JP5304704B2 - プラスチック光ファイバコード - Google Patents

プラスチック光ファイバコード

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Description

本発明は、プラスチック光ファイバ(以下、POFと略記することがある。)の外層に少なくとも1層の被覆層を有するプラスチック光ファイバコードに関する。より詳しくは、実使用温度105℃での使用に耐えうる長期耐熱性を有し、被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力に優れたプラスチック光ファイバコードに関する。
POFは、加工性、取扱い性および製造コストなどの面でガラス系光ファイバに比べて優れているので、短距離の光通信伝送、光電センサーおよびライトガイドなどに好適に使用されている。特に、最近では、自動車内情報通信配線として、POFをナイロン(ポリアミド)などの熱可塑性樹脂により被覆したプラスチック光ファイバコードが提案されている。
POFは、コアとクラッドにより構成され、従来、コアには、ポリメチルメタクリレート(以下、PMMAと略記することがある。)に代表される、透明性と耐候性に優れた重合体が一般に使用されている。一方、クラッドは、コア内部に光を閉じ込めておくためにコアよりも低屈折率であることが必要であり、弗素含有重合体が広く使用されている。
屋内配線や自動車内情報通信配線用途において、POFは高温多湿の環境下で、狭い空間に屈曲した状態で施工されることが多く、耐熱性、耐湿熱性、耐屈曲性および耐曲げ損失特性などが要求される。特に、自動車のルーフやエンジンルーム内の配線では、環境温度が約100℃と高温になるため、プラスチック光ファイバコードにも100〜105℃の高温での長期耐熱性を満足することが求められている。
また、プラスチック光ファイバコードは、通常その端部にコネクタを装着して使用されるが、被覆層を剥離する際、プラスチック光ファイバ裸線(素線)に傷を付け易いことから、被覆層を残したままコネクタ部品と接続固定する装着方式が行われている。被覆層をコネクタ部品に接続固定する場合、コネクタ部品とプラスチック光ファイバコードとの接続強度を保持するために、プラスチック光ファイバ裸線(素線)と被覆層の密着力が高いことも必要である。そのため、フッ化メタクリレート系共重合体またはフッ化ビニリデン系共重合体をクラッドとするプラスチック光ファイバ素線の外側に、含フッ素ポリオレフィン樹脂組成物からなる第一被覆層を有するプラスチック光ファイバケーブルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この提案では105℃の温度環境下における長期耐熱性と被覆層とプラスチック光ファイバの密着力が不十分である課題があった。
ところで、PMMAをコアに用いたプラスチック光ファイバコードの耐熱性を向上させる技術や、クラッドと被覆材との密着力を向上させる技術は、これまでいくつか提案されている。
例えば、第1クラッドがフルオロアルキル(メタ)クリレート単位(A)15〜90質量%と、他の共重合可能な単量体単位(B)10〜85質量%からなる共重合体からなり、第2クラッドがテトラフルオロエチレン単位を含む含フッ素オレフィン系樹脂からなるプラスチック光ファイバ素線の外周に、ポリアミド系樹脂組成物からなる被覆層を被覆してなるプラスチック光ファイバケーブルが提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この提案では、プラスチック光ファイバのクラッド材として用いられているフルオロアルキル(メタ)クリレート系共重合体が、非晶性でガラス転移点が高く、プラスチック光ファイバ素線として105℃の温度環境下における耐熱性は向上するものの十分ではなく、また、被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が不十分であるという課題があった。
また、クラッドがエチレン5〜30wt%とTFE40〜75wt%とHFP15〜50wt%の共重合割合の3元共重合体から構成される光ファイバの外側に、熱可塑性樹脂からなる被覆層を形成したプラスチック光ファイバコードが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この提案において、クラッド材として用いられているエチレン/TFE/HFP共重合体は、低屈折率性と低結晶化性を有するため、透光性が良好であるが、105℃の温度環境下における長期耐熱性と被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が不十分であるという課題があった。
