７とで構成さ
れている。
【０００５】なお、ガイド板６ａおよび受板６ｂの片側
（図示左側）は移動するように構成されており、冊子９
のサイズが大きい場合には、その片側を原点位置で待機
させた爪７ａの方向に移動させ、両側のガイド板６ａお
よび受板６ｂ間の距離を図８および図９に示すように広
げて置く。
（図示左側）は移動するように構成されており、冊子９
のサイズが大きい場合には、その片側を原点位置で待機
させた爪７ａの方向に移動させ、両側のガイド板６ａお
よび受板６ｂ間の距離を図８および図９に示すように広
げて置く。
【０００６】製本処理後の冊子は、高速搬送手段２、冊
子受渡し手段３および低速搬送手段４からなる搬送手段
により三方断裁機へ搬送されるが、この搬送手段で搬送
している段階、特に低速搬送手段５による低速の搬送段
階で冊子９の背面に塗布した糊を冷却固化させる。
子受渡し手段３および低速搬送手段４からなる搬送手段
により三方断裁機へ搬送されるが、この搬送手段で搬送
している段階、特に低速搬送手段５による低速の搬送段
階で冊子９の背面に塗布した糊を冷却固化させる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冊子受渡し
手段３で積み重ねた冊子９を低速で移動している低速搬
送手段５に送る場合、冊子送出手段６で冊子９を積み重
ねている時間内に、冊子押出し手段７の爪７ａを移動し
て積み重ねた冊子９を低速搬送手段５に送り、待機位置
に復帰する必要がある。しかし、冊子９を積み重ねてい
る時間は短いために冊子押出し手段７の爪７ａの押し出
し時の移動速度が速く、低速搬送手段５に移された積み
重ねた冊子９は、図６および図８に示すように、冊子９
間の摩擦抵抗が冊子９とベルト間の摩擦抵抗よりも小さ
いために冊子９間で滑りが発生して、積み重ねた冊子９
が崩れる場合がある。特に製本処理速度を高めるとこの
崩れはよく発生する。
手段３で積み重ねた冊子９を低速で移動している低速搬
送手段５に送る場合、冊子送出手段６で冊子９を積み重
ねている時間内に、冊子押出し手段７の爪７ａを移動し
て積み重ねた冊子９を低速搬送手段５に送り、待機位置
に復帰する必要がある。しかし、冊子９を積み重ねてい
る時間は短いために冊子押出し手段７の爪７ａの押し出
し時の移動速度が速く、低速搬送手段５に移された積み
重ねた冊子９は、図６および図８に示すように、冊子９
間の摩擦抵抗が冊子９とベルト間の摩擦抵抗よりも小さ
いために冊子９間で滑りが発生して、積み重ねた冊子９
が崩れる場合がある。特に製本処理速度を高めるとこの
崩れはよく発生する。
【０００８】本発明は、このような実情に鑑みなされた
もので、簡単な構成により高速搬送手段により搬送され
てくる冊子を積み重ね、その積み重ねを崩すことなく低
速で移動している低速搬送手段へ移送することのできる
積み重ね冊子の搬送装置を提供することを目的とする。
もので、簡単な構成により高速搬送手段により搬送され
てくる冊子を積み重ね、その積み重ねを崩すことなく低
速で移動している低速搬送手段へ移送することのできる
積み重ね冊子の搬送装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る本発明
は、一冊ごとの冊子を順次搬送する高速搬送手段と、前
記高速搬送手段から搬送されてくる冊子を受け取り、所
定数積み重ねて送り出す冊子送出手段と、前記冊子送出
手段から送出された積み重ねた冊子を受け取り、該冊子
を押し出し移動する冊子押出し手段と、前記冊子押出し
手段から押し出し移動した冊子を受け取り、該冊子を低
速で搬送する低速搬送手段とを備えてなる積み重ね冊子
の搬送装置において、前記冊子押出し手段の移動速度
を、冊子押し出し時には前記低速搬送手段による冊子の
搬送速度に応じた低速にするとともに、待機位置への復
帰を高速としてなることを特徴とする。
は、一冊ごとの冊子を順次搬送する高速搬送手段と、前
記高速搬送手段から搬送されてくる冊子を受け取り、所
定数積み重ねて送り出す冊子送出手段と、前記冊子送出
手段から送出された積み重ねた冊子を受け取り、該冊子
を押し出し移動する冊子押出し手段と、前記冊子押出し
手段から押し出し移動した冊子を受け取り、該冊子を低
