JPH09156127A - 記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

記録装置およびインクジェット記録方法

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JPH09156127A
JPH09156127A JP7316443A JP31644395A JPH09156127A JP H09156127 A JPH09156127 A JP H09156127A JP 7316443 A JP7316443 A JP 7316443A JP 31644395 A JP31644395 A JP 31644395A JP H09156127 A JPH09156127 A JP H09156127A
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美由紀 藤田
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Shigeyasu Nagoshi
重泰 名越
Yuji Akiyama
勇治 秋山
Masaya Uetsuki
雅哉 植月
Hidehiko Kanda
英彦 神田
Akisue Yamada
顕季 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録を行う際の解像度が変化しても、記録媒
体の単位面積当りに打ち込まれるインク量を、常に一定
として、高品位の画像を記録する。 【解決手段】 記録ヘッドから吐出されるインク滴のイ
ンク量が一定(25pl)である場合において、これに
基づき、解像度に応じた平均記録ドット数を求め、この
ドット数から実施に可能な記録ドット数を求める。そし
て、この実際の記録ドット数を上記平均記録ドット数と
の差を予め記録データの値を低減することによって調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置およびイン
クジェット記録方法に関し、特に、複数の解像度モード
で記録を行うことができる記録装置およびその記録方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらにはファクシミリ等の通
信機器の普及に伴い、それらの機器において処理される
情報を、文字,画像として出力する画像形成(記録)装
置の一つとして、インクジェット方式でデジタル画像記
録を行うものが普及して来ている。そして、近年では、
記録画像のより高画質化への需要に応え、より解像度の
高い記録を行うことへの対応も急速に図られている。
【0003】このようなインクジェット記録装置では、
一般に、記録速度の向上等を目的として、複数の記録素
子を集積配列してなる記録ヘッドとして、インク吐出口
および液路を複数集積したものを用いる。しかし、イン
ク吐出口の集積密度には製造上等の理由から限度がある
ため、近年要求されている解像度は、これまでの様な記
録ヘッドの構成では対応しきれなくなってきているのが
現状である。これに対し、解像度が比較的低い記録ヘッ
ドを用いて解像度の高い記録を行うための種々の記録方
法が既に提案されている。
【0004】Xerox Disclosure Jo
urnal March/April 1979のVo
l.4 No.2はノズル(インク吐出口)がピッチλ
で配列するヘッドの記録走査とn+1/2λ(ここで、
nは整数)の紙送りによって画像を形成する方法を示し
ている。これによれば、ノズルピッチがλである記録ヘ
ッドを用いて画素ピッチが1/2λである画像、つまり
2倍の解像度の画像を形成することが出来る。すなわ
ち、この文献に明記されているのは解像度の低いヘッド
を用い、数回のインターレース記録を行うことにより、
より解像度の高い画像を得るための最も基本的な手法で
ある。
【0005】この方法に対し、更に記録装置としての構
成を具体的に示したものとして、Mead Corpo
rationによるUSP4198642やEastm
anKodakによるUSP4920355が挙げられ
る。前者によれば、記録画素間隔qに対し、ノズル間隔
がKp、ノズル数nとし、Kとnが互いに1より大きい
素の整数であることによって、一定の紙送り量と記録走
査の繰り返しによって、ノズルピッチのk倍の解像度を
持つ画像が得られる。また、後者によれば、2画素ピッ
チで配置したA個のノズルを用いて記録するとき、Aは
偶数であることと、各記録走査毎の紙送り量は(A−
1)画素と(A+1)画素の繰り返しで画像を形成する
方法が明記されており、ここではノズルピッチの倍の解
像度を実現している。
【0006】いずれの場合も、1度の記録走査における
各ノズルの記録間隔の隙間を、複数回の記録走査と特定
