JPH09155452A - 板金加工機械の金型取付方法及び装置 - Google Patents
板金加工機械の金型取付方法及び装置Info
- Publication number
- JPH09155452A JPH09155452A JP31801595A JP31801595A JPH09155452A JP H09155452 A JPH09155452 A JP H09155452A JP 31801595 A JP31801595 A JP 31801595A JP 31801595 A JP31801595 A JP 31801595A JP H09155452 A JPH09155452 A JP H09155452A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet metal
- die
- robot
- work
- back gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えばプレスプレーキ1等の金型(パンチ
P,ダイD)の取付けを、特別の工具及びジグ等を、必
要とすることなく、比較的短時間に精度よく行う装置/
方法を提供する。 【解決手段】 このため、作業者14が、メジャー等を
用いて行っていた方法を、プレスブレーキ1のバックゲ
ージ装置2または曲げロボット3動作を利用して各金型
の所定位置を設定するようにした。
P,ダイD)の取付けを、特別の工具及びジグ等を、必
要とすることなく、比較的短時間に精度よく行う装置/
方法を提供する。 【解決手段】 このため、作業者14が、メジャー等を
用いて行っていた方法を、プレスブレーキ1のバックゲ
ージ装置2または曲げロボット3動作を利用して各金型
の所定位置を設定するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板金加工機械、
特にバックゲージ及びまたはワークハンドリングロボッ
トを有する板金加工機械における金型取付け方法ならび
に装置に関するものである。
特にバックゲージ及びまたはワークハンドリングロボッ
トを有する板金加工機械における金型取付け方法ならび
に装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレスブレーキ等の板金加工機
械において、板金ワークの加工は、機械の上/下テーブ
ルのそれぞれ所定位置に取付けられた金型(パンチ及び
ダイ)によって行われる。
械において、板金ワークの加工は、機械の上/下テーブ
ルのそれぞれ所定位置に取付けられた金型(パンチ及び
ダイ)によって行われる。
【0003】これらの金型の取付けは、従来、作業員が
メジャー等を用いてテーブルの横方向(x方向)の所定
位置を測定して取付けていたため、一般的に、個人差に
よる取付け位置誤差が大きく、この誤差がある程大きい
と、後の例えばワークハンドリングもしくはベンデイン
グロボット等により加工作業工程時のロボットの動作プ
ログラムの修正が多くなり、段取り時間が多くかかっ
て、ダウンタイムが増加し、その分生産性の低下を招く
ことになる。
メジャー等を用いてテーブルの横方向(x方向)の所定
位置を測定して取付けていたため、一般的に、個人差に
よる取付け位置誤差が大きく、この誤差がある程大きい
と、後の例えばワークハンドリングもしくはベンデイン
グロボット等により加工作業工程時のロボットの動作プ
ログラムの修正が多くなり、段取り時間が多くかかっ
て、ダウンタイムが増加し、その分生産性の低下を招く
ことになる。
【0004】例えば、プレースブレーキ等の加工作業に
おいては、一般的に、単一種類の曲げのみの繰返し作業
はむしろ稀であり、いわゆる“ステップベンド加工”に
よる複数種類のシーケンス曲げ作業の組合せが行われる
ことが多く、この場合は、例えば図8にその各金型配置
の一例図を示すように、1はプレスブレーキ、2はその
曲げロボットで、その曲げ加工シーケンス毎に、各加工
ステーションNo.1〜No.3 S1 〜S3 におい
て、所定の金型(パンチP1 〜P3 及びダイD1〜D
3 )を、それぞれ上/下テーブルのx方向の各所定位置
に取付ける必要がある。これらの場合の全金型の取付け
には、前記メジャー測定やロボット動作プログラムの修
正等を含めて多くの段取り時間を必要とし、その分、生
産性の低下を招いていた。
おいては、一般的に、単一種類の曲げのみの繰返し作業
はむしろ稀であり、いわゆる“ステップベンド加工”に
よる複数種類のシーケンス曲げ作業の組合せが行われる