速で搬送する低速搬送手段とを備えてなる積み重ね冊子
の搬送装置において、前記冊子押出し手段の移動速度
を、冊子押し出し時には前記低速搬送手段による冊子の
搬送速度に応じた低速にするとともに、待機位置への復
帰を高速としてなることを特徴とする。
【００１０】請求項２に係る本発明は、前記冊子押出し
手段の待機位置を冊子のサイズに合わせた位置としてな
ることを特徴とし、請求項３に係る本発明は、前記冊子
押出し手段と前記低速搬送手段との間に冊子の移動速度
を調整する搬送手段を有することを特徴とし、請求項４
に係る本発明は、前記高速搬送手段の前段に糊付け製本
する製本機を連結するとともに、前記低速搬送手段の後
段に断裁機を連結してなることを特徴とする。
手段の待機位置を冊子のサイズに合わせた位置としてな
ることを特徴とし、請求項３に係る本発明は、前記冊子
押出し手段と前記低速搬送手段との間に冊子の移動速度
を調整する搬送手段を有することを特徴とし、請求項４
に係る本発明は、前記高速搬送手段の前段に糊付け製本
する製本機を連結するとともに、前記低速搬送手段の後
段に断裁機を連結してなることを特徴とする。
【００１１】本発明は、冊子押出し手段による積み重ね
た冊子の押し出し後の速度を高速にするので、その分冊
子押出し手段による積み重ねた冊子の押し出し速度を低
速搬送手段の速度に応じた低速にすることができ、低速
搬送手段へ移送した積み重ねた冊子の崩れを防止するこ
とができる。また、製本と断裁を一貫して行なう場合の
製本機の製本処理速度を高めることも可能になる。
た冊子の押し出し後の速度を高速にするので、その分冊
子押出し手段による積み重ねた冊子の押し出し速度を低
速搬送手段の速度に応じた低速にすることができ、低速
搬送手段へ移送した積み重ねた冊子の崩れを防止するこ
とができる。また、製本と断裁を一貫して行なう場合の
製本機の製本処理速度を高めることも可能になる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態に
係る冊子受渡し手段の側面図、図２は冊子押出し手段の
平面図である。なお、図５に示す製本と断裁を一貫して
行なう場合の概略の構成および図６および図８に示す冊
子受渡し手段と対応する部分には同一の符号を付してい
る。
て図を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態に
係る冊子受渡し手段の側面図、図２は冊子押出し手段の
平面図である。なお、図５に示す製本と断裁を一貫して
行なう場合の概略の構成および図６および図８に示す冊
子受渡し手段と対応する部分には同一の符号を付してい
る。
【００１３】図１において、６は冊子送出手段でガイド
板６ａと受板６ｂを有し、図６に示す冊子送出手段６と
同様に図５に示す高速搬送手段２から搬送されてくる一
冊ごとの冊子をガイド板６ａで案内して受板６ｂで受け
取り、この受板６ｂ上に予め設定した所定数積み重ね、
受板６ｂを開いて送り出すように構成している。７は冊
子押出し手段で図６に示す冊子押出し手段７と同様に受
板７ｄとモータ７ｃの駆動に伴って周回移動するチェー
ン７ｂに固定された爪７ａを設けて構成されている。
板６ａと受板６ｂを有し、図６に示す冊子送出手段６と
同様に図５に示す高速搬送手段２から搬送されてくる一
冊ごとの冊子をガイド板６ａで案内して受板６ｂで受け
取り、この受板６ｂ上に予め設定した所定数積み重ね、
受板６ｂを開いて送り出すように構成している。７は冊
子押出し手段で図６に示す冊子押出し手段７と同様に受
板７ｄとモータ７ｃの駆動に伴って周回移動するチェー
ン７ｂに固定された爪７ａを設けて構成されている。
【００１４】１０は冊子押出し手段の爪７ａの通過を検
出する近接スイッチなどの近接センサであり、爪７ａに
より冊子９を押し出した直後の位置に設置されている。
そして、冊子押出し手段の爪７ａを駆動するモーター７
ｃには図２に示すようにパルス発生機１１が組み込ま
れ、モーター７ｃの回転に伴い１回転について多数のパ
ルスを発生する。なお、パルス発生機はチェーン７ｂが
掛けられているスプロケットに設けてもよい。
出する近接スイッチなどの近接センサであり、爪７ａに
より冊子９を押し出した直後の位置に設置されている。