の紙送り量によって埋め合わせていく点、すなわち、イ
ンターレース記録を行う点においては共通しており、用
いるヘッドの解像度よりもより解像度の高い画像を実現
することが出来る。
【0007】しかし、上述した各従来例の方法で高解像
度の記録をする場合、インターレース記録のためのデー
タ処理にかかる時間及び記録そのものにかかる時間が長
くなりがちである。特に高画質を必要としない文字等の
データの場合はその処理および記録に対し無意味に時間
を費やすことにもなる。このため、ノズルピッチ(吐出
口のピッチ)以上(倍以上の解像度)の解像度を実現す
る高解像度記録モードとは別に、スループットを重視し
たノズルピッチと同程度の解像度で記録を行う低解像度
モードをさらに設けることも知られている。
【0008】ところで、上述のように複数の解像度モー
ドが設定されている場合において、モード切換えにより
解像度が変わると、記録すべき1画素の大きさも変わる
ことになるが、このような場合、記録品位等の観点から
画素の大きさに応じてドットの径を調整できることが望
ましい。しかし、インクジェット方式の場合、記録ヘッ
ドの各吐出口から吐出されるそれぞれのインクドロップ
レット(以下、インク滴ともいう)の大きさを画素の大
きさの変化に応じた範囲で変化させることはその構造上
困難なことである。通常、一定の解像度に対応したイン
クジェット記録装置では、インク吐出量をその一定の解
像度に応じて設計してある。例えば、図1(a)に示す
ように、上記一定の解像度が360dpiの場合には、
紙面上でのドット径の大きさは、1画素、即ち70.5
μm四方の領域を覆い尽くす程度の吐出量に設定されて
いる。
【0009】しかし、仮に、この吐出量設定のまま72
0dpiの記録を行うと、図1(b)に示すように上記
画素と同一の面積に上記360dpiの場合と同じ大き
さのドットが4つ形成されることになり、単位面積あた
りの記録ドット数、即ちインク打ち込み量が360dp
iの場合の4倍となる。このように、吐出量設計が36
0dpiに対応している場合に、720dpiの記録を
行うと、インク打ち込み量が過大となり、必要以上のイ
ンクによるにじみ等の点で画像劣化を生じるおそれがあ
る。また、解像度によって画像濃度や階調性が大きく異
なるという問題が発生するおそれもある。
【0010】これに対し、従来の複数の解像度モードに
対応したインクジェット記録装置では、吐出量を、低解
像度モードに適した吐出量よりも少なく、また、高解像
度モードに適した吐出量よりも多く設定し、かつ、低解
像度モードでは2値化後の1つの記録画素に対し複数の
ドットを記録し、高解像度では紙面上に配列する画素を
規則的に間引いて(例えば市松模様に)、単位領域内に
形成されるドットの数を低減させる方法が採られてい
る。この様にすることで、一定領域内のインク打ち込み
量を解像度によらずほぼ一定に保つことが知られてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、解像度
に応じて一律に各画素に打ち込むインク滴の数(形成す
るドットの数)を変化させても用いる記録媒体によって
は不適切な場合もある。例えば高解像度で1画素に対し
1ドットあるいはnドットを形成しても充分な濃度が得
られないと同時に、低解像度で1画素に2ドットあるい
は(n+1)ドットを形成する場合はインク打ち込み量
が過大となってインクのにじみ等の画像劣化を起こす場
合等があり、解像度に応じた1画素に対する最適ドット
数を定め難い場合もあった。
【0012】特に、カラー画像を記録する場合は、上述
の解像度に応じたドット数の変化に加え、例えばレッ
ド、グリーン、ブルーの様な2次色を記録する場合、1
画素に2色以上のドットを記録する必要があるが、この
様な場合、1画素に対し2ドット以上記録しないと単色
画像において充分な濃度が出られない一方、例えば2次
色を記録する混色部で上述のように2ドットを記録する
と、インク打ち込み量が過剰となることがある。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、解像度、記録媒
体、インク色それぞれに応じた所望のインク打ち込み量
を、精度良く効率的に実現することができる記録装置お
よびインクジェット記録方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
記録ヘッドを用い、記録媒体に記録を行う記録装置にお
いて、多値濃度データの値を低減する多値補正変換手段
と、該多値補正変換手段により値が低減された多値濃度
データを2値化する2値化手段と、該2値化手段により
得られた2値化データに基づき、前記多値補正変換手段
による低減率に関連させて前記記録ヘッドの吐出データ
を生成するヘッド駆動制御手段と、を具えたことを特徴