ことが多く、この場合は、例えば図8にその各金型配置
の一例図を示すように、1はプレスブレーキ、2はその
曲げロボットで、その曲げ加工シーケンス毎に、各加工
ステーションNo.1〜No.3 S1 〜S3 におい
て、所定の金型(パンチP1 〜P3 及びダイD1〜D
3 )を、それぞれ上/下テーブルのx方向の各所定位置
に取付ける必要がある。これらの場合の全金型の取付け
には、前記メジャー測定やロボット動作プログラムの修
正等を含めて多くの段取り時間を必要とし、その分、生
産性の低下を招いていた。
【0005】なお、以上のように、プレスブレーキの金
型を正しい位置曲げ加工部に取付けることは、ロボット
を用いて曲げ加工を行う場合、図9にその曲げ加工部の
要部の斜視図の一例を示すように、金型(P,D)と、
ワークWを把持するロボット3のグリッパ17位置とが
一致していることが第一義的に重要であるが、従来のロ
ボットや素材供給装置は、コストや技術的な問題から、
現状においては、正規の曲げ加工に必要な設定位置精度
を出すことは極めて困難であるため、ロボットの加工動
作プログラム作成時には、この位置精度誤差を考慮する
必要があり、このため、現状においては、実機の加工機
械と素材(ワーク)とを使用して、前記のようにメジャ
ー等を用いて実際の誤差量を測定し、ロボットの教示プ
ログラムを修正していた。
型を正しい位置曲げ加工部に取付けることは、ロボット
を用いて曲げ加工を行う場合、図9にその曲げ加工部の
要部の斜視図の一例を示すように、金型(P,D)と、
ワークWを把持するロボット3のグリッパ17位置とが
一致していることが第一義的に重要であるが、従来のロ
ボットや素材供給装置は、コストや技術的な問題から、
現状においては、正規の曲げ加工に必要な設定位置精度
を出すことは極めて困難であるため、ロボットの加工動
作プログラム作成時には、この位置精度誤差を考慮する
必要があり、このため、現状においては、実機の加工機
械と素材(ワーク)とを使用して、前記のようにメジャ
ー等を用いて実際の誤差量を測定し、ロボットの教示プ
ログラムを修正していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な曲面に鑑みてなされたもので、従来、メジャー等を用
いて作業員が行っていた金型設定位置の決定を、例え
ば、バックゲージ、もしくはワークハンドリングロボッ
ト等のx方向移機能を利用して行うことにより、前記各
金型設定位置の測定時間と、その人的誤差の発生などを
防止することにより段取時間の低減と生産性の向上とを
得るための手段の提供を目的としている。
な曲面に鑑みてなされたもので、従来、メジャー等を用
いて作業員が行っていた金型設定位置の決定を、例え
ば、バックゲージ、もしくはワークハンドリングロボッ
ト等のx方向移機能を利用して行うことにより、前記各
金型設定位置の測定時間と、その人的誤差の発生などを
防止することにより段取時間の低減と生産性の向上とを
得るための手段の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、つぎの各項のいずれかの方法/装置を採用すると
により、前記目的を達成しようとするものである: (1)板金ワークの加工位置決定用バックゲージ装置を
有する板金加工機械において、ワーク加工用金型の所定
位置に取付けるために、前記バックゲージの移動動作を
利用して前記位置設定を行うことを特徴とする板金加工
機械の金型取付方法。
ては、つぎの各項のいずれかの方法/装置を採用すると
により、前記目的を達成しようとするものである: (1)板金ワークの加工位置決定用バックゲージ装置を
有する板金加工機械において、ワーク加工用金型の所定
位置に取付けるために、前記バックゲージの移動動作を
利用して前記位置設定を行うことを特徴とする板金加工
機械の金型取付方法。
【0008】(2)板金ワークの加工位置決定用バック
ゲージ装置を有する板金加工機械において、ワーク加工
用金型を所定位置に取付けるため、前記バックゲージを
前記所定位置に移動させ、その位置におけるバックゲー
ジタッチセンサに当接して前記金型を取付けるための金
型取付用プログラミング手段と、この指令により作動す
るこの板金加工機械制御手段とを備えたことを特徴とす
る板金機械の金型取付装置。
ゲージ装置を有する板金加工機械において、ワーク加工
用金型を所定位置に取付けるため、前記バックゲージを
前記所定位置に移動させ、その位置におけるバックゲー
ジタッチセンサに当接して前記金型を取付けるための金
