JPH09157865A - 支持体への熱圧着のためにダイヤモンドを金属被覆する方法及びそれによって得られた熱拡散体 - Google Patents

支持体への熱圧着のためにダイヤモンドを金属被覆する方法及びそれによって得られた熱拡散体

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JPH09157865A
JPH09157865A JP32133195A JP32133195A JPH09157865A JP H09157865 A JPH09157865 A JP H09157865A JP 32133195 A JP32133195 A JP 32133195A JP 32133195 A JP32133195 A JP 32133195A JP H09157865 A JPH09157865 A JP H09157865A
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diamond
transition metal
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JP32133195A
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Charles D Iacovangelo
チャールス・ドミニク・イアコバンジェロ
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General Electric Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体に対する熱圧着を可能にするためにダ
イヤモンドを金属被覆する方法。 【解決手段】 遷移金属結合層及び貴金属層(たとえ
ば、Ag又はAu)で被覆されたダイヤモンド部材、お
よび該ダイヤモンド部材と遷移金属結合層及び貴金属層
(たとえば、Ag又はAu)で被覆された支持体部材と
から成る熱拡散体が開示される。更にまた、ダイヤモン
ド部材を支持体部材に熱圧着することによって上記のご
とき熱拡散体を製造する方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、支持体への熱圧着を可能にす
るためにダイヤモンドを金属被覆する方法に関するもの
である。こうして熱圧着された構造物は、電子工学用途
において大電力素子から熱を拡散除去するために使用す
ることができる。それを各種の単一チップ又はマルチチ
ップモジュールにおいて使用することにより、最高度の
熱除去を達成することができる。
【0002】多くの電子工学用途において制限因子とな
るのは、動作温度が許容範囲内に維持されるように大電
力素子から熱を除去し得る能力である。高い熱伝導率及
び高い電気抵抗率を有する点で、ダイヤモンドはかかる
大電力素子の下方において熱を拡散させるための優れた
材料である。しかし、ダイヤモンドは高価であるから、
ダイヤモンドの寸法を最小に保つことが好ましい。その
ためには、ダイヤモンドを能動素子の下方のみに限って
配置すると共に、そのダイヤモンドをAl2 3 (アル
ミナ)、AlN、SiC又はCuWのごとき二次基板
(以後は「支持体」と呼ぶ)上に取付けるようにすれば
よい。
【0003】支持体にダイヤモンドを取付ける方法は極
めて重要である。ダイヤモンドと支持体との間に配置さ
れる全てのものが熱流路中に存在することになる。はん
だ付けやろう付けのごとき方法を使用することができる
が、それらによって得られる構造物は一般に熱伝導体と
して不良である。これらの方法においてはまた、チップ
の取付け、蓋の封止、リードの取付け、及び回路板への
はんだ付けに関して融点の序列が達成されるようにはん
だの融点を調整することも必要である。
【0004】遥かに効率的な方法は、ダイヤモンドに薄
いAu層を取付けることである。ダイヤモンドにAuを
結合するためには、先ずダイヤモンド上に遷移金属結合
層が付着させられる。次いで、遷移金属結合層上にAu
層が付着させられかつそれに結合される。その後、金で
被覆されたダイヤモンドが支持体上の薄いAu層に熱圧
着される。この方法は良好な熱伝導体を生み出すばかり
でなく、完成したパッケージ内において使用されるはん
だの融点序列を妨げることもない。
【0005】Au同士の熱圧着は当業界において公知の
技術である。それは薄膜回路又はチップに対して機械的
及び電気的接続を行うために広く使用されている。たと