また、透明樹脂からなる芯と、該芯を取り囲む1層以上のフッ素樹脂層とを有するプラスチック光ファイバの外側に、少なくともポリアミド樹脂とマレイン化されていないポリオレフィン樹脂を構成成分とする樹脂組成物からなる被覆層を有するプラスチック光ファイバコードが提案されている(例えば、特許文献4参照)。この提案において、被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力は向上するものの十分ではなく、また、105℃の温度環境下における長期耐熱性が不十分であるという課題があった。
特許第3004845号公報(特許請求の範囲) 特開2005−234135号公報(特許請求の範囲) 特開2001−074944号公報(特許請求の範囲) 特開2004−037979号公報(特許請求の範囲)
そこで本発明の目的は、実使用温度105℃での使用に耐えうる長期耐熱性を有し、被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力に優れたプラスチック光ファイバコードを提供することにある。
すなわち、本発明は、コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外層に少なくとも1層の被覆層を有するプラスチック光ファイバコードであって、前記プラスチック光ファイバの最表層のクラッドが、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および次式(1)
CH=CX(CF (1)
(式(1)中、Xはフッ素原子または水素原子、Xはフッ素原子、水素原子または炭化水素基、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体からなり、30mm長さにおける被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が50N以上であるプラスチック光ファイバコードである。
本発明によれば、105℃での使用に耐えうる長期耐熱性を有し、被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力に優れたプラスチック光ファイバコードを提供することができる。
本発明のプラスチック光ファイバコードは、コアと、少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外層に少なくとも1層の被覆層を有する。
本発明のプラスチック光ファイバコードのコア材料は、メチルメタクリレート(以下、MMAと略記することがある。)を主な重合成分とする(共)重合体であることが好ましい。具体的には、ポリメチルメタクリレート(PMMA)またはMMAを70重量%以上含む重合成分を重合して得られる(共)重合体が挙げられる。共重合体としては、例えば、MMAと、アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、(置換)スチレンおよび(N−置換)マレイミドなどとの共重合体、それらを高分子反応したグルタル酸無水物やグルタルイミドなどの変性重合体などが挙げられる。なお、本発明において(共)重合体とは、重合体と共重合体を表している。同様に、(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステルとメタアクリル酸エステルを表している。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ボルニルメタクリレートおよびアダマンチルメタクリレートなどが挙げられる。置換スチレンとしては、メチルスチレン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。N−置換マレイミドとしては、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミドおよびN−o−メチルフェニルマレイミドなどが挙げられる。これらを2種以上用いてもよいし、これら以外の成分を少量用いてもよい。
また、コア材料は、耐酸化防止剤などの安定剤を透光性に悪影響を及ぼさない量だけ含有してもよい。
本発明において、コア材料は、生産性、透光性および耐環境性などの点から、実質的にPMMAであることが最も好ましい。
本発明のプラスチック光ファイバコードは、少なくとも1層のクラッドを有する。クラッドを2層以上有してもよく、例えば、コアの外側に、コアよりも屈折率の低い第1クラッドと、第1クラッドよりもさらに屈折率の低い第2クラッドをこの順に有する構成が挙げられる。屈折率の低い第2クラッドにより、POFの屈曲部分や第1クラッドの不整部分から漏れだした光を反射して回収することができる。さらに、第2クラッドの外側に、第2クラッドよりも屈折率の低い第3クラッドを有してもよく、第2クラッドから漏れだした光を反射して回収することができる。一方、コストおよび生産性の観点からは、クラッドは2層以下が好ましい。