型取付用プログラミング手段と、この指令により作動す
るこの板金加工機械制御手段とを備えたことを特徴とす
る板金機械の金型取付装置。
【0009】(3)板金ワークハンドリングロボット装
置を有する板金加工機械において、ワーク加工用金型の
所定位置に取付けるために、前記ロボットのヘッド部の
移動動作を利用して前記位置設定を行うことを特徴とす
る板金加工機械の金型取付方法。
置を有する板金加工機械において、ワーク加工用金型の
所定位置に取付けるために、前記ロボットのヘッド部の
移動動作を利用して前記位置設定を行うことを特徴とす
る板金加工機械の金型取付方法。
【0010】(4)板金ワークのハンドリングロボット
装置を有する板金加工機械において、ワーク加工用金型
を所定位置に取付けるため、前記ロボットのヘッド部を
前記所定位置に移動させ、その位置におけるワークグリ
ッパに当接して前記金型を取付けるための金型取付用プ
ログラミング手段と、この指令により作動するこのロボ
ット制御手段とを備えたことを特徴とする板金機械の金
型取付装置。
装置を有する板金加工機械において、ワーク加工用金型
を所定位置に取付けるため、前記ロボットのヘッド部を
前記所定位置に移動させ、その位置におけるワークグリ
ッパに当接して前記金型を取付けるための金型取付用プ
ログラミング手段と、この指令により作動するこのロボ
ット制御手段とを備えたことを特徴とする板金機械の金
型取付装置。
【0011】
【作用】以上のような本発明方法もしくは装置により、
各金型を精度良く取り付けることができるため、板金加
工機械の加工動作教示プログラムのデータ変更の必要度
が減少し、また特別の工具、ジグ等をも必要とせず、段
取り時間を低減することができるため、生産性の向上に
も貢献し得る。
各金型を精度良く取り付けることができるため、板金加
工機械の加工動作教示プログラムのデータ変更の必要度
が減少し、また特別の工具、ジグ等をも必要とせず、段
取り時間を低減することができるため、生産性の向上に
も貢献し得る。
【0012】
(システム構成)図1に、プレスブレーキのバックゲー
ジによる金型取付け位置ガイド機能を利用した第1の実
施例のシステム構成ブロック図を、また図2,3にバッ
クゲージによる金型取付け動作シーケンスの説明図を示
す。
ジによる金型取付け位置ガイド機能を利用した第1の実
施例のシステム構成ブロック図を、また図2,3にバッ
クゲージによる金型取付け動作シーケンスの説明図を示
す。
【0013】図1において、1はプレスブレーキ、2
は、バックゲージ装置、3は曲げロボット、また、4
は、このシステムのプログラムミング装置である。5
は、数値制御(NC)装置で、6はそのマン・マシンイ
ンタフェース(MMI)部、7はラインコントロール
部、8は、プレスブレーキ1の制御部を示す。
は、バックゲージ装置、3は曲げロボット、また、4
は、このシステムのプログラムミング装置である。5
は、数値制御(NC)装置で、6はそのマン・マシンイ
ンタフェース(MMI)部、7はラインコントロール
部、8は、プレスブレーキ1の制御部を示す。
【0014】(機能)プログラミング装置4は、プレス
ブレーキ1及びロボット3用の曲げ加工データのプログ
ラム作成時に、各金型取付け用プログラムを同時に作成
する。NC装置5より要求により、この金型取付け用プ
ログラムを同時に作成する。NC装置5よりの要求によ
り、この金型取付け用プログラムをMMI部6に転送す
る。(なお、この転送に代えて、フロッピーディスク
(FD)渡しの場合もある。) NC装置5のMMI部6は、プログラミング装置4よ
り、金型取付け用プログラムを受取り、プレスブレーキ
制御部8へ金型合わせデータを転送し、転送後に、ライ
ンコントロール部7にスタートを通知/指令して、運転
状態を監視し、金型取付け位置に停止後、不図示の表示
部にこのメッセージを表示して、金型取付けを促す。
ブレーキ1及びロボット3用の曲げ加工データのプログ
ラム作成時に、各金型取付け用プログラムを同時に作成
する。NC装置5より要求により、この金型取付け用プ
ログラムを同時に作成する。NC装置5よりの要求によ
り、この金型取付け用プログラムをMMI部6に転送す
る。(なお、この転送に代えて、フロッピーディスク
(FD)渡しの場合もある。) NC装置5のMMI部6は、プログラミング装置4よ
り、金型取付け用プログラムを受取り、プレスブレーキ
制御部8へ金型合わせデータを転送し、転送後に、ライ
ンコントロール部7にスタートを通知/指令して、運転
状態を監視し、金型取付け位置に停止後、不図示の表示
