JPH09169224A - 動力作業車の始動安全装置 - Google Patents

動力作業車の始動安全装置

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JPH09169224A
JPH09169224A JP34981595A JP34981595A JPH09169224A JP H09169224 A JPH09169224 A JP H09169224A JP 34981595 A JP34981595 A JP 34981595A JP 34981595 A JP34981595 A JP 34981595A JP H09169224 A JPH09169224 A JP H09169224A
Authority
JP
Japan
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clutch
starting
connection
state
controller
Prior art date
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Pending
Application number
JP34981595A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nogami
哲 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンからそれぞれクラッチを介して伝達
される動力で駆動される各種作業部を具備した動力作業
車において、エンジン始動時における各部の急激な作動
による危険を防止する。 【解決手段】 上記各クラッチに、各クラッチの接続・
切断状態を検出する接続・切断検出スイッチを設けて、
各スイッチをコントローラに接続すると共に、同コント
ローラに始動モータと表示部とを接続して、両スイッチ
がクラッチの断状態を検出しないときは、始動モータへ
の通電を阻止すると共に、クラッチが接続状態にあるこ
とを表示部に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力作業車の始動
安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種作業部を具備した動力作業車
では、エンジン始動時の安全をはかるために、走行用の
クラッチが断状態の時だけ、始動モータが作動するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記作業部
へ動力を伝達するためのクラッチが接続状態であって
も、始動モータが作動するため、エンジンの始動と同時
に作業部が急激に作動して非常に危険であり、更に、作
業部の負荷が始動モータに加わって、同モータやバッテ
リに過負荷がかかるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、エ
ンジンからそれぞれクラッチを介して伝達される動力で
駆動される各種作業部を具備した動力作業車において、
上記各クラッチに、各クラッチの接続・切断状態を検出
する接続・切断検出スイッチを設けて、各スイッチをコ
ントローラに接続すると共に、同コントローラに始動モ
ータと表示部とを接続して、両スイッチが各クラッチの
断状態を検出しないときは、始動モータへの通電を阻止
すると共に、クラッチが接続状態にあることを表示部に
表示させることを特徴とする動力作業車の始動安全装置
を提供せんとするものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0006】図1は、本発明に係る始動安全装置Aを具
備する動力作業車BとしてのコンバインB1を示してお
り、同コンバインB1は、下方に左右クローラよりなる走
行部1を装着した機体フレーム2の前方に刈取作業部3
を昇降自在に連結し、機体フレーム2の上面右前部に上
下に運転部4とエンジン5とを配置し、その後方に籾収
納部6を配置し、同上面左側に脱穀部選別作業部7を配
置している。
【0007】そして、図2で示すように、エンジン5か
らの動力を走行クラッチ10、刈取クラッチ11及び脱穀選
別クラッチ12を介して、走行部1、刈取作業部3及び脱
穀選別作業部7にそれぞれ伝達して、上記各部3,6,7 を
作動させるようにしており、各クラッチ10,11,12には、
各クラッチの接続・切断状態を検出するための接続・切
断検出スイッチ13,14,15が配設されている。
【0008】図3はコントローラ16回りの構成を示して
おり、コントローラ16の入力側には、前記各スイッチ1
3,14,15とメインスイッチ17とを接続し、出力側には、
始動リレー18を介して始動モータ19とを接続して、上記
各スイッチ13,14,15が全てクラッチ断状態を示した時に
限り、始動リレー18に電流接続の出力をするようにして
いる。
【0009】また、コントローラ16の出力側には、図4
で示す表示部20を接続しており、同表示部20に設けた液
晶パネル等の表示画面に、メインスイッチ17が始動操作
されたとき、接続状態にあるクラッチを表示して、その
クラッチを切るように指示するようにしている。
【0010】図5は、エンジン5と走行部1との間に介
在する変速機25を示しており、26は入力プーリであっ
て、エンジン5と連動連結している。27はケーシング、
28は入力軸、29は油圧ポンプ、30はクラッチ操作用ホー
ク、31は皿バネ、32は多板式のクラッチ本体、33は第1
速原動ギヤ、34は第2速原動ギヤ、35は第3速原動ギ
ヤ、36は後退原動スプロケット、37は後退チエンであっ
て、各原動ギヤ33,34,35及び原動スプロケット36は、入