そして、冊子押出し手段の爪７ａを駆動するモーター７
ｃには図２に示すようにパルス発生機１１が組み込ま
れ、モーター７ｃの回転に伴い１回転について多数のパ
ルスを発生する。なお、パルス発生機はチェーン７ｂが
掛けられているスプロケットに設けてもよい。
【００１５】図示しない冊子押出し手段７の制御装置に
は、速度設定手段が設けられ、この速度設定手段に、爪
７ａの待機位置から近接スイッチ１０に到るまで、すな
わち冊子押し出し時の爪７ａの移動速度と近接センサ１
０から爪７ａの待機位置に到るまで、すなわち冊子押し
出し後の復帰時の爪７ａの移動速度を設定する。復帰時
の爪７ａの移動速度は、許容される最高速度に、冊子押
し出し時の爪７ａの移動速度は、冊子送出手段６で冊子
を積み重ねている時間（この時間は、製本速度と積み重
ねる冊子数とにより決定される。）から爪７ａの復帰に
要する時間を差し引いた時間に応じた速度に設定する。
復帰時の爪７ａの移動速度を許容される最高速度に設定
することにより、復帰時間が短縮され、その分冊子押し
出し時の爪７ａの移動速度を低速にすることができる。
は、速度設定手段が設けられ、この速度設定手段に、爪
７ａの待機位置から近接スイッチ１０に到るまで、すな
わち冊子押し出し時の爪７ａの移動速度と近接センサ１
０から爪７ａの待機位置に到るまで、すなわち冊子押し
出し後の復帰時の爪７ａの移動速度を設定する。復帰時
の爪７ａの移動速度は、許容される最高速度に、冊子押
し出し時の爪７ａの移動速度は、冊子送出手段６で冊子
を積み重ねている時間（この時間は、製本速度と積み重
ねる冊子数とにより決定される。）から爪７ａの復帰に
要する時間を差し引いた時間に応じた速度に設定する。
復帰時の爪７ａの移動速度を許容される最高速度に設定
することにより、復帰時間が短縮され、その分冊子押し
出し時の爪７ａの移動速度を低速にすることができる。
【００１６】この実施の形態では、冊子押出し手段７の
制御装置に爪７ａの待機位置を設定する待機位置設定手
段が設けられ、この待機位置設定手段に近接センサ１０
から待機位置までの距離を設定する。この設定によって
爪７ａの待機位置を製本された冊子のサイズ（冊子長）
に応じた位置とすることができ、例えば図１に示すよう
に冊子９のサイズが短い場合には、冊子押し出し時の移
動距離を短くすることができ、その分さらに冊子押し出
し時の爪７ａの移動速度を低速にすることができる。な
お、爪７ａの待機位置は例えばリニアエンコーダを配置
してこのリニアエンコーダの出力に基づいて行なうよう
にしてもよい。
制御装置に爪７ａの待機位置を設定する待機位置設定手
段が設けられ、この待機位置設定手段に近接センサ１０
から待機位置までの距離を設定する。この設定によって
爪７ａの待機位置を製本された冊子のサイズ（冊子長）
に応じた位置とすることができ、例えば図１に示すよう
に冊子９のサイズが短い場合には、冊子押し出し時の移
動距離を短くすることができ、その分さらに冊子押し出
し時の爪７ａの移動速度を低速にすることができる。な
お、爪７ａの待機位置は例えばリニアエンコーダを配置
してこのリニアエンコーダの出力に基づいて行なうよう
にしてもよい。
【００１７】以上のように構成したこの実施形態に係る
冊子押出し手段７の動作は、冊子送出手段６で冊子９を
積み重ねている間爪７ａは待機位置で待機し、冊子送出
手段６で予め設定した数の冊子９が積み重ねられると、
受板６ｂを開き積み重ねた冊子９を冊子押出し手段７の
爪７ａの前段の受板７ｄ上に置く。受板７ｄ上に積み重
ねた冊子９が置かれると、モータ７ｃが駆動し爪７ａは
設定された冊子押し出し時の移動速度で移動し、積み重
ねた冊子９を低速で移動している低速搬送手段４へ押し
出す。冊子押し出し時の移動速度は低速で後段の低速搬
送手段４の移動速度との差は小さく、低速搬送手段４に
移された積み重ねた冊子９の積み重ねの崩れを防ぐこと
ができる。
冊子押出し手段７の動作は、冊子送出手段６で冊子９を
積み重ねている間爪７ａは待機位置で待機し、冊子送出
手段６で予め設定した数の冊子９が積み重ねられると、
受板６ｂを開き積み重ねた冊子９を冊子押出し手段７の
爪７ａの前段の受板７ｄ上に置く。受板７ｄ上に積み重
ねた冊子９が置かれると、モータ７ｃが駆動し爪７ａは
