JPH09155072A - 幼児用玩具 - Google Patents

幼児用玩具

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JPH09155072A
JPH09155072A JP34456495A JP34456495A JPH09155072A JP H09155072 A JPH09155072 A JP H09155072A JP 34456495 A JP34456495 A JP 34456495A JP 34456495 A JP34456495 A JP 34456495A JP H09155072 A JPH09155072 A JP H09155072A
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JP
Japan
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pentahedron
triangular pyramid
combined
tetrahedron
pole
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JP34456495A
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English (en)
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Hiromune Yamamoto
弘宗 山本
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Original Assignee
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定の法則に則して一定の形を作れるように
幼児を誘導しつつ、幼児に興味を抱かせながら、無意識
のうちに幾何学的な学習を体得させることができる幼児
用玩具を提供する。 【解決手段】 上記幼児用玩具は、四面体1 、三角錐2,
3,4,5 及び五面体6,7,8,9,10,11 を備え、四面体1 、三
角錐2 〜5 及び五面体6 〜11の面同士を付き合わせて四
面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11を組み合わせる
ことにより、色々な形を作れるようにする。四面体1 、
三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11に、他の多面体の一の面
に対して組み合わせ対象となる面と組み合わせ対象とな
らない面とを設ける。四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面
体6 〜11の組み合わせ対象となる面同士は、磁気的に吸
着する関係を有し、組み合わせ対象とならない面同士
は、磁気的に吸着しない関係を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の多面体を
備え、各多面体の面同士を付き合わせて複数個の多面体
を組み合わせることにより、色々な形を作れるようにし
た幼児用玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、幼児教育の一貫を担う玩具と
して、種々の形状を有する複数の木片を備え、これら木
片を積み上げる(組み合わせる)ことにより、色々な物
の形を作れるようにした積木が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】積木は、幼児の自由な
発想に基づいて木片を自由に組み合わせることで、一定
の形を作ることができるので、幼児の想像力の発達の一
助をなすといった利点がある。しかし、幼児が積木で遊
ぶ際において、木片の組み合わせ状態は、幼児の想像力
に伴う自由意思に委ねられるので、一定の法則に則して
一定の形を作れるように幼児を誘導できない。そのた
め、積木では、幼児に興味を抱かせながら、無意識のう
ちに幾何学的な学習を体得させることができないのが実
情である。本発明は、かかる実情に鑑みなされたもの
で、一定の法則に則して一定の形を作れるように幼児を
誘導しつつ、幼児に興味を抱かせながら、無意識のうち
に幾何学的な学習を体得させることができる幼児用玩具
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数個の多面体を備え、各多面体の面同士を付き合
わせて複数個の多面体を組み合わせることにより、色々
な形を作れるようした幼児用玩具において、各多面体
に、他の多面体の一の面に対して組み合わせ対象となる
面と組み合わせ対象とならない面とを設け、各多面体の
組み合わせ対象となる面同士は、当該面同士を付き合わ
せたときに磁気的に吸着する関係を有し、組み合わせ対
象とならない面同士は、当該面同士を付き合わせたとき
に磁気的に吸着しない関係を有しているものである。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の幼児用玩具において、一の多面体と組み合わされる他
の多面体の前記一の多面体の一の面に対して組み合わせ
対象となる面と組み合わせ対象とならない面とが同一形
状であるものである。
【0006】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の幼児用玩具において、一の多面体と他の多面体
との組み合わせ対象となる面同士の磁極を互いに異極と
し、組み合わせ対象とならない面同士の磁極を互いに同
極としているものである。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の幼児用玩具において、互いに形状の異
なる多面体を含み、該多面体の組み合わせ対象となる面
同士の磁極を互いに異極としているものである。
【0008】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れかに記載に幼児用玩具において、互いに形状が同
一である多面体を含み、該多面体の組み合わせ対象とな
る面同士の磁極を互いに異極としているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図11は本発明
の一実施形態に係る幼児用玩具を例示しており、図1は
本実施形態の幼児用玩具により正五角形十二面体を作っ
た状態を示す斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3は
四面体の展開図、図4は三角錐の展開図、図5は五面体
の展開図、図6及び図7は正五角形十二面体を作る手順
を示す図、図8は2個の三角錐を組み合わせて四面体を
作った状態を示す斜視図、図9は4個の三角錐を組み合
わせて五面体を作った状態を示す斜視図、図10及び図
11は2個の五面体を組み合わせて八面体を作った状態
を示す斜視図である。
【0010】本実施形態の幼児用玩具は、図1乃至図5
に示すように、1個の四面体1 と、4個の三角錐2,3,4,
5 と、6個の五面体6,7,8,9,10,11 とを備え、四面体1
、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11の面同士を付き合わ
せて四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11を組み合
わせることにより、色々な形を作れるようにしている。
【0011】そして、四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面
体6 〜11には、それぞれ、磁石(図示せず。)が内蔵さ
れている。なお、四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6
〜11は、例えばブリキ板等の磁石の磁力線の通過する割
合(透磁率)が比較的高い材料で作成されている。
【0012】四面体1 は、図3に示すように、正三角形
に形成された底面1aと、この底面1aの各辺からそれぞれ
折曲自在に連設され且つ底面1aと合同関係にある正三角
形に形成された3つの側面1b,1c,1dとを備えている。そ
して、四面体1 の底面1a及び第1側面1bは、N極を帯び
ており、第2側面1c及び第3側面1dは、S極を帯びてい
る。なお、四面体1 を組み立てた際に隣接する側面1b〜
1dの縁部同士は、所要の接合手段により接合されてい
る。
【0013】三角錐2 〜5 は、図4に示すように、四面
体1 の各面1a〜1dと合同関係にある正三角形に形成され
た底面2a,3a,4a,5a と、この底面2a,3a,4a,5a の各辺か
らそれぞれ折曲自在に連設され且つ直角二等辺三角形に
形成された3つの側面2b,2c,2d、3b,3c,3d、4b,4c,4dと
を備えている。
【0014】そして、第1三角錐2 の底面2a及び第1側
面2bは、図4(a)に示すように、N極を帯びており、
第2側面2c及び第3側面2dは、S極を帯びている。第2
三角錐3 の底面3a及び第2側面3cは、図4(b)に示す
ように、N極を帯びており、第1側面3b及び第3側面3d
は、S極を帯びている。第3三角錐4 の底面4a及び第1
側面4bは、図4(c)に示すように、S極を帯びてお
り、第2側面4c及び第3側面4dは、N極を帯びている。
第4三角錐5 の底面5a及び第2側面5cは、図4(d)に
示すように、S極を帯びており、第1側面5b及び第3側
面5dは、N極を帯びている。なお、各三角錐2 〜5 を組
み立てた際に隣接する側面2b〜2d、3b〜3d、4b〜4dの縁
部同士は、所要の接合手段により接合されている。
【0015】五面体6 〜11は、屋根型をしており、図5
に示すように、四面体1 及び三角錐2 〜5 を組み合わせ
て立方体12(図6参照)を作る際に、三角錐2 〜5 を2
個組み合わせたときに側面2b〜2d、3b〜3d、4b〜4d同士
で形成される正方形の面12a,12b,12c,12d,12e,12f と合
同関係にある正方形に形成された底面6a,7a,8a,9a,10a,
11a と、底面6a,7a,8a,9a,10a,11a の前後辺からそれぞ
れ折曲自在に連設され且つ頂角を108度とした二等辺
三角形に形成された前後面6b,6c 、7b,7c 、8b,8c 、9
b,9c 、10b,10c 、11b,11c と、底面6a,7a,8a,9a,10a,1
1a の左右辺からそれぞれ折曲自在に連設され且つ五面
体6 〜11を組み立てた際に前後面6b,6c 、7b,7c 、8b,8
c 、9b,9c 、10b,10c 、11b,11c の頂角を挟む2辺に接
する内角を108度とした台形に形成された左右側面6
d,6e 、7d,7e 、8d,8e 、9d,9e 、10d,10e 、11d,11e
とを備えている。
【0016】そして、第1五面体6 の底面6a、前面6b及
び右側面6eは、図5(a)に示すように、N極を帯びて
おり、後面6c及び左側面6eは、S極を帯びている。第2
五面体7 の底面7a、後面7c及び右側面7eは、図5(b)
に示すように、N極を帯びており、前面7b及び左側面7d
は、S極を帯びている。第3五面体8 の底面8a及び左側
面8dは、図5(c)に示すように、N極を帯びており、
前面8b、後面8c及び右側面8eは、S極を帯びている。第
4五面体9 の底面9a、前面9b及び左側面9dは、図5
(d)に示すように、S極を帯びており、後面9c及び右
側面9eは、N極を帯びている。第5五面体10の底面10a
、後面10c 及び左側面10d は、図5(e)に示すよう
に、S極を帯びており、前面10b 及び右側面10e は、N
極を帯びている。第6五面体11の底面11a 及び右側面11
e は、図5(f)に示すように、S極を帯びており、前
面11b 、後面11c 及び左側面11d は、N極を帯びてい
る。
【0017】なお、各五面体6 〜11を組み立てた際に隣
接する前後面6b,6c 、7b,7c 、8b,8c 、9b,9c 、10b,10
c 、11b,11c 及び左右側面6d,6e 、7d,7e 、8d,8e 、9
d,9e、10d,10e 、11d,11e の縁部同士は、所要の接合手
段により接合されている。ここで、図6及び図7を参照
して、正五角形十二面体を作る手順について説明する。
【0018】まず、図6(a)に示すように、第1三角
錐2 の第1側面2bを四面体1 の第1側面1b側に、第2側
面2cを四面体1 の底面1a側に、第3側面2dを四面体1 の
第3側面1d側にそれぞれ向けた状態で、第1三角錐2 の
底面2aを四面体1 の第2側面1cに対して付き合わせる。
【0019】このとき、四面体1 の第2側面1cはS極を
帯びており、一方第1三角錐2 の底面2aはN極を帯びて
いるいるので、第1三角錐2 の底面2aは四面体1 の第2
側面1cに吸引される。その結果、図6(b)に示すよう
に、四面体1 の第2側面1c及び第1三角錐2 の底面2a同
士が磁気力により吸着することになる。
【0020】次に、図6(a)に示すように、第2三角
錐3 の第1側面3bを四面体1 の第2側面1c側に、第2側
面3cを四面体1 の底面1a側に、第3側面3dを四面体1 の
第2側面1b側にそれぞれ向けた状態で、第2三角錐3 の
底面3aを四面体1 の第3側面1dに対して付き合わせる。
【0021】このとき、四面体1 の第3側面1dはS極を
帯びており、一方第2三角錐3 の底面3aはN極を帯びて
いるので、第2三角錐3 の底面3aは四面体1 の第3側面
1dに吸引される。その結果、図6(b)に示すように、
四面体1 の第3側面1d及び第2三角錐3 の底面3a同士が
磁気力により吸着することになる。また、立方体12の第
1面12a を形成する第1三角錐2 の第3側面2d及び第2
三角錐3 の第1側面3bはS極を帯びているので、立方体
12の第1面12a は全体としてS極を示すことになる。
【0022】続いて、図6(a)に示すように、第3三
角錐4 の第1側面4bを四面体1 の第3側面1d側に、第2
側面4cを四面体1 の底面1a側に、第3側面4dを四面体1
の第2側面1c側にそれぞれ向けた状態で、第3三角錐4
の底面4aを四面体1 の第1側面1bに付き合わせる。
【0023】このとき、四面体1 の第1側面1bはN極を
帯びており、一方第3三角錐4 の底面4aはS極を帯びて
いるので、第3三角錐4 の底面4aは四面体1 の第1側面
1bに吸引される。その結果、図6(b)に示すように、
四面体1 の第1側面1b及び第3三角錐4 の底面4a同士が
磁気力により吸着することになる。
【0024】また、立方体12の第2面12b を形成する第
1三角錐2 の第1側面2b及び第3三角錐4 の第3側面4d
はN極を、立方体12の第3面12c を形成する第2三角錐
3 の第3側面3d及び第3三角錐4 の第1側面4bはS極を
それぞれ帯びているので、立方体12の第2面12b は全体
としてN極を、立方体12の第3面12c は全体としてS極
をそれぞれ示すことになる。
【0025】その後、図6(a)に示すように、第4三
角錐5 の第1側面5bを四面体1 の第3側面1d側に、第2
側面5cを四面体1 の第2側面1c側に、第3側面5dを四面
体1の第1側面1b側にそれぞれ向けた状態で、第4三角
錐5 の底面5aを四面体1 の底面1aに付き合わせる。
【0026】このとき、四面体1 の底面1aはN極を帯び
ており、一方第4三角錐5 の底面5aはS極を帯びている
ので、第4三角錐5 の底面5aは四面体1 の底面1aに吸引
される。その結果、図6(b)に示すように、四面体1
の底面1a及び第4三角錐5 の底面5a同士は磁気力により
吸着することになる。
【0027】また、立方体12の第4面12d を形成する第
1三角錐2 の第2側面2c及び第4三角錐5 の第2側面5c
はS極を、立方体12の第5面12e を形成する第2三角錐
3 の第2側面3c及び第4三角錐5 の第1側面5bはN極
を、立方体12の第6面12fを形成する第3三角錐4 の第
2側面4c及び第4三角錐5 の第3側面5dはN極をそれぞ
れ帯びているので、立方体12の第4面12d は全体として
S極を、第5面12e 及び第6面12f は全体としてN極を
それぞれ示すことになる。
【0028】つまり、図6(a)に示すように、四面体
1 の各面1a〜1dに対して、この四面体1 の各面1a〜1dと
それぞれ異なる磁極を有する三角錐2 〜5 の底面2a,3a,
4a,5a を択一的に付き合わせて四面体1 及び三角錐2 〜
5 を組み合わせることにより、図6(b)に示すよう
に、第1面12a 、第3面12c 及び第4面12d が全体とし
てS極を、第2面12b 、第5面12e 及び第6面12f が全
体としてN極をそれぞれ示す立方体12を作る。
【0029】上記立方体12の作成工程が終了すると、ま
ず、図7(a)に示すように、立方体12の第1面12a 、
第3面12c 及び第4面12d に対して第1五面体6 の底面
6a、第2五面体7 の底面7a、及び第3五面体8 の底面8a
をそれぞれ付き合わせる。このとき、立方体12の第1面
12a 、第3面12c 及び第4面12d は全体としてS極を示
しており、一方第1五面体6 の底面6a、第2五面体7 の
底面7a、及び第3五面体8 の底面8aはN極を帯びている
ので、第1五面体6 の底面6a、第2五面体7 の底面7a、
及び第3五面体8 の底面8aは、それぞれ、立方体12の第
1面12a 、第3面12c 及び第4面12d に吸引される。そ
の結果、図7(b)に示すように、立方体12の第1面12
a 及び第1五面体6 の底面6a同士、立方体12の第3面12
c 及び第2五面体7 の底面7a同士、並びに立方体12の第
4面12d 及び第3五面体8 の底面8a同士は、それぞれ、
磁気力により吸着することになる。
【0030】次に、図7(a)に示すように、立方体12
の第2面12b 、第5面12e 及び第6面12f に対して第4
五面体9 の底面9a、第5五面体10の底面10a 、及び第6
五面体11の底面11a をそれぞれ付き合わせる。このと
き、立方体12の第2面12b 、第5面12e 及び第6面12f
は全体としてN極を示しており、一方第4五面体9 の底
面9a、第5五面体10の底面10a 、及び第6五面体11の底
面11a はS極帯びているので、第4五面体9 の底面9a、
第5五面体10の底面10a 、及び第6五面体11の底面11a
は、それぞれ、立方体12の第2面12b 、第5面12e 及び
第6面12f に吸引される。その結果、図7(b)に示す
ように、立方体12の第2面12a 及び第5五面体9 の底面
9a同士、立方体12の第5面12e 及び第5五面体10の底面
10a 同士、並びに立方体12の第6面12f 及び第6五面体
11の底面11a 同士は、それぞれ、磁気力により吸着する
ことになる。
【0031】つまり、図7(a)に示すように、立方体
12の各面12a 〜12f に対して、この立方体12の各面12a
〜12f とそれぞれ異なる磁極を有する五面体6 〜11の底
面6a,7a,8a,9a,10a,11a を択一的に付き合わせて立方体
12及び五面体6 〜11を組み合わせることにより、図7
(b)に示すように、正五角形十二面体を作る。
【0032】上記のように、幼児が正五角形十二面体を
作って遊ぶ際には、まず、幼児は、四面体1 及び三角錐
2 〜5 を組み合わせて作る立方体12の第1面12a 、第3
面12c 及び第4面12d が全体としてS極を、第2面12b
、第5面12e 及び第6面12fが全体としてN極を示すよ
うに、四面体1 の各面1a〜1dと合同関係にある三角錐2
〜5 の底面2a,3a,4a,5a を選び出し、その後この選び出
した三角錐2 〜5 の底面2a,3a,4a,5a と四面体1 の各面
1a〜1dとを互いに磁気的に吸着させるべく、四面体1 の
各面1a〜1d及び三角錐2 〜5 の底面2a,3a,4a,5a 同士の
付き合わせ状態を見つけ出して、四面体1 と三角錐2 〜
5 とを組み合わせなければならない。
【0033】次に、幼児は、作成した立方体12の各面12
a 〜12f と合同関係にある五面体6〜11の底面6a,7a,8a,
9a,10a,11a を選び出し、その後この選び出した五面体6
〜11の底面6a,7a,8a,9a,10a,11a と立方体12の各面12a
〜12f とを互いに磁気的に吸着させるべく、立方体12
の各面12a 〜12f 及び五面体6 〜11の底面6a,7a,8a,9a,
10a,11a 同士の付き合わせ状態を見つけ出して、立方体
12と五面体6 〜11とを組み合わせなければならない。
【0034】また、4個の三角錐2 〜5 のうち2個の三
角錐を択一的に組み合わせることによって、図8に示す
四面体も作ることができる。具体的には、例えば、N極
を帯びている第1三角錐2 の第1側面2bに対して、S極
を帯びている第2三角錐3 の第1側面3b、第2三角錐3
の第3側面3d、第3三角錐4 の第2側面4c、及び第4三
角錐5 の第2側面5bを択一的に付き合わせることによ
り、第1三角錐2 の第1側面2b及び第2三角錐3 の第1
側面3b同士、第1三角錐2 の第1側面2b及び第2三角錐
3 の第3側面3d同士、第1三角錐2 の第1側面3b及び第
3三角錐4 の第2側面4c同士、並びに第1三角錐2 の第
1側面2b及び第4三角錐5 の第2側面5c同士を、それぞ
れ、磁気力により吸着させて、図8に示す四面体を作る
ことができる。
【0035】上記のように、幼児が四面体を作って遊ぶ
際には、幼児は、第1三角錐2 の第1側面2bと合同関係
にある第2三角錐3 の側面3b〜3d、第3三角錐4 の側面
4b〜4d、及び第4三角錐5 の側面5b〜5dのうちから第1
三角錐2 の第1側面2bと異なる磁極を帯びている第2三
角錐3 の第1側面3b、第2三角錐3 の第3側面3d、第3
三角錐4 の第2側面4c、及び第4三角錐5 の第2側面5b
を選び出し、その後第1三角錐2 の第1側面2b及び第2
三角錐3 の第1側面3b同士、第1三角錐2 の第1側面2b
及び第2三角錐3 の第3側面3d同士、第1三角錐2 の第
1側面3b及び第3三角錐4 の第2側面4c同士、並びに第
1三角錐2 の第1側面2b及び第4三角錐5 の第2側面5c
同士をそれぞれ付き合わせて、第1三角錐2 及び第2三
角錐3 、第1三角錐2 及び第3三角錐4 、並びに第1三
角錐2 及び第4三角錐5 をそれぞれ組み合わさなければ
ならない。
【0036】また、S極を帯びている第1三角錐2 の第
2側面2c又は第3側面2dに対して、N極を帯びている第
2三角錐3 の第2側面3c、第3三角錐4 の第2側面4c、
第3三角錐4 の第3側面4d、第4三角錐5 の第1側面5
b、及び第4三角錐5 の第3側面5dを択一的に付き合わ
せることによっても、磁気力を利用して図8に示す四面
体を作れる。
【0037】この場合も上記と同様に、幼児は、第1三
角錐2 の第2側面2c又は第3側面2dと合同関係にある第
2三角錐3 の側面3b〜3d、第3三角錐4 の側面4b〜4d、
及び第4三角錐5 の側面5b〜5dのうちから第1三角錐2
の第2側面2c又は第3側面2dと異なる磁極を帯びている
第2三角錐3 の第2側面3c、第3三角錐4 の第2側面4
c、第3三角錐4 の第3側面4d、第4三角錐5 の第1側
面5b、及び第4三角錐5の第3側面5dを選び出し、その
後第1三角錐2 の第2側面2c又は第3側面2d及び第2三
角錐3 の第2側面3c同士、第1三角錐2 の第2側面2c又
は第3側面2d及び第3三角錐4 の第2側面4c同士、第1
三角錐2 の第2側面2c又は第3側面2d及び第3三角錐4
の第3側面4d同士、第1三角錐2 の第2側面2c又は第3
側面2d及び第4三角錐5 の第1側面5b同士、並びに第1
三角錐2 の第2側面2c又は第3側面2d及び第4三角錐5
の第3側面5d同士をそれぞれ付き合わせて、第1三角錐
2 及び第2三角錐3 、第1三角錐2 及び第3三角錐4 、
並びに第1三角錐2 及び第4三角錐5 をそれぞれ組み合
わさなければならない。
【0038】さらに、4個の三角錐2 〜5 を組み合わせ
ることによって、図9に示す五面体(四角錐)も作るこ
ともできる。具体的には、まず、例えば、S極を帯びて
いる第1三角錐2 の第3側面2dに対して、N極を帯びて
いる第2三角錐3 の第2側面3cを付き合わせて、第1三
角錐2 の第3側面2d及び第2三角錐3 の第2側面3c同士
を磁気力により吸着させる。
【0039】次に、N極を帯びている第1三角錐2 の第
1側面2bに対して、S極を帯びている第4三角錐5 の第
2側面5cを付き合わせて、第1三角錐2 の第1側面2b及
び第4三角錐5 の第2側面5c同士を磁気力により吸着さ
せる。続いて、S極を帯びている第2三角錐3 の第1側
面3bに対して、N極を帯びている第3三角錐4 の第2側
面4cを付き合わせると共に、N極を帯びている第4三角
錐5 の第3側面5dに対して、S極を帯びている第3三角
錐4 の第1側面4bを付き合わせて、第2三角錐3 の第1
側面3b及び第3三角錐4 の第1側面4b同士を磁気力によ
り吸着させると共に、第4三角錐5 の第3側面5d及び第
3三角錐4 の第1側面4b同士を磁気力により吸着させ
る。このようにして、図9に示す五面体を作ることがで
きる。
【0040】上記のように、幼児が五面体を作って遊ぶ
際には、まず、幼児は、第1三角錐2 の第3側面2dと合
同関係にある第2三角錐3 の側面3b〜3d、第3三角錐4
の側面4b〜4d、及び第4三角錐5 の側面5b〜5dのうちか
ら第1三角錐2 の第3側面2dと異なる磁極を帯びている
第2三角錐3 の第2側面3cを選び出し、その後この選び
出した第2三角錐3 の第2側面3c及び第1三角錐2 の第
3側面2d同士を付き合わせて、第1三角錐2 と第2三角
錐3 とを組み合わせなければならない。
【0041】次に、幼児は、第1三角錐2 の第1側面2b
と合同関係にある第3三角錐4 の側面4b〜4d及び第4三
角錐5 の側面5b〜5dのうちから第1三角錐2 の第1側面
2bと異なる磁極を帯びている第4三角錐5 の第2側面5c
を選び出し、その後この選び出した第4三角錐5 の第2
側面5c及び第1三角錐2 の第1側面2b同士を付き合わせ
て、第1三角錐2 と第4三角錐5 とを組み合わせなけれ
ばならない。
【0042】続いて、幼児は、第2三角錐3 の第1側面
3bと合同関係にある第3三角錐4 の側面4b〜4dから第2
三角錐3 の第1側面3bと異なる磁極を帯びている第3三
角錐4 の第2側面4cを選び出してこの選び出した第3三
角錐4 の第2側面4c及び第2三角錐3 の第1側面3b同士
を付き合わせると共に、第4三角錐5 の第3側面5dと合
同関係にあり且つ異なる磁極を帯びている第3三角錐4
の第1側面4bを第4三角錐5 の第3側面5dに付き合わせ
て、第2三角錐3 及び第3三角錐4 、並びに第4三角錐
5 及び第3三角錐4 をそれぞれ組み合わさなければなら
ない。
【0043】また、以下のようにしても図9に示す五面
体を作れる。具体的には、まず、例えばS極を帯びてい
る第1三角錐2 の第3側面2dに対して、N極を帯びてい
る第2三角錐3 の第2側面3cを付き合わせて、第1三角
錐2の第3側面2d及び第2三角錐3 の第2側面3c同士を
磁気力により吸着させる。
【0044】次に、S極を帯びている第1三角錐2 の第
2側面2cに対して、N極を帯びている第3三角錐4 の第
2側面4cを付き合わせて、第1三角錐2 の第2側面2b及
び第3三角錐4 の第2側面4c同士を磁気力により吸着さ
せる。続いて、S極を帯びている第2三角錐3 の第3側
面3dに対して、N極を帯びている第4三角錐5 の第3側
面5dを付き合わせると共に、S極を帯びている第3三角
錐4 の第1側面4bに対して、N極を帯びている第4三角
錐5 の第1側面5bを付き合わせて、第2三角錐3 の第3
側面3d及び第4三角錐5 の第3側面5d同士を磁気力によ
り吸着させると共に、第3三角錐4 の第1側面4b及び第
4三角錐5 の第1側面5b同士を磁気力により吸着させ
る。
【0045】この場合も上記と同様に、まず、幼児は、
第1三角錐2 の第3側面2dと合同関係にある第2三角錐
3 の側面3b〜3d、第3三角錐4 の側面4b〜4d、及び第4
三角錐5 の側面5b〜5dのうちから第1三角錐2 の第3側
面2dと異なる磁極を帯びている第2三角錐3 の第2側面
3cを選び出し、その後この選び出した第2三角錐3 の第
2側面3c及び第1三角錐2 の第3側面2d同士を付き合わ
せて、第1三角錐2 と第2三角錐3 とを組み合わせなけ
ればならない。
【0046】次に、幼児は、第1三角錐2 の第2側面2c
と合同関係にある第3三角錐4 の側面4b〜4d及び第4三
角錐5 の側面5b〜5dのうちから第1三角錐2 の第2側面
2cと異なる磁極を帯びている第3三角錐4 の第2側面4c
を選び出し、その後この選び出した第3三角錐4 の第2
側面4c及び第1三角錐2 の第2側面2c同士を付き合わせ
て、第1三角錐2 と第3三角錐4 とを組み合わせなけれ
ばならない。
【0047】続いて、幼児は、第2三角錐3 の第3側面
3dと合同関係にある第4三角錐5 の側面5b〜5dから第2
三角錐3 の第3側面3dと異なる磁極を帯びている第4三
角錐5 の第3側面5dを選び出してこの選び出した第4三
角錐5 の第3側面5d及び第2三角錐3 の第3側面3d同士
を付き合わせると共に、第3三角錐4 の第1側面4bと合
同関係にあり且つ異なる磁極を帯びている第4三角錐5
の第1側面5bを第3三角錐4 の第1側面4bに付き合わせ
て、第2三角錐3 及び第4三角錐5 、並びに第3三角錐
4 及び第4三角錐5 をそれぞれ組み合わさなければなら
ない。
【0048】さらにまた、6個の五面体6 〜11のうち2
個の五面体を択一的に組み合わせることによって、図1
0に示す八面体も作ることができる。具体的には、例え
ば、N極を帯びている第1五面体6 の底面6aに対して、
S極を帯びている第4五面体9 の底面9a、第5五面体10
の底面10a 、及び第6五面体11の底面11a を択一的に付
き合わせることにより、第1五面体6 の底面6a及び第4
五面体9 の底面9a同士、第1五面体6 の底面6a及び第5
五面体10の底面10a 同士、並びに第1五面体6 の底面6a
及び第6五面体11の底面11a 同士を、それぞれ、磁気力
により吸着させて、図10に示す八面体を作ることがで
きる。
【0049】上記のように、幼児が八面体を作って遊ぶ
際には、幼児は、第1五面体6 の底面6aと合同関係にあ
る第2五面体7 の底面7a、第3五面体8 の底面8a、第4
五面体9 の底面9a、第5五面体10の底面10a 、及び第6
五面体11の底面11a のうちから第1五面体6 の底面6aと
異なる磁極を帯びている第4五面体9 の底面9a、第5五
面体10の底面10a 、及び第6五面体11の底面11a を選び
出し、その後第1五面体6 の底面6a及び第4五面体9 の
底面9a同士、第1五面体6 の底面6a及び第5五面体10の
底面10a 同士、並びに第1五面体6 の底面6a及び第6五
面体11の底面11a 同士をそれぞれ付き合わせて、第1五
面体6 及び第4五面体9 、第1五面体6及び第5五面体1
0、並びに第1五面体6 及び第6五面体11をそれぞれ組
み合わさなければならない。
【0050】また、N極を帯びている第2五面体7 の底
面7a又は第3五面体8 の底面8aに対して、S極を帯びて
いる第4五面体9 の底面9a、第5五面体10の底面10a 、
及び第6五面体11の底面11a を択一的に付き合わせるこ
とによっても、磁気力を利用して図10に示す八面体を
作れる。
【0051】この場合も上記と同様に、幼児は、第2五
面体7 の底面7a又は第3五面体8 の底面8aと合同関係に
ある第1五面体6 の底面6a、第4五面体9 の底面9a、第
5五面体10の底面10a 、及び第6五面体11の底面11a の
うちから第2五面体7 の底面7a又は第3五面体8 の底面
8aに対して異なる磁極を帯びている第4五面体9 の底面
9a、第5五面体10の底面10a 、及び第6五面体11の底面
11a を選び出し、その後第2五面体7 の底面7a又は第3
五面体8 の底面8a及び第4五面体9 の底面9a同士、第2
五面体7 の底面7a又は第3五面体8 の底面8a及び第5五
面体10の底面10a 同士、並びに第2五面体7 の底面7a又
は第3五面体8 の底面8a及び第6五面体11の底面11a 同
士をそれぞれ付き合わせて、第2五面体7 又は第3五面
体8 及び第4五面体9 、第2五面体7 又は第3五面体8
及び第5五面体10、並びに第2五面体7 又は第3五面体
8 及び第6五面体11をそれぞれ組み合わさなければなら
ない。
【0052】また、6個の五面体6 〜11のうち2個の五
面体を択一的に組み合わせることによって、図11に示
す八面体も作ることができる。具体的には、例えば、N
極を帯びている第1五面体6 の右側面6eに対して、S極
を帯びている第2五面体7 の左側面7d、第3五面体8 の
右側面8e、第4五面体9 の左側面9d、第5五面体10の左
側面10d 、及び第6五面体11の右側面11e を択一的に付
き合わせることにより、第1五面体6 の右側面6e及び第
2五面体7 の左側面7d同士、第1五面体6 の右側面6e及
び第3五面体8 の右側面8e同士、第1五面体6 の右側面
6e及び第4五面体9 の左側面9d同士、第1五面体6 の右
側面6e及び第5五面体10の左側面10d 同士、並びに第1
五面体6 の右側面6e及び第6五面体11の右側面11e 同士
を、それぞれ、磁気力により吸着させて、図11に示す
八面体を作ることができる。
【0053】上記のように、幼児が八面体を作って遊ぶ
際には、幼児は、第1五面体6 の右側面6eと合同関係に
ある第2五面体7 の側面7d,7e 、第3五面体8 の側面8
d,8e、第4五面体9 の側面9d,9e 、第5五面体10の側面
10d,10e 、及び第6五面体11の側面11d,11e のうちから
第1五面体6 の右側面6eと異なる磁極を帯びている第2
五面体7 の左側面7d、第3五面体8 の右側面8e、第4五
面体9 の左側面9d、第5五面体10の左側面10d 、及び第
6五面体11の右側面11e を選び出し、その後第1五面体
6 の右側面6e及び第2五面体7 の左側面7d同士、第1五
面体6 の右側面6e及び第3五面体8 の右側面8e同士、第
1五面体6 の右側面6e及び第4五面体9の左側面9d同
士、第1五面体6 の右側面6e及び第5五面体10の左側面
10d 同士、並びに第1五面体6 の右側面6e及び第6五面
体11の右側面11e 同士をそれぞれ付き合わせて、第1五
面体6 及び第2五面体7 、第1五面体6 及び第3五面体
8 、第1五面体6 及び第4五面体9 、第1五面体6 及び
第5五面体10同士、並びに第1五面体6 及び第6五面体
11をそれぞれ組み合わさなければならない。
【0054】また、S極を帯びている第1五面体6 の左
側面6dに対して、N極を帯びている第2五面体7 の右側
面7e、第3五面体8 の左側面8d、第4五面体9 の右側面
9e、第5五面体10の右側面10e 、及び第6五面体11の左
側面11d を択一的に付き合わせることによっても、磁気
力を利用して図11に示す八面体を作れる。
【0055】この場合、幼児は、第1五面体6 の左側面
6dと合同関係にある第2五面体7 の側面7d,7e 、第3五
面体8 の側面8d,8e 、第4五面体9 の側面9d,9e 、第5
五面体10の側面10d,10e 、及び第6五面体11の側面11d,
11e のうちから第1五面体6の左側面6dと異なる磁極を
帯びている第2五面体7 の右側面7e、第3五面体8 の左
側面8d、第4五面体9 の右側面9e、第5五面体10の右側
面10e 、及び第6五面体11の左側面11d を選び出し、そ
の後第1五面体6 の左側面6d及び第2五面体7の右側面7
e同士、第1五面体6 の左側面6d及び第3五面体8 の左
側面8d同士、第1五面体6 の左側面6d及び第4五面体9
の右側面9e同士、第1五面体6 の左側面6d及び第5五面
体10の右側面10e 同士、並びに第1五面体6 の左側面6d
及び第6五面体11の左側面11d をそれぞれ付き合わせ
て、第1五面体6 及び第2五面体7、第1五面体6 及び
第3五面体8 、第1五面体6 及び第4五面体9 、第1五
面体6 及び第5五面体10、並びに第1五面体6 及び第6
五面体11をそれぞれ組み合わさなければならない。
【0056】即ち、本実施形態に係る幼児用玩具では、
四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11に、他の多面
体の一の面に対して組み合わせ対象となる面と組み合わ
せ対象とならない面とを設け、四面体1 、三角錐2 〜5
及び五面体6 〜11の組み合わせ対象となる面同士は、当
該面同士を付き合わせたときに磁気的に吸着する関係を
有し、組み合わせ対象とならない面同士は、当該面同士
を付き合わせたときに磁気的に吸着しない関係を有して
いるので、幼児が四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6
〜11の面同士を付き合わせて四面体1 、三角錐2 〜5 及
び五面体を組み合わせることにより、一定の形を作る際
には、幼児は、磁気的に吸着する関係を有する四面体1
、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11の組み合わせ対象と
なる面同士を選び出し、その後この選びだした組み合わ
せ対象となる面同士を付き合わせて当該面同士を磁気的
に吸着させて四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11
を組み合わさなければならない。そのため、一定の法則
に則して一定の形を作れるように幼児を誘導しつつ、幼
児に興味を抱かせながら、無意識のうちに幾何学的な学
習を体得させることができる。
【0057】また、四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体
6 〜11と組み合わされる他の多面体の四面体1 、三角錐
2 〜5 及び五面体6 〜11の一の面に対して組み合わせ対
象となる面と組み合わせ対象とならない面とが同一形状
であるので、単に同一形状を有する面同士を付き合わせ
ただけでは、付き合わせた面同士が磁気的に吸着する場
合と磁気的に吸着しない場合とが生じ、確実に磁気的に
吸着する関係を有する面同士を付き合わさなければ、四
面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体11を組み合わせて一定
の形を作ることができない。そのため、幼児は、四面体
1 、三角錐2 〜5 及び五面体11を組み合わせて一定の形
を作る際に、より興味を抱きながら遊ぶことになる。
【0058】さらに、四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面
体6 〜11と他の多面体との組み合わせ対象となる面同士
の磁極を互いに異極とし、組み合わせ対象とならない面
同士の磁極を互いに同極としているので、幼児は、互い
に磁気的に吸着し合う面同士を選び出してこの選び出し
た面同士を付き合わせることにより、一定の法則に従っ
て四面体1 、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11を組み合わ
せて種々の形を作ることができる。
【0059】さらにまた、互いに形状の異なる四面体1
、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11を含み、該四面体1
、三角錐2 〜5 及び五面体6 〜11の組み合わせ対象と
なる面同士の磁極を互いに異極としているので、互いに
形状の異なる四面体1 、三角錐2〜5 及び五面体6 〜11
を組み合わせて一定の形を作る際に、幼児は、互いに磁
気的に吸着し合う面同士を選び出してこの選び出した面
同士を付き合わせるといった法則に従って遊べばよい。
【0060】加えて、互いに形状が同一である三角錐2
〜5 及び五面体6 〜11を含み、該三角錐2 〜5 及び五面
体6 〜11の組み合わせ対象となる面同士の磁極を互いに
異極としているので、互いに形状が同一である三角錐2
〜5 及び五面体6 〜11を組み合わせて一定の形を作る際
に、幼児は、互いに磁気的に吸着し合う面同士を選び出
してこの選び出した面同士を付き合わせるといった法則
に従って遊べばよい。
【0061】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、上記実施形態においては、各多面体に
磁石を内蔵し、各多面体の組み合わせ対象となる面同士
が磁気的に吸着する関係を有し、組み合わせ対象となら
ない面同士が磁気的に吸着しない関係を有している構成
について記載したが、各多面体を磁性体で形成し、各多
面体の組み合わせ対象となる面同士が磁気的に吸着する
関係を有し、組み合わせ対象とならない面同士が磁気的
に吸着しない関係を有するように構成してもよい。その
他、本発明の請求の範囲内での種々の設計変更及び修正
を加え得ることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によると、複数個
の多面体を備え、各多面体の面同士を付き合わせて複数
個の多面体を組み合わせることにより、色々な形を作れ
るようした幼児用玩具において、各多面体に、他の多面
体の一の面に対して組み合わせ対象となる面と組み合わ
せ対象とならない面とを設け、各多面体の組み合わせ対
象となる面同士は、当該面同士を付き合わせたときに磁
気的に吸着する関係を有し、組み合わせ対象とならない
面同士は、当該面同士を付き合わせたときに磁気的に吸
着しない関係を有しているので、幼児が多面体の面同士
を付き合わせて多面体を組み合わせることにより、一定
の形を作る際には、幼児は、磁気的に吸着する関係を有
する各多面体の組み合わせ対象となる面同士を選び出
し、その後この選びだした組み合わせ対象となる面同士
を付き合わせて当該面同士を磁気的に吸着させて多面体
を組み合わさなければならない。そのため、一定の法則
に則して一定の形を作れるように幼児を誘導しつつ、幼
児に興味を抱かせながら、無意識のうちに幾何学的な学
習を体得させることができる。
【0063】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の幼児用玩具において、一の多面体と組み合わさ
れる他の多面体の前記一の多面体の一の面に対して組み
合わせ対象となる面と組み合わせ対象とならない面とが