力軸28には回動自在に遊嵌し、走行クラッチ10には連動
連結している。
【0011】38は変速軸、39は第1速受動ギヤ、40は第
2速受動ギヤ、41は第3速受動ギヤ、42は後退受動スプ
ロケットであって、各原動ギヤ33,34,35及び原動スプロ
ケット36にそれぞれ噛合しており、各受動ギヤ39,40,41
及び受動スプロケット42はボール変速機構43を介して変
速軸38に切換自在に連動連結している。
【0012】44は副変速機、45は高速噛合ギヤ、46は低
速噛合ギヤ、47はスライド式ドッグクラッチである。
【0013】48はボール変速軸、49はデテント機構、50
はデテントボール、51はデテントスプリングであり、ボ
ール変速軸48には、前記各受動ギヤ39,40,41及び受動ス
プロケット42に対応する位置に、それぞれデテント溝52
を形成して、変速機25のコンパクト化と、デテント機構
49が保持する変速位置精度の向上をはかっている。
【0014】図6及び図7は、入力軸28に嵌装した走行
クラッチ10と各原動ギヤ33,34,35及び原動スプロケット
36との間の連動連結機構53を示しており、走行クラッチ
側に突設した複数の係合爪53a と、ギヤ側に突設した複
数の係合爪53b との係合によって、走行クラッチ10と各
原動ギヤ33,34,35及び原動スプロケット36とを連動連結
するようにしており、特に各係合爪53の幅を小さくして
バックラッシュ53d を大きくすることにより、変速時の
噛合切換えの確率を良くしている。
【0015】図8は、ボール変速機構を示しており、各
受動ギヤ39,40,41及び受動スプロケット42の内面に形成
したボール嵌入溝54を拡幅して、各ボール嵌入溝54間の
突出部55を可及的に小さくすることにより、変速時にお
ける変速ボール56の上記ボール嵌入溝54への嵌入を良く
して、変速の確率を向上させている。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0017】請求項1記載の構成、即ち、エンジンから
それぞれクラッチを介して伝達される動力で駆動される
各種作業部を具備した動力作業車において、上記各クラ
ッチに、各クラッチの接続・切断状態を検出する接続・
切断検出スイッチを設けて、各スイッチがクラッチの断
状態を検出しないときは、始動モータに通電しないこと
によって、コントローラにメインスイッチの始動モータ
端子からの入力があった際に、全部のクラッチが断状態
の場合に限り、エンジンを始動することができるが、上
記各クラッチの一つでも接続状態の場合にはエンジンが
始動しないので、エンジン始動の際の各作業部の急激な
作動による危険を防止することができ、また、始動モー
タやバッテリに過負荷がかかるのを防止することがで
き、更に、表示部が、クラッチが接続状態にあることを
表示するので、かかる際のリカバリ操作を容易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る始動安全装置を具備するコンバイ
ンの動力作業車の側面図。
【図2】動力伝達系統を示す説明図。
【図3】始動安全装置の構成を示す説明図。
【図4】表示部の正面図。
【図5】変速機の断面説明図。
【図6】連動連結機構の正面説明図。
【図7】同連動連結機構の断面側面図。
【図8】ボール変速機構の断面正面図。
【符号の説明】
A 始動安全装置 B 動力作業車 3,7 作業部 5 エンジン 11,12 クラッチ 14,15 接続・切断検出スイッチ 16 コントローラ 19 始動モータ 20 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(5) からそれぞれクラッチ(11)
    (12)を介して伝達される動力で駆動される各種作業部
    (3)(7)を具備した動力作業車(B) において、 上記各クラッチ(11)(12)に、各クラッチ(11)(12)の接続
    ・切断状態を検出する接続・切断検出スイッチ(14)(15)
    を設けて、各スイッチ(14)(15)をコントローラ(16)に接
    続すると共に、同コントローラ(16)に始動モータ(19)と
    表示部(20)とを接続して、両スイッチ(14)(15)が各クラ
    ッチ(11)(12)の断状態を検出しないときは、始動モータ
    (19)への通電を阻止すると共に、クラッチが接続状態に
    あることを表示部(20)に表示させることを特徴とする動
    力作業車の始動安全装置。
JP34981595A 1995-12-20 1995-12-20 動力作業車の始動安全装置 Pending JPH09169224A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1057686A3 (de) * 1999-06-05 2004-01-14 WABCO GmbH & CO. OHG Gangschaltung für Kraftfahrzeuge
JP2006242367A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Iseki & Co Ltd トロイダル型変速機搭載作業車両の制御装置
WO2006095720A1 (ja) 2005-03-07 2006-09-14 Iseki & Co., Ltd. 作業用車両

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EP1857714A4 (en) * 2005-03-07 2011-06-01 Iseki Agricult Mach WORKING VEHICLE

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