JPH09159844A - プラスチック光ファイバ裸線及びケーブル - Google Patents

プラスチック光ファイバ裸線及びケーブル

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JPH09159844A
JPH09159844A JP7344736A JP34473695A JPH09159844A JP H09159844 A JPH09159844 A JP H09159844A JP 7344736 A JP7344736 A JP 7344736A JP 34473695 A JP34473695 A JP 34473695A JP H09159844 A JPH09159844 A JP H09159844A
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JP
Japan
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resin
optical fiber
sheath layer
plastic optical
weight
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JP7344736A
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Shinichi Toyoshima
真一 豊島
Hajime Munekuni
肇 宗國
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02033Core or cladding made from organic material, e.g. polymeric material
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/036Optical fibres with cladding with or without a coating core or cladding comprising multiple layers
    • G02B6/03616Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference
    • G02B6/03622Optical fibres characterised both by the number of different refractive index layers around the central core segment, i.e. around the innermost high index core layer, and their relative refractive index difference having 2 layers only

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック光ファイバを曲げたときの光ロ
スを小さくする。 【解決手段】 PMMA系樹脂から構成された芯1と、
特定の長鎖、短鎖フルオロアルキルメタクリレート及び
(メタ)アクリル酸エステルの重合体からなる樹脂であ
って、その屈折率が1.430〜1.485で、かつ第
2鞘層樹脂の屈折率より0.005以上高い樹脂より構
成された第1鞘層2と、ビニリデンフロライド重合体成
分を30重量%以上有する樹脂より構成された第2鞘層
3からなるプラスチック光ファイバ裸線。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速光通信のため
のコンピュータ接続配線、交換機まわりの配線、工場自
動機制御の配線、などに利用できるプラスチック光ファ
イバに関するものであり、特に曲げによる光ロスの少な
いプラスチック光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭62−204209号公報には、
プラスチック光ファイバの鞘成分として屈折率の異なる
2種類の含フッ素樹脂を使用し、芯成分上に3〜4μm
の含フッ素樹脂からなる鞘第1層及びそれよりも屈折率
の小さい含フッ素樹脂からなる鞘第2層を順次成型して