えば、それはパターン化されかつ重合体テープ上に支持
されたAuめっき銅箔製のリードフレームを素子の結合
パッド上に電気めっきされたAuバンプ構造物に結合す
るテープ自動化結合工程において使用されている。この
場合の結合は、加熱されたサーモードを用いてリード線
及びバンプに圧力を加えることによって達成される。こ
の方法によれば、Auめっきリード線とAuバンプとの
間に拡散型の結合が得られる。良好な結合を得るために
は、十分な温度及び圧力を一定の最小時間にわたって加
えることが必要である。
【0006】上記のごとくにしてダイヤモンドを支持体
に結合しようとする場合、2つの問題が認められる。す
なわち、ダイヤモンド及び支持体の高い熱伝導率のため
に熱損失が生じること、及びAu中への遷移金属結合層
の移行が起こることである。ダイヤモンド及び(AlN
のごとき)支持体は、いずれも極めて良好な熱伝導体で
ある。従って、極めて急速に熱が運び去られるから、A
u同士を結合するために通例使用される温度では良好な
結合を得るのに不十分である。このような熱損失に打勝
つためには、より高い温度を使用する必要がある。しか
るに、かかる高温の下では、Auをダイヤモンドに結合
するために使用された遷移金属(たとえばTi)がAu
中に拡散することがある。その結果、ダイヤモンド上の
Auと支持体上のAuとの間における結合が不良とな
る。これらの問題を解決するためには、熱圧着操作の高
温に耐えながら延性及び結合性を維持するような金属被
膜が必要となる。本発明はこのような性質を持った金属
被膜を提供するものである。
【0007】
【発明の概要】本発明の一側面に従えば、(a) ダイヤモ
ンド基板を基板遷移金属層で被覆し、(b) Ag及びAu
から成る群より選ばれた少なくとも1種の基板貴金属層
で前記基板遷移金属層を被覆し、かつ(c) 前記基板遷移
金属層及び前記基板貴金属層を前記ダイヤモンド基板に
結合するのに十分な温度及び時間を用いて被覆済みの前
記ダイヤモンド基板を熱処理する諸工程を含むことを特
徴とするダイヤモンド基板の金属被覆方法が提供され
る。
【0008】本発明の別の側面に従えば、(a) (1) ダイ
ヤモンド基板、(2) 前記ダイヤモンド基板上に付着させ
かつそれに結合することによって得られた基板遷移金属
層、及び(3) Ag及びAuから成る群より選ばれた材料
を前記基板遷移金属層上に付着させかつそれに結合する
ことによって得られた少なくとも1つの基板貴金属層か
ら構成されるダイヤモンド部材と、(b) (1) 支持体、
(2) 前記支持体上に付着させかつそれに結合することに
よって得られた支持体遷移金属層、及び(3) 前記支持体
遷移金属層上に付着させかつそれに結合することによっ
て得られた支持体貴金属層から構成される支持体部材と
から成っていて、前記ダイヤモンド部材が前記支持体部
材に熱圧着されていることを特徴とする熱拡散体が提供
される。
【0009】本発明の更に別の側面に従えば、(a) (1)
ダイヤモンド基板上に基板遷移金属層を付着させ、(2)
Ag及びAuから成る群より選ばれた材料から成る少な
くとも1つの基板貴金属層を前記基板遷移金属層上に付
着させ、かつ(3) 前記基板遷移金属層及び前記基板貴金
属層を前記ダイヤモンド基板に結合するのに十分な温度
及び時間を用いて被覆済みの前記ダイヤモンド基板を熱
処理することによってダイヤモンド部材を作製し、(b)
(1) 支持体上に支持体遷移金属層を付着させ、かつ(2)
前記支持体遷移金属層上に支持体貴金属層を付着させる
ことによって支持体部材を作製し、次いで(c) 前記ダイ
ヤモンド部材を前記支持体部材に熱圧着する諸工程を含
むことを特徴とする熱拡散体の製造方法が提供される。
【0010】
【好適な実施の態様の詳細な説明】本発明の熱拡散体
は、ダイヤモンド基板、前記ダイヤモンド基板に結合さ
れた基板遷移金属層、及び前記基板遷移金属層に結合さ
れた基板貴金属層から成るダイヤモンド部材と、支持
体、前記支持体に結合された支持体遷移金属層、及び前
記支持体遷移金属層に結合された支持体貴金属層から成
る支持体部材とを含んでいる。これらの被覆ダイヤモン
ド部材及び被覆支持体部材を互いに熱圧着することによ
って熱拡散体が形成される。
【0011】ダイヤモンド基板は、天然ダイヤモンド又
は(当業界において公知の方法によって製造し得る)化
学蒸着ダイヤモンド(CVDD)のごとき材料から成っ
ている。基板遷移金属層としては、Ti、Nb、W、C
r、Mo及びそれらの合金が挙げられる。W及びTiを
使用する場合には、それらを合金として付着させること
