JP2641577B2 - ごみ処理装置 - Google Patents

ごみ処理装置

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JP2641577B2
JP2641577B2 JP1335649A JP33564989A JP2641577B2 JP 2641577 B2 JP2641577 B2 JP 2641577B2 JP 1335649 A JP1335649 A JP 1335649A JP 33564989 A JP33564989 A JP 33564989A JP 2641577 B2 JP2641577 B2 JP 2641577B2
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邦義 井戸田
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Matsushita Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はごみを焼却・減量させるごみ処理装置に関す
るものである。
従来の技術 近年、台所に発生するごみ処理に関心が高まり、ごみ
を焼却・減量するごみ処理装置が開発されてきている。
従来この種のごみ処理装置は、第12図に示すように上
部に開閉自在な蓋101を有する燃焼炉102の内面に断熱性
の炉材103を貼り巡らし、その壁面に外部へ連通する排
気口104を設け、この排気口の下流側には浄化器105を接
続している。また浄化器105内には排気の温度を検知す
る温度検知手段115が組み込まれている。前記燃焼炉102
の内底部には、先端が内部に突出するようにヒーター10
6が固定され、そのヒーター106の端子部は燃焼炉102の
外側に突出している。そして前記燃焼炉102の内部には
金属性の処理容器107を前記ヒーター106の上に置いてい
る。処理容器107の底にはヒーター106を包み込む筒部が
形成され、その筒部の壁面には開口部が設けられてい
る。そしてこの開口部から処理容器107内へ空気を流入
させる給気口108を前記燃焼炉102の底面に設け、流量調
節弁111を備えた接続管112を介して前記給気口108に連
通した給気装置109を備えている。また給気装置109は、
浄化エアー供給管113を介して前記浄化器105の上流側に
連通しており、これらは外装ケース114内に納められて
いた。
そして、蓋101を開け、ごみ110を投入し蓋101を閉め
た後ヒーター106に通電すると、ヒーター106の熱エネル
ギーによりごみ110が加熱,焼却され発生した排ガスは
浄化器105によって浄化され排出されていた。また焼却
に必要な空気は接続管112を介して給気装置109より燃焼
炉102内へ送風され、浄化に必要な空気は浄化エアー供
給管113を介して浄化器105内へ送風されていた。装置の
動作は、ごみ量に応じて予め定めたプログラムタイマー
の設定時間により制御されるものであり、まず浄化器10
5と給気装置109を動作させ浄化器105を十分な機能状態
にしてからヒーター106を動作させ設定時間後にヒータ
ー106と浄化器105を停止して焼却処理を終了させ、その
後流量調節弁111を駆動させ、風量を増加して装置を送
風冷却し、温度検知手段115の検知温度が所定の温度ま
で下がると給気装置109を停止するものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、一般的なごみ110の場合
は、相応の時間内に焼却できるものであるが、例えば練
炭のようなごみなどそれ自体のエネルギー量の多いもの
は、焼却するのに多くの時間がかかり、使用者に危険な
感じや不安感を抱かせるという課題があった。
また焼却終了後、例えば給気装置109の故障により冷
却が十分出来ていない時に、使用者が燃焼炉102の蓋101
を開けたりすると、火傷の恐れがあるという課題があっ
た。
また焼却終了後、冷却の行程に移った時、流量調節弁
111の故障により冷却風量が確保できない場合、従来の
構成では浄化器105内へ外気が導入され、燃焼炉102内が
熱いにもかかわらず温度検出手段115の温度が下がり、
冷却が終了したと判断されて、使用者が燃焼炉102の蓋1
01を開けたりすると、火傷の恐れがあるにもかかわら
ず、調節弁111の故障を判別できないという課題があっ
た。
また焼却終了後に燃え残りがある場合、冷却の行程に
移って流量調節弁111が駆動し風量が増加すると、燃り
残りのごみ110が急激に燃焼して、浄化器105内などの温
度が著しく上昇するため、耐久性が損なわれるという課
題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、焼却に長
時間かかる場合、運転開始から所定時間経過後に運転を
停止する安全なごみ処理装置を提供することにある。
第2の目的は、給気装置の故障などにより冷却が不十
分の場合でも、使用者が火傷などをしない、安全なごみ
処理装置を提唱することにある。
第3の目的は、送風冷却のための流量調節弁が故障し
た場合に、流量調節弁の故障を判別して安全性を確保で
きるごみ処理装置を提供することにある。
第4の目的は、万一焼却による燃え残りが発生して
も、安全に燃え残りを処理するごみ処理装置を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の第1の手段は、開
閉自在な蓋と排気口を有する燃焼炉と、前記蓋の開閉を
検知する位置検知手段と、前記排気口に連通して設けた
浄化器と、この浄化器の内部に組み込まれた温度検知手
段と、前記燃焼炉および浄化器を覆う外装ケースと、前
記蓋を閉に保持する前記外装ケース内部に設けたロック
ユニットと、前記温度検知手段が検知した温度により焼
却中であることを判定する焼却中判定手段と、処理開始
からの経過時間を測る時間測定手段と、前記焼却中判定
手段からの信号と前記時間測定手段からの信号により、
処理開始後、所定時間に達しても焼却中のとき焼却を停
止し、冷却後運転を停止する制御手段とを備えた構成と
したものである。
第2の目的を達成する第2の手段は、開閉自在な蓋と
排気口を有する燃焼炉と、前記蓋の開閉を検知する位置
検知手段と、前記排気口に連通して設けた浄化器と、こ
の浄化器の内部に組み込まれた温度検知手段と、前記燃
焼炉および浄化器を覆う外装ケースと、前記蓋を閉に保
持する前記外装ケース内部に設けたロックユニットと、
前記温度検知手段を検知した温度により冷却中であるこ
とを判定する冷却中判定手段と、冷却開始からの経過時
間を測る時間測定手段と、前記冷却中判定手段からの信
号と前記時間測定手段からの信号により、冷却開始後、
所定時間に達しても冷却中のとき運転を停止し、前記蓋
を閉に保持する制御手段とを備えた構成としたものであ
る。
第3の目的を達成する第3の手段は、開閉自在な蓋と
排気口を有する燃焼炉と、前記蓋の開閉を検知する位置
検知手段と、前記排気口に連通して設けた浄化器と、こ
の浄化器の内部に組み込まれた温度検知手段と、前記燃
焼炉および浄化器を覆う外装ケースと、前記蓋を閉に保
持する前記外装ケース内部に設けたロックユニットと、
流量調節弁を備えた接続管を介して前記燃焼炉と連通し
て設けた給気装置と、ごみの焼却終了後、冷却行程に移
り所定時間経過後前記流量調節弁を駆動する弁駆動手段
と、この弁駆動手段の作動後に前記温度検知手段の検知
温度が一時的な上昇変化をしない場合に前記流量調節弁
の異常を判定する弁異常判定手段と、この弁異常判定手
段からの信号により運転を停止し、前記蓋を閉に保持す
る制御手段とを備えた構成としたものである。
第4の目的を達成するための第4の手段は、開閉自在
な蓋と排気口を有する燃焼炉と、前記排気口に連通して
設けた浄化器と、この浄化器の内部に組み込まれた温度
検知手段と、流量調節弁を備えた接続管を介して前記燃
焼炉と連通して設けた給気装置と、ごみの焼却終了後、
冷却行程に移り所定時間経過後前記流量調節弁を駆動す
る弁駆動手段と、前記温度検知手段が検知した温度の到
達値によってごみの燃え残りの有無を判定する燃え残り
判定手段と、この燃え残り判定手段からの信号により再
びごみの焼却を繰り返す制御手段とを備えた構成とした
ものである。
作用 第1の手段の構成により、処理開始から所定時間を経
過しても焼却中の時は、焼却を停止することとなる。
第2の手段の構成により、冷却開始から所定時間を経
過しても冷却中の時は、運転を停止し蓋を内部からロッ
クし蓋を閉に保持することとなる。
第3の手段の構成により、冷却工程において流量調節
弁を駆動して所定時間後に温度検知手段の検知温度が一