同一形状であるので、単に同一形状を有する面同士を付
き合わせただけでは、付き合わせた面同士が磁気的に吸
着する場合と磁気的に吸着しない場合とが生じ、確実に
磁気的に吸着する関係を有する面同士を付き合わさなけ
れば、多面体を組み合わせて一定の形を作ることができ
ない。そのため、幼児は、多面体を組み合わせて一定の
形を作る際に、より興味を抱きながら遊ぶことになる。
【0064】請求項3に記載の発明によると、請求項1
又は2に記載の幼児用玩具において、一の多面体と他の
多面体との組み合わせ対象となる面同士の磁極を互いに
異極とし、組み合わせ対象とならない面同士の磁極を互
いに同極としているので、幼児は、互いに磁気的に吸着
し合う面同士を選び出してこの選び出した面同士を付き
合わせることにより、一定の法則に従って多面体を組み
合わせて種々の形を作ることができる。
【0065】請求項4に記載の発明によると、請求項1
乃至3の何れかに記載の幼児用玩具において、互いに形
状の異なる多面体を含み、該多面体の組み合わせ対象と
なる面同士の磁極を互いに異極としているので、互いに
形状の異なる多面体を組み合わせて一定の形を作る際
に、幼児は、互いに磁気的に吸着し合う面同士を選び出
してこの選び出した面同士を付き合わせるといった法則
に従って遊べばよい。
【0066】請求項5に記載の発明によると、請求項1
乃至4の何れかに記載の幼児用玩具において、互いに形
状が同一である多面体を含み、該多面体の組み合わせ対
象となる面同士の磁極を互いに異極としているので、互
いに形状が同一である多面体を組み合わせて一定の形を
作る際に、幼児は、互いに磁気的に吸着し合う面同士を
選び出してこの選び出した面同士を付き合わせるといっ
た法則に従って遊べばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の幼児用玩具により正五角形十二面
体を作った状態を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】四面体の展開図である。
【図4】三角錐の展開図である。
【図5】五面体の展開図である。
【図6】正五角形十二面体を作る手順を示す図である。
【図7】正五角形十二面体を作る手順を示す図である。
【図8】2個の三角錐を組み合わせて四面体を作った状
態を示す斜視図である。
【図9】4個の三角錐を組み合わせて五面体を作った状
態を示す斜視図である。
【図10】2個の五面体を組み合わせて八面体を作った
状態を示す斜視図である。
【図11】2個の五面体を組み合わせて八面体を作った
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 四面体 1a 底面 1b〜1d 側面 2 〜5 三角錐 2a,3a,4a,5a 底面 2b〜2d、3b〜3d、4b〜4d、5a〜5d 側面 6 〜11 五面体 6a,7a,8a,9a,10a,11a 底面 6b,7b,8b,9b,10b,11b 前面 6c,7c,8c,9c,10c,11c 前面 6d,6e 、7d,7e 、8d,8d 、9d,9e 、10d,10e 、11d,11e
側面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の多面体を備え、各多面体の面同
    士を付き合わせて複数個の多面体を組み合わせることに
    より、色々な形を作れるようした幼児用玩具において、
    各多面体に、他の多面体の一の面に対して組み合わせ対
    象となる面と組み合わせ対象とならない面とを設け、各
    多面体の組み合わせ対象となる面同士は、当該面同士を
    付き合わせたときに磁気的に吸着する関係を有し、組み
    合わせ対象とならない面同士は、当該面同士を付き合わ
    せたときに磁気的に吸着しない関係を有していることを
    特徴とする幼児用玩具。
  2. 【請求項2】 一の多面体と組み合わされる他の多面体
    の前記一の多面体の一の面に対して組み合わせ対象とな
    る面と組み合わせ対象とならない面とが同一形状である
    ことを特徴とする請求項1に記載の幼児用玩具。
  3. 【請求項3】 一の多面体と他の多面体との組み合わせ
    対象となる面同士の磁極を互いに異極とし、組み合わせ
    対象とならない面同士の磁極を互いに同極としているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の幼児用玩具。
  4. 【請求項4】 互いに形状の異なる多面体を含み、該多
    面体の組み合わせ対象となる面同士の磁極を互いに異極
    としていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の幼児用玩具。
  5. 【請求項5】 互いに形状が同一である多面体を含み、
    該多面体の組み合わせ対象となる面同士の磁極を互いに
    異極としていることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    かに記載の幼児用玩具。
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JP2006513018A (ja) * 2003-01-14 2006-04-20 オーアールディーエー コリア カンパニー リミテッド 回転型磁石結合装置およびこれを備えた組立式玩具
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KR20190003088U (ko) * 2017-04-29 2019-12-13 드래곤’스 에그 리미티드. 자석 조립식 완구
KR20210001049U (ko) * 2019-10-22 2021-05-13 산동 부즈다오 아트 컴퍼니 리미티드 자석 블럭 조립세트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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