設定された冊子押し出し時の移動速度で移動し、積み重
ねた冊子９を低速で移動している低速搬送手段４へ押し
出す。冊子押し出し時の移動速度は低速で後段の低速搬
送手段４の移動速度との差は小さく、低速搬送手段４に
移された積み重ねた冊子９の積み重ねの崩れを防ぐこと
ができる。
【００１８】冊子押し出し後、更に爪７ａは移動し近接
センサ１０を通過すると、その通過を検出した近接セン
サ１０の出力により、爪７ａの移動速度は設定した復帰
時の移動速度に切り換えられ、同時にモーター７ｃに組
み込んだパルス発生機１１が発生するパルスをカウント
し、カウント値が待機位置設定手段に設定した距離と一
致したときモーター７ｃを停止し、これにより爪７ａは
高速で待機位置に復帰する。
センサ１０を通過すると、その通過を検出した近接セン
サ１０の出力により、爪７ａの移動速度は設定した復帰
時の移動速度に切り換えられ、同時にモーター７ｃに組
み込んだパルス発生機１１が発生するパルスをカウント
し、カウント値が待機位置設定手段に設定した距離と一
致したときモーター７ｃを停止し、これにより爪７ａは
高速で待機位置に復帰する。
【００１９】しかし、冊子押し出し後の復帰時の爪７ａ
の移動速度を許容される最高速度に設定しても、また、
この設定と爪７ａの冊子のサイズ（冊子長）に応じた待
機位置に設定しても、冊子押し出し時の移動速度を低速
搬送手段４の移動速度に近づけることが困難な場合に
は、図３および図４に示すように、冊子押出し手段６と
低速搬送手段４との間に冊子の移動速度を調整する搬送
手段１２を設けるようにしてもよい。
の移動速度を許容される最高速度に設定しても、また、
この設定と爪７ａの冊子のサイズ（冊子長）に応じた待
機位置に設定しても、冊子押し出し時の移動速度を低速
搬送手段４の移動速度に近づけることが困難な場合に
は、図３および図４に示すように、冊子押出し手段６と
低速搬送手段４との間に冊子の移動速度を調整する搬送
手段１２を設けるようにしてもよい。
【００２０】すなわち、搬送手段１２は、冊子押出し手
段６から積み重ねた冊子９を受け取るときは、搬送手段
１２の搬送速度を冊子押出し手段６の爪７ａの移動速度
とほぼ一致させ、冊子９を受け取った後、次の積み重ね
た冊子９を受け取るまでの間に減速し、積み重ねた冊子
９を低速搬送手段４の移動速度に近づけて、その積み重
ねた冊子９を低速搬送手段４に移送するものである。こ
の移送によっても積み重ねの崩れを防ぐことができる。
なお、搬送手段１２を駆動するモーター１２ａの加減速
制御は、インバータ、ＤＣモーター、サーボモータなど
により行なう。
段６から積み重ねた冊子９を受け取るときは、搬送手段
１２の搬送速度を冊子押出し手段６の爪７ａの移動速度
とほぼ一致させ、冊子９を受け取った後、次の積み重ね
た冊子９を受け取るまでの間に減速し、積み重ねた冊子
９を低速搬送手段４の移動速度に近づけて、その積み重
ねた冊子９を低速搬送手段４に移送するものである。こ
の移送によっても積み重ねの崩れを防ぐことができる。
なお、搬送手段１２を駆動するモーター１２ａの加減速
制御は、インバータ、ＤＣモーター、サーボモータなど
により行なう。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冊子押出し手段の速度制御あるいはこの速度制御と移動
速度を調整する搬送手段とによる簡単な構成により、積
み重ねた冊子の崩すことなく低速搬送手段へ移送するこ
とができる。
冊子押出し手段の速度制御あるいはこの速度制御と移動
速度を調整する搬送手段とによる簡単な構成により、積
み重ねた冊子の崩すことなく低速搬送手段へ移送するこ
とができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る冊子受渡し手段の側
面図である。
面図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る冊子押出し手段の平
面図である。
面図である。
【図３】本発明の他の実施の形態に係る冊子受渡し手段
の側面図である。
の側面図である。
【図４】本発明の他の実施の形態に係る冊子押出し手段
の平面図である。
の平面図である。