なるプラスチック光ファイバが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高速通信のた
めのプラスチック光ファイバは芯樹脂と鞘樹脂の屈折率
差を小さくし開口数NAを小さくしていく必要がある。
ここで開口数NAは芯樹脂の屈折率nCOREと鞘樹脂の屈
折率nCLADから次式で推定される。
【0004】NA=(nCORE 2−nCLAD 20.5
【0005】従来使用されているプラスチック光ファイ
バのNAは0.47〜0.52程度であったが、より高
速通信の必要からNAを0.4〜0.1程度まで低くす
る必要が出てきた。ところがNAが低くなるにつれて、
プラスチック光ファイバを曲げた時の光量ロスは増大し
ていき、このロスを如何に小さくするかが重要な問題と
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題を
解決する手段として、芯をPMMA系樹脂、第1鞘層を
(イ)式CH2=C(CH3)−COO(CH22(CF
27CF3で示される長鎖フルオロアルキルメタクリレ
ート1〜30重量%と(ロ)一般式CH2=C(CH3
−COOCH2(CF2nX(式中のXはH又はF、n
は1〜4の整数である)で示される短鎖フルオロアルキ
ルメタクリレートの中から選ばれる少なくとも1種のモ
ノマーを1〜30重量%と(ハ)一般式CH2=C
(Y)−COOCm2m+1(式中のYはCH3又はH,m
は1〜10の整数)で示されるメタクリル酸エステル又
はアクリル酸エステルの中から選ばれる少なくとも1種
のモノマーを50重量%を越えて98重量%までの重合
体からなる透明な樹脂であって、その屈折率がナトリウ
ムD線で20℃の値が1.430〜1.485で、かつ
第2鞘層樹脂の屈折率よりも0.005以上、好ましく
は0.005〜0.08高く、そのメルトフローインデ
ックスが230℃、荷重3.8Kg、オリフィスの直径
2mm、長さ8mmの条件で、5〜80g/10分であ
る樹脂とし、第2鞘層をビニリデンフロライドを重合成
分として30重量%以上含む透明な樹脂組成物で、その
メルトフローインデックスが前記同条件で、5〜100
g/10分である樹脂とし、第1鞘層の厚さを5〜25
μmとし、第2鞘層の厚さを0.5〜50μmとするこ
とを特徴とするプラチック光ファイバ裸線、及び該裸線
の上をさらに熱可塑性樹脂で被覆したことを特徴とする
プラスチック光ファイバケーブルを完成した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して更
に詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明のプラスチック光ファイバ
ケーブルの一例を示す断面図である。1は芯、2は第一
鞘層、3は第二鞘層、4は保護被覆層である。
【0009】芯1を構成する樹脂はPMMA系樹脂であ
る。PMMA系樹脂としてはメタクリル酸メチルを80
重量%以上有する透明な重合体であり、メタクリル酸メ
チルの単一重合体の他に、アクリル酸メチルやアクリル
酸エチルなどのアクリレートとの共重合体やあるいはブ
チルアクリレートなどを1〜20重量%程度含む共重合
体で比較的Tgが低くフレキシビリティに富んだものな
どもプラスチック光ファイバの曲げによる光ロスの低減
には好適である。
【0010】PMMA系樹脂のメルトフローインデック
スは230℃、荷重3.8Kg、オリフィスの直径2m
m、長さ8mmの条件で、0.1〜45g/10分の範
囲のものが、機械的な強度と滑らかな成形性から特に好
ましい。
【0011】第1鞘層2を構成する樹脂は、(イ)式C
2=C(CH3)−COO(CH22(CF27CF3
で示される長鎖フルオロアルキルメタクリレート1〜3
0重量%、好ましくは5〜28重量%と(ロ)一般式C
2=C(CH3)−COOCH2(CF2nX(式中の
XはH又はF、nは1〜4の整数である)で示される短
鎖フルオロアルキルメタクリレートの中から選ばれる少
なくとも1種のモノマーを1〜30重量%、好ましくは
3〜28重量%と(ハ)一般式CH2=C(Y)−CO
OCm2m+1(式中のYはCH3又はH,mは1〜10の
整数)で示されるメタクリル酸エステル又はアクリル酸
エステルの中から選ばれる少なくとも1種のモノマー5