が好ましいが、それぞれを薄層として付着させることも
可能である。なお、W−Ti基板遷移金属層は金属状の
W及びTiのみから成ることが好ましい。W−Ti合金
の場合には、W及びTiを予め合金化してもよいし、あ
るいは付着工程中に合金を生成させてもよい。
【0012】Tiが基板遷移金属層を構成する合金の一
成分である場合、それはダイヤモンド基板に対する良好
な結合を生み出すのに十分な量で存在する必要がある。
かかる合金のW成分はTiの活性を抑制しかつ低下させ
るために役立つ。基板遷移金属層を構成するW−Ti合
金は、1〜50重量%のTi及び残部のWから成ること
が好ましく、また10〜30重量%のTi及び残部のW
から成ることがより好ましい。W−Ti合金から成る基
板遷移金属層は500〜10000オングストロームの
厚さを有することが好ましい。
【0013】基板貴金属層はAg又はAuから成ってい
る。先ずAgから成る第1の基板貴金属層を付着させ、
次いでAuから成る第2の基板貴金属層を付着させるこ
とが好ましい。Agから成る基板貴金属層の好適な厚さ
は1000〜20000オングストロームであり、また
Auから成る基板貴金属層の好適な厚さは10000〜
40000オングストロームである。
【0014】基板遷移金属層及び基板貴金属層はいずれ
も、当業界において公知の方法によって付着させること
ができる。かかる方法としては、真空蒸着法、スパッタ
リング法及び化学蒸着法が挙げられる。ただ1種の基板
貴金属層を付着させる場合には、Au層の付着後に熱処
理が施される。好ましくは第1の基板貴金属層としてA
g層が付着させられるが、その場合にはAg層の付着後
かつAu層の付着前に熱処理が施される。このようにす
れば、熱処理中に起こることのあるAu中へのAgの移
行が防止される。
【0015】熱処理は680〜960℃の温度下で5〜
60分間にわたって実施される。好適な雰囲気は、4〜
100容量%の水素及び残部のアルゴンから成る水素/
アルゴン雰囲気である。支持体材料としては、Al2
3 (アルミナ)、AlN、SiC及びCuWが挙げられ
る。なお、好適な支持体材料はAlNである。
【0016】支持体遷移金属層はW及びTiから成るこ
とが好ましい。とは言え、それは任意の遷移金属から成
り得る。基板遷移金属層と同じく、W及びTiを使用す
る場合には、それらを合金として付着させることが好ま
しいが、それぞれを薄層として付着させることも可能で
ある。なお、W−Ti支持体遷移金属層は金属状のW及
びTiのみから成ることが好ましい。W−Ti合金の場
合には、W及びTiを予め合金化してもよいし、あるい
は付着工程中に合金を生成させてもよい。
【0017】Tiが支持体遷移金属層を構成する合金の
一成分である場合、それは支持体に対する良好な結合を
生み出すのに十分な量で存在する必要がある。かかる合
金のW成分はTiの活性を抑制しかつ低下させるために
役立つ。支持体遷移金属層を構成するW−Ti合金は、
1〜50重量%のTi及び残部のWから成ることが好ま
しく、また10〜30重量%のTi及び残部のWから成
ることがより好ましい。W−Ti合金から成る支持体遷
移金属層は500〜10000オングストロームの厚さ
を有することが好ましい。
【0018】支持体貴金属層はAg又はAuから成り得
る。とは言え、それはAuから成ることが好ましい。A
uから成る支持体貴金属層の好適な厚さは10000〜
40000オングストロームである。支持体貴金属層が
Agから成る場合には、それの好適な厚さは1000〜
20000オングストロームである。支持体遷移金属層
及び支持体貴金属層を付着させるためには、当業界にお
いて公知の方法を使用すればよい。かかる方法として
は、真空蒸着法、スパッタリング法及び化学蒸着法が挙
げられる。
【0019】支持体部材に対するダイヤモンド部材の熱
圧着は1400〜2800kg/cm2 の圧力下で実施
される。熱圧着時の温度は200〜700℃であるが、
550〜700℃であることが好ましい。当業者が本発
明を一層明確に理解しかつ実施し得るようにするため、
以下に実施例を示す。なお、実施例1はダイヤモンド基
板を支持体に熱圧着するのが困難であることを示すため
のものである。
【0020】
【実施例1(対照)】一連のAlN支持体(2×6×
0.6mm)にCVDD基板(1×0.6×0.26m
m)を熱圧着した。詳しく述べれば、CVDD基板及び
AlN支持体をスパッタリング法によってW−Ti合金
(2000オングストローム)及びAu(25000オ
ングストローム)で被覆した。CVDD基板及びAlN
支持体上のW−Ti合金は、90重量%のW及び10重
量%のTiから成っていた。なお、被膜に熱処理は施さ
なかった。次いで、ダイヤモンド部材を支持体部材に熱
圧着した。CVDD及びAlNは良好な熱伝導体である
から、Au同士を結合するために通例使用される温度は
十分でなかった。その理由は、極めて急速に熱が運び去
られることにあった。結合を達成するためには、600
℃の温度が必要であった。しかも、その結合は極めて不
良であって、破壊はいずれもCVDD/被膜界面におい
て起こった。このように、金属被膜はCVDDに密着し
なかったのである。
【0021】
【実施例2】一連のAlN支持体(2×6×0.6m
m)にCVDD基板(1×0.6×0.26mm)を熱
圧着した。詳しく述べれば、CVDD基板及びAlN支
持体をスパッタリング法によってW−Ti合金(200
0オングストローム)及びAu(25000オングスト
ローム)で被覆した。CVDD基板及びAlN支持体上
のW−Ti合金は、90重量%のW及び10重量%のT
iから成っていた。W−Ti合金及びAuで被覆した
後、CVDD基板には900℃で15分間の熱処理を施
した。熱圧着は、1400〜2800kg/cm2 の範
囲内の様々な圧力及び350〜700℃の範囲内の様々
な温度の下で実施した。
【0022】最良の結合は約2100kg/cm2 の圧
力下で達成された。550℃以下の温度下で得られた結
合は非常に弱く、そして最良の結合は625℃で達成さ
れた。主たる破壊機構はCVDD基板からの金属被膜の
剥離であった。それの原因の1つは、CVDD基板の表
面が粗い(RA =4000オングストローム)ことにあ
った。それはまた、熱処理サイクル中にTiがAu中に
移行したことにも原因していた。得られた付着力は70
kg/cm2 であった。
【0023】
【実施例3】一連のAlN支持体(2×6×0.6m
m)にCVDD基板(1×0.6×0.26mm)を熱
圧着した。詳しく述べれば、CVDD基板をスパッタリ
ング法によってW−Ti合金(2000オングストロー
ム)、Ag(7000オングストローム)及びAu(2
5000オングストローム)で被覆した。また、AlN
支持体をスパッタリング法によってW−Ti合金(20
00オングストローム)及びAu(25000オングス
トローム)で被覆した。CVDD基板及びAlN支持体
上のW−Ti合金は、90重量%のW及び10重量%の
Tiから成っていた。W−Ti合金及びAgで被覆した
後、CVDD基板には900℃で15分間の熱処理を施
した。なお、Auで被覆した後には熱処理を施さなかっ
た。熱圧着は、1400〜2800kg/cm2 の範囲
内の様々な圧力及び350〜700℃の範囲内の様々な
温度の下で実施した。
【0024】最良の結合は約2100kg/cm2 の圧
力下で達成された。550℃以下の温度下で得られた結
合は非常に弱く、そして最良の結合は625℃で達成さ
れた。Ti移行の形跡は認められなかった。得られた付
着力は600kg/cm2 であった。破壊は主として2
つのAu層間で起こった。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) ダイヤモンド基板を基板遷移金属層
    で被覆し、(b) Ag及びAuから成る群より選ばれた少
    なくとも1種の基板貴金属層で前記基板遷移金属層を被
    覆し、かつ(c) 前記基板遷移金属層及び前記基板貴金属
    層を前記ダイヤモンド基板に結合するのに十分な温度及
    び時間を用いて被覆済みの前記ダイヤモンド基板を熱処
    理する諸工程を含むことを特徴とするダイヤモンド基板
    の金属被覆方法。
  2. 【請求項2】 前記基板遷移金属層がTi、Nb、W、
    Cr、Mo及びそれらの合金から成る群より選ばれる請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記基板遷移金属層が500〜1000
    0オングストロームの厚さを持ったW−Ti合金から成
    る請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記基板遷移金属層が1〜50重量%の
    Tiと残部のWとの合金から成る請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記基板貴金属層が10000〜400
    00オングストロームの厚さを持ったAuから本質的に