本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、プラスチック光ファイバの最表層のクラッドは、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および次式(1)
CH=CX(CF (1)
(式(1)中、Xはフッ素原子または水素原子、Xはフッ素原子、水素原子または炭化水素基、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体から形成される。なお、最表層のクラッドとは、クラッドを1層有する場合は当該クラッドを指し、クラッドを2層以上有する場合はその中で最も外側に位置するクラッドを指す。
共重合成分中、エチレンが10重量%未満の場合、成形安定性が低下する。35重量%を超える場合、結晶性が高くなり、透明性が低下し、伝送特性が低下する。11〜30重量%が好ましい。テトラフルオロエチレンが44重量%未満の場合、成形安定性が低下する。69重量%を超える場合、結晶性が高くなり、透明性が低下し、伝送特性の低下が低下する。また、融点が高くなり、光ファイバの紡糸温度付近での流動性が低下する。ヘキサフルオロプロピレンが20重量%未満の場合、柔軟性が低下し、曲げ損失が低下する。45重量%を超える場合、粘着性が増すため、被覆層を被覆するときの加工性が低下する。
特に、被覆層との密着性や長期耐熱性を付与するために、上記式(1)で示されるフルオロビニル化合物を共重合成分中0.01重量%以上含有することが必要である。一方、他の共重合成分の含有量との関係から、その含有量は10重量%以下である。
前記式(1)において、炭化水素基とはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロプル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基などが挙げられる。炭素数は1〜5が好ましい。
前記式(1)で表されるフルオロビニル化合物としては、例えば、CH=CF(CFH、CH=CH(CFH、CH=CF(CFH、CH=CH(CFH、CH=CF(CFCH、CH=CF(CF、CH=CH(CFFなどが挙げられる。これらを2種以上用いてもよい。
特に、次式(2)
CH=CF(CFH (2)
で示されるフルオロビニル化合物が好ましく、プラスチック光ファイバの生産性、コスト、環境性および伝送特性において優れている。
本発明のプラスチック光ファイバコードの最表層のクラッドのメルトフローレート(以下、MFRと略記することがある。)値は、10〜100g/10分(条件:温度265℃、荷重5kg、オリフィス径2mm、長さ8mm)の範囲内であることが好ましい。より好ましくは20〜60g/10分である。MFRを上記範囲内とすることで押出が容易となることから、紡糸が円滑に進む。また、コアとの密着性を適度に保つことができ、偏心が良好となり、プラスチック光ファイバの外径変動を抑制することができる。
また、本発明においては、上記最表層クラッドと後述する少なくとも1層の被覆層を組み合わせることにより、プラスチック光ファイバと被覆層成分の相互作用が大きくなり、後述するように、プラスチック光ファイバコードの30mm長さにおける被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力を容易に50N以上とすることができる。
本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、クラッドが1層の場合、前記共重合体からなるクラッドの屈折率はコアより低く、コアとクラッドとの屈折率から次式(4)で求められる理論開口数(NA)は0.51〜0.65であることが好ましい。
理論開口数=((コアの屈折率)−(クラッドの屈折率)1/2 (4)
これまでに実用化されているPMMAをコアとしたプラスチック光ファイバの開口数は0.45〜0.65前後であり、理論開口数を0.51〜0.65とすることにより、同じく実用化されている受発光素子などの周辺部品への互換性を保持することができる。
本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、クラッドを2層以上有する場合、最内層のクラッドが、フッ化ビニリデンおよびテトラフルオロエチレンを共重合成分として含む共重合体からなることが好ましい。かかる共重合体を用いることにより、本発明のプラスチックファイバコードの耐屈曲性や耐薬品性、コア層との密着性が向上する。
