JPH04322957A - 内球面のホーニング加工方法 - Google Patents

内球面のホーニング加工方法

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JPH04322957A
JPH04322957A JP17942991A JP17942991A JPH04322957A JP H04322957 A JPH04322957 A JP H04322957A JP 17942991 A JP17942991 A JP 17942991A JP 17942991 A JP17942991 A JP 17942991A JP H04322957 A JPH04322957 A JP H04322957A
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JP
Japan
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grindstone
workpiece
inner sphere
center
spherical surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP17942991A
Other languages
English (en)
Inventor
Terutoshi Yomo
四方 照敏
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Individual
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内球面の真球度及び表
面粗度を高めるホーニング加工方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来より、図4(B)に示すような棒状
の砥石を用いた内球面のホーニング加工方法が提案され
ている。この加工方法を図4(A)を用いて説明する。 同図において21は棒状の砥石で、22はこの砥石を固
定した砥石台である。砥石21はその中心を通り、砥石
台22の長手方向に及ぶ軸を回転軸として回転すること
ができる。一方、加工物23は、半球状の凹部が形成さ
れたもので、内球頂点24から内球中心25を通る軸を
回転軸として回転することができる。そして、内球面の
加工は、前記砥石を加工物の内球面に押し当て、砥石を
回転させるとともに加工物も回転させることによって行
なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の棒状砥
石では、砥石の摩耗に伴い内球面との接触面積が増え、
図5に示すようにA点とB点、C点とD点では、各々加
工物の回転軸からの距離及び砥石の回転軸からの距離が
異なるため、周速の違いにより研削量に差が生じる。こ
の差は真球度の誤差として現われ、特に加工物内球の径
が大きい場合に顕著に表われるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は上記課
題を解決するためになされたもので、リング状の砥石を
用い、砥石の回転、揺動、加工物の回転の三次元運動に
より、高い真球度、表面粗度を求めることができるホー
ニング加工方法を提供するものである。
【0005】即ち、加工物の内球頂点から内球端部に及
ぶ長さを外径とするリング状の砥石を、加工物の内球面
に押し当て、前記砥石に、この砥石の研削面と垂直でか
つ砥石の中心及び内球中心を通る軸を回転軸として回転
を与えると共に、前記砥石の回転軸に内球中心を基点と
した若干の揺動を与え、同時に加工物に内球頂点から内
球中心を通る軸を回転軸として回転を与えつつ研削を行
なうことを特徴としている。
【0006】図1を用いて本発明の基本原理を説明する
。同図において1はリング状の砥石で、その直径は加工
物内球頂点2から内球端部3に及ぶ長さに形成されてい
る。この砥石1は、その研削面4と垂直で、砥石の中心
を通る軸5を回転軸として回転することができる。 又、図示のごとく、砥石1をその外周縁が加工物6の内
球頂点2及び内球端部3に接するよう押し当てた場合、
内球中心7は砥石1の回転軸上に位置し、軸5(これと
一体の砥石1も)は、内球中心7を基点として若干揺動
(例えば上下、左右)することができる。一方、加工物
6は半球状の凹部が形成されたもので、内球頂点2から
内球中心7を通る軸を回転軸として回転できる。そして
、砥石1を内球面に押し当てつつ砥石1及び加工物6を
回転させ、同時に砥石1を揺動させることによって研削
を行なうのである。
【0007】
【作用】上記の加工において、同図は断面を示している
ため、内球頂点2と内球端部3しか砥石が接していない
ように見えるが、実際は砥石自体がリング状であるため
その外周縁全体が内球面と接している。このため、加工
物6の回転と砥石1の回転のみで内球面全体を加工する
ことが可能である。ただ、内球頂点2のみは加工物6の
回転軸上に位置するため、そこが回転の中心になり、十
分な研削ができない。そこで、砥石1を内球中心7を基
点として、例えば上下に若干揺動させれば内球頂点2附
近も正確な加工を行なうことができる。又、砥石1の揺
動は、砥石の自生作用促進と目ずまり防止及びスラッジ
処理として作用する。
【0008】ここで用いるリング状の砥石1は厚さが薄
いもの程高い精度が出せる。砥石の厚さとは、リング外
周からリング内周までの距離をいうが、これが薄い程高
精度が出る理由を図5との比較により説明する。既に述
ベたように、図5における棒状の砥石では、砥石の摩耗
に伴い内球面との接触面積が増え、周速の違いにより真
球度の誤差が大きくなる。しかし、本発明ではリング状
の砥石を用いたことにより、砥石が摩耗した場合でも砥
石の厚さ以上に内球面と接触する幅が広がることがない
。従って、砥石の厚さをできるだけ薄くすれば、図1に
示すように内球頂点2、内球中心7、内球端部3で囲ま
れる二等辺三角形を維持しながら研削を行なうことが可
能となり、周速の違いによる研削量の違いを最小限に押
えて真球度を高めることができるのである。さらに、砥
石の回転と揺動により周速及び砥石と内球面との接触面
積を調整すればより真球度を高めることができる。 尚、薄い砥石程好結果が得られるといっても、製作でき
る砥石の厚さには限度があり、又研削圧力に耐える剛性
も必要である。このことをふまえて種々の試験を行なっ
た結果、厚さ1mm程度が限界であった。そして、表面
粗度は仕上砥石の粒度を選択することで要求される加工
精度を得ることができる。
【0009】
【実施例】次に、図2及び図3に示す実施例に基づいて
本発明方法を説明する。
【0010】
【実施例1】まず、図2に示す実施例から説明する。同
図(A)は半球状で内球端部より加工物外縁9が突出し
たものを加工する場合を示している。1は砥石で同図(
B)に示すようなリング状に形成され、その外径は内球
頂点2から内球端部3に及ぶ長さである。8は砥石台で
前記砥石を一端に固定した棒状のもので、加工物外縁9
と接触しないよう中間部が細く形成されている。砥石台
8の他端は、駆動系(図示していない)へつながり、砥
石台の長手方向に及び砥石中心を通る軸を回転軸として
回転することができる。又、砥石の外周縁が内球頂点2
及び内球端部3に接するよう、砥石1を内球面に押し当
てた場合、内球中心7を基点として砥石台8を揺動させ
ることができる。一方、加工物6の方も内球頂点2から
内球中心7を通る軸を回転軸として回転させる。そして
、砥石の回転、揺動、加工物の回転の3つの運動を同時
に行い加工を行なう。その結果、真球度で2μm以下、
表面粗度0.8S以下という高い精度が得られた。
【0011】
【実施例2】次に、図3に示すピストンのシリンダー1
0の底部加工の場合について説明する。砥石1は前記実
施例と同様のもので、その外径が内球頂点2から内球端
部3に及ぶ長さに設計してある点も同様である。このリ
ング状の砥石1が砥石台8の一端に固定され、他端は傘
歯車11が設けられている。そしてこの砥石台8は前記
傘歯車11と咬合する傘歯車12を先端に備える回転棒
13と連結され、砥石中心を通り砥石の研削面と垂直方
向の軸を回転軸として回転できるよう構成されている。 又、図では簡略化して示してあるが、回転棒13から砥
石台8への伝達系は一体として構成され、砥石1を内球
面に押し当てた状態で、シリンダー外部から回転棒13
を操作することにより、内球中心7を基点として砥石1
を揺動することができる。回転棒13の操作は、シリン
ダー10と回転棒13の間隙でしか行なうことができな
いが、この程度のわずかな動きでも、砥石1を揺動させ
て内球頂点2を加工すると共に、研削くずを排除するに
は十分である。さらに、実施例1と同様に、内球頂点2
から内球中心7を通る軸を回転軸として加工物を回転さ
せることができる。そして、前記実施例でのべたように
、砥石の回転、揺動、加工物の回転を行うことによって
、シリンダー底部のように加工面が深い穴の底にある場
合でも、精度の高い加工を行なうことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、リング状の砥石を
用い、砥石の回転、揺動及び加工物の回転の三次元運動
を行なうことによって周速の差より生じる真球度の誤差
を最小限に押え、精度の高いホーニング加工を行なうこ
とができる。従ってベアリングの軸受け等、内球面の加
工に利用すれば有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の基本原理を示す説明図。
【図2】本発明方法により略半球状の加工物内球面を加
工する場合の説明図で、(A)は全体構成図、(B)は
ここで用いた砥石の平面図である。
【図3】本発明方法によりシリンダー底部の加工を行う
場合の説明図である。
【図4】従来方法の説明図で、(A)は全体構成図、(
B)はここで用いた砥石の平面図である。
【図5】従来方法において砥石が摩耗した場合を示す説
明図である。
【符号の説明】
1,21  砥石    2,24  内球頂点   
 3  内球端部    4  研削面 5  軸    6,23  加工物    7,25
  内球中心    8,22  砥石台 9  加工物外縁    10  シリンダー    
11,12  傘歯車    13  回転棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  加工物の内球頂点から内球端部に及ぶ
    長さを外径とするリング状の砥石を、加工物の内球面に
    押し当て、前記砥石に、この砥石の研削面と垂直でかつ
    砥石の中心及び内球中心を通る軸を回転軸として回転を
    与えると共に、前記砥石の回転軸に内球中心を基点とし
    た若干の揺動を与え、同時に加工物に内球頂点から内球
    中心を通る軸を回転軸として回転を与えつつ研削を行な
    うことを特徴とする内球面のホーニング加工方法。
JP17942991A 1991-04-17 1991-04-17 内球面のホーニング加工方法 Pending JPH04322957A (ja)

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JP17942991A JPH04322957A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 内球面のホーニング加工方法

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JP17942991A Pending JPH04322957A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 内球面のホーニング加工方法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009101894A1 (ja) * 2008-02-14 2009-08-20 Sanden Corporation スクロール型流体機械及びその加工方法及びその加工装置
JP2009216079A (ja) * 2008-02-14 2009-09-24 Sanden Corp スクロール型流体機械及びその加工方法及びその加工装置
EP2138270A1 (de) * 2008-06-27 2009-12-30 Supfina Grieshaber GmbH & Co. KG Vorrichtung zum Oberflächenbearbeiten von Kugelschalen für ein eine Kalotte aufweisendes Werkstück
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JPS5840259A (ja) * 1981-09-01 1983-03-09 Olympus Optical Co Ltd レンズの球面荒摺機

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