部にこのメッセージを表示して、金型取付けを促す。
【0015】ラインコントロール部3は、MMI部6の
前記スタート指令により、プレスブレーキ制御部8に対
して、スタート指令を出す。このスタート指令後、プレ
スプレーキ制御8のステータスをチェックしてMMI部
6に通知する。
前記スタート指令により、プレスブレーキ制御部8に対
して、スタート指令を出す。このスタート指令後、プレ
スプレーキ制御8のステータスをチェックしてMMI部
6に通知する。
【0016】プレスブレーキ制御部8は、MMI部6よ
り転送された金型合わせデータ通りに、プレスブレーキ
1の軸の移動制御を行うように構成されている。
り転送された金型合わせデータ通りに、プレスブレーキ
1の軸の移動制御を行うように構成されている。
【0017】(動作)図2(a)〜(e)に、バックゲ
ージ部2により金型取付け動作シーケンスの説明上面図
を示す。図3は、要部の拡大斜視図である。図2(a)
において、10は、一対の各バックゲージ2用のストレ
ッチ部材、11は、バックゲージ2の各端部にそれぞれ
取付けられたバックゲージ(タッチ)センサを示す。な
お、12は、プレスブレーキ1のサイドフレーム、13
は上部テーブルである。
ージ部2により金型取付け動作シーケンスの説明上面図
を示す。図3は、要部の拡大斜視図である。図2(a)
において、10は、一対の各バックゲージ2用のストレ
ッチ部材、11は、バックゲージ2の各端部にそれぞれ
取付けられたバックゲージ(タッチ)センサを示す。な
お、12は、プレスブレーキ1のサイドフレーム、13
は上部テーブルである。
【0018】ステップ1)まず、(a)図において、セ
ンサ11付きのバックゲージ2を、予めNC装置5に入
力された金型取付け位置へx方向へ移動させる。
ンサ11付きのバックゲージ2を、予めNC装置5に入
力された金型取付け位置へx方向へ移動させる。
【0019】ステップ2)つぎに、(b)図に示すよう
に、バックゲージ2をy方向の金型取付け位置に移動さ
せる。
に、バックゲージ2をy方向の金型取付け位置に移動さ
せる。
【0020】ステップ3)前記図1MMI部6にて、金
型取付けを行わせるための取付け位置、金型長さ等の必
要メッセージを不図示の表示部に表示する。
型取付けを行わせるための取付け位置、金型長さ等の必
要メッセージを不図示の表示部に表示する。
【0021】ステップ4)つぎに、(c)図及び図3に
示すように、バックゲージセンサ11位置に合わせて作
業員14が金型(例えばパンチP)を、図3における金
型固定装置15へ、金型Pの一端がバックゲージセンサ
11に当接するように取付け固定する。
示すように、バックゲージセンサ11位置に合わせて作
業員14が金型(例えばパンチP)を、図3における金
型固定装置15へ、金型Pの一端がバックゲージセンサ
11に当接するように取付け固定する。
【0022】ステップ5)次いで、バックゲージセンサ
11が、取付けられた金型Pと干渉しないよう、(d)
図に示すように、センサ11をx方向の逃げ位置へ移動
させる。なお、このセンサ11は、実際の曲げ加工時に
は取外すことも可能である。 ステップ6)最後に、e)図に示すように、バックゲー
ジ2をy方向の正規位置に後退させる。
11が、取付けられた金型Pと干渉しないよう、(d)
図に示すように、センサ11をx方向の逃げ位置へ移動
させる。なお、このセンサ11は、実際の曲げ加工時に
は取外すことも可能である。 ステップ6)最後に、e)図に示すように、バックゲー
ジ2をy方向の正規位置に後退させる。
【0023】ステップ7)以降、前記の各ステップを繰
返して、各加工ステーションの各金型を取付ける。
返して、各加工ステーションの各金型を取付ける。
【0024】(他のバックゲージ利用形態例)なお、前
記バックゲージ動作例の他に、バックゲージの他の利用
形態の4例を図4(a)−(d)に示す。
記バックゲージ動作例の他に、バックゲージの他の利用
形態の4例を図4(a)−(d)に示す。
【0025】1)1個の金型に対して(a)図に示すよ
うに、2個のバックゲージセンサ11を使用する方法。
うに、2個のバックゲージセンサ11を使用する方法。
【0026】2)1個の金型に対して、(b)図に示す
ように、1個のバックゲージセンサ11の前記実施例図
2におけると別側面を利用する方法。
ように、1個のバックゲージセンサ11の前記実施例図
2におけると別側面を利用する方法。
【0027】3)前記実施例図2(b),(c)におけ
るように、バックのゲージをy方向に前後させることな
く金型取付け位置を指示する方法。すなわち、図4
(c)に示すように金型Pをバックゲージセンサ11に
合わせて取付け、バックゲージセンサ11を移動させ
る。
るように、バックのゲージをy方向に前後させることな
く金型取付け位置を指示する方法。すなわち、図4
(c)に示すように金型Pをバックゲージセンサ11に
合わせて取付け、バックゲージセンサ11を移動させ
る。
【0028】4)バックゲージをz方向に上/下させて
金型取付け位置を移動する。すなわち(d)図に示すよ
うに、バックゲージ2に当接して金型Pを取付け、バッ
クゲージ2をz−方向に上昇させ、次いでバックゲージ
2を次の加工ステーションの金型取付け位置x−方向に
移動する。
金型取付け位置を移動する。すなわち(d)図に示すよ
うに、バックゲージ2に当接して金型Pを取付け、バッ
クゲージ2をz−方向に上昇させ、次いでバックゲージ
2を次の加工ステーションの金型取付け位置x−方向に
移動する。
【0029】5)以上の1)〜4)以外のバックゲージ
利用形態を採用することもできる。なお、上記例は金型
はパンチPの事例について説明したが、ダイDについて
も、全く同様である。
利用形態を採用することもできる。なお、上記例は金型
はパンチPの事例について説明したが、ダイDについて
も、全く同様である。
【0030】(効果)以上のような、バックゲージの利
用により、金型は、精度良く取付けられるため、ロボッ
トにより曲げ加工を行う場合、ロボット動作プログラム
のデータ変更が少なくて済みまた、メジャー他の特別の
工具ジグ等を必要とせず段取り時間が短くて済む。
用により、金型は、精度良く取付けられるため、ロボッ
トにより曲げ加工を行う場合、ロボット動作プログラム
のデータ変更が少なくて済みまた、メジャー他の特別の
工具ジグ等を必要とせず段取り時間が短くて済む。
【0031】〔第2実施例〕 (システム構成)図5に、プレスブレーキの曲げロボッ
ト3を利用する金型取付け位置ガイド機能を使用した第
2の実施例のシステム構成ブロック図を示す。
ト3を利用する金型取付け位置ガイド機能を使用した第
2の実施例のシステム構成ブロック図を示す。
【0032】図5は、バックゲージ2を利用する前記第
1の実施例の前記システム構成ブロック図図1の相当図
で、図1におけると同一(相当)構成要素は、同一符号
で表す。重複説明すると、1はプレスブレーキ、3は曲
げロボット、4はこのシステムのプログラミング装置、
5はNC装置、6はそのMMI部、7はラインコントロ
ール部であり、また、3aは、ロボット制御部を示す。
1の実施例の前記システム構成ブロック図図1の相当図
で、図1におけると同一(相当)構成要素は、同一符号
で表す。重複説明すると、1はプレスブレーキ、3は曲
げロボット、4はこのシステムのプログラミング装置、
5はNC装置、6はそのMMI部、7はラインコントロ
ール部であり、また、3aは、ロボット制御部を示す。
【0033】(機能)図5の前記図1との相異点は、図
1におけるプレズブレーキ制御部8がロボット制御部3
aに代わったのみであり、プログラミング装置4ないし
ラインコントロール部7の各構成の機能は、前記第1実
施例に説明したのと同一であるため、重複説明は省略
し、ロボット制御部3aのみの機能を説明する。
1におけるプレズブレーキ制御部8がロボット制御部3
aに代わったのみであり、プログラミング装置4ないし
ラインコントロール部7の各構成の機能は、前記第1実
施例に説明したのと同一であるため、重複説明は省略
し、ロボット制御部3aのみの機能を説明する。
【0034】すなわち、ロボット制御部3aは、MMI
部6より転送された金型合わせデータ通りに、ロボット
3の軸の移動を行うものである。
部6より転送された金型合わせデータ通りに、ロボット
3の軸の移動を行うものである。
【0035】(動作)図6(a)〜(c)に、曲げロボ
ット3による金型取付け動作シーケンス説明図を示す。
ット3による金型取付け動作シーケンス説明図を示す。
【0036】ステップ1)まず、曲げロボット3の、ロ
ボットヘッド16のグリッパ17を、所定の金型(例え
ばパンチP)取付け位置へ移動する。
ボットヘッド16のグリッパ17を、所定の金型(例え
ばパンチP)取付け位置へ移動する。
【0037】ステップ2)(a)図に示すように、この
グリッパ17位置に合わせて金型Pを金型固定装置15
(図3参照)へ取付けする。
グリッパ17位置に合わせて金型Pを金型固定装置15
(図3参照)へ取付けする。
【0038】ステップ3)(b)図に示すように、ロボ
ット3のグリッパ17を金型Pに対してx方向に退避さ
せる。
ット3のグリッパ17を金型Pに対してx方向に退避さ
せる。
【0039】ステップ4)ロボット3のグリッパ17
を、z方向に上昇させる。
を、z方向に上昇させる。
【0040】ステップ5)(c)図に示すように、ロボ
ット3を、次の加工ステーションの金型取付け位置のx
方向に移動する。
ット3を、次の加工ステーションの金型取付け位置のx
方向に移動する。
【0041】ステップ6)ロボット3がz方向に下降す
る。
る。
【0042】ステップ7)このロボット3のグリッパ1
7位置に合わせて、次の金型P1 を金型固定装置15へ
取付けする。
7位置に合わせて、次の金型P1 を金型固定装置15へ
取付けする。
【0043】ステップ8)以上のステップ1〜7を、さ
らに次の各加工ステーション分だけ繰返す。
らに次の各加工ステーション分だけ繰返す。
【0044】なお、上記例は、金型はパンチPの事例に
ついて説明したが、ダイDについても全く同様である。
ついて説明したが、ダイDについても全く同様である。
【0045】(他のロボット利用形態例) 1)なお、前記ロボット動作例の他に、ロボットの他の
利用形態の3例を図7に示す。(a),(b),(c)
図はそれぞれロボットヘッド16のグリッパ17の異な
る各側面を金具Pの当接に利用した3例を示すものであ
り、これらロボットグリッパ17の形状を問わない。
利用形態の3例を図7に示す。(a),(b),(c)
図はそれぞれロボットヘッド16のグリッパ17の異な
る各側面を金具Pの当接に利用した3例を示すものであ
り、これらロボットグリッパ17の形状を問わない。
【0046】2)なおロボット3を、次の加工ステーシ
ョン用の各金型セット位置に移動する場合の動作シーケ
ンスを下記に示す。
ョン用の各金型セット位置に移動する場合の動作シーケ
ンスを下記に示す。
【0047】ステップ1)金型を取付ける。
【0048】ステップ2)ロボットがx方向に待避す
る。
る。
【0049】ステップ3)ロボットがy方向に後退す
る。
る。
【0050】ステップ4)ロボットがx方向に移動す
る。
る。
【0051】ステップ5)ロボットがy方向に前進す
る。
る。
【0052】もしくは、上述シーケンスの一部を変更し
て、前記ステップ3及び5を、それぞれ、 ステップ3a)ロボットが上昇する。
て、前記ステップ3及び5を、それぞれ、 ステップ3a)ロボットが上昇する。
【0053】ステップ5a)ロボットが下降する。
【0054】の順序に変更することもできる。
【0055】(効果)以上のような曲げロボットの利用
により、バックゲージ利用の前記第1実施例におけると
全く同一の精度向上、ロボット動作プログラムの変更の
低減、特別の工具、ジグ不要及び段取り時間の短縮等の
諸効果が得られる。
により、バックゲージ利用の前記第1実施例におけると
全く同一の精度向上、ロボット動作プログラムの変更の
低減、特別の工具、ジグ不要及び段取り時間の短縮等の
諸効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明構成/方法
によれば、板金加工機械の金型取付けに従来の作業者が
メジャー等を用いて行う方法に代えて、バックゲージま
たはワークロボットを利用して行うようにしたため、そ
の設定位置を短時間、かつ正確に設定することができ、
このため、加工作業プログラムの修正も低減し、段取り
時間の低減により生産性を向上することができる。
によれば、板金加工機械の金型取付けに従来の作業者が
メジャー等を用いて行う方法に代えて、バックゲージま
たはワークロボットを利用して行うようにしたため、そ
の設定位置を短時間、かつ正確に設定することができ、
このため、加工作業プログラムの修正も低減し、段取り
時間の低減により生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例のシステム構成ブロック図
【図2】 バックゲージの動作シーケンス説明図
【図3】 図2の要部の拡大斜視図
【図4】 バックゲージの他の利用形態例図
【図5】 第2実施例のシステム構成ブロック図
【図6】 ロボットの動作シーケンス説明図
【図7】 ロボットの他の利用形態例図
【図8】 各金型配置例図
【図9】 曲げ加工要部斜視図
1 プレスブレーキ 2 バックゲージ 3 曲げロボット 3a ロボット制御部 4 プログラミング装置 5 NC装置 6 MM1部 7 ラインコントロール部 8 プレスブレーキ制御部 10 ストレッチ 11 バックゲージセンサ 12 サイドフレーム 13 上部テーブル 14 作業者 15 金型固定装置 16 ロボットヘッド 17 グリッパ P,P1 ,P2 ,P3 金型(パンチ) D,D1 ,D2 ,D3 金型(ダイ) W 素材(板金ワーク) x,y,z 座標
Claims (4)
- 【請求項1】 板金ワークの加工位置決定用バックゲー
ジ装置を有する板金加工機械において、 ワーク加工用金型の所定位置に取付けるために、前記バ
ックゲージの移動動作を利用して前記位置設定を行うこ
とを特徴とする板金加工機械の金型取付方法。 - 【請求項2】 板金ワークの加工位置決定用バックゲー
ジ装置を有する板金加工機械において、 ワーク加工用金型を所定位置に取付けるため、前記バッ
クゲージを前記所定位置に移動させ、その位置における
バックゲージタッチセンサに当接して前記金型を取付け
るための金型取付用プログラミング手段と、この指令に
より作動するこの板金加工機械制御手段とを備えたこと
を特徴とする板金機械の金型取付装置。 - 【請求項3】 板金ワークハンドリングロボット装置を
有する板金加工機械において、 ワーク加工用金型の所定位置に取付けるために、前記ロ
ボットのヘッド部の移動動作を利用して前記位置設定を
行うことを特徴とする板金加工機械の金型取付方法。 - 【請求項4】 板金ワークのハンドリングロボット装置
を有する板金加工機械において、 ワーク加工用金型を所定位置に取付けるため、前記ロボ
ットのヘッド部を前記所定位置に移動させ、その位置に
おけるワークグリッパに当接して前記金型を取付けるた
めの金型取付用プログラミング手段と、この指令により
作動するこのロボット制御手段とを備えたことを特徴と
する板金機械の金型取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31801595A JPH09155452A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 板金加工機械の金型取付方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31801595A JPH09155452A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 板金加工機械の金型取付方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09155452A true JPH09155452A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18094547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31801595A Pending JPH09155452A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 板金加工機械の金型取付方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09155452A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10185544A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-07-14 | Amada Co Ltd | 板金加工製品の寸法測定方法・寸法測定装置及びこれを用いた板金加工システム |
WO2004037457A1 (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-06 | Amada Company, Limited | 曲げ加工機 |
CN100337767C (zh) * | 2002-10-23 | 2007-09-19 | 株式会社阿玛达 | 弯曲加工机 |
WO2014038337A1 (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 株式会社 アマダ | ワーク加工装置及び該ワーク加工装置における金型の移動方法 |
-
1995
- 1995-12-06 JP JP31801595A patent/JPH09155452A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10185544A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-07-14 | Amada Co Ltd | 板金加工製品の寸法測定方法・寸法測定装置及びこれを用いた板金加工システム |
WO2004037457A1 (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-06 | Amada Company, Limited | 曲げ加工機 |
JP2004160547A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-06-10 | Amada Co Ltd | 曲げ加工機 |
CN100337767C (zh) * | 2002-10-23 | 2007-09-19 | 株式会社阿玛达 | 弯曲加工机 |
US7392678B2 (en) | 2002-10-23 | 2008-07-01 | Amada Company, Limiited | Bending machine |
WO2014038337A1 (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-13 | 株式会社 アマダ | ワーク加工装置及び該ワーク加工装置における金型の移動方法 |
JP2014046445A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Amada Co Ltd | ワーク加工装置及び該ワーク加工装置における金型の移動方法 |
US9579707B2 (en) | 2012-09-04 | 2017-02-28 | Amada Company, Limited | Work processing apparatus and die moving method for work processing apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2005537939A (ja) | 加工品に接続領域を作る方法及び装置 | |
CN113182935A (zh) | 一种构架加工柔性生产线 | |
US20200164512A1 (en) | Robot system and coordinate conversion method | |
JPH09155452A (ja) | 板金加工機械の金型取付方法及び装置 | |
JP2773917B2 (ja) | ベンディング装置のワーク位置決め装置 | |
JP2001520121A (ja) | 少なくとも1つのクラウニングシステムと相互作用する上部桟及び下部桟の偏向検出装置を備えたプレス曲げ装置。 | |
JP2005052941A (ja) | ワーク載置装置 | |
JP2016007609A (ja) | ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法 | |
JP2581807B2 (ja) | プレス型の製造方法 | |
JPH0732933B2 (ja) | 曲げ金型の自動選択方法 | |
JPH10133728A (ja) | 製品検査データの自動フィードバック装置及びこの装置を用いた自動プログラム修正方法 | |
JP4708541B2 (ja) | 曲げ加工方法及び曲げ加工システム | |
CN109789552A (zh) | 工件处理*** | |
KR101438657B1 (ko) | 산업 로봇 지그 측정방법 | |
JP2004082216A (ja) | 曲げ加工方法およびその装置 | |
JP2000254728A (ja) | 曲げ加工機における金型取付方法及び曲げ加工システム | |
JP2000263135A (ja) | 曲げ加工方法及び曲げ加工システム | |
JP2817983B2 (ja) | パンチプレスのスキップ処理装置 | |
JP3730313B2 (ja) | 折曲げ加工機による加工方法及びその方法を用いた折曲げ加工機 | |
JP4798905B2 (ja) | 曲げ加工装置 | |
JP2001259743A (ja) | 曲げ加工装置及び曲げ加工装置を用いた曲げ加工方法 | |
JP2731268B2 (ja) | 折曲機のストッパ位置演算装置 | |
JPH0542446A (ja) | 数値制御装置およびcad/cam装置 | |
CN114485631B (zh) | 一种惯性器件自动化装配*** | |
JP2592045Y2 (ja) | パンチプレス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |