JPH09155865A - 廃プラスチック減容装置 - Google Patents

廃プラスチック減容装置

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Publication number
JPH09155865A
JPH09155865A JP31415895A JP31415895A JPH09155865A JP H09155865 A JPH09155865 A JP H09155865A JP 31415895 A JP31415895 A JP 31415895A JP 31415895 A JP31415895 A JP 31415895A JP H09155865 A JPH09155865 A JP H09155865A
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JP
Japan
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gas
waste plastic
hot air
sensor
flow rate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31415895A
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English (en)
Inventor
Mitsusachi Nakazono
光幸 中園
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09155865A publication Critical patent/JPH09155865A/ja
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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構造からなり、可燃性ガス
を外部に排出することなく、安全に酸化処理でき、簡単
な操作で減容処理できる小型軽量の廃プラスチック減容
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の廃プラスチック減容装置は、熱
風循環路11に送風機7と循環するガスを加熱する加熱
部8を設けるとともに、排出路12には廃プラスチック
材から発生した可燃性ガスを酸化して排出する酸化処理
部14を備え、酸化処理部14から処理容器2側へ逆火
が伝搬するのを遮断するように構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭、事業所、店
舗等で発生する発泡ポリスチレン等の廃プラスチック材
を加熱軟化して減容化処理する廃プラスチック減容装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、家庭、事業場、店舗等から大
量の廃棄物が排出され、焼却、埋め立て等の処理施設容
量の不足や、回収、運搬等を含めた処理コストの増大等
からその対策が急がれている。その対策としては、廃棄
物の排出量を減らすことが根本的解決になるが、リサイ
クルによる資源としての活用も一方で極めて有効であ
る。なかでも、廃プラスチック材は、原料が貴重なエネ
ルギー資源の石油であることや、埋め立て処理しても腐
敗せず、さらに嵩が大きい等の理由でリサイクルの対象
として注目されている。その中でも特に発泡ポリスチレ
ンは、その軽量性、緩衝性、低コスト等の理由から、流
通容器として頻繁に使用され、その代替材料も今のとこ
ろ見当たらないことから、リサイクルして再利用するこ
とが強く望まれている。しかしこの発泡ポリスチレン等
を回収して一ヶ所に集めリサイクルする場合には、嵩が
大きいために運搬費用が高くなり、これがリサイクルコ
スト全体を高くするという問題がある。このため、家
庭、事業所、店舗等の廃プラスチック材の発生する場所
に設置して、その容積を減らす減容処理方法や減容処理
装置が提案されている。この減容装置は、加熱によって
発泡ポリスチレン等を軟化し軟化固形物を形成するもの
である。こうして減容して得られた軟化固形物は業者に
よって回収され、リサイクル工場でリサイクル加工され
る。
【0003】しかしながら、この発泡ポリスチレンを減
容処理するために加熱すると、発泡ポリスチレンの発泡
時に混入された発泡ガス等が発生してくる。しかもこの
発泡ガスはフロンガスが使用規制されていることよっ
て、ブタンやトルエン及びキシレン等の可燃性ガス等が
混入されることが多く、減容処理時にこれらのガスとス
チレンが気化した可燃性のスチレンモノマーガス等が混
合して排出されることになる。排出されたガスは大気で
希釈されて拡散するが、減容処理装置内に貯留して濃縮
されたこれらのガスは大気中の酸素と接触すると引火、
燃焼して高温になり、減容処理装置を損傷したり、取扱
者への影響を考慮しなければならないという問題があっ
た。
【0004】そこでこの減容処理装置を改善したものと
して、従来次のような技術(特開平7−32361号公
報)が提案されている。この技術は、処理室を真空排気