フッ化ビニリデンおよびテトラフルオロエチレンを共重合成分として含む共重合体としては、好ましくは、(1)フッ化ビニリデン65〜85重量%、テトラフルオロエチレン15〜35重量%を共重合成分として含む共重合体、(2)フッ化ビニリデン35〜60重量%、テトラフルオロエチレン35〜60重量%、ヘキサフルオロプロピレン5〜30重量%を共重合成分として含む共重合体、(3)フッ化ビニリデン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン45〜75重量%、ヘキサフルオロプロピレン10〜30重量%、パーフルオロアルキルビニルエーテル類1〜10重量%を共重合成分として含む重合体などが挙げられる。パーフルオロアルキルビニルエーテル類としては、CF=CFOCF、CF=CFOCFCF、CF=CFOCFCFCF、CF=CFOCHCF、CF=CFOCHCFCF、CF=CFOCHCFCFCF、CF=CFOCH、CF=CFOCHCHなどが挙げられるが、原料の低コスト化を図ることができる点から、CF=CFOCF、CF=CFOCFCFおよびCF=CFOCFCFCFからなる群から選ばれた化合物が特に好ましく用いられる。前記(3)の共重合体を用いることにより、さらに成形時の形状安定性や溶融時の流動性を向上させることができ、伝送損失が良好となる。
また、本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、クラッドを2層以上有する場合、最内層のクラッドが、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを重合成分として含む重合体からなることが好ましい。かかる重合体を使用することにより、長期耐熱性や耐湿熱性がより向上する。クラッドを3層以上有する場合、最表層以外のすべてのクラッドが、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを重合成分として含む重合体からなることがより好ましい。なお、本発明において、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートとは、パーフルオロアルキルアクリレートとパーフルオロアルキルメタクリレートを表している。
パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを重合成分として含む重合体としては、次式(3)
CH=C(CH)−COO(CH(CFR (3)
(式(3)中、Rはフッ素原子または水素原子、mは1または2、nは1〜10の整数を表す。)で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%およびメチルメタクリレート5〜40重量%を共重合成分として含む共重合体を用いることが好ましい。上記式(3)で示されるパーフルオロアルキルメタクリレートを共重合成分とすることにより、得られる共重合体の白濁や黄変を抑制し、プラスチック光ファイバコードの透光性を向上させ、伝送損失を低減することができる。また、機械特性に優れ、長期耐熱性および耐屈曲性をより向上させることができる。
さらに、前記式(3)で示されるパーフルオロアルキルメタクリレートが、次式(5)
CH=C(CH)−COOCH(CFR (5)
(式(5)中、Rはフッ素原子または水素原子、pは1〜4の整数を表す。)で示されることがより好ましい。
本発明で好ましく用いられるパーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを重合成分として含む重合体は、さらにMMA以外の(メタ)アクリル酸エステル類、脂環式炭化水素をエステルに有するメタクリル酸、(メタ)アクリル酸、(置換)スチレンおよび(N−置換)マレイミドなどを10重量%程度以内で共重合してもよい。
また、上記の内層クラッドを使用したPOFの理論開口数(NA)は、0.45〜0.52であることが好ましい。開口数を0.45〜0.52とすることにより、従来1層で用いていた物性バランスの取れたクラッドをそのまま本発明の最内層クラッドとして使用することが可能である。なお、理論開口数は次式のように、コア、第1クラッドの屈折率差にて表される。
開口数=((コアの屈折率)−(第1クラッドの屈折率)1/2
また、本発明のプラスチック光ファイバコードは、後述する被覆層とプラスチック光ファイバとの密着性をより向上させたり、被覆層を被覆する時にプラスチック光ファイバが受ける熱ダメージを緩和させるために、クラッド層の周囲にさらにクラッド層や被覆層を設けてもよい。
本発明のプラスチック光ファイバコードは、プラスチック光ファイバの外層に少なくとも1層の被覆層を有する。被覆層を2層以上有してもよく、3層以下が好ましい。
被覆層は、熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーから構成されることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、有機シラン基を含有するオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン12などのポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などが挙げられる。熱可塑性エラストマーには、軟らかいゴム成分からなるソフトセグメント(軟質相)と硬い樹脂成分からなるハードセグメント(硬質相)に分離している構造が含まれる。ソフトセグメントが軟らかく組成変形する性質を示し、ハードセグメントが加硫ゴムの架橋点のように塑性変形を阻止(拘束)する働きをする。熱可塑性エラストマーとしては、ナイロン12エラストマーなどのポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリオレフィンエラストマーなどが挙げられる。
本発明において、プラスチック光ファイバのクラッドに接する被覆層の最内層は、ポリアミド樹脂を主成分とすることが好ましい。被覆層の最内層がポリアミド樹脂を主成分とすることにより、自動車内情報通信配線用途として必要な特性である耐油性、耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性を向上させることができる。一方、被覆層の最表層は、ポリアミド樹脂および/またはポリアミドエラストマーを主成分とすることが好ましい。これにより、自動車内情報通信配線用途として必要な特性である耐油性、耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性や曲げ抵抗を向上させることができる。なお、被覆層の最内層とは、被覆層を1層有する場合は当該被覆層を指し、被覆層を2層以上有する場合はその中で最も内側に位置する被覆層を指す。被覆層の最表層とは、被覆層を1層有する場合は当該被覆層を指し、被覆層を2層以上有する場合はその中で最も外側に位置する被覆層を指す。また、「ポリアミド樹脂を主成分とする」とは、ポリアミド樹脂を50重量%以上含有することをいい、「ポリアミド樹脂および/またはポリアミドエラストマーを主成分とする」とは、ポリアミドとポリアミドエラストマーを合計で50重量%以上含有することをいう。ポリアミド樹脂としては、ナイロン12を主成分とするものが好ましく、ナイロン12ホモポリマー、ナイロン12単位を50重量%以上含有する共重合体などが挙げられる。ポリアミド樹脂は、曲げ弾性率が1.0〜2.0GPa、引張降伏強度が30〜55MPa、荷重たわみ温度(0.45MPa)が135〜150℃などの特性を有する一般市販品を好ましく利用できるが、これ以外の範囲の特性のものでも構わない。また、被覆層には、他の樹脂やエラストマーを含有してもよく、可塑剤、難燃剤、耐酸化防止剤、耐老化剤、UV安定剤などの安定剤、着色のためのカーボンブラック、顔料、染料などを含有してもよい。
本発明のプラスチック光ファイバコードは、30mm長さにおける被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が50N以上であることが重要である。密着力が50N未満では、コネクタからプラスチック光ファイバコードを引き抜く際に、プラスチック光ファイバと被覆層が剥離してプラスチック光ファイバ端面が引っ込み、光学的結合の信頼性が低下する。また、環境変化によりピストニングを起こす場合がある。好ましくは60N以上である。一方、外径1000μmのプラスチック光ファイバの場合、密着力は100N以下が好ましい。密着力が100N以下であれば、プラスチック光ファイバが切断を抑制することができる。
ここで、30mm長さにおける被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力は、以下の方法により測定することができる。試長90mmのプラスチック光ファイバコードの被覆層を60mm剥離し、被覆層を30mmだけ残してプラスチック光ファイバを露出させる。プラスチック光ファイバ径より0.1mm大きな穴をあけた金属板に露出させたプラスチック光ファイバを通し、引張試験機にて引張速度50mm/分でプラスチック光ファイバを引き抜く。プラスチック光ファイバ径は1000μmが一般的である。n=20の測定を行い、引張降伏強度の最低値を密着力とする。
被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が50N以上であるプラスチック光ファイバコードは、例えば、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および前記式(1)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む含有する共重合体により形成されるクラッド最表層と、ポリアミド樹脂を主成分とする被覆層最内層とを組み合わせることにより、容易に得ることができる。
また、本発明のプラスチック光ファイバコードは、100mm長さにおける曲げ抵抗が8N/mm以上であることが好ましい。曲げ抵抗が8N/mm以上であれば、自動車内において屈曲して配置される場合であっても、周辺の部品や装置などから側面に受ける圧力の影響が小さく、光量低下を抑制することができる。