0重量%を越えて98重量%まで、好ましくは51〜9
0重量%との重合体からなる透明な樹脂である。
【0012】(イ)長鎖フルオロアルキルメタクリレー
トは機械的強度が強い低屈折率成分であるが、そのポリ
マーは白濁し鞘材としては使用できない。しかし、これ
に(ロ)短鎖フルオロアルキルメタクリレートを共重合
することによって透明な樹脂となる。そして、これに
(ハ)メタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル
成分を共重合することにより、屈折率の調整された、耐
熱性の高い樹脂が得られ、該樹脂は鞘材として好適であ
る。
【0013】(ロ)短鎖フルオロアルキルメタクリレー
トとして好ましいのは、式中nが1、2、3の化合物で
ある。また、(ハ)メタクリル酸エステルまたはアクリ
ル酸エステルとして好ましいのは、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル等で
ある。
【0014】第1鞘層樹脂のメルトフローインデックス
は、230℃、荷重3.8Kg、オリフィスの直径2m
m、長さ8mmの条件で、5〜80g/10分、好まし
くは20〜50g/10分である。メルトフローインデ
ックスが5g/10分未満では樹脂の流動性が悪く、低
損失のプラスチック光ファイバが得られず、80g/1
0分を越えると、プラスチック光ファイバの機械的な強
度が不足する。
【0015】本発明の第2鞘層3を構成する樹脂は、ビ
ニリデンフロライドを重合成分として30重量%以上、
好ましくは35重量%以上含む透明な樹脂組成物であ
る。該樹脂は、第1鞘層樹脂と溶融状態の紡糸時によく
相溶して融着する特徴があり、透明性と機械強度や耐熱
性を兼ね備えた樹脂である。
【0016】具体的には、ビニリデンフロライドを共重
合成分に含む透明樹脂組成物であれば特に限定されない
が、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとの
共重合体、ビニリデンフロライドとヘキサフロロプロペ
ンとの共重合体、ビニリデンフロライドとヘキサフロロ
アセトンとの共重合体、ビニリデンフロライドとトリフ
ロロエチレンとの共重合体、ビニリデンフロライドとト
リフロロエチレンとヘキサフロロアセトンとの共重合
体、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレンとヘ
キサフロロアセトンとの共重合体、ビニリデンフロライ
ドとトリフロロエチレンとヘキサフロロプロペンとの共
重合体、ビニリデンフロライドとテトラフロロエチレン
とヘキサフロロプロペンとの共重合体などを挙げること
ができる。
【0017】さらに、これらの樹脂と、例えばPMMA
系樹脂、ポリエチルメタクリレート系樹脂等と、透明に
なる程に均一に相溶した樹脂配合物なども、第1鞘層と
よく溶け合って密着し好ましい。
【0018】第2鞘層樹脂のメルトフローインデックス
は、230℃、荷重3.8Kg、オリフィスの直径2m
m、長さ8mmの条件で、5〜100g/10分、好ま
しくは20〜50g/10分である。メルトフローイン
デックスが5g/10分未満では樹脂の流動性が悪く、
低損失のプラスチック光ファイバが得られず、100g
/10分を越えるとプラスチック光ファイバの機械的な
強度が不足する。
【0019】本発明において、第2鞘層3は、プラスチ
ック光ファイバに入射した光のうち、第1鞘層2で漏れ
出た高次モードの光を全反射させるものである。しか
し、第1鞘層樹脂は芯樹脂並みの透明性は無いので、数
mのファイバ長を経るうちに、高次モードの光は減衰し
てしまう。従って、10m以上の長さのファイバでは実
質的には芯1と第1鞘層2から構成された開口数NAを
有するプラスチック光ファイバと見做せる。
【0020】しかし、本発明の着目すべき特長は、プラ
スチック光ファイバを局部的に曲げたりした場合に生じ
る、曲げ歪みによる局部的な光の漏出に対しては、あた
かもより高い開口数NAを有するプラスチック光ファイ
バであるかのように働き、本来なら漏れ出すはずの光の
一部を受け止める作用をする事である。
【0021】そのため、第一鞘層樹脂のナトリウムD線
による20℃での屈折率は、プラスチック光ファイバの
伝送速度を高く保つために、開口数NAが0.4〜0.