して大気を遮断し、発泡ポリスチレンを溶融温度にまで
加熱しても燃焼しないようにしたものである。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−32361号公報に記載された発泡ポリスチレンの
処理装置は、発泡ポリスチレンが燃焼せず原材料成分の
ままに保たれて、リサイクル原料として利用しやすいも
のの、真空排気するための装置が大型になり、設置面積
が広く必要となるという問題点を有していた。また処理
装置が高価になり一般家庭向きでなくなるという問題を
有していた。さらに、真空排気したガス中に含まれる可
燃性ガスは別途処理装置を設けて処理しなければならな
いという問題点も有していた。
【0006】そこで本発明は前記従来の問題点を解決す
るもので、簡単な構造からなり、可燃性ガスを外部に排
出することなく、安全に酸化処理でき、簡単な操作で減
容処理できる小型軽量の廃プラスチック減容装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の廃プラスチック減容装置は、熱風循環路に送
風機と循環するガスを加熱する加熱部を設けるととも
に、排出路には廃プラスチックから発生した可燃性ガス
を酸化して排出する酸化処理部を備え、酸化処理部から
処理容器側へ逆火が伝搬するのを遮断するように構成し
たことを特徴とする。
【0008】これにより、簡単な構造からなり、可燃性
ガスを外部に排出することなく、安全に酸化処理でき、
簡単な操作で減容処理することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、開閉蓋を備えるとともに廃プラスチックを収納して
軟化する処理容器と、処理容器内に設けられ軟化した廃
プラスチックを加圧して減容する加圧部と、処理容器に
連通され熱風を循環する熱風循環路と、熱風循環路に連
通され熱風循環路を循環するガスの一部を排出する排出
路とを設け、熱風循環路には送風機と循環するガスを加
熱する加熱部とを設けるとともに、排出路には廃プラス
チックから発生した可燃性ガスを酸化して排出する酸化
処理部を設け、酸化処理部から処理容器側へ逆火が伝搬
するのを遮断するようにしたものであり、処理容器内の
可燃性ガスに引火、燃焼するのを防ぐという作用を有す
る。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、開閉蓋を
備えるとともに廃プラスチックを収納して軟化する処理
容器と、処理容器内に設けられ軟化した廃プラスチック
を加圧して減容する加圧部と、処理容器に連通され熱風
を循環する熱風循環路と、熱風循環路に連通され熱風循
環路を循環するガスの一部を排出する排出路とを設け、
熱風循環路には送風機と循環するガスを加熱する加熱部
とを設けるとともに、排出路には廃プラスチックから発
生した可燃性ガスを酸化して排出する酸化処理部と、酸
化処理部から処理容器側への逆火の伝搬を遮断する消炎
部とを設けたものであり、逆火した炎は消炎部で止めら
れ、消炎されるという作用を有する。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、排出路
に、排出するガスの流速を検知する流速センサと、流速
センサからの検知信号によりガスが所定の流速以下に低
下したとき酸化処理部でガスに供給する熱量を減少また
は停止する制御部とを備えたものであり、所定の流速以
下になるのを検知して逆火の発生を防ぐため酸化処理部
の温度を低下させるという作用を有する。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、排出路
に、排出するガスの流量を検知する流量センサと、流量
センサからの検知信号により所定の流量以下に低下した
とき酸化処理部でガスに供給する熱量を減少または停止
する制御部とを備えたものであり、所定の流量以下にな
るのを検知して逆火の発生を防ぐため酸化処理部の温度
を低下させるという作用を有する。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、排出路
に、排出するガスの圧力を検知する圧力センサと、圧力
センサからの検知信号により所定の圧力以下に低下した
とき酸化処理部でガスに供給する熱量を減少または停止
する制御部とを備えたものであり、所定の圧力以下にな
るのを検知して逆火の発生を防ぐため酸化処理部の温度
を低下させるという作用を有する。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、熱風循環
路には、循環するガスの温度を検知する第1温度センサ
と、排出路には排出するガスの温度を検知する第2温度
センサとをそれぞれ設け、さらに第1温度センサと第2
温度センサからの検知信号から算出される温度差が所定
の温度差以上に達したとき加熱部からガスに供給する熱
量を減少または停止する制御部とを備えたものであり、
熱風循環路と排出路の異常を検知するとともに、所定の
温度差以上になるのを検知して逆火の発生を防ぐため酸
化処理部の温度を低下させるという作用を有する。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、排出路に