時的に上昇変化をしない場合は、流量調節弁の故障と判
定して、運転を停止し蓋を内部からロックし蓋を閉に保
持することとなる。
第4の手段の構成により、万一焼却による燃え残りが
発生しても、これを検知して再び焼却を行い、ごみを完
全に焼却することとなる。
実施例 以下、本発明の第1の手段による一実施例を第1図〜
第3図にもとづき説明する。第1図において、燃焼炉1
は金属あるいはセラミックなどの耐熱性の高い材料で形
成された枠体1aに、耐熱性が高く断熱効果を有するセラ
ミックファイバーなどの材料の炉材1bを内張りしたもの
である。燃焼炉1の内底部には炉材1bを貫通して燃焼炉
1内に突出させたごみ2を加熱させるための炉ヒーター
3を設けている。また燃焼炉1の上部にはごみ2を投入
できるように一端を回転支点で保持された開閉自在な蓋
4を設けている。そして前記炉ヒーター3の上には、底
部で炉ヒーター3を包み込み、壁面に開口部5を設けた
筒部6を形成したごみ2の処理容器7が配置され、前記
蓋4を開けて投入されたごみ2が処理容器7内に貯留さ
れるようになっている。燃焼炉1の底面には他に、処理
容器7内へ空気を流入される給気口8を設け、この給気
口8に流量調節弁17を備えた接続管を介して連通した給
気装置9により焼却に必要な空気を送るようになってい
る。
また燃焼炉1の側壁の一部に開口した排気口10に連通
して、浄化ヒーター11により触媒12の作用を高めて排ガ
スを浄化する浄化器13を設け、焼却により発生した排ガ
スを浄化して排気管14の排気口14′から外部へ排出する
ようになっている。また、前記浄化器13内には、触媒12
と浄化ヒーター11との間に、触媒12に流入する排ガスの
温度を検知する温度検知手段15が組み込まれている。な
おこの温度検知手段15は、熱電対などのように温度の検
知できるものであればよい。また前記浄化器13の上流側
は、浄化エアー供給管16を介して給気装置9と連通して
いる。そして前記燃焼炉1や浄化器13などは、外装ケー
ス18で覆われている。また前記蓋4の他端には、外装ケ
ース18に設けた開口を貫通する当て板19を設け、この当
て板19に当接して蓋4の開閉を検知する位置検知手段20
を設けている。また当て板19に設けた孔に貫入して、前
記蓋4を閉に保持するロックユニット21を前記外装ケー
ス18内部に設けている。
また制御装置は、処理開始からの経過時間を測る時間
測定手段24と、焼却中判定手段25と、焼却中判定手段25
からの信号と時間測定手段24で測定した時間に基づき、
焼却時間が所定時間を越えると焼却を停止する制御手段
26とで構成したものである。
ここで焼却中か否かの判定の原理を説明する。第2図
は処理過程における温度検知手段15の温度変化を表して
いる。縦軸は温度検知手段15の検出温度、横軸は経過時
間である。運転開始により浄化器13が予熱されて温度が
上昇する。そして焼却行程に移って横ばいの温度を保っ
た後、焼却の終わりには触媒燃焼による温度ピークを呈
して焼却が終わり、冷却行程に移り温度が下がって停止
するパターンとなる。従って判定温度を第2図のAに示
す温度に設定し、焼却の終わりの触媒燃焼による温度ピ
ークをとらえるようにすれば、設定温度以上に達し再び
設定温度以下になれば焼却終了と判定出来ることとな
る。
以上のように構成されたごみ処理装置について、以下
その動作について説明する。蓋4を開けごみ2を投入し
た後、炉ヒーター3に通電すると、この炉ヒーター3の
熱エネルギによりごみ2が加熱され、給気装置9から供
給される空気によって焼却される。このとき発生した排
ガスは、排気口10を通って浄化器13で無煙,無臭化され
た後、排気管14から外部へ排出される。そして焼却が終
了すると流量調節弁17が駆動されて風量が増加し装置が
送風冷却されることとなる。
つぎに上記のように構成されたごみ処理装置の安全性
確保の手順を第3図のフローチャートを用いて説明す
る。
運転がスタートすると、位置検知手段20からの信号を
確認し、蓋4が開いている場合は制御手段26が運転停止
の措置をとる。この時蓋4を閉じる旨の外部表示をして
もよい。一方蓋4が閉じている場合は時間測定手段24で
時間測定を開始し、ロックユニット21を駆動させ、蓋4
を内側からロックして外から開けられないようにする。
そして浄化器13の予熱,ごみの焼却を行い、前述の原理
