JPH09149567A - フレームレスモータ - Google Patents
フレームレスモータInfo
- Publication number
- JPH09149567A JPH09149567A JP32378495A JP32378495A JPH09149567A JP H09149567 A JPH09149567 A JP H09149567A JP 32378495 A JP32378495 A JP 32378495A JP 32378495 A JP32378495 A JP 32378495A JP H09149567 A JPH09149567 A JP H09149567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging
- core member
- bracket
- stator core
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄心部
材と、この固定子鉄心部材の両端面に固定したブラケッ
トとを有するフレームレスモータにおいて、前記固定子
鉄心部材１の両端面に、周面に環状の係合面４と、この
係合面より半径方向に突出させ板面にＶ字状突起を有す
る突起片５を打ち抜き積層して形成した係合部材３を設
け、前記ブラケット７を、Ｖ字状突起をカシメ結合した
突起片５および係合面４に係合して係合部材３の端面に
固定するようにしている。 【効果】 固定子鉄心部材とブラケットとの軸心の位置
合わせおよび回転方向の位置合わせが簡単かつ確実に位
置決め固定できる。
材と、この固定子鉄心部材の両端面に固定したブラケッ
トとを有するフレームレスモータにおいて、前記固定子
鉄心部材１の両端面に、周面に環状の係合面４と、この
係合面より半径方向に突出させ板面にＶ字状突起を有す
る突起片５を打ち抜き積層して形成した係合部材３を設
け、前記ブラケット７を、Ｖ字状突起をカシメ結合した
突起片５および係合面４に係合して係合部材３の端面に
固定するようにしている。 【効果】 固定子鉄心部材とブラケットとの軸心の位置
合わせおよび回転方向の位置合わせが簡単かつ確実に位
置決め固定できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定子鉄心部材へ
のブラケットの取付けにおいて、固定子鉄心部材とブラ
ケットとの取付け位置を確実にするようにしたフレーム
レスモータに関するものである。
のブラケットの取付けにおいて、固定子鉄心部材とブラ
ケットとの取付け位置を確実にするようにしたフレーム
レスモータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のフレームレスモータにおける固定
子鉄心へのブラケットの取付けは、図２に示すように、
薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄心部材１３の両
端面に、板面に軸方向に突出する突起片１５を有する端
板１４を溶接等で固定し、この端板に軸方向の切り欠き
溝（いんろう）１７を有するブラケット１６を嵌合させ
ることによって行っていた。この際、前記固定子鉄心部
材１３とブラケット１６との軸心の位置合わせは、端板
１４の突起片１５の外周を、固定子鉄心部材１３の軸心
が一致するように切削することによって行い、また、回
転方向の位置合わせは、回転子鉄心部材１３に取付けた
ブラケット１６を作業者が目視で回転方向にずらすこと
によって行っていた。
子鉄心へのブラケットの取付けは、図２に示すように、
薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄心部材１３の両
端面に、板面に軸方向に突出する突起片１５を有する端
板１４を溶接等で固定し、この端板に軸方向の切り欠き
溝（いんろう）１７を有するブラケット１６を嵌合させ
ることによって行っていた。この際、前記固定子鉄心部
材１３とブラケット１６との軸心の位置合わせは、端板
１４の突起片１５の外周を、固定子鉄心部材１３の軸心
が一致するように切削することによって行い、また、回
転方向の位置合わせは、回転子鉄心部材１３に取付けた
ブラケット１６を作業者が目視で回転方向にずらすこと
によって行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように構成したフ
レームレスモータの固定鉄心部材とブラケツトとの軸心
の位置合わせは、固定子鉄心部材の端面に軸方向に突起
片を有する端板を固定し、固定子鉄心部材の内径の軸心
と突起片の軸心が一致するように突起片を切削加工して
おり、固定鉄心部材とブラケツトとの回転方向の位置合
わせは、目視で位置合わせしており、作業が煩雑となっ
ていた。本発明は、このような欠点を解決するためにな
されたもので、前記端板の突起片の切削加工をなくし、
また、固定子鉄心部材にブラケツトを簡単に、かつ確実
に位置決めして固定できるようにすることを目的とす
る。
レームレスモータの固定鉄心部材とブラケツトとの軸心
の位置合わせは、固定子鉄心部材の端面に軸方向に突起
片を有する端板を固定し、固定子鉄心部材の内径の軸心
と突起片の軸心が一致するように突起片を切削加工して
おり、固定鉄心部材とブラケツトとの回転方向の位置合
わせは、目視で位置合わせしており、作業が煩雑となっ
ていた。本発明は、このような欠点を解決するためにな
されたもので、前記端板の突起片の切削加工をなくし、
また、固定子鉄心部材にブラケツトを簡単に、かつ確実
に位置決めして固定できるようにすることを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄心
部材と、この固定子鉄心部材の両端面に固定したブラケ
ットとを有するフレームレスモータにおいて、前記固定
子鉄心部材の両端面に、周面に環状の係合面と、この係
合面より半径方向に突出させ板面にＶ字状突起を有する
突起片とを打ち抜き積層して形成した係合部材を設け、
前記ブラケットを、前記Ｖ字状突起をカシメ結合した突
起片および係合面に係合して係合部材の端面に固定しす
るようにしている。
するために、薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄心
部材と、この固定子鉄心部材の両端面に固定したブラケ
ットとを有するフレームレスモータにおいて、前記固定
子鉄心部材の両端面に、周面に環状の係合面と、この係
合面より半径方向に突出させ板面にＶ字状突起を有する
突起片とを打ち抜き積層して形成した係合部材を設け、
前記ブラケットを、前記Ｖ字状突起をカシメ結合した突
起片および係合面に係合して係合部材の端面に固定しす
るようにしている。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施例に
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例であるフ
レームレスモータの斜視図である。１は薄鋼板を打ち抜
き積層してなる固定子鉄心部材で、板面に複数のＶ字状
突起が形成され、積層された他の薄鋼板のＶ字状突起の
背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結合２で結合して
ある。３は薄鋼板を打ち抜き積層してなる係合部材で、
板面にはＶ字状突起が形成され、積層された他の薄鋼板
のＶ字状突起の背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結
合６で結合させてある。このように構成した係合部材３
のカシメ係合６を固定鉄心部材１のＶ字状突起に係合さ
せて、係合部材３を固定子鉄心部材１の端面に固定して
ある。また、前記係合部材３の外周面には環状の係合面
４が設けられ、さらにこの係合面４には径方向に突出す
る突起片５が設けてある。この突起片５の板面にはＶ字
状突起が設けられ、積層された他の薄鋼板のＶ字状突起
の背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結合６で結合さ
せてある。このように固定子鉄心部材１および係合部材
３のＶ字状突起は、プレス加工時に薄鋼板に形成され、
薄鋼板の積層時に薄鋼板の形状を揃え薄鋼板相互をカシ
メ結合して一体化されるものである。７はブラケット
で、係合部材３に対向する面に、係合部材３の係合面４
に係合する係合面８と突起片５と係合する収納溝９とが
設けられている。１０は図示しない回転子部材を有する
回転軸で、図示しない軸受を介して前記ブラケット７に
回転自在に支持されている。１１は通しボルトで、一方
のブラケツトより固定子鉄心部材１を挿通して他方のブ
ラケットのねじ孔１２に螺合させてある。したがって、
プレス加工時に輪郭の打ち抜きと同時にＶ字状突起が打
ち抜かれ、薄鋼板を積層する時にＶ字状突起に案内され
て薄鋼板が揃えられ、Ｖ字状突起を押圧してカシメ結合
して係合部材３を一体に構成し、固定子鉄心部材１の端
面に取付けるようにしてある。ブラケツト７の係合面８
を、固定子鉄心部材１に取付けた係合部材３の係合面４
に係合することによって固定子鉄心部材１とブラケット
７の軸心の位置合わせができ、係合部材３の突起片５に
ブラケット７の収納溝９を係合させると、固定鉄心部材
１とブラケット７との回転方向の位置合わせができる。
基づいて説明する。図１は、本発明の一実施例であるフ
レームレスモータの斜視図である。１は薄鋼板を打ち抜
き積層してなる固定子鉄心部材で、板面に複数のＶ字状
突起が形成され、積層された他の薄鋼板のＶ字状突起の
背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結合２で結合して
ある。３は薄鋼板を打ち抜き積層してなる係合部材で、
板面にはＶ字状突起が形成され、積層された他の薄鋼板
のＶ字状突起の背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結
合６で結合させてある。このように構成した係合部材３
のカシメ係合６を固定鉄心部材１のＶ字状突起に係合さ
せて、係合部材３を固定子鉄心部材１の端面に固定して
ある。また、前記係合部材３の外周面には環状の係合面
４が設けられ、さらにこの係合面４には径方向に突出す
る突起片５が設けてある。この突起片５の板面にはＶ字
状突起が設けられ、積層された他の薄鋼板のＶ字状突起
の背面に係合させて薄鋼板相互をカシメ結合６で結合さ
せてある。このように固定子鉄心部材１および係合部材
３のＶ字状突起は、プレス加工時に薄鋼板に形成され、
薄鋼板の積層時に薄鋼板の形状を揃え薄鋼板相互をカシ
メ結合して一体化されるものである。７はブラケット
で、係合部材３に対向する面に、係合部材３の係合面４
に係合する係合面８と突起片５と係合する収納溝９とが
設けられている。１０は図示しない回転子部材を有する
回転軸で、図示しない軸受を介して前記ブラケット７に
回転自在に支持されている。１１は通しボルトで、一方
のブラケツトより固定子鉄心部材１を挿通して他方のブ
ラケットのねじ孔１２に螺合させてある。したがって、
プレス加工時に輪郭の打ち抜きと同時にＶ字状突起が打
ち抜かれ、薄鋼板を積層する時にＶ字状突起に案内され
て薄鋼板が揃えられ、Ｖ字状突起を押圧してカシメ結合
して係合部材３を一体に構成し、固定子鉄心部材１の端
面に取付けるようにしてある。ブラケツト７の係合面８
を、固定子鉄心部材１に取付けた係合部材３の係合面４
に係合することによって固定子鉄心部材１とブラケット
７の軸心の位置合わせができ、係合部材３の突起片５に
ブラケット７の収納溝９を係合させると、固定鉄心部材
１とブラケット７との回転方向の位置合わせができる。
【０００６】
【発明の効果】上述のように、本発明は固定子鉄心部材
の両端面に環状の係合面および突起片を有する係合部材
を取り付け、この係合部材にブラケットを取り付けるよ
うにしているので、固定子鉄心部材とブラケットとの軸
心の位置合わせおよび回転方向の位置合わせを、簡単か
つ確実に行うことができる。また、ブラケットに係合す
る係合部材の突起片は板面にＶ字状突起を設けて突起片
相互をカシメ結合して一体化しているので、回転方向の
力に対しても十分な強度を有することができる。
の両端面に環状の係合面および突起片を有する係合部材
を取り付け、この係合部材にブラケットを取り付けるよ
うにしているので、固定子鉄心部材とブラケットとの軸
心の位置合わせおよび回転方向の位置合わせを、簡単か
つ確実に行うことができる。また、ブラケットに係合す
る係合部材の突起片は板面にＶ字状突起を設けて突起片
相互をカシメ結合して一体化しているので、回転方向の
力に対しても十分な強度を有することができる。
【図１】本発明の実施例を示すフレームレスモータの斜
視図である。
視図である。