は排出するガスの成分濃度を検知するガスセンサと、ガ
スセンサからの検知信号により所定の濃度以上に達した
とき加熱部からガスに供給する熱量を減少または停止す
る制御部とを備えたものであり、排出路の異常を検知す
るとともに、所定の成分濃度以上になるのを検知して逆
火の発生を防ぐため酸化処理部の温度を低下させるとい
う作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は、本発明の一実施の形態
による廃プラスチック減容装置の側断面図で、図1
(b)は、本発明の一実施の形態による廃プラスチック
減容装置の消炎部の側断面図である。図1(a)、図1
(b)において、1は廃プラスチック減容装置の本体で
内部に耐熱容器22と、廃プラスチック材を収納して軟
化する処理容器2が設けられている。この耐熱容器22
は200℃程度の熱風が本体1の外に漏出しない構造に
なっており、その材質は耐熱プラスチック等が適当であ
る。処理容器2の材質は熱伝導性がよく、耐熱性に優れ
軟化したプラスチック材が容易に溶着しないものや、そ
の表面をフッ素樹脂コーティング等の難粘着加工したも
のが適当である。また処理容器2の側面側には熱風の側
面吐出口18が適当数設けられ、その上面側にはOリン
グ状弾性体5を備えた開閉蓋6が設けられている。この
開閉蓋6は廃プラスチック材を処理容器2に投入すると
きに開け、処理容器2内で軟化して減容処理するときに
密閉して閉じるようになっている。さらに、処理容器2
の底部側には上下可動の加圧部3が設けられ、160℃
程度の熱風によって軟化された廃プラスチック材を開閉
蓋6との間で面加圧して減容する。この加圧部3は加圧
アクチュエータ4と直接加圧するピストンとから構成さ
れている。この加圧アクチュエータ4は伸縮自在のゴム
風船状の空気袋で、空気ポンプ21から圧送される空気
によって膨張させて加圧部3を押し上げ廃プラスチック
材を減容し、その後に圧力調節弁13が開けられて空気
を排出して加圧部3を押し下げ元の位置に戻るようにし
てある。Oリング状弾性体5によって廃プラスチック材
が外部へ漏出することはない。このとき圧送される空気
圧は0.1Kg/cm2程度であればよく、加圧部3の
面積が1000cm2であれば、100kg程度の加圧
力が得られることになる。
【0017】7は送風機で送風量は約3000リットル
/分の能力があり、処理容器2に連通された熱風循環路
11に設けられて処理容器2に熱風を循環して送風す
る。また熱風循環路11には循環するガスを加熱する電
熱ヒーターである加熱部8と、熱風循環路11の熱風吐
出口10の近くには第1温度センサ9aとが設けられ、
第1温度センサ9aが検知した熱風の温度を制御部24
に伝達し、加熱部8に供給される電力をスイッチ回路等
を切り替えること等により制御して160℃以下の温度
範囲に調節する。12は排出路でその一端部を熱風循環
路11に連通して設けられ、循環する熱風の一部を分岐
して系外に排出する。ここで排出路12には約60リッ
トル/分の流量の可燃性ガスを含んだ熱風が排出される
ように、熱風循環口11aと排出口12aの口径を選択
して構成されている。この可燃性ガスはブタンやトルエ
ン及びキシレン等の発泡ガスと、減容処理時に気化した
スチレンモノマーガス等が混合されたものである。排出
路12の他端部には排出される可燃性ガスを酸化して無
炎燃焼させる酸化処理部14が設けられており、酸化処
理部14には排出ガス加熱部16によって加熱された排
出ガスの酸化を加速する燃焼触媒15と、酸化して排出
される排出ガスの温度を検知する排出ガス温度センサ1
7と、酸化ガス排出口20とが設けられている。
【0018】30は消炎部で排出路12に設けられ、酸
化処理部14から処理容器2側への逆火の伝搬を遮断す
る逆火遮断手段の1つである。この消炎部30の構造は
図1(b)に示すように、メッシュ状でその材質は耐熱
性のある金属や多孔性のセラミック等が適当である。後
述するようにメッシュの目の粗さは1.0mm2以下の
ものとなっている。このように構成することで、処理容
器2内の圧力低下や、可燃性ガス成分の増加及び排出路
12を流通する可燃性ガスを含んだ熱風の流量の減少等
が原因して生じる逆火がここで消炎され、処理容器2側
に伝搬するのを遮断することができる。23は耐熱容器
22に設けられた空気吸入口で、熱風循環時には常時外
部から空気を吸入している。制御部24はこの廃プラス
チック減容装置の運転を制御するもので、循環する熱風
の温度、循環風量、加圧部3内の圧力等を制御する。
【0019】以上のように構成された実施の形態1の廃
プラスチック減容装置について、以下その動作を図1
(a)、図1(b)に基づいて説明する。開閉蓋6を開
けて廃プラスチック材の発泡スチロールを処理容器2に
投入する。次に開閉蓋6を密閉して閉じ、制御部24か
らの制御によって送風機7に通電して送風を開始し、つ
ぎに加熱部8に通電して循環するガスを加熱する。この
ときの加熱温度は約120〜160℃で第1温度センサ
9aがこれを検知し、検知信号を制御部24に伝達して
一定温度に保つように制御されている。熱風は矢印bで
示すように熱風吐出口10から処理容器2内に吐出され
て、処理容器2内に投入された発泡スチロールを加熱し
その一部を軟化する。つぎに熱風は矢印cに示すように
側面吐出口18から吐出し、耐熱容器22の内面との間
に形成されたガス流路19を流通して送風機7の吸気口
に達し、矢印dに示すように熱風循環路11に循環され
る。このように熱風が循環して発泡スチロールを軟化し
てその容積を減容する。処理容器2内の発泡スチロール
を軟化すると、発泡スチロール製のトレイ等が占有して
いた見かけの嵩が小さくなり実質の体積になるのに加
え、当初から発泡部に含まれていた発泡ガスが分離され
るのとスチロールの一部が気化すること等によってその
容積が減少するが、さらに容積を減少させるためと減容
速度を高めるために加圧部3で加圧圧縮する。圧力調節
弁13を閉じて空気ポンプ21を作動させると空気は空
気袋等からなる加圧アクチュエータ4に圧送され、加圧
部3は処理容器2内の発泡プラスチック材を開閉蓋6と
の間で圧縮して矩形容器の場合は略四角状に減容する。
【0020】ところで発泡スチロールを軟化する際に
は、上記したとおり可燃性ガスとして発泡スチロールか
ら分離されたブタンガス等と、スチレンモノマーガスが
発生してくる。この可燃性ガスを含んだ熱風は循環する
間に次第にその濃度を高め、可燃濃度範囲になって火気
が近づくと急激に燃焼して本体1を損傷する。また操作
者の安全を徹底する必要もあるし、スチレンモノマーガ
スは可燃性であると同時に刺激臭が強く、これら可燃性
ガスを一部含んだ熱風をそのまま系外に排出すると周囲
に不快感を与え好ましくない。そこで循環している熱風
の一部を排出路12に分岐させ、酸化処理部14で可燃
性ガスを酸化すると同時に無臭にして系外に排出する。
酸化処理部14に設けた排出ガス加熱部16によって可
燃性ガスを含んだ排出ガスを約400〜500℃に加熱
し、燃焼触媒15を通過させて燃焼酸化し、浄化された
ガスが酸化ガス排出口20から排出される。このように
加熱した排出ガスを燃焼触媒15に通過させることで安
全に可燃性ガスを無炎燃焼することができ、したがって
処理容器2側へ逆火を伝搬することはない。しかしなが
ら、可燃性ガスの濃度が急に高くなったり、燃焼触媒1
5に固体可燃物などが滞留する等の異常が発生すると、
酸化処理部14では火炎燃焼を起こすことがある。この
火炎燃焼の状態になって生じた火炎は排出路12を逆火
して伝搬し処理容器2側にまで伝搬することになるが、
排出路12に設けられた消炎部30がこの逆火した火炎
を消炎する。
【0021】そこでつぎに消炎部30の構造及び効果に
ついて説明する。処理容器2に発泡スチロールを約60
0g投入し、送風機7によって空気を循環させながら加
熱部8に通電して先ず120℃程度の熱風を循環させて
加熱し、つぎに約150℃になるまで約20分かけて徐
々に昇温して発泡スチロールをむらなく加熱して軟化
し、その後100℃まで降温し加圧部3で加圧圧縮して
減容した。この減容操作時の熱風の循環量は約2000
リットル/分で、そのうちの約60リットル/分は排出
路12に排出されている。循環ガス中に含まれる可燃性
ガスの主成分はブタンガスで、正常な運転時にはその濃
度は約5000ppmであった。そこで逆火試験のた
め、ガスの濃度を高め17000ppmの濃度のガスと
して実験を行った。ブタンガスの可燃濃度範囲は150
00ppm以上である。この状態で酸化処理部14に設
けた排出ガス加熱部16を500℃まで加熱し、酸化ガ
ス排出口20から空気を逆に送風して故意に処理容器2
側に向かって逆火させた。ここで使用した消炎部30は
金網で構成した。以上の操作を連続して100回繰り返
し、使用した金網の目の粗さと処理容器2側に向かって
逆火する回数を計測して(表1)に示す。
【0022】
【表1】
【0023】(表1)には金網の目の粗さを平均0.5
〜4.0mm2の間で変化させそのときの逆火回数を計
測して表している。このことから消炎部30に使用する
金網の目の粗さは平均1.0mm2以下であれば逆火の
伝搬を遮断することができ、平均1.4mm2以下でも
概ね逆火の伝搬を遮断することができる。一方、金網の
目の粗さが平均2.3mm2以上では頻繁に逆火の伝搬
を引き起こしていることが分かる。そして金網の目の粗
さを平均1.0mm2以下にしていればガス濃度が30
000ppmにまで高めた場合でも逆火は1度も起こら
なかった。このように消炎部30に金網を使用する場合
には、その目の粗さは平均1.0mm2以下であればよ
い。また金網を複数枚重ねて使用し消炎部30の厚みを
厚くすることでさらに消炎効果を高めることができる。
【0024】(実施の形態2)つぎに本発明の排出ガス
の流速を検知して逆火の伝搬を遮断する手段について図
2に基づいて説明する。図2(a)は、本発明のもう一
つの実施の形態による廃プラスチック減容装置の側断面
図で、図2(b)は、本発明のもう一つの実施の形態で
ある廃プラスチック減容装置の流速センサの側断面図で
ある。図2(a)、図2(b)に付した記号の作用は図
1(a)、図2(b)と同じなのでここでは省略する。
34は流速センサで流速感知部34aを備えており、排
出路12内の流速の測定が可能な位置に設けられてい
る。この流速センサ34は熱線流速計と称され、流速感
知部34a設けた白金線等からなる熱線部に接触するガ
スの流速に応じて変化する温度を検知して流速を計測
し、電圧変化として取り出し制御部24に伝達するもの
である。ここでの廃プラスチック材の減容動作は(実施
の形態1)で述べたのと同じである。正常に運転されて
いるときには、直径が15mmφの排出路12には可燃
性ガスを約5000ppm含み、温度が約130℃で、
流量が約60リットル/分の排出ガスが流下しており、
その流速は約30cm/秒であった。この流速は逆火の
伝搬速度より充分早く、逆火が処理容器2側に伝搬する
ことはない。しかし減容動作中に排出路12が詰まった
り、酸化処理部14内に異常が起こって排出路12を流
下する排出ガスの流速が低下すると圧力が低下し、これ
が原因して逆火の伝搬を生じるようになる。この実施の
形態2では流速が約10cm/秒以下にまで低下すると
逆火が伝搬することが観察された。このようにして流速
が約10cm/秒以下になるのを検知して逆火の伝搬を
予測することができる。ここでは流速センサ34が流速
を検知して制御部24に伝達し、制御部24は予め設定
された流速以下にまで低下すると排出ガス加熱部16へ
の電力の供給を止めるか急激に減少させることで、酸化
のため酸化処理部14でガスへ供給する熱量を減少また
は停止させ、排出ガスの温度を下げて処理容器2側への
逆火の伝搬を遮断することができる。つまり、流速を検
知することによって逆火の伝搬を遮断することができる
のである。これとともに、加熱部8への電力の供給を止
めるか急激に減少させることで熱風の温度を下げ発泡ス
チロールの減容処理を中断する。
【0025】この流速センサ34は応答性が良く、急激
な流速変動を確実にとらえ、メンテナンスの容易なもの
がよく、この他にも、流速を精度良く測定できるもので
あれば使用できる。
【0026】(実施の形態3)つぎに本発明の排出ガス
の流量を検知して逆火の伝搬を遮断する手段について図
2に基づいて説明する。図3(a)は、本発明のもう一
つ別の実施の形態による廃プラスチック減容装置の側断
面図で、図3(b)は、本発明のもう一つ別の実施の形
態である廃プラスチック減容装置の流量センサの側断面
図である。図3(a)、図3(b)に付した記号の作用
は図1(a)、図1(b)と同じなのでここでは省略す
る。ところで減容動作中に一部飛散した発泡スチロール
等の固体可燃物は、排出路12に付着滞留して詰まり、
可燃性ガスの流量を低下させることがある。とくに排出
口12aの近傍には排出ガスとともに流下する固体可燃
物等が詰まりやすい。そこでこの排出口12aの下流の
流量を測定することで固体可燃物等による詰まりを予測
でき、流量低下によって生じる処理容器2側への逆火の
伝搬を防止することができる。
【0027】31は流量センサで流量感知部31aを備
えている。この流量センサ31は渦流量計と称され、排
出路12を流下するガスに3角柱からなる流量感知部3
1aの底辺部が直交するように設けてカルマン渦を発生
させ、流量の変化によって起こるカルマン渦の温度変化
を3角柱の両面部にそれぞれ備えたサーミスタ31bに
よって検知し、電圧変化として取り出し流量を計測し制
御部24に伝達するものである。ここでの廃プラスチッ
ク材の減容動作は(実施の形態1)で述べたのと同じで
ある。前述したように正常に運転されているときには、
直径が15mmφの排出路12には可燃性ガスを約50
00ppm含み、温度が約130℃で、流量が約60リ
ットル/分の排出ガスが流下しており、可燃性ガスの濃
度が可燃濃度範囲以下であり、流量が充分多いため流速
が逆火の伝搬速度より大きく、逆火が生じることはな
い。そこで実験のため排出口12aの近傍に発泡スチロ
ールの破砕物を加熱して溶着してその一部を塞いで測定
を行った。このとき排出ガスの温度は約60℃にまで下
がり、流量が約20リットル/分以下にまで低下し、逆
火の伝搬速度より流速が低下する等の理由のため逆火が
伝搬することが観察された。このように流量を検知する
ことによって逆火の伝搬を予測して遮断することができ
る。この実施の形態2では流量センサ31が流量を検知
して制御部24に伝達し、制御部24に予め設定された
流量以下に達すると排出ガス加熱部16への電力の供給
を止めるか急激に減少させることで、酸化のため酸化処
理部14でガスへ供給する熱量を減少又は停止させ、排
出ガスの温度を下げて処理容器2側への逆火の伝搬を遮
断することができる。これとともに、加熱部8への電力
の供給を止めるか急激に減少させることで熱風の温度を
下げ発泡スチロールの減容処理を中断する。
【0028】(実施の形態4)つぎに本発明の排出ガス
の圧力を検知して逆火の伝搬を遮断する手段について図
4(a)、図4(b)及び図5に基づいて説明する。図
4(a)は、本発明のさらにもう一つ別の実施の形態に
よる廃プラスチック減容装置の側断面図で、図4(b)
は、本発明のさらにもう一つ別の実施の形態である廃プ
ラスチック減容装置の圧力センサの側断面図で、図5は
本発明のさらにもう一つ別の実施の形態である廃プラス
チック減容装置の圧力と流量の関係図である。図4
(a)、図4(b)に付した記号の作用は図1(a)、
図1(b)と同じなのでここでは省略する。実施の形態
3では排出口12aの下流に流量センサ31を設けて排
出ガスの流量を検知し、所定の流量以下になったのを検
知して逆火の伝搬を遮断する手段について説明した。こ
の排出ガスの流量を直接検出する手段に代わって、予め
排出ガスの圧力と流量の関係を求めておいて、所定の流
量に相当する圧力を検出することで逆火の伝搬を予測す
ることができる。
【0029】この手段について説明する。32は圧力セ
ンサで排出口12aの下流に設けられ、内部にダイヤフ
ラム32aを設けている。排出ガス圧力でダイヤフラム
32aが歪み、この変位の程度を差動トランス32b等
で検知し、検知した信号を制御部24に伝達するもので
ある。
【0030】ここでの廃プラスチック材の減容動作は
(実施の形態1)で述べたのと同じである。前述したよ
うに正常に運転されているときには、直径が15mmφ
の排出路12には可燃性ガスを約5000ppm含み、
温度が約130℃で、流量が約60リットル/分の排出
ガスが流下しており、可燃性ガスの濃度が可燃濃度範囲
以下であり、しかも流量が充分多いため流速が逆火の伝
搬速度より大きく、逆火が生じることはない。このとき
の排出ガスの圧力は30mmH2Oであった。そこで流
量を次第に減少させたとき、圧力の低下する様子を調べ
図5に示した。ここでは流量が約60リットル/分から
約30リットル/分まで流量を減少させると、圧力は約
30mmH2Oから約5mmH2Oまで低下し、温度は約
60℃となった。そこで可燃性ガスの圧力を約30mm
2Oから約5mmH2Oまで約5mmH2Oずつのステ
ップで低下させ、各ステップで排出路12に50回着火
したときに生じる逆火回数を計測した。その結果、圧力
が約10mmH2Oまでは全く逆火は発生しないが、約
5mmH2O以下になると逆火の伝搬速度より流速が低
下するため、逆火回数は40回を越え頻繁に処理容器2
側への逆火が発生した。したがってここでは圧力が約5
mmH2O以下になると制御部24で制御して排出ガス
加熱部16への電力の供給を止めるか急激に減少させる
ことで、酸化のため酸化処理部14でガスへ供給する熱
量を減少又は停止させ、排出ガスの温度を下げて処理容
器2側への逆火の伝搬を遮断することができる。これと
ともに、加熱部8への電力の供給を止めるか急激に減少
させることで熱風の温度を下げ発泡スチロールの減容処
理を中断する。
【0031】この圧力センサ32は圧力を精度良く測定
できメンテナンスが容易なものがよく、このほかにも感
圧素子を歪みゲージ等で構成すれば圧力応答性のよいも
のが得られる。
【0032】(実施の形態5)つぎに本発明の熱風循環
ガスと排出ガスの温度差を検知して逆火の伝搬を遮断す
る手段について図6(a)、図6(b)及び図7に基づ
いて説明する。図6(a)は、本発明の他の実施の形態
による廃プラスチック減容装置の側断面図で、図6
(b)は、本発明の他の実施の形態である廃プラスチッ
ク減容装置の温度センサの側断面図で、図7は本発明の
他の実施の形態である廃プラスチック減容装置の温度差
と流量の関係図である。図6(a)、図6(b)に付し
た記号の作用は図1(a)、図1(b)と同じなのでこ
こでは省略する。実施の形態4では排出口12aの下流
に圧力センサ32を設けて排出ガスの圧力を検知し、所
定の圧力以下になったのを検知して逆火の伝搬を遮断す
る手段について説明した。この排出ガスの圧力を検出す
る手段に代わって、予め熱風循環路11内と排出口12
aの下流の排出ガスとの温度差と流量の関係を求めてお
いて、所定の流量に相当する温度差を検出することで逆
火の伝搬を予測することができる。
【0033】この手段について説明する。ここでは第1
温度センサ9aを熱風吐出口10の近傍に設け、第2温
度センサ9bを排出口12aの下流に設けている。第1
温度センサ9aと第2温度センサ9bは熱電対9c等の
ように200℃程度まで検出でき、検出信号を制御部2
4に伝達できるものであればよい。制御部24では伝達
された熱風循環ガスと排出ガスのそれぞれの温度からそ
の温度差を算出する。前述したように正常に運転されて
いるときには、直径が15mmφの排出路12には可燃
性ガスを約5000ppm含み、流量が約60リットル
/分の排出ガスが流下しており、このときの熱風循環ガ
スと排出ガスの温度差は約20℃であり、可燃性ガスの
濃度は可燃濃度範囲以下であり、流量が充分多いため流
速が逆火の伝搬速度より大きく、逆火が生じることはな
い。そこで流量と温度差との関係を調べると図7のよう
になった。流量が約60リットル/分から約15リット
ル/分まで流量を減少すると、これに応じて温度差は約
20℃から約90℃に変化した。そこで排出ガスの流量
を約60リットル/分から約15リットル/分まで流量
を約15リットル/分毎のステップで減少させ、各ステ
ップでの熱風循環ガスと排出ガスの温度差と、その状態
で排出路12に50回着火したときに生じる逆火回数と
を計測した。その結果、温度差が約67℃までは全く逆
火は発生しないが、約67℃より大きくなると逆火の伝
搬速度より流速が低下するため逆火は45回と頻繁に発
生した。したがってここでは温度差が約67℃以上にな
ると逆火の伝搬が予測でき、制御部24で制御して排出
ガス加熱部16への電力の供給を止めるか急激に減少さ
せることで、酸化のため酸化処理部14でガスへ供給す
る熱量を減少又は停止させ、排出ガスの温度を下げて処
理容器2側への逆火の伝搬を遮断することができる。こ
れとともに、加熱部8への電力の供給を止めるか急激に
減少させることで熱風の温度を下げ発泡スチロールの減
容処理を中断する。
【0034】この第1温度センサ9a及び第2温度セン
サ9bは温度を精度良く測定できメンテナンスが容易な
ものがよく、このほかにもサーミスタ31b等で構成す
れば、温度応答性のよいものが得られる。
【0035】(実施の形態6)つぎに本発明の熱風循環
ガスと排出ガスの可燃性ガスの成分濃度を検知して逆火
の伝搬を遮断する手段について図8(a)、図8(b)
に基づいて説明する。図8(a)は、本発明のさらに他
の実施の形態による廃プラスチック減容装置の側断面図
で、図8(b)は、本発明のさらに他の実施の形態であ
る廃プラスチック減容装置のガスセンサの側断面図であ
る。図8(a)、図8(b)に付した記号の作用は図1
(a)、図1(b)と同じなのでここでは省略する。こ
こではガスセンサ33を排出路12に設けている。この
ガスセンサ33は酸化錫等を主成分とした半導体からな
る感ガス素子33aで構成し、ブタンガス等の可燃性ガ
スをその表面に吸着させて電子を移動し、半導体の電気
伝導度を変化させて成分濃度を検出し制御部24に伝達
するものである。正常に減容処理されているとき、排出
ガスに含まれるブタンガスの濃度は約5000ppm程
度で可燃範囲の15000ppmに比べ充分安全な濃度
範囲にあるが、減容動作中に排出路12が詰まったり、
酸化処理部14内に異常が起こって排出ガスの流量が減
少して酸化ガス排出口20から排出されるガスの量が少
なくなると、空気給入口23から吸入される新鮮な空気
の吸入が少なくなり、処理容器2内のブタンガス等の濃
度は次第に高くなり可燃範囲の15000ppm以上に
達する。したがって例えばブタンガスの上限濃度を10
000ppmに設定しておけば、その濃度以上に到達す
ると制御部24が制御して加熱部8への電力の供給を止
めるか急激に減少させることで、ガスへ供給する熱量を
減少または停止させ、熱風の温度を下げてブタンガス濃
度が10000ppm以下とすることで処理容器2側へ
の逆火の伝搬を遮断するようにすることができる。
【0036】以上の実施の形態2〜6で説明した流速セ
ンサ34、流量センサ31、圧力センサ32、第1温度
センサ9a、第2温度センサ9b及びガスセンサ33は
それぞれ単独に設けているが、消炎部30とともに設け
さらに確実に処理容器2側への逆火の伝搬を遮断した
り、複数種類のセンサを同時に設けてさらに精度良く逆
火を予測し、安全に減溶処理できるようにすることもで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上から明らかなように本発明の廃プラ
スチック減容装置は、排出路に廃プラスチック材から発
生した可燃性ガスを酸化して排出する酸化処理部を設
け、酸化処理部から処理容器側へ逆火が伝搬するのを遮
断するようにしたものであり、可燃性ガスを外部に排出
することなく、安全に酸化処理でき、簡単な操作で減容
処理できるという効果を有する。
【0038】また、消炎部を設けたから、構造を簡単に
でき、安全に減容処理でき、小型軽量にできるという効
果を有する。
【0039】また、流速センサを設け、制御部によって
供給する熱量を減少または停止させるから、逆火の伝搬
を遮断することができる。
【0040】また、流量センサを設け、制御部によって
供給する熱量を減少または停止させるから、逆火の伝搬
を遮断することができる。
【0041】また、圧力センサを設け、制御部によって
供給する熱量を減少または停止させるから、逆火の伝搬
を遮断することができる。
【0042】また、第1温度センサと第2温度センサと
を設け、制御部によって供給する熱量を減少または停止
させるから、逆火の伝搬を遮断することができる。
【0043】また、排ガスセンサを設け、制御部によっ
て供給する熱量を減少または停止させるから、逆火の伝
搬を遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態による廃プラスチ
ック減容装置の側断面図 (b)本発明の一実施の形態による廃プラスチック減容
装置の消炎部の側断面図
【図2】(a)本発明のもう一つの実施の形態による廃
プラスチック減容装置の側断面図 (b)本発明のもう一つの実施の形態である廃プラスチ
ック減容装置の流速センサの側断面図
【図3】(a)本発明のもう一つ別の実施の形態による
廃プラスチック減容装置の側断面図 (b)本発明のもう一つ別の実施の形態である廃プラス
チック減容装置の流量センサの側断面図
【図4】(a)本発明のさらにもう一つ別の実施の形態
による廃プラスチック減容装置の側断面図 (b)本発明のさらにもう一つ別の実施の形態である廃
プラスチック減容装置の圧力センサの側断面図
【図5】本発明のさらにもう一つ別の実施の形態である
廃プラスチック減容装置の圧力と流量の関係図
【図6】(a)本発明の他の実施の形態による廃プラス
チック減容装置の側断面図 (b)本発明の他の実施の形態である廃プラスチック減
容装置の温度センサの側断面図
【図7】本発明の他の実施の形態である廃プラスチック
減容装置の温度差と流量の関係図
【図8】(a)本発明のさらに他の実施の形態による廃
プラスチック減容装置の側断面図 (b)本発明のさらに他の実施の形態である廃プラスチ
ック減容装置のガスセンサの側断面図
【符号の説明】
1 本体 2 処理容器 3 加圧部 4 加圧アクチュエータ 5 Oリング状弾性体 6 開閉蓋 7 送風機 8 加熱部 9a 第1温度センサ 9b 第2温度センサ 9c 熱電対 10 熱風吐出口 11 熱風循環路 12 排出路 12a 排出口 13 圧力調節弁 14 酸化処理部 15 燃焼触媒 16 排出ガス加熱部 17 排出ガス温度センサ 18 側面吐出口 19 ガス流路 20 酸化ガス排出口 21 空気ポンプ 22 耐熱容器 23 空気吸入口 24 制御部 30 消炎部 31 流量センサ 31a 流量感知部 31b サーミスタ 32 圧力センサ 32a ダイヤフラム 32b 差動トランス 33 ガスセンサ 33a 感ガス素子 34 流速センサ 34a 流速感知部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉蓋を備えるとともに廃プラスチックを
    収納して軟化する処理容器と、前記処理容器内に設けら
    れ軟化した廃プラスチックを加圧して減容する加圧部
    と、前記処理容器に連通され熱風を循環する熱風循環路
    と、前記熱風循環路に連通され前記熱風循環路を循環す
    るガスの一部を排出する排出路とを設け、前記熱風循環
    路には送風機と循環するガスを加熱する加熱部とを設け
    るとともに、前記排出路には廃プラスチックから発生し
    た可燃性ガスを酸化して排出する酸化処理部を設け、前
    記酸化処理部から前記処理容器側へ逆火が伝搬するのを
    遮断することを特徴とする廃プラスチック減容装置。
  2. 【請求項2】開閉蓋を備えるとともに廃プラスチックを
    収納して軟化する処理容器と、前記処理容器内に設けら
    れ軟化した廃プラスチックを加圧して減容する加圧部
    と、前記処理容器に連通され熱風を循環する熱風循環路
    と、前記熱風循環路に連通され前記熱風循環路を循環す
    るガスの一部を排出する排出路とを設け、前記熱風循環
    路には送風機と循環するガスを加熱する加熱部とを設け
    るとともに、前記排出路には廃プラスチックから発生し
    た可燃性ガスを酸化して排出する酸化処理部と、前記酸
    化処理部から前記処理容器側への逆火の伝搬を遮断する
    消炎部とを設けたことを特徴とする廃プラスチック減容
    装置。
  3. 【請求項3】前記排出路には、排出するガスの流速を検
    知する流速センサと、前記流速センサからの検知信号に
    よりガスが所定の流速以下に低下したとき前記酸化処理
    部でガスに供給する熱量を減少または停止する制御部と
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の廃プ
    ラスチック減容装置。
  4. 【請求項4】前記排出路には、排出するガスの流量を検
    知する流量センサと、前記流量センサからの検知信号に
    より所定の流量以下に低下したとき前記酸化処理部でガ
    スに供給する熱量を減少または停止する制御部とを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチ
    ック減容装置。
  5. 【請求項5】前記排出路には、排出するガスの圧力を検
    知する圧力センサと、前記圧力センサからの検知信号に
    より所定の圧力以下に低下したとき前記酸化処理部でガ
    スに供給する熱量を減少または停止する制御部とを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチ
    ック減容装置。
  6. 【請求項6】前記熱風循環路には、循環するガスの温度
    を検知する第1温度センサと、前記排出路には排出する
    ガスの温度を検知する第2温度センサとをそれぞれ設
    け、さらに前記第1温度センサと前記第2温度センサか
    らの検知信号から算出される温度差が所定の温度差以上
    に達したとき前記酸化処理部でガスに供給する熱量を減
    少または停止する制御部とを備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の廃プラスチック減容装置。
  7. 【請求項7】前記排出路には排出するガスの成分濃度を
    検知するガスセンサと、前記ガスセンサからの検知信号
    により所定の濃度以上に達したとき前記酸化処理部でガ
    スに供給する熱量を減少または停止する制御部とを備え
    たことを特徴とする請求項1または2記載の廃プラスチ
    ック減容装置。
JP31415895A 1995-12-01 1995-12-01 廃プラスチック減容装置 Withdrawn JPH09155865A (ja)

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