に基づく焼却中判定手段25からの信号と測定時間によ
り、所定時間以内の場合は引続き焼却を行い、所定時間
を越えていれば冷却を行って運転を停止し、ロックユニ
ット21を解除する。従って焼却するのに多くの時間がか
かるごみの場合でも使用者が不要な危険感や不安感を抱
く恐れが無いものである。なお処理残しとなったごみ
は、再び処理すればよい。
つぎに本発明の第2の手段による一実施例を第2図,
第4図および第5図にもとづいて説明する。なお第1の
手段と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は
省略する。第4図において1〜21は第1の手段と同一に
作用するものであり、これらに制御装置として、冷却開
始からの経過時間を測る時間測定手段27と、冷却中判定
手段28と、冷却中判定手段28からの信号と時間測定手段
27で測定した時間に基づき、冷却時間が所定時間を越え
ると運転を停止し、ロックユニット21を駆動させたまま
とする制御手段29とで構成したものである。
ここで冷却中か否かの判定の原理を説明する。判定方
法は第1の実施例の処理中か否かの判定方法と同じであ
る。すなわち第2図に示すように、冷却設定温度B以上
を冷却中,それ以下を冷却終了と判定出来ることとな
る。
つぎに上記のように構成されたごみ処理装置の安全性
確保の手順を第5図のフローチャートを用いて説明す
る。
運転がスタートすると、位置検知手段20からの信号を
確認し、蓋4が開いている場合は制御手段26が運転停止
の措置をとる。この時蓋4を閉じる旨の外部表示をして
もよい。一方蓋4が閉じている場合は、ロックユニット
21を駆動させ、蓋4を内側からロックして外から開けら
れないようにする。そして浄化器13の予熱,ごみの焼却
を行い、冷却に移ると時間測定をスタートさせ、前述の
原理に基づく冷却中判定手段28からの信号と時間測定手
段27で測定した時間に基づき、所定時間以内の場合は引
続き冷却を行い、所定時間以内に冷却が終了すれば運転
を停止し、ロックユニット21を解除する。一方所定時間
を越えても冷却が終了しない場合は、運転を停止しロッ
クユニット21を駆動させたままとするため蓋4は外から
開けることができなくなる。従って冷却異常の場合でも
使用者が気づかずに燃焼炉1内等熱い恐れのある箇所に
触れることが無いものである。
つぎに本発明の第3の手段による一実施例を第6図〜
第8図にもとづいて説明する。なお第1の手段と同一部
分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。第
6図において1〜21は第1の手段と同一に作用するもの
であり、これらに制御装置として、冷却開始から所定時
間経過後に流量調節弁17を駆動する弁駆動手段30と、こ
の弁駆動手段30の動作後に温度検知手段15の検知温度が
一時的な上昇変化をしない場合に流量調節弁17の異常を
判定する弁異常判定手段31と、この弁異常判定手段31か
らの信号により運転を停止し、蓋4を閉に保持する制御
手段32とを備えた構成としてものである。
ここで流量調節弁17の異常か否かの判定の原理を説明
する。第7図は冷却過程における温度検知手段15の温度
変化を表している。縦軸は温度検知手段15の検出温度、
横軸は経過時間である。焼却が終了し冷却に移ると各ヒ
ーターへの通電が停止するため温度が下がり始める。こ
の時冷却開始から所定時間経過後に流量調節弁17を駆動
すると、燃焼炉1内に送られる風量が増加するため、炉
内に残っている熱気が一気に浄化器13内に送られ、第8
図のAで示すような一時的な温度の上昇がみられ、その
後は風量の増加による冷却効果が高まるため急激に温度
が下がる。これに対し流量調節弁17が駆動しない場合
は、第7図のBで示すように一時的な温度の上昇は認め
られず、風量が増加しないため徐々に冷却する温度変化
となる。従って冷却に移って所定時間後に一時的に温度
の上昇がなければ、流量調節弁17の異常と判定するもの
である。
つぎに上記のように構成されたごみ処理装置の安全性
確保の手順を第8図のフローチャートを用いて説明す
る。
運転がスタートすると、位置検知手段20からの信号を
確認し、蓋4が開いている場合は制御手段32が運転停止
の措置をとる。この時蓋4を閉じる旨の外部表示をして
もよい。一方蓋4が閉じている場合は、ロックユニット