【図５】製本と断裁を一貫して行なう場合の概略構成図
である。
である。
【図６】冊子受渡し手段の問題点を示す側面図である。
【図７】冊子押出し手段の平面図である。
【図８】従来の冊子受渡し手段の問題点を示す側面図で
ある。
ある。
【図９】従来の冊子押出し手段の平面図である。
１ 製本機
２ ベルトコンベア（高速搬送手段）
３ 冊子受渡し手段
４ ベルトコンベア（低速搬送手段）
５ 断裁機
６ 積み重ね冊子送出手段
６ａ ガイド板
６ｂ 受板
７ 積み重ね冊子押出し手段
７ａ 爪
７ｂ チェーン
７ｃ モーター
７ｄ 受板
９ 冊子
１０ 近接スイッチ
１１ パルス発生機
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 本田 諭春
滋賀県高島郡新旭町大字旭字城ノ下1601番
地 ホリゾン・インターナショナル株式会
社内
Ｆターム(参考） 3F017 AA03 BB07
3F029 BA00 CA08 CA12
Claims (4)
- 【請求項１】 一冊ごとの冊子を順次搬送する高速搬送
手段と、前記高速搬送手段から搬送されてくる冊子を受
け取り、所定数積み重ねて送り出す冊子送出手段と、前
記冊子送出手段から送出された積み重ねた冊子を受け取
り、該冊子を押し出し移動する冊子押出し手段と、前記
冊子押出し手段から押し出し移動した冊子を受け取り、
該冊子を低速で搬送する低速搬送手段とを備えてなる積
み重ね冊子の搬送装置において、前記冊子押出し手段の
移動速度を、冊子押し出し時には前記低速搬送手段によ
る冊子の搬送速度に応じた低速にするとともに、待機位
置への復帰を高速としてなることを特徴とする積み重ね
冊子の搬送装置。 - 【請求項２】 前記冊子押出し手段の待機位置を冊子の
サイズに合わせた位置としてなることを特徴とする請求
項１記載の積み重ね冊子の搬送装置。 - 【請求項３】 前記冊子押出し手段と前記低速搬送手段
との間に冊子の移動速度を調整する搬送手段を有するこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２記載の積み重ね冊
子の搬送装置。 - 【請求項４】 前記高速搬送手段の前段に糊付け製本す
る製本機を連結するとともに、前記低速搬送手段の後段
に断裁機を連結してなることを特徴とする請求項１又は
請求項２又は請求項３に記載の積み重ね冊子の搬送装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001226295A JP2003040444A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 積み重ね冊子の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001226295A JP2003040444A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 積み重ね冊子の搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003040444A true JP2003040444A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19059135
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001226295A Pending JP2003040444A (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | 積み重ね冊子の搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003040444A (ja) |
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- 2001-07-26 JP JP2001226295A patent/JP2003040444A/ja active Pending
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