とする。
【0015】また、インクを吐出する記録ヘッドを用
い、記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法にお
いて、前記記録ヘッドから吐出されるインク滴のインク
量に基づき、解像度、記録媒体の種類およびインクの色
の少なくとも1つに応じて、記録媒体における所定面積
当りの平均記録ドット数を求め、該求めたドット数から
前記記録ヘッドが記録可能な実際の記録ドット数を求
め、該実際の記録ドット数と前記平均記録ドット数の差
を調整すべく記録データの値を低減する、各ステップを
有したことを特徴とする。
【0016】以上の構成によれば、多値濃度データの低
減率に関連させて吐出データが生成されるので、データ
値が小さくなった分を記録するドット数で補うことがで
き、これにより例えば解像度によって変化する画素の大
きさに応じてドット数を変化させることができるととも
に、解像度が変化しても均一なインク打ち込み量を維持
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0018】(第1実施形態)図2は本実施形態で用い
る記録ヘッドのインク吐出口配列を模式的に示す図であ
る。
【0019】図に示す記録ヘッド80は360dpiの
解像度を有する画像に対応したものである。すなわち、
その吐出口81は、360dpiの密度即ち約70.5
μmのピッチで1次元的に配列されている。各吐出口8
1から吐出されるインク滴の量はほぼ一定で、およそ2
5pl/dotである。ここで、記録ヘッド702の吐
出方式は、熱エネルギーを発生する吐出ヒータを有し、
その発生する熱エネルギーを利用してインクに気泡を生
じさせ該気泡の圧力によってインクを吐出するものであ
る。
【0020】図3は、図2に示す記録ヘッドを4色の各
インク毎に用いて紙面に記録するプリンタの概略構成を
示す斜視図である。
【0021】4色のインクに対応した各記録ヘッド70
2はその走査方向に配列されている。各記録ヘッドに
は、対応するそれぞれブラック、シアン、マゼンタ、イ
エローのインクが貯留されたインクタンクが一体に取付
けられ、これによってインクジェットカートリッジ70
1が構成される。
【0022】記録紙707の搬送路上インクジェットカ
ートリッジ701の走査領域の下流側には、紙送りロー
ラ703および補助ローラ704が設けられ、紙送りロ
ーラ703が不図示の駆動機構によって図中矢印の方向
に回転駆動されることにより、記録紙707は図中y方
向に適宜搬送される。また、搬送路上上流側には、一対
の給紙ローラ705が設けられ、不図示の駆動機構によ
って回転駆動されることにより記録紙707の給紙を行
うことができる。なお、この給紙ローラ705の回転速
度を紙送りローラ703のそれよりも小さくすることに
より、これらローラ間の記録紙707に一定の張力を作
用させている。
【0023】4つのインクジェットカートリッジ701
は、キャリッジ706に搭され、これにより上述の走査
が可能となる。すなわちキャリッジ706は、不図示の
駆動機構により、ガイド軸708に案内されながら移動
するよう設けられている。キャリッジ706は記録を行
っていないとき、あるいはマルチヘッドの回復作業など
を行うときには図の破線で示すホームポジション(h)
に待機するようになっている。
【0024】以上の構成において、記録開始前、ホーム
ポジションhに位置するキャリッジ706は、記録開始
命令があると、走査を開始する。すなわち、図中x方向
に移動しながら、各色の記録ヘッド702の吐出口81
から吐出データに応じてインクを吐出し、記録紙707
上に吐出口81の配列幅で記録を行う。記録紙端部まで
の走査を終了すると、キャリッジ706はその移動方向
を反転してホームポジション側に戻り、再びx方向への
走査を行う。なお、往復記録の場合は、上記ホームポジ
ション側へ戻るときにも記録を行う。以上の記録動作に
おいて、x方向の走査が終了して次のx方向又はその逆
方向への走査が始まるまでには、記録紙707は紙送り
ローラ703によりy方向へ所定量送られ、この様に記
録ヘッド702の走査と紙送りを繰り返えすことによ
り、記録紙707上に記録が行われてゆく。
【0025】本実施形態のインクジェット記録装置は、
360dpi×360dpi、360dpi×720d
piおよび720dpi×720dpiの3つの解像度
で記録を行うよう設計されている。しかし、本実施形態
で用いる記録ヘッドは、その吐出口ピッチが、図2にて
上述したように360dpiの解像度に対応したもので
あり、64個の吐出口(図2では、図示の簡略化のため
全てを記載していない)からなっている。このため、1
度の記録走査では720dpi×720dpiの画像を
記録することはできない。従って、本実施形態では、こ
