JPH09159436A - 図形測定装置等に於ける摩擦輪 - Google Patents
図形測定装置等に於ける摩擦輪Info
- Publication number
- JPH09159436A JPH09159436A JP32136995A JP32136995A JPH09159436A JP H09159436 A JPH09159436 A JP H09159436A JP 32136995 A JP32136995 A JP 32136995A JP 32136995 A JP32136995 A JP 32136995A JP H09159436 A JPH09159436 A JP H09159436A
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- JP
- Japan
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- wheel
- hard
- sections
- treatment
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 図形測定装置等に於ける摩擦輪において、車
輪が紙面に対しスリップし難く、正確に測定、或いは確
実な紙送り，紙抑えが出来、また常に、非常に高い摩擦
を維持できるようにする。 【解決手段】 鉄，アルミニウム等よりなる車輪１，１
の外周面に先ずローレット加工等により凸部を設け、つ
ぎに焼き入れ，アルマイト加工等の表面硬化処理を施
し、つぎにこの表面を研削加工してその凹凸の凸部の山
の部分を取り除いて平坦部にし、さらにその凸部の柔ら
かい平坦部を僅か磨耗させて凹ませ、その周囲に固い先
鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・を形成する。
輪が紙面に対しスリップし難く、正確に測定、或いは確
実な紙送り，紙抑えが出来、また常に、非常に高い摩擦
を維持できるようにする。 【解決手段】 鉄，アルミニウム等よりなる車輪１，１
の外周面に先ずローレット加工等により凸部を設け、つ
ぎに焼き入れ，アルマイト加工等の表面硬化処理を施
し、つぎにこの表面を研削加工してその凹凸の凸部の山
の部分を取り除いて平坦部にし、さらにその凸部の柔ら
かい平坦部を僅か磨耗させて凹ませ、その周囲に固い先
鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・を形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は直進型等の面積を測
定するプラニメータ、座標の任意の点の位置或いはその
間の図形に沿った線長等の図形測定装置、キルビメー
タ、各種の紙送り，紙抑え、その他に用いる図形測定装
置等に於ける摩擦輪に関する。
定するプラニメータ、座標の任意の点の位置或いはその
間の図形に沿った線長等の図形測定装置、キルビメー
タ、各種の紙送り，紙抑え、その他に用いる図形測定装
置等に於ける摩擦輪に関する。
【０００２】
【従来の技術】直進型のプラニメータは、一対の幅広の
車輪１，１により一方向に往復動すべく設けた円盤状の
器体２には測桿３の一端を垂直軸４により回動すべく枢
着し、この測桿３の他端には図形をトレースする偏心し
た拡大レンズ５を回動自在に嵌合したトレーサー６を設
ける。上記車輪１，１の軸及び垂直軸４にはそれぞれ車
輪１と測桿３の回転角を検出するエンコーダ２ａ，３ａ
を設ける。測定時には器体２を車輪１，１により一方向
に往復動させながら、測桿３の一端に設けたトレーサー
６で図形をトレースし、かつエンコーダ２ａ，３ａの出
力信号をコンピュータに入力することによりそのトレー
スした図形の面積，線長，座標点等を測定するものであ
る。
車輪１，１により一方向に往復動すべく設けた円盤状の
器体２には測桿３の一端を垂直軸４により回動すべく枢
着し、この測桿３の他端には図形をトレースする偏心し
た拡大レンズ５を回動自在に嵌合したトレーサー６を設
ける。上記車輪１，１の軸及び垂直軸４にはそれぞれ車
輪１と測桿３の回転角を検出するエンコーダ２ａ，３ａ
を設ける。測定時には器体２を車輪１，１により一方向
に往復動させながら、測桿３の一端に設けたトレーサー
６で図形をトレースし、かつエンコーダ２ａ，３ａの出
力信号をコンピュータに入力することによりそのトレー
スした図形の面積，線長，座標点等を測定するものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、車輪１，１が
図面に対しスリップすると、その測定値に誤差を生ず
る。このため従来車輪１の外周に砥粉、ダイヤモンド粉
等を有する摩擦輪を設けていたが、それでも不充分であ
る。
図面に対しスリップすると、その測定値に誤差を生ず
る。このため従来車輪１の外周に砥粉、ダイヤモンド粉
等を有する摩擦輪を設けていたが、それでも不充分であ
る。
【０００４】本発明はかかる欠点を除去するもので、車
輪１，１の外周に先鋭な突出尖端部を形成して車輪１，
１が図面に対しスリップしないようにしたものである。
輪１，１の外周に先鋭な突出尖端部を形成して車輪１，
１が図面に対しスリップしないようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は鉄，アルミニウ
ム等よりなる車輪１，１の外周面に先ずローレット加工
等により凸部１０，１１を設け、つぎに焼き入れ，アル
マイト加工等の表面硬化処理を施し、つぎにこの表面を
研削加工してその凹凸の凸部の山の部分を取り除いて平
坦部１２にし、さらにその凸部の柔らかい平坦部１２を
僅か磨耗させて凹ませ、その周囲に固い先鋭な突出尖端
部１ａ，１ａ・・・を形成したことを特徴とする。
ム等よりなる車輪１，１の外周面に先ずローレット加工
等により凸部１０，１１を設け、つぎに焼き入れ，アル
マイト加工等の表面硬化処理を施し、つぎにこの表面を
研削加工してその凹凸の凸部の山の部分を取り除いて平
坦部１２にし、さらにその凸部の柔らかい平坦部１２を
僅か磨耗させて凹ませ、その周囲に固い先鋭な突出尖端
部１ａ，１ａ・・・を形成したことを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下図面につき本発明の実施の形
態を詳細に説明する。図１（イ）は本発明を直進型のプ
ラニメータに適用した第１の実施の形態の正面図、
（ロ）はその底面図を示すもので、一対の幅広の車輪
１，１により一方向に往復動すべく設けた円盤状の器体
２には測桿３の一端を垂直軸４により回動すべく枢着
し、この測桿３の他端には図形をトレースする偏心した
拡大レンズ５を回動自在に嵌合したトレーサー６を設け
る。上記車輪１，１の軸及び垂直軸４にはそれぞれ車輪
１と測桿３の回転角を検出するエンコーダ２ａ，３ａを
設ける。なお図中７は測桿３のロック装置である。図２
示のように車輪１，１の外周に先鋭な突出尖端部１ａ，
１ａ・・・を形成する。
態を詳細に説明する。図１（イ）は本発明を直進型のプ
ラニメータに適用した第１の実施の形態の正面図、
（ロ）はその底面図を示すもので、一対の幅広の車輪
１，１により一方向に往復動すべく設けた円盤状の器体
２には測桿３の一端を垂直軸４により回動すべく枢着
し、この測桿３の他端には図形をトレースする偏心した
拡大レンズ５を回動自在に嵌合したトレーサー６を設け
る。上記車輪１，１の軸及び垂直軸４にはそれぞれ車輪
１と測桿３の回転角を検出するエンコーダ２ａ，３ａを
設ける。なお図中７は測桿３のロック装置である。図２
示のように車輪１，１の外周に先鋭な突出尖端部１ａ，
１ａ・・・を形成する。
【０００７】次に図３，４，５につき上記先鋭な突出尖
端部１ａ，１ａ．．．の形成方法を詳細に説明する。ア
ルミニウムよりなる車輪の外周面に先ずローレット加工
により図３示のような鋸歯状或いは図４示のようなピラ
ミッド状の凸部１０，１１を設ける。つぎにこの表面に
２０乃至１００μｍ好ましくは３０μｍの厚めのアルマ
イト表面硬化（酸化）処理を施す。その成長速度は１５
μｍ／時間、その硬度は２００乃至５００Ｈｖ（ＨＲｃ
５０）である。つぎにこの表面を研削加工してその凸部
１０，１１の山の部分を取り除いて図５示のように平坦
にする。この平坦部１２は中心が柔らかいアルミニウム
金属、外側が固いアルマイト質である。つぎに機械加工
或いは使用によりその凸部１０，１１の平坦部１２を僅
か磨耗させると、柔らかい中心部が凹み、その周囲に固
い先鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・が形成される。上
記アルマイト表面硬化（酸化）処理の他に窒化処理、ア
ロジー処理或いはコーティング処理等がある。
端部１ａ，１ａ．．．の形成方法を詳細に説明する。ア
ルミニウムよりなる車輪の外周面に先ずローレット加工
により図３示のような鋸歯状或いは図４示のようなピラ
ミッド状の凸部１０，１１を設ける。つぎにこの表面に
２０乃至１００μｍ好ましくは３０μｍの厚めのアルマ
イト表面硬化（酸化）処理を施す。その成長速度は１５
μｍ／時間、その硬度は２００乃至５００Ｈｖ（ＨＲｃ
５０）である。つぎにこの表面を研削加工してその凸部
１０，１１の山の部分を取り除いて図５示のように平坦
にする。この平坦部１２は中心が柔らかいアルミニウム
金属、外側が固いアルマイト質である。つぎに機械加工
或いは使用によりその凸部１０，１１の平坦部１２を僅
か磨耗させると、柔らかい中心部が凹み、その周囲に固
い先鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・が形成される。上
記アルマイト表面硬化（酸化）処理の他に窒化処理、ア
ロジー処理或いはコーティング処理等がある。
【０００８】アルミニウムの代わりに鉄を用いてもよ
い。この場合には表面硬化処理として焼き入れをすれば
よい。ステンレスを用いたときには窒化処理がよい。
い。この場合には表面硬化処理として焼き入れをすれば
よい。ステンレスを用いたときには窒化処理がよい。
【０００９】本発明はかかる構成よりなるので、その先
鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・は刃状になって紙面に
当たるので摩擦が非常に高く、また使用により全体が磨
耗しても、中心の柔らかい金属部分の磨耗の方が速いの
で、常に外側の硬い硬化層が残り、非常に高い摩擦を維
持できるものである。
鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・は刃状になって紙面に
当たるので摩擦が非常に高く、また使用により全体が磨
耗しても、中心の柔らかい金属部分の磨耗の方が速いの
で、常に外側の硬い硬化層が残り、非常に高い摩擦を維
持できるものである。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば車輪の外周
に先鋭な突出尖端部を形成しているので、車輪が紙面に
対しスリップし難く、正確に測定、或いは確実な紙送
り、紙抑えが出来、また突出尖端部は長いので磨耗し難
く、且つ使用により全体が磨耗しても、中心の柔らかい
金属部分の磨耗の方が速いので、常に外側の硬い硬化層
が残り、非常に高い摩擦を維持できるものである。
に先鋭な突出尖端部を形成しているので、車輪が紙面に
対しスリップし難く、正確に測定、或いは確実な紙送
り、紙抑えが出来、また突出尖端部は長いので磨耗し難
く、且つ使用により全体が磨耗しても、中心の柔らかい
金属部分の磨耗の方が速いので、常に外側の硬い硬化層
が残り、非常に高い摩擦を維持できるものである。
【図１】（イ）は本発明を直進型のプラニメータに適用
した第１の実施の形態の正面図、（ロ）はその底面図で
ある。
した第１の実施の形態の正面図、（ロ）はその底面図で
ある。
【図２】その要部の拡大図である。
【図３】先鋭な突出尖端部１ａ，１ａ・・・の形成方法
におけるローレット加工時の表面の拡大斜視図である。
におけるローレット加工時の表面の拡大斜視図である。
【図４】その他の例の拡大斜視図である。
【図５】その表面を研削加工後の拡大斜視図である。
１，１ 車輪 １ａ，１ａ・・・ 先鋭な突出尖端部 １０，１１ 凸部 １２ 平坦部
Claims (1)
- 【請求項１】 鉄，アルミニウム等よりなる車輪（１，
１）の外周面に先ずローレット加工等により凸部（１
０，１１）を設け、つぎに焼き入れ，アルマイト加工等
の表面硬化処理を施し、つぎにこの表面を研削加工して
その凹凸の凸部の山の部分を取り除いて平坦にし、さら
にその凸部の柔らかい平坦部（１２）を僅か磨耗させて
凹ませ、その周囲に固い先鋭な突出尖端部（１ａ，１ａ
・・・）を形成したことを特徴とする図形測定装置等に
於ける摩擦輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32136995A JP3671079B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 摩擦輪の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32136995A JP3671079B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 摩擦輪の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09159436A true JPH09159436A (ja) | 1997-06-20 |
| JP3671079B2 JP3671079B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=18131804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32136995A Expired - Fee Related JP3671079B2 (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 摩擦輪の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3671079B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006114167A1 (de) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Schaeffler Kg | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen einer rändelung auf der oberfläche eines werkstückes |
| CN111520379A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-08-11 | 温州任和教育科技有限责任公司 | 一种覆盖膜的侧边叠合连接机器及其使用方法 |
-
1995
- 1995-12-11 JP JP32136995A patent/JP3671079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006114167A1 (de) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Schaeffler Kg | Verfahren und vorrichtung zum erzeugen einer rändelung auf der oberfläche eines werkstückes |
| CN111520379A (zh) * | 2020-05-13 | 2020-08-11 | 温州任和教育科技有限责任公司 | 一种覆盖膜的侧边叠合连接机器及其使用方法 |
| CN111520379B (zh) * | 2020-05-13 | 2021-09-10 | 瑞安市宏泰包装有限公司 | 一种覆盖膜的侧边叠合连接机器及其使用方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3671079B2 (ja) | 2005-07-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040406 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050418 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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