    成る請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(b) が、1000〜20000
    オングストロームの厚さを持ったAgから成る第1の基
    板貴金属層を前記基板遷移金属層上に付着させ、次いで
    10000〜40000オングストロームの厚さを持っ
    たAuから成る第2の基板貴金属層を前記第1の基板貴
    金属層上に付着させることから成る請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記熱処理が4〜100容量%の水素と
    残部のアルゴンとから成る雰囲気中において680〜9
    60℃の温度下で5〜60分間にわたり実施される請求
    項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記熱処理が前記基板貴金属層の付着後
    に実施される請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記熱処理が前記第1の基板貴金属層の
    付着後かつ前記第2の基板貴金属層の付着前に実施され
    る請求項6記載の方法。
  10. 【請求項10】 (a) (1) ダイヤモンド基板、(2) 前記
    ダイヤモンド基板上に付着させかつそれに結合すること
    によって得られた基板遷移金属層、及び(3)Ag及びA
    uから成る群より選ばれた材料を前記基板遷移金属層上
    に付着させかつそれに結合することによって得られた少
    なくとも1つの基板貴金属層から構成されるダイヤモン
    ド部材と、(b) (1) 支持体、(2) 前記支持体上に付着さ
    せかつそれに結合することによって得られた支持体遷移
    金属層、及び(3) 前記支持体遷移金属層上に付着させか
    つそれに結合することによって得られた支持体貴金属層
    から構成される支持体部材とから成っていて、前記ダイ
    ヤモンド部材が前記支持体部材に熱圧着されていること
    を特徴とする熱拡散体。
  11. 【請求項11】 前記支持体がAl2 3 、AlN、S
    iC及びCuWから成る群より選ばれる請求項10記載
    の熱拡散体。
  12. 【請求項12】 前記支持体貴金属層が1000〜20
    000オングストロームの厚さを持ったAgから成る請
    求項10記載の熱拡散体。
  13. 【請求項13】 (a) (1) ダイヤモンド基板上に基板遷
    移金属層を付着させ、(2) Ag及びAuから成る群より
    選ばれた材料から成る少なくとも1つの基板貴金属層を
    前記基板遷移金属層上に付着させ、かつ(3) 前記基板遷
    移金属層及び前記基板貴金属層を前記ダイヤモンド基板
    に結合するのに十分な温度及び時間を用いて被覆済みの
    前記ダイヤモンド基板を熱処理することによってダイヤ
    モンド部材を作製し、(b) (1) 支持体上に支持体遷移金
    属層を付着させ、かつ(2) 前記支持体遷移金属層上に支
    持体貴金属層を付着させることによって支持体部材を作
    製し、次いで(c) 前記ダイヤモンド部材を前記支持体部
    材に熱圧着する諸工程を含むことを特徴とする熱拡散体
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記熱圧着が1400〜2800kg
    /cm2 の圧力及び550〜700℃の温度の下で実施
    される請求項13記載の方法。
JP32133195A 1995-12-11 1995-12-11 支持体への熱圧着のためにダイヤモンドを金属被覆する方法及びそれによって得られた熱拡散体 Withdrawn JPH09157865A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2525290A (en) * 2014-02-26 2015-10-21 Element Six N V Mounted diamond components and methods of fabricating the same
JP2018501649A (ja) * 2014-12-01 2018-01-18 エレメント シックス テクノロジーズ リミテッド 高パワー密度の用途において低い熱バリア抵抗を有するダイヤモンド部品のためのボンディング方式

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