の解像度の記録では、1回の紙送りで(n+1/2)×
70.5μmの紙送り(nは整数)を行い、これと併せ
てキャリッジ移動に伴う吐出タイミングについても72
0dpiに対応させたものとすることにより、720d
pi×720dpiの解像度で記録を行う。この様な記
録方法は本実施形態に特有のものではなく、既に従来例
において上述した方法と同様のものである。
【0026】なお、360dpi×720dpiの解像
度の記録は、吐出タイミングのみを上述と同様に変更す
ることによって実現することができる。
【0027】上記3つの解像度モードにおいて、いずれ
の場合もインク吐出量は25plであり、この一定の吐
出量で普通紙上に各解像度で記録した状態を図4に示
す。
【0028】図4(a)は、360dpi×360dp
iの各画素に1ドットづつ記録した場合を示すものであ
る。この場合には、画像領域をインクドットで充分に覆
い尽くすことが出来ず、所望の濃度を得られない場合も
ある。
【0029】一方、図4(b)および図4(c)はそれ
ぞれ360dpi×720dpi及び720dpi×7
20dpiの各画素に同じく1ドットづつ形成した場合
を示す。これらの場合には画像領域を完全に埋め尽くす
ことが出来ている。しかし、前述したように、用いる記
録紙(記録媒体)の種類によっては、解像度に応じて一
律にドット数を定めた場合インクが過剰となってにじみ
等の弊害が現れる場合もある。そして、このような弊害
は2次色(混色)を記録する場合に更に顕著となること
もある。
【0030】適切なインク打ち込み量は、主として記録
媒体のインク吸収性とインクの成分によって定まる。例
えば、本実施形態の記録装置においては、普通紙を用い
た場合、360dpi×360dpiの画素(70.5
μm四方)に約40plないし80plの範囲でインク
を打ち込むのが適切な打ち込み量であるとする。即ち、
この領域に対し40pl以上でドットを記録しないと充
分に紙面が覆い尽くせず濃度不足となる一方で、80p
lより多い量でドットを記録するとインクにじみ等が起
こる可能性があることを意味している。
【0031】この所定面積あたりの適切なインク打ち込
み量は、全ての解像度において維持されることが望まし
く、普通紙では70.5μm四方の面積に40〜80p
l′である。従って、図4に示した3つの解像度では、
図4(a)に示す場合は上記領域に対し25〜50pl
となるから濃度不足であり、図4(b)に示す場合は5
0〜100plとなるからやや過剰であり、図4(c)
に示す場合は100〜200plとなって過剰となる。
従って、この場合各解像度において常に1画素1ドット
を記録することは画像品位上適切ではない。このため、
本実施形態では、低解像度では1画素に1ドットより多
くドットを記録し、高解像度では数画素でドットを間引
く処理を行う。
【0032】図5は、上記最適吐出量範囲を満たす各解
像度のドット記録条件を示す図であり、吐出量が25p
lである本実施形態のヘッドにより70.5四方に上記
範囲の最少吐出量である40pl′を打ち込むのに必要
なドット数としての平均記録ドット数、1つの吐出デー
タに対して実際に記録するドット数、及び上記平均記録
ドット数を上記実際の記録ドット数でみかけ上達成する
ために必要な吐出データの低減率をそれぞれ示してい
る。
【0033】すなわち、実際には1個のインク滴の量は
一定量25plであり、各画素に対し小数点以下のドッ
ト数は存在しない。そこで、1つの吐出データに対して
は上記平均記録ドット数を切り上げた数のドット数を上
記実際の記録ドット数とする。しかし、この実際のドッ
ト数を各画素で記録した場合には、特に混色等で2つの
吐出データが対応したときにインクが過剰となることが
あるため、ドット数を間引くことにより画像全体で上記
平均記録ドット数をみかけ上満たすようにする。従っ
て、上記間引きを実施するため記録データに処理を施し
結果として吐出データ数を低減する。これにより、実際
に記録するときは、上記整数ドットを記録することで適
切なインク打ち込み量を得ることが出来る。
【0034】図6は、データ低減処理の概念を示すブロ
ック図である。プリンタガンマ補正テーブル62から出
力された8ビットの多値濃度データに対し、2値化する
前に高解像度専用変換テーブル63によって所定の変換
を行う。この変換で、本来、図7の波線で示す変換を行
うのに対し、高解像度モードでは入力信号に対して約1
/2に出力信号の値を低減させている。これにより2値
化後の記録画素数も、通常モードの約半数となり、記録
媒体上でのにじみを防止することが可能となる。
【0035】上述の処理を行う別の手法として、2値化
後のデータにマスクをかけて記録データを間引く方法も
ある。図8の符号1101で示す4×4画素のデータに