1の範囲の所望の値になるように1.430〜1.48
5の範囲のものを選び、かつ第2鞘層樹脂の屈折率に比
べてより高い方が好ましく、第2鞘層樹脂の屈折率より
も0.005以上、好ましくは0.01以上高いものを
選択する必要がある。これは、第1鞘層樹脂の屈折率が
第2鞘層樹脂の屈折率よりも0.005程度は高くない
と、敢えて第2鞘層を設ける効果がないからである。第
2鞘層樹脂の屈折率は、低ければ低いほど曲げにより局
部漏洩した光の回収が可能になり、好ましい。通常は、
第1鞘層樹脂は第2鞘層樹脂の屈折率より0.005〜
0.08程度高いものを選ぶのが容易である。
【0022】第1鞘層2の厚さは5〜25μm、好まし
くは5〜15μmである。5μmより薄いと、第2鞘層
3被覆の外乱が出るので好ましくない。25μmより厚
くするのは、特別なメリットが無いので非経済的であ
る。
【0023】第2鞘層3の厚さは0.5〜50μm、好
ましくは1〜25μmである。0.5μm未満では光の
全反射をせしめるのに十分な厚さではない。また、50
μmより厚くする効果は特に無く、ファイバーの直径を
悪戯に大きくし無駄である。
【0024】第1鞘層2と第2鞘層3を所定の厚さに被
覆する方法は通常の電線被覆と同様にして、裸線をクロ
スヘッドダイに通して溶融樹脂を被覆する方法、特開昭
50−2552号公報に記載されている芯樹脂と鞘樹脂
と被覆樹脂を溶融し3層同時に紡糸する方法や、或いは
第1鞘層を被覆した裸線に第2鞘層樹脂をフッ素系の溶
剤や一般溶剤に溶解した溶液として塗布する方法などい
ずれでも良い。
【0025】このようにして得たプラスチック光ファイ
バ裸線は、必要に応じて熱可塑性樹脂からなる保護被覆
層4を設けてプラスチック光ファイバケーブルにして使
用される。熱可塑性樹脂としては、例えばプラスチック
光ファイバの被覆材として公知のポリエチレン、塩化ビ
ニル樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリオレフィンエラストマー樹脂、ポリエステルエ
ラストマー樹脂等が挙げられる。また、これらの樹脂
に、例えば水酸化マグネシウム、リン化合物、ハロゲン
化物などの難燃剤処方等を施したものの使用も好適であ
る。
【0026】
【実施例】
(実施例1)芯樹脂として、メチルメタクリレート99
重量%とアクリル酸メチル1重量%からなるPMMA系
樹脂で、メルトフローインデックスが230℃、荷重
3.8Kg、オリフィスの直径2mm、長さ8mmの条
件で、1.5g/10分であるものを用いた。
【0027】第一鞘層樹脂として、(イ)17FMA1
4重量%、(ロ)4FMA6重量%及び3FMA6重量
%、(ハ)MMA74重量%をキャスト重合して得られ
た、上記同条件におけるメルトフローインデックスが4
0g/10分、屈折率が1.47のものを用いた。
【0028】第二鞘層樹脂として、ビニリデンフロライ
ド71.9重量%とテトラフロロエチレン28.1重量
%の共重合体で、上記同条件におけるメルトフローイン
デックスが45g/10分の樹脂を用いた。屈折率は
1.402であった。
【0029】これらの3種類の樹脂をそれぞれ押出機を
介して溶融し、芯/第1鞘層/第2鞘層の3層同時に紡
糸できる温度240℃の複合紡糸ダイに供給した。芯の
直径960μm、第1鞘層の厚さ10μm、第2鞘層の
厚さ10μmとして、外径1.0mmのプラスチック光
ファイバ裸線を得た。伝送損失は650nm単色光にて
129dB/kmであった。
【0030】このプラスチック光ファイバ裸線の上に、
水酸化マグネシウムと赤燐を難燃剤とする黒色の難燃ポ
リエチレン樹脂を用いてを保護被覆層を設け、外径2.
2mmのプラスチック光ファイバケーブルを得た。この
ケーブルの伝送損失は650nm単色光にて130dB
/kmであった。
【0031】これらのプラスチック光ファイバ裸線とケ
ーブルについて、曲げによる光ロスを計った。測定は5
0mの裸線又はケーブルを用い、励振NA0.60の光
源を用いて裸線又はケーブルの25mの地点で曲げ半径
10mmの棒に1回巻き付けた時の光保持率を求めた。
裸線では78%の保持率であり、ケーブルでは70%の
保持率を示した。
【0032】(実施例2)実施例1と同様の芯樹脂及び
第1鞘層樹脂を用いた。
【0033】第2鞘層樹脂としては、ビニリデンフロラ
イド70重量%とトリフロロエチレン16重量%とヘキ
サフロロアセトン14重量%の共重合体で、上記同条件
によるメルトフローインデックスが42g/10分の樹
脂と、MMA94重量%とMA6重量%かなる共重合体
樹脂との1重量対1重量の混合物で、屈折率が1.4
4、上記同条件によるメルトフローインデックスが35
g/10分の樹脂組成物を用いた。
【0034】実施例1と同様の方法で、芯の直径960
μm、第1鞘層の厚さ10μm、第2鞘層の厚さ10μ
mである外径1.0mmのプラスチック光ファイバ裸線
を得た。伝送損失は650nm単色光にて125dB/
kmであった。
【0035】このプラスチック光ファイバ裸線の上に、
実施例1と同様にして保護被覆層を設け、外径2.2m
mのプラスチック光ファイバケーブルを得た。このケー
ブルの伝送損失は650nmにて128dB/kmであ
った。
【0036】これらのプラスチック光ファイバ裸線とケ
ーブルについて、実施例1と同様の方法により曲げによ
る光保持率を求めたところ、裸線では50%の保持率で
あり、ケーブルでは35%の保持率を示した。
【0037】(比較例1)実施例1と同様の芯樹脂及び
第1鞘層樹脂を用いた。
【0038】これらの2種類の樹脂を押出機で芯/鞘層
2層同時に紡糸できる複合紡糸ダイを用いて、芯径98
0μm、鞘10μmの厚さとして外径1.0mmのプラ
スチック光ファイバ裸線を得た。伝送損失は650nm
単色光にて125dB/kmであった。
【0039】このプラスチック光ファイバ裸線と、さら
に裸線の上に実施例1と同様にして保護被覆層を設けた
外径2.2mmのプラスチック光ファイバケーブルにつ
いて、実施例1と同様の方法により曲げによる光保持率
を求めたところ、裸線では41%の保持率を示し、ケー
ブルでは20%の保持率しか示さなかった。
【0040】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、高
速通信が可能で、かつ曲げによる光ロスの少ないプラス
チック光ファイバを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック光ファイバケーブルの一
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 芯 2 第一鞘層 3 第二鞘層 4 保護被覆層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯をPMMA系樹脂、第1鞘層を(イ)
    式CH2=C(CH3)−COO(CH22(CF27
    3で示される長鎖フルオロアルキルメタクリレート1
    〜30重量%と(ロ)一般式CH2=C(CH3)−CO
    OCH2(CF2nX(式中のXはH又はF、nは1〜
    4の整数である)で示される短鎖フルオロアルキルメタ
    クリレートの中から選ばれる少なくとも1種のモノマー
    を1〜30重量%と(ハ)一般式CH2=C(Y)−C
    OOCm2m+1(式中のYはCH3又はH,mは1〜10
    の整数)で示されるメタクリル酸エステル又はアクリル
    酸エステルの中から選ばれる少なくとも1種のモノマー
    を50重量%を越えて98重量%までの重合体からなる
    透明な樹脂であって、その屈折率がナトリウムD線で2
    0℃の値が1.430〜1.485で、かつ第2鞘層樹
    脂の屈折率よりも0.005以上高く、そのメルトフロ
    ーインデックスが230℃、荷重3.8Kg、オリフィ
    スの直径2mm、長さ8mmの条件で、5〜80g/1
    0分である樹脂とし、第2鞘層をビニリデンフロライド
    を重合成分として30重量%以上含む透明な樹脂組成物
    で、そのメルトフローインデックスが前記同条件で、5
    〜100g/10分である樹脂とし、第1鞘層の厚さを
    5〜25μmとし、第2鞘層の厚さを0.5〜50μm
    とすることを特徴とするプラチック光ファイバ裸線。
  2. 【請求項2】 ナトリウムD線で20℃で測定した第1
    鞘層樹脂の屈折率が第2鞘層樹脂の屈折率よりも0.0
    05〜0.08高いことを特徴とする請求項1に記載の
    プラスチック光ファイバ裸線。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のプラスチック光
    ファイバ裸線の上をさらに熱可塑性樹脂で被覆したこと
    を特徴とするプラスチック光ファイバケーブル。
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