【図２】従来のフレームレスモータの要部断面図であ
る。
る。
１ 固定子鉄心部材、 ２ カシメ結合、 ３ 係合部
材、４ 係合面、 ５ 突起片、 ６ カシメ結合、
７ ブラケット、 ８ 係合面、 ９ 収納溝、 １０
回転子部材、１１ 通しボルト、 １２ ねじ孔
材、４ 係合面、 ５ 突起片、 ６ カシメ結合、
７ ブラケット、 ８ 係合面、 ９ 収納溝、 １０
回転子部材、１１ 通しボルト、 １２ ねじ孔
Claims (1)
- 【請求項１】 薄鋼板を打ち抜き積層してなる固定子鉄
心部材と、この固定子鉄心部材の両端面に固定したブラ
ケットとを有するフレームレスモータにおいて、前記固
定子鉄心部材の両端面に、周面に環状の係合面と、この
係合面より半径方向に突出させ板面にＶ字状突起を有す
る突起片とを打ち抜き積層した係合部材を設け、前記ブ
ラケットを、前記Ｖ字状突起をカシメ結合した突起片お
よび係合面に係合して、係合部材の端面に固定したこと
を特徴とするフレームレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32378495A JPH09149567A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | フレームレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32378495A JPH09149567A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | フレームレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09149567A true JPH09149567A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18158586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32378495A Pending JPH09149567A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | フレームレスモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09149567A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008515366A (ja) * | 2004-09-27 | 2008-05-08 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 電気機械の冷却装置 |
| WO2008102860A1 (ja) | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Jtekt Corporation | モータ及び電動ポンプ |
| US20140130671A1 (en) * | 2010-06-17 | 2014-05-15 | Pason Systems Corp. | Method and apparatus for liberating gases from drilling fluid |
| JP2014193006A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Komatsu Ltd | 回転電機 |
| JP6648865B1 (ja) * | 2018-10-16 | 2020-02-14 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP32378495A patent/JPH09149567A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008515366A (ja) * | 2004-09-27 | 2008-05-08 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 電気機械の冷却装置 |
| US7777373B2 (en) | 2004-09-27 | 2010-08-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Cooling device of an electrical machine |
| WO2008102860A1 (ja) | 2007-02-23 | 2008-08-28 | Jtekt Corporation | モータ及び電動ポンプ |
| US8310125B2 (en) | 2007-02-23 | 2012-11-13 | Jtekt Corporation | Motor and electric pump having a stator including a first sintered metal and second sintered metal |
| US20140130671A1 (en) * | 2010-06-17 | 2014-05-15 | Pason Systems Corp. | Method and apparatus for liberating gases from drilling fluid |
| US9651481B2 (en) * | 2010-06-17 | 2017-05-16 | Pason Systems Corporation | Method and apparatus for liberating gases from drilling fluid |
| JP2014193006A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Komatsu Ltd | 回転電機 |
| JP6648865B1 (ja) * | 2018-10-16 | 2020-02-14 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
| WO2020079757A1 (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
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