対し、同様に符号1102で示す50%マスクをかけ
る。マスク1102において、黒く塗りつぶした部分が
マスクされない画素、白い部分はマスクされる画素であ
る。このマスクの結果は、符号1103で示すものとな
り、図6等にて説明した方法と同様、記録画素数を半減
させる効果を得ている。
【0036】しかし、この様に一定のマスクを用いて処
理を行う場合、例えば同図の符号1104に示すデータ
が入力される場合には、同図の符号1105で示す様に
データが存在しなくなる等の弊害が起こる可能性があ
る。このように、適切なマスクは、入力データがどのよ
うな2値化の手法(ディザ)に処理されたかによって異
なってくるので、全てのディザに対応可能なマスクを設
定するのは難しい。また、ランダムなマスクを発生させ
る方法も考えられるが、本体のハードウエアに負担をか
け、スループットを低下させたり、またランダム回路特
有のムラが発生する恐れもある。
【0037】従って、高解像度モードの場合において画
素あたりの平均ドット数を低減させるには、図6等にて
説明したように、多値データの段階でその値を低減させ
てから2値化処理を行い、記録時には画素全てに同数の
ドットを記録した方が一様で確実な画素が得られる。
【0038】なお、図5にて上述したように、低解像度
モードでは与えられた領域に複数のドットを記録する場
合があるが、2値化前の多値データ処理の段階では、各
画素のデータにドット数を対応させることは出来ない。
従って、画素に複数のドットを記録すべくその吐出デー
タ(ドット数データ)を増加させる場合には、2値化後
のデータに対し、その増加させる処理を行う。
【0039】以上のように、本実施形態では、図5にて
説明したように、画素当りの平均インク吐出量を各解像
度間で等しくすべく、画素当りに吐出するインク滴数
(記録ドット数)を定めるが、この数と上記平均インク
吐出量との間に生じる差を調整するためデータ値の低減
を行い、その場合に、データ値の低減を多値データの段
階で予め行うようにする。
【0040】図9は、本実施形態における画像処理の構
成を示すブロック図であり、図10は従来例に係る同様
のブロック図である。以下、従来例の構成と比較しなが
ら本実施形態の画像処理について説明する。
【0041】通常、RGBの3原色それぞれについて送
られて来る多値の濃度データ(ここでは8ビットで25
6階調)は、マスキング変換及び黒生成91によりCM
YKの4色の多値データに変換される。
【0042】従来例では、図10に参照されるように、
この多値データに対しプリンタガンマ補正回路102に
より1次変換を行った後、2値化回路104によって所
定の手法に基づいて2値化処理を行う。そして2値化さ
れた4色のデータを吐出データとして記録ヘッド702
に送信する。これにより、記録ヘッド702では、1つ
の画素に対し1つのインク滴を吐出するかあるいは吐出
をしないかの駆動を行う。
【0043】ここでプリンタガンマ補正とは図11
(b)に示すように、入力信号値に比例した出力画像濃
度を得ることを目的とし、入力信号値を、通常図11
(a)に示す様な曲線を描く出力信号に変換するもので
ある。この変換では、入力値の高い領域での出力濃度の
頭打ちを防ぎ、リニアな出力を得るために中間調領域の
入力値に対する出力濃度を減じるような変換を行ってい
る。
【0044】本実施形態の画像処理では、図9に示すよ
うに、マスキング・黒生成回路91で処理されたデータ
はプリンタガンマ補正回路を経ずに多値補正変換回路に
おいて所定の処理が行われるが、各解像度毎の多値補正
変換回路931〜933は図6において説明したように
濃度値の低減を行うとともにこの回路において併せてプ
リンタガンマ補正を行う。すなわち、各多値補正変換回
路931〜933は、図12(a),(b)および
(c)にそれぞれ示すように、図5で説明した多値デー
タ低減率に応じた値を出力するとともにその出力に対し
プリンタガンマ補正を行う。より詳細には、360dp
i×360dpi及び360dpi×720dpiの解
像度に対応した多値補正変換回路931および932で
は通常のプリンタガンマ補正に対し80%、720dp
i×720dpiの解像度に対応した回路933では4
0%出力濃度を低減させる変換を行う。
【0045】この様な信号値変換を行った後、各解像度
で同一の2値化処理を行い、記録ヘッド702へ2値信
号を転送する。なお、図6で説明したように、プリンタ
ガンマ補正と各解像度の補正変換をそれぞれ独立に設け
ても良いが、いずれの場合も2値化処理に入力する信号
は同値となる。
【0046】次に、記録ヘッドのインク吐出のための駆
動においては、図5にて説明したように、解像度によっ
て2値信号の“1”に対応させるドット数が異なり、特
に、360dpi×360dpiでは1画素の2値信号
“1”に対して2ドットすなわち2つの吐出信号を対応
させるべく駆動制御を行う。解像度が360dpi×7
20dpiおよび720dpi×720dpiの場合は
1画素に1ドットづつ記録する。このように、多値デー
タでの補正変換時のデータ低減とこの記録との組み合わ
せにより、各解像度で図5に示す平均記録ドット数が得
られ、70.5μm四方に40〜80pl′は全解像度
で満足されることになる。
【0047】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、2値化前の多値データで記録ドット数を低減させる
と同時に、2値化後の記録画素に対して記録ドットを整
数倍に変更することにより、適切なインク打ち込み量を
維持することができる。また、本実施形態では、特に、
1画素に対し記録ドットが相対的に小さくなる低解像度
モードにおいて、画素に対し1ドットを記録するときは
濃度不足となる一方、2ドットでは境界にじみが発生す
る等、整数倍のドット記録では適切な打ち込み量が得ら
れない場合において、適切な記録を行うことができる。
【0048】(第2実施形態)以下に第2実施形態とし
て、記録媒体によって適切なインク打ち込み量が異なる
場合の記録方法について説明する。
【0049】図13(a)は上記第1実施形態に用いた
記録装置で360dpi×360dpiを各種記録媒体
で記録したときの、それぞれ適切なインク打ち込み量と
それに応じた平均記録ドット数、ヘッド記録ドット数及
び多値データ低減率を図5と同様に示したものである。
ここでは記録媒体は、第1実施形態で用いた普通紙に加
え、コート紙、OHP用紙、及びスペシャルコート紙
(SPコート紙)の場合を示す。
【0050】普通紙が70.5μm四方に対し単色40
plが適量であるのに対し、コート紙では50pl、O
HP用紙では60pl、スペシャルコート紙では70が
適量と判断されているとする。この時、1ドロップレッ
トが25plの本実施形態での各記録媒体の平均記録ド
ット数等は図に示すようになる。
【0051】この様な場合にも、図13(a)に示す記
録媒体毎の低減率を持つ補正テーブルと、実際の記録ド
ット数によって記録すれば、異なる各記録媒体に対し同
一な解像度においても適切なインク打ち込み量の適切な
画像が得られる。
【0052】更に、記録媒体に応じたこの様な制御と、
上記第1実施形態で説明した各解像度毎の制御を組み合
わせた同様の図を同図(b)および(c)に示す。
【0053】この様に各記録解像度及び各記録媒体毎に
適切な信号値変換を行うことにより、常に良好な画像が
全ての場合において実現可能となる。
【0054】なお、上述の各実施形態では、補正テーブ
ルを解像度毎あるいは記録媒体毎に個別に設けるように
示したが、補正率が同一のモード同士は同一のテーブル
を用いるようにしてもよい。
【0055】(第3実施形態)以下に、第3実施形態と
して、これまで説明してきたインク打ち込み量の補正を
色毎に異ならせて行う場合を説明する。すなわち、上述
した各実施形態の目的は、各解像度におけるインク打ち
込み量の総和が記録媒体に対し適量である様に調整する
ためのものであったが、本実施形態では、これに加え記
録媒体毎のカラーバランスを簡易に調整することも目的
としている。そのため、記録ドット数および多値データ
の補正率を各色で異ならせる方法を取る。
【0056】通常、カラーバランスは色補正処理等によ
り多値データの段階で適正値に補正する。しかし、8ビ
ットデータの場合、その値を255以上にすることは出
来ないので、データ値を減じる方向で色バランスの調整
を行う。例えばブルーはシアンとマゼンタを同量づつ記
録して得られるのが理想的であるが、本実施形態の記録
装置ではマゼンタ方向に色味が傾いているとする。この
場合、両色の記録量のバランスをシアン側に傾ける必要
があるが、上記マスキングの多値変換ではマゼンタの量
を低減させることは出来てもシアンの量を増加させるこ
とは出来ない。また、本実施形態のプリンタの様に、複
数の解像度に対応している場合、上述したように、低解
像度モードではシアンのインク量を増加させないと、濃
度不足となることがある。
【0057】従って、本実施形態では、1画素にシアン
を複数ドット記録しながらバランスを整える。すなわ
ち、この場合には2値化後のデータで記録する際にシア
ンの記録画素全てに2回づつ或いはそれ以上の記録走査
を行う。しかし、上記方法のみではシアンをマゼンタの
2倍3倍に強調することで大まかにバランスは整えられ
るが、微妙なバランス調整を行うことは出来ない。そこ
で本実施形態では、上記方法と同時に多値データの段階
でそのデータ値を減じる補正も行うようにする。
【0058】図14は本実施形態の360dpi×36
0dpiの解像度の下で普通紙におけるカラーバランス
を整えるための各インク色の適切なインク打ち込み量と
それに応じた平均記録ドット数、ヘッド記録ドット数及
び多値データ低減率を示したものである。この図におい
て、各色の適切なインク打ち込み量は、互いのバランス
を保つ一方で各色の合計値はこれまでの実施例と同量に
なっている。
【0059】このような色毎の変換を行うことは、精密
な画像処理計算によって色補正する場合に比べると正確
さが欠ける点はあるが、大まかな補正を高速で処理出
来、また、解像度や記録媒体毎に記録モードを独立に設
けてそれぞれに適切な補正をかけることも比較的簡単に
実現できる。
【0060】なお、以上説明した各実施形態では、イン
クジェット方式の記録ヘッドを用いた場合について説明
したが、特に、画像品位の観点から上記方式に限らず、
熱転写方式等、他の方式の記録ヘッドを用いた装置にも
本発明を適用できることは明らかである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多値濃度データの低減率に関連させて吐出データが生成
されるので、データ値が小さくなった分を記録するドッ
ト数で補うことができ、これにより例えば解像度によっ
て変化する画素の大きさに応じてドット数を変化させる
ことができるとともに、解像度が変化しても均一な吐出
量を維持することができる。
【0062】その結果、解像度等の変化にかかわらず常
に高品位の画像を記録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の360dpiの解像度による記録ドット
を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に用いる記録ヘッドのイン
ク吐出口面を模式的に示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの概略を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態の各解像度における記録ド
ット数を説明するための比較例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態の記録データ補正を説明
する図である。
【図6】上記第1実施形態における高解像度モードでの
データ処理の概念を説明するためのブロック図である。
【図7】図6に示す処理における高解像度モードでの信
号値補正を示す線図である。
【図8】本発明の実施形態のデータ補正方法と別の方法
に係るマスクを利用した処理を説明する図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るデータ処理のため
の構成を示すブロック図である。
【図10】従来のデータ処理のための構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】(a)および(b)はプリンタガンマ補正を
説明する図である。
【図12】(a),(b)および(c)は上記第1実施
形態における解像度毎の多値補正変換を説明する図であ
る。
【図13】本発明の第2実施形態に係る記録データ補正
を説明する図である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る記録データ補正
を説明する図である。
【符号の説明】
91 マスキング・黒生成回路 94 2値化回路 701 インクジェットカートリッジ 702 記録ヘッド 703 紙送りローラ 705 給紙ローラ 706 キャリッジ 931,932,933 多値補正変換回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、解像度
に応じて一律に各画素に打ち込むインク滴の数(形成す
るドットの数)を変化させても用いる記録媒体によって
は不適切な場合もある。例えば1画素に対し1ドットあ
るいはnドットを形成しても充分な濃度が得られないと
同時に、1画素に2ドットあるいは(n+1)ドットを
形成する場合はインク打ち込み量が過大となってインク
のにじみ等の画像劣化を起こす場合等があり、解像度に
応じた1画素に対する最適ドット数を定め難い場合もあ
った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】以上の構成によれば、多値濃度データの低
減率に関連させて吐出データが生成されるので、データ
値が小さくなった分を記録するドット数で補うことがで
き、これにより例えば解像度によって変化する画素の大
きさに応じてドット数を変化させることができるととも
に、解像度が変化しても単位面積当りに対する均一なイ
ンク打ち込み量(インク付与量)を維持することができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多値濃度データの低減率に関連させて吐出データが生成
されるので、データ値が小さくなった分を記録するドッ
ト数で補うことができ、これにより例えば解像度によっ
て変化する画素の大きさに応じてドット数を変化させる
ことができるとともに、解像度が変化しても単位面積当
りの均一なインク付与量を維持することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 勇治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 植月 雅哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 神田 英彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 顕季 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを用い、記録媒体に記録を行
    う記録装置において、 多値濃度データの値を低減する多値補正変換手段と、 該多値補正変換手段により値が低減された多値濃度デー
    タを2値化する2値化手段と、 該2値化手段により得られた2値化データに基づき、前
    記多値補正変換手段による低減率に関連させて前記記録
    ヘッドの吐出データを生成するヘッド駆動制御手段と、 を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドはインクジェット方式の
    記録ヘッドであり、熱エネルギーを発生する熱エネルギ
    ー発生体を有したことを特徴とする請求項1記載の記録
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記録装置は、複数の解像度で記録を
    行うことが可能であり、前記多値補正変換手段による低
    減率は、前記複数の解像度のそれぞれに対応して定めら
    れることを特徴とする請求項1または2記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置は、複数種類の記録媒体を
    用いて記録を行うことが可能であり、前記多値補正変換
    手段による低減率は、前記複数種類の記録媒体のそれぞ
    れに対応して定められることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置は、複数種類の色で記録を
    行うことが可能であり、前記多値補正変換手段による低
    減率は、前記複数種類の色のそれぞれに対応して定めら
    れることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記多値補正変換手段は、前記複数の解
    像度間で画素当りの平均インク吐出量が等しくなるよう
    それぞれの解像度に対応して低減率を定めることを特徴
    とする請求項3に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記多値補正変換手段は、前記複数種類
    の記録媒体毎のインク吸収性に対応して低減率を定める
    ことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記多値補正変換手段は、前記複数種類
    の色間で色バランスの調整を行うべく、前記複数種類の
    それぞれに対応して低減率を定めることを特徴とする請
    求項5に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 インクを吐出する記録ヘッドを用い、記
    録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、 前記記録ヘッドから吐出されるインク滴のインク量に基
    づき、解像度、記録媒体の種類およびインクの色の少な
    くとも1つに応じて、記録媒体における所定面積当りの
    平均記録ドット数を求め、 該求めたドット数から前記記録ヘッドが記録可能な実際
    の記録ドット数を求め、 該実際の記録ドット数と前記平均記録ドット数の差を調
    整すべく記録データの値を低減する、 各ステップを有したことを特徴とするインクジェット記
    録方法。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドはインクジェット方式
    の記録ヘッドであり、熱エネルギーを発生する熱エネル
    ギー発生体を有したことを特徴とする請求項9に記載の
    インクジェット記録方法。
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