21を駆動させ、蓋4を内側からロックして外から開けら
れないようにする。そして浄化器13の予熱,ごみの焼却
を行い、冷却に移ると所定時間後に流量調節弁17を駆動
させ、前述の原理の基づく弁異常判定手段31からの信号
により、流量調節弁17が正常の場合は引続き冷却を行
い、所定時間以内に冷却が終了すれば運転を停止し、ロ
ックユニット21を解除する。一方流量調節弁17が異常の
場合は、所定時間冷却後運転を停止しロックユニット21
を駆動させたままとするため蓋4は外から開けることが
出来なくなる。従って流量調節弁17が故障した場合でも
使用者が気づかずに燃焼炉1内等熱い恐れのある箇所に
触れることが無いものである。
つぎに本発明の第4の手段による一実施例を第9図〜
第11図にもとづいて説明する。なお第1の手段と同一部
分には同一番号を付し、その省略する。第9図において
1〜21は第1の手段と同一に作用するものであり、これ
らに制御装置として、冷却開始から所定時間経過後に流
量調節弁17を駆動する弁駆動手段30と、温度検知手段15
が検知した温度の到達値によってごみの燃え残りの有無
を判定する燃え残り判定手段33と、この燃え残り判定手
段33からの信号により再びごみの焼却を繰り返す制御手
段34とを備えた構成としたものである。
ここで燃え残りの有無の判定の原理を説明する。第10
図は冷却過程における温度検知手段15の温度変化を表し
ている。縦軸は温度検知手段15の検出温度、横軸は経過
時間である。焼却が終了し冷却に移ると各ヒーターへの
通電が停止するため温度が下がり始める。この時冷却開
始から所定時間経過後に流量調節弁17を駆動すると、燃
焼炉1内に送られる風量が増加する。この時炉内にごみ
が燃え残っているとごみが急激に燃焼し、熱気が一気に
浄化器13内に送られるため、第11図のAで示すような急
激な温度の上昇がみられ、多くの場合冷却の開始以前の
温度かそれ以上に達する。これに対し燃え残りが無い場
合は、第4の実施例において説明したようにBで示すよ
うな一時的な温度の上昇となる。従って冷却に移って所
定時間後に急激な温度の上昇が認められれば、ごみの燃
り残りがあると判定するものである。
つぎに上記のように構成されたごみ処理装置の安全性
確保の手順を第11図のフローチャートを用いて説明す
る。
運転がスタートすると、位置検知手段20からの信号を
確認し、蓋4が開いている場合は制御手段34が運転停止
の措置をとる。この時蓋4を閉じる旨の外部表示をして
もよい。一方蓋4が閉じている場合は、ロックユニット
21を駆動させ、蓋4を内側からロックして外から開けら
れないようにする。そして浄化器13の予熱,ごみの焼却
を行い、冷却に移ると所定時間後に流量調節弁17を駆動
させ、前述の原理の基づく燃え残り判定手段33からの信
号により、燃え残りが無い場合は引続き冷却を行い、所
定時間以内に冷却が終了すれば運転を停止し、ロックユ
ニット21を解除する。一方燃え残りがある場合は、再び
焼却処理を繰り返すものである。従って万一焼却による
燃え残りが発生しても、安全に燃り残りを処理するもの
である。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の第
1の手段によれば、焼却時間に上限を設ける構成とした
ため、安心して使用できるごみ処理装置が提供できるも
のである。
つぎに第2の手段によれば、所定時間を越えても冷却
が続く場合は異常と判定して燃焼炉の蓋が開かない構成
としたため、安全なごみ処理装置が提供できるものであ
る。
つぎに第3の手段によれば、弁作動手段の作動後に温
度検知手段の検知温度が一時的な温度変化をしない場合
に、流量調節弁の故障と判定して運転を停止するととも
に、燃焼炉の蓋が開かない構成としたため、安全なごみ
処理装置が提供できるものである。
つぎに第4の手段のよれば、万一焼却による燃え残り
が発生しても、これを検知して再び焼却を行い完全に焼
却する構成としたため、安全に燃え残りを処理するごみ
処理装置が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すごみ処理装置の縦断
面図、第2図は同浄化器内の温度検知手段の温度変化を
示す特性図、第3図は同安全確保の手順を示すフローチ
ャート、第4図は同第2実施例を示すごみ処理装置の縦
断面図、第5図は同安全確保の手順を示すフローチャー
ト、第6図は同第3実施例を示すごみ処理装置の縦断面
図、第7図は同浄化器内の温度検知手段の温度変化を示
す特性図、第8図は同安全確保の手順を示すフローチャ
ート、第9図は同第4実施例を示すごみ処理装置の縦断
面図、第10図は同浄化器内の温度検知手段の温度変化を
示す特性図、第11図は同安全確保の手順を示すフローチ
ャート、第12図は従来のごみ処理装置の縦断面図であ
る。 1……燃焼炉、4……蓋、9……吸気装置、10……排気
口、13……浄化器、15……温度検知手段、17……流量調
節弁、18……外装ケース、20……位置検知手段、21……
ロックユニット、24……時間測定手段、25……焼却中判
定手段、26……制御手段、27……時間測定手段、28……
冷却中判定手段、29……制御手段、30……弁駆動手段、
31……弁異常判定手段、32……制御手段、33……燃え残
り判定手段、34……制御手段。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉自在な蓋と排気口を有する燃焼炉と、
    前記蓋の開閉を検知する位置検知手段と、前記排気口に
    連通して設けた浄化器と、この浄化器の内部に組み込ま
    れた温度検知手段と、前記燃焼炉および浄化器を覆う外
    装ケースと、前記蓋を閉に保持する前記外装ケース内部
    に設けたロックユニットと、前記温度検知手段が検知し
    た温度により焼却中であることを判定する焼却中判定手
    段と、処理開始からの経過時間を測る時間測定手段と、
    前記焼却中判定手段からの信号と前記時間測定手段から
    の信号により、処理開始後、所定時間に達しても焼却中
    のとき焼却を停止し、冷却後運転を停止する制御手段と
    を備えたごみ処理装置。
  2. 【請求項2】開閉自在な蓋と排気口を有する燃焼炉と、
    前記蓋の開閉を検知する位置検知手段と、前記排気口に
    連通して設けた浄化器と、この浄化器の内部に組み込ま
    れた温度検知手段と、前記燃焼炉および浄化器を覆う外
    装ケースと、前記蓋を閉に保持する前記外装ケース内部
    に設けたロックユニットと、前記温度検知手段を検知し
    た温度により冷却中であることを判定する冷却中判定手
    段と、冷却開始からの経過時間を測る時間測定手段と、
    前記冷却中判定手段からの信号と前記時間測定手段から
    の信号により、冷却開始後、所定時間に達しても冷却中
    のとき運転を停止し、前記蓋を閉に保持する制御手段と
    を備えたごみ処理装置。
  3. 【請求項3】開閉自在な蓋と排気口を有する燃焼炉と、
    前記蓋の開閉を検知する位置検知手段と、前記排気口に
    連通して設けた浄化器と、この浄化器の内部に組み込ま
    れた温度検知手段と、前記燃焼炉および浄化器を覆う外
    装ケースと、前記蓋を閉に保持する前記外装ケース内部
    に設けたロックユニットと、流量調節弁を備えた接続管
    を介して前記燃焼炉と連通して設けた給気装置と、ごみ
    の焼却終了後、冷却行程に移り所定時間経過後前記流量
    調節弁を駆動する弁駆動手段と、この弁駆動手段の作動
    後に前記温度検知手段の検知温度が一時的な上昇変化を
    しない場合に前記流量調節弁の異常を判定する弁異常判
    定手段と、この弁異常判定手段からの信号により運転を
    停止し、前記蓋を閉に保持する制御手段とを備えたごみ
    処理装置。
  4. 【請求項4】開閉自在な蓋と排気口を有する燃焼炉と、
    前記排気口に連通して設けた浄化器と、この浄化器の内
    部に組み込まれた温度検知手段と、流量調節弁を備えた
    接続管を介して前記燃焼炉と連通して設けた給気装置
    と、ごみの焼却終了後、冷却行程に移り所定時間経過後
    前記流量調節弁を駆動する弁駆動手段と、前記温度検知
    手段が検知した温度の到達値によってごみの燃え残りの
    有無を判定する燃え残り判定手段と、この燃え残り判定
    手段からの信号により再びごみの焼却をくり返す制御手
    段とを備えたごみ処理装置。
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