ここで、100mm長さにおける曲げ抵抗は、以下の方法により測定することができる。試長100mmのプラスチック光ファイバコードを引張方向に対して垂直に配置し、U字に曲げた金属製の治具を用いて挟む。引張試験機にて引張速度5mm/分で1cm引っ張ったときの1mmあたりの引張降伏強度を測定する。n=10の測定を行い、引張降伏強度の最低値を曲げ抵抗とする。
曲げ抵抗が8N/mm以上であるプラスチック光ファイバコードは、例えば、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および前記式(1)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む含有する共重合体により形成されるクラッド最表層と、ポリアミド樹脂を主成分とする被覆層最内層とを組み合わせることにより、容易に得ることができる。前記組成のクラッド最表層は被覆層との親和性に優れるため、曲げに対する抵抗を大きくすることができる。
曲げ抵抗8N/mm以上を達成するには、最表層のクラッド層を、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および前記式(1)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体から形成することが好ましい。
本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、プラスチック光ファイバの外径は、通常、0.1〜3mm程度である。また、自動車内で配線するための強度および取扱性の観点から、コア径は0.7〜1.5mmφが好ましく、クラッドの厚さは0.005〜0.3mmが好ましい。さらにその周囲に保護層を形成する場合は0.005〜0.5mmが好ましい。
本発明のプラスチック光ファイバコードにおいて、被覆層の厚さは、0.05〜30mmが好ましい。
次に、本発明のプラスチック光ファイバコードの製造方法について説明する。
まず、コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの製造方法について説明する。かかるプラスチック光ファイバは、常法により製造することができる。例えば、コア材とクラッド材とを加熱溶融状態下で、同心円状複合用の複合口金から吐出してコア/クラッドの2層芯鞘構造を形成する複合紡糸法、コア/第1クラッド/第2クラッドの3層芯鞘構造を形成する複合紡糸法が好ましく用いられる。また、保護層を設ける場合には、コア材、クラッド材および保護材を加熱溶融状態下で、同心円状複合用の複合口金から吐出してコア/クラッド/保護層を形成する複合紡糸法が好ましい。続いて、機械特性を向上させる目的で1.2〜3倍程度の延伸処理が一般的に行なわれる。
次に、プラスチック光ファイバコードの製造方法について説明する。上記のプラスチック光ファイバを素線とし、その外層に、クロスヘッドダイを使用した溶融押出成形法などの方法によって少なくとも1層の被覆層を形成することにより、プラスチック光ファイバコードを得る。好ましくは、送線機などにより50〜1400gの供給張力で送られてきたプラスチック光ファイバをクロスヘッドダイの後部から送り込み、ダイ内で押出機から押出された加熱溶融状態の被覆材をプラスチック光ファイバの周囲に融着することで被覆する方法が挙げられる。プラスチック光ファイバの単位時間当たりの受熱量増大による透光性の低下を防止する目的で、プラスチック光ファイバの周囲に被覆材を融着後、急速に冷却固化する工程を設けてもよい。冷却工程に使用する冷却媒体は水が一般的であるが、他の冷却媒体を使用してもよい。
以下、本発明を実施例により、更に詳細に説明する。なお、評価は以下の方法で行った。
クラッド材料のメルトフローレート(MFR):
日本工業規格JIS K7210に準じて、265℃、荷重5.0kg、ノズル径2mm、長さ8mmの条件下で、ノズルから10分間に吐出される量を測定した。
伝送損失:
ハロゲン平行光(波長650nm、入射NA=0.25)を使用して30/2mカットバック法により測定した。150dB/km以下であれば合格である。
密着力:
試長90mmのプラスチック光ファイバコードの被覆層を60mm剥離し、被覆層を30mmだけ残して光ファイバを露出させた。プラスチック光ファイバ径より0.1mm大きな穴をあけた金属板にプラスチック光ファイバを通し、一般市販の引張試験機にて引張速度50mm/分でファイバを引き抜き、引張降伏強度を測定した。n=20の測定を行い、引張降伏強度の最低値を密着力として示した。50N以上であれば合格である。
曲げ抵抗:
試長100mmのプラスチック光ファイバコードを引張方向に対して垂直に配置し、U字に曲げた金属製の治具を用いて挟みながら、一般市販の引張試験機にて引張速度5mm/分で1cm引っ張ったときの1mmあたりの引張降伏強度を測定した。n=10の測定を行い、引張降伏強度の最低値を曲げ抵抗として示した。8N/mm以上であれば合格である。
長期耐熱性:
105℃の高温オーブン(タバイエスペック社製PHH−200)内に試長28mのプラスチック光ファイバコード(両末端各1mはオーブン外)を500時間投入し、処理前後の光量を測定した。n=3の測定を行い、処理前後の光量変化量の平均値を長期耐熱性として示した(マイナスは光量減少を示す)。−1.0dB以内であれば合格である。
耐湿熱性:
温度85℃、湿度85%の恒温恒湿槽(ナガノサイエンス社製LH41−12A)内に試料28mのプラスチック光ファイバコート(両末端各1mは高温高湿槽外)を500時間投入し、処理前後の光量を測定した。n=3の測定を行い、処理前後の光量変化量の平均値を耐湿熱性として示した(マイナスは光量減少を示す)。−1.0dB以内であれば合格である。
曲げ損失:
660nmLEDを使用し、金属製半径10mmの丸棒にプラスチック光ファイバコードを360°巻き付け、捲き付け前後の光量を測定した。n=3の測定を行い、捲き付け前後の光量変化量の平均値を曲げ損失として示した(マイナスは光量減少を示す)。−1.0dB以内であれば合格である。
屈折率:
測定装置としてアッベ屈折率計を使用して、室温25℃雰囲気にて測定した。
連続屈曲回数:
プラスチック光ファイバコードの一端に500gの荷重をかけ、直径30mmのマンドレルで支持し、その支持点を中心にプラスチック光ファイバコードの他端を角度90°で連続的に屈曲させて、コードが切断するまでの回数を測定した。n=5の測定を行い、切断回数の平均値を連続屈曲回数とした。50,000回以上であれば合格である。
[実施例1]
クラッド材として、表1に示す組成のエチレン(Et)/テトラフルオロエチレン(4F)/ヘキサフルオロプロピレン(6F)/単量体A(CH=CF(CFH)を共重合成分とする共重合体(屈折率1.387)を、複合紡糸機に供給した。さらに、連続魂状重合によって製造したPMMA(屈折率1.492)をコア材として複合紡糸機に供給して、235℃にてコア、クラッドを芯鞘複合溶融紡糸し、ファイバ径1000μm(コア径980μm、クラッド厚10.0μm)のプラスチック光ファイバを得た。第1クラッドが最表層のクラッドとなる。
得られたプラスチック光ファイバの外層に、引張降伏強度40MPa、融点178℃のナイロン12(ダイセル・エボニック社製“ダイアミド(登録商標)”L1640)を、線速度50m/分の条件にて溶融押出成形法によりプラスチック光ファイバコードの外径が1.5mmとなるように融着させ、厚み1.5μmの第1被覆層を形成した。さらにその外層に、引張降伏強度25MPa、融点178℃のポリアミドエラストマー樹脂を、線速度50m/分の条件にてクロスヘッドダイにてクロスヘッドケーブル被覆方式装置を用いて外径2.3mmとなるように被覆して、第2被覆層を形成し、プラスチック光ファイバコードとした。第1被覆層が最内層の被覆層となり、第2被覆層が最表層の被覆層となる。
こうして得られたプラスチック光ファイバコードを前記の評価方法により評価した。結果を表3に示す。表3からわかるように、伝送損失、密着力、曲げ抵抗、連続屈曲回数、長期耐熱性、耐湿熱性、曲げ損失がいずれも優れていた。
[実施例2〜8]
第1クラッドまたは第2被覆層を表1のとおり(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)に変更した以外は、実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。これらのプラスチック光ファイバコードを使用して実施例1と同じ評価を行い、その結果を表3に示した。実施例2〜8は、伝送損失、密着力、曲げ抵抗、連続屈曲回数、長期耐熱性、耐湿熱性、曲げ損失がいずれも優れていた。
[実施例9〜12]
235℃にてコア、クラッドを芯鞘複合溶融紡糸するときにクラッドを2種使用し、第1クラッドの周囲に表2に示す第2クラッドを設けた以外は(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。第2クラッドが最表層のクラッドとなる。これらのプラスチック光ファイバコードを使用して実施例1と同じ評価を行い、その結果を表3に示した。実施例9〜12は、耐湿熱性、密着力、曲げ抵抗、伝送損失連続屈曲回数、長期耐熱性、曲げ損失がいずれも優れていた。
[比較例1および3]
第1クラッドを表2のとおり(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)に変更した以外は、実施例1と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。密着力および長期耐熱性が不十分であった。
[比較例2]
第2クラッドを表2のとおり(ただし、ファイバ径をすべて1000μmに統一)に変更した以外は、実施例9と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。密着力および長期耐熱性が不十分であった。
[比較例4]
第1被覆層を表2のとおりに変更した以外は、実施例2と同様にしてプラスチック光ファイバコードを得た。密着力が不十分であった。
Figure 0005304704
Figure 0005304704
Et :エチレン
FVE :ヘプタフルオロプロピルビニルエーテル
PMMA :ポリメチルメタクリレート
MMA :メタクリル酸メチル
4FM :2,2,3,3−テトラフルオロプロピルメタクリレート
5FM :2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルメタクリレート
2F :フッ化ビニリデン
4F :テトラフルオロエチレン
6F :ヘキサフルオロプロピレン
Figure 0005304704
本発明のプラスチック光ファイバコードは、105℃での使用に耐えうる長期耐熱性を有し、高温条件下における光量低下を−1.0dB以内に抑えることが可能となる。自動車のステアリング、ブレーキ、ABSユニット、トランスミッションおよびエンジンなどの制御部分は、105℃まで温度上昇があることから、このような部分をはじめとする自動車内配線用途において、長期耐熱性と、被覆層とプラスチック光ファイバとの優れた密着力を有する本発明のプラスチック光ファイバコードを好適に用いることができる。また、現在は105℃までの耐熱性は要求されていないオーディオ、ナビゲーション、モニターなどの自動車内情報通信配線用途においても、より安定に使用するために、本発明のプラスチック光ファイバコードを好適に用いることができる。

Claims (11)

  1. コアと少なくとも1層のクラッドを有するプラスチック光ファイバの外層に少なくとも1層の被覆層を有するプラスチック光ファイバコードであって、前記プラスチック光ファイバの最表層のクラッドが、エチレン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン44〜69重量%、ヘキサフルオロプロピレン20〜45重量%および次式(1)
    CH=CX(CF (1)
    (式(1)中、Xはフッ素原子または水素原子、Xはフッ素原子、水素原子または炭化水素基、nは1〜10の整数を表す。)で示されるフルオロビニル化合物0.01〜10重量%を共重合成分として含む共重合体からなり、30mm長さにおける被覆層とプラスチック光ファイバとの密着力が50N以上であるプラスチック光ファイバコード。
  2. 前記フルオロビニル化合物が、次式(2)
    CH =CF(CF H (2)
    で示される化合物である請求項1記載のプラスチック光ファイバコード。
  3. 100mm長さにおける曲げ抵抗が8N/mm以上である請求項1または2記載のプラスチック光ファイバコード。
  4. 前記プラスチック光ファイバが2層以上のクラッドを有し、最内層のクラッドが、フッ化ビニリデンおよびテトラフルオロエチレンを共重合成分として含む共重合体からなる請求項1〜3いずれか記載のプラスチック光ファイバコード。
  5. 前記最内層のクラッドが、フッ化ビニリデン65〜85重量%およびテトラフルオロエチレン15〜35重量%を共重合成分として含む共重合体からなる請求項4記載のプラスチック光ファイバコード。
  6. 前記最内層のクラッドが、フッ化ビニリデン35〜60重量%、テトラフルオロエチレン35〜60重量%およびヘキサフルオロプロピレン5〜30重量%を共重合成分として含む共重合体からなる請求項4記載のプラスチック光ファイバコード。
  7. 前記最内層のクラッドが、フッ化ビニリデン10〜35重量%、テトラフルオロエチレン45〜75重量%、ヘキサフルオロプロピレン10〜30重量%およびパーフルオロアルキルビニルエーテル類1〜10重量%を共重合成分として含む共重合体からなる請求項4記載のプラスチック光ファイバコード。
  8. 前記プラスチック光ファイバが2層以上のクラッドを有し、最内層のクラッドが、パーフルオロアルキル(メタ)アクリレートを重合成分として含む重合体からなる請求項1〜3いずれか記載のプラスチック光ファイバコード。
  9. 前記最内層のクラッドが、次式(3)
    CH=C(CH)−COO(CH(CFR (3)
    (式(3)中、Rはフッ素原子または水素原子、mは1または2、nは1〜10の整数を表す。)で示されるパーフルオロアルキルメタクリレート60〜95重量%およびメチルメタクリレ−ト5〜40重量%を共重合成分として含む共重合体からなる請求項8記載のプラスチック光ファイバコード。
  10. 前記被覆層の最内層が、ポリアミド樹脂を主成分とする請求項1〜9いずれか記載のプラスチック光ファイバコード。
  11. 前記被覆層を2層以上有し、被覆層の最表層が、ポリアミド樹脂および/またはポリアミドエラストマーを主成分とする請求項1〜10いずれか記載のプラスチック